ランナー貧血のアラーム 5人の経験と内科医のアドバイス 前編

今までは楽に走れたペースが思うように走れないと、練習が足りない。根性が足りない。と走行距離を増やしてしまう。するとますます走れなくなってしまった。

自分自身は一生懸命走っているのに、周りからサボってるのではないか?という目で見られて自己嫌悪に陥った。

など、経験した方は少なくないと思います。

そもそも女性は貧血リスクが高く、またランナーは貧血リスクが高い。したがって女性ランナーは常に貧血リスクを意識した生活をして欲しい。もちろん男性でも貧血に苦しんでるランナーはたくさんいます。

特に、タイムを追い求め始めたタイミングが、気温が高く発汗量が増えるこの時期に重なると危ないです。

そこで、貧血で思うように走れなくなり、走ることが嫌いになってしまうランナーが一人でも減るように、貧血経験のあるウルプロメンバー5人に経験したことを教えてもらいました。

頭に入れておくと、今は大丈夫でも、貧血のアラームが鳴ったら気付くかもしれません。早く気付けば早く改善します。

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質問内容

①検査を受ける前はどのような状態だったか?
②貧血検査を受けたキッカケ
③だいたいの検査数値
④何が原因だったか?
⑤治療開始から状態が戻った期間
⑥自分自身の心構えやランナーへのアドバイス

Kさん

①とにかく我武者羅に距離を追い求めて走っていた時期で、夏場も日中水をかぶってガンガン走っていました。残暑の9月に皇居1周29分かかりましたが、この時は「あ~夏の疲れがでているんだぁ」と思っていました。

秋になって頭痛がするのと、上手く表現できませんが、走っていて頭に酸素が届かない!?感覚が頻繁になり、また走り終わると目の前がチカチカして身体がガクガクしたり.極めつけは走ろうと思うのに脚が前に出なくなりました。頭痛はするし、脳から脚を動かす指令が届かないので最初は脳の病気かと思いました。

②「マラソン」「頭痛」「酸欠」「足が前に出ない」などキーワードでネット検索をしてみると「貧血」がヒットし、健康診断の結果もろくに見ていなかったことを思い出して見たら、ヘモグロビンに※印がついていて(基準値割れ)、尚且つFeの値も前年度の半分以下になっていました。これからマラソンシーズンに入るので焦って病院へいきました。

③ヘモグロビン 9.0  フェリチン 4

④全てに対して意識の欠如でした。自分は健康だから大丈夫という意識があったから健康診断の結果すら見ていませんでした。

当時は、ケア、疲労回復、栄養管理などの意識が低く、とにかく走ったら走りっぱなし状態でした。

⑤鉄剤を服用して数値を戻しては在庫がなくなる走りを2年位繰り返しました。私の場合は6か月鉄剤服用して正常値に戻し、その後6か月で少しずづ在庫がなくなっていく感じでした。走りが戻るには服用して2か月はかかったかと思います。

⑥当時は、日々走るのがきつく記録はどんどん下降しました。また、鉄剤を服用して正常値に戻すことは簡単ですが、その繰り返しではいけないと、最近ようやく距離を走るだけが練習ではなく、食生活、ケアなど意識を高めることがどれだけ大切かを考えるようになりました。

時間はかかるかもしれませんが、今日から始める小さな意識改革をコツコツ継続することで快方に向かいます。焦らず、弛まず、怠らず!完治してかっこよく走っている自分を想像しながら前へ進みましょう!

私は意識を高めるようになってから貧血は再発知らずです。

今はウルプロメンバー間で色々情報共有もできますし、練習会に参加をするとホント勉強になります。

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Iさん

①以前走れていたペースで走れなくなり、息苦しくて心拍がすぐに上がってしまいました。

②以前も貧血で治療をしていた時期があり、その頃と同じように浅い呼吸しかできず急に心拍が上がる、止まるとクラクラする感じがあったので、予防も含めて検査を受けました。

③ヘモグロビン 12.0  フェリチン 10

④2月に体調が良くないと感じて、貧血かな?と検査を受けました。その際はヘモグロビン12.8 フェリチン22でした。貧血ではなかったので、走力が落ちてる。練習が足りない。と思いました。元々貧血気味なのに、走る事ばかり考えてしまい日々の食生活でのケアもできていなかったので、フェリチンの数値が半分になってしまったのです。

⑤まだ、治療を始めたばかりですが、以前の貧血の時より軽い段階で気付けたので、少しづつ走りが楽になるといいなと思っています。

⑥暑い季節になると汗をかいてさらに貧血になりやすいので、その前にしっかり検査を受けて悪化させないようにする事が第一だと思います。

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Nさん

①②検査を受ける前は全く走れず、スピードも出ないし、すぐに気持ちが悪くなりました。

③昨年10月に胃腸炎からくる熱中症と脱水で倒れて、血液検査をしたときのヘモグロビンは10.5でしたが、このときは特に何も言われませんでした。12月に別の病気の疑いがあり内視鏡検査と血液検査をしましたが、やはり数値は10.5でした。このときは鉄剤を飲むとさらに胃が荒れるし、ヘモグロビンの数値も気にするほどではないから貧血の治療はしないとのことでした。

熱中症で倒れときは30km走後でしたが、フラフラだった記憶があります。病院で鉄剤を処方してもらえなかったので3月からヘム鉄のサプリを飲んでいました。

3月から疲れが抜けない日々が続き、4月のハーフマラソンが終わってから、さらに疲れが抜けず、だるさ、立ちくらみ、むくみ、イライラ、頭痛が酷くなりました。ケッズトレーナーの担当者からもNさんが疲れてハイアルチで走れないって珍しいですねと言われました。12月までは毎週3時間LSDや30km走をしても疲れなかったのに疲れて走れなくなり、これは貧血では?と思い内科を受診することになりました。

ヘモグロビンは12ありましたが、フェリチンは4しかありませんでした。

年末はフェリチンを調べてなかったので、予測ですが、当時はフェリチンを使って保っていたのが、使い切ったことからキツくなったのかもしれません。

④走りすぎ?が原因なのかよくわかりませんが、家族も貧血持ちが多いので遺伝もあるのかもしれません。

⑤治療を始めてから3週間ぐらいから体が楽になり走れるようになりました。今はウルプロ練習会でのフォーム改善もあり、今まで以上のペースで走れるようになりました

⑥いつものように走れない、だるい、何かおかしいと思ったら、すぐに内科を受診することをオススメします。

 

ランナー貧血のアラーム 5人の経験と内科医のアドバイス 後編 へ続く

ランナー貧血のアラーム 5人の経験と内科医のアドバイス 後編



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