機械になったように正確にピッチを刻めていた。〜61歳のウルプロメンバーが100km初完走〜

ウルトラマラソンを完走したい、再びsub4したいと、今年の6月にパーソナルレッスンを受け、その後ウルプロに入会した61才の高橋さんが、目標にしていた100kmマラソンを完走しました。

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高橋さんは52歳の時ランニングを始めました。初マラソンの湘南国際マラソン(2009年11月)目指して練習し完走し、その3年後の湘南国際マラソン(2012年11月)では念願のsub4を達成しました。(タイムは3時間58分17秒)

しかし、その後、足底腱膜炎を発症し2年半ほど走れなくなりました。2015年から徐々にランニングを再開し、2016年9月に秋田100キロチャレンジにするも86kmでタイムアウト収容車に乗りました。60歳でsub4復帰を狙い挑んだ2017年11月大田原マラソンは第三関門不通過とチャレンジ成功へのハードルは高くそびえ立っていました。

その高橋さんが前回は悔しい思いをした秋田100キロチャレンジマラソンを12時間50分23秒で完走しました。

この大会は累積標高800m前後とチャレンジ富士五湖100kmと同程度のアップダウンですが、制限時間は13時間と厳しいレースです。(コースマップはこちらです。)

今回はそのチャレンジについて紹介します。

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なぜ、100kmマラソンにチャレンジしようと思ったのか?

51歳からフルマラソン完走を目標にランニングを始めてからフルマラソン完走、サブ4とステップを重ねてきましたが足底腱膜炎で2年半位まともな練習が出来ず、その間長野での単身赴任を経て、家族の大切さや自分と向き合うことの必要性を感じました。故障が快方に向かい改めてランニングと向き合おうと思い、100km完走、サブ4をもう一度を記録することを目標にしようと思いました。

チャレンジを考えた時、完走するために何が足りなくて、何をしないといけないと思ったか?

前回の故障を踏まえ、フォームを改善し、効率の良い走りを手に入れることが必要と考えました。自分なりに追求していたことは、体の真下で着地し身体を前に押し出すことでした。そのためには体幹を鍛える必要を感じ、フロントブリッジやランジ、スクワットなどの補強運動を取りいれました。

どのような準備をしたか?

まず、専門家のアドバイスを直接受けようと思い、ウルプロのパーソナルトレーニングを受けました。そして入会直後に100km完走に向けたパーソナル相談を受けました。

そこで新澤さんに指導してもらった以下の内容を実践しました。

・10時間走をレース3週間前までに2回行う→歩き含めて10時間動き続ける。
・レース計画を作成する
・補給計画を立てる
・事前にアイテムを準備する
・トラブルを極小化する
・エイドでは長く滞在しない
・ゴールしたいと強く思う。諦めなければ何とかなる。

走ってみて、その準備は役にたったか?

走力+事前準備がウルトラ完走の鍵であると確信しました。

□練習

7月下旬に10時間走を試みるも、この夏の猛暑で5時間で切り上げました。またウルプロ入会後の奥武蔵起伏走の1回目は脱水症状で両足痙攣を起こししばらく歩くこともできずに撃沈しました。このままでは、100km完走は無理かもしれないと不安になりましたが、ウルプロ練習会に参加しながら、20〜30kmのフォームを意識しながらのロング走を土日に行いました。

8月の奥武蔵練習会では前回の失敗を踏まえ、給水(スマッシュウォーター)、塩タブレット(梅丹2Run)をしっかり摂取し完走し自信をつけ、更に友人と土日で70kmのマラニックを実施しました。

□レース計画

レースのために作成したレース計画はポケットに入れて10km毎にチェックしました。

□補給

補給に関しては、アスリチューンエナゲイン3本、アスリチューンポケットエナジーを5本、Catalyst Natural Caffeine(CNC)4粒を携行し、同量を中間地点の預け荷物に入れました。結果としてエナゲインは20km毎に摂取。ポケットエナジーは、2回摂取し、その後はエイドのおにぎり、オレンジ、梅干し、パンが食べれたのでそちらで代用しました。CNCはきつくなった70kmと90kmで2粒ずつ摂取。

すべての補給が功を奏したと思います。

 

完走した時、完走を確信した時の気持ち

ゴールのテープを切った瞬間は何も頭の中になかったように思います。無の瞬間。「やったぞ!」という気持ちでした。

それから、いろいろなことが浮かんできましたが一番思ったのは、走るのは一人ですが家族や新澤さんはじめウルプロの仲間、ラン友達、沿道の応援、そしてもちろん大会スタッフの方々に支えられて完走出来たと感謝の思いでした。

