カテゴリー別アーカイブ: ウルトラセミナー

マラソン後半の失速対策としての100kmチャレンジ

サロマ湖ウルトラ対策セミナー参加者の完走率は驚異の95.6%だったと記事を書きました。

結果には理由がある〜サロマ湖対策セミナー参加者の完走率95.8%〜

一番上に、初100kmで7時間26分台というタイムに気付いた方もいると思います。

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そのランナーは、市民エリートランナーの長江隆行さんです。45歳の昨シーズンのフルマラソンは2時間25分台です。(ベストタイムは2時間23分台)

福岡国際マラソンのAグループやびわ湖毎日マラソンなど日本最高峰のエリートレースを走る長江さんのことは本人と話すまでは、元箱根駅伝選手か元実業団選手だと思っていました。

長江さんに聞くとこのように教えていただきました。

「学生時代に陸上競技をしていましたが、度重なるケガにより早々に挫折してしまいました。その後、凝り性な性格から格闘技にのめり込みましたが、スパークリング中に相手の蹴りが膝に入り、半月板を切除するほどのケガを負ってしまいました。そしてその影響で膝が完全に曲がらなくなり、寝技等ができなくなり、かわりに始めたのがランニングでした。

半月板がないのはランニングにおいてもマイナスですから、私のランニング人生は、他のランナーよりハンディを負った状態からのスタートでした。

そのハンディをカバーするために、なるべく膝に負担をかけない効率良い動きを模索し徹底的に反復練習することで身につけていき、39歳で挑んだ初フルの2012北海道マラソンでサブ3し、2013年12月の福岡国際マラソンで2時間28分06秒で走りました。」

 

その長江さんが4月のウルトラセミナーに参加いただき、その流れから、サロマ湖の模擬レースとして走った東京・柴又60K(総合2位)翌日に、その結果や気づきからサロマに向けた対策など打ち合わせをしました。

サロマ湖の話から自然にランニングフォームなどランニングに関する話は尽きず、気付いたら3時間近く話していました。こんな時間を忘れて話をしたのは初めてかもしれません。

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長江さんにいくつか質問をしました。

□100kmチャレンジの目的や理由

マラソン練習をする上で、肉体的にも精神的にも鍛えられると思い、また更なる可能性を上げる為に取り入れてみました。

また、昨年の福岡(国際マラソン)での後半の失速もあり、マラソン後半対策としても重要と思い挑戦しました。

□その目的は達成できたか?気付きは?

肉体的にも精神的にも得るものがありました。精神的にはマラソンの約3倍の時間を走り続けるわけですから忍耐力が養われる競技でした。また、気象変化などマラソンより大きいので入念な対策が必要だと知りました。

□100kmチャレンジの準備

マラソンでは補給食(ジェル等)を取らないので、取る練習をしました。あとは、フルマラソンを超える距離を経験しておきたいと思い東京・柴又60kmを走りました。

□レース中に感じたこと

フルマラソンでは、走りながら景色をみることはないですが、サロマではゆっくり景色を見ながら走れました。特に40キロ過ぎたあたりで遠くに90キロ手前の橋(ワッカ折り返し)が見えた時は感動しました。

□完走した時の気持ち

もう、終わりか~、という感じでした。

集中していたのか、やっと終わったという感じは無かったです。

□補給について

アスリチューン・ポケットエナジー(白)をスタート時に3個持ち、3箇所のスペシャルには、MAURTEN DRINK MIX 320を置き、そこにアスリチューン・ポケットエナジー(白)を3個ずつ巻きつけて10kmごとに取り全て使い切りました。

マラソンではジェルは使いませんが、練習で使ったのと飲みやすいのでストレスは感じず、エネルギー切れは無かったです。

□100kmに取り組むことで、フルマラソンのタイムアップに繋がるか?

事の発端は昨年の福岡で後半失速したことで、100kmはまさにフルマラソンの後半の対策に繋がると思い挑戦しました。

まだ、この取り組みの結果はわかりませんが、もし結果が出たのであれば、やはり、前後半で大きくタイムを落としてしまうランナーは、この対策としての100kmは必要かと思います。

□その他感じたこと

サロマ湖の路面はとても固く感じました。

30km過ぎに普段のマラソンではない腰に疲れがきました。40kmからの失速はこれも原因の一つではないかと思っています。これを踏まえて来年の対策は取っていこうかと思っています。

□ラップタイム

40:11-39:47-40:52-40:46-43:12
49:12-48:39-47:29-48:45-47:39

タイム 7:26:32

□来年の目標

同年代で7時間を切ったランナーがまだいないようなので、来年は7時間切りに挑戦しようと思っています。

 

初めての100kmチャレンジの前半にトラブルがありながらも、落ち着いて、その時できる走りを模索してsub7.5でゴールするのだから流石です。

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帰りに、お世話になった湧別の「ふじの」の前で撮影しました。左は2月6日のセミナーに参加し、今回8時間13分と昨年のタイムを1時間更新した植村雄一郎さん。

今年の上位選手はフルマラソン2時間20分を切るスピードランナーばかりで、3’40/kmのハイペースで走り続けます。

ついに時代は動き始めた〜サロマ湖100kmウルトラマラソンで風見選手が世界記録〜 その1

ウルトラマラソンはゆっくり走るというイメージを持っている方からすると、最初の折り返しを10kmレースなのか?と思うようなスピードで向かってくる集団に驚くでしょう。

ウルトラマラソンにも様々なカテゴリーがあり、また楽しみ方も様々です。

以前は、ウルトラマラソン走ってる人に向かって、「ウルトラなんてフルで結果が出ないランナーがやるもんだ。スピードないから距離に逃げてる。」なんて酷いことをいう人もいました。

こちらは昨年書いた記事です。

ウルトラマラソン走るとフルマラソンが遅くなる??(前編)

今はボストンマラソン優勝の川内優輝選手もウルトラマラソンを取り入れていますし、そんな声は減ってきたように思います。

そもそも価値観やアプローチは様々ですから、自分が理解できないことを否定すべきではないと思います。

フルマラソンを速く走るためにウルトラマラソンを頑張る。

ウルトラマラソンを速く走るためにフルマラソンを頑張る。

どちらもあると思います。

どちらに軸足を置くかは人それぞれですが、自分の目標達成に向けてうまく取り入れたらよいのです。

また、速く走ることを目標にしていない人だっていますし、それも楽しみ方の一つです。

長江さんは、フルマラソンの後半の対策に繋がると思い100kmに挑戦しましたが、目標が明確であればあるほど多くのことを掴めると思います。

今回私は長江さんに対してアウトプットしましたが、長江さんの言葉や行動から多くのことをインプットすることができました。

□画像撮影 打越さん、藤原さん、深瀬さん

第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン関連記事一覧



量より質で100km自己ベスト〜月間走行距離にとらわれない〜後編

量より質で100km自己ベスト〜月間走行距離にとらわれない〜前編


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量より質で100km自己ベスト〜月間走行距離にとらわれない〜前編 から続く

