2017年サロマ湖100KMウルトラ結果 その5 レース後に感じたこと

に続き、レース後に感じたことを紹介します。

これでサロマ湖は6回目の完走になりました。過去のタイムはこんな感じです。

  • 2017年    8時間54分38秒
  • 2016年    9時間22分56秒
  • 2015年    8時間26分45秒
  • 2014年    9時間25分55秒
  • 2013年    8時間53分20秒
  • 2012年    8時間56分17秒

平均タイムは、8時間59分58秒

何とか8時間台に戻しました。

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まだ6回の完走ですが、非常に暑く完走率が50%台になったレースもあれば、今年のような冷たい雨のレースなど、サロマ湖ウルトラマラソンは様々な表情を見せてくれます。

また、昨年にように序盤から下痢で苦しんだレースもあります。

気象条件は決してコントロールできませんが、暑さ、寒さを緩和する方法はあります。また毎回ベストコンディションでスタートしたいと思っていますが、体調をコントロールするのも中々難しいことです。

そんな視点で、改めて過去6回のタイムを見ると、ベストとワーストの差は1時間ないのです。これはその時々の気象コンディションや体調に合わせて、走りをコントロールするレースマネジメントができていたからです。

エリートランナーのような走りはできませんが、これが自分の走りだと思っています。

年齢は1歳づつ重ねていきますが、来年は自信を持って自己ベスト更新できるような力をつけていきたいと思います。

 

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最後に今回のレースで気になったことに少し触れます。

今回、速報ベースですが、100kmの部は3,236人が走り、2,311人が完走し、完走率は71.4%となりました。

これは2000年以降の18年間で見ればだいたい標準的な完走率です。

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サロマ湖ウルトラマラソンの過去の完走率と最高気温はほぼ反比例していますが、さすがに終始冷たい雨に降られてしまうと完走率は落ちます。1998年と1999年と同じような状況でしょう。

今回、低体温症で搬送された方や、そこまで行かなくてもレースをやめざるを得なかった方が多数いましたが、その中にはレインウエアを着用するなどの準備が不足していた方も少なからずいたと思います。

ファイントラック+チームウエア+レインウエアを着て、ほぼキロ6よりペースの落ちていない私でも、強風のワッカだけではなく大半は寒いと感じながら走りました。ゴール後にメンバーのフィニッシュを見届けるために、着替えずに立ち止まるとしばらくして一気に震えだしましたが、レインウエアを着ないでずぶ濡れになり、歩き混じりのペースであれば低体温症にならない方がおかしいと思います。低温化で濡れたウエアに肌が触れ続けると体温はどんどん奪われます。

もともと、晴れ予報が冷たい雨になったのなら仕方がないと思いますが、今回はもともと終始雨の天気予報でした。リタイアを余儀なくされたランナーのうち、レインウエアを来ていれば完走できたランナーはたくさんいたと思います。

ウルトラセミナー参加ランナーの結果を集計したところ100kmは37人中30人が完走しました。この81.1%という完走率は、昨年に引き続き大会完走率を10%ほど上回りました。

ウルトラセミナー参加者の半分くらいは初めて100kmを走る方ですから、走ることで身につく経験がない分だけ経験者より、今回のような悪天候のレースは厳しくなります。それでも8割以上の参加者が完走している理由は、悪天候への対応を含めて準備をしっかりしてスタートラインに付いているからです。

今回、初めて100kmを走るウルトラセミナー参加者を対象に、現地セミナーを行い移動中や宿舎で今回の気象条件に対応するための準備などしっかり伝えました。その4人は全員完走しました。(別に紹介します。)

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ウルトラマラソンは、長い距離、長い時間走るレースなのでスタート前の準備で結果は全く違うものになります。

今回悔しい結果になった方は、例えば低体温症になったから仕方がない。で総括を終わらせないで、なぜ低体温症になったのか?どうすれば低体温症にならなかったのか?低体温症にならなければ完走できたのか?など自分自身で振り返ってみてください。低体温症に限らず、腹痛、脚攣りなども同様です。それをしないと同じような失敗を繰り返します。

失敗は、成功のためのチャンスです。生かしていきましょう。

 

日程は未定ですが、ウルトラセミナーの新たな試みとして、レース前の準備や戦略を掴んでもらうセミナーではなく、サロマ湖に限らず、ウルトラマラソンでリタイアした方や、思うような結果の出なかった方、もしくは結果には満足しているが、トラブルに対処できなかった。など感じている方を対象に、今回の失敗はなぜ起こったのかを一緒に考え、そうならないためにどうしたら良いかを話し合うワークショップ形式のセミナーを私がファシリテーターになって開催しようと思います。1回あたり6人程度にします。

ご興味のある方、Facebookページのメッセージにてご連絡ください。

補給や、自己ベスト続出のウルプロメンバーの走りなどサロマ湖特集はまだまだ続きます。

 



2017年サロマ湖100KMウルトラ結果 その4 終盤のレース展開

に続き、レース後半の展開を紹介します。

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80kmの計測地点を過ぎ、茂みを抜け徐々に視界が開けてくると、灰色の圧迫するような景色に変わってきました。何やら自然が怒っているようにも感じました。そして完全に茂みを抜けると、ワッカへ入ることを拒絶するかのような強風が一気に私に吹き付けました。もう笑ってしまうような強く冷たい風でした。

ただ脚は残っていたので、ペースダウンを防ぎながら細かなアップダウンをクリアしていきました。レインウエアなど着ていましたが徐々に体温を奪われていくのを感じます。ドロップバッグにメリノウール手袋を置いてきたことを多少後悔しました。手は悴んできましたが、サプリメントを開けるには不自由しない程度でした。

ただ、狭いコースの大半は水溜りになり、最初はわずかに見える浅い水溜りを通るように走っていましたが、すれ違うランナーが増えてくると接触する危険を感じたので水溜りを避けずに走りました。足首まで浸かる箇所もたくさんあり、体は徐々に冷えてきました。

