カテゴリー別アーカイブ: シューズ

HOKA ONE ONE TRACERを履いてみました。

先週の練習会で、シャワー施設でHOKA ONE ONE TRACERのの貸し出しを受け試し履きをしているメンバーがいたので、接地感など感想を聞きました。

実は私も少し前に購入していたのですが、サロマ湖前にはレースで使うシューズ以外を試す余裕はなく、サロマ後はおんたけで履くSALOMON S/LAB SENSE ULTRAをトレイルで慣らしていく時間はないから、このシューズを練習会でも使っていたので、箱に入ったまま自宅に保管されていました。

おんたけも終わったし、試してみようと水曜日の練習会で使うことにしました。

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HOKAのシューズは過去2足試してますが、足型が合わず小指が痛くなりました。また分厚いソールは反発のタイミングが合わないので私には合わないメーカーだと結論付けていました。

ただ、この1年くらいで足型が変わったと聞き、またTRACERはソールが比較的薄く、ランニングショップで履いたら違和感はなかったので試したくなり購入しました。

私はどのシューズでも箱から出したまま使うことはなく、いったんシューレースを外してアンダーラッピングにセッティングします。

いつものようにシューレースを外していると、あろうことか、小さく狭い穴にシューレースの固い部分が引っかかり、スポッといとも簡単に抜けてしまいました・・・。

唖然としました。

このシューズは決して安くはない値札がついた商品なのにこれはないだろ。。って思いました。

今までの人生で買ったばかりのシューズでこんなことは一回もなかったので驚きました。

ただ、この日に試したかったので、柔らかい紐をハサミで斜めにカットしながら全ての穴を通し終えた時は達成感ありました。楊枝を使ったり、爪で摘んで引き出したり、私は何してるんだろうって思いました。

で、苦労してシューレースをセットしたシューズですが、走ってみてクリフトン2で感じた反発のタイミングのズレは感じないし、柔らかさも気にならないのですが、少し踵が浅く感じました。


実際は浅いのではなく、踵のホールドが良くないのかもしれませんが、踵が浮き上がる感じがしました。その後、画像のように普段使わない穴を活用して最上部までシューレースを通し、かつ全体的にキツめに締めることで踵が浮き上がることはなくなりましたが、通常よりキツめに締めることで甲など痛くならないか心配です。

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ただ、練習後にソールを見て、このシューズとは長いお付き合いにはならないと思いました。

緩いスピードで短い距離を走っただけで、画像のようにソールはかなり削れてしまったのです。

軽量化のためにラバー素材をほとんど使っていないので仕方がないのかもしれませんが、18,360円のシューズなので履き潰したら、再びこのシューズを買うことはありません。

今回、シューレースの固い部分が簡単に抜けてしまった理由は穴の大きさと比較してシューレースが太いのが原因であり、同様に抜けてしまうケースも発生しているだろうと販売元には連絡しましたが、担当部署に確認とりますとメールがきてから回答ありません。

高い金額を出して買ったのだから無駄にしたくないので、キャタピランに変えたり使えるシューズになるよう模索してみますが、キャタピランに変えて使用したらまた記事にまとめてみます。

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シューレースのことは別にして、このシューズが合う方を考えてみると、今まで履いたシューズの踵のホールドが弱いと感じたことがない方で、柔らかい接地感が好きな方、また他のHOKAのような大きなDROPが苦手な方でHOKAが好きな方。そして耐久性を重視しない方でしょうか。

アディゼロTAKUMIシリーズや、ターサージールなどのような踵のホールド感に慣れている方には向かないと私は感じました。

気になる方は、購入前に店舗での貸し出しや、シューズトライアルなどの試し履きイベントがあればそれを利用するのがオススメです。

個人的には、他の厚底のHOKAのシリーズとは一線を画したこのシューズは気になったのですが縁がなかったようです。

 



熱意と感動を掻き立てるそのチャレンジは“ウルトラ”だ 〜SALOMON 2018春夏ラインナップで3種類のロードシューズが発売〜

サロモンはトレイルランナーには非常に馴染みのあるブランドですが、今年からロード用シューズも発売し徐々に愛用者を増やしています。

サロマ湖ウルトラマラソンでも、サロモンシューズを履いているランナーは結構いました。これらはサロモン スント ici club 神田店 などサロモンの直営店で、借りて実際に走ってみて自分にあっているかを確かめてから購入できる顧客目線のシステムが大きいと思います。私自身いろいろなメーカーのシューズを購入していますが、ショップで履いた感じでは中々良いと思っても実際に走ってみると自分には合わないシューズは多々あります。

決して安くはないので納得の上で購入したいものです。

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先週、そのサロモンのアウトドア製品の2018年春夏モデル展示会に行ってきました。

気になる製品はいろいろありましたが、撮影許可をとった画像が2枚あるのでこちらから紹介します。

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まずはトレイルランナーに興味のある製品ですが、ウルトラトレイル向けのラインナップが増強されました。

熱意と感動を掻き立てるそのチャレンジは“ウルトラ”だ

のキャッチコピーの通り、フランソワ・デンヌを前面に出した掲示物など格好いいです。

私は現在、S/LAB SENSE ULTRAを履いていますが、その進化版も登場するようです。

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次に私の興味を掻き立てたのは、ロードシューズです。

最近は多くのシューズが反発力があり速く走れるというコンセプトで売り出していますが、そのようなコピーを一切使わなくても、履きやすさと丁寧で真面目な作りからランナーの支持を集めてきたSONIC PRO2の後継モデルになるシューズが一気に3種類発売されるのです。

