トライアスリートも1時間でこんなに変わる   〜膝を前に出す&腕振りのバランスアップ〜

練習開始前もさほど癖のないフォームだったKさんでしたが、1時間でこんな風に変わりました。

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Kさんは、私の書いたフォーム改善の記事を読んで、レッスンを受けたいと連絡があり、ウルトラプロジェクトメンバーになりました。

Kさんはトライアスロンメインの方でマラソンシーズンはトレーニングのためにフルマラソンを走っているけどベストはサブ4ギリギリで、このシーズンに至ってはサブ4できず。フォームを変えたいといろいろ参加してみたが、骨盤使うって何?前傾したら猫背になるんじゃないか?スキップはなんのためにして、走りにどう繋がるのか意味が分からない。など、何が正しいのか分からずモヤモヤしている。またランニングが詰まらない。気持ちよくないと話していました。

最初にジョグしながら、その辺りの話をいろいろ聞きながら走りのリズムやフォームをチェックしましたが、変な癖は感じませんでした。これは上で書いている、何が正しいのか分からずモヤモヤした状態が続いているから、結果的に悪い癖もつかなかったのでしょう。

ジョグしながら話を聞いてまず感じたのは遅くしか走っていない。

今年サブ4できなかったというが、序盤のペースを聞いたら5’40/kmで走り出し、30-35kmで脚が痛くなり4時間を超えたとのこと。5’40/kmペースでサブ4は途中で1分も落とせないギリギリのペースです。Kさんに1時間55分くらいでハーフ通過したら、もっと楽ですよ。5’30/kmペースなら速くないでしょう。と伝えたら、いつも仲間から、お前は序盤からペースが速すぎると言われてるから抑えてるのです。と話してくれました。

この辺りも問題だな。と感じました。

また、走っていて詰まらないという点に関して、タイムが伸びても楽しくなりませんか?と聞いたら、それは楽しくなる。と話しました。詰まらないと感じる理由は全く伸びない閉塞感のようです。また、その打開のためにランニングレッスンを受けても、しっくりこないモヤモヤがその閉塞感に拍車をかけているのでしょう。

この辺りを解決することで、Kさんの課題解決に繋がると判断しました。

相手が求めていることも知らないで、レッスンをしてもモヤモヤは加速しますから、このようなリサーチは非常に大事です。

結局、どうなりたいのか?どうしたら嬉しいのか?

のお手伝いが出来るかどうかです。

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まずフォームを動画に撮って本人にいろいろ感じてもらいました。

私の記事を読んでくれたからか、膝を前に出すイメージは持ってくれています。

ただ、ストライドを伸ばす意識が強いのか、すぐに膝下が前にスライドして、シューズの位置が膝より前にグーンと伸びます。

結果、上体の前での接地になりブレーキになるから、身体が前に重心移動しつつ、このように沈み込んでいきます。沈み込んだらふくらはぎなどを使って身体を持ち上げねばなりません。

本人に動画を見てもらい、どう感じるか?イメージとどう違うか?どうしたら良いか?など聞いたところ、スピード感がなく、前に進んでいない。背中が丸い。身体が重そうだ。沈み込みからの持ち上げでふくらはぎを使うから終盤保たない。と答えてくれました。

私が見た感じでは本人が言うほど悪くはなく、少し意識する点が分かれば大きく変わるフォームだと思いました。

そこで簡単な動き作りをしながら、変わったフォームを見てもらいました。Kさんの場合は、どう動く意識を変えたら、実際どう動いたかを把握してもらえばイメージしやすいと思ったのです。

意識してもらったのは、膝を前に出したあとに、シューズを前に持っていくストライドを伸ばす意識を捨てて、膝を前に持っていったらそのまま接地することだけです。



動きの変わり方に本人はびっくりでした。

それだけ意識して400m走ってもらいました。勝手にスピードが乗るようで息はかなり上がっていましたが、本人もびっくりの88秒で戻ってきました。いつもは5’30/kmで走れば頑張った感がある中で3’40/kmペースなんて初めてだと話していました。スピードが乗って気持ち良かったようです。

次に腕振りを撮影しました。

正面から見ると悪くない。

左腕は悪くない。

後ろから見るとほとんど肩甲骨が動いてない。ただ脚の形を見るとかなり走れそうな感じです。

右腕は前に行くときは良いが、その過程が左腕と大きく違いこんな風になります。


肘の角度が開きすぎるのもよくありませんが、左右差がこれほどあるのはよくありません。

本人も自分の腕振りを見てガックリでした。

そこでドリルをしてからもう一度動画を撮りました。




左右差がなくなってきましたが、本人はこんな感じに振って左右一緒だったとはと驚いていました。

かなりスムーズに振れています。

そこでまた400mを走ってもらいました。今度は私についてきてもらいます。さっきよりは落とすので、膝を前に出すイメージはそのままに、今の腕振りを意識してもらいました。

リズムよく92秒(3’50/kmペース)で走りましたが、さっきよりかなり楽に走れて、これでもキロ4切ってるなんて信じられない。今日は時計を持たずにきて正解だったと話してました。なぜ?と聞くと、ペースを見た瞬間にキツくなるから・・と。

そのフォームを撮影しました。


接地でもしっかり乗れてますし、沈み込みが減りました。

スムーズな腕振りによりスムーズに重心移動が出来るようになりました。

最後に一緒に呼吸が乱れないくらいのスピードで400m走りました。

タイムは106秒ですから4’25/kmですが、こんなゆっくり走ってこんなペースで走れるのかと驚いていました。

次に1人で走る時に、いつも走るコースを時計を見ないで今回身につけたフォームだけ意識して、呼吸が乱れない気持ち良いペースで走ってください。とアドバイスしました。

そして、走り終わったら、時計を見る前にどのくらいのペースかを予測してから、タイムを見てくださいと続けた。

その感覚がこれからの基準になります。

練習前に整理した問題解決のキッカケになったと思います。

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練習後のKさんの感想です。

膝を前に出すという意識を持つことで身体が軽くなった感じを受け、更に腕をキチンと振れたことでさらにスピードが出た感じを受けました。
1時間ほどでこんな感じを受けたのは初めてです。
いつもはドリルをやっても走りにどのように繋がるのか分からず、1人で走っていても何が良くて、何が悪いのかも分からず走っていたので今後はちゃんと考えならが走ることが出来そうです。また、初めで3分台で走れたこともビックリでした。
最後に貰ったジェル(アスリチューン)も美味しかったです。(実はジェルは苦手な方なんですが…)このジェルなら走りながらでも飲めると思います。
また1ヶ月後位にパーソナルお願いします。
その間に練習会にも参加したいと思います。







「トライアスリートも1時間でこんなに変わる   〜膝を前に出す&腕振りのバランスアップ〜」への1件のフィードバック

  1. 写真とコメントすごく助かります。
    悩んだ時に読み返して再確認しながら練習出来ます。
    ありがとうございました。

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