100キロタイムから24時間走の距離を探る④

100キロタイムから24時間走の距離を探る③

から続く

今回作成した神宮外苑24時間チャレンジ出場ランナーなどの記録には女子選手の記録が少ないので、DUVサイト(ウルトラマラソン統計)の数値から検証しました。

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24h2

日本選手を含めて、以下の条件に見合う女子選手の100キロの記録と24時間走の記録をご紹介している方法と同じように計算してみました。

(条件)
・過去数年間の世界ランキング上位選手
・100キロの記録が掲載されている選手(100キロの記録は24時間走の記録の前後1年間のタイムを使用)

その結果が上記一覧表の下段に追記した数値です。

一番上は世界記録の工藤選手で、3番目は坂根選手、4番目は稲垣選手です。

稲垣選手の指数が91.9%と飛び抜けていますが、この100キロ9時間07分は241.426km走った時の、100キロ通過タイムです。実際の自己ベストは8時間後半ですがそれでも85%は超えます。また今回調べた選手の中にも85%を超えている選手は2人いますし、全員が80%を超えています。

ただ外国人選手の100キロタイムに関しては、コース難易度が分かりません。85%を超えている選手が走ったコースは起伏の大きなコースである可能性はあります。

その点を勘案すると、女子選手は、100キロタイムがサロマ湖のようなタイムを出しやすいコースであれば、上限は85%と考えてもよいと思います。

男子の場合は、上記のように80%ですから、やはり男女差は結構あります。もちろん、男子80%、女子85%を上回る例外的なランナーはいるとは思いますが、大半のランナーには無関係ですのでこの数値を仮の限界値として話を進めます。

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例えば24時間走の目標タイム別に、最低100kmで必要なタイムはこんな感じではないでしょうか?(途中の端数処理の関係で多少の数値の狂いはご容赦ください。)

260km到達

男子 7時間23分

女子 7時間50分

240km到達

男子 8時間00分

女子 8時間30分

220km到達

男子 8時間43分

女子 9時間18分

200km到達

男子 9時間36分

女子 10時間12分

180km到達

男子 10時間40分

女子 11時間22分

160km到達

男子 12時間00分

女子 12時間45分

女性選手であればサロマ湖の制限時間13時間ギリギリで完走するレベルであっても160キロは目指せます。

24時間走を走っている男性の仲間との会話でも、『240kmを超えるには最低でも100キロ8時間を切るスピードは必要だね。』と話していますが、こうして計算していくとほぼ同じような数値が出るので自分でも驚いています。

ちなみに100キロで8時間を切るには男性の場合はフルマラソンを2時間50分で走るスピードが必要です。

ふと、男子選手がイヤニス・クーロス選手(ギリシャ)が出した303.506キロの記録を破るために、100キロでどのくらいのタイムを出す力が必要か計算してみたところ

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なんと6時間18分でした・・・!!

奇しくも、先日のIAU100キロ世界選手権で山内選手が出したタイムと一致しました。

同様に、女子選手がクーロス選手の記録を破るには6時間43分でした。

もう20年近く破られていない伝説の記録に挑むには、超長距離の適性やレースマネジメント力を持った上で。100キロを世界トップクラスのスピードで走る力が必要ということです。

だからこそ20年近く破られない伝説の記録になっているのです。

ここで、先ほど当時の私がこう書きましたが、この点について続けます。

当時の80%を計算すると215キロです。

では、それが私の限界かといえば違います。

そこは女子選手の指数を紹介してから書きます。

当時の私が絶対に220キロ行きたい。いや240キロ行きたい。と思っても80%が限界だからその距離は無理なのか?と言えば、そんなことはありません。

でも、気合や根性だけでは無理です。

 

100キロタイムから24時間走の距離を探る⑤に続く



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