カテゴリー別アーカイブ: ウルプロメンバーの活躍

機械になったように正確にピッチを刻めていた。〜61歳のウルプロメンバーが100km初完走〜

ウルトラマラソンを完走したい、再びsub4したいと、今年の6月にパーソナルレッスンを受け、その後ウルプロに入会した61才の高橋さんが、目標にしていた100kmマラソンを完走しました。

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高橋さんは52歳の時ランニングを始めました。初マラソンの湘南国際マラソン(2009年11月)目指して練習し完走し、その3年後の湘南国際マラソン(2012年11月)では念願のsub4を達成しました。(タイムは3時間58分17秒)

しかし、その後、足底腱膜炎を発症し2年半ほど走れなくなりました。2015年から徐々にランニングを再開し、2016年9月に秋田100キロチャレンジにするも86kmでタイムアウト収容車に乗りました。60歳でsub4復帰を狙い挑んだ2017年11月大田原マラソンは第三関門不通過とチャレンジ成功へのハードルは高くそびえ立っていました。

その高橋さんが前回は悔しい思いをした秋田100キロチャレンジマラソンを12時間50分23秒で完走しました。

この大会は累積標高800m前後とチャレンジ富士五湖100kmと同程度のアップダウンですが、制限時間は13時間と厳しいレースです。(コースマップはこちらです。)

今回はそのチャレンジについて紹介します。

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なぜ、100kmマラソンにチャレンジしようと思ったのか?

51歳からフルマラソン完走を目標にランニングを始めてからフルマラソン完走、サブ4とステップを重ねてきましたが足底腱膜炎で2年半位まともな練習が出来ず、その間長野での単身赴任を経て、家族の大切さや自分と向き合うことの必要性を感じました。故障が快方に向かい改めてランニングと向き合おうと思い、100km完走、サブ4をもう一度を記録することを目標にしようと思いました。

チャレンジを考えた時、完走するために何が足りなくて、何をしないといけないと思ったか?

前回の故障を踏まえ、フォームを改善し、効率の良い走りを手に入れることが必要と考えました。自分なりに追求していたことは、体の真下で着地し身体を前に押し出すことでした。そのためには体幹を鍛える必要を感じ、フロントブリッジやランジ、スクワットなどの補強運動を取りいれました。

どのような準備をしたか?

まず、専門家のアドバイスを直接受けようと思い、ウルプロのパーソナルトレーニングを受けました。そして入会直後に100km完走に向けたパーソナル相談を受けました。

そこで新澤さんに指導してもらった以下の内容を実践しました。

・10時間走をレース3週間前までに2回行う→歩き含めて10時間動き続ける。
・レース計画を作成する
・補給計画を立てる
・事前にアイテムを準備する
・トラブルを極小化する
・エイドでは長く滞在しない
・ゴールしたいと強く思う。諦めなければ何とかなる。

走ってみて、その準備は役にたったか?

走力+事前準備がウルトラ完走の鍵であると確信しました。

□練習

7月下旬に10時間走を試みるも、この夏の猛暑で5時間で切り上げました。またウルプロ入会後の奥武蔵起伏走の1回目は脱水症状で両足痙攣を起こししばらく歩くこともできずに撃沈しました。このままでは、100km完走は無理かもしれないと不安になりましたが、ウルプロ練習会に参加しながら、20〜30kmのフォームを意識しながらのロング走を土日に行いました。

8月の奥武蔵練習会では前回の失敗を踏まえ、給水(スマッシュウォーター)、塩タブレット(梅丹2Run)をしっかり摂取し完走し自信をつけ、更に友人と土日で70kmのマラニックを実施しました。

□レース計画

レースのために作成したレース計画はポケットに入れて10km毎にチェックしました。

□補給

補給に関しては、アスリチューンエナゲイン3本、アスリチューンポケットエナジーを5本、Catalyst Natural Caffeine(CNC)4粒を携行し、同量を中間地点の預け荷物に入れました。結果としてエナゲインは20km毎に摂取。ポケットエナジーは、2回摂取し、その後はエイドのおにぎり、オレンジ、梅干し、パンが食べれたのでそちらで代用しました。CNCはきつくなった70kmと90kmで2粒ずつ摂取。

すべての補給が功を奏したと思います。

 

完走した時、完走を確信した時の気持ち

ゴールのテープを切った瞬間は何も頭の中になかったように思います。無の瞬間。「やったぞ!」という気持ちでした。

それから、いろいろなことが浮かんできましたが一番思ったのは、走るのは一人ですが家族や新澤さんはじめウルプロの仲間、ラン友達、沿道の応援、そしてもちろん大会スタッフの方々に支えられて完走出来たと感謝の思いでした。

完走を確信したのは、90kmでラップとスプリットを確認した時点でした。

その瞬間も嬉しさは若干あったものの、走ること、前に進むことのみを考えていたので余り感慨はありませんでした。

股関節から前に足を出す感覚が100km全体を通して継続しており、言い方は変ですが、機械になったように正確にピッチを刻めていたのでそのような感覚になったのかと思っています。実際、脹脛、ハムストリングはほとんど筋肉痛がなく大腿四頭筋と内転筋が筋肉痛です。一回内転筋に痙攣の兆候がありましたが脹脛は痙攣の兆候すらなくこれまでの攣り癖が信じられないくらいです。これはフォーム改善の効果と確信しています。

仕事など人生経験が生きたこと

練習、レースで役立っているのは、同じミスを何回もしないということ、想定される事態に事前にどう対処するか、また、想定以外の事態が発生した際にどう対処するかは、仕事のスキルが生かされていると思います。

今回の事例でいうと、エプソンのGPS腕時計と普通のランニングウオッチを2個携行しました。これは前回秋田100kmに出た際にGPS計時が85km過ぎで2km以上もずれていたためです。実際に走りだしてみると最初のキロラップが5分40秒台で身体は良く動いていたのでトレーニング効果だと喜んでいたのですが大会の公式キロポストとのずれがあまりにも大きく20km位でGPSの誤差が大きすぎることに気が付きました。

その後は普通のランニングウォッチで10kmラップを確認することにし、レース計画とラップ、スプリットを見比べて淡々と走りました。

・チャレンジに年齢は関係あると思いますか?

チャレンジすることに年齢は関係ないと思いますが、個人個人の考え方や潜在能力、チャレンジ時点での目標とする対象や到達レベルによるのではないでしょうか。例えば、私自身でいえば70歳からウルトラマラソンへの挑戦をしようとは思わないはずです。ランニングの素晴らしいところは、年齢、性別、運動能力に関わらず挑戦できるフィールドが提供されていることではないかと思います。

今回の完走は人生の中でどのような位置付けになりますか?

