カテゴリー別アーカイブ: ウルプロメンバーの活躍

その1秒を削り出したウルプロメンバー〜故障なくスタートラインに立つために〜 前編

この週末もウルプロメンバーは頑張りました。私が把握しているだけで、各地のレースで年代別優勝が3人で入賞者もいます。また3時間20分切を目指していたメンバーは3時間15分台のタイムで目標達成しましたし、初めてサブ4達成した60代のメンバーもいます。全員紹介したいのですが追いつかないので、書ける範囲で紹介していきます。

また、このページはウルプロメンバーが頑張った。というだけの内容にはしたくありません。読んだ方の心に残ったり、ヒントになるようなことを書いていきたいと思ってます。

<スポンサーリンク>


今回紹介するのは、湘南国際マラソンで目標にしていたサブ3.5を達成した諏訪和歌子さんです。

彼女は2018年3月の名古屋ウィメンズマラソンで3時間30分02秒(ネット)とサブ3.5を逃しました。

たった3秒に泣いたのです。1kmで1秒どころではないのです。

諏訪さんは4月の連休にパーソナルを受けて、その後入会しましたが、遠方から練習会に参加し、コツコツと故障しにくいフォームの定着をはかっていきました。

そして、湘南国際マラソンでサブ3.5を達成したのです。

3時間28分21秒(ネット)

ロス(1:47)
48:00-48:06-49:49-51:35-10:51

まず、諏訪さんに限らず、レース前は不安になります。練習してきたけど、「本当に力はついているのか?」「目標達成できるのか?」と、しっかり準備してきた人ほど緊張感、不安感を作り出してしまいがちです。

諏訪さんもシューズを迷ったり、不安な気持ちから何度も相談を受けました。自分に自信が持てない状態でした。

まず、その状態をどう乗り切ったかを聞きました。

<スポンサーリンク>


自己ベストできない言い訳が全くなくなってしまった。

レース前、とにかく不安で仕方なかったのです。なぜって絶好調だったから。おかしな話ですが、調整がうまくいっていれば、ベストが出るはず、出なければ「練習不足」のレッテルを自分に貼らなくてはならないから。ほかの人は「そんなことはないよ」と言うかもしれませんが、私の中ではそれ以外に理由がないのです。こんなに頑張って練習しているのに、「まだ足りないのか」と思わなくてはならないのは結構辛いです。

絶好調なのに、なんでこんなに自信がないのかというと、私のベストタイムは今年の3月の名古屋ウィメンズマラソンで出した、3時間32分0秒(ネット3時間30分2秒)。2度とこんなタイムで走れないと「信じて」いました。あれは奇跡だと思っていました。たまたまラッキーなことが重なって出せたタイムだと思っていました。

なぜって、練習でどんなに頑張ってもこんなタイムで走れないから。多分、私の周りの人たちも「まぐれ」と思っていたのではないかと思います。

そして今回、どんな風に絶好調だったのかというと、一週間前に練習で5000mのベストが出た。怪我もすっかり治っていて、故障個所が一つもない。ウェイトコントロールもうまくいって、ベスト体重となっている。直前にはコーストカイロの伊藤先生に、ベストが出るよう全身整えてもらっている。

あとは当日、気温が高ければそれは言い訳の一つになると淡い期待を持っていたのですが、「少し暑くなる」という天気予報はまんまとはずれ、マラソンにぴったりの寒い日となりました。曇っていて日差しもない。私はいつもとても運が良いのですが、こんな時にもまたもやマラソン日和を引き寄せてしまいました。本当に運が良い。

すべてがベストコンディション。最悪です。言い訳の素材はゼロとなりました。絶対にベストを出さなくては。

でも。

気持ちって大切「ベストをださなくては」という強迫観念と「出るわけないよ」という不安を持って走るよりも、楽しい気持ちで走った方が絶対良い結果になります。

いつもレースの1か月くらい前から、自宅に居る時は、YouTubeでマラソンや駅伝を流しています。「ランニングフォーム」や「苦しいときの頑張り」のイメトレをしていました。やはりお気に入りは「箱根駅伝」。青学の選手たちが笑顔で走り、区間賞を取るのを見て、改めて「楽しく走ること」のメリットを強く感じました。今年の箱根駅伝は、東洋大学に往路優勝を譲っていても、選手たちに悲壮感が全くなくて、笑いながら自らの不甲斐ない走りを「申し訳ない!」と言っていました。結果総合優勝を手にしているのです。その一方、東洋大学の選手からは、強い緊張感と悲壮感が見て取れます。明らかに両者には「まぁ出来るだろう!」と「出来ないかもしれない」のスタンスの違いがあると思います。笑って走った方が速く走れる、少なくとも私はそう信じています。

だからスタートラインに立った時は、なんの根拠もないけれど、自信を持つことにして、どんよりした気持ちを生ごみのようにポイッと捨てました。「今日までに出来ることは全部やった。ベストは必ず出る!」に切り替えました。本当にそう思っていなくても、3時間半だけそう思いこめばいいことにして。またウジウジしたいのだったら、レースの後改めてじっくりやればよい、さっき捨てた生ごみはきっとまだ回収可能でしょう。「ベストが出なかったらどうしよう」はもう2か月くらい充分考えてきました。考えるのは一旦お終い。どうしよう?どうもしないさ!私がベストを出さなくてもまた陽は昇る。陽が昇ればもう一度やるだけ。ポジティブわかこに切り替えてスタートの準備は完了!

少し話はそれますが、今回左腕に入れた「その一秒をけずりだせ!」は東洋大学の選手たちのスローガンです。本当は右腕に、もう一つのスローガン「ひるまず前へ!」も入れたかったのですが、左手で文字が書けず断念しました。私はこのスローガンが好きです。3月の名古屋ではあと3秒でサブ3.5でした(ネット)。どこからその3秒をけずりだすか、それをテーマにここまで来たから、このスローガンはどうしても書きたかったのです。

青学の明るさと東洋大のスローガンで鬼に金棒です。

<スポンサーリンク>


35kmの壁で終わらせてはいけない

終盤少し落ちてグロスで3時間30分08秒と、また新たな課題が生まれたことについて、こう話してくれました。

後編に続く

その1秒を削り出したウルプロメンバー〜故障なくスタートラインに立つために〜後編



その1秒を削り出したウルプロメンバー〜故障なくスタートラインに立つために〜 後編

その1秒を削り出したウルプロメンバー〜故障なくスタートラインに立つために〜 前編

前編から続く

<スポンサーリンク>


 

35kmの壁で終わらせてはいけない

終盤少し落ちてグロスで3時間30分08秒と、また新たな課題が生まれたことについて、こう話してくれました。

35km以降思うような走りが出来なかったことに関しては、言い方を変えれば35kmまでは走れるようになったということ。よくここまで頑張ったと、自分を褒めてあげても良いかなと思っています。

