マラソン日本記録にボーナス1億円から2年経過・・・。

2015.4.9付けNumber Webに金哲彦氏が書いたマラソン日本記録にボーナス1億円!?空前絶後の高額賞金の裏側に迫る。を改めて読んでみました。

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2015.3.31の日経新聞にも

日本実業団陸上競技連合は30日、マラソンで日本新記録を出した選手に1億円の報奨金を出す制度を創設すると発表した。2020年東京五輪で日本選手がメダルを獲得することを目指した施策で、日本が長く低迷しているマラソンで国民的関心を呼ぶ狙いもあり、巨額のボーナスを出す。

実業団登録の有無にかかわらず、国内外のあらゆる大会を対象に出す。実業団選手の場合はチームや指導者にも5千万円が支払われる。

 

と報道された陸上界にとっては衝撃的なニュースです。

それから2年間が経過しました。

その間に福岡国際マラソンも2回、別府大分毎日マラソンも2回、東京マラソンも2回、びわ湖毎日マラソンも2回、2015世界陸上(北京)、2016リオ五輪が開催されました。

その他にもベルリン、ロンドン、ドバイ、ロッテルダム、シカゴなど高速コースで開催されたレースもあります。

参考までに2時間5分を切ったランナーのベスト記録は以下の大会で出されたものです。

img_4589-3.jpg

  1. 2:02:57 デニス・キメット(KEN) ベルリン 2014
  2. 2:03:03 ケネニサ・ベケレ(ETH) ベルリン2016
  3. 2:03:05 エリウド・キプチョゲ(KEN) ロンドン2016
  4. 2:03:13 エマニュエル・ムタイ(KEN) ベルリン 2014
  5. 2:03:13 ウィルソン・キプサング(KEN) ベルリン 2016
  6. 2:03:38 パトリック・マカウ(KEN) ベルリン 2011
  7. 2:03:51 スタンレー・ビウォット(KEN) ロンドン 2016
  8. 2:03:59 ハイレ・ゲブレシラシェ(ETH) ベルリン 2008
  9. 2:04:11 タミラト・トラ(ETH) ドバイ 2017
  10. 2:04:15 ジョフリー・ムタイ(KEN) ベルリン 2012
  11. 2:04:23 アエレ・アブシェロ(ETH) ドバイ 2012
  12. 2:04:24 テスファエ・アベラ(ETH) ドバイ 2016
  13. 2:04:27 ダンカン・キベト(KEN) ロッテルダム 2009
  14. 2:04:27 ジェームズ・クワンバイ(KEN) ロッテルダム 2009
  15. 2:0428 サミー・キロプ・キタワ(KEN) シカゴ 2014
  16. 2:04:32 ツェガェ・メコネン・アセファ(ETH) ドバイ 2014
  17. 2:04:32 ディクソン・チュンバ(KEN) シカゴ 2014
  18. 2:04:33 レミ・ベルハヌ(ETH) ドバイ 2016
  19. 2:04:38 ツェガエ・ケベデ(ETH) シカゴ 2012
  20. 2:04:45 レリサ・デシサ(ETH) ドバイ 2013
  21. 2:04:48 イエマネ・ツェガエ(ETH) ロッテルダム 2012
  22. 2:04:48 ベラハヌ・シフェラウ(ETH) ドバイ 2013
  23. 2:04:49 タデセ・トラ(ETH) ドバイ 2013
  24. 2:04:50 ディノ・セフィル・ケマル(ETH) ドバイ 2012
  25. 2:04:50 ゲトゥ・フェレケ(ETH) ロッテルダム 2012
  26. 2:04:52 エンデショウ・ネゲッセ(ETH) ドバイ 2013
  27. 2:04:52 フェイサ・リレサ(ETH) シカゴ 2012
  28. 2:04:53 バーナード・コエチ(KEN) ドバイ 2013
  29. 2:04:54 マルコス・ゲネティ(ETH) ドバイ 2012
  30. 2:04:55 ポール・テルガト(KEN) ベルリン 2003
  31. 2:04:56 サミー・コリル(KEN) ベルリン 2003
  32. 2:04:56 ジョナサン・キプリモ・マイヨ(KEN) ドバイ 2012

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何を言いたいかと言うと、この施策が発表されてからの2年間に国内エリートレースだけでも8レースあるし、世界の高速レースもあるのに、本気で1億円を取りに行ったランナーが何人いるかです。

日本トップクラスの選手が、本気で1億円を取りに大挙してこれらの海外レースに行けば何かが変わっているかもしれません。

1億円はマラソン選手にしたら決して小さくない金額です。実業団ランナーの多くは引退後のセカンドキャリアで苦労していると言われてます。私自身そのような選手を知っています。それらの選手にとって1億円は魅力だと思います。

日本記録を狙いたくても狙うことが出来ないランナーなら仕方がありませんが、狙えるランナーは少なからずいると思います。現在の日本記録は高岡寿成選手(カネボウ)の2:06:16(シカゴ 2002年10月13日)です。また2時間6分台が他に、藤田敦史選手(富士通)2:06:51(福岡国際 2000年12月3日)と犬伏孝行選手(大塚製薬)2:06:57(ベルリン 1999年9月26日)ですが、2000年前後のハーフマラソンの記録と最近のハーフマラソンの記録を比較すれば日本記録が出てもおかしくありません。

(*改めて、2時間6分台を出した3人の日本人選手のうち2人は海外レースだと気付きました。)

ハーフマラソン歴代20傑のうち赤線は2015年以降の記録です。

1 佐藤 敦之 1:00:25 (2007年)
2 高橋 健一 1:00:30 (2000年)
3 菊地 賢人 1:00:32 (2015年)
4 村山 謙太 1:00:50 (2014年)
5 宮脇 千博 1:00:53 (2012年)
6 茂木圭次郎 1:00:54 (2016年)
7 宇賀地 強 1:00:58 (2011年)
8 小林 雅幸 1:01:04 (2000年)
8 神野 大地 1:01:04 (2017年)
10   高岡 寿成 1:01:07 (2003年)
11 永田宏一郎 1:01:09 (2001年)
12 設楽 啓太 1:01:12 (2015年)
13 大迫  傑 1:01:13 (2017年)
14 木原真佐人 1:01:15 (2012年)
14 丸山 文裕 1:01:15 (2013年)
16 坪田 智夫 1:01:16 (2002年)
17 星  創太 1:01:18 (2014年)
18 設楽 悠太 1:01:19 (2017年)
19 中谷 圭佑 1:01:21 (2016年)
20 深津 卓也 1:01:25 (2012年)
20 服部 翔大 1:01:25 (2015年)
20 工藤 有生 1:01:25 (2016年)

 

『日本のマラソン復活には選手がチャレンジできるシステム変更が必要では。』に続く

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