2017年サロマ湖100KMウルトラ結果 その4 終盤のレース展開

に続き、レース後半の展開を紹介します。

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80kmの計測地点を過ぎ、茂みを抜け徐々に視界が開けてくると、灰色の圧迫するような景色に変わってきました。何やら自然が怒っているようにも感じました。そして完全に茂みを抜けると、ワッカへ入ることを拒絶するかのような強風が一気に私に吹き付けました。もう笑ってしまうような強く冷たい風でした。

ただ脚は残っていたので、ペースダウンを防ぎながら細かなアップダウンをクリアしていきました。レインウエアなど着ていましたが徐々に体温を奪われていくのを感じます。ドロップバッグにメリノウール手袋を置いてきたことを多少後悔しました。手は悴んできましたが、サプリメントを開けるには不自由しない程度でした。

ただ、狭いコースの大半は水溜りになり、最初はわずかに見える浅い水溜りを通るように走っていましたが、すれ違うランナーが増えてくると接触する危険を感じたので水溜りを避けずに走りました。足首まで浸かる箇所もたくさんあり、体は徐々に冷えてきました。

80km通過時間は6時間57分22秒だったので、残り20kmを5分半を少し超えるペースでも8時間50分は切れると思い、最初はそのペースを意識していましたが、身体を温めないと危ないと感じ、エイドで温かいドリンクを飲みつつ進みました。

また、温かいドリンクを飲むだけではなく、アスリチューンやオルガニックジェルなどだいたい3kmごとに摂取し、体温低下を防ぎました。アスリチューン・ポケットエナジーは体脂肪を燃焼しやすくする中鎖脂肪酸を含み、アスリチューン・エナゲインは生姜エキスなど体温を上げる成分が含まれています。またオルガニックジェルはカフェインはさほど多く入っていませんが、意識が覚醒します。また今回の低体温化で感じたのは、摂取した直後の体温が上がるのです。オルガニックジェルの販売に関わっている小谷さんとレース後に話したところ、配合されているマカの効果かもしれないと話していました。

冷たい雨と強い風を受けながら進む修行のような状態でしたが、『これも含めて楽しんでしまえ。』と無理やり笑顔を作ってみたりしてネガティブ感情にならないようにしました。そして距離表示の看板を見ると、まだ15kmあると考えるのではなく、もう15kmでレースが終わってします。残念だ。もっとレースを楽しみたいと考えるようにしていたような気がします。

折り返しはだいたい89kmですが、昨年から大きな橋を登って下って、登って下るというコースになりました。その橋を登っていくとさらに風が強くなり、帽子が吹き飛ばされそうになりました。このあたりもさほどペースダウンせずに走りましたが、昨年初めてsab10したウルトラプロジェクトメンバーは、この橋で両脚が攣り下りが降りれずに後ろを向いて降りたと話していたことを思い出しました。天気がよければかなり見晴らしの良い場所だと思いますが、個人的には世界記録を狙える高速コースに不釣り合いな橋だと思います。可能ならこの橋の手前で折り返しにして、その分序盤の折り返し地点を少し伸ばしたら良いと思っています。

80−90km区間は向かい風と橋、そしてエイド滞在時間が多少伸びましたが、ワッカに入るまで余裕を残していたので、そこまでペースダウンしないで通過しました。

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【80-90kmのラップ】60’09

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90km通過は7時間57分31秒であり、トラブルがなければサブ9はできるペースです。

また90kmを過ぎ91km付近でしょうか、サブ9を狙っているメンバーはじめ3人のウルトラプロジェクトメンバーはほとんど団子状態ですれ違いました。余裕のありそうなメンバー、きつそうなメンバーなど様々でしたが、一生懸命走っていました。

そこからもセミナー参加者や友人などたくさんのランナーとすれ違いました。

ラスト10km52分で走れば8時間40分台ですが、折り返しまでに思いのほか体力を使ってしまったのでペースが上がりません。スパートすればギリギリ届く可能性もありましたが、リスクを犯して狙うタイムでもないので、確実にサブ9できるよう、水溜りに隠れた凹凸の足首を捻挫などしないよう気をつけて進みました。

ワッカを抜けると残りわずか。自己ベストではないけど、その時できる走りを繰り返してフィニッシュゲートまで辿り着きました。

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【90-100kmのラップ】57’07

フィニッシュタイム 8時間54分38秒

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大きな感動はないけど、トラブルの芽は小さなうちに摘み取り、大きな崩れを予防し、終始余裕を持った走りでサロマ湖で4回目のサブ9できたことは嬉しいです。

フィニッシュ後、その3人のウルプロメンバーがどのくらいで来るのか分からないので、全身ずぶ濡れでしたがそのままゲート横で観戦していました。その間、ウルトラセミナーに参加したことのある方が初のサブ9でフィニッシュするのを見届けたりしましたが、フィニッシュ後、10分ほどは平気でしたが、20分もすると小刻みな震えが始まりました。フィニッシュ地点は風はほとんど吹いていなかったと記憶していますが、それでも止まれば一気に体温が奪われるのです。強風のワッカで走れなくなったらことを想像すると怖くなります。中にはレインウエアなど雨対策をしないで歩いているランナーがいましたが、低体温症にならない方がおかしいです。

そして9時間15分を過ぎたあたりから次々にメンバーや知り合いがフィニッシュしました。今回ウルトラプロジェクトから8人が100kmを走り7人が完走(50kmにエントリーしたWさんも完走)。登録の部にエントリーした5人は登録の部で全員100位以内に入りました。

メンバーの走りについては別に紹介したいと思います。

80kmを過ぎた12時頃からフィニッシュした14時頃の主催者発表の気温は以下の通りです。

 12時  10.8℃  風速1.6m/s(ゴール地点)

13時  10.7℃  風速2.0m/s(ゴール地点)

14時  10.7℃  風速2.0m/s(ゴール地点)

この風速はゴール地点のものであり、ワッカの風速は予報通り5−6m/s程度はあったと思います。

 



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