100km完走は人生の中の一コマですが達成感という面では、積み重ねたものが大きいので、仕事で一つプロジェクトをやり遂げた感じと似ています。

ウルプロに入った理由

ホームページをじっくり見させてもらい、サラリーマン生活をしながらsub3など達成している新澤さんの試行錯誤、トライアンドエラーのノウハウが凝縮されており、高いモチベーションを持った人たちが集まっているように思ったこと。

更に、フォームの改善や効率性の追求を経験値のみでなく理論的に実践している点です。

私は経験と理論は両輪であると思っています。

ウルプロ入会後何が変わったか?

外形的には動き造りとストレッチ、腹筋、スクワットは毎日実施し、フォームの改善が着実に結実していることで、内面的には、自らの目標に向かってトレーニングに励む意識の高い仲間に触発され更にランニングを追求していこうという意識が向上したことです。

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高橋さんはこれからもう一つの目標であるsub4を目指しますが、入会後のフォーム改善により効率的な走りが身につき攣り癖も克服しつつあり目標達成に向けて順調です。

仕事や家庭を大事にしつつ、時間を作り練習会に参加するわけですから1回1回の練習に意味を持たせないと勿体ないです。

目標に対して今の自分は何が足りないか?を明確にし、それを埋めるために練習をしていく。1回1回の練習で良い走りが出来たとしたら、なぜ出来たのかを考え言語化することで再現しやすくなります。その積み重ねが実力になります。

また他のメンバーの気づきがヒントになることもあります。そのような意見交流が活発になるような仕組み作りをウルプロでは行なっています。

ウルプロにはウルトラやトレランで優勝・入賞するメンバーもいますし、自己ベスト更新を目指しているメンバーもいます。中には50歳で初めてsub3をしたメンバーや、60代で初めてsub4したメンバーやアイアンマンを完走したメンバーもいます。

生理学的には加齢により筋力などは落ちていきますが、市民ランナーにはそれ以上の伸びしろはたっぷりあります。

大事なことは自らの可能性を諦めない気持ちだと思います。

この週末に何人かのメンバーが優勝しましたが、それと同じくらい高橋さんの100km完走は嬉しかったです。またそのことを自分のことのように喜んでいるウルプロメンバーがたくさんいることも嬉しかったです。

ウルプロ練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はfacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

また、日曜日開催のセミナー参加者はウルプロ練習会に体験参加いただけます。参加ご希望の方はお問い合わせください。

9月30日開催 チャレンジ自己ベスト対策セミナー(ウルプロ練習会体験参加付き)



ウルプロメンバーがゴビ砂漠マラソン完走

ウルトラプロジェクトにはサハラ砂漠マラソンなど、過酷な舞台で開催されるウルトラマラソンにチャレンジするメンバーがいますが、今回は井上秀秋さんがゴビ砂漠で開催されたゴビ砂漠マラソン Gobi Desert Marathon2018を完走しました。

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このレースは、ゴビ砂漠を舞台に、6日間(6ステージ)で総距離約250kmを走り総計タイムを競うレースです。各ステージの距離は約20~60kmで、基本的に毎日一斉スタートし、そのステージ毎のタイムを計測します。各ステージのタイムを合計したタイムが総計タイムとなります。

・公式ページにリザルトが掲載されていますが、井上さんは総合5位です。

今回は、レース前にどのようなイメージをもち、準備をしたのかなど、色々井上さんに教えていただきました。

□レース前の準備

エントリーする際にイメージしたのは、40kmを6日間連続で走る力が必要だということです。しかしフルマラソン以上の距離を走るステージがあり、コースの大半は未舗装のトレイルです。

その準備のために100kmマラソンのチャレンジ富士五湖と中距離のトレイル44kmの北丹沢耐久レースにエントリーし完走しましたが、富士五湖で無理をして脚を故障してしまいました。

故障の原因は、脚に負担が掛かるフォームであることとやシューズ選びが間違っていたと考え、チャレンジ富士五湖で一緒であったウルプロメンバーの誘いもあり入会しました。

ウルプロ入会後はフォーム修正のためのトレーニング(動き作り)やパーソナルレッスンで、疲れにくく脚の負担の少ないフォームを身に着けるべくトレーニングしました。

シューズはアドバイザーに走り方や足形を見てもらい、トレイルシューズを選びました。

大会で使う装備に関しては、ウエアやザック、ランニングウォッチ・シューズ・サングラスといった基本的なものの他に、準備規定にあったメディカルキットや携行品、非常食といったものも準備しました。その選定に関しては、ゴビ砂漠レースに出走経験のある友人や、ウルプロの新澤さんから、過去のウルプロメンバーの体験など教えてもらいました。

 

ウルプロメンバー   サハラマラソン完走  〜アスリチューンやアグレッシブデザインの使用感〜

また、その前年に完走したメンバーのこの経験も参考になります。

サハラマラソンとアスリチューン

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□レース展開

レースはおおよそ想定どおりで、ウルトラマラソンとトレイルレースを経験していたことから、想定どおりのペースで走れました。

大体ロードのペース+キロ1~1.5分ぐらいでペースを守って走りました。ただ、通常のマラソンやトレイルと明らかに異なるのが、道の無い草原を走るルートも全体の3割程度あることです。

草原を走るので、通常のトレイルよりも負荷が高くなり、またルートが分かりにくく、目印を探しながら走らなければロストの可能性が高まるのでペース維持は困難でした。

また、この大会はバリースと呼ばれる距離表示ポスト(目印)が500m毎に設置されていて、参加者はバリースの10m以内を走らなければならないとルールで規定されています。この道の無いルートを”バリースを探しながら走る”という所が、アドベンチャー系レースの難しさであり、面白さであると思います。

レースは3~6位あたりで推移して、上位で先行しているランナーが見える範囲でついていくことが多かったです。

□役に立った準備

250km近くもの距離を大きな怪我をすることなく、走りきれたのは長時間安定して走れるフォームが馴染んできたからだと思います。

ここ数年のフルマラソンや、富士五湖のウルトラでは、必ずといっていいほど20~30km地点で脚攣りに悩まされましたが、今回は2日目に右脚の脹脛に少し痛みが出た程度で、脚攣りは一度もなかったことで大きなペースダウンも無く、安定したペースで走ることができました。

□準備が足りなかったこと


モンゴルは気候の差が激しく、夜は0度近くまで気温が下がります。今回は防寒対策が不十分で夜中にぐっすり眠ることができなかったので、次回出るときはその対策をしようと思います。

□日焼け対策

日焼け対策としてアグレッシブデザインの日焼け止めを使いました。顔や腕を中心に使ったのでその部位はほとんど日焼けしなかったのですが、走り終わってからゲイターとソックスの間がものすごく日焼けしていました。次回はウエアの下にもしっかりと日焼け対策をしようと思います。

□補給対策

補給は、エイドが6km毎にあるので、そこで、用意したジェル等を補給しました。6日間分を1日分ごとに分けパッキングしたことから使いやすかったです。

また、毎朝ウォーターローディングと脱水予防としてモストバキューラーと、栄養バランスを考えて、Catalyst ConditioningCCを摂りました。CCに関しては就寝前にも摂りました。

レース中には、エネルギー補給のためにアスリチューン・ポケットエナジーやモルテンドリンク320などを摂取した以外に、アスリチューン・エナゲインやメダリスト9000なども定期的に摂取しました。今回は6日間を通してガス欠や脱水にはならなかったので、補給はうまく行きました。

今回感じたのは、ステージレースの場合は、レース中だけではなくレース後にどれだけ身体のコンディションを整えることができるかが大事だということです。Catalyst ConditioningCCアスリチューン・スピードキュアは日頃飲んでいることもあり力になりました。

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□ウルプロに入会して何が変わったか?

