川の道フットレース254KM⑧〜非日常を楽しむ。その気持ちが大事〜

川の道フットレース254KM⑦〜膝裏の痛みは早歩きが原因。走りでもオーバーストライドランナーは要注意〜

前話で右膝裏に痛みが出たことや、その原因など書きました。

そして痛みが出てからは、早歩きではなく、普通に歩いたので距離が中々進みませんでした。

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□CP23(三条市・三条大橋南詰)215.3km

区間距離 :23.1km

区間タイム:6時間50分

区間ペース :17’45/km

痛みが出てからも、膝裏を伸ばさないように普通に歩けば痛みは出なかったので、そのまましばらく歩くとコンビニがあったので、テーピングを探すと、滑り止め効果のついた包帯があったのでこれを代用出来ないかと試しました。が、締め付けると余計痛くなるのでやめました。。

その辺りでスマホのバッテリーも怪しくなり、ザッグから予備バッテリーを出そうとするもそれもCP19に忘れたようで、コンビニで購入と無駄な買い物が続きます。

しばらく進むと、ようやくドラックストアがあり、テーピングと膝のサポーターを購入しました。サポーターはサンプルをつけたら良い感じでしたが、歩くと余計に痛みが出るのでテーピングだけ貼りました。貼り方は「膝裏 テーピング」で検索しましたが多少緩和したように感じます。

時間を計算すると時速4kmで歩いても十分制限時間に間に合うので、この時点では全く歩けないほどの痛みにならないように気をつけながら歩きました。

夜8時頃、夜間の気温など調べると、深夜0時くらいから雨予報になりさらに気温も結構下がることを確認しました。ある程度走れているならザックに入っているウェアリングで何とかなると思いましたが、その時の状況では耐えられません。かなり小さくなるダウンベストは用意していたのに、CP19でザックに詰めなかった。。

無い物ねだりをしても気持ちがネガティブになるだけだから、まずはコンビニで半透明の膝まであるレインウェアを購入。100均で買えるのより高いけどしっかりしていました。そして使い捨てカイロを3つ購入しました。

使い捨てカイロは胸と腹と腰に貼りました。もちろんウェアとインナーの間です。直接肌に貼ると低温火傷しちゃいます。その上からレインウェアを着ると風除けにもなり、熱が逃げないから結構暖かくなりました。

さらに面積が大きいので、自動車からの視認性も非常に良いので安全面からも買って良かったです。

そう言えば、長岡市に入る前だったと思うけど、2015年のスパルタスロンをリタイアした後に書いた失敗談が非常に役にたち、2016年に出た時に完走出来ました。と選手からお礼を言われました。

その時は、相当悔しい思いをしましたが、その悔しい記憶が消えないうちに一気に書きました。力がなかった。頑張りが足りなかった。準備が足りなかった。体調が悪かった。などで終わらせずに、もっと深掘りして、どうしたら良かったのか?まで書きました。もちろん正しいのか間違ってるのか分からないけど、しっかり現実に向かい合い、自分に正直になり、そして記憶を記録に残しておくことは大事です。

この記事を読めば、その時の光景や気持ちの推移など思い出します。

また、チャンスがあれば走りたいと思うけど、まずは国内の長いレースを走るのが先だと思ってます。まだ見たこともない景色は国内にもたくさんあるし、素晴らしいレース、コースもたくさんありますから。

今書いている記事にしても、失敗事例が数多く入っていますが、それらは初めてチャレンジする時には誰でもやってしまいがちなことだと思うので、誰かの役に立てばよいと思ってます。

ホントは整理が悪いから◯◯を忘れた。とか、かっこ悪いから書きたくないです。。

さて、上記地図の注意と書いてある箇所は結構分かりにくかったです。Google マップで確認しながらクリアしました。

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途中、かつやでカツ丼食べました。胃腸は終始問題なかったです。またコース沿いにネットカフェなどあるから、いっそ雨が降る時間帯を避けるために明るくなるまで仮眠をとろうと考えました。しかし身分証明書ないとダメだろな。。と打ち消してしまいました。実はザックに運転免許証と健康保険証は入っていました。結果的には休んだ方が良かったのか、休まなくて良かったのかは分かりません。

睡魔に襲われはじめたので、ちょっと休もうと、薄暗い地下歩道の中で体育座りをして、胸に付けたホッカイロを包み込むようにし身体が冷えないようにしました。そして少し目を瞑りました。普段なら入るのも憚られる真っ暗な何だか怖い地下歩道で寝るなんてできませんが、その時は怖さを感じませんでした。

逆にそこを近隣住民が通ったら白装束に見えるから怖かったでしょう。

少しウトウトしましたが、寒さで目が覚めました。身体が固まると厄介だから地下歩道を出ました。案の定膝が固まっていて痛みが出ていました。

その後ゆっくり歩いていると、風雨や雪を防ぐために部屋になった黒いバス停待合室があり、長椅子も備わっているので入ろうと思ったけど、ここはさっきの地下歩道よりなんだが入ってはいけない気がしたのでパスしました。ちなみに霊感など全くありません・・。

少しして、突然遠くから雷鳴が響きわたりました。それほど近くに落ちてるわけではないけど近づいてくると嫌な気持ちになります。そして強い雨が降ってきましたが、レインウェアを着ていたので気になりませんでした。

雨が降り始めてからレインウェアを買うのではなく、早めに買ったのはいろんな意味で正解でした。

夜間はかなり冷え込んだので雨で濡れたら低体温症で完走出来なかったかもしれません。

気付くと車道とセパレートされた歩道が、白線だけになっていました。大型トラックなどがかなりのスピードで背後から横を通り過ぎていきますが、私が見えていると信じるしかありません。また居眠り運転をしていないと信じるしかありません。その辺りは車の音を注意深く聞いてどのような動きをしているかチェックしていました。

大半の自動車はレインウェアの視認性が良いからか、私に近づく前に歩道から離れて走ってくれてると感じました。

しばらく歩くと後方からランナーのライトが近づいてきましたが、それは真後ろではなく、右後ろからで、道路の向こうにはセパレートされた歩道があることに気付き渡りました。

その選手としばらく一緒に話をしながら進みました。四国から来られた方でした。(この方と一緒に進んだのがこの区間だったのか、その後の区間だったのかは記憶が曖昧です。)

そしてCP23の三条大橋を通過しました。残り40kmを切りましたが、時速4kmだとまだ10時間かかるのです。。

まだまだゴールはずっと先です。
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痛かったり、寒かったり、眠かったり、雷が落ちてきたり、雨が降ってきたり、なんてことを書くと、辛い修行の一場面のように感じますが、この時もそんなネガティブな気持ちにはなっていません。次から次へといろいろ問題が発生してくるけど、それらを一つ一つクリアしたり、予測して対処したりするのは楽しかったです。

日常では味わえない、非日常を楽しむ気持ちは、長い時間走るレースではとても大事なことだと思います。

川の道フットレース254KM⑨につづく

川の道フットレース254KM⑨〜旅の終わりが近づいてきた〜



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