□レース展開

序盤は、チャレンジ目標を達成するためのペースで走りました。このペースを維持するためにエイドで足を止めず、補給は歩きながらすると決めていましたが実践できました。

その後、30キロ辺りから痛みが出たため20秒程ペースを落として走りましたが、50キロ通過するまでは計算した区間ペースから大きくかけ離れていなかったので、チャレンジ目標達成に一縷の望みを捨てずに走ることができました。

54.5kmの大エイドでの滞在時間によるロスタイムが予定より大きくなり、この時点でチャレンジ目標は無理と諦めました。しかし私にとっては後半走るために必要な休憩だったので仕方がないと思ってます。

□今走れるペースを維持する

後半はセミナーで、辛くなったら粘らないという言葉がありましたので、今走れるペースをしっかり維持して行くつもりで、リズムよく走ることに専念しました。レース後に確認したらピッチはずっと185前後を刻むことができていました。

また区間ペースを計算して予想していたことで、後半はペースが落ちても慌てず、落ち幅を、想定内に留めることができたと思います。

□目標設定の意味

今回は、チャレンジングな目標を持ったことで、どうしたら達成できるか考え、出来ることを考え、小エイドは可能な限り足を止めないなど工夫できました。これらは次回に繋がると思います。

□判断ミス

反省点として、天候が不安定で、スタート時から携行していた撥水の薄いシェルジャケットを、大エイドで、ドロップバックに入れておいた防水のしっかりしたジャケットに取り替えるつもりでしたが、その時は取り替えないで進むことを選択しました。

ワッカの天候悪化に、薄いジャケットは持っていたのでなんとか対応できましたが、冷たい風雨に震えながら足が止まりそうになった時には、あの時交換していたらと後悔しました。

何度も天気予報とにらめっこして、装備を準備していたのに、しっかり生かせなかったのは残念です。

□自己ベスト更新

ワッカを折り返してからは、追い風になり、また雨も弱くなり、ゴールまで後少しという思いで、気持ちが上がり、ペースを取り戻して走ることができました。

チャレンジ目標には届かなかったけれど、自己ベストを1時間以上短縮してのゴール。

□レースを終えて

去年のサロマから膝の故障など不安だらけでしたが、ウルプロに入り、練習会で少しづつ走力が上がっている実感があり、効率よく走るために何を意識すべきか考えながら練習できたことが今回の結果に繋がりました。

□月間走行距離は約100km減った

去年は、サロマ前に、走行距離を追って、ただただ距離を伸ばそうと走っていました。3月から5月の走行距離は去年と今年で平均約100キロ減っています。

それでも自己ベストを更新できたのだから、改めて、量ではなく質が大事だと思いました。

□仲間がいるということ

また、前半の折り返しとワッカの折り返しでウルプロメンバーに会えたことで、気持ちが上がり特にワッカでは心が折れずに行けました。

□来年

来年はもっと走力を上げて、今年達成できなかった目標タイムに向けて頑張ります。

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また、麻里さんがサロマ湖ウルトラ後に参加した練習会で撮影したフォーム動画をFacebookページにアップしたところ、このようなメッセージをいただきました。

投稿した動画はこちらです。ご覧ください。

フォーム改善

入会前は自分のフォームを客観的に見たことがなく、格好良く走りたいと思ってもどこをどうしたらいいのかさっぱりわからずにいました。

入会したての頃は新澤コーチに撮っていただいた画像をみても自分の描くイメージとは違うけれど、なにが違うのかもよくわかっていなかったように思います。また、昨年から故障を繰りかえすことが続いていたので、まずはフォームをなんとかしたいと思って午後練に参加してました。

走練習の前に行った動き作りの中で、自分の意識が足りないところ、動きが良くないところが少しずつ掴めてきたように思います。

練習後の画像をみて、着地時に腰が下がっていると気づき、お腹に力を入れてみると、腰が上がる感覚があり、何度も繰り返し意識してやっていくうちに、着地の時の腰の沈み込みも減ってきたように思います。先日は前傾の意識を久しぶりにしてみたら、呼吸はそれほど苦しくないのに、足がグイグイ進んで、スピードが出る感じを体感しました。

ウルプロにはフォームのカッコ良い速いランナーがたくさんいらっしゃるので、自分との違いを見つけながら、まだまだ改善して意識していくところを見つけて頑張りたいと思います。

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麻里さんも書いていますが、フォーム改善をしたいけど、どこをどうしたら良いか漠然としている方が大半だと思います。またカッコ良いフォームの“カッコ良い”はランナーそれぞれ違うと思います。大事なことは自分が走りたいとイメージしているフォームに近づけることだと思います。

そのために大事なことは主観と客観を一致させることです。

ウルプロ練習会の午後練ではその部分に特に注力しています。そしてアクティブラーニングの要素を取り入れて、私のアドバイスだけではなく、自分の気づきを言葉にし、他のメンバーの気づきを聞き、主観と客観を一致させるよう進めています。客観については動画の画像だけではなく、私のコーチとしての視点、他のメンバーの視点など多角的に取り入れることができるようにしています。

ウルプロには誰々に勝ちたい!という気持ちより、メンバーみんなでレベルを上げていこう!という気持ちを持ったメンバーが多いです。

練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

私やウルプロメンバーの気づき、上位入賞を果たした選手についてなど今年のサロマ湖について書いた関連記事をまとめました。

第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン関連記事一覧



量より質で100km自己ベスト〜月間走行距離にとらわれない〜前編

100kmマラソンにチャレンジする方から「月間何キロくらい走ったら完走出来ますか?」と聞かれますが、これって月間350kmは走らねばサブ3できない。などと同じような話です。

月間200km未満でもサブ3しているランナーは周りにもたくさんいるし、逆に月間350km以上走っても出来ない人は出来ません。

100km走るために月間何キロ走ったら良いか?の答えは、人によって違います。

月間走行距離◯km走ることを目標にするのではなく、必要な練習を積み重ねていった結果が月間走行距離になったら良いと私は思ってます。

もちろんアプローチは様々ですから正解はありません。

ただ、故障や貧血などで目標とする大会のスタートラインにたてないような練習は間違いだと私は思います。

もちろん突発的な怪我などは仕方がありませんが、疲労で身体が悲鳴を上げているのに、月間走行距離達成のために無理に走って悪化させるなど何のために走っているのか分かりません。