フォームを改善したり、走力の底上げができたことはもちろんですが、長い距離を走るのが好きなメンバーが多いので、今回のチャレンジを応援してくれたり、興味を持ってもらえることでモチベーションアップに繋がりました。

□完走して感じたこと

今回のレースで長距離を安定して走る自信がつきました。今走れば100kmマラソンでどの位のタイムが出せるか楽しみです。

また、海外のレースに頻繁に参加するランナーや、国内の70km以上のトレイルレースを殆ど制覇しているエリートランナー、総距離500km以上の距離を完走してきたランナーなど、モチベーションの高いランナーに囲まれて、寝食をともにし、お互い励まし合いながら250kmもの距離を走り抜き、6日間過ごせたことは大きな財産になりました。

また、現地の人達と交流し、文化や習慣を知ることができたことは良い経験になりました。主催のSSERのサポートスタッフ、現地のモンゴル人のサポートスタッフはホスピタリティが非常に高く、手厚いサポートをして下さりました。この場を借りて御礼申し上げます。

今後も、このような海外のレースに出ることで、自分の幅を広げて行きたいと思います。

 

ウルプロメンバーの走りなどこちらで紹介してますので合わせてお読みください。

□ウルプロメンバーの活躍

また、ウルプロ練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はfacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



骨盤がグリグリ動くとグイグイ進む〜9.9kmビルドアップ走〜

よく目標達成のために、スピードを高めたい。持久力を高めたい。というのと同じように柔軟性を高めたい。という言葉を使う方がいますが、具体的にどの部位の柔軟性を高めたいのか?それは何のためか?どのように高めるのか?を聞くと明確になっていない方が多いです。

また、アドバイスする側も、柔軟性を高めて。という言葉を使いますが、具体的でないケースもあります。

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身体が固いから故障やケガをするという言葉もよく聞きますが、例えば足首について言うなら、柔らかい方は固い方より捻挫リスクなど高いようにも感じます。そもそも固いとか柔らかいの基準が話す人によって違うのだから話が噛み合わないことはあります。

例えば心肺機能であればVO2maxや心拍数、タイムなど数値化されたモノがありますが、柔軟性に関しては立位体前屈・長座体前屈など測定方法はありますが、これだと股関節などの固さなど分かりません。

話が逸れそうというよりタイトルを変えねばならなくなるので話を戻しますが、柔軟性を高めたい。と思うなら、どのようになりたいのかを明確にすることが大事です。

新体操の選手やヨガのインストラクターなど柔軟性は非常に高いけど、マラソンを速く走れるのとは相関関係はないでしょう。

私の年代になると特に男性は身体の固さ自慢をよくしますが、私はかなり固い部類に入ります。ヨガスタジオなどに入ると周りから失笑が漏れるのではないかというくらいです。

ただ、全身が固いわけではなく、股関節、足首など下半身が固いのです。

ただ足首は現状で良いと思っているので、今しなければならないのは股関節周りです。

そこに今週から手をつけることにしました。

それまでもストレッチしなければ。。と思っていても、セルフストレッチでは手に負えず改善に向かうことはありませんでした。

今回始めたばかりですが、手応えを感じています。

ちなみにこれは昨日ハイアルチリカバリーで低酸素トレーニングをした後に撮影したものですが、少し股関節が開くようになったように感じます。これでも固いなーって思う方もいるでしょうが、徐々に変えていきます。

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水曜日夜の定期練習会は東宮御所を3周するビルドアップ走にしました。1周3.3kmのあったダウンのあるコースです。

正門前からスタートしてラスト500mくらいから始まる登り坂からフリーにして、そこまでのペースを1周ごとに上げていきます。

私が走ったグループは、最後のフリー区間を上げないなら、平均して4’50/km-4’40/km-4’30/kmで走る設定です。1周のタイム目安は16分-15.5分-15分です。

もちろん上りも下りも平地も4’50/kmで走るわけではなく、上りは多少落ちるし、下りは上がります。

実際のタイムは多少速くなってしまいましたが、走力あるメンバーなのでちょうど良かったと思いますが、このようなタイムでした。

1周目 15’20

フリーは多少上げ気味

2周目 14’57

フリー多少上げ気味

3周目 13’54

フリーは途中からメンバーを引っ張り上げる

今回感じたのは骨盤が前後上下に八の字を書くように勝手にスムーズに動いたのです。

おそらく肩甲骨の動きがスムーズになっただけではなく、股関節の動きを妨げていた部分が解れてきたのでしょう。

スタートして下ってからの上りかえしは頑張らないのに身体がグイグイ前に進みました。

このような感覚は最近記憶がありません。

私はVO2maxなどの数値がしめす心肺能力は決して高くはありませんし、これから急激に高くなる数値でもありません。ただ心肺能力は変わらずとも上り坂がこんなにも楽に感じることが出来るようになるのだから、まさしくランニングエコノミー向上の効果です。

これはハイアルチリカバリーで撮影した動画のカット画像ですが、左右差が減ってきたように感じます。

ただ、接地時を見ると右側の骨盤の動きが悪くシューズの裏が見えてる部分の位置が少し低いのが分かります。

動画はこちらです。

東宮御所を14分切って走るのは結構キツイと思います。今回は下りやフラットなとこでタイムを稼ぐわけでもなく、見通しの悪い部分や対抗してくるランナーがいたらペースを落としました。それでも何人かのメンバーは最後までついてきました。

メンバーの力がついてきているのを実感するとホント嬉しいです。

こちらは最近のメンバーのレースについて書きました。合わせてお読みください。

ウルプロメンバー疾走〜OSJ安達太良山トレイル50K〜前編

10km73分台から42分台へ〜ウルプロメンバーの成長〜

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今回も凍らしたアスリチューン・スピードキュアが夜まで冷え冷えで好評でした。

今月もフルマラソンありますが、大会で使おうと思うエナジージェルなどは消費期限も比較的長いので、ある程度はストックした方が良いです。レース前に買おうとしたら売り切れだったとか、家のストックが終わっていたとか、だと精神的にも悪影響を及ぼします。

私は大会前のカーボローディングにはモルテンドリンクを使い、レース中はポケットエナジーオレンジ味をメインに使います。

また、本番で使うものは必ず練習で使いましょう。

いろいろなことが盛り沢山な記事になりましたが、一番お伝えしたいのは、◯◯を高めたい(改善したい)と思うなら、漠然とではなく具体的に考えて欲しいということです。

例えば柔軟性を高めたいなら、以下の問いに対する答えを明確にしてみてください。

どの部位の柔軟性を高めたいのか?