よく聞く「35kmの壁」ってありますが、「35kmの壁だから」では片づけられないと思います。本当に壁があるのなら、壁があるって分かっているのに対策を打たないのは怠慢です。色々なタイプのランナーがいるのに、多くの人が35kmで今回の私と同じような状態になっているのだとすれば、42kmを目標にすることで、脳がなんらかの指令をだしているのでしょうか。なにか対策を考えたいと思います。でも、ひとまずはもう少し長距離走に慣れた方が良いと感じたので、これからは月に一度30km走を入れてみようと思います。

 

目標達成するために大事なこと

今回強く感じたことは、当たり前だけど、怪我をしないことはとっても大切ということ。5月にシンスプリントになってしまい、8月まで練習ができなかったのですが、それ以降特に大きなけがなく走れました。怪我をした時でも、出来ることはほかにもありますが、走れないことはやはりストレスになるし、いつ治るのか、いつになれば走れるのかがわからず焦りも出ます。そんな時間は出来るだけ過ごしたくないと思うと、これからも怪我をしない走り方を身に着けてゆきたいと思います。

 

<スポンサーリンク>


故障なくスタートラインに立てた理由

  1. ランニングフォームが変わり怪我をしにくくなった。
  2. 以前、1年に2回シンスプリントをやってしまい、強く地面を蹴る動きでシンスプリントを起こすことがわかったため、そのような動きを極力避けるようにした。
  3. 怪我をする前兆(痛みや違和感)を感じたら、すぐに運動をやめて怪我をしないように努めた。
  4. 怪我をしてしまったとき、怪我の治りかけに希望的観測で練習を始めず、現状をよく把握して完治してから練習に臨むようにした。

 

なぜパーソナルを受けウルプロに入ったのか?

新澤さんの投稿で井上明美さんのことを読み、パーソナルを受ければサブ3.5が出来るのではないかと思った。どうしてもサブ3.5をやりたかったのです。また多くのメンバーが自分の欲しい結果を手に入れていたため、ウルプロに入会しました。

初フル・18ブロック目からのsub3.5達成〜チャレンジsub3.5メンバーのあけみさん〜前編

入会前のフォームと今のフォームの違いは?

肩甲骨の動きを意識するようになったので、骨盤をうまく使ったフォームに変わった。

ストライドを出すために、無理に脚を前に出さなくなった。

お腹から前に出す感覚を覚えたので、お尻が出なくなった。

 

諏訪さんと初めてお会いしたパーソナルの時の記事はこちらです。

2日半で8人のパーソナル後編〜もっと楽に走りましょう!!〜

綺麗なフォームと思いながらも、スネに負担のかかるフォームでした。気にならない方、故障してない方であれば構わないのですが、諏訪さんはシンスプリントを何回もしているのだから、これは変えねばダメだとアドバイスしました。

<スポンサーリンク>


Kernelはすごく良い気がする。

また、諏訪さんからレース後にこのようなメッセージをいただきました。

今朝ふと思い出したのですが、カーネル多分すごく良いです。

いつも20km過ぎると首が痛くなるのですが、今年の湘南では首の痛みが全くなかったことを今思い出しました。

思い切って買って良かったです。

私の場合、長距離を走っていて1番辛いのは脚で、2番目が首でした。キツイ要因の30%くらいは首から肩にかけての痛みだったので、これが無かったのはかなり良かったです!走力を高めたりプラスを高めていくことと、把握しているマイナス要因を少しでも解消していくことと、両方増やしていかないといけないですね。

カーネルが良いことはわかっていましたが、実際にレースを走って改めてコスパの高い製品だと思いました。

また、心配していたカーネル揺れは、練習の時点で、インナー(スポブラ)の肩の辺りに挟んで即解決でした!私はテーピングかぶれしやすいので、これがベストでした。

Kernel公式ページはこちら

 

いつも綺麗な諏訪さんが腕にデカデカと「その一秒をけずりだせ!」と書いた画像をアップしていて驚きましたが、できる準備を全部した上で、最後は気持ちが大事だということです。

レース後にはグロスで切れなかったことが、残念だったようですが、私は次の目標が明確になって良かったと思ってます。

来年の名古屋ウィメンズでも、その一秒をけずりだせ!という走りを見せてくれるでしょう。

ウルプロ練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



救護ランナー犬尾英里子 フォーム改善してサブ4達成!

マラソン大会中に医師や救護と書かれたビブスをつけて走る救護ランナーは、参加者の異変にいち早く気づき対応します。

私自身、大会中に救護を受けたことはありませんが、いつ何が起こるか分からないので頼もしい存在であり、私たちランナーを見守ってくれることに感謝しています。

つくばマラソンでサブ4を達成した医師の犬尾英里子さんも救護ランナーとして全国各地の大会を走っています。

救護ランナーの目線でランナーにお伝えしたい内容を記事にまとめていますが、まずは犬尾さんのサブ4達成について紹介します。

(2018年11月の犬尾さん)

<スポンサーリンク>


犬尾さんとは、共通の知り合いである医師の石川さんの紹介で、1月にパーソナルレッスンを受けていただき、その後ウルプロに入会しました。

それ以前のフルマラソンPBは2012年つくばマラソンで出した4時間42分17秒(ネット)で、それから5年間自己ベストが更新できていませんでした。

(2018年1月の犬尾さん)

パーソナル直後に走った勝田全国マラソンを4時間27分19秒で走り久しぶりにPB更新しましたが、

その時のメールを抜粋すると、

初マラソン以来のPBでした。
スタート時点で寒いとは思わなかったので、色々な工夫が良かったのだと思います。
足の接地、腕振り、リズムを刻む、腰を落とさない事は痙攣で休んだ時以外は意識できました。
前回のマラソンでは20Km手前で足が動かなくなりましたが、今回は30Km過ぎまでピッチを殆どおとさず(リズム通りに)足を動かせました。
最後の1Kmは走りを戻すことができました。

 

その後、多忙な中、時間を作って練習をすることで、フォームも変わりスピードが付いてきました。

午後練で、400m、1000m、5000m、10000mなど走る中で、毎回のようにPBを更新していきました。やはり自分が成長しているのを実感すると嬉しいし励みになります。

また、入会前のパーソナル時に犬尾さんから聞いた練習量は多いと思い、減らすようアドバイスしましたが、その後、月間走行距離や練習日はかなり減ったようです。

そして10月の富山マラソンは4時間00分05秒(ネット)と大幅にPB更新しましたが、この時はsub4できると思っていなかったようで、ネットタイムは確認せず走っていて、終盤「これってネットならサブ4に間に合うのではないか?」と走ったようですが、あと4秒足らなかったようです。

ただ、54分59秒だった10kmPBをつくばマラソン10日前の練習会で49分台に引き上げるなど楽にスピードが出せるフォームが身についてきました。

そして、つくばマラソンを3:58:58(グロス)で走りついにサブ4ランナーになったのです。

ラップ

(ロス00:25)
27:06-26:18-27:01-27:12
28:10-28:53-30:16-30:11-13:26

終盤はかなりキツくなったようですが、仲間の応援に背中を押され粘ってサブ4達成しました。

<スポンサーリンク>


サブ4した気持ち

ゴールした直後はサブ4した喜びより、最後の酷い走りで素直には喜べませんでしたが、サブ4を目指していた仲間に置いてきぼりにされず良かったと思っています。

一夜経ち、走力のある人も脚に異常を来したしていたり、後半タイムが落ちているところをみると、新澤さんの仰るように前半突っ込まなければサブ4は達成出来なかったかもしれません。

入会して何が変わったか?