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今回はウルプロ入会後、月間走行距離を減らしたが、サロマ湖ウルトラマラソンで自己ベストを1時間以上短縮した麻里さんを紹介します。

まず、昨年と今年の3ヶ月の月間走行距離を比較します。

月間走行距離比較

2017年

3月 267.7km

4月 349.0km

5月 408.9km

合計 1025.6km(ave.342km

2018年

3月 198.4km

4月 271.7km

5月 265.0km

合計 735.1km(ave.245km

昨年の状況

私はスピード練習が苦手で、きちんと練習会のあるランニングチームにも入ってなかったので、ランの指標は走行距離でした。

サロマ前の4月、5月は月間300キロを目標に走ってました。家の近隣を中心に走り、レースも続けていれることで走行距離を伸ばした結果、昨年9月下旬に膝を痛め故障してしまいました。

頑張って練習したつもりだったのに、なんとも情けなくなりました。その反省から同じことを繰り返さないようにウルプロに入会しました。

 

大会で目標達成しようと一生懸命練習したのに、故障して走れなくなるのはほんと悲しいことだと思います。

現時点の自分の力を見きわめ、目標達成するために必要な力との差を埋めるのが主に練習です。自分にとって何が必要かより、走れば走るだけ力は付くと走行距離を積み上げていけばいつかは破綻(故障)します。

そこに気づいた麻里さんは、まずは効率的に走れるフォームを手に入れたいと思ったのです。

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麻里さんは3月に入会しましたが、昨年12月に開催したチャレンジ富士五湖攻略セミナー、1月開催の野辺山ウルトラ攻略セミナーに参加し、練習会に体験参加した上で入会していただきました。サロマ湖ウルトラ直前対策セミナーにも参加いただきました。

サロマ湖ウルトラ前に走った2大会の結果

□チャレンジ富士五湖 71km 7:48:12 女子総合16位

□野辺山ウルトラ 71km 8:16:23 女子総合8位

徐々に調子を上げサロマ湖で自己ベスト目指して3回目のサロマ湖100kmのスタートラインにつきました。

過去のサロマ湖大会結果

□2016年 11:43:57 PB

□2017年 12:01:18

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2018年大会結果

タイム 10:38:25(50km通過タイム 04:55:14)
10kmごとラップ

58:52-54:28-58:39-61:42-61:33
76:38-68:19-62:55-71:17-64:02

レース振り返り

□目標

今回は、自分なりにこのタイムでゴールしたいというチャレンジ目標(何もかもうまくいけばいけるかもしれないタイム)、第2目標(直前のレースからおそらくいけるだろうというタイム)をしっかりたて、セミナーで学んだ計算式などにより区間ペースを計算して臨みました。

□補給

補給はアスリチューンのエナゲイン(通称 赤)とポケットエナジー(通称 黒と白)をベースにして、ほぼ10キロごとにとりました。またMAURTEN DRINK(モルテンドリンク)を前後半それぞれ500cc飲みました。さらに眠気払と集中力維持のためCNC(Catalyst Natural Caffeine)やオルガニックジェルを持ったので、エイドにあるものはスイカ、レモン、おにぎりを食べただけです。

□レース展開

序盤は、チャレンジ目標を達成するためのペースで走りました。このペースを維持するためにエイドで足を止めず、補給は歩きながらすると決めていましたが実践できました。

その後、30キロ辺りから痛みが出たため20秒程ペースを落として走りましたが、50キロ通過するまでは計算した区間ペースから大きくかけ離れていなかったので、チャレンジ目標達成に一縷の望みを捨てずに走ることができました。

54.5kmの大エイドでの滞在時間によるロスタイムが予定より大きくなり、この時点でチャレンジ目標は無理と諦めました。しかし私にとっては後半走るために必要な休憩だったので仕方がないと思ってます。

□今走れるペースを維持する

後半はセミナーで、辛くなったら・・・

後編に続く

 

量より質で100km自己ベスト〜月間走行距離にとらわれない〜後編



フルマラソン5時間24分からのサロマ湖100kmウルトラへの挑戦

昨年8月にサロマ湖100kmウルトラマラソンを完走したいと入会した水澤さんの当時のフルマラソンPBは5時間24分01秒(net 5時間07分33秒)でした。

そこから走力を付けて、今年のサロマ湖出走時のフルマラソンPBは4時間26分24秒と入会時からは1時間短縮しましたが、それでも13時間制限のサロマ湖を完走するにはギリギリの走力でした。本人はそのことを自覚しているからできる準備はしっかりやって挑みました。

結果は12時間44分22秒と目標達成しました。

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水澤さんに準備を含めてレースを振り返ってもらいました。

□事前準備について

2月に故障し完治に2ヶ月ほどかかり練習会に参加出来ない日々が続いていましたが、ウルトラセミナーに参加し、自分の場合は完走までにフルマラソンの3倍程度の時間を要すことを理解でき、エナジージェルの必要数や寒くなった時の事前準備を万全にすることが出来ました。

□完走した時の気持ち

完走するという目標はクリアできましたが、序盤暑かったことから水分を摂り過ぎて、後半気持ち悪くなるなど、課題が浮き彫りになりました。まだまだ改善箇所があると感じました。

□準備して良かったアイテム

寒さと雨対策のための雨具は準備して良かったです。中間の大エイドに念のため雨具を入れておき、雲行きと天気予報、昨年50キロに出た時のワッカの悪天候の記憶があったため、ポケットにカッパを忍ばせておきました。予想どおり大雨、突風になった時は、カッパで低体温を防ぐことができました。

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□補給について

前半20キロすぎから眠気を催しました。その睡魔は徐々に激しくなり話していないと寝落ちしそうでしたので、知らない方にも話しかけてました。

10キロごとにアスリチューンを取りましたが若干低血糖気味になったように感じています。もしかすると前日の食事で炭水化物が足りなかったのかもしれません。

また後半は胃腸の不良に悩まされ、トイレに何度も駆け込みました。おそらく水分の摂り過ぎと、エイドでレモンを摂取しすぎたことが原因だと思ってます。

 

(新澤より)水澤さんが襲われた眠気は、複数のウルプロメンバーも経験しましたが、低ナトリウム血症気味だったのかもしれません。ドクターランナーの佐藤さんに以前教えていただきこちらの記事を作りましたが、その中に低ナトリウム血症の代表的な症状を掲載しています。

『喉が乾く前に水を飲め』は危ない~運動関連低ナトリウム血症にご注意を~

【代表的な症状】
・運動能力の障害
・手足のむくみ
・めまい
・嘔気、嘔吐
・頭痛
・意識が遠のく
・怒りっぽくなる、混乱する
・けいれん
・尿が出なくなる

 