それは何のためか?

どのように高めるのか?

答えは詳細であれば詳細なほどやるべきことが明確になってきます。



ウルプロメンバー疾走〜OSJ安達太良山トレイル50K〜 後編

ウルプロメンバー疾走〜OSJ安達太良山トレイル50K〜

 前編から続く

かなり過酷なレースでしたから、みんな心身ともに疲弊していたと思いますが、そのような状況でも、このように周りを気遣えるランナーは素晴らしいと思います。

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良い機会なので、三人に、自分が前のランナーに追い付いた時と、後ろのランナーに追い付かれた時に、どうするか?を質問しました。

岩崎さん

◼️前のランナーに追いついた時

シングルで追いついて抜きたい場合は、しばらく後ろを走り一声かけます。

「抜かせてもらってもいいですか?」「抜かせる場所で抜かせてください。」など。抜く際は「ありがとうございます!」と一言お礼をいいます。

◼️後ろから迫られた際

後ろから来られた場合は、「抜きますか?抜きたい時は言ってください。」と必ず声かけます。抜かれ間際に「頑張ってください!」と一言声援送ります。

順位争いの中では自分の得意なパートでプッシュして差を広げます。

今回下りは非常に滑りやすかったので下りはある程度前とのスペースをあけて前のランナーが滑って転んでも巻き込まれないよう気をつけました。相手への配慮と同時に自分も怪我をしないためです。

ロストするまでは前を追いつつ後ろから追いつかれないよう、後ろのランナーに自分の存在を気付かれないよう見通しの良いところはなるべく早く通り過ぎるよう気をつけました。

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石澤さん

◼️前のランナーに追いついた時

シングルトラックで抜きたい場合は、抜けそうな地点まで付いて行き、右側から抜かさせてください、などと声をかけますが、譲ってくれる方が圧倒的に多いです。

◼️後ろから迫られた際

後ろから私よりも明らかに速いスピードで追いつかれた場合はすぐに譲ります。じわじわ追い上げられてるときは、追いつかれる前に私もスピード上げて状況判断します。この場合、私を抜いてから、ペースを下げられてしまうと、また抜くのにパワーを使いますし、抜かれた後に大したことない上りで歩かれたりすると、私も歩いちゃえ、って弱気になってしまうからです。あまり、走力が変わらないとわかれば、追われているプレッシャーで走った方が意外と走れて、リズムが良くなります。

それと当たり前ですが、抜くとき、抜かれるときには、トレイルから外れないことを意識しております。今回のレースでは、花を咲かせた植物が多く見られ、走行していたら蹴ってしまうんではないかという箇所もありましたが、私の前に30人近く走っているのに、無傷な花を見て、みんな注意しながら走っているんだと改めてマナーの大切さを感じました。

青木さん

◼️前のランナーに追いついた時

安達太良山は熊鈴をみんなつけているので、大概の人が後ろのランナーに気がついて道を譲ってくれました。その時にはお礼を言って脇を通らせていただきます。ただ、今回は1人だけイヤホンをしてるランナーがいたので、その時は声をかけて道を譲ってもらいました。

◼️後ろから迫られた際

私は走っている時に後ろにつかれるのが苦手なので、登りの際は特にすぐ道を譲ってしまいます。”先行ってください!がんばです!”と声をかけるようにしてます。実際心の中では、絶対下りで追いついてやるってメラメラ燃えています笑

安達太良山あたりは普通の登山をされてる方も多くいたので、2.3人で走って1番前の時はウルプロ練の時のように、(ハイカーさんきます)の声かけや、道を譲っていただいた際には(ありがとうございます!)とどんなにきつくても笑顔で返すことを心がけていました。

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フラットなロードだと中盤以降同じようなペースで走るランナーは同じような走力ですが、アップダウンのあるトレランの場合はトータルで同じようなタイムでゴールする力を持っていても、上りが得意、下りが得意、走れる区間が得意、走れない区間が得意。など得意区間も違うし、苦手区間も様々です。

シングルトラックで後ろから明らかに速いランナーが迫ってきたら道を譲るのが安全面からも大事なことです。そして譲られたランナーは、それが当たり前と思わないで一声かけて抜いていったら、お互い清々しい気持ちになれるでしょう。

私自身、後ろに付かれるのは嫌いなので、足捌きなど音で判断して明らかに速いランナーなら、安全に抜いてもらえる場所で道をあけます。そのようなランナーだと後ろを追いかけると、こちらの走りもよくなることあります。

また自分がサボっていて追い付かれたなら気を取り直してペースを戻すことができれば、復活のきっかけになったりします。

抜かれる際には、ほとんどのランナーが声がけしてくれます。「ありがとう!」など単語であっても一言あるとないとでは気分が違います。

キツイ中でも、周りを思いやれる心に余裕を持ったランナーは、カッコ良いと思います。

岩崎さんはこのようにも話しています。

「今回道中たくさんのランナーと話したり、励まし合いながら走れ、たくさんコミュニケーション取れたので非常に楽しかったです。」

 

山では安全面からもコミュニケーションは非常に大事なことであるし、楽しいレースだったと終われるかどうかも変わってくると思います。

(写真提供:大辻あゆみさん、岩崎敏之さん、石澤毅士さん)

ウルプロメンバーの活躍の一部をまとめた記事はこちらです。

合わせてお読みください。



ウルプロメンバー疾走〜OSJ安達太良山トレイル50K〜前編

9月2日に福島県で開催されたOSJ安達太良山トレイル50Kにウルプロメンバー3人が走りました。

路面状態が悪く参加者を苦しめたようです。

  • 距  離 55km(ウルプロメンバーの測定値は52km前後)
  • 累積標高 3,850m(ウルプロメンバーの測定値)
  • 制限時間 15時間

リザルト

完走率 55.7%(完走者 248人/出走者 445人)

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ウルプロ3人のタイムと順位

445人が走って岩崎さんが20番目、石澤さんが27番目、青木さんは39番目(女子総合優勝)にゴールしました。全員が上位10%に入ったのだから凄いことです。

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3人のレース後の感想です。

岩崎さん

UTMFのポイントを取るために落とせないレースであると同時にハセツネに向けての力試しとしてタイムと順位にこだわったレースでした。

前日までの雨で地面はぬかるみ、ツルツルドロドロでしたが思い切り攻めました。

絶対に潰れてリタイアしてはいけないレースの中でギリギリのところで攻め続けるのはかなりキツかったです。

試走に行って登り降りの感じは分かっていたのでどこまで続くか分からないという精神的なキツさは無かったのですが、最後の登りで川を渡るという記憶があったので途中の分岐でコースロストしてしまい悔しい結果になりました。