陸上経験のない50歳からジョギングを始めたランナーなので、全ての練習が新鮮です。ウルプロでは何のために練習をするのかターゲットが明確なので身体の動きを意識できます。

心肺を鍛えるトレーニングであれば息があがらない強度では不十分、ペース走では疲れを残さない自分のペースを把握する等、ランナーであれば知っておくべき知識を全く知りませんでした。ただジョギングの延長でマラソンを走っていました。

トレーニング方法も読んで名称は知っていても取り組み方もわかりませんでした。しかしそれでは限界があり、昨年は走るモチベーションが下がる一方に加え、年齢とともに故障が多くなり回復にも時間がかかるようになり、これでは「何歳になっても走り続ける」事ができないと思い、パーソナルを受けました。

メンバーになって一番変わったのは技術的な事より「モチベーション」です。他のメンバーのレースに取り組む姿勢や、練習の振り返りは大変励みになります。目標はそれぞれ違いますが、メンバーが互いに、目標を達成すれば讃え、スランプでは励まし、それぞれが持つ知識・経験の共有を惜しまないチームのあり方が素晴らしいと思います。

また画像で自分の走りを確認する事でイメージと現実のギャップを少しずつ埋める事ができるのもウルプロ練習会の大きな特徴だと思います。

(2018年1月のパーソナル開始時)

(2018年11月のウルプロ練習会)

何歳になっても走りつづけられる身体つくり、医療支援走の活動範囲を増やす事が私にとっては優先順位の一番ですが、結果がついてくればそれもご褒美だと思っています。

また、入会して走行距離は減りました。月間100km前後程度でも、練習会で密度の濃い練習ができるので他はジョグ程度になりました。筋肉の疲労回復にはそれくらいが私には丁度良いと感じています。その代り普段の生活、歩く、階段を登る、も意識するようになりました。

 

犬尾さんは徐々に負荷の高い練習を継続してできるようになりましたが、その理由はフォームが大きく変わったからです。以前のフォームのままで負荷の高い練習をしたら、すぐに痛みが出て、継続的な練習はできなくなります。こちらが1月と11月に撮影したフォームの違いです。

全ての練習会に課題を持って参加し、終わったら振り返り、次の練習に繋げることをずっと続けてきたのです。成長しないわけがありません。

<スポンサーリンク>


こちらは犬尾さんが大会後に投稿した文章です。ウルプロに入会する前からの取り組みなど書かれていました。

Go! Go! Project Plus 15
つくばマラソンでサブ4達成!走らない方には??何それ?美味しいの?でしょうが、市民ランナーが目指す4時間未満でマラソン42.195kmを走る事を「サブ4達成」と言います。目標は3:53:00でしたが、そこには一歩届かず3:58:33(ネット)でした。何歳になっても走れる(歩ける)身体でありたいと50歳で始めたランニング。陸上の経験もなく、ただ一人で近所をジョギングする延長でマラソンを走っていました。

しかし昨年くらいから、速く走ろうと頑張る→身体のあちこちを痛める→走れない→走る→故障 を繰り返すようになり、モチベーションはどんどん下がり、何とかその状況から抜け出したいと医療支援走仲間の先生に相談したところ、ウルトラランナープロジェクトの新澤さんをご紹介頂きました。

初めて、ランニングに必要な練習メニューを体験し、どの様な走りを目指すか、その為に何が必要か、一つずつクリアした結果が今日のレースでした。正直、サブ4を達成できた嬉しさの一方、ビルドダウンレースとなった残念な、悔しい気持ちがあります。

でも、今日ゴール後に、同じくサブ4を目標としてつくばを走った仲間が待っていて一緒に喜べた事、それは何にも代え難い嬉しい事でした。

今日のつくばマラソンでサブ4出来て良かった!!

応援して下さった日医ジョガーズのRD先生方、ウルプロメンバーの皆さん、先に神戸でサブ4を達成したオバマ、大会スタッフの方々、沿道の皆さん、そして家族、ありがとうございました。

感謝!

*Go Go projectは55歳時に、今までやりたかったこと、やりたいと思ったけれどしてこなかったことに挑戦する、という自分の中の企画です。友人たちに「励まされる」と好評だったので、56歳になってもGo Go project plusにして続けています。

 

ウルトラプロジェクトには20代から60代までの幅広い年齢のメンバーが在籍し、昨日までの自分を超えようと試行錯誤していますが、50代、60代で自己ベスト更新するメンバーも珍しくありません。

何歳になっても過去の自分を越えることができたら嬉しいです。足踏みのような小さな一歩でも積み重ねて行けば、考えてもいなかった高みに登っていることに気づくことがあります。

そのような場面に少しでも関わり合えることが最近は楽しくて仕方がありません。

ウルプロメンバーの活躍は紹介しきれませんが、こちらもお読みください。何か気づくことがあるかもしれません。



ウルプロ初の女性サブ3ランナー 宮島亜希子 〜フォーム改善の効果を話す〜

昨シーズンはウルプロ入会後にサブ3を初めて達成したメンバーが5人いますが、全員男性でした。

今シーズン、女性のサブ3ランナーが誕生すると思っていましたが、宮島亜希子さんがサブ3を狙った初めてのレースでクリアしました。

<スポンサーリンク>


宮島さんは昨年までは3時間10分は切っていましたが、そこから先には行くのは中々難しいと考えていたようです。

宮島さんと初めて会ったのはいつだったか忘れましたが、そこそこ長い付き合いです。またウルプロ練習会をサポートしてもらい始めたのは昨年の夏からです。

水曜日夜に参加の際は、ペースメイクをお願いすることもありますが、金曜日や週末練習会に参加するときは自分自身の練習をしてもらいました。その間UTMFで入賞したり、10kmやハーフマラソンでPBを出すなど、他のウルプロメンバー同様伸びているメンバーです。

⬜︎レース結果

タイム 2時間59分33秒

順 位 女子総合24位

ラップタイム

(ロスタイム4秒)