80km通過時間は6時間57分22秒だったので、残り20kmを5分半を少し超えるペースでも8時間50分は切れると思い、最初はそのペースを意識していましたが、身体を温めないと危ないと感じ、エイドで温かいドリンクを飲みつつ進みました。

また、温かいドリンクを飲むだけではなく、アスリチューンやオルガニックジェルなどだいたい3kmごとに摂取し、体温低下を防ぎました。アスリチューン・ポケットエナジーは体脂肪を燃焼しやすくする中鎖脂肪酸を含み、アスリチューン・エナゲインは生姜エキスなど体温を上げる成分が含まれています。またオルガニックジェルはカフェインはさほど多く入っていませんが、意識が覚醒します。また今回の低体温化で感じたのは、摂取した直後の体温が上がるのです。オルガニックジェルの販売に関わっている小谷さんとレース後に話したところ、配合されているマカの効果かもしれないと話していました。

冷たい雨と強い風を受けながら進む修行のような状態でしたが、『これも含めて楽しんでしまえ。』と無理やり笑顔を作ってみたりしてネガティブ感情にならないようにしました。そして距離表示の看板を見ると、まだ15kmあると考えるのではなく、もう15kmでレースが終わってします。残念だ。もっとレースを楽しみたいと考えるようにしていたような気がします。

折り返しはだいたい89kmですが、昨年から大きな橋を登って下って、登って下るというコースになりました。その橋を登っていくとさらに風が強くなり、帽子が吹き飛ばされそうになりました。このあたりもさほどペースダウンせずに走りましたが、昨年初めてsab10したウルトラプロジェクトメンバーは、この橋で両脚が攣り下りが降りれずに後ろを向いて降りたと話していたことを思い出しました。天気がよければかなり見晴らしの良い場所だと思いますが、個人的には世界記録を狙える高速コースに不釣り合いな橋だと思います。可能ならこの橋の手前で折り返しにして、その分序盤の折り返し地点を少し伸ばしたら良いと思っています。

80−90km区間は向かい風と橋、そしてエイド滞在時間が多少伸びましたが、ワッカに入るまで余裕を残していたので、そこまでペースダウンしないで通過しました。

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【80-90kmのラップ】60’09

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90km通過は7時間57分31秒であり、トラブルがなければサブ9はできるペースです。

また90kmを過ぎ91km付近でしょうか、サブ9を狙っているメンバーはじめ3人のウルトラプロジェクトメンバーはほとんど団子状態ですれ違いました。余裕のありそうなメンバー、きつそうなメンバーなど様々でしたが、一生懸命走っていました。

そこからもセミナー参加者や友人などたくさんのランナーとすれ違いました。

ラスト10km52分で走れば8時間40分台ですが、折り返しまでに思いのほか体力を使ってしまったのでペースが上がりません。スパートすればギリギリ届く可能性もありましたが、リスクを犯して狙うタイムでもないので、確実にサブ9できるよう、水溜りに隠れた凹凸の足首を捻挫などしないよう気をつけて進みました。

ワッカを抜けると残りわずか。自己ベストではないけど、その時できる走りを繰り返してフィニッシュゲートまで辿り着きました。

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【90-100kmのラップ】57’07

フィニッシュタイム 8時間54分38秒

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大きな感動はないけど、トラブルの芽は小さなうちに摘み取り、大きな崩れを予防し、終始余裕を持った走りでサロマ湖で4回目のサブ9できたことは嬉しいです。

フィニッシュ後、その3人のウルプロメンバーがどのくらいで来るのか分からないので、全身ずぶ濡れでしたがそのままゲート横で観戦していました。その間、ウルトラセミナーに参加したことのある方が初のサブ9でフィニッシュするのを見届けたりしましたが、フィニッシュ後、10分ほどは平気でしたが、20分もすると小刻みな震えが始まりました。フィニッシュ地点は風はほとんど吹いていなかったと記憶していますが、それでも止まれば一気に体温が奪われるのです。強風のワッカで走れなくなったらことを想像すると怖くなります。中にはレインウエアなど雨対策をしないで歩いているランナーがいましたが、低体温症にならない方がおかしいです。

そして9時間15分を過ぎたあたりから次々にメンバーや知り合いがフィニッシュしました。今回ウルトラプロジェクトから8人が100kmを走り7人が完走(50kmにエントリーしたWさんも完走)。登録の部にエントリーした5人は登録の部で全員100位以内に入りました。

メンバーの走りについては別に紹介したいと思います。

80kmを過ぎた12時頃からフィニッシュした14時頃の主催者発表の気温は以下の通りです。

 12時  10.8℃  風速1.6m/s(ゴール地点)

13時  10.7℃  風速2.0m/s(ゴール地点)

14時  10.7℃  風速2.0m/s(ゴール地点)

この風速はゴール地点のものであり、ワッカの風速は予報通り5−6m/s程度はあったと思います。

 



2017年サロマ湖100KMウルトラ結果 その3 中盤レース展開

に続き、レース中盤の展開を紹介します。

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50kmからはペースを無理に維持しないように多少のペースダウンは受けいれました。50-60kmの区間はアップダウンがあるのに加え、ドロップバックを受け取り、後半のサプリメントを取り出し、荷物を預けるなどのロスタイムがあるのでタイムは上がりません。

ドロップバックではそれまでウエストに巻いたnakedランニングベルトに手袋を入れてましたが、使わないだろうと預けてしまいました。そして素早く後半のジェルなどをnakedにしまってから、レトルトのコーンスープを飲んでからエイドを出ました。エイド滞在時間は2分程度です。またエネルギー量が200kcalと多く、BCAAやカフェインなどなんでも入りのゼリー飲料は止まって飲まずに上り坂を歩きながら摂取しましたが、味がダメだったのか、カフェインが胃を刺激したのか急に気持ち悪くなり、坂を登りきった辺りで嘔吐してしまいました。焦らずに少し立ち止まり、歩きを入れるなどして胃を落ち着けてから走りはじめました。

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【50-60kmのラップ】56’57

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流れが悪くなりましたが、まずは淡々と走れる状態を作って行きました。補給については別に書きますが、寒い時はエネルギー消費が大きいので、アスリチューンを早め早めにとりました。また前に進むとフォームになるよう走りながら模索しペースは戻りました。エイドやトイレを除けば5’15/kmで走れました。