完走を確信したのは、90kmでラップとスプリットを確認した時点でした。

その瞬間も嬉しさは若干あったものの、走ること、前に進むことのみを考えていたので余り感慨はありませんでした。

股関節から前に足を出す感覚が100km全体を通して継続しており、言い方は変ですが、機械になったように正確にピッチを刻めていたのでそのような感覚になったのかと思っています。実際、脹脛、ハムストリングはほとんど筋肉痛がなく大腿四頭筋と内転筋が筋肉痛です。一回内転筋に痙攣の兆候がありましたが脹脛は痙攣の兆候すらなくこれまでの攣り癖が信じられないくらいです。これはフォーム改善の効果と確信しています。

仕事など人生経験が生きたこと

練習、レースで役立っているのは、同じミスを何回もしないということ、想定される事態に事前にどう対処するか、また、想定以外の事態が発生した際にどう対処するかは、仕事のスキルが生かされていると思います。

今回の事例でいうと、エプソンのGPS腕時計と普通のランニングウオッチを2個携行しました。これは前回秋田100kmに出た際にGPS計時が85km過ぎで2km以上もずれていたためです。実際に走りだしてみると最初のキロラップが5分40秒台で身体は良く動いていたのでトレーニング効果だと喜んでいたのですが大会の公式キロポストとのずれがあまりにも大きく20km位でGPSの誤差が大きすぎることに気が付きました。

その後は普通のランニングウォッチで10kmラップを確認することにし、レース計画とラップ、スプリットを見比べて淡々と走りました。

・チャレンジに年齢は関係あると思いますか?

チャレンジすることに年齢は関係ないと思いますが、個人個人の考え方や潜在能力、チャレンジ時点での目標とする対象や到達レベルによるのではないでしょうか。例えば、私自身でいえば70歳からウルトラマラソンへの挑戦をしようとは思わないはずです。ランニングの素晴らしいところは、年齢、性別、運動能力に関わらず挑戦できるフィールドが提供されていることではないかと思います。

今回の完走は人生の中でどのような位置付けになりますか?

100km完走は人生の中の一コマですが達成感という面では、積み重ねたものが大きいので、仕事で一つプロジェクトをやり遂げた感じと似ています。

ウルプロに入った理由

ホームページをじっくり見させてもらい、サラリーマン生活をしながらsub3など達成している新澤さんの試行錯誤、トライアンドエラーのノウハウが凝縮されており、高いモチベーションを持った人たちが集まっているように思ったこと。

更に、フォームの改善や効率性の追求を経験値のみでなく理論的に実践している点です。

私は経験と理論は両輪であると思っています。

ウルプロ入会後何が変わったか?

外形的には動き造りとストレッチ、腹筋、スクワットは毎日実施し、フォームの改善が着実に結実していることで、内面的には、自らの目標に向かってトレーニングに励む意識の高い仲間に触発され更にランニングを追求していこうという意識が向上したことです。

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高橋さんはこれからもう一つの目標であるsub4を目指しますが、入会後のフォーム改善により効率的な走りが身につき攣り癖も克服しつつあり目標達成に向けて順調です。

仕事や家庭を大事にしつつ、時間を作り練習会に参加するわけですから1回1回の練習に意味を持たせないと勿体ないです。

目標に対して今の自分は何が足りないか?を明確にし、それを埋めるために練習をしていく。1回1回の練習で良い走りが出来たとしたら、なぜ出来たのかを考え言語化することで再現しやすくなります。その積み重ねが実力になります。

また他のメンバーの気づきがヒントになることもあります。そのような意見交流が活発になるような仕組み作りをウルプロでは行なっています。

ウルプロにはウルトラやトレランで優勝・入賞するメンバーもいますし、自己ベスト更新を目指しているメンバーもいます。中には50歳で初めてsub3をしたメンバーや、60代で初めてsub4したメンバーやアイアンマンを完走したメンバーもいます。

生理学的には加齢により筋力などは落ちていきますが、市民ランナーにはそれ以上の伸びしろはたっぷりあります。

大事なことは自らの可能性を諦めない気持ちだと思います。

この週末に何人かのメンバーが優勝しましたが、それと同じくらい高橋さんの100km完走は嬉しかったです。またそのことを自分のことのように喜んでいるウルプロメンバーがたくさんいることも嬉しかったです。

ウルプロ練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はfacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

また、日曜日開催のセミナー参加者はウルプロ練習会に体験参加いただけます。参加ご希望の方はお問い合わせください。

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