カカト着地をミッドフッド着地に変えたいランナーとのパーソナルレッスン 前編

このランナーを見てフルマラソンをどのくらいで走るレベルに見えますか?

フルマラソン4時間半以上と言ったら驚きませんか?

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ではこちらはどうですか?

画像のウルプロメンバーのIさんは仕事が多忙でなかなか練習会に参加できないと、パーソナルの申し込みをいただきました。

Iさんの走力は以下の通りです。

10km 52:19

ハーフ 1:58:47

フル 4:37:51

 

サブ4どころか、サブ4.5も出来ていないのです。

ちなみに上の画像2枚は、その下の画像2枚の20-30分後のフォームです。

私が行うパーソナルはいきなり動きを押し付けるのではなく、本人がどうなりたいのかを聞きます。その中には本音と建て前があることもあるし、本人自身が明確になっていないこともあるので質問を変えたりして明確にしていきます。

今回Iさんから、動きがもさっとしている原因になってるカカト着地をミッドフッド着地に変えたい。という言葉が出てきました。またフルマラソンでサブ4したいとも話しました。

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話を聞く中で、Iさんがしたいことは接地を変えることではなく、サブ4がしたいのだと思いました。接地はそのための手段です。そこを理解しないと接地の練習で終わりますし、そもそもカカト接地がいけないわけでもありません。

Iさんにレースの展開を聞きましたら、序盤からキロ6ちょいで入っているようです。それでも30-35kmから脚がもたなくなりさらに失速してサブ4.5も出来ないと・・・。

Iさんになぜ序盤キロ6ちょいで入るのか聞いたら、5分40秒くらいで入って終盤保たなかったから体力を温存するために遅く入るようにしたと話してくれました。

まずこの考えを変えないといけないと思いました。

というのもIさんの体型を見たら分かりますが高い身体能力のあるランナーです。5kmなら23分台で走れると話していました。そのランナーがキロ6で走るのは遅すぎるのです。

あえて遅く走ろうとしたら、ピッチを落とすか、ストライドを短くするしかありません。

ピッチを落とせばリズムが崩れます。

ストライドを短くするには、いろいろ方法はありますが、顔を上げる、後傾する、尻を落とす、上に跳ねる、足をするように小さく動く、着地でブレーキをかけるなどでしょう。

楽に走ったらキロ5になるのに、あえてキロ6で走る人の大半がこのようなことをしているのです。

そこに気付いてもらうためにIさんに2周、普通に走ってもらいました。

カカト接地ですが、楽に走ってキロ5を切っていました。上体の力の抜けた良いフォームです。

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次にいつもフルマラソンを走る時のようにキロ6で2周走ってもらいました。

画像は1周目ですが、これでもキロ5分半ペースなのに気付いてさらに落としました。

それでもキロ6は超えませんでした。

そしてIさんに無理にペースを落とさないで走った時と、キロ6に落とさなくてはと走った時、どちらが楽に走れたかを聞きましたが、もちろん最初が楽だったと。

では、最初のペースで25km走った時と、キロ6に落とそうとした時の走りで25km通過時の疲労度はどちらが大きいかイメージしてもらいました。

また、仮にどちらのペース・フォームで走っても30kmから失速するとして、いつもどおり30kmまでキロ6で走り、残り7.195kmがキロ6分半になればサブ4できません。というよりビルドアップしないとサブ4できません。対して30kmまでキロ5分半で走って残り12.195kmをキロ6分半に落ちたとすると、4時間04分なのです。5分半で走っていたランナーが30kmを境に急に6分半に落ちるわけはなく、5分45秒、6分、6分15秒と落ちていくので、キロ6分半まで失速してもサブ4できます。

このことを伝えたら、『そんな風に考えたことはなかったけど、その通りですね。』と笑顔になりました。

そこから、現在の動きを全体的に変えるのではなく、Iさんの場合は、どこに意識すれば全体が整うかをイメージしてまず1点だけ伝えて・・・

カカト着地をミッドフッド着地に変えたいランナーとのパーソナルレッスン 後編 に続く



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