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【60-70kmのラップ】54’39

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70kmを過ぎ、正午に近づいてきましたが、19℃まで上がる予報の気温は全く上がらないばかりか、下がってきたように感じました。もともとワッカは風が強い予報も19℃なら問題ないと考えていましたが、流石にこの低温だと厳しい。脚が終わって走れなくなれば一気に体温が奪われます。そんなことを考え、少し体力を温存してワッカに入ることにしました。既にフィニッシュタイムの目標は自己ベストではなく、8時間台なので走り続ければ達成できる。ペースアップして10分速いタイムを狙うことで増大するサブ9できないリスクを選ぶ理由はありません。この間一度トイレに寄りました。

79kmのスペシャルでオルガニックドリンク飲んで、ジェルを補充してワッカに向かいました。オルガニックドリンクにもカフェインは入っていますが、これは大丈夫だったので、55km付近での嘔吐はカフェインではなく味だったのでしょう。この段階ではキロ6ならまだ40-50kmは走れるくらいの余裕度は残していました。

エイドを過ぎて、鬱蒼とした木々の中の道を進むと昨年同様たくさんのゼッケン番号入りのスペシャルドリンクボトルが道端に捨てられていました。こういった光景を見るとテンション下がります。なぜ次のエイドまで持って走れないのか?と思います。持って走れないならエイドで飲んで捨ててから走れば良いのです。

この辺りについては、こちらの記事に書いてあります。

そのゴミ誰が拾うの? サロマ湖ウルトラ2017年 〜レース翌日ワッカのゴミ拾い〜

その捨てられたボトルが終わった辺りで80kmの計測地点になりました。スペシャルドリンクを飲むなど多少ロスタイムはありましたが、走行中はだいたい5’30/kmペースで走りました。

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【70-80kmのラップ】57’00

50kmを過ぎた9時頃から80kmに到達した12時頃の主催者発表の気温は以下の通りです。

  9時  12.4℃  風速1.4m/s(60km)

10時  13.2℃  風速1.4m/s(50kmスタート)

11時  11.1℃  風速1.5m/s(ゴール地点)

12時  10.8℃  風速1.6m/s(ゴール地点)

気温はやはりドンドン下がっていました。

 

 

 



2017年サロマ湖100KMウルトラ結果 その2 前半レース展開

に続き、簡単にレース展開を紹介します。


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今回のレース前には自己ベストの8時間26分台はもちろん視野に入れてましたが、スタート後に、体調や気象など内的・外的コンディションに対応して柔軟に走ることにしました。ただ絶対にサブ9はしようと思っていました。

自己ベスト達成した時のペース感覚今でもはっきり覚えていますが、5km23分ペースならかなり楽に走れました。また自己ベストを出すには42.195km通過は3時間18分程度、50km通過を3時間55分で余裕を持って走らねば厳しいと思っていました。

スタートしてまず感じたのは4’36/kmペースでは心拍数が上がってしまうということです。なんだかんだで100kmは20回くらい走っているので、この負荷で走るとどうなるかは分かります。

そこで4’36/kmには固執しないで、身体が温まってくれば自然にペースが上がることを信じて5km24分で走りました。自然に上がらなければ、自分にその力がないということです。

前後しますが、今回の体調は昨年より良いです。好調ではないけど不調ではありません。昨年はレース1週間前にフクラハギが異常な張りを起こしましたが、今年は足底の張りが心配なくらいでした。なんの不安もなくスタートできるランナーなんてほとんどいないと思います。気になる部位があれば冷静にチェックしながら悪化しないように走るしかないのです。

今回は振り続ける雨や、その雨でできた大きな水溜りで、スタート前からシューズは水を含んで重たくなっていました。またソックスはびちゃびちゃです。メリノウールソックスを履いていますが、スタートからこれで靴擦れは大丈夫か?足底の痛みを誘引しないか?など不安になりました。

5km24分ペースを維持して20km手前の折り返しまでは淡々と走れたので、折り返したら少しペースが上がるかと思ったら思い切り向かい風でした。それまでは追い風だったのです。。

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【20kmまでのラップ】47’57-47’59

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そこから向かい風に負けないよう少し負荷を上がるけどペースを維持しました。

右足足底の張りが出てきたので、走りながら指を動かして足底の筋肉を動かすなどしたら、ソックスにシワができたのを感じたので、立ち止まってなおしました。小さなシワが大きなトラブルになります。数10秒のロスを気にすることで数10分のロスに繋がります。特に悪天候の時はいろいろ面倒になりますが大事なことです。

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【20-30kmラップ】49’31

その辺りで感じてきたのは臀部の張りです。大きな筋肉が使えている証ではありますが、レース前に張りが強いとケッズで指摘されていた内転筋とハムストリングの辺りをカバーするために臀部から貼ったテーピングで引っ張られているのではないかと考え、臀部から足の付け根辺りまでは剥がしました。その後、臀部が引っ張られてる感は和らいできたので正解でした。また1箇所トイレに入りましたが、昨年のこの辺りは大変だったと思い出しました。

走行中のペースも少しづつ落ちてきますが、ここでは粘りません。まだ60km以上あるのです。

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【30-40kmラップ】51’11

結局、フル通過は3時間28分07秒かかりました。自己ベストを出した時は3時間18分台ですから、既に10分近く遅れている。ただ8時間40分くらいは狙えるペースです。ウルトラマラソンに限りませんか、その時の自分に出来ることをするしかないのです。

無理をすれば、その無理によりリタイアするリスクは急増していきます。そのリスクを受け入れて、仮に大失速したり、リタイアしても仕方がないと考えることが出来る場面なら無理したら良いのです。そのリスクを受容出来ないなら無理してはいけません。当然ながら無理をすることは故障リスクも増大します。