20:57
20:51
21:02
20:56
20:59
21:17
21:36
22:08
09:43

ハーフ通過 1時間28分29秒

<スポンサーリンク>


今回、いくつか質問して答えてもらいました。

⬜︎サブスリーぎりぎりの展開の時に考えていたこと

また次挑戦すれば良いという弱気な気持ちも出てきましたが、応援してくれる人、頑張っている仲間のことを思い出し、必死で前に進むことだけを考えていましたが、その中でもフォームと呼吸を意識する余裕は持てたので、大きく撃沈することはなかったんだと思います。がむしゃらだけではサブ3は出来ないと思いました。

⬜︎どのようなフォーム意識をしているか

ウルプロの練習会に参加するまでは、フォームやピッチを意識して走ることはなかったのですが、昨年の11月頃から、ペーサー以外にも織田フィールドなどで練習会に参加した際にアドバイスしてもらったこと(着地の際に足の着く位置、足を下ろすという意識、ピッチを上げる、腕は後ろに引く、肩の力を抜く、骨盤の動きを意識した腕振り)を意識することによって、2017つくば(3時間6分)→2018大阪国際(3時間4分)→2018東京(3時間2分)→2018つくば(サブ3)と、順調にPB更新しています。

今回のつくばは、特に骨盤の動きを意識した腕振りを意識したことで、足が自然に前に出る感覚がありました。

⬜︎ウルプロ練習会について思うところ

レベルに関係なく、皆が自分の目標に向かってやるべき事を考え実行しているので、とても雰囲気も良いですし、いつも刺激をもらっています。

⬜︎女性のサブ3は0.4%程度ですが、サブ3ランナーになった感想。

雲の上のタイムだと思っていた3時間切りが自分にも出来たことで、自信が持てましたし、諦めなければ目標は達成できると思いました。サブ3ランナーになったことは素直にめちゃ嬉しいですが、また新たなスタートラインに立った感じがしています!

<スポンサーリンク>


宮島さんは非常にバネがある走りをするランナーですが、そのバネに頼りすぎることから終盤に失速するケースもありました。練習会に参加しはじめた当時のフォームをみると、ストライドを伸ばそうとする意識があったので、ストライドを伸ばそうとしないでピッチを上げるようアドバイスしました。

これは今年1月のフォームです。

こちらが今月のフォームです。

胸の位置が後ろに行かないように、肩甲骨の間から押されるイメージを持ってもらった時の動画です。

上体が遅れなくなったことから、接地でしっかり地面を押すことが出来るようになり、接地足と逆の骨盤の動きがスムーズになり、結果的にストライドは落ちていません。

動画はこちらです。

また、この練習会の時に、肩や上半身に力が入っているように思えたので、腕振りについてもアドバイスしました。

その夜、宮島さんからメッセージが届きました。

肩の力はこれまであまり意識してこなかったけれど、1本目の終わりに新澤さんに指摘されて、2本目以降は力を抜いて、更に5本目以降は骨盤も意識し、楽に走れるフォームに変わっていったと感じました。

今日は、1200m×6本で自分では同じ感覚で走ってましたが、タイムは、4’46-4’35-4’41-4’41-4’41-4’37で、肩に力が入ってた1本目が一番遅かったです。

今日の後半の感じでつくばは走りたいですね。不安もありますが、サブ3狙ってみます!

宮島さんは本来ウルトラマラソンやウルトラトレイルを得意にしていますが、身体の使い方が変わり効率的に走れることによって来年はまた高いレベルになるでしょう。

また、宮島さんに負けないような女性メンバーが宮島さんに追いつこうと頑張っているので楽しみです。

大阪国際女子マラソンに出るようなレベルのランナーでも、ちょっとしたことで走りは変わります。

こちらはウルプロメンバーのレース結果の一部です。

http://fun-run.tokyo/blog/category/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B4%BB%E8%BA%8D/

12月練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はfacebookページのメッセージにてご連絡ください。



初サブ3、初サブ3.5、初サブ4など自己ベスト続出

この三連休に開催されたフルマラソンで私が把握しているだけで18人が自己ベストを更新しました。

<スポンサーリンク>


切りのよいタイムをクリアしたメンバーのタイムを紹介します。

タイムは入会時のタイム→今回のタイムだけ書きますが、その間に何回か自己ベストを更新しているメンバーもいます。

また入会時のタイムはネットの場合がありますが、今回のタイムはグロスタイムです。

◽︎初サブ3達成

宮島さん(女性)3:06:31→2:59:33

ウルプロ入会後サブ3達成は6人目で、女性は初めてです。

◽︎初サブ3.5達成

I.Hさん(女性)3:46:10→3:21:42

M.Kさん(女性)3:44:35→3:25:14

T.Sさん(男性)3:45:43→3:28:04

◽︎初サブ4達成

T.Tさん(男性)4:01:50→3:47:50

T.Hさん(男性)4:04:35→3:50:20

H.Nさん(女性)4:20:07→3:54:14

H.Mさん(女性)5:24:01→3:55:32

M.Mさん(女性)4:02:19→3:57:18

E.Iさん(女性)4:42:17→3:58:58

<スポンサーリンク>


それ以外でも入会前にはフルマラソン経験はなく10月の水戸黄門漫遊マラソンで初フル3時間20分のタイムを出した門脇さんが、2回目のフルマラソンを3:09:06で走りました。

門脇さんは50代のランナーですが、今回自己ベストを出した18人の半分以上は50代、60代のメンバーで、私より年上は珍しくありません。

年齢に関係なくやるべきことをすればタイムは伸びるということです。

もちろん、自己ベスト更新出来なかったメンバーの中にも、その時できる懸命の走りをしています。

不調や故障で腐ることなく、PB更新まではいかなかったが、sub3.5を達成したり、2回目のフルで大阪国際女子マラソンを決めたメンバーはハーフまで突っ込んで1時間31分40秒のPBをはるかに上回るペースで走り、後半耐え前回から1分遅れでフィニッシュしました。また入会時は4時間半だった男性メンバーはロングレースが続き疲労が残っている状況で3回目のサブ3を達成しました。

メンバーがどのような振り返りをしているか、参考までに何人か紹介しようと思います。

また、結果はどうあれガッカリしたり、周りは頑張ってるのに自分はダメだと悲観しないで、次に進むために何をしたらよいか考えてみてください。

目標達成出来なかった方へ

<スポンサーリンク>


今回、サブ4達成したメンバーは、何年もサブ4目指したが出来なかったり、そもそもサブ4なんて考えてもいなかった方々で平均年齢は50歳を超えています。60代もいます。

サブ4するために何が自分に足りないかを明確にして、そこを頑張ってきたのです。

走り込みが足りない。と走行距離を伸ばしたメンバーよりむしろウルプロに入ってから走行距離が減ったメンバーの方が多いです。

特に50歳以上のメンバーが、無理な走り込みをしようとしていることを私が知ったらだいたい止めています。走行距離を増やしてタイムを伸ばす方法では特に50歳以上では早々に限界が見えてくるし故障しがちになります。

