その1秒を削り出したウルプロメンバー〜故障なくスタートラインに立つために〜 前編

この週末もウルプロメンバーは頑張りました。私が把握しているだけで、各地のレースで年代別優勝が3人で入賞者もいます。また3時間20分切を目指していたメンバーは3時間15分台のタイムで目標達成しましたし、初めてサブ4達成した60代のメンバーもいます。全員紹介したいのですが追いつかないので、書ける範囲で紹介していきます。

また、このページはウルプロメンバーが頑張った。というだけの内容にはしたくありません。読んだ方の心に残ったり、ヒントになるようなことを書いていきたいと思ってます。

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今回紹介するのは、湘南国際マラソンで目標にしていたサブ3.5を達成した諏訪和歌子さんです。

彼女は2018年3月の名古屋ウィメンズマラソンで3時間30分02秒(ネット)とサブ3.5を逃しました。

たった3秒に泣いたのです。1kmで1秒どころではないのです。

諏訪さんは4月の連休にパーソナルを受けて、その後入会しましたが、遠方から練習会に参加し、コツコツと故障しにくいフォームの定着をはかっていきました。

そして、湘南国際マラソンでサブ3.5を達成したのです。

3時間28分21秒(ネット)

ロス(1:47)
48:00-48:06-49:49-51:35-10:51

まず、諏訪さんに限らず、レース前は不安になります。練習してきたけど、「本当に力はついているのか?」「目標達成できるのか?」と、しっかり準備してきた人ほど緊張感、不安感を作り出してしまいがちです。

諏訪さんもシューズを迷ったり、不安な気持ちから何度も相談を受けました。自分に自信が持てない状態でした。

まず、その状態をどう乗り切ったかを聞きました。

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自己ベストできない言い訳が全くなくなってしまった。

レース前、とにかく不安で仕方なかったのです。なぜって絶好調だったから。おかしな話ですが、調整がうまくいっていれば、ベストが出るはず、出なければ「練習不足」のレッテルを自分に貼らなくてはならないから。ほかの人は「そんなことはないよ」と言うかもしれませんが、私の中ではそれ以外に理由がないのです。こんなに頑張って練習しているのに、「まだ足りないのか」と思わなくてはならないのは結構辛いです。

絶好調なのに、なんでこんなに自信がないのかというと、私のベストタイムは今年の3月の名古屋ウィメンズマラソンで出した、3時間32分0秒(ネット3時間30分2秒)。2度とこんなタイムで走れないと「信じて」いました。あれは奇跡だと思っていました。たまたまラッキーなことが重なって出せたタイムだと思っていました。

なぜって、練習でどんなに頑張ってもこんなタイムで走れないから。多分、私の周りの人たちも「まぐれ」と思っていたのではないかと思います。

そして今回、どんな風に絶好調だったのかというと、一週間前に練習で5000mのベストが出た。怪我もすっかり治っていて、故障個所が一つもない。ウェイトコントロールもうまくいって、ベスト体重となっている。直前にはコーストカイロの伊藤先生に、ベストが出るよう全身整えてもらっている。

あとは当日、気温が高ければそれは言い訳の一つになると淡い期待を持っていたのですが、「少し暑くなる」という天気予報はまんまとはずれ、マラソンにぴったりの寒い日となりました。曇っていて日差しもない。私はいつもとても運が良いのですが、こんな時にもまたもやマラソン日和を引き寄せてしまいました。本当に運が良い。

すべてがベストコンディション。最悪です。言い訳の素材はゼロとなりました。絶対にベストを出さなくては。

でも。

気持ちって大切「ベストをださなくては」という強迫観念と「出るわけないよ」という不安を持って走るよりも、楽しい気持ちで走った方が絶対良い結果になります。

いつもレースの1か月くらい前から、自宅に居る時は、YouTubeでマラソンや駅伝を流しています。「ランニングフォーム」や「苦しいときの頑張り」のイメトレをしていました。やはりお気に入りは「箱根駅伝」。青学の選手たちが笑顔で走り、区間賞を取るのを見て、改めて「楽しく走ること」のメリットを強く感じました。今年の箱根駅伝は、東洋大学に往路優勝を譲っていても、選手たちに悲壮感が全くなくて、笑いながら自らの不甲斐ない走りを「申し訳ない!」と言っていました。結果総合優勝を手にしているのです。その一方、東洋大学の選手からは、強い緊張感と悲壮感が見て取れます。明らかに両者には「まぁ出来るだろう!」と「出来ないかもしれない」のスタンスの違いがあると思います。笑って走った方が速く走れる、少なくとも私はそう信じています。

だからスタートラインに立った時は、なんの根拠もないけれど、自信を持つことにして、どんよりした気持ちを生ごみのようにポイッと捨てました。「今日までに出来ることは全部やった。ベストは必ず出る!」に切り替えました。本当にそう思っていなくても、3時間半だけそう思いこめばいいことにして。またウジウジしたいのだったら、レースの後改めてじっくりやればよい、さっき捨てた生ごみはきっとまだ回収可能でしょう。「ベストが出なかったらどうしよう」はもう2か月くらい充分考えてきました。考えるのは一旦お終い。どうしよう?どうもしないさ!私がベストを出さなくてもまた陽は昇る。陽が昇ればもう一度やるだけ。ポジティブわかこに切り替えてスタートの準備は完了!

少し話はそれますが、今回左腕に入れた「その一秒をけずりだせ!」は東洋大学の選手たちのスローガンです。本当は右腕に、もう一つのスローガン「ひるまず前へ!」も入れたかったのですが、左手で文字が書けず断念しました。私はこのスローガンが好きです。3月の名古屋ではあと3秒でサブ3.5でした(ネット)。どこからその3秒をけずりだすか、それをテーマにここまで来たから、このスローガンはどうしても書きたかったのです。

青学の明るさと東洋大のスローガンで鬼に金棒です。

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35kmの壁で終わらせてはいけない

終盤少し落ちてグロスで3時間30分08秒と、また新たな課題が生まれたことについて、こう話してくれました。

後編に続く

その1秒を削り出したウルプロメンバー〜故障なくスタートラインに立つために〜後編



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