今回私はサブ9は絶対にしたいと思っていました。

50km通過は4時間08分46秒でした。

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【40-50kmのラップ】52’08

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今回、序盤から自分のフォームを俯瞰するようにイメージして走りました。体感よりペースが上がっていかない時や、ペースが落ちた時に、どこがおかしいのか見つけながら修正していきました。例えばスタートして5kmくらいから折り返しまでは見通しのよい直線が続きますが、ここで顔が上がっていることに気づきました。見通しのよい場所は要注意です。冒頭の画像は50kmの部に出たウルプロメンバーがスタート後一周した後に撮影していただきましたが、これは修正前です。こんな感じで真っ直ぐ前を見ていたのです。気付いてからは雨が顔にかからないように少し下を見るようにしました。

またペースが落ちてる時は骨盤の動きが小さくなっていたので、膝を1cm前に出すように動きました。

ここまでペース推移の画像をみてもほぼ止まらずに、ほぼコースの高低図並みに推移しています。

ちなみに主催者発表の気温と風速は、スタートの5時から私が50kmに接近した9時までこのように推移しています。多少場所はずれていますが参考です。

5時  14.1℃  風速0m/s(スタート地点 )

6時  12.4℃  風速1.6m/s(30km)

7時  12.9℃  風速1.5m/s(道の駅サロマ)

8時  12.2℃  風速3.7m/s(ネイチャーセンター入口)

9時  12.4℃  風速1.4m/s(60km)

 



2017年サロマ湖100kmウルトラ結果 その1 コース概要とラップなど

今年のサロマは一日雨予報なので雨対策をしてスタートしましたが、気温が19℃くらいまで上がる予報が終日10℃程度で推移しました。オマケにワッカに入ったら風が強く苦戦しましたが、それも含めてウルトラマラソンの醍醐味だと楽しんできました。

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結果は8時間54分38秒と自己ベストには28分及ばないタイムですが、今の自分の走力など考えると出来る走りはできたと思います。

また昨年は序盤から下痢になりトイレに10回ほど駆け込む苦しいレースになり、9時間を切れませんでしたから、2年ぶりのサロマで4回目、他のレースを入れると6回目のサブ9です。

タイムの止め忘れがありましたが、だいたいこのようなデータです。止め忘れを除外すると距離は100.4km程度でトイレでコースを外れたり、水溜りを避けて多少蛇行したことを考えると、スント・スパルタンの距離の正確さには驚かされます。

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コースはこのような感じです。

サロマ湖をぐるりと回るワンウエイコースです。

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サロマ湖がどのあたりにあるかというとこの辺りです。

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サロマはフラットだと言われていますし、累積標高が200m以下と書いてあるウエブサイトもありますが、200m以下ということはありません。走った方なら分かると思います。

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このように小刻みなアップダウンが続きます。90km辺りに尖った部分がありますがこれが橋です。

今回上昇合計は409mとありましたが、数年前にガーミンで測ったら350m程度でしたが、この橋を往復することから400mを超えたと思われます。

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ラップはこんな感じでした。

47’57

47’59

49’31

51’11

52’08

56’57

54’39

57’00

60’09

57’07

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ペース推移はスントスパルタンのデータで見るとこのような感じです。

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10回ほど止まっていますが、大半がエイドで2回トイレです。真っ直ぐ線になっているのはほぼ止まっている状態で、54kmあたりのように少しV字になっているのは歩きです。ドロップバッグを受け取り、ゼリー飲料を飲みながら50mほど歩きました。80km手前でも同じようなV字がありますが、これはスペシャルを受け取り歩きながら30mほど歩きゴミ箱に捨ててから走り始めました。89km辺りでペースが落ちているのは確実に橋です。そうやってみるとほぼフラットなペースで走っています。

次は、レース展開や補給などは書きます。



そのゴミ誰が拾うの? サロマ湖ウルトラ2017年 〜レース翌日ワッカのゴミ拾い〜

まず昨年のレース翌日にアップした投稿です。




コメントもたくさん頂きましたが、原文を見たい方はこちらのリンクから飛んでください。

 
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今年はゴミが少ないことを願いつつ、今回初100kmチャレンジ現地セミナー参加の3人(宿で合流のメンバー加えて全員完走)と疲労抜きウォーキングのためにワッカに行きました。ゴミがなければただのウォーキングだし、ゴミが落ちていれば腰を屈めて拾うだけです。

その繰り返しが疲労回復に繋がります。

荷物預け用の袋を片手に持ち進みました。


この先にいきなり大物が落ちていました。

登録選手が使ったスペシャルドリンクボトルです。捨てた方は来年から注意してください。誰かが拾わないと自然公園に放置され続けます。

そもそもゼッケンは名前を簡単な特定できるのによく捨てれる。。というのが率直な感想です。もちろん分からなければ良いというわけではありませんが、これからワッカに入ってくる数千人のランナーにゼッケン○番のランナーはゴミを捨てるランナーだ。と思われてしますのです。

私たちがレース翌日にワッカに入ったときに、捨てっぱなしだったボトルはこれ一つでしたが、レース中にこの時点で私の前にいた登録の部選手は80人くらいですが、私が気づいただけでも20個くらいのボトルは落ちていました。

大会後もしくは、私達が来る前の午前中などに清掃をしたのか、私の目に入ったスペシャルドリンクボトルはたまたま拾われなかったのでしょう。

このボトルの番号だけ表示するのはフェアではありませんから、見えないようにしてます。

大会案内にもゴミ捨て禁止と書いてあります。

ワッカは国定公園ですから、ゴミ捨てはマナー違反ではなく、自然保護法に違反する法律違反です。

確かに79kmで受け取ってしばらく走りながら飲むとボトルを捨てたい箇所に、ゴミ箱はありませんでした。だから捨てて良いかと言えば違います。前のランナーが捨てたから良いわけでもありません。捨てる場所がないなら次のエイドのゴミ箱まで持っていくべきでしょう。

世界記録まで45秒に迫った板垣選手は、少しづつ飲みたいから、ワッカでもボトルを手にして走ったそうです。あの風の中を10km41分で走った選手でも手に持って走れるのです。