この中の「意識が遠のく」状態だったのなら私も経験あります。

記事の中で、「低ナトリウム血症は、運動により汗でナトリウムが失われ、不適切な水分補給をすることで血が薄まることが主な原因で起こる。」と書いていますが、今回水澤さんも、序盤の蒸し暑さから水分の取り過ぎだったのでしょう。

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□セミナーや練習会に参加して

ウルトラには復活があることをセミナーなどで教えてもらってました。胃腸などの不調により何度もリタイアを考えましたが、すぐに諦めずに復活出来るタイミングを待ちながら先に進むことは、事前の知識がないと難しかったと思います。

 

こちらは、水澤さんが昨年入会前の体験参加した奥武蔵練習会の画像と記事です。合わせてお読みください。

スタート前に接地ポイントや腕振りなどアドバイスしたらすぐに自分の動きに取り入れたのが印象的でした。

自宅でできるトレーニングのアドバイスを求められたので、顔振峠で行いました 笑

8/19  ウルプロ奥武蔵練習会  〜ウルプロシャトルランは精神鍛錬にもなる〜その1

□最後に

100キロ走り切った後には別の風景が見える!と言われてますが、正直まだ何も見えてません。 出来る限り準備をしたつもりでも、低ナトリウムなどの理解の不足していたと感じます。 また来年も挑戦するつもりなので、走力をつけて、今年の教訓を生かし10時間台でゴール出来るように頑張りたいと思います。

 

(新澤より)水澤さんは凄く力を付けているので来年sub11も可能だと思います。そのためにも、この秋のフルマラソンで、まずはsub4を達成し、来年にはさらなるタイムアップを果たせるよう故障に気をつけ頑張って欲しいです。

こちらは他のウルプロメンバーの気づきや私のレースなどサロマ湖の関連記事をアップしています。

第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン関連記事一覧



奥武蔵シャトルランで課題を知る その2

奥武蔵シャトルランで課題を知る その1

その1から続く

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メンバーの気づきを抜粋して紹介します。

Fさん

足を降ろす意識、上半身(腕振り)の力を抜くこと

富士登山競走にむけて、登り坂克服を課題としているので参加させて頂きました。走り出す前の意識として、登り坂だとどうしても足や膝を高く上げてという形になりやすいので、足を降ろす意識、上半身(腕振り)の力を抜くことに注意しました。

シャトルランという形で、登りにしろ下りにしろ、戻るのは、かなりメンタルも鍛えられたかと思います。また、ご参加の皆さんの力を借りて久々に長い距離も踏むことが出来ました。きつい勾配でちゃんと走れたかは微妙ですが、緩斜面の登りでは走り出す前の課題を、意識して走れたのでは?と思っています。

Kさん

下りで以前よりは後傾してないと感じた

右膝の怪我(腸勁靱帯炎)明けの本格的な峠走ということで、気をつけて走りましたが、下り時の負荷が高く、やはり勾配の急な下りはまだ全力では走れないと感じました。ただ痛みはほとんどなかったので、ケアをしっかりすればまたすぐ走れそうです。

動画で登りのフォームと下りのフォームをじっくりみましたが、下りは以前よりは後傾してないように感じました。ただストライドが広がってしまっていて、接地時の衝撃を強くしているように感じました。次回は実験的に下りをもう少しストライド短めで走ると負荷がどうなるのか検証してみようと思います。しばらくは長い下りを走らなければならないようなレースはないので、下りは様子をみながら徐々に負荷をあげていこうと思います。

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Aさん

フォームを意識して省エネで走る

今日は気温も湿度も高いので、スピードは求めず、フォームを意識して省エネで走ろうと考えていました。フォームは、登りは軸脚にしっかり乗って、地面の反発で楽に登る事を意識し、下りは上体を引き上げて、骨盤・股関節周りを柔らかく使う事を意識しました。背中や肩はリラックスして、リズム良く腕振りする事も心がけました。

駅から2km地点から鎌北湖まで走っていったのを入れて、27.3kmくらい走りました。グリーンラインでの補給は、アスリチューン1個とスマッシュウォーター500mlでしたが、ゴールしても脚も身体も元気で、もう10kmくらい走れそうな感じで、省エネで走る事はできた様です。往路の顔振峠越えと、復路のゴール前は少しスピードを上げて走ってみました。登りでリズム良く地面の反発で登る感覚と、下りで自然にストライドが伸びる感覚が掴めたので、皇居外周や東宮御所の練習会の時のアップダウンで、また練習しようと思います。

振り返りではありませんが、練習会で気温や紫外線のストレスが強いので、最近CC(Catalyst Conditioning)を飲む量を朝晩3粒づつから4粒づつに増やしたら、すごく効果がありました。夏バテ気味でしたが、疲労の抜けが良くなりました。

Tさん

水分補給が足りなかった

意識したことは、身体の真下で着地することと、脚を踏み下ろすことです。

意識していることは出来ましたが、脱水症状による足攣りで新澤さんにレスキューしていただき、給水、サプリ(マグネシウム)の補給が課題であることが改めて判明した。

皆さんの振り返りを拝見し、自分の準備不足を痛感しました。Iさんは用意した2ℓを全部飲み干し茶屋で補給されたとのこと。
私は1ℓ持参し茶屋では少ししか残っていないにもかかわらず補給せず自分のうかつさに顔から火がでました。

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Kさん

接地で踏み込む意識で登る

2回目の奥武蔵でしたが、コースが頭に入っていたので、前回より気持ちに余裕を持って走れました。前回は激坂を無理して登ってしまい、それが脚(ヒザ裏からモモ付け根)を痛めてしまった原因だったのかなと思うので、今回はピッチ走法で、蹴って進むのではなく、接地で踏み込む意識で登りました。Fさんの足運びもとても参考になりました。激坂で息は上がりましたが、脚は負担が少なく、疲れは前回と大違いでした。とてもよい練習になりました。

Iさん

改善すべき点が沢山みつかった

今回はフォームを崩さない、小さく刻み、ピッチを落とさないで走ることを意識しました。2度目なのでコースの雰囲気がわかり初回より精神的には楽でしたが、気温も湿度も高く、大量に発汗して身体的には余裕がありませんでした。前回は一度も歩かなかったのですが、今日は元々攣りやすい腓腹筋が攣りそうになりストレッチしながら歩いてしまいました。また復路で途中低血糖になりおにぎりを食べました。原因は顔振峠で大丈夫と思い、エネルギー補給をしなかったためです(前回はしなくても平気でした)。リュックが左右に揺れ、腕がぶつかるので次回はもっとコンパクトにしたい事、ボトルを入れる位置など、改善すべき点が沢山みつかる起伏走となりました。初シャトルランをほんの数十mですが経験でき良い練習になりました。

