エリートランナーもビギナーランナーも膝を出せば走りは変わる! 後編

エリートランナーもビギナーランナーも膝を出せば走りは変わる! 前編

前編では市民エリートランナーが、どう変わったかを紹介しました。

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後編は5キロレースなども走ったことがないビギナーランナーのNさんがどう変わったかを紹介します。

Nさんの運動歴は中学時代に軟式テニス部に入部したが途中で辞めて以来、本格的なスポーツはしていないOLです。

またNさんは、宣伝会議コピーライター養成講座の同期生で、昨年夏に『まったくの初心者とのランニング』という記事を書きましたが、その際に簡単なアドバイスをしました。その後、その時のアドバイスを意識して週末などに近所をジョグしていると話していました。

そのNさんのフォームをまず撮りました。

かなり沈み込みます。

ここからふくらはぎを使って上に伸び上がります。

そして、膝をピンと伸ばしてシューズ部が先に出るように走るので、接地時にブレーキがかかり、沈み込みが大きくなります。その繰り返しです。

上体に力が入っていない癖のないフォームですから、少し意識するところを変えれば大きく変わります。

まず、Nさんに合うドリルをしてから、膝を前に出す意識を持ってもらい一緒に周回路を走りました。

だいぶ変わってきました。

ブレーキがかからないからスムーズに身体が前に進みます。

また、走りながら腹筋に力を入れる意識を持つように伝えました。

どのように伝えたら理解しやすいのか確かめながら、『お腹で正面から向かってくる強風を押し込む』とか、『前から吹く強風が倒れようとする身体をお腹の部分で支えてくれるイメージ』など本人がイメージできるように言葉を変えて伝えました。もちろん風なんて吹いていません・・。

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そして、最初と同じように走ってもらい動画を撮りました。

膝を前に出すイメージを持つことで腰の位置は高くなり、シューズ部は膝に遅れて付いていきます。

その結果、上体より前で接地していた最初とは違い上体の真下で接地しやすくなります。

真下で接地すればブレーキがかからないので、沈み込みは小さくなり重心移動がしやすくなります。

とてもビギナーとは思えない走りになりました。

腹筋が弱くフォームを維持するのが大変そうだというので、自宅で短時間でできるレッグレイズとスクワットを教えました。

筋トレは必要性を感じないと中々しませんが、必要と感じたら継続して取り組むことができます。

そのあと赤坂御所を走りましたが、今まではふくらはぎを使っていたからすぐに疲れたけど、尻周りや太ももを使うと疲れにくいですね。と話していました。

良い着眼点です。

自分がどう動いているかを意識することはとても大事です。

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最近思うのは身についてしまった悪い癖をなおすのは大変です。治ったと思っても疲れた時などに出てしまう。

私自身、もともとは2軸で走っていましたが、ランニングを始めて数年は雑誌などに1軸が良いと書かれていれば試し、つま先接地が良いと書いてあれば試すなど、いろいろ模索したことで、フォームをおかしくしたこともあります。

また、同じ頃、女子マラソンのメダリストは接地は踵からつま先にかけて体重移動をしていくなど全く違う記事があり何が正しいのか混乱したこともあります。

ランニングについてよく分からない、ビギナーの時に、どう走れば良いかの基準や考え方を理解することができたら効率が良いと思います。

ビギナーの時に、誤ったシューズ選び、いい加減な靴ひもの結び方、形だけの準備運動や、負荷の大きな練習などしてしまうことなどで故障したり、痛みを感じたり、思うように走れなかったら、ランニングが嫌になってしまうでしょう。

かなり前の話になりますが、通っていたゴルフスクールのコーチから、誤ったフォームで球を打ち続けることは『下手を固める』ことだと話していたのを思い出しました。誤ったフォームでボールを打つと右に曲がるから、右に曲がってもOBにならないように、思い切り左を向いて打ったり、小手先で調整したりしているうちにどんどんおかしなフォームになります。

ただ『下手を固める』にしてもフォームは固まるわけですから、ボールが飛ぶ方向は安定して、個性的なフォームながらスコアは安定してきます。そこで満足しているなら良いのですが、もう一段階、上のレベルになろうと思ったらフォームを根本的に変えねばならず初心者から始めるより苦労するとコーチが話していた記憶があります。

ランニングも似ている部分があると思います。

大事なことは、まず自分自身がどう動きたいか?を考えることです。その上で実際にどう動いているのかを把握し、どう動いたら理想のフォームに近づけるのかを考えることです。

また、どう動いたら効率的かなど自分自身の判断基準を作ることで迷いもなくなって来ます。人によってはどう動いたら美しいか?でも構わないと思います。

何人かの、ウルトラプロジェクトメンバーから、走っているランナーを見ると、自分なりにどこが良くて、どこが悪い、どう動いたら良いか、などチェックする習慣がついたという話を聞きます。それが正しいかどうかは別にして考えることは大事なことだと思います。

今回紹介したNさんは、どう走れば良いか、どんなトレーニングをすればもっと楽に走れるか?など分かりランニングを本格的に始めたくなったと話していました。

前編、後編の2回に分けて『エリートランナーもビギナーランナーも膝を出せば走りは変わる!』を書きましたが、特に効果があるのは、後傾してたり腰の落ちたフォームで上下動の大きいランナーです。腰が落ちたフォームでは膝を前に出す感覚は掴みにくいです。結果的に腰が落ちていることに気づきます。試してみてください。

ウルトラプロジェクト練習会の日程はこちらです。体験参加ご希望の方は1回のみ2000円で参加できますのでご希望の方はFacebookページのメッセージにてご連絡ください。またパーソナルは基本メンバーに限定しています。



「エリートランナーもビギナーランナーも膝を出せば走りは変わる! 後編」への1件のフィードバック

  1. アミノバリューの指導者から
    アゴ引いて
    膝前
    ヘソ前
    と教えられました。
    疲れると
    アゴ引いて、膝前ヘソ前、タッタッタ
    と呪文を唱えて走ります。

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