今回30km走を3回やったけど、30km以降脚がもたなかったから、次回は4回やるとかではだいたいうまくいきません。30km走をしなくても課題を克服する方法はいろいろあります。

まずは、効率的に走るにはどうしたらよいか?効率的に力を付けるにはどうしたらよいか?など考えたらそこに伸びしろがあるように思います。もちろんアプローチは様々ですから自分の信じた練習をしたらよいです。

ウルプロ練習会に参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。東北、関西、九州などから出張時など利用して参加しているメンバーもいます。



つくばマラソン結果〜思ったより身体が動いた〜

つくばマラソン走ってきました。

<スポンサーリンク>


ラップだけ見ると撃沈レースですが、自分自身の予想を遥かに上回る走りができたと思っています。

というのも、エントリーした時には既に2週間前の神宮外苑24時間チャレンジにエントリーして、走れたとしても、サブ3.5やサブ4を狙うメンバーと一緒に走れるかどうかだと思っていたのです。

昨年も11月二週目の土日開催の24時間走を走った後は、1ヶ月は疲労が激しく蓄積していたのでスピード練習など封印し、1ヶ月経った頃に開催されたマスターズロードレース10kmと足立フレンドリーハーフからフルマラソンモードにしていきましたが、この時の10kmは40分も切れず、ハーフは1時間28分くらいと全く走れませんでした。

今年は神宮の2週間前に中国で開催された100kmレースを走っているので、さらに無理なような気がしていました。

神宮外苑は内臓の不調から走れない時間があり自己ワーストでしたが、それでも100マイルを超える171km走っているのだから、疲労はありました。ただレース数日後には回復傾向にあるのを感じていたので、これはつくばマラソン走れるのではないかと、疲労抜きに徹しつつ、短い距離の刺激入れをして動けるようにしました。

しかし腰回りと背中の張りはかなり強烈で中々抜けないままレース数日前を迎えました。故障はしたくなかったので、ケッズトレーナーの担当者に聞いたところ、故障する前に痛くなり走れなくなるから大丈夫と言われたので出場を決めました。

ここまでは昨日記事にしました。

編集ライター講座卒業制作とつくばマラソン

<スポンサーリンク>


この記事の中で、レースの目的についてこのように書きました。

明日はどのくらいで走れるかは、身体に聞いてくれ的な状態ですが、来年2月の別大と静岡で良い走りが出来るようマラソンモードに身体を切り替えるキッカケにしてきます。故障するような無理はしませんが、フルマラソンの緊張感を感じるくらいで走りたいと思ってます。

具体的には書いてませんでしたが、自分の中では、スタートから行けるとこまでサブ3ペースと考えていました。

それは、10kmまで行けるのか?20kmまで行けるのか?分からないけど、ピリッと走ろうと思っていました。

また、ランニングフォームに関しては、今回は特に筋肉の疲労が大きいので、脚を使った走りをしたら10kmもたないように感じていたので、極力脚を使わない走りを模索してみました。

今回走ってみていろいろ感じることが出来ましたし、動きについても気付きがありました。

まずレース総括は、思ったより走れたというのが率直な感想です。

スタートして動きはよくないにしても、サブ3ペースを25kmまで保ち続け、30km通過時点では1分ほど余裕がありました。そこから少しして尻や太もも周りがピクピク来たので、攣らないよう試みて急激に落ちないようにしましたが、少しでもペースを上げたら確実に攣りそうになったので、35km辺りから完全にジョグになりました。

10kmまでもつかなー?20kmまでもったら満足。と思っていたのだから、ラスト10kmまでサブ3圏内に残れたのは出来過ぎです。

今回、走りながら意識したこと、気づいたことなどを簡単に紹介します。

・時計は5kmラップを押した時だけみて、それ以外は周りのペースに乗って走る。

・序盤は給水が混むと想定して、モルテンドリンクを250ccのフラスクに入れて、混雑している給水所はパスした。

・5kmくらいで足底の張りが出てきたが、これは無視して走ったら気にならなくなった。

・可能な限り、脚を使わなくても前に進むフォームを模索した。特にお腹・胸をどこまで前に出したら同じ力でペースが上がるか試行錯誤しながら走った。

・10kmくらいで左肩の張りが強くなった。理由は中々抜けない背中の張りが原因だが、練習会で腕振りのチェックをしてもらったところ、左は後ろに引く際、右に比べて少し外に広がっていることに気づいたので、腕を引く角度を走りながら調整したら張りは気にならなくなった。

・軽く腕振りをして肩甲骨を動かすことで、骨盤がスムーズに動くことを確認しながら走り、動き始めたら意識を外した。

・接地時に乗ることを意識し、接地した脚の反対の骨盤を前に出すだけではなく上に引き上げるイメージを持った。そして左右の脚の切り替えを素早く行うようにした。

・前だけを見て知り合いが周りにいても話しかけず集中して走ることにした。

今回は、身体が万全でない状態であることを利用して、脚を出来るだけ使わない走りを模索し、私にあった脚を使わない走りをイメージすることができました。これから身体の疲労が抜けてくれば良い走りができるようになりますが、その際に今回の走りを再現できるように言語化を試みます。これが定着すれば相当楽に走れるようになるでしょう。

ゴール後の身体の状態は、ふくらはぎの張りは小さく、足底の張りはあるがレース前と対して変わらない。腰回りはかなり使ったので張りは相当強い。背中の張りは少し抜けたような気がします。

最初に書きましたが、今できる走りは出来たと思います。また今後に繋がることも結構あったので走ってよかったです。

<スポンサーリンク>


明日紹介しますが、つくばマラソンや大阪マラソンで、ウルプロメンバー10数人PB更新しました。

初サブ3、初サブ3.5、初サブ4などメンバーの充実した顔を見たら嬉しくて仕方がなかったです。

みんな頑張っているから力がついているのはメンバー本人も私も実感していますが、外的要因や内的要因にも左右されるので必ずしも即結果に繋がる訳ではないからです。その意味で素晴らしいことだと思います。

以前書いたウルプロメンバーのレース結果などはこちらです。

12月のウルプロ練習会日程はまだこちらに掲載していませんが、全ての水曜日の午後と夜、そして全ての金曜日夜、週末2回開催予定です。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



フォーム改善し痛みなくFunTrails FT50総合3位入賞〜ウルプロメンバー堤智美〜

週末に開催されたFunTrails FT50には国内外から強いランナーが集まりましたが、ウルプロメンバーの堤智美さんが7時間17分36秒で招待選手を含めて女子総合3位入賞を果たしました。

<スポンサーリンク>


1位はハセツネの覇者高村貴子選手で、2位は海外から参加のAbby Mitchell選手です。

レース展開を振り返ると「練習不足で登りが全然走れなかったのと、暑さのせいか珍しく足攣り症状が出たので、下りと走れるところだけ頑張った。」と話しています。3位入賞には自分自身びっくりしていると自身のページに投稿しています。