 

その3へ続く

奥武蔵シャトルランで課題を知る その3

後半復活したウルプロメンバー〜CNCのおかげでゴールできた〜

サロマ湖ウルトラのレース風景をNHKニュースで報じられ、それはFacebookでシェアされたので多くの方が見たと思います。

その中でウルプロメンバーの藤尾さんがインタビューされ「ちょっと甘くみていた。なんとしても完走したい。」と答えていましたが、その表情は、熱中症気味で、今にもリタイアしそうな疲労感が出ていました。とてもゴールできるような雰囲気はありませんでした。

そのニュースの録画はしばらくネット配信されていましたが、残念ながら現在は見ることは出来ません。

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その藤尾さんは、昨年3月入会した時のフルマラソンのタイムは4時間34分でしたが、メキメキ力を付け、今年1月の勝田全国マラソンでは3時間22分と1時間以上タイムを短縮しました。また5月の野辺山ウルトラ100kmを10時間56分で走るなどウルトラマラソンでもよい走りが出来るようになってきました。

今回の目標は当初sub10でしたが、直前に9時間19分台に引き上げていたのを見て、前のめり過ぎない方が良いと思ってました。

結果はテレビ中継されたとおり潰れかけましたが、盛り返してsub10には届かないまでも10時間09分と自己ベストを更新しました。

ゴールで読まれる自分に向けたメッセージに「10時間過ぎたらもう1周してきます!」と書いたらしく会場には笑いが流れたとか。。

本人は照れ臭さからその辺りだけをFacebookに投稿しているので、“ウルトラマラソンを舐めててsub10も出来なかった” 的に読み取っている方も少なからずいると思いますが、藤尾さんから話を聞くと甘く考えてなんかいないし、凄く頑張ったと私は思っています。

今回の10kmごとラップタイムはこちらです。

51:04-51:28-51:33-72:09-75:52

65:52-59:58-57:34-64:53-58:50

今回のレースで藤尾さんは、30kmまで2時間34分で走り、そこから失速し30-50kmの20kmは2時間28分。中間点通過は5時間02分でした。その後少しづつ盛り返し10時間09分13秒でゴールしました。

後半50kmのタイムは5時間07分ですから立派なタイムです。

藤尾さんに質問すると、いくつか気づいていないのかなという答えが返ってきたので、本人に追加質問をしながら、本人の次のレースに繋がれば良いと思うことを書き加えて紹介します。

まず、よかったこと、悪かったことへの回答はこちらでした。

□よかったこと

序盤に眠気に襲われてDNFを覚悟したが、CNCを摂取して最後まで走りきれたこと

□悪かったこと

・暑さ対策をしていたが、寒さ対策が不十分だった。
・CNCをドロップバックに置いていて序盤の眠気対策ができていなかったこと。
・高い目標タイムを設定してしまい、序盤から速いペースで走ったことで中盤失速、第2目標のサブ10も達成できない結果となったこと。

 

まず、後半多くのランナーが寒さで失速・リタイアする中でペースアップ出来たのだから寒さ対策が不十分とは思いません。

本人に追加で聞いたら、

「レインウェアは持っていましたが、アイシングや眠気対策になると思い85kmまではそのまま走っていました。土砂降りにあって、これは寒くて走れないレベルと思い濡れた状態で強風の中レインウェアを羽織りました。」

と答えてくれましたが、それは非常によい判断だったと思います。

寒さ対策が不十分ではなく、自分の身体の状態を把握し、どうすれば最良のゴールができるかを考えた臨機応変な対応だと思います。

それより、前半無理したことが、きついレースになった一番の要因だと思います。

どの辺りが暑かったかと聞いたところ「序盤30km〜55kmくらいまでは暑かったです。」と答えてくれましたが、たぶんもっと前から蒸し暑さから体温上昇は始まっていたのだと思います。

「水かぶりを30kmから始めたけど、いつもは効くはずが全く効かなかった。」と話していますが、水かぶりのタイミングが遅かったのでしょう。

というのも、テレビニュースやレース序盤の画像に写る彼の表情を見る限り、気温や湿度が高い中を無理して走ったことで熱中症になったのだと思います。

その症状として激しい睡魔に襲われたのでしょう。

私自身、高温多湿のおんたけウルトラなどを走った時に激しい睡魔に襲われましたが、軽度の熱中症だったと思います。熱中症、睡魔で検索すると関連した記事がいろいろ出てくるので気になる方は調べてみてください。

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□補給について

エイドでは水分補給以外は梅干、オレンジなど食べただけで、エネルギー補給はアスリチューンをベースにしました。そしてドロップバック地点でモルテンドリンクを摂取したのでガス欠の症状は出ませんでした。

 

今回、80kmくらいから雨が強くなり、強風の土砂降りとなったのは90km手前の折り返しの橋だったとのことです。前半は熱中症に襲われたのに、この辺りでは低体温症のリスクが高まったようですが、エネルギー補給をしっかりしていたことから、身体を温めることができたのです。

□ゴールした時の気持ち

あまりの寒さに震える状態だったのでホッとしました。

ゴール時の自分へのメッセージで「10時間過ぎたらもう1周してきます!」とアナウンスされて、悔しい思いとともに反省して必ず次回リベンジしたいと思いました 。

 

□準備して良かったこと

日差し対策として、アグレッシブデザインの日焼け止めと、脱水対策としてスマッシュウォーターを使ったウォーターローディングは毎回利用していますが、今回もしたことで序盤の暑さをギリギリ耐えることができたと思います。

今回、後半に復活して自己ベストができたのはCNC(Catalyst Natural Caffeine)のカフェイン効果で睡魔を追い払うことができたからです。序盤あれほどの眠気に苦むとは思ってもいなかったのでポーチにいれず、後半用としてドロップバックに置いていました。

54.5kmのドロップバックでCNCを飲んでからは水かぶりがなくてもまっすぐに走れるようになりました。飲んだ瞬間、気持ち的にも安心したと思うのですがジンワリ効いてきました。

CNCがなければゴールまで辿り着けなかったかもしれないと思うと、準備していて本当によかったです。

 

今回、私も終盤はCNC(Catalyst Natural Caffeine)を5kmのエイドごとに1粒づづ飲むことで気持ちを切らすことなく走ることができました。
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□最後に

サロマはスタートとゴールが離れていることや、コース以上に気候が厳しいことをウルプロセミナーで聞いていてまさにその通りでした。

仕事でなかなか練習する時間があまりない中、ウルプロ練習会は19:40からと参加しやすく1回1回目標設定があり、チーム分けもされていて、全力で走ることができるのとフォームも見ていただけるので、サロマに向けて短い時間で自力をつけることができました。