石澤さん

今年4月からトレランを開始し、普段はロードとトラックで練習しているので、前日の雨でぬかるんだコース、藪漕ぎを初めて経験し、何度も転倒し傷だらけのレースとなりました。天候は涼しかったのが救いでした。今まで参加したトレイルのレースはすべて暑かったので・・・。(参考 石澤さんは、前週の筑波連山天空トレイルロング完走してます。)

レース展開ですが、レース前は前半抑えて後半にペースを上げ、私よりも前を走っているであろう同チームの岩崎さんに追いつければいいなと考えておりました。実際には18km(船明神山)くらいまでは予定通りに進んでおりましたが、ぬかるんだコースと藪漕ぎで余計な力を使ってしまったのか急に疲れが出始めてしまい、ペースダウン。

定期的にジェルは摂っていましたが、空腹感が治まらず力が入らなくなったり、身長が高めの私は藪の中を低い姿勢で走ることが多かったことで腰痛やいつもと違うところが痙攣するなどトラブルはありました。

ロングレースはこういったトラブルをどのように対応し、復活できるかが醍醐味だと考えておりますので色々と模索しながら走っておりました(ジェル投入間隔を早めたり、水で冷やしたりしました)。

途中で心折れたときもありましたが、レース参加者と雑談しながら走っていたら少しずつペースを戻し、なんとかゴールできました。

今回の反省点は、次回のレースに活かし、最終的に今年の目標であるハセツネカップにつなげていきたいと思います。

青木さん

もともとはUTMFへのポイントレースとして、またハセツネなどの山岳系レースへの練習として、’無事故・無怪我・無事完走!”を目標としていました。

そのため、安達太良山トレイルは最大限丁寧に走ることを心がけていました。

レース展開ですが、スタート直後は渋滞にはまり、11km地点で女子5位。エイドはパスして、前を追いました。

大好きな下りが攻められない中で、登りを粘って順位を上げることができたのは、第1エイドで女子5位だったのが相当悔しかったからだと思っています。。

そこから先はいつも以上にレースに集中して、ペースとリズムを落とさないように意識しながら走りました。

 

青木さんは昨年6月に入会後にフォームを変えることで、持ち前の身体能力を生かし、スピードも持久力も急速に伸び、2017年 平塚12時間走優勝(大会記録)、斑尾フォレスト 2位、神宮外苑24時間チャレンジ 3位、チャレンジ富士五湖100km 4位 とロードでもトレイルでも結果に繋がってきました。

本人も書いてるとおり、青木さんはかなりの負けず嫌いで、練習会でも自分より速い男性メンバーに負けたくないと追いかけます。今回も女子1位というより、前を行く岩崎さんと石澤さんを必死に追いかけていたのが目に浮かびます。。

二人ともサブ3ランナーで、ロードの走力を生かしてトレランでもグイグイ力をつけているメンバーですから簡単には追いつかせてくれません。

水曜日の練習会で青木さんと話したら、「岩崎さんに1時間以上差を付けられたのが悔しい!」と笑いながらもメラメラしていました。

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また、昨年の富士登山競走の五合目から北麓公園に走って帰る際にたまたま一緒に話しながら走った小林遼志さんは今回19位と岩崎さんの前でゴールしましたが、ウルプロメンバー三人と接点があったようです。

小林さんはこのように話しています。

「青木さんとは帰りのバスと電車が一緒で少し話しました。

石澤さんとは序盤〜中盤にかけて似たようなペースで進み、何度か言葉を交わしました。

CP2で多分トイレに入られてる間にこちらが先に出発して、その次はゴール後に挨拶しました。

岩崎さんはCP3を過ぎてラストの登りの終盤でこちらが追いつき、追い越しのできない狭い道でしたがすぐに譲っていただきました。なんでもロストして時間を食ってしまったとのことでがっかりされてました。

先に行かせてもらいましたがゴールは僅差でした。そこで譲らずにガードされていたら順位が変わってましたね。フェアな選手でした。

お二人とチャンピオンの青木さんによろしくお伝えください!」

 

三人も小林さんのことをよく覚えていました。

石澤さん

下りの滑りポイントで道を譲っていただいた方です。確かにエイドでゆっくりしていたら、かなり離れてしまいました。とても優しい方でした。

岩崎さん

ロスト後、戦意喪失してペースあげられなくなってる時間帯の出来事、小っ恥ずかしいですね。

「抜きますか?抜きたい時言ってください」と声かけたところ「いいんですか?この終盤に来て申し訳ないです。」と抜き間際に気遣っていただきました。たぶんこの方かなと思います。彼も素晴らしい選手でした。

 

かなり過酷なレースでしたから、みんな心身ともに疲弊していたと思いますが、そのような状況でも、このように周りを気遣えるランナーは素晴らしいと思います。

良い機会なので、三人に、自分が前のランナーに追い付いた時と、後ろのランナーに追い付かれた時に、どうするか?を質問しました。

(写真提供:大辻あゆみさん、岩崎敏之さん、石澤毅士さん)

後編に続く

ウルプロメンバー疾走〜OSJ安達太良山トレイル50K〜 後編



10km73分台から42分台へ〜ウルプロメンバーの成長〜

私が39歳の時、初めて10kmレースを走りましたがタイムは48分台で自分でも驚きのタイムでした。そして今年の2月の青梅マラソンは51歳で38分台でした。12年間で10分短縮です。

今回紹介するウルプロメンバーのあけみさんは、昨年5月は73分台でしたが15ヶ月後のこの週末のレースで42分台と31分短縮しました。なかなかイメージできないと思いますが、知り合いで10km73分のランナーと、42分のランナーを思い浮かべたらどれだけすごいことか分かると思います。

少し前にビフォーアフターの動画を掲載したところ、ジョグとダッシュなど設定が違うから意味ないのではないか?とコメントをいただくほど様変わりのフォームになったあけみさんから昨日メッセージが届きました。

出席率のよいメンバーですが、12分間走×8本の練習会に来なかったので体調悪いのかな?と思っていたら大会に出ていたようです。

練習会についてはこちらです。

12分間走×8セット全員やりきった!雨にはやはりアールエルメリノウール。

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あけみさんが走ったのは小松菜マラソンの10kmで、途中ゲリラ豪雨にあいながらも42分47秒のPBをマークしました。順位は3位です。

先月開催の同じ大会は暑くコンディションは違いますが、44分37秒だったので約2分短縮しました。

そのあけみさんは昨年11月に入会しましたが、昨年の5月頃の10kmは73分かかっていたのです。

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当時のことをあけみさんに聞いたらこんな風に答えてくれました。

当時は職場の友達の付き合いで、駅伝や、マラソン大会に出ていましたが、いつも自分が一番遅くて、ただただキツイだけなので、もっと楽に走れたらなぁ…と思い、自分で夜10km走ったりランニングイベントを探して参加するようになりました。

そして10km1時間切るか切れないかというところまで達したころ、近所で開催したイベントがキッカケになり新澤さんのパーソナルを受け、そしてウルプロに入会しました。

 