ただ、主催者へのお願いとしては、この場所やスペシャルエイドに限らず、エイドから100mくらい先まではゴミ箱の設置を検討して欲しいと思いました。

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その先にもかなり落ちていました。

ジェル、サプリメントのパッケージゴミ、封の切れ端、薬のパッケージ、小さいビニール、イヤホン、テーピング、ゼッケン止め、手袋など、ゴミがズシリと感じるくらい4人で拾いました。

結構目についたのは飴玉の包みのビニールです。エイドで配っていたのでしょうか?エイドで飴を配るなら包装されていないのが良いかもしれません。

大半が捨てたのではなく、落としたと思われますが、コース脇の草木の中にもありました。今回のレースだと投げ捨てたのではなく、落としたパッケージが風で飛んで草木に絡まったのかもしれません。

落としたのなら良いのか?というわけではもちろんなくパッケージの切り端などを落とさない工夫はいくらでもできます。

ジェルパッケージへのお手軽な工夫

ワッカだけでなく、そこまでにも捨てたと思われるパッケージゴミが結構ありました。落としたのではなく捨てたと思われると書いたのは、同じ銘柄のジェルゴミが10kmごとに3回くらい落ちてるのを見かけからです。ポケットから10kmごとに均等に落ちたと考えるより、ジェルをとったらその場で捨てた。と考える方が自然です。何回か目についたのは紫のパッケージのメダリストジェルのぶどう味と、残念ながら赤いパッケージのアスリチューンエナゲインです。アスリチューンエナゲインはエナジージェルではないから、もしかすると両方とも同じランナーが使って捨てたのかもしれません。


時間の関係もあり、この辺りで折り返しました。

結果的に昨年となんら変わっていませんでした。

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ゴミは誰かが拾わねばなくなりません。ワッカには鳥や鹿など野生動物もたくさんいます。その動物がゴミを食べ物と間違えて食べてしまうかもしれません。

今年で32回続いた素晴らしいレースをこれからウルトラマラソンにチャレンジするであろう方々に残すためにも、まず、捨てない。落とさない工夫をする。そして、ワッカなどで捨てられたスペシャルドリンクを主催者が回収したのなら、本人に厳重注意すべきだと思います。

また日程に余裕のある方なら、レース翌日に疲労抜きを兼ねてゴミ拾いをするのも良いことだと思います。







板垣辰矢(アスリチューンサポートランナー)100km世界記録まであと45秒に迫る


サロマ湖100kmウルトラマラソン二連覇の板垣辰矢選手

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1998年に砂田選手がサロマ湖100kmウルトラマラソンで出した6時間13分33秒の世界記録は長らく破られず、近年の国内大会では、そのタイムにチャレンジする選手もいない状況がしばらく続きました。

まず、今回のサロマ湖ウルトラまでの100kmロードレース歴代ランキングを紹介します。

  1. 6:13:33    Takahiro Sunad
  2. 6:16:41    Jean-Paul Praet
  3. 6:18:09    Valmir Nunes
  4. 6:18:22    Yamauchi Hideaki 
  5. 6:18:24    Mario Ardemagni
  6. 6:18:26    Larkin  Vasiliy
  7. 6:19:20    Way  Steven
  8. 6:20:44    Aleksey Volgin
  9. 6:20:59    Aleksandr Masarygin
  10. 6:22:08    Yasafumi Mikami

なんと、砂田選手だけではなく、上位10位に日本人選手が3人入ってます。

4位の山内選手は昨年のIAU100km世界選手権で優勝した時に出したタイムです。昨年の山内選手の走りにも驚きましたが、この頃から世界記録更新は可能だと考えるランナーが現れてきました。

そして今回のレース前から、世界記録更新を狙うと公言していた板垣選手が圧巻の走りをしました。

まず、ランナーズアップデートに掲載されたラップは以下の通りです。

  • 10km 37:27
  • 20km 36:02
  • 30km 36:09
  • 40km 35:29
  • 50km 35:43
  • 60km 37:16
  • 70km 36:59
  • 80km 39:23
  • 90km 41:04
  • Finish 38:46

6時間14分18秒

なんと、フルマラソン通過は2時間32分54秒(ave.3’37/km)で、50km通過は3時間00分50秒でした。

フィニッシュタイムは6時間14分18秒と世界記録に45秒届きませんでしたが、80kmから90km手前のワッカでの強い向かい風でのペースダウンが非常に惜しいタイムでした。また昨年からワッカの折り返しに完成したそびえ立つような巨大な橋を往復するコースへの変更が個人的には残念です。

ただ、このタイムは世界歴代2位の素晴らしいタイムであり、また板垣選手が最近伸び盛りであることから、今後世界記録を狙う場面は訪れると思います。

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今回は、板垣選手にこの記録についてと、レース中の補給について質問し回答をいただきました。

【レース展開】

今回は以前お話しした通り、世界記録狙いで走りました。世界選手権の代表選考ではないので潰れてもしょうがないという感じです。

砂田さんのスプリットタイムを手の甲に書いて、常に自分のタイムと見比べながら走ってました。

入りの10kmまでは自分が先頭を走り5m後ろに中村選手(スズキ浜松AC)という展開でした。トラックでもフルでも実績のある実業団選手なので真っ向勝負はしたくないとは思ってました。

10kmが37’27(ロス4秒含む)で記録を狙うには遅いのでペースを上げたらそこから一人旅になりました。

20〜30kmが向かい風でしたが、すれ違うランナーの声援もあって、36’09と上がりすぎましたが、意識しすぎると世界選手権の時のようになるのであまり気にしませんでした。

32〜67kmくらいまでは追い風を利用して10kmを36分前後で稼ぎにいきました。

そして、80kmまでは設定タイムより2分速く、まだ多少余裕があったので世界記録いけると思ったのですが、ワッカの風が予想以上に強くて、40分の設定が41分かかった上に、力を使い果たしてしまいました。ラスト38分切りならいけると思ったのですが、そこまで上げきる余力は残っていませんでした。

