東京マラソン速報 〜日本の長距離復活にはネガティブスプリットではなく、設楽悠太選手のような果敢な走りが必要〜

本日開催の東京マラソンは都庁前~東京駅前の新コースで行われ、前世界記録保持者のウィルソン・キプサング(ケニア)が初優勝。

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世界新記録(2時間02分57秒)には届かなかったが、日本国内レースで初の2時間3分台となる2時間3分58秒で優勝しました。また、井上大仁(MHPS)が2時間08分22秒の好タイムで日本勢最高の8位に入り、今年の世界陸上マラソン日本代表へ大きく前進しました。


日本人1位の井上選手の走りは素晴らしかったが、それ以上に素晴らしいと思ったのは、設楽悠太選手です。今回、キプサングが序盤から世界記録を上回るハイペースで走る高速レースとなりましたが、マラソン初挑戦の設楽悠太(ホンダ)が日本記録を大きく上回るペースで折り返し地点を通過したが、30キロ過ぎからペースを落とし、徐々に追い上げた井上に38キロでかわされたが、今の日本の長距離陣に必要なのはこのような積極的なレースではないでしょうか?

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キプサング選手や、設楽悠太選手のラップを掲示する前に、2時間10分以内の選手はこちらです。

1位  W.キプサング(2:03:58)
2位  G.ケプケテル(2:05:51)
3位  D.チェンバ(2:06:25)
4位  T.トラ(2:06:42)
5位  A.ラガト(2:07:39)
6位  B.キピエゴ(2:08:10)
7位  Y.ゲブレゲルギシュ(2:08:14)
8位  井上大仁(2:08:22)
9位  T.ケベテ(2:08:45)
10位 山本浩之(2:09:12)
11位 設楽悠太(2:09:27)
12位 S.デクシサ(2:09:31)
13位 服部勇馬(2:09:46)

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キプサング


14:15-14:35-14:44-14:31-14:42-14:40-15:00-15:02-06:29

設楽悠太


14:31-14:41-14:32-14:50-15:15-15:34-15:46-16:41-07:37

井上大仁


14:31-14:42-15:09-15:12-15:20-15:18-15:25-15:46-06:59

5キロごとのラップで比較してみると井上選手は10キロまでは設楽選手と一緒に走り、そこからラップを落ちつけ、30キロ以降は徐々に落としていく走りをしましたが、設楽選手は折り返しまでは、3’00/kmを切るハイペースを保ちましたが、それ以降は粘りの走りになり35kmを過ぎて一気に落ちてしまいました。

それでも初マラソンで2時間9分台を出したのだから素晴らしいです。

井上選手も、10キロまでは世界トップレベルのスピードを体感したわけですから、次のレースも楽しみです。

大阪国際女子マラソンの際に、“ネガテイブスプリット”というキーワードが解説者から何度も発せられました。

市民ランナーの間でもネガテイブスプリットは素晴らしい。カッコいい。という認識はあります。

ただ、前半より後半速くなるネガテイブスプリットを狙うために前半遅く入ったのでは意味がありません。

例えば、3時間を切れるランナーが、前半を1時間35分で入り、後半1時間30分ならネガテイブスプリットです。タイムは3時間05分です。

このランナー本来の走りであれば、前後半が1時間28分-1時間31分の2時間59分であったなら、どちらが素晴らしいでしょうか?

本来のネガテイブスプリットは、このランナーが前半1時間28分で入りながらも、後半粘って1時間27分で走ることだと思います。

ましてや、世界のトップは後半上げるネガテイブスプリットだからといって、前半からトップについていかないで、自己ベストに及ばないネガテイブスプリットを狙うようでは世界との差は開いていくような気がします。

今回の設楽選手のように、持ち前のスピードを生かして積極的なレースをし世界基準のスピードを肌身に感じることが大事でしょう。終盤失速しましたが、様々な気付きがあったことと思います。

次のレースに期待です!



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