マラソン後半の失速対策としての100kmチャレンジ

サロマ湖ウルトラ対策セミナー参加者の完走率は驚異の95.6%だったと記事を書きました。

結果には理由がある〜サロマ湖対策セミナー参加者の完走率95.8%〜

一番上に、初100kmで7時間26分台というタイムに気付いた方もいると思います。

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そのランナーは、市民エリートランナーの長江隆行さんです。45歳の昨シーズンのフルマラソンは2時間25分台です。(ベストタイムは2時間23分台)

福岡国際マラソンのAグループやびわ湖毎日マラソンなど日本最高峰のエリートレースを走る長江さんのことは本人と話すまでは、元箱根駅伝選手か元実業団選手だと思っていました。

長江さんに聞くとこのように教えていただきました。

「学生時代に陸上競技をしていましたが、度重なるケガにより早々に挫折してしまいました。その後、凝り性な性格から格闘技にのめり込みましたが、スパークリング中に相手の蹴りが膝に入り、半月板を切除するほどのケガを負ってしまいました。そしてその影響で膝が完全に曲がらなくなり、寝技等ができなくなり、かわりに始めたのがランニングでした。

半月板がないのはランニングにおいてもマイナスですから、私のランニング人生は、他のランナーよりハンディを負った状態からのスタートでした。

そのハンディをカバーするために、なるべく膝に負担をかけない効率良い動きを模索し徹底的に反復練習することで身につけていき、39歳で挑んだ初フルの2012北海道マラソンでサブ3し、2013年12月の福岡国際マラソンで2時間28分06秒で走りました。」

 

その長江さんが4月のウルトラセミナーに参加いただき、その流れから、サロマ湖の模擬レースとして走った東京・柴又60K(総合2位)翌日に、その結果や気づきからサロマに向けた対策など打ち合わせをしました。

サロマ湖の話から自然にランニングフォームなどランニングに関する話は尽きず、気付いたら3時間近く話していました。こんな時間を忘れて話をしたのは初めてかもしれません。

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長江さんにいくつか質問をしました。

□100kmチャレンジの目的や理由

マラソン練習をする上で、肉体的にも精神的にも鍛えられると思い、また更なる可能性を上げる為に取り入れてみました。

また、昨年の福岡(国際マラソン)での後半の失速もあり、マラソン後半対策としても重要と思い挑戦しました。

□その目的は達成できたか?気付きは?

肉体的にも精神的にも得るものがありました。精神的にはマラソンの約3倍の時間を走り続けるわけですから忍耐力が養われる競技でした。また、気象変化などマラソンより大きいので入念な対策が必要だと知りました。

□100kmチャレンジの準備

マラソンでは補給食(ジェル等)を取らないので、取る練習をしました。あとは、フルマラソンを超える距離を経験しておきたいと思い東京・柴又60kmを走りました。

□レース中に感じたこと

フルマラソンでは、走りながら景色をみることはないですが、サロマではゆっくり景色を見ながら走れました。特に40キロ過ぎたあたりで遠くに90キロ手前の橋(ワッカ折り返し)が見えた時は感動しました。

□完走した時の気持ち

もう、終わりか~、という感じでした。

集中していたのか、やっと終わったという感じは無かったです。

□補給について

アスリチューン・ポケットエナジー(白)をスタート時に3個持ち、3箇所のスペシャルには、MAURTEN DRINK MIX 320を置き、そこにアスリチューン・ポケットエナジー(白)を3個ずつ巻きつけて10kmごとに取り全て使い切りました。

マラソンではジェルは使いませんが、練習で使ったのと飲みやすいのでストレスは感じず、エネルギー切れは無かったです。

□100kmに取り組むことで、フルマラソンのタイムアップに繋がるか?

事の発端は昨年の福岡で後半失速したことで、100kmはまさにフルマラソンの後半の対策に繋がると思い挑戦しました。

まだ、この取り組みの結果はわかりませんが、もし結果が出たのであれば、やはり、前後半で大きくタイムを落としてしまうランナーは、この対策としての100kmは必要かと思います。

□その他感じたこと

サロマ湖の路面はとても固く感じました。

30km過ぎに普段のマラソンではない腰に疲れがきました。40kmからの失速はこれも原因の一つではないかと思っています。これを踏まえて来年の対策は取っていこうかと思っています。

□ラップタイム

40:11-39:47-40:52-40:46-43:12
49:12-48:39-47:29-48:45-47:39

タイム 7:26:32

□来年の目標

同年代で7時間を切ったランナーがまだいないようなので、来年は7時間切りに挑戦しようと思っています。

 

初めての100kmチャレンジの前半にトラブルがありながらも、落ち着いて、その時できる走りを模索してsub7.5でゴールするのだから流石です。

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帰りに、お世話になった湧別の「ふじの」の前で撮影しました。左は2月6日のセミナーに参加し、今回8時間13分と昨年のタイムを1時間更新した植村雄一郎さん。

今年の上位選手はフルマラソン2時間20分を切るスピードランナーばかりで、3’40/kmのハイペースで走り続けます。

ついに時代は動き始めた〜サロマ湖100kmウルトラマラソンで風見選手が世界記録〜 その1

ウルトラマラソンはゆっくり走るというイメージを持っている方からすると、最初の折り返しを10kmレースなのか?と思うようなスピードで向かってくる集団に驚くでしょう。

ウルトラマラソンにも様々なカテゴリーがあり、また楽しみ方も様々です。

以前は、ウルトラマラソン走ってる人に向かって、「ウルトラなんてフルで結果が出ないランナーがやるもんだ。スピードないから距離に逃げてる。」なんて酷いことをいう人もいました。

こちらは昨年書いた記事です。

ウルトラマラソン走るとフルマラソンが遅くなる??(前編)

今はボストンマラソン優勝の川内優輝選手もウルトラマラソンを取り入れていますし、そんな声は減ってきたように思います。

そもそも価値観やアプローチは様々ですから、自分が理解できないことを否定すべきではないと思います。

フルマラソンを速く走るためにウルトラマラソンを頑張る。

ウルトラマラソンを速く走るためにフルマラソンを頑張る。

どちらもあると思います。

どちらに軸足を置くかは人それぞれですが、自分の目標達成に向けてうまく取り入れたらよいのです。

また、速く走ることを目標にしていない人だっていますし、それも楽しみ方の一つです。

長江さんは、フルマラソンの後半の対策に繋がると思い100kmに挑戦しましたが、目標が明確であればあるほど多くのことを掴めると思います。

今回私は長江さんに対してアウトプットしましたが、長江さんの言葉や行動から多くのことをインプットすることができました。

□画像撮影 打越さん、藤原さん、深瀬さん

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