井上明美 ウルプロ入会1年で国際ランナーへ①〜フルマラソン2戦目での快挙〜

10月28日9時スタートの水戸黄門漫遊マラソンで、ウルプロメンバーの井上明美さんが3時間09分38秒の総合22位、年代別4位の好タイムでゴールした。

今年3月の古河はなももマラソンが初フルで、今回はフルマラソン2回目のチャレンジだったが、その大会で大阪国際女子マラソンの参加資格を獲得した。

大阪国際女子マラソンの参加資格はいくつかあるが、2年ほど前に書いたこの記事を参考にして欲しい。

大阪国際女子マラソン参加資格変更

 

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私もこのレースにエントリーしており、当初は神宮外苑24時間チャレンジ前の調整レースと考えていたが、中国の长安福特ultra-challenge(Changan Ford Ultra-Challenge)の参加が決まったことで参加を見送った。

土曜日夜に帰国し、翌朝に応援に行くつもりであったが、深夜の帰宅となり疲労も大きく体調を崩しかねないので、自宅で水戸黄門漫遊マラソンだけではなく、横浜マラソン、富山マラソン、手賀沼ハーフを走るメンバーのラップを応援ナビで追いかけながら応援することにした。

今回も多くのメンバーがPBを更新した。

ウルプロメンバーPBラッシュ再び〜良くも悪くも振り返りで強くなる〜

井上さんはレース前に打ち合わせしたラップより少し速く入ったが10kmからラップが落ち着いてきたので安心してみていた。40km通過時点で3時間10分まで残り10分50秒あったが、この区間に厳しい登りがあるので多少の不安はあったが彼女の今までの頑張りを信じてゴール地点のタイムが出るのを待った。

そして3時間10分になる前にゴールタイムが表示されるのを見た瞬間は自分のことのように嬉しかった。

ウルプロ入会後に国際マラソン参加資格を獲得した初のランナーが誕生した瞬間だ。

ラップタイム

(ロス 00:10)21:54-21:43-22:00-22:22-22:22-22:30-23:01-23:12-10:28

ゴール後、井上さんに何点か質問した。

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◻︎レース前の不安

現状の走力確認のためにエントリーした、今シーズン1本目の松本マラソンが台風で中止になり、実績がないまま、どのくらい走れるのか不安を抱えながらのレースになりました。

レース前はポジティブ思考に努めたり、不安を訴えると聞いた人に不安を移してしまうので、あまり言わないようにしていました。所々に出た不安は、ウルプロメンバーにアドバイスしてもらって、前向きに考えるようにしました。

◻︎レース展開

どこまで走れるか挑戦してみたい気持ちと、挑戦すると失敗するかもしれないという気持ちに揺れたが、今回は10分切りを確実に決めることにしました。調子が良くてもペースを上げずに4:30/kmを維持し、余裕があれば最後10kmは上げていく展開にしました。

結果は、4:30/kmでペーサーをしたいと言ってくれた友達とは走らず、「信じられるのは自分だけ」という気持ちで、自分の気持ち良いペースで走っていました。オーバーペースに気が付くも「ここで貯金を作ろう」という気持ちになっていましたが、前回の古河はなももと同じく悪い癖が出たと反省してます。そうこうしているうちに、15kmくらいからもう少しペースを上げる余裕はありましたが、ここは我慢すべきと思いながら進むと、前方に4:30/kmをきっちり刻む2人の女性が並走して走っていたので着いて行きました。ハーフ辺りで結構疲れてきましたが、このままペーサーから離れないで引っ張ってもらいました。

前回は30km地点で脚が終わってしまいましたが、今回は35kmくらいまでもちました。前回より少し長く脚がもつようになったのは嬉しかったです。この辺りから一緒に走っていた集団がバラけて、自分との戦いが始まりました。私よりも随分先を走っていた速いランナーが歩いていたり、止まってストレッチをしているのを見ながら、「あんなに速い人が歩いているのだから、私も歩いていいでしょう」「これが練習だったら、監督にもう無理と言って、外周を歩かせてもらうところなのに、それが出来ない、つらい、やめたい」「つくばも、東京も、もうたくさんだ」といったネガティブな感情が次々に浮かんできました。

逆に「今回10分が切れなかったら、こんな苦しいレースを次にまたやるのか?もう嫌だ、この1本で決めたい」という気持ちも湧き上がりました。

「こんなに気持ちがマイナス思考になるのはエネルギー切れ?」と思いながら、アスリチューンを補給してみたり、水を飲む振りをして少し歩いたり、こんな時はいつもやっているフォームを修正して走ったり、いろいろ試しました。でも一番元気になったのは、メンバーとすれ違う時に、エールを交わしたり、思いがけずメンバーが応援に来てくれていたりという存在でした。

一番キツかったのは、偕楽園の周りを折り返したコースと、やっと40kmまで来たと安堵した瞬間に待ち構えた激坂でした。しかも、少しカーブしていたので、どれだけ続くのか分からないため撃沈し、頂上まで頑張れず歩いてしまいました。距離が分かっていれば頑張れたと悔しかったです。ラストの直線は力を振り絞ってダッシュして、なんとか10分切りが出来ました。

◻︎ゴールした時の気持ち

「目標の10分切りが出来た!途中で諦めなくて良かった」という達成感でいっぱいになりました。同じく大阪国際を狙っていたというランナーと喜びを共有出来ました。

◻︎補給

レース前日と、レース当日朝にモルテンドリンクミックス320でカーボローディングをして、レース直前にアスリチューン(赤)、電解質パウダーを飲みました。

レース中は、アスリチューンを10km(白)、20km(黒)、30km(白)、16.6km 梅干し、各給水所で、ポカリか、水(後半は水ばかり)を飲みました。

レース中は甘い物を欲しず、ポカリより、あっさりした水をたくさん飲みたかったです。走りながらの補給なので、水と一緒に空気も飲んでしまったのか、胃の中がゴロゴロ鳴って走りにくかったです。

◻︎1年前にウルプロに入会して変わったこと

走るのがとても楽しくなりました。効率良く走るためのランニングフォームを習って、走り方が分かったのと、それによってどんどん速く走れるようになったからです。

また仲間がいることで、モチベーションを維持出来るようになりました。仲間と一緒に走ると、負荷の高い良い練習が出来たり、練習会後の振り返りや、メンバーのレースの報告などを聞いて、参考になる部分が大きいです。

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井上さんは昨年10月にパーソナルを受けたのをきっかけに11月にウルプロに入会したが最初のパーソナルレッスンを行った時はこのような走りだった。

この動画はふざけて走っているのではなく、いつものように走ってと話したらこのように走ったのだ。

この頃は大会で相当一生懸命走って10km55分台で、普段のジョグはキロ7分くらいだった。そのランナーが登り坂を走ればこのような走りになっても不思議ではない。途中から切り替わるのはその半年後の走りだ。

そのランナーがたった1年間で、大阪国際女子マラソンの参加資格タイムを獲得したのだから素晴らしい。

その成長の過程について、次回紹介する。



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