男子100m世界ランキング〜世界との差は詰まっている〜

20日ロンドンで行われたダイヤモンドリーグ第10戦の100メートルで、小池祐貴(住友電工)が日本歴代2位タイとなる9秒98をマークし、桐生祥秀、サニブラウン・ハキームに続き3人目の9秒台ランナーとなったことは大きく取り上げられました。

ヤフーヘッドラインニュースにこのようなコメントを添えてシェアしたところ5,393人にリーチしました。

桐生が初の9秒台を出した時は数万リーチに達したことを考えるとインパクトは小さめですが、逆に言うと、それまであった壁は既になくなったということでしょう。

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このニュースに接して、今後も続々と9秒台ランナーが生まれることを期待する声は大きくなっていますが、選手にとっては9秒台は世界の舞台に立つ必須条件で、オリンピックや世界陸上のファイナリスト、そしてメダルをとることが目標に変わってきているのではないかと、選手のインタビューを聞いて感じています。

以前は体型や筋肉量が全く違うから、日本人は短距離では世界と戦えないと言われていましたが、変わってきたものです。

今はどのくらいの差があるか報じるニュースを目にする機会が少ないので、国際陸連(IAAF)の公式ページ掲載のデータを調べてみました。

現時点の世界ランキング20位と100位以内の日本人選手を一覧にしました。

なんと現時点ではサニブラウン・ハキームが世界ランキング9位で、小池が11位、そして100位以内に6人の選手が名を連ねています。

アメリカと日本それぞれの上位4選手の平均タイムを調べたところ0秒15差でした。

同様に2018年を調べました。

2018年のランキングを見ると、2019年の飛躍がよく分かります。

そして、2018年と2019年現時点のランキングを合算すると、TOP10に入るには9秒9前半のタイムが必要になることが分かります。

また、アメリカと日本のTOP4平均タイムは0秒14差であることが分かります。

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過去どのような推移をしているのか興味が出てきたので、同じくIAAFのデータをもとに2001年から2019年までの年間ランキング1位を調べてみました。

世界ランキング1位を見ると、ウサインボルトが突出した記録を出してますが、ウサインボルトが1位の年以外は9秒7台から9秒8台で世界ランキング1位になり、2003年に至っては9秒93が世界ランキング1位です。日本ランキングを見ると2002年2003年は末續が世界ランキング13位とTOP10が見える位置にいましたが、その後は桐生が10秒01を出し17位に入った2013年まではTOP20に1人も入れない年が続きました。

世界ランキング1位と日本ランキング1位のタイム差は、すなわち世界との差ですが、この期間内に最大0秒49あった差が、2016年以降は0秒21以内と縮小してきました。

ただ、サニブラウン・ハキームの9秒97でさえ歴代TOP100にランクされていません。(歴代102位タイ)そしてアジアでは中国の蘇炳添(Bingtian SU)が2018年に9秒91を出し世界歴代37位にランクされているのです。

このアジア記録更新を目標に日本人選手が切磋琢磨すれば、オリンピックや世界陸上のファイナリストに複数の日本人が名を連ねることはもう夢や願望ではなく現実味を帯びてくるでしょう。

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さて、100mの1000倍の距離の100kmでは男女とも日本人が世界歴代上位記録を独占していますが、日本の主要メディアで取り上げられることはほとんどありません。対して海外では100kmや24時間走などウルトラマラソンの世界規模の大会の結果は大きく取り上げれています。この状況はなかなか変わりそうもありませんが、当ページでは発信を続けていきます。

キロ4より速く100km走るランナー 〜6時間40分以内の日本のウルトラランナー一覧〜2019年6月30日現在



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