今まで、暑い大会、寒い大会は経験しましたが、両方対処しなくてはならない大会は初めてでした。チャレンジ富士五湖118km、野辺山ウルトラ100kmと走ってから、サロマ湖はタイムが出ると聞いてワクワクして挑みましたが、後悔なく走り終えたことがよかったです。次回サブ10できるよう練習頑張ります。

 

今年のサロマ湖ウルトラでは、ゼッケン番号1番から始まるグランドブルー(完走20回以上)の経験豊富なウルトラランナーにもリタイアが相次ぐほど難しいレースでした。

熱中症と低体温症の両方のリスクを感じるほど目まぐるしい気象変化がある中で、藤尾さんは諦めずに、どうすれば良いのか模索しそれらのトラブルを乗り越え自己ベストを達成しました。

ゴールで読まれた自分へのメッセージ「10時間過ぎたらもう1周してきます!」は、来年再度チャレンジするということでしょう。

ウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



サロマ湖100KMウルトラマラソン7回目の完走 その4〜大会前のイメージトレーニング〜

サロマ湖100KMウルトラマラソン7回目の完走 その3〜トラブルは初期対応が大事〜

サロマ湖100KMウルトラマラソン7回目の完走 その3〜トラブルは初期対応が大事〜 から続きます。

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並行して紹介しているウルプロメンバーの準備と重なる内容もありますが、私が行った準備を少し書き残しておきます。

大会前に天気予報をいくつかの予報サイトを使い何度もチェックしました。

サロマ湖ウルトラ天気〜猛暑対応も必要か?〜

私は天気を変えることは出来ませんし、大会が中止にならない限りどんな天気でも走ります。

また、サロマ湖ウルトラマラソンが開催される周辺の天候は非常に変わりやすく、予報の裏を書かれることもあります。

それでも、天気予報をチェックした理由はいくつかありますが、主たる目的は、イメージトレーニングをしているのです。

非常に暑い中を走る予報になれば、今の自分のスペック的にどのような走り方をすればベターか?ウェアリングはどうする?など、いろいろ自問自答できます。

冷たい風雨の予報だと、また走り方は変わってきます。

そして、どのようなトラブルに巻き込まれるか?などもイメージできます。

サロマ湖ウルトラマラソンはトップ選手でも6時間以上。制限時間ギリギリのランナーなら13時間走るわけです。

長い距離、長い時間走ればトラブルがあって当たり前と私は考え、いちいちネガティブにならないようにしています。

とは言え、トラブルにあいたくはないので、出来る準備をしてスタートラインに立つようにします。それでもトラブルは襲ってきますが、ある程度想定していれば落ち着いて対処できます。

その3で湿度の高さから股擦れが発生するのも想定内で、すぐにクリームを塗って対処しました。

今回のレースで難しいと感じたのは、スタート時から朝方が蒸し暑く、日差しも強いが、昼くらいから雨が降り、気温も下がっていく気象変化です。

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私が行った主な対策を箇条書きにしてみます。

自分のレースを振り返ってこれをしておいたら良かった!!というものがあれば取り入れてみてください。

□熱中症対策として、前日スマッシュウオーターでウォーターローディング

□前日は食べ過ぎないで、通常の食事量+MAURTEN DRINK(モルテンドリンク)でカーボローディング

□身体の張りが気になる箇所にはテーピング

□足指、踵、足底、股、脇の下など擦れやすい箇所には擦れ防止クリーム

□日焼け対策として、汗や雨でも落ちにくいアグレッシブデザイン日焼け止めを使用。そして帽子と、暗すぎないサングラス

□パッケージゴミを落とさないよう、サイドポケットにチャックがついたアールエルのショートパンツ着用

□スタート時のnakedランニングベルトと、アールエルのショートパンツには、アスリチューン・ポケットエナジー3個、エナゲイン3個、経口補水パウダー4本、ナチュラルカフェイン(CNC)を10粒、中間点で摂取するためのCCとCCPなどサプリメント以外に、擦れ防止クリーム、下痢や足攣りへの対処薬と、手袋、超軽量レインシェルなどを収納

SUUNTOスパルタンの画面に気温表示

□首には濡らすと冷える筒状スカーフを被り、日焼け対策にも活用

□54km過ぎのドロップバックに寄らなくても大丈夫なようにスペシャルドリンクMAURTEN DRINK)にアスリチューンを巻く。

□ソックスは水かぶりと雨天に備えて、靴擦れ防止のために、アールエル メリノウールソックスを履く。

□終盤は寒そうだけど、前半は暑いので、ファイントラック着用は迷いましたが、熱がこもり体温上昇を招きそうなのでやめて、念のためドロップバックに置く。

□マッサージオイルなど念のためアイテムはドロップバックへ収納する。

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思いつくまま書きましたが、こんな感じです。

それぞれに意味があります。

これらを準備したのは、大会前に天気を考えながらイメージトレーニングをした結果です。

結果的に薬関係は使わなかったし、手袋もレインシェルも100km運んだだけです。でも無駄だったか?と問われたら役に立ったと答えます。

私がワッカを走った時間帯から風は強いけど雨はまだ降っていなかったので、シェルを着用するほどの寒さではなく、むしろ暑くて水かぶりをしていました。ただ、天気予報で寒くなるのは分かっていましたから、寒くなればいつでも取り出せる安心感は大きいです。

常日頃、ウルトラマラソンはストレスを極小化できるかどうかで結果は変わってくる。と話していますが、寒くなっても着るものがない。と不安な気持ちになるのはストレスです。

そのようなストレスを除去出来ただけでも、効果はあったのです。

第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン関連記事一覧



走力を生かすための事前準備の重要性〜スタート前に大半は決まっている〜

走力up✖️事前準備でサロマ湖完走 前編

ウルプロメンバーそれぞれのサロマ湖ウルトラについて紹介していきますが、ウルプロメンバー頑張ったよ!という趣旨だけではなく、メンバーの気づきは、この記事を読んでいただいてる方への参考になると思うからです。

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今回は今年入会し、三度目の挑戦で念願の野辺山ウルトラマラソン完走を果たし、今回サロマ湖にチャレンジした近藤志道さんの振り返りを紹介します。

近藤さんはランニングフォームを見直すことで、走力がついてきましたが、今回は野辺山ウルトラで痛めた膝と、そのため練習出来なかった不安を抱えてのレースになりましたが、焦って練習することなく、その気持ちを事前準備に振り向けました。

“その時出来ることをする。”