レースが終わって、世界記録が出せなかった悔しさはありますが、持てる力は出し切れましたし、達成感もあります。

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【最近タイムが伸びた要因】

また板垣選手は、昨年12月のホノルルマラソンで入賞したり、ハーフマラソンなどで自己ベストを出すなど伸びていますがその要因について質問しました。

タイムが伸びた要因は意識の問題だと思います。去年の世界選手権で山内選手が6:18’22で優勝しました。それまでは6時間30分を切れば日本一、世界で銅という感じでしたが、6時間20分を切らないと世界どころか日本でも勝てなくなりました。そこで、目標をより高く設定したことで記録が伸びてきました。

 

板垣辰矢選手  川内優輝選手の大会記録を破って千歳JAL国際マラソン優勝

【レース中の補給について】

レース中の補給がアスリチューンを軸にして、スペシャルドリンクや主催者が用意したBCAAドリンクやゼリー飲料などを摂取しました。

スタート1時間前 アスリチューン・エナゲイン

15km アスリチューン・ポケットエナジー

30km アスリチューン・ポケットエナジー

40km アスリチューン・エナゲイン

55km アスリチューン・ポケットエナジー

73km アスリチューン・ポケットエナジー

また、50kmまではエイドでもスピードを落とさずドリンクを受け取っていたのですが、50kmくらいから手の痺れを感じ、脱水の危険があったので、エイドでペースを落としてしっかり水分を取るように心掛けました。79kmのスペシャルは一口ずつこまめにと心掛けて97kmくらいまで手元に持ってました。また、持参した塩分のタブレットやエイドのバナナで糖質不足、塩分不足も防ぎました。

 
今回、自己ベストを30分更新し4位入賞した楠瀬選手や、前年の世界ランキング1位で、今年のIAU24時間走世界選手権を走る石川選手など多くのウルトラランナーやトレイルランナーの活躍の影にアスリチューンがあります。今回初めて100kmを完走したウルトラプロジェクトメンバーや、ウルトラセミナー参加者など多くのランナーが愛用するアスリチューンを一度試してみてください。

アスリチューンについてはこちらをご参照ください。







100kmはフルの何倍か? 〜今年のサロマ湖は雨模様〜

あと19時間後にはサロマ湖ウルトラスタートです。
24時間後にはどの辺りを走っているでしょうか?

現在羽田空港に向かってますが、昨日の紋別空港行きは視界不良で着陸が危ぶまれたようですから、まずは無事に宿まで着くことを願います。

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さて、100kmはフルマラソンの何倍の時間で走れるかは分かりませんが、タイトルについては明確な回答ができます。

それは2.37倍です。

これは距離の話です。

小学生低学年でもできる割算です。

当たり前のことを書いているようですが、これは凄く大事なことです。

短距離走は100mより200mの方がスタートロスの関係や加速する関係などから平均ペースは競技レベルでは200mの方が速くなりますが、それ以上の距離になると一貫して距離が長くなれば、ペースは落ちます。

ですから、100kmはフルの何倍か?

の質問に対して個人差なくおそらく普遍的な回答は

距離なら2.37倍

走る時間なら2.37倍以上

となります。

この2.37倍以上が2.6倍なのか、3倍なのか、それ以上なのかを少し説明します。

そもそも、なぜこんな計算をするかと言えば、初めて100kmを走る場合にまるで目安がなく目標タイムが決まらないと、走る時間が分からない。走る時間が分からないと、どれだけ補給が必要かが分からない。フィニッシュ時間が分からなければ、気温低下などウェアリングも分からないし、そもそも完走できる力があるかどうかの判断も出来ません。

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前日ではありますが、初めてサロマ湖を走る方で、どのくらいのタイムを目標にしてよいか全く分からない方に向けて、昨年のウルトラセミナー参加者のフルマラソンのタイムと目標タイム、そして結果をお知らせします。

右側のPBに1のフラグが立っている方は、自己ベストもしくは初100km完走した方です。

凄いですよね。23人走って21人完走。そのうち18人に自己ベストフラグが立っています。

初めて100kmを走る方にも3倍をきっている方がいるなど、皆さん上手なレースマネジメントができました。またしっかり準備ができたのでしょう。

100kmタイムはフルマラソンの何倍を目標にしたら良いかについてはランニングマガジン クリールに記事を掲載しましたが、前提条件がいくつかあります。

・距離は100kmでも、累積標高が300m程度のサロマ湖と2000mを超える野辺山は全く別レース

・同じコースでも気象コンディションで全く変わる

・同じコース、同様の気象コンディションでも、本人の体調で全く変わる

それ以外にも、長距離への適性や、練習量、レースマネジメントなどによっても変わってきますが、そのあたりについて盛り込んで計算式にしたものは、ありますのでご興味のある方はクリールの記事を読んでみてください。たぶんバックナンバーはあると思います。

昨年の参加者の結果を見ても、2.83倍から4倍以上まで様々です。

もう一つ大事なことがあります。このフルのタイムは自己ベストではなく、現在の実力値です。この冬のシーズンベストでも良いし、今冬の気温の中で走ればどのくらいで走れそうか?でも構いません。

この表で4.1倍の方は、数年前に出したタイムで、その後故障して再び走れるようになった方です。

昨年のセミナー参加者で1番倍率が低い方は2.83倍でしたが、これ以上はいないかと言えばいます。私が知る限りでも、2015年の上位入賞者には2.7倍を切っている方もいます。

ただ100kmのタイムがフルの2.7倍を切るには以下のような条件が重ならないと困難です。

・サロマ湖のような比較的フラットなコース

・涼しく走りやすい気候

・長距離への適性のあるランナー

・ウルトラマラソンへの経験値の高さ

実際の数値は分かりませんが、昨年、一昨年のサロマ湖で2.7倍を切っているランナーは参加者の1%はいないでしょう。非常に稀なケースと思ってください。

私がセミナーで伝えている基準値は最高気温が14℃くらいの良いコンディションの時で、男性は2.85倍、女性は2.8倍程度です。そこに長い距離への適性や経験を勘案して決めますが、大半のランナーは3倍を基準にしたら良いです。

