灼熱のみちのく津軽ジャーニーラン その5〜残り距離・時間に潰されないように〜

灼熱のみちのく津軽ジャーニーラン その4〜スネの痛みの原因〜

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灼熱のみちのく津軽ジャーニーラン その4〜スネの痛みの原因〜 はこのように終わりました。

もちろん、スネの痛みが出た時に、痛みを我慢して走ることはできましたが、まだ100km以上残っている時点で我慢し続けることはまず無理で、大きな故障に繋がる可能性もあります。当然リタイアになる可能性も大きくなります。

その時点で迷わず完走するために歩きに切り替えた判断は間違っていないと思います。

 

CP5の鰊御殿でシャワーを浴びて乾いたウェアに着替え、股擦れの箇所にはコンビニで買った包帯を巻いた。そして擦れ防止クリームなどを擦れそうな箇所に塗ってさらなるトラブルの予防をしました。

また、カレーライス、しじみ汁、すじこなどしっかり食べました。胃腸はまだまだ元気です。エネルギー補給はアスリチューン・ポケットエナジーのオレンジ味を使いましたが、最後まで美味しく飲めました。

鰊御殿を出て次のCP6までは真っ暗な道を進みます。

まだ80km以上ある。時速6kmの早歩きでも14時間近くかかる。途方もなく遠い距離です。。

電車で寝過ごし25kmくらい歩いて自宅に帰ったことはなんどもしているが、その3倍以上。。この調子で歩いたらどれだけかかるのか??

脚が痛いとか、眠いとかもあるけど、残り距離と、その距離を移動するに要する時間を考えると押しつぶされそうになってきました。

私はヘッドライトとウエストライトを併用しましたが、足場の悪いトレイルではなく、またスピードも遅いのでそれほどの明るさは必要なく片方だけ使いました。

ヘッドライトを付けると虫が顔にぶつかってきて気持ちが悪いので、大半はウエストライトを使いました。ふと、どのくらい暗いのかを確認するためにライトを手で覆うと一瞬で光のない世界に変わりました。

光のない闇にすっぽりと自分が同化するとなんだか不思議な気持ちになりました。前後左右上下などが不意になくなり自分も闇の一部になったのです。

自分はこのまま消えてしまうのか?などという気持ちと、静寂とあいまって静かな眠りについているようでもありました。

目を瞑っているわけでもないのに、現実と夢のボーダーがあやふやに感じます。

闇に怖れを感じる時もあるけど、この時は安らぎに包まれました。そのままこの安らぎに安住したいが、ライトを付けて先に進むことにしました。

今、自分は非日常を楽しんでいるんだ。と強く実感しました。

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まだ80kmもあるのではなく、もう80kmでこの旅は終わってしまうのです。

そう考えるとレース前に自分自身考えていたことが思い出されました。

美しいと思った時は止まって写真撮ったり、地元の方を含めてたくさんの方と話そうと考えていたのではないか?

序盤こそそんな気分でいたのに、いつのまにか前を走るランナーや、後ろを走るランナーのことばかり気になっていた・・・。

そんなことを考えている時に、私に追いついてきた263kmのランナーと出会い、しばらく話で盛り上がりました。それまでは中々距離も時間も進まなかったのが気付くと1km、2kmと進んでいるのです。

まさに一期一会。

その方とCP6まで一緒に進んだ。非常に分かりにくい場所だったので、一人だったら素通りしてしまったかもしれません。

少し睡魔が出てきましたが、寝ることでそれまで動けていたのが動けなくなるリスクはあるけど、激しい睡魔により道端で寝ることになりかねないので、短時間横になることにしました。

スマホのタイマーを30分後にセットしてすぐに夢の世界に落ちる。。

タイマーがなり目は覚めるが、短時間三度寝してから準備を始めました。

左足首や、両足底も動き始めは痛く、歩けるか心配になりましたが、少し歩くと馴染んできました。

休んでも痛みは取れないことは分かりました。だったら歩いてゴールに近づくしかありません。

6Aからゴールまではだいたい60km。

まだまだ遠いが、次の7Aまでは10kmくらいで、そこからはだいたい20km、20kmと進めば残り10kmになります。

残り10kmになればもうカウントダウン開始です。

だから残り60kmとは思わず、まずは7Aまでの10kmを目標に歩き続けることにしました。

その間、私に追いついてくるランナーと挨拶したり、しばらく一緒に話しながら進みレースを楽しみました。

初対面の方との話は面白く、話に夢中になり気づくと距離は進んでいる。と行ったことを繰り返しながら徐々にゴールに近づいて行きました。

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空も徐々に明るくなってきました。

とても美しい色あいで、しばし目を奪われました。。

そしてまた暑さと日差しとの戦いが始まるのです。

その6に続く

灼熱のみちのく津軽ジャーニーラン その6〜準備が足りなかったこと〜



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