後半復活したウルプロメンバー〜CNCのおかげでゴールできた〜

サロマ湖ウルトラのレース風景をNHKニュースで報じられ、それはFacebookでシェアされたので多くの方が見たと思います。

その中でウルプロメンバーの藤尾さんがインタビューされ「ちょっと甘くみていた。なんとしても完走したい。」と答えていましたが、その表情は、熱中症気味で、今にもリタイアしそうな疲労感が出ていました。とてもゴールできるような雰囲気はありませんでした。

そのニュースの録画はしばらくネット配信されていましたが、残念ながら現在は見ることは出来ません。

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その藤尾さんは、昨年3月入会した時のフルマラソンのタイムは4時間34分でしたが、メキメキ力を付け、今年1月の勝田全国マラソンでは3時間22分と1時間以上タイムを短縮しました。また5月の野辺山ウルトラ100kmを10時間56分で走るなどウルトラマラソンでもよい走りが出来るようになってきました。

今回の目標は当初sub10でしたが、直前に9時間19分台に引き上げていたのを見て、前のめり過ぎない方が良いと思ってました。

結果はテレビ中継されたとおり潰れかけましたが、盛り返してsub10には届かないまでも10時間09分と自己ベストを更新しました。

ゴールで読まれる自分に向けたメッセージに「10時間過ぎたらもう1周してきます!」と書いたらしく会場には笑いが流れたとか。。

本人は照れ臭さからその辺りだけをFacebookに投稿しているので、“ウルトラマラソンを舐めててsub10も出来なかった” 的に読み取っている方も少なからずいると思いますが、藤尾さんから話を聞くと甘く考えてなんかいないし、凄く頑張ったと私は思っています。

今回の10kmごとラップタイムはこちらです。

51:04-51:28-51:33-72:09-75:52

65:52-59:58-57:34-64:53-58:50

今回のレースで藤尾さんは、30kmまで2時間34分で走り、そこから失速し30-50kmの20kmは2時間28分。中間点通過は5時間02分でした。その後少しづつ盛り返し10時間09分13秒でゴールしました。

後半50kmのタイムは5時間07分ですから立派なタイムです。

藤尾さんに質問すると、いくつか気づいていないのかなという答えが返ってきたので、本人に追加質問をしながら、本人の次のレースに繋がれば良いと思うことを書き加えて紹介します。

まず、よかったこと、悪かったことへの回答はこちらでした。

□よかったこと

序盤に眠気に襲われてDNFを覚悟したが、CNCを摂取して最後まで走りきれたこと

□悪かったこと

・暑さ対策をしていたが、寒さ対策が不十分だった。
・CNCをドロップバックに置いていて序盤の眠気対策ができていなかったこと。
・高い目標タイムを設定してしまい、序盤から速いペースで走ったことで中盤失速、第2目標のサブ10も達成できない結果となったこと。

 

まず、後半多くのランナーが寒さで失速・リタイアする中でペースアップ出来たのだから寒さ対策が不十分とは思いません。

本人に追加で聞いたら、

「レインウェアは持っていましたが、アイシングや眠気対策になると思い85kmまではそのまま走っていました。土砂降りにあって、これは寒くて走れないレベルと思い濡れた状態で強風の中レインウェアを羽織りました。」

と答えてくれましたが、それは非常によい判断だったと思います。

寒さ対策が不十分ではなく、自分の身体の状態を把握し、どうすれば最良のゴールができるかを考えた臨機応変な対応だと思います。

それより、前半無理したことが、きついレースになった一番の要因だと思います。

どの辺りが暑かったかと聞いたところ「序盤30km〜55kmくらいまでは暑かったです。」と答えてくれましたが、たぶんもっと前から蒸し暑さから体温上昇は始まっていたのだと思います。

「水かぶりを30kmから始めたけど、いつもは効くはずが全く効かなかった。」と話していますが、水かぶりのタイミングが遅かったのでしょう。

というのも、テレビニュースやレース序盤の画像に写る彼の表情を見る限り、気温や湿度が高い中を無理して走ったことで熱中症になったのだと思います。

その症状として激しい睡魔に襲われたのでしょう。

私自身、高温多湿のおんたけウルトラなどを走った時に激しい睡魔に襲われましたが、軽度の熱中症だったと思います。熱中症、睡魔で検索すると関連した記事がいろいろ出てくるので気になる方は調べてみてください。

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□補給について

エイドでは水分補給以外は梅干、オレンジなど食べただけで、エネルギー補給はアスリチューンをベースにしました。そしてドロップバック地点でモルテンドリンクを摂取したのでガス欠の症状は出ませんでした。

 

今回、80kmくらいから雨が強くなり、強風の土砂降りとなったのは90km手前の折り返しの橋だったとのことです。前半は熱中症に襲われたのに、この辺りでは低体温症のリスクが高まったようですが、エネルギー補給をしっかりしていたことから、身体を温めることができたのです。

□ゴールした時の気持ち

あまりの寒さに震える状態だったのでホッとしました。

ゴール時の自分へのメッセージで「10時間過ぎたらもう1周してきます!」とアナウンスされて、悔しい思いとともに反省して必ず次回リベンジしたいと思いました 。

 

□準備して良かったこと

日差し対策として、アグレッシブデザインの日焼け止めと、脱水対策としてスマッシュウォーターを使ったウォーターローディングは毎回利用していますが、今回もしたことで序盤の暑さをギリギリ耐えることができたと思います。

今回、後半に復活して自己ベストができたのはCNC(Catalyst Natural Caffeine)のカフェイン効果で睡魔を追い払うことができたからです。序盤あれほどの眠気に苦むとは思ってもいなかったのでポーチにいれず、後半用としてドロップバックに置いていました。

54.5kmのドロップバックでCNCを飲んでからは水かぶりがなくてもまっすぐに走れるようになりました。飲んだ瞬間、気持ち的にも安心したと思うのですがジンワリ効いてきました。

CNCがなければゴールまで辿り着けなかったかもしれないと思うと、準備していて本当によかったです。

 

今回、私も終盤はCNC(Catalyst Natural Caffeine)を5kmのエイドごとに1粒づづ飲むことで気持ちを切らすことなく走ることができました。
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□最後に

サロマはスタートとゴールが離れていることや、コース以上に気候が厳しいことをウルプロセミナーで聞いていてまさにその通りでした。

仕事でなかなか練習する時間があまりない中、ウルプロ練習会は19:40からと参加しやすく1回1回目標設定があり、チーム分けもされていて、全力で走ることができるのとフォームも見ていただけるので、サロマに向けて短い時間で自力をつけることができました。

今まで、暑い大会、寒い大会は経験しましたが、両方対処しなくてはならない大会は初めてでした。チャレンジ富士五湖118km、野辺山ウルトラ100kmと走ってから、サロマ湖はタイムが出ると聞いてワクワクして挑みましたが、後悔なく走り終えたことがよかったです。次回サブ10できるよう練習頑張ります。

 

今年のサロマ湖ウルトラでは、ゼッケン番号1番から始まるグランドブルー(完走20回以上)の経験豊富なウルトラランナーにもリタイアが相次ぐほど難しいレースでした。

熱中症と低体温症の両方のリスクを感じるほど目まぐるしい気象変化がある中で、藤尾さんは諦めずに、どうすれば良いのか模索しそれらのトラブルを乗り越え自己ベストを達成しました。

ゴールで読まれた自分へのメッセージ「10時間過ぎたらもう1周してきます!」は、来年再度チャレンジするということでしょう。

ウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



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