また、フィニッシュ後に主催者の奥宮さんからインタビューを受けた際に号泣してしまったと書かれていますが、その理由についてこう話しました。

「去年は悲しい事故がありレースは中断し、私のFT50は最終エイドのA9県民の森で終わりました。今年はそこから先を走ってどうしてもフィニッシュゲートをくぐりたかった。県民の森を出てからゴールまでの区間走りながら泣いてました。昨年走ることのできなかった下りのトレイルは紅葉がとても綺麗でした。

この強いメンツでの3位というのも嬉しいけど、それ以上にゴールできたことが本当に嬉しかった。」

言い古された言葉ですが、1年前の忘れ物をしっかり受け取りに行ったのでしょう。

開催が危ぶまれた大会だけに無事開催し大会を終えることができたことは大変喜ばしいことです。

<スポンサーリンク>


堤さんから、「ロードや下り、そして林道などの走れるところは、新澤さんのアドバイスを思い出しながら走りましたー!」とメッセージをいただきましたが、その時の状況を振り返ることで良いイメージが定着出来るので、このような質問をしました。

ロードや下り、林道はどのような動きをイメージしましたか?

その答えは「ロードや下りなどの走れるところは、今までの悪い癖が出ないように胸を前に出す感覚とストライド小さめで走る事を意識しました。距離が50kmで短いのもあるかもしれませんが、レース後も筋肉痛くらいで大した故障はありません。」

ここでいう悪い癖とは、接地が上体より前になりブレーキがかかる走り方になってしまうことです。

堤さんとパーソナルレッスンをしたのは、神宮外苑24時間チャレンジの前日なので、FunTrails FT50の8日前になります。

レッスン開始時と終了時の動画はこちらです。

その時の振り返りをメッセージで送っていただいたので、抜粋して掲載します。

(レッスン開始時のフォーム)

まず初めに動画を撮っていただいて、そのランニングフォームが自分が想像しているものと大きくかけ離れていることにびっくりしました。

巷で綺麗とされるランニングフォームは上体を反らせていると思い込み、自分がどんな走り方をしているのか客観的にわからないまま走っていました。

長引いている左足の痛みも、原因がわかりスッキリしました。

(レッスン開始時のフォーム)

新澤さんから教えていただいた動きづくり2つを、普段の生活&走る前に取り入れて上体と下半身が連動した動きが身につけばと思います。

そして足を前に着こうとせずストライドを小さく、腕ふりでピッチを取ろうと思います。

(レッスン終了時のフォーム)

無意識でまたフォームが崩れると思いますので、定期的にパーソナルチェックをお願いしたいです。

 
<スポンサーリンク>


今回はこの時の、脚を前に着こうとせずという点を意識して走ったのでしょう。

堤さんはレースの度にどこかしら身体を痛めているので、今回は筋肉痛の痛み以外なく走り切れたというメッセージをみて、ホント嬉しかったです。

(レッスン終了時のフォーム)

堤さんは「痛みがないのが一番ですが、修正前のランニングフォームを見たらあれじゃ故障するわって感じでしたね」と話しています。

今回一番大きな収穫は、そもそもどのようなフォームだと故障しやすいのか、痛みが出やすいのかが分かるようになったことだと思ってます。

どのような自分になりたいかが分からないと、中々成長するのは難しいです。それをイメージし言語化出来るようになれば変わってきます。

堤さんは長い目でみて、ロードでも大阪国際女子マラソンを走れるようになって欲しいのですが、故障が多いのでまずは正しいランニングフォーム・身体の使い方を定着させてから着実にレベルアップして欲しいと思ってます。ロードの力が付けばトレランでもさらなる飛躍を遂げるでしょう。

また、堤さんも、kernelユーザーですが、製品には満足していると話しています。

過去のパーソナルレッスンについての記事はこちらにまとめています。

⬜︎パーソナルレッスン

 

(画像提供:堤智美)



上りも下りも力まず走り神流トレイル年代別1位〜ウルプロメンバー石塚さん〜

この週末に開催された神流トレイルのロング(40km)に参加した石塚さんは6:03:08で走り、女子総合5位年代別(45歳以上)で1位になりました。

<スポンサーリンク>


石塚さんからのメッセージにはこのような言葉が添えられていました。

奥武蔵の練習や午後練の動きを思い出しながら上りも下りも力まず楽に走る事を意識したのが良かったのだと思います。

記録証を見て自分でもびっくりでしたが、嬉しかったです。

さらに1つ1つ積み上げながら頑張ろうと思います。

 

そのメッセージに対して、良い走りのイメージは定着させてもらいたいので、「上り下りに意識したことを言語化するとどんな感じですか?」と返信しました。

というのも奥武蔵や午後練でアドバイスしている動きはたくさんあります。石塚さん自身が、特に意識したことを振り返ることで記憶に残るし、記録にも残ります。

もったいないケースは、レース中、レース後には言語化できるくらい良いイメージが出来上がっているのに、振り返らないことで忘れてしまうことです。

石塚さんから、このような答えが返ってきました。

(奥武蔵練習会)

上りは無理に登ろうとして余計な力を使わない。体の前傾をいつもより意識する。足をつく位置を体の真下(感覚としては意識より近くにする方が体の真下についている感じ)にして上半身が遅れないようにする。心拍が上がり過ぎないように一定のリズムで小刻みな歩幅で上る。林道など走れる上りは骨盤を大きく動かす意識(足が自然と前に出る)で、疲れてきたら腕振りだけがんばる。

下りは体がブレないように体幹を意識する。

上半身をリラックスして腕振りでリズムをとる。気持ちいいスピードで走る。

上りも下りも腹筋を前に出す意識は持っていました。

上手く言語化できませんが、こんな感じです。

最初は体も足も重かったのですが、練習会でやった事を思い出していくうちに、余計な力を入れなくても動き続ける事ができました。ゴール後のダメージもほとんどなく、自分でも上手く走れたのだと思いました。

<スポンサーリンク>


(織田フィールドでの練習会)

こちらは7月の奥武蔵練習会での振り返りです。

記事全文はこちらをお読みください。

暑い奥武蔵練習会でメンバーが感じたこと 前編

石塚さんは自分の課題についてメッセージにこのように書きました。

トレイルとロードは違うと思いながらも、ロードでは思ったような走りができません。上り下りは好きなのですが、平地になるとどうして?と思ってしまいます。何が足らないのかをしっかり考えて意識しながら、ロードが少しでも速くなるようにこれからも練習します。

<スポンサーリンク>


今日の練習会終了後にこのようなアドバイスをしました。

なぜ上り下りは得意なのに平地には苦手意識があるのか?動き方や意識を含めて差異を考えてみてください。その差分にきっと答えがあるはずです。深掘りしてみてください。

数時間後にこのようなメッセージが届きました。

帰りに新澤さんのお話にあったトレイルとロードで何が違うのか考えてみました。上りは自然と前傾ができ自然と軸足にのって走れる。下りはブレないように体幹をしっかり使えている(=腹筋が使えている)だから楽に走れる。