確かに初めてパーソナルをした時は10km60分くらいのランナーの走りでした。専門用語など分からないから、本人が理解できるように出来るだけ噛み砕いて説明して違いを体感してもらうと飲み込みが早いのかみるみる動きが変わってきました。

そして午後練にも参加するようになると、最初は、振り返りで、何を話したら良いか分からないらしく、周りのメンバーが話したことを真似してるのがミエミエでホント分かってるの?という感じでしたが、毎週続けているうちに何をすれば良いのか明確になり、グングン伸びてきました。

入会1ヶ月後の大会で46分31秒とPBを大幅更新して初めて表彰台に乗った時はとても嬉しそうでした。

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その後も初フルでsub3.5、奥武蔵ウルトラで総合入賞など成長続けています。

ウルプロメンバー奥武蔵ウルトラで総合入賞〜チャレンジ富士五湖の悔しさを晴らす〜

あけみさんは今年中に3時間10分を切り、今シーズン中にサブ3を目指すと話していますが、最近の練習での走りを見ていると一気にいきそうです。

ウルプロには、年齢性別問わず成長しているメンバーが多いので、秋冬のレースも楽しみです。

ウルプロ練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



パーソナルで効率的なフォームを身につけサブ9達成 後編

パーソナルで効率的なフォームを身につけサブ9達成 前編

パーソナルで効率的なフォームを身につけサブ9達成 前編から続く

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60km以降はキロ5分半で走り、水かぶりやエイド休憩入れて10km57分で進みました。途中で先行していた強いランニング仲間が何人も失速しているのを見ると、今回の序盤の蒸し暑さが予想以上に体力を奪っているのだと思いました。私も序盤キツくなった場面で無理したら多分同じような状況になっていました。

もう少しペースアップは出来ると思いながらも、確実にsub9出来るようペースアップしないで走りました。

ワッカに入る手前の75kmくらいからしばらく追走しているランナーがいたので、少しペースダウンして抜かせたら、なんとそのランナーが中井さんだったのです。

しばらく後ろからフォームをチェックすると、パーソナルレッスンで掴んでもらった動きが定着し無駄な動きはほぼなくなっていました。しっかり練習したのだと思いました。

少し呼吸は荒くあと25km大丈夫かな。。と感じましたが、何とか目標のsub9を達成して欲しいと思い前に出てペースメイクしようとしたら、スーッとペースアップして行ったので、私は自分のペースを変えずにそのまま走りました。

ワッカに入り、折り返しの橋にきても中井さんとすれ違わないので、中井さんは??と思っていたら、トイレに入っていたのか、私のすぐ後ろを走っていました。

90km通過は8時間00分12秒で通過したので、トラブルがなければsub9できる。

途中結構ギリギリに感じましたが、ここまでくればよほどのことがなければ大丈夫です。

中井さんにこのまま行けばsub9できる!頑張ろうと話す。中井さんも絶対にしたい!と答える。

キロ6を少し切るペースで走れば良いのだけど、足攣りなどあれば間に合わないので、ペースはキロ5分半を保ちました。

2016年にウルトラセミナー参加し、sub9を達成した岩切さんは終盤ずっと近くを走っていましたが、2014年に初のsub9のフィニッシュ目前で脚が売り切れて、文字通り這い蹲ってゴールするも9時間00分15秒だったという話を思い出す。

最後まで何が起こるかは分からない。

決して安心しない。しかし、無理はしないで淡々と残り距離を減らしていく。

その状況でも確実にsub9なんてことはないけど、sub9を逃すリスクは早め早めに摘んでいく。

今回は私自身のサロマ湖5回目のsub9だけではなく、中井さんの初のsub9をより確実に達成するために淡々と走りました。

そして、手は繋がないが、一緒にゴールしました。

中井さんは9時間43分台から8時間56分台へと大きく自己ベストを更新しました。

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中井さんはゴール後にこう話しています。

終わったかという気持ちと、サブ9を達成したことの喜びを満喫できました。

また、パーソナルレッスンでサロマ湖のペースなどをアドバイスしましたが、きっちり走りきりました。

当初は、前半より後半上げていくような走りが良いと思っていましたが、アドバイスを聞いて100kmでそれはないと、55kmまではキロ5分で、残り45kmはキロ5分半のペースへと計画を練り直しましたが、ラストも気持ちよく走れました。

準備して良かったことは、シューズを55kmで履き替えること。ウルプロウェアを着て走ったこと。アールエルソックスの砂田スペシャルを履いたことです。特にウルプロウエアを着たことで気持ちが引き締まりました。

補給は、STCのOxyshotとOVER BLASTをメインにしてエイドで準備されたモノもしっかり食べました。

 

ほぼ同じタイミングでゴールしたウルプロの4人で撮影しました。

また、終盤に無理なスパートをしなかったことでダメージは抑えられ早めに練習を再開できたようです。

今回は、フォーム改造、適切なタイムコントロール、ラスト10km力を振り絞らなかったことで、感覚的には2016年にサロマを走った時の半分くらいの疲労度で、翌日、サロマ湖を一望するために、軽くトレイルランをしたくらいです。

 

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次の目標についてこのように話しています。

今回のウルトラマラソンでサブ9を達成できたことにより、次のステップに進もうと思っています。次の舞台は、信越五岳トレイルランニングレース100マイルです。前回は台風により距離が102kmと短縮されての開催となり無事に完走しましたが、今回、忘れ物を取りにいってきます。私個人の意見として、信越五岳の完走の方が今回のサブ9より、難易度が高いと感じています。気を引き締めて、目標に向かって精進していきたいと感じています。

 

ラストスパートするしないは、自己ベスト更新や入賞がかかる場面などその時の状況によっても異なりますが、特にウルトラマラソンの終盤は身体は大きなダメージを負っています。その状況でも最後ということでハイテンションになり痛みなど忘れてスパートした途端に脚が攣ったなどの経験のある方は少なからずいると思います。また故障にも繋がりやすくなります。

タイムなどではなく、そのレースに全てを注ぎ込むんだ!出し尽くすんだ!という考え方をするか、もっと長い目でみるかはもう人それぞれですが、スパートすることで99.9%手中におさめたサブ9がするりと逃げてしまうことだってあるのです。

また、無理してしばらく練習ができなければ次の大きな目標へのスタートが遅れます。

そのような観点で中井さんには今後もそのような考え方を持って走って欲しいと思います。

最後に、フォームを変えたことで、走りはどう変わったか聞いてみました。

一言でいうと楽になりました。コーチが教えてくれた自分にとって適切なリズムを刻み、そのリズムに、フォームと腕振りを併せて、走りのリズムを整える感覚です。あと、うまく言えないですが、走りに規律が生まれたような気がします。

 