私自身2015年は2.82倍くらいですが、その他の年は3倍を少し切る程度です。

フルマラソンが3時間なら9時間切り

3時間20分なら10時間切り

4時間なら12時間切り

が目安になります。

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フルの3倍の時間で走るということは、距離は2.37倍、平均してペースは126%程度になりますから、余裕を持ったペースになります。5’00/kmで走っている方なら6’18/kmです。

もちろん6’18/kmでずっと走るわけではなく、例えば前半は6’00/km平均で後半6’36/km平均なら6’18/kmになります。

イーブンペースを考えるのではなく、体感でのイーブンペースがオススメです。辛くなるにつれてペースが落ちるのが自然です。無理にペースを保とうとするから一気に潰れるのです。

サロマ湖なら前半50kmを目標タイムの46%、後半を54%くらいにして、前半は30kmくらいから徐々に落ちるように配分して、後半もそのままゆっくり落としていくようなペースがストレスが小さいです。

この比率で10時間を目標に走るなら、前半4時間36分、後半5時間24分です。

平均ペースは前半が約5’30/km、後半が約6’30/kmです。前半50kmの平均が5’30/kmですから序盤は5’20/kmくらいになりますが、そのペースを余裕で走れるレベルとなるとやはりフルマラソンのタイムは3時間20分くらいになるでしょう。

これから飛行機に乗る方は計算してみてください。

また、明日の天気は、朝からずっと雨でスタート時の気温は14℃で昼でも18℃くらいです。雨対策が出来ていれば悪いコンディションではありません。

頑張りましょう!!

今度、サロマ湖に限らず思うようなレースができなかった方のために、何がいけなかったのか?次回に向けて何をすれば良いのか?を明確にするための気づきを得たいという方に向けてたウルトラセミナーを開催しようと思います。

ペース配分がいけなかったのか?

そもそも練習が足りていなかったのか?

補給が足りなかったのか?

シューズがあっていなかったのか?

あのトラブルはなぜ起こったのか?防ぎようがなかったのか?

など課題は様々だと思いますが、それらを共有できれば、経験値は高まります。

開催日程などはまだ決めていませんが、日程が合えば参加したいという方はFacebookページのメッセージにてご連絡ください。

今回は完全なワークショップ形式で人数を最大8人程度にしぼり、時間も通常の2時間から2.5時間に延長して開催したいので、参加費は通常のウルトラセミナー(初回の方3500円、2回目以降の方3000円)+1000円程度を考えています。また個別レッスンも可能です。

 







世界との差 〜そのペースでどこまでいけるか?への挑戦〜

日本陸上競技選手戦10000Mには箱根駅伝選手ズラリ 〜世界記録と1周23M差の現実〜 を書いていていろいろ感じることがありました。

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今回の参加資格タイムで27分台は以下の7人です。

  1. 22 設楽 悠太  27:48.35
  2. 24 大石 港与 27:48.56
  3. 18 大迫 傑 27:50.27
  4. 23 市田 孝 27:53.59
  5. 19 大六野 秀畝 27:54.75
  6. 20 鎧坂 哲哉 27:57.63
  7. 21 浅岡 満憲 27:59.72

そして、世界記録は2005年にエチオピアのK. BEKELEが出した26:17.53です。

このタイムはトラック一周を平均63秒で走り、今回出場選手で一番速いタイムの設楽悠太選手は66.7秒です。

400mを63秒で走るには1秒で6.35m進みますが、設楽選手のタイムとの差は3.7秒ですから、1周で23mの大差がつくので、レース終盤に入る前に周回遅れにされてしまいます。

ここまでは、日本陸上競技選手戦10000Mには箱根駅伝選手ズラリ 〜世界記録と1周23M差の現実〜  で書きました。

そこで市民ランナーに置き換えた例など紹介しました。

この差は埋められない。と結論だけ書いても仕方がないので、また違った目線から考えてみます。

私がよく考えるのが、そのペースでどこまで行けるか?です。

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マラソンの世界記録は2時間02分57秒の半分は1時間01分28秒ですが、日本のハーフマラソン歴代記録でこのタイムをクリアしている選手は23人います。

  1. 佐藤敦之(中国電力)1.00.25
  2. 高橋健一(富士通)1.00.30
  3. 菊地賢人(コニカミノルタ)1.00.32
  4. 村山謙太(駒澤大学)1.00.50
  5. 宮脇千博(トヨタ自動車)1.00.53
  6. 茂木圭次郎(旭化成)1.00.54
  7. 宇賀地強(コニカミノルタ)1.00.58
  8. 小林雅幸(三井海上)1.01.04
  9. 神野大地(コニカミノルタ)1.01.04
  10. 高岡寿成(カネボウ)1.01.07

以下

永田宏一郎、設楽啓太、大迫傑、木原真佐人、丸山文裕、坪田智夫、星創太、設楽悠太、中谷圭佑、深津卓也、服部翔大、工藤有生、森勇気

現実的にはハーフマラソンのタイムの2倍でマラソンを走ることはできませんが、少なくとも中間点までは現在の世界記録ペースで走れる選手が過去を含めて23人いたということです。またこの23人の中にはまだまだ伸び盛りの選手も含まれています。

これらの選手はマラソン世界記録ペースで中間点までは走る力はあり、ランキング上位選手は23km、24km、25km・・・ともっと先までいけたはずです。

このような観点で10000mの世界記録ペースに日本人選手はどこまでついて行くことが出来るかを見てみるとマラソンよりかなり厳しい結果になります。

世界記録、26:17.53の半分は13:08.76ですが、これをクリアしているのは、5000m日本記録保持者の大迫傑選手(13.08.40)ただ1人なのです。

歴代5位までは以下の通りです。

②鎧坂哲哉(旭化成)13.12.63

③松宮隆行(コニカミノルタ)13.13.20

④高岡寿成(鐘紡)13.13.40

⑤佐藤悠基(日清食品グループ)13.13.60

ダントツのスピードを持つ大迫選手でも半分までしかついていけませんが、今回、日本選手権に出る選手が何mまでなら400m63秒ペースで走れるか?は興味あります。

このペースで1500mを走ると3分56秒ですから、10000m出場選手は全員クリアしているでしょう。となるとついていけるのは1500m以上5000m未満となります。

