自己ベスト出た!嬉しい!!で終わらない〜ウルプロ®️メンバー サロマ湖で自己ベスト続出〜⑤

自己ベスト出た!嬉しい!!で終わらない〜ウルプロ®️メンバー サロマ湖で自己ベスト続出〜④

自己ベスト出た!嬉しい!!で終わらない〜ウルプロ®️メンバー サロマ湖で自己ベスト続出〜④  から続く

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今年のサロマ湖100kmウルトラマラソンにチャレンジした10人のウルプロ®️メンバーのうち、9人は初100km含めて自己ベスト更新。もう1人は60代後半のメンバーが故障を乗り越えてPBにあと僅かなタイムで完走と素晴らしい走りをしました。

ウルプロ®️メンバーには練習後にも振り返りをする習慣をつけるようアドバイスしてますが、今回いくつか質問して答えてもらいました。

前回紹介した麻里さんに続き、今回は井上さんの気づきを紹介します。

井上さんは昨年7月入会時のフルマラソンベストは3時間43分51秒、100kmは12時間46分18秒でしたが、今年は難易度の高いチャレンジ富士五湖118kmも完走するなど力を付けてきました。

井上さん

タイム 11時間55分57秒(従来 12時間47分02秒)

ラップタイム(ロスタイム2:01 – 58:11 – 61:20 – 58:22 – 65:41 – 71:40 – 81:04 – 79:55 – 78:16 – 83:09 – 76:08)

【自己ベストでゴールした時の気持ち】

サロマ湖ウルトラはアップダウンが少なくタイムが出やすいコースなので、故障しない限り自己ベストは出ると思っていました。

11時間半目標に走っていましたが、予報よりも暑く日差しも出てきたことから途中ペースを乱して、12時間も危ういという状況になり、残り時間を確認しながら走っていました。 12時間切りは一つ目標とした切りたいタイムだったので、嬉しいよりもホッとしたという気持ちのほうが大きかったです。

【自分を褒めたいと思うこと】

ウルトラマラソンは5回目ですが、距離が長くアップダウンもあるためペース配分が難しく、目標タイムから遅れてくるといつも守りに入ることが多かったです。 今回は前半はほぼ予定のペースで走れて、後半も恐れずペースアップを試したり自分なりに攻めた走りが出来たので、ある程度今の力を出し切れた感があり、そこは褒めたいと思います。

【こうしたら良かったと思うこと】

今回はエイドを効率良く通過していくことを考えていて、前半はほとんど想定のタイムロスでエイドを通過出来たのですが、後半日差しが強くなり、水被りの時間を増やしてから、被るたびにどこに被るか迷いや躊躇があり、タイムロスが大きくなっていました。被る場所を決めて機械的にやれば良かったと思います。 新澤さんが”エイドはルーティーンを決めて効率的に”とアドバイス頂いた意味が良く分かったので、次回以降活かしていきます。

【ウルトラセミナーや練習会で掴んだこと】

□ウルトラセミナー

ウルトラセミナーで私が重要だと思ったことは的確に目標タイムの見積もりができるということです。 フルマラソンと比べ、アップダウンや時間の長さから気候の変化が多いウルトラマラソンは完走予想タイムの見積もりが難しいと考えていましたが、気候やアップダウン、ランナー上位の平均ゴールタイムなどからある程度見積もりも可能で、結果を出すためには、ゴール目標やペース配分を決めてしっかりペースを刻むことが大事だと感じました。

□練習会

練習会ではフォームのチェック、走力アップだけでなく、ウルトラマラソンへの準備や他のメンバーなどの取り組みも間近に見ることが出来て刺激になりました。

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私からのアドバイス

今回のように日差しや気温が高くなると体温も上がりますので、水かぶりなどして下げる試みをしないと脱水や熱中症リスクが高まります。その水かぶりをする際に注意しないといけないことはシューズ・ソックスを可能な限り濡らさないようにすることです。これらが濡れると靴擦れリスクが高まります。靴擦れを起こすと、擦れないように庇ってフォームやリズムがおかしくなるばかりではなく痛みとの戦いになり大きなストレスになります。