それは、レース中だけではなく、レース前にも言えることです。

◻︎レースを振り返って

12時間21分で何とか完走できましたが、目標は12時間切りで、それを達成できなかったこと自体は褒められたものではなく、走りの部分は反省すべき点が多くあります。ただ暑さ対策や寒さ対策などの事前準備の部分はうまくいった点が多く、それが何とか完走できた要因になったと思います。

◻︎ゴールした時の気持ち

今回は直前1ヶ月に膝を痛め、練習不足と膝の痛みの再発の不安のある中でのレースでした。60km過ぎでその膝の痛みも出てきて大変だったので、ゴールしたときは、達成感よりも、何とか走り切れたという安堵感でいっぱいになりました。

◻︎準備して良かったこと

1.ウォーターローディング

レース前半は蒸し暑さは、前日に飲んだスマッシュウォーターのおかげであまり喉の渇きを感じることなく走れました。

2.日差し対策

またアグレッシブデザインの日焼け止めもしっかり塗っていたため、日差しの強かった時間帯も気にすることなく走れました。

3.風雨対策

レース後半はだんだん気温が低下していき、最初から持っていたウインドブレーカーが役立ちました。雨風が急に強くなったワッカ手前からそれを着用して走れたのは良かったと思います。スタート前は雨が上がっており、また暑いくらいの気温だったので、判断に迷いましたが、天気予報を信じて、持って行って正解でした。ワッカの強風のことは事前にウルトラセミナーでも聞いてはいましたが、まさかあれほど激しいとは思いませんでした。ウインドブレーカー以外にも、防水性のある手袋もあれば尚良かったと思います。

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◻︎補給について

アスリチューン・ポケットエナジーを10kmにつき一つ摂取するというのが基本計画でした。それに加え、きつさを感じた地点(42km過ぎ、60km過ぎ、80km過ぎ)でCatalyst Natural Caffeine(CNC)などでカフェインを摂取しました。エイドでは主にスポーツドリンクとオレンジなどの果物を頂きました。その結果、胃腸の不調をきたすことなく継続的に水分とエネルギーを摂取できたと思います。また、カフェインを摂取した直後はきつさが和らぐ感じがして、ここぞというときに踏ん張れたと思います。

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◻︎ウルトラセミナー

先に書いた暑さ対策や寒さ対策や補給計画は全てウルトラセミナーで教わったことであり、大いに力になりました。また10kmごとのペース配分の算出の仕方も教わり、要所要所で「今自分はペースが落ちてきているが想定内だから大丈夫」といった判断ができたので落ち着いて走れました。

◻︎ウルトラプロジェクト

ウルプロ練習会では常に効率のよいフォームを維持することを教わり、特に長丁場になるウルトラマラソンではそれが重要になることがよくわかりました。今回、私は先に書いたように膝の故障のため、直前にウルプロ練習会には参加できなかったのですが、参加できていればもっと楽に速く走れていただろうなと思います。後半は腰が落ちた効率の悪いフォームとなり、それがわかっていながらも立て直す余裕がありませんでした。

 

ウルトラプロジェクトメンバーの活躍はこちらをご参照ください。

今回、目標タイムには届きませんでしたが、自己ベスト更新です。また不安を抱えた中で完走できたことだけではなく、入念な事前準備により多くのランナーが苦戦する中をしっかり走れたことは自信に繋がったでしょう。

近藤さんにとって今回のレースに繋がった練習として、本人が気づいているかは分かりませんが、この練習会が力になったと思います。

3/21 ウルプロ都内ロング走〜極寒の雨中で掴んだこと〜

3月21日に花見ランは雪や霙混じりの極寒の都内ロング走になりましたが、低温下の風雨の中を走るために必要な装備や、身体はどう反応するかなどいろいろ体感できたと思います。

大会直前の準備はもちろん大事ですが、日頃から様々な気象条件を経験しておくことも大事なことです。

近藤さんは秋にsub3.5を目指します。

ウルプロ練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

現在4時間半くらいで、sub4目指している方も歓迎です。

第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン関連記事一覧



走力up✖️事前準備でサロマ湖完走 後編

走力up✖️事前準備でサロマ湖完走 前編

走力UP✖️事前準備でサロマ湖完走 前編から続く

 

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準備して良かったこと

□多すぎるかもと思ったジェルの量
□ドロップバッグに入れたエナジードリンク

→炭酸で気持ちがリフレッシュした!

□手袋とウィンドブレーカー

手袋はガーデニング用のもので防水とかではなかったけど、ワッカの雨の中を走るのに1枚つけるだけで手が冷えずに走れた。

□足首のテーピング

足首に少し痛みがあったがテーピングしたら痛みは全くなく走り切れた。

□300mlのソフトフラスク

エイドではスポーツドリンクをコップからソフトフラスクに入れてすぐに走り始め、走りながら飲んだ。おかげでエイドの滞在時間を短くできて全体のエイド時間の短縮になった。

準備が足りなかったこと

新しいランパンで長距離を初めて走ったので股擦れした・・・股擦れ防止のクリームを塗ればよかった。もしくは使い慣れた服を着用すればよかった。途中、私設エイドの人にワセリンないか聞きながら走ってました。結局なかったので我慢して走りました。

 

(補足)今回、仲平さんが唯一ミスしたのはここです。セミナーでもウエアなど擦れを試してから着用するように伝え、またスタート前にはワセリンなどをしっかり塗り、さらに予期せぬ擦れに対処するためにビニールの小袋にワセリンなどを適量入れて持つように伝えましたが、すっかり抜け落ちています。

股擦れするとフォームがおかしくなり、それが原因で痛みなどに繋がるのでしっかり行いましょう。

また今回は、新しいランパンだから擦れた訳ではなく、序盤、湿度が非常に高く、後半は雨で濡れてしまうことから擦れやすい状況ではありました。

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補給について

アスリチューン・ポケットエナジーのグレープ味(通称黒)またはオレンジ味(通称白)を40分に1個取りました。合わせて80分に1回は、アスリチューン・エナゲイン(通称赤)も一緒に補給。

前半で合わせて15個持ち、55キロのドロップバッグで15個を持って行きました。ゴール後に6個だけ余っていたので全体で24個取りました。あとはL−グルタミンや、オルニチンを10キロごとに取りましたが、55キロのドロップバッグで後半分を持って行き忘れたので後半は取っていません。

80〜100キロのワッカの雨の中では、低体温症を防ぐためにジェルをこまめに取ってカロリー補給をし続けました。この20キロ間でジェルを7・8個取りました。特に赤は取った後すぐに力が出る感じがしました。

 

(補足)青木さんもチャレンジ富士五湖で20個くらいポケットエナジーを摂取しましたが、これだけとれるのも才能です。寒くなった時に低体温症を防ぐために続けざまにとったのも正解です。