でも平坦になるとこの点ができていない。いつも意識する前傾と腹筋を使ったフォームをもっと強く意識を持つ必要があると思いました。

ずっと同じ動きをし続けるロードに苦手意識を持っている気持ちも切り替えてみます。体の使い方やちょっとスピードを変える事で心拍の上がりや体の負担をコントロールできるのではないかなど今後試していこうと思います。

1つ1つ積み上げながらロードもトレイルも楽しく走れるように頑張ります。

 

教わるより自分で気づいたことの方が数倍力になります。

『年代別1位おめでとう!!』 でメッセージが終わってしまっていたら、今回の気づきには繋がっていないかもしれません。

なぜ出来ないのか?なぜ出来たのか?などを深掘りしていくことはとても大事です。

レースや練習の結果や気づきをしっかり振り返り、目標達成に向けて現時点で足りないことをどうやって足していくのか考えていくことで力がついていきます。

練習会後の時間がない中で、全員集まって一人一人振り返りをしてもらっているのはこのような理由です。

せっかく練習会にきていただいたのだから、たくさんのことを身につけて欲しいのです。

石塚さんの走りを見る限り、ロードの力もしっかりついていますし、このような振り返りができるのだから、これからのロードシーズンも良い走りができるでしょう。

ウルプロメンバーのレース結果について書いた記事はこちらです。合わせてお読みください。



ウルプロメンバー門脇さんが51歳初フルでsub3.5達成

ウルトラプロジェクトには20代から60代まで幅広い年代のメンバーが所属していますが、若いメンバーが入会後にグイグイ伸びていくのと遜色ないくらい50代、60代のメンバーも伸びています。

それも20年、30年のランニング歴でsub4できなかった60代の男女メンバーがsub4達成、50代で初めてsub3したメンバー、自己ベストを大幅に更新した50代のメンバーなど、みんな昨日まで出来なかったことが出来るようになる嬉しさや、成長を楽しんでいます。

<スポンサーリンク>


今回紹介する門脇さんは50歳になってからランニングを始め、その数ヶ月後にウルプロに入会しました。入会後は効率良いフォームを試行錯誤しながら力をつけてきました。

そして、10月末の水戸黄門漫遊マラソンで門脇さんは目標にしていた初フルマラソンsub3.5どころか、もう少しで3時間20分を切りとなる3時間20分56秒でゴールしました。

ラップは以下の通りです。

(0:33)-22:33-22:15-22:28-22:46-22:45-22:36-25:39-27:23-11:58

30kmを過ぎてからは厳しいレースになったようですが、次のレースに向けての課題は明確になったでしょう。

門脇さんにいくつか質問しました。

□レース前に考えていたこと

最初はサブ3.5を確実に達成しようと4:50/kmイーブンでいこうと思っていましたが、レース前の3週間くらいのスピード練習と30キロ走で、徐々にペースに余裕が出てきて4:40/kmでいける自信が持てるようになりました。そこで、このペースで行けるところまでいくことにしました。

□レース展開

ペース感覚は身についていましたが、Aブロックスタートだったこともあり4:30/km前後と予定より速いペースになりましたが、気持ちよいペースに感じたので、このままいけるところまでと思っていたら30キロくらいまで、そのまま走れました。

(撮影:ウルプロメンバー)

しかし、その後、sub3.5達成が見えてしまったこともあり、踏ん張りがきかず、グダグダになりました。ただゴール前2キロ位で頑張れば3:20を切れることが分かり踏ん張るも最後の激坂でやられました。

□レース中の精神状態の推移を振り返る

序盤気持ちよく走っていた時の状態や精神状態は、初レースの高揚感やAブロックからのスタートで渋滞なくすいすい進むので、何も考えず体が自然と動く感じがあったように思います。とにかく走ることが楽しかったです。

(撮影:ウルプロメンバー)

キツくなり始めた30km地点では、だんだんと足が重くなってきて、右膝の痛みも徐々に気になりだし、思うように足運びができなくなってしまいました。はじめのうちは沿道の応援に答えたり、声を出して自分を励ましたりして乗り切っていましたが、千波湖の周回・折り返しの当たりで足・呼吸・心のすべてがとてもキツかったです。あとで確認したところ心拍はまったく上がっておらず、なぜ呼吸が苦しかったのか不思議です。

<スポンサーリンク>


□ゴールした時の気持ち

サブ3.5は早い段階でクリアが見えてましたので、その達成の喜びよりも、後半のグダグダがなければ20分切れたと悔しい想いの方が強かったです。

□フルマラソンはどうだったか?

1人で42キロ走を2回やりましたが、それはまさに修行でした。今回はそれとはまったく違いました。みんなで走ることの楽しさ、沿道の応援がすごい力になることなど、フルマラソンの魅力が分かりました。

□レースで気付いた課題と対策

課題は後半を走りきるための足の持久力と、レース経験の不足だと思います。今後のレースなどを通じてもっと経験値をあげていくこと、今後も練習会と自主練を通じて、エンジンを大きくし余裕度を高めていきたいと思っています。

<スポンサーリンク>


□入会前と入会後で変わったこと

入会前は1人黙々と練習本を参考にして甘えずに走ってたのでそれなりに力はついていたと思いますが、ウルプロに入会して、仲間と走ることで刺激をもらい、励みになることが、本当に良かったと思っています。

 

また今回のレースで、門脇さんは、ウルプロメンバーの井上明美さん(大阪国際女子マラソンの参加資格獲得)とすれ違った時のことをこんな風に振り返りました。

(ウルプロ練習会の画像)

「井上さんとは何度かすれ違いました。10キロすぎと20キロすぎの折り返しはお互い元気で、大きな声で励まし合いましたが、35キロすぎの折り返しで、私は一杯一杯の状態でした。井上さんもこれまでと違って苦しそうでしたが、頑張っている状態が見て取れましたので、私ももうひとがんばりと気合を入れ直したのを覚えています。」

 

レース中に声を掛け合うことで、キツくてネガティブになっていく気持ちをポジィティブな方向に戻せることもあります。

また、一緒に練習しているメンバーの頑張りはいろんな意味で刺激になりますし、辛い場面では大きな力になります。

私からみても門脇さんの伸びしろはたっぷりあるし本人もそう感じているでしょう。ランニングフォームもよくなってきました。50歳になってからそんな風に自分の成長を感じることができるのは楽しいことです。

また、今シーズン中に3時間10分間切りしたいですね。と話すと「いやいや、じんわりと攻めていきたいと思います!」と返ってくる門脇さんははこれからも伸びていくと感じました。