井上さんは、そうならないよう水をかける場所を考えてしまったのでしょうが、私は足を広げて上体を前に倒して頭と首筋にかけるようにしてます。もちろん多少ソックスは濡れますが直接かかるのと濡れ方は全く変わってきます。もし膝や股関節などにかけたい場面であれば柄杓ではなく手でかけるなどしたら良いでしょう。

今回、井上さんは自己ベストですが、私から見た井上さんの走力はもっと高いので、なぜペースを乱したのかを、もっと深掘りすると来年以降の課題が明確になってきます。

その辺りが気になりメッセージでやりとりしていくと、井上さんは当初の目標設定自体が遅すぎたことに気づいてもらいました。

最終的にまとめてもらった一部を抜粋して紹介します。

レース後に、新澤さんから30km以降ペースが落ちた理由で何か思い当たることはありますかと聞かれました。 ウルトラでは毎回30km過ぎたあたりから脚に疲れがたまりペースダウンすることが多かったので、あまり違和感を感じていませんでしたが、新澤さんは私の走力を把握していて、30km以降のペースダウンに違和感を感じていたようです。

振り返って考えてみて気になったのが前半のペース配分です。 新澤さんや目標タイムを達成した他のメンバーに聞いたところ、フル42.195kmの通過タイムがフルマラソンの大体1.1倍でした。 それで計算すると私の場合、フル通過が4時間ジャストになります。 しかし私の事前の見積もり表を見返すとフル通過が4時間12分になっていて、何が間違っていたのかメッセージでやり取りする中で目標タイムの設定が遅すぎたことに気づきました。

私は今回の目標タイムをフルの3倍強(サブ11)に設定していましたが、 サロマ湖対策セミナーの資料によると2.85倍が目安とありました。この目安に気象条件など勘案して計算すると、フル通過が4時間ジャストになり、数字がピッタリ合いました。 このやり取りを経た後「(井上さんがサロマを走るなら)サブ10を狙ってもよいぐらいです。それで目標タイムを計算して、後半を緩めに設定してサブ10.5にしたら楽なレースになりますよ。」とメッセージを頂き、”速く走ったほうが楽なレースになる”という意見に目から鱗が落ちました。 目標設定を緩くして、前半ペースを落としてゆっくり走ることが必ずしも前半の疲労の軽減や後半のペースアップに繋がらない、むしろ私の場合、ゆっくり走ると後傾しやすいフォームで余計に疲れてしまいます。 適切な目標タイムやペース配分を設定していく事が、楽に早く走るために大切になってくるのだと学びました。

 

今回、井上さんは数字に囚われすぎていると感じました。囚われすぎと言うより硬直的に考えすぎでした。セミナーで使った数値は過去のデータなどによる目安であり、一人一人タイプは違うし、レース当日の気象コンディションや体調によっても計算通りには行きません。ただ目安がないと自分なりのアレンジもできないし、イメージもしにくいので、相場観を感じてもらうために紹介しています。

その辺りに気づいてもらうために、こんな質問をしました。「今回フル通過は4時間12分でしたが、4時間で通過したとして疲労度は増しますか?4時間で走っていたら、今回より後半失速しましたか?」井上さんの走力を考えると4時間で走っても呼吸が乱れることもないと思います。今までウルトラマラソンを走ると30kmで脚に疲れが溜まるのはペースが遅すぎることがそもそもの原因でしょう。

2016年にウルプロ入会後サロマでsub10したメンバーが、入会前のウルトラセミナーでした質問に答えたこと記事を合わせてお読みください。このようなランナーは少なくありません。

ゆっくり走れば必ずしも後半まで脚がもつ訳ではないのです。

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表面化している課題だけではなく、本人も気づいていないことをいかに引き出すかがコーチの大きな役割だと思っています。

これらの課題は一人一人違うし、同じことを伝えても受け取り方は様々です。そのためウルプロ®︎では練習会の振り返りなどメンバー間で共有しています。練習会で実際のメンバーの動きをみている私が、その振り返りを読めば、そのメンバーの上達を促進している意識、逆に阻害している意識や動きが分かります。阻害している原因が分かれば、いかに本人に気づいてもらうかを考えアドバイスしています。

課題解決のためにこのようなサイクルを回していけば上達を実感できるでしょう。

井上さんは今回PBを出しましたが、今回の気づきで次回は大幅にタイムを更新できるしょう。

ウルプロ®︎練習会日程はこちらです。

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