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ウルトラセミナー

ウルトラマラソン対策をネットで探していたところ、サロマ湖ウルトラセミナーを見つけて受講しました。受講前は100キロを走りきるには走力を上げることが必要と考えていたので、走りの練習方法・筋トレなどの話をするのかと思っていましたが、受講してみて、走りも大事だけど事前準備をどれだけできるかがウルトラマラソンを完走できる分かれ目になると重要性を感じました。

セミナーに参加していなかったら事前準備をどれだけしていたか、今思うと不安です。考えもしない細かい持ち物、必要なものを教えていただきました。セミナーで教わった事前準備はすべてして、そのすべてが役立ちました。

結果には理由がある〜サロマ湖対策セミナー参加者の完走率95.8%〜

 

(補足)仲平さんが書いている通り、走力を高めることはすごく大事なことです。そしてその走力を生かすために事前準備やレースマネジメントが重要なのです。

ウルトラプロジェクト

練習会の参加は大会まで1ヶ月という短い期間でしたが、自己流のフォームがかなり改善されたと感じます。走りながらフォームの改善方法をアドバイスいただきすぐに取り込んで直すことができたのと、動画で自分のフォームとメンバーのフォームを見比べることでどこを直すべきか考えることができました。

練習会に参加した方が、各自振り返りをすることで自分も振り返りをする癖がつきました。ただ練習をこなすだけでなく、何の目的を持って練習に参加するのか、目的は達成できたのか、できなかった時は次回何が必要なのか、と考えることでより自分の走りに向き合うことができました。

練習会に参加する前に60キロの大会に出た時は後半疲れでフォームが崩れているのがわかっているのに、どう直したら良いかもわからず60キロ完走することで精一杯でしたが、サロマではずっと走り続けられる感じがしたのでフォームの大切さをこの1ヶ月で体感しました。

 

また、大会翌々日にメンバーで集まった際に、仲平さんはこんなことを話していました。

『レース中、練習会で学んだお腹に力を入れて腰が落ちないようにすることを意識したら最後まで楽に走れました。』

これは仲平さんが自分の改善点をしっかり把握しているからできたことです。

ウルトラプロジェクトには、様々なレベルのメンバーがいますが、メンバーに共通しているのは、どうすれば過去の自分を超えることができるか模索していることです。

入会したいけど走力的に不安だという声を聞きますが、入会の目安として10kmを1時間で走る走力があれば大丈夫です。実際それより遅いタイムで入会したメンバーもいます。

また走力的に不安だ。というランナーは伸び代が大きいので、私自身やりがいがあり歓迎です。

秋冬にsub4、sub3.5、sub3したい方などクラスを作るので是非ご参加ください。

練習会日程はこちらに掲載しております。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



走力up✖️事前準備でサロマ湖完走 前編

リタイアを決めたのは低体温症だが原因は他にある。

こちらの記事でサバイバルブランケットに包まれた池田さんと、メッセージでこんなやり取りをしました。

 

60kmあたりで越していった仲平さんはすごく元気そうでした。

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仲平さんとは1ヶ月前にウルトラセミナーがキッカケでウルトラプロジェクトに入会したメンバーで、今回100km初チャレンジです。

セミナー参加時のマラソンタイムは4時間20分(2018年名古屋)で、目標タイムは12時間50分でした。

そして結果は11時間49分26秒と目標より1時間速くゴールしました。

これって、マラソンタイムの2.73倍だから超持久型ランナーなんだ!と思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。どちらかというとスピード系です。

2017神宮外苑24時間チャレンジ3位で、2018年チャレンジ富士五湖4位の青木さんと似たタイプだと自他共に感じているようです。右の青木さんはチャレンジ富士五湖を9時間18分08秒で初めてsub10しましたが、従来の記録を2時間以上更新しました。そのようなスケールの大きさを感じさせるメンバーです。

仲平さんはこの1ヶ月で効率よく走れるフォームに変わり、走力がついてきたのです。

実際サロマ当日にフルマラソン走ればsub4は軽く達成出来たでしょう。これだとマラソンタイムの2.95倍です。

以前、セミナー参加者のタイムなどを調べてこの辺りについて書いているので合わせてお読みください。

100kmはフルの何倍か? 〜今年のサロマ湖は雨模様〜

そんな短期間で走力が付くのか?と疑問に感じる方もいるかもしれませんが、無駄な動きがあるランナーから無駄な動きを取り除けば、その瞬間に速くなります。したがって完成されたフォームのランナーだと伸びしろは小さいけど、多くの市民ランナーは結構変わります。

仲平さんはウルトラセミナーに2回参加し、レースマネジメントと事前準備を徹底的に学びつつ、効率よく走るためのフォーム作りを行ったのです。

ある意味、1ヶ月間の短期集中サロマ湖チャレンジ企画です。

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仲平さんにいくつか質問しました。

レースを振り返り良かったこと

・セミナーを2回受講してできる事前準備をすべてしたこと。

・セミナーで教わった自分の予想タイムと10kmごとタイム比率をもとにラップ表を作り、それを10キロごとに確認しながら一定ペースで走ったこと。

・上り坂以外は絶対に歩かないと決めて走り続けたこと。

・エイドは30秒!と決めてすぐに走り出したこと

・天候が急変しても気持ちが折れなかったこと。

・スタート前、レース中、レース後にメンバーの方と話をしたり、顔を見たりすることで緊張が解けました。知っている方が同じレースにいるということはとても力が出るんだなぁと感じました。

 

(補足)仲平さんにはマラソンを4時間で走る力はついていると伝え、そのタイムをベースにしてペース設定を考えてもらいました。また事前準備をすべてしたとありますが、擦れ防止対策は落ちてしまっていたようです。

また10kmごとラップタイムを調べるとこのような感じです。

(ロス 2:28)

65:17-67:39-65:04-66:10-66:45

77:46-72:28-73:52-79:12-72:45

50km通過 5時間33分23秒 (前半比率 47%)

この前半比率47%を見るだけで、素晴らしい走りだったことが分かります。

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ゴールした時の気持ち

やっと終わった〜!という気持ちと、思ったよりも元気だったのでまだ走れそうだなぁと思ったこと。体力が残っていたのでレース中にもう少しペースが上げられたのかなと思いました。

 

(補足)この時はすごく寒く、しっかり着込んでいる私がブルブル震えるような状況でしたが。とても寒そうには見えず、スタート直後のような元気さでゴール会場に向かってきました。

準備して良かったこと

□多すぎるかもと思ったジェルの量・・・
走力UP✖️事前準備でサロマ湖完走 後編 に続く

走力up✖️事前準備でサロマ湖完走 後編