ランニングシューズの高反発化について思うこと その3

 

今でも、反発プレートを使ったシューズはたくさんありますが、あまりにも反発力競争が進めば、反発係数を規制するような動きは出てくると思います。

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この記事を書きながら感じるのは、2008年のゴルフクラブ 高反発ドライバー規制の流れに似ているということです。

これは私が以前使用していたキャロウェイX18というドライバーです。カスタムシャフトにしていたので購入時はこの1本で8万円ほどしました。

私のスイングに相性のよいシャフトにしていたので、気持ちよくスイングができ、自分にピッタリのクラブを手に入れたとしばらく愛用していました。

ランナーのランニングシューズ同様、ゴルフではクラブのマッチングは非常に重要です。タイミングの合わないモノや、軽すぎたり重すぎたりはバランスやスイングを乱します。

もし、ランナーの皆さんが愛用しているシューズが使用禁止になったならどんな気持ちになりますか?

新しいシューズを見つけて買わねばなりませんからショックでしょう。

それは時間的にも金銭的にも大きなエネルギーを必要とします。使用禁止されたシューズとのマッチングが良ければ良いだけ、新しいシューズは見つからないでしょう。

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そんなことが2008年1月1日に周知期間を経てスタートしました。

画像の、RULE AFTER 1-1-08  USGA NON-CONFORMING  がまさしくそのことを示しています。

2008年からは不適合なクラブになったのです。

DUNLOP SPORTS のページに、『2008年SLEルールに関する表示について』というユーザー向けのお知らせが掲載されていますが、その中の一部を抜粋します。同様のお知らせは当時ゴルフクラブを販売するメーカーなどから発信されています。

2008年1月1日から、ゴルフクラブ(ドライバー)ヘッドのスプリング効果(Spring Like Effect=SLE)の性能に関するR&AおよびJGA:(財)日本ゴルフ協会のルールが改正され、反発係数が一定の値を超える“高反発クラブ”は不適合となり、ルール上は使用禁止となりました。

 

当時のゴルファーが最も関心を寄せていた主力製品はドライバーで、多くのゴルファーはその飛距離性能を購入の判断材料にしていました。

遠くまで飛ばせるクラブが素晴らしいという風潮の中で、巻き起こってきたのが、SLEルールです。これは「スプリング効果(Spring‐Like Effect=SLE)」を持ってはならないというゴルフ規則に数値的基準を設けたもので、クラブフェースの反発係数が、0.830以内でなくてはならないというルールです。

このルールは、テクノロジーの進化により飛距離が飛躍的に伸びたことにより、ミドルホールのドライバーショットがグリーン付近まで届いてしまうようになり、ゴルフというスポーツの質を変えてしまう可能性のある重要な問題として設けられたのです。

確かに短いパー4で1オンしたり、パー5の2打目をショートアイアンやウェッジでグリーンを狙えるというのではゴルフの質が変わります。第1打の届くあたりにバンカーや池などを設けても軽々越えたら意味がないですから。。

この規制は本来は公式競技については禁止というもので、仲間同士のプレイや、会社のコンペなどでの使用を禁止するものではありませんが、当時はこんな風潮でした。(最近はだいぶ変わってきたようです。)

2015年に日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)のオフィシャルサイトに掲載された記事です。

弱者ゴルファーを疎外する高反発ルールへの大反論

当時のことを抜粋して紹介します。

高反発ドライバーは2008年からR&AやUSGAの方針で使用禁止になった。飛びすぎて、ゴルフの伝統や精神を損ねるというのがその理由だったが、これに日本のJGA(日本ゴルフ協会)もすぐさま追従し「違反クラブを使用してのゴルフはゴルフにあらず」と頑なな姿勢を押し付けた。プロやトップアマはそれでも何の支障もないが、ゴルフをレジャーとして楽しむエンジョイゴルファーや、歳を取って力の衰えたシニアゴルファーは飛ばす喜びを奪われた形になり、「面白くない」からとゴルフを止める人たちも続出した。

 

私自身、公式競技に出ないアマチュアゴルファーでしたが、画像のクラブを使っていると、上司から『高反発(違反)クラブを使っていると、得意先とラウンドする時に、相手を不愉快にさせたり、信用を失うから使わない方が良い。』と言われました。また仲間とのラウンドでもナイスショットしてオーバードライブすると、『高反発だからよく飛ぶね。』と嫌味を言われたりしましたから、早々に買い替えました。

決して安くないクラブが、実質使えないクラブになってしまったのです。

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何を言いたいかというと、ランニングシューズも同様だということです。

今は数値的規制はされていませんが、これから先も規制がないかと言えば分かりません。その2で書いたようなメーカー間の競争が続き、科学的にも速く走ることができるランニングシューズが生まれてきたら、いずれは規制されると考えた方が自然でしょう。

もし、速く走れる高反発シューズを履き、フルマラソンを3時間30分で走れていたランナーが、高反発シューズを履けなくなったことで3時間45分くらいでしか走れなくなったら少なからず走ることが詰まらなくなってしまうでしょう。

また、シューズにより、その特性を生かす走り方は違います。接地時の反発のタイミングも違います。もし、その高反発シューズの特性を最大限生かせるようなランニングフォームがあるとして、そのような走り方に変わっていたとしたら、さらに大変な気がします。

さらに・・・





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