100キロはフルマラソンの何倍まで可能か?

IAU100キロ世界選手権で、山内英明選手が6時間18分22秒で優勝しました。

また女子のタイムを見ていただければ分かると思いますが、チームJAPANとして集団走をしたのでしょうか。

チームワークで団体金メダルを獲得しました。

男子は惜しくもロシアに次いで銀メダルです。

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結果(敬称略)

男子
1位 山内 英昭 6時間18分22秒
8位 外池快太郎 6時間42分30秒
23位 高田 由基 6時間54分54秒
54位 板垣 辰矢 7時間37分41秒

《女子》
5位 太田美紀子 7時間47分38秒
6位 兼松 藍子 7時間47分41秒
7位 望月 千幸 7時間47分55秒
8位 藤澤 舞 7時間48分27秒

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驚くべくは男子優勝の山内選手のタイムです。

砂田さんが1998年に出した世界記録は6時間13分33秒で、その後20年近く破られていない大記録です。

当時の砂田さんはフルマラソン 2時間12分01秒(100キロ世界記録樹立後に2時間10分08秒まで更新)。また10000mは28分前半、5000mは13分台と実業団で活躍していた時期です。

ちなみに砂田さんの当時のフルマラソンのタイムで割ると2.84倍です。

最近のサロマ湖上位選手の中には2.7倍を切る選手も稀にいますが、男子選手であれば2.7倍をギリギリ切るのが限界と思われていました。

今回その砂田選手の世界記録まで5分以内に迫った山内選手のフルマラソンのタイムは2時間22分です。

従来のベストタイムは今年のサロマ湖で出した6時間39分24秒ですから2.81倍でした。

それが今回のタイムで計算すると2.66倍です。

100km

ちょうどウルトラセミナーで使う資料を作る過程でこんなのを作っていました。

理数系の学部を出ていないので計算式など分からないので、自分自身のイメージを作るために作成したものです。

小さいので数字は見えないと思いますが、これは何かと言えば、黄色の線に打たれた青の点は、左から10キロ、21キロ、42キロ、71キロ、100キロをイメージしています。

そしてその上にある青い点は、ダニエルズ係数を用いて、フルマラソンを3時間で走るランナーの10キロ、ハーフ、そしてフルマラソンの平均ペースを打ち込んだのです。

下はカットしていますが、10キロは234秒、ハーフは244秒、フルは256秒です。

100キロはフルマラソンの2.7倍で計算すると4’51/kmとなるので292秒です。

この資料は71キロの目安を知るために作成しました。

しかし青い点を打ってみるとカーブが明らかにおかしいと感じました。そこでカーブを修正したのが赤の点です。

すると、100キロ上の赤い点の280秒の位置に来ました。

280秒=4’40/km

そのペースで100キロ走ると7時間46分40秒

フルマラソン3時間の2.6倍です。

さすがにこれは無理だろうと思っていましたが、今回の山内選手のタイムはこの数値にかなり近い値となりましたがそれも何かの偶然でしょうか・・・。

今回のコースは1周10キロで累積標高は1周あたり30m弱ですから10周走ると累積標高は300m弱になりサロマ湖とさほど変わりません。さらにカーブが多く、8位に入った外池かいたろう選手は『コースが非常にテクニカルだった。』と話しています。

ウルトラセミナーでも話していますが、100キロはフルの何倍というのはそもそも累積標高が様々なコースがある中で、それを語るのはおかしな話ですが、コースやコンディション、そして選手の特性により、2.6倍程度のタイムも可能だということです。

さて、本日は土曜日に続きウルトラセミナーです。

100キロマラソンなどにチャレンジする方のそれぞれの目標達成に向けて可能な限り、どのような準備をし、どのように走れば良いかお伝えしてきます。



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