自己ベストを出すと、その高揚感から次はsub◯と自分に高い目標を宣言する方は多いですが、タイムは自然と上がるものではありません。そしてsub◯するには、このくらいの負荷の練習が必要と、その時点で自分の身体が耐えられる負荷を超えた無理な設定や頻度の練習をしてしまったらかなりの確率で故障や不調に陥ります。また決めたことができないと大きなストレスになり、それまで楽しかったランニングが苦痛になってくることもあります。

自己ベストを出したら、まずは頑張った自分を褒めて労ってください。しばらく余韻に浸ることも心身のリカバリーのためには良いことです。

レースでダメージは蓄積しているはずなのにハイな心理状態が疲労感を覆ってしまい、高負荷の練習をしてしまうのことはやめてください。そのようなことから不調に陥るランナーを何人も見てきています。

こちらは、記事内に出てきた、井上明美さんのレース展開について書いた記事です。合わせてお読みください。

井上明美 ウルプロ入会1年で国際ランナーへ①〜フルマラソン2戦目での快挙〜

 

ウルプロメンバーの活躍はこちらにまとめています。多くのメンバーが自己ベスト更新したり、未知の距離のレースを完走しているのでほんの一部です。

ウルプロメンバーの活躍



後半ピッチを意識して大崩れを防いでsub3.5達成〜ウルプロメンバー澤尻さん〜

(レース前のパーソナルレッスン)

<スポンサーリンク>


よく『ウルプロの女性メンバー速いね。』と仲間から言われることありますが男性メンバーも頑張っています。昨シーズンは新たに5人のsub3ランナーが誕生しましたし、今シーズンも同じくらい誕生するのではないかと思ってます。

またしばらく自己ベスト更新できなかったメンバーが大きく自己ベストを更新することも珍しくありません。

今回の富山マラソンでは澤尻さんが自己ベストを大幅に更新し、入会前に目標としていたsub3.5を達成しました。

澤尻さんは夜の練習には参加出来ないので、週末練習会やパーソナルレッスンで掴んだことを自分の練習に取り入れています。

身体能力は高いのだけど、いわゆるバネを使いすぎることで終盤大きく崩れるいわゆる撃沈レースを過去繰り返していたようです。自己ベストは2013年に出した3時間57分20秒とsub4はしていますが、前回のフルマラソンは2017.12月開催の湘南国際マラソンで出した4時間11分15秒です。

走りを見る限りは俄かに信じがたいタイムです。このレベルのランナーではないので、終盤大きく崩れないようにすることを最重要課題として直前のパーソナルを行いました。

結果は3時間29分30秒と入会時の目標を達成しました。

5kmごとラップは以下の通りです。

(0:49)-23:48-22:42-23:23-23:18-23:48-26:48-27:27-27:23-10:04

中盤きつくなったら無理にペース維持しようとしないで、少しづつ落とすようレッスンでも伝えていたので、ほぼ予定通りのレース展開でした。

マラソンはネガティヴスプリットが良いという人もいますが、必ずしもそんなことはありません。

ネガティブスプリットとは前半ハーフより、後半ハーフが速いことです。極端な例ですが、3時間で走れるランナーが前半2時間で走り、後半1時間40分で走ればネガティブスプリットですが、その走りにはあまり意味がないように思います。

前半は無理ないペースで入り中盤以降までそのペースを維持し、終盤は少しづつ落ちるのを許容しながらも粘って体力の限界ギリギリでゴールするのがタイムが出やすいと私は思ってます。結果として終盤ペースが落ちずネガティヴスプリットになることはあります。

順位争いが絡むようなレベルのランナーなど、タイムより順位を狙うのであれば、駆け引きをすることでネガティブスプリットになることは少なくないと思います。

また、スタート直後は心拍数が上がりやすいランナーは、序盤は抑えめに入り、徐々に身体の動きがよくなりことで、勝手にペースが上がっていくランナーもいますし、周りを抜くことで気持ちが上がる方などは試しても良いと思いますが、極端に後半あげようと思わないで、ほぼイーブンで目標達成できるくらいのペース設定がよいでしょう。

後半ペースが落ちると、「前半もっと抑えたら良かった。」と話す方もいますが、前半もっと抑えたら本当に後半ペースを保つことが出来たでしょうか?

私が思うに、さらにペースは落ちていたかもしれません。

<スポンサーリンク>


さて、澤尻さんにいくつか質問しました。

⬜︎レース前に考えていたこと

効率良いフォームを維持するために、腕振り、目線、前傾姿勢、なるべく力まずピッチを保つ、など意識するポイントを明確にしました。

(レース前のパーソナルレッスン)

ウォーミングアップでグランドを使えたので、スタート前の時間を利用して再度フォームチェックとピッチのリズムを確認しました。

9、10月はある程度練習を積めましたが、7、8月は怪我でほぼ練習できず、特に25kmから先は自分の状態がどうなるか未知数だったので、レース中に臨機応変に対応しようと思っていました。

⬜︎レース展開

25kmまではほぼイメージ通りの展開でしたが、新湊大橋を渡った辺りから徐々に脚が重くなり始め、ペース、ピッチも落ち始めました。

やや補給が不足している感覚があったので、エイドとジェルで多めに補給し、とにかくピッチを落とさないよう、リズムを意識して大崩れしないように粘りました。

38キロ地点で3:30のペーサーに抜かれて焦りましたが、最後の2キロスパートをかけて30秒前に滑り込むことができました。

⬜︎ゴールした時の気持ち

後半つぶれかけながらも、粘って5年ぶりに自己ベストも更新できて嬉しかったです。また事前準備、トレーニングの質を上げることでもう少し上のタイムを目指せそうだなと思いました。

 

⬜︎入会前と入会後で変わったこと

メンバーの取り組む姿勢に刺激を受け、練習の目的意識や課題の振り返りなどを考えることでやるべきことが明確になった気がします。練習に参加できない時も練習後のメンバーの振り返りの中に、参考になるコメントが多くあるので刺激になってます。

<スポンサーリンク>


今回、澤尻さんに時計を見ないで、フォームだけを意識して走るように伝えました。そしてハーフまでは余裕を持って走れる体感ペースを刻んでもらいました。

というのもパーソナルレッスンの際、どのようなペースで走るか聞いたところ「5km25分を少し切るくらい」と話していたからです。澤尻さんは楽に走ると5km23分切るのです。これを25分まで落とすとどうなるかというと澤尻さんの場合は後傾します。後傾すると、上体より前で接地するためブレーキがかかり身体は沈み込みます。沈んだ身体は持ち上げねばならないので、ふくらはぎなどに負担がかかります。そもそも後半に不安があるのに、それを深刻にしてしまうのです。

それを防ぐために体感的に楽なペースで入ってもらったのです。

今回、走り込みができない中で5年前に出したPBを大幅に更新したことと、終盤に大崩れしないで走れたことは大きな自信になったと思います。入会当時と比べるとランニングフォームは相当改善しているので今後のレースが楽しみです。最初はホント上に跳んでいました。

ウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。練習会参加ご希望の方はFacebookページにてお問い合わせください。