中井さんの目標達成に関わることができて私自身もすごく嬉しいです。ウルトラプロジェクトを作った目的も、そこにあるからです。

中井さんは遠方のため中々練習会には参加できませんが、東京出張の際にパーソナルレッスンをしたり、日程が合えば練習会に参加したいとビジターメンバーで入会しました。

レギュラーメンバー同様、チームウエアを作ることが出来るだけではなく、私が使用しているランニングアイテムを少しお得に購入することもできます。

入会ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

こちらは今年のサロマ湖関連記事です。合わせてお読みください。

第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン関連記事一覧



パーソナルで効率的なフォームを身につけサブ9達成 前編

5月の連休明けに関西から、パーソナルレッスンとサロマ湖ウルトラについての相談を受けに来ていただいた中井良一さんのレッスン前後の動きの変化について記事で紹介しました。

画像を掲載します。

アドバイス前

アドバイス後

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本人も楽に速く走れるようになったと話していました。

いろいろ動き作りをして意識して欲しいことは伝え考えてもらいましたが、優先順位は上体のリキみをとることと、上に跳んでストライドを伸ばすイメージを変えることです。

上体のリキみをとるための動き作りをしたところ、腕振りや上体の動きはこう変わりました。

アドバイス前

アドバイス後

また、跳んでストライドを伸ばすイメージを払拭してもらうために、その場で膝を持ち上げるイメージで足踏みするのと、上げた脚を下ろすイメージで足踏みするのではどちらが楽で、力が入りやすいかなど体感してもらいました。

持ち上げるイメージ

下ろすイメージ

その結果が上記のランニングフォームです。

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中井さんは筋力など基礎体力は非常に高いのに、フルマラソン3時間14分台、100km9時間43分台と生かせていないのは、力が入りやすいランニングフォームが原因だと感じました。

レッスン中に伝えた言葉は

そんな一生懸命走らないで楽に走ってください。

です。

中井さんに伝えたかったのは、筋力に頼らずとも、身体が前に進みやすくなるポイントを掴んで欲しかったのです。

こちらの記事も合わせてお読みください。

5/11パーソナルレッスン①〜腕を振る・肩甲骨を寄せるではなく、肘を動かす〜

さて、私の記事が中々進んでいませんが、既に時間がだいぶ経っているので今回の中井さんの記事と合わせて紹介します。第4話はこのようなことを書きました。

サロマ湖100KMウルトラマラソン7回目の完走 その4〜大会前のイメージトレーニング〜

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小さなトラブルはありつつも、9時間を切るペースをキープして走りましたが、中間点を過ぎてから睡魔というより気怠さや少々痛みが出てきたので、エイドごとにCNC(Catalyst Natural Caffeine)を1粒(新パッケージの1.5粒分)づつ飲みました。通常はその2倍飲む方が多いけど、ジンワリ効かすにはこのくらいが良いと私は感じてます。この睡魔に近い感覚が発生した原因は今まで紹介したウルプロメンバーと同じでしょう。

60km以降はキロ5分半で走り、水かぶりやエイド休憩入れて10km57分で進みました。途中で先行していた強いランニング仲間が何人も失速しているのを見ると、今回の序盤の蒸し暑さが予想以上に体力を奪っているのだと思いました。私も序盤キツくなった場面で無理したら多分同じような状況になっていました。

もう少しペースアップは出来ると思いながらも、確実にsub9出来るようペースアップしないで走りました。

ワッカに入る手前の75kmくらいからしばらく追走しているランナーがいたので、少しペースダウンして抜かせたら、なんとそのランナーが中井さんだったのです。

しばらく後ろからフォームをチェックすると・・・

パーソナルで効率的なフォームを身につけサブ9達成 後編に続く

パーソナルで効率的なフォームを身につけサブ9達成 後編



量より質で100km自己ベスト〜月間走行距離にとらわれない〜後編

量より質で100km自己ベスト〜月間走行距離にとらわれない〜前編


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量より質で100km自己ベスト〜月間走行距離にとらわれない〜前編 から続く

□レース展開

序盤は、チャレンジ目標を達成するためのペースで走りました。このペースを維持するためにエイドで足を止めず、補給は歩きながらすると決めていましたが実践できました。

その後、30キロ辺りから痛みが出たため20秒程ペースを落として走りましたが、50キロ通過するまでは計算した区間ペースから大きくかけ離れていなかったので、チャレンジ目標達成に一縷の望みを捨てずに走ることができました。

54.5kmの大エイドでの滞在時間によるロスタイムが予定より大きくなり、この時点でチャレンジ目標は無理と諦めました。しかし私にとっては後半走るために必要な休憩だったので仕方がないと思ってます。

□今走れるペースを維持する

後半はセミナーで、辛くなったら粘らないという言葉がありましたので、今走れるペースをしっかり維持して行くつもりで、リズムよく走ることに専念しました。レース後に確認したらピッチはずっと185前後を刻むことができていました。

また区間ペースを計算して予想していたことで、後半はペースが落ちても慌てず、落ち幅を、想定内に留めることができたと思います。

□目標設定の意味

今回は、チャレンジングな目標を持ったことで、どうしたら達成できるか考え、出来ることを考え、小エイドは可能な限り足を止めないなど工夫できました。これらは次回に繋がると思います。

□判断ミス

反省点として、天候が不安定で、スタート時から携行していた撥水の薄いシェルジャケットを、大エイドで、ドロップバックに入れておいた防水のしっかりしたジャケットに取り替えるつもりでしたが、その時は取り替えないで進むことを選択しました。

ワッカの天候悪化に、薄いジャケットは持っていたのでなんとか対応できましたが、冷たい風雨に震えながら足が止まりそうになった時には、あの時交換していたらと後悔しました。

何度も天気予報とにらめっこして、装備を準備していたのに、しっかり生かせなかったのは残念です。

□自己ベスト更新

ワッカを折り返してからは、追い風になり、また雨も弱くなり、ゴールまで後少しという思いで、気持ちが上がり、ペースを取り戻して走ることができました。

チャレンジ目標には届かなかったけれど、自己ベストを1時間以上短縮してのゴール。

□レースを終えて

去年のサロマから膝の故障など不安だらけでしたが、ウルプロに入り、練習会で少しづつ走力が上がっている実感があり、効率よく走るために何を意識すべきか考えながら練習できたことが今回の結果に繋がりました。

□月間走行距離は約100km減った

去年は、サロマ前に、走行距離を追って、ただただ距離を伸ばそうと走っていました。3月から5月の走行距離は去年と今年で平均約100キロ減っています。

それでも自己ベストを更新できたのだから、改めて、量ではなく質が大事だと思いました。

□仲間がいるということ

また、前半の折り返しとワッカの折り返しでウルプロメンバーに会えたことで、気持ちが上がり特にワッカでは心が折れずに行けました。

□来年

来年はもっと走力を上げて、今年達成できなかった目標タイムに向けて頑張ります。

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また、麻里さんがサロマ湖ウルトラ後に参加した練習会で撮影したフォーム動画をFacebookページにアップしたところ、このようなメッセージをいただきました。