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実業団チームが最も力を入れているのはニューイヤー駅伝です。ニューイヤー駅伝は7区間・100kmでハーフマラソンの距離を超えてるのは4区の1区間だけで、これを除いた平均距離は約13kmです。

箱根駅伝の1区間はだいたいハーフマラソンの距離であることから考えると、ニューイヤー駅伝はその6割程度の距離になります。(なぜか距離が短くなるのです。。)

そのニューイヤー駅伝で勝つため、マラソンの練習より5000mや10000mのスピードアップが優先されていると聞きますが、世界レベルでは5000mや10000mはかなり差を付けられています。

逆に日本の大学生のハーフマラソンのレベルはかなり高いと感じました。これは箱根駅伝の効果でしょう。大学生でハーフマラソンを60分台、61分台で走った選手は歴代20人います。また、今年の日本学生ハーフマラソンでも8位までが61分台、62分台です。

ダニエルズ係数の観点で見ると、ハーフマラソンを62分で走ればマラソンを2時間9分台で走れます。

大学を卒業して、実質プロランナーとして走る実業団選手も多いですが、2時間10分を切る選手は非常に少なく、また5000m、10000mでも世界レベルと差が開いているのは残念です。

それを、考えると以前書いた、瀬古利彦が衝撃提言「箱根駅伝に42.195KM区間導入を」について に話が繋がります。

少し話が逸れましたが、高い目標に届きたいなら、そのペースでどこまでいけるか?への挑戦も必要と思います。これは市民レベルでも同じです。

とにかく今日のレースで少しでも世界との差を詰めたいという気迫のある走りを期待してます。







日本陸上競技選手戦10000mには箱根駅伝選手ズラリ 〜世界記録と1周23m差の現実〜 

日本陸上競技連盟公式サイトに掲載されていますが、本日から日曜日にかけて大阪・ヤンマースタジアム長居で日本陸上競技選手戦大会が開催されます。

本日は100m予選・準決勝など大半は最終決戦ではありませんが、男女10000mは予選なしの決勝です。

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注目の男子10000m決勝は20:00スタートです。箱根駅伝で活躍した選手が多いので、コアな陸上ファンではなくても馴染みのある名前がたくさんあると思います。

女子10000mなどその他の種目を見ても知ってる名前はチラホラなことを考えると、箱根駅伝の影響の大きさを改めて感じます。

スタートリストを持ちタイム順に並べてみました。

  1. 22 設楽 悠太  27:48.35
  2. 24 大石 港与 27:48.56
  3. 18 大迫 傑 27:50.27
  4. 23 市田 孝 27:53.59
  5. 19 大六野 秀畝 27:54.75
  6. 20 鎧坂 哲哉 27:57.63
  7. 21 浅岡 満憲 27:59.72
  8. 17 横手 健 28:04.51
  9. 16 上野 裕一郎 28:07.23
  10. 15 佐藤 悠基 28:09.01
  11. 9 服部 勇馬 28:09.74
  12. 10 猪浦 舜 28:10.62
  13. 14 星 創太 28:12.70
  14. 13 早川 翼 28:13.97
  15. 11 松本 稜 28:15.42
  16. 12 寺内 將人 28:15.56
  17. 8 村山 謙太 28:16.87
  18. 3 神野 大地 28:17.54
  19. 7 小椋 裕介 28:18.48
  20. 5 茂木 圭次郎 28:25.52
  21. 6 一色 恭志 28:36.51
  22. 4 佐藤 達也 28:38.38
  23. 2 青木 優 28:44.95
  24. 1 鬼塚 翔太 28:55.26

ホント箱根駅伝をエースとして走った選手がズラリ名を連ねています。

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このタイムは生涯ベストタイムではなく、2016 年 1 月 1 日~2017 年 5 月 28日に記録したタイムです。

男子10000mの参加資格を調べました。

・前回大会 男子10000m優勝者

・参加標準記録 A (28分20秒)を突破した競技者

・第 100 回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走上位者(詳細省略)

・地域選手権上位者で参加標準記録 B(28分45秒)を満たした競技者など

・日本陸連などが推薦する競技者等
大半の出場選手は参加標準記録Aを突破した選手です。

ただこうしてみると27分台が7人しかいないのに驚きました。もっといると思っていました。

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世界記録は2005年にエチオピアのK. BEKELEが出した26:17.53で、アジア記録は2003年にカタールのA. H. ABDULLAHが出した26.38.76です。また日本記録は2015年に村山絋太選手が出した27:29.69です。

K. BEKELEの出した26:17.53はもう12年間破られていないタイムですが、このタイムはトラック一周を63秒で走ります。今回出場選手で一番速いタイムの27:48.35は一周66.7秒です。

400mを63秒で走るには1秒で6.35m進みます。設楽選手のタイムとの差は3.7秒ですから、1周で23m差がつくのです。一番速い選手でも10000m走る間に1周半差つくのです。

違う見方をします。

世界記録と今回のトップのタイム差は約1分31秒です。これを市民ランナーレベルに置き換えると、38分29秒と40分のランナーの違いではないのです。40分のランナーが38分29秒になるのもかなりハードルは高いですが。。。

パーセントに置き換えると93.34%なので、40分のランナーから見ると37分20秒になるのです。

10000m(10km)40分のランナーと、37分20秒秒のランナーはまるで別格です。10km40分のランナーはフルマラソンだと3時間5分から10分くらいが多いですが、37分20秒のランナーはだいたい2時50分から55分くらいでしょう。

本大会は世界陸上代表選考会であることもあり、また大きなタイトルですから、タイムより勝負にこだわり、スローペースで走り、ラスト1周、2周のスプリント勝負になることが多いですが、せっかくこれだけの選手が揃うのだから、日本記録を積極的に狙うようなレースを個人的には期待してます。

実業団選手は、タイムより順位、そして世界陸上やオリンピック出場でボーナスなど処遇が決まると聞いているので中々積極的なレースをするのは難しい環境にあると思いますから、大迫選手や持ちタイムは一番遅いけど東海大の鬼塚選手に積極的なレースを期待してます。