投稿した動画はこちらです。ご覧ください。

フォーム改善

入会前は自分のフォームを客観的に見たことがなく、格好良く走りたいと思ってもどこをどうしたらいいのかさっぱりわからずにいました。

入会したての頃は新澤コーチに撮っていただいた画像をみても自分の描くイメージとは違うけれど、なにが違うのかもよくわかっていなかったように思います。また、昨年から故障を繰りかえすことが続いていたので、まずはフォームをなんとかしたいと思って午後練に参加してました。

走練習の前に行った動き作りの中で、自分の意識が足りないところ、動きが良くないところが少しずつ掴めてきたように思います。

練習後の画像をみて、着地時に腰が下がっていると気づき、お腹に力を入れてみると、腰が上がる感覚があり、何度も繰り返し意識してやっていくうちに、着地の時の腰の沈み込みも減ってきたように思います。先日は前傾の意識を久しぶりにしてみたら、呼吸はそれほど苦しくないのに、足がグイグイ進んで、スピードが出る感じを体感しました。

ウルプロにはフォームのカッコ良い速いランナーがたくさんいらっしゃるので、自分との違いを見つけながら、まだまだ改善して意識していくところを見つけて頑張りたいと思います。

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麻里さんも書いていますが、フォーム改善をしたいけど、どこをどうしたら良いか漠然としている方が大半だと思います。またカッコ良いフォームの“カッコ良い”はランナーそれぞれ違うと思います。大事なことは自分が走りたいとイメージしているフォームに近づけることだと思います。

そのために大事なことは主観と客観を一致させることです。

ウルプロ練習会の午後練ではその部分に特に注力しています。そしてアクティブラーニングの要素を取り入れて、私のアドバイスだけではなく、自分の気づきを言葉にし、他のメンバーの気づきを聞き、主観と客観を一致させるよう進めています。客観については動画の画像だけではなく、私のコーチとしての視点、他のメンバーの視点など多角的に取り入れることができるようにしています。

ウルプロには誰々に勝ちたい!という気持ちより、メンバーみんなでレベルを上げていこう!という気持ちを持ったメンバーが多いです。

練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

私やウルプロメンバーの気づき、上位入賞を果たした選手についてなど今年のサロマ湖について書いた関連記事をまとめました。

第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン関連記事一覧



量より質で100km自己ベスト〜月間走行距離にとらわれない〜前編

100kmマラソンにチャレンジする方から「月間何キロくらい走ったら完走出来ますか?」と聞かれますが、これって月間350kmは走らねばサブ3できない。などと同じような話です。

月間200km未満でもサブ3しているランナーは周りにもたくさんいるし、逆に月間350km以上走っても出来ない人は出来ません。

100km走るために月間何キロ走ったら良いか?の答えは、人によって違います。

月間走行距離◯km走ることを目標にするのではなく、必要な練習を積み重ねていった結果が月間走行距離になったら良いと私は思ってます。

もちろんアプローチは様々ですから正解はありません。

ただ、故障や貧血などで目標とする大会のスタートラインにたてないような練習は間違いだと私は思います。

もちろん突発的な怪我などは仕方がありませんが、疲労で身体が悲鳴を上げているのに、月間走行距離達成のために無理に走って悪化させるなど何のために走っているのか分かりません。

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今回はウルプロ入会後、月間走行距離を減らしたが、サロマ湖ウルトラマラソンで自己ベストを1時間以上短縮した麻里さんを紹介します。

まず、昨年と今年の3ヶ月の月間走行距離を比較します。

月間走行距離比較

2017年

3月 267.7km

4月 349.0km

5月 408.9km

合計 1025.6km(ave.342km

2018年

3月 198.4km

4月 271.7km

5月 265.0km

合計 735.1km(ave.245km

昨年の状況

私はスピード練習が苦手で、きちんと練習会のあるランニングチームにも入ってなかったので、ランの指標は走行距離でした。

サロマ前の4月、5月は月間300キロを目標に走ってました。家の近隣を中心に走り、レースも続けていれることで走行距離を伸ばした結果、昨年9月下旬に膝を痛め故障してしまいました。

頑張って練習したつもりだったのに、なんとも情けなくなりました。その反省から同じことを繰り返さないようにウルプロに入会しました。

 

大会で目標達成しようと一生懸命練習したのに、故障して走れなくなるのはほんと悲しいことだと思います。

現時点の自分の力を見きわめ、目標達成するために必要な力との差を埋めるのが主に練習です。自分にとって何が必要かより、走れば走るだけ力は付くと走行距離を積み上げていけばいつかは破綻(故障)します。

そこに気づいた麻里さんは、まずは効率的に走れるフォームを手に入れたいと思ったのです。

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麻里さんは3月に入会しましたが、昨年12月に開催したチャレンジ富士五湖攻略セミナー、1月開催の野辺山ウルトラ攻略セミナーに参加し、練習会に体験参加した上で入会していただきました。サロマ湖ウルトラ直前対策セミナーにも参加いただきました。

サロマ湖ウルトラ前に走った2大会の結果

□チャレンジ富士五湖 71km 7:48:12 女子総合16位

□野辺山ウルトラ 71km 8:16:23 女子総合8位

徐々に調子を上げサロマ湖で自己ベスト目指して3回目のサロマ湖100kmのスタートラインにつきました。

過去のサロマ湖大会結果

□2016年 11:43:57 PB

□2017年 12:01:18

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2018年大会結果

タイム 10:38:25(50km通過タイム 04:55:14)
10kmごとラップ

58:52-54:28-58:39-61:42-61:33
76:38-68:19-62:55-71:17-64:02

レース振り返り

□目標

今回は、自分なりにこのタイムでゴールしたいというチャレンジ目標(何もかもうまくいけばいけるかもしれないタイム)、第2目標(直前のレースからおそらくいけるだろうというタイム)をしっかりたて、セミナーで学んだ計算式などにより区間ペースを計算して臨みました。

□補給

補給はアスリチューンのエナゲイン(通称 赤)とポケットエナジー(通称 黒と白)をベースにして、ほぼ10キロごとにとりました。またMAURTEN DRINK(モルテンドリンク)を前後半それぞれ500cc飲みました。さらに眠気払と集中力維持のためCNC(Catalyst Natural Caffeine)やオルガニックジェルを持ったので、エイドにあるものはスイカ、レモン、おにぎりを食べただけです。

□レース展開

序盤は、チャレンジ目標を達成するためのペースで走りました。このペースを維持するためにエイドで足を止めず、補給は歩きながらすると決めていましたが実践できました。

その後、30キロ辺りから痛みが出たため20秒程ペースを落として走りましたが、50キロ通過するまでは計算した区間ペースから大きくかけ離れていなかったので、チャレンジ目標達成に一縷の望みを捨てずに走ることができました。

54.5kmの大エイドでの滞在時間によるロスタイムが予定より大きくなり、この時点でチャレンジ目標は無理と諦めました。しかし私にとっては後半走るために必要な休憩だったので仕方がないと思ってます。

□今走れるペースを維持する

後半はセミナーで、辛くなったら・・・

後編に続く

 

量より質で100km自己ベスト〜月間走行距離にとらわれない〜後編