SONIC RA

SONIC PRO2の正常進化した後継モデルはこのSONIC RAでしょう。デザインもより洗練されました。

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カタログスペック

WEIGT 210g/WEMEN 24.0cm 245g/MEN 27.0cm

STACK HEIGHT 28mm/20mm(8mm drop)

税抜価格 13,000円

私が履く25cmであれば220g程度でしょう。

SONIC RA PRO

軽量モデルが登場します。

ただいわゆるアディゼロ匠SENやソーティーのようなレーシングモデルではなく、微振動を軽減し、怪我や蓄積疲労を予防するというコンセプトはそのままで少しスピードを出す方に振ったモデルと考えたら良いでしょう。個人的にはこのモデルに興味を持っています。

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カタログスペック

WEIGT 200g/WEMEN 24.0cm 235g/MEN 27.0cm

STACK HEIGHT 24mm/18mm(6mm drop)

税抜価格 14,000円

私が履く25cmであれば210g程度でしょう。

SONIC RA MAX

SONIC  RA  PROが軽量化に振ったモデルとしたら、より長距離走るのに適したモデルがこちらです。ドロップが10mmあるので疲れた時の足運びは良いと思います。

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カタログスペック

WEIGT 235g/WEMEN 24.0cm 265g/MEN 27.0cm

STACK HEIGHT 30mm/20mm(10mm drop)

税抜価格 14,000円

私が履く25cmであれば245g程度でしょう。

 

3アイテムとも、サイズが27cmしかありませんでしたが、足を入れてみたら過度なアーチサポートがなく気に入りそうなモデルでした。

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その他、ザッグやウエアにも非常に気になるモデルが発売しました。こちらは別に紹介できればと思いますが、一言でいうなら非常にコストパフォーマンスの良いアイテムを投入したと感じました。

アウトドアブランドはブランドイメージも高いですが、価格も高く購入するには少し思い切りが必要な物が多いのですが、今回、私が手にとってこの仕上がりであればこのくらいの金額はするだろうと思ったアイテムがことごとく予想に反する金額設定だったのです。この金額だったら即買ってしまうという物がたくさんありました。

また、野山などのフィールドでも高い機能性を発揮するのだけど、普段使いしたいセンスの良いアイテムもたくさんありました。これは既には発売していようですが、30リットルのバックパックであるPEAK30はなんと590gしかないのです。金額はトレランベスト並みの16,000円(税別)です。登山やハイキングの時だけではなく普段だって軽ければ軽いほど良いです。バックパック自体が重たいのが結構ありますので、この軽さは衝撃的でした。また撥水性と収縮性のあるシンプルな黒のハイキングパンツは練習会や大会に行くときに使いたいと思いました。この価格に驚いたのですが税込で1万円以下なのです。

おそらく来年2月頃の発売だと思いますが、サロモン スント ici club 神田店 などサロモンの直営店に聞けば入荷時期の目安など分かるでしょう。

またニューモデルも発売すれば店頭貸出もされると思いますので、いろいろ試して自分のニーズにあったモデルを購入されたら良いと思います。



2017年サロマ湖100KMウルトラ結果 その2 前半レース展開

に続き、簡単にレース展開を紹介します。


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今回のレース前には自己ベストの8時間26分台はもちろん視野に入れてましたが、スタート後に、体調や気象など内的・外的コンディションに対応して柔軟に走ることにしました。ただ絶対にサブ9はしようと思っていました。

自己ベスト達成した時のペース感覚今でもはっきり覚えていますが、5km23分ペースならかなり楽に走れました。また自己ベストを出すには42.195km通過は3時間18分程度、50km通過を3時間55分で余裕を持って走らねば厳しいと思っていました。

スタートしてまず感じたのは4’36/kmペースでは心拍数が上がってしまうということです。なんだかんだで100kmは20回くらい走っているので、この負荷で走るとどうなるかは分かります。

そこで4’36/kmには固執しないで、身体が温まってくれば自然にペースが上がることを信じて5km24分で走りました。自然に上がらなければ、自分にその力がないということです。

前後しますが、今回の体調は昨年より良いです。好調ではないけど不調ではありません。昨年はレース1週間前にフクラハギが異常な張りを起こしましたが、今年は足底の張りが心配なくらいでした。なんの不安もなくスタートできるランナーなんてほとんどいないと思います。気になる部位があれば冷静にチェックしながら悪化しないように走るしかないのです。

今回は振り続ける雨や、その雨でできた大きな水溜りで、スタート前からシューズは水を含んで重たくなっていました。またソックスはびちゃびちゃです。メリノウールソックスを履いていますが、スタートからこれで靴擦れは大丈夫か?足底の痛みを誘引しないか?など不安になりました。

5km24分ペースを維持して20km手前の折り返しまでは淡々と走れたので、折り返したら少しペースが上がるかと思ったら思い切り向かい風でした。それまでは追い風だったのです。。

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【20kmまでのラップ】47’57-47’59

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そこから向かい風に負けないよう少し負荷を上がるけどペースを維持しました。

右足足底の張りが出てきたので、走りながら指を動かして足底の筋肉を動かすなどしたら、ソックスにシワができたのを感じたので、立ち止まってなおしました。小さなシワが大きなトラブルになります。数10秒のロスを気にすることで数10分のロスに繋がります。特に悪天候の時はいろいろ面倒になりますが大事なことです。

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【20-30kmラップ】49’31

その辺りで感じてきたのは臀部の張りです。大きな筋肉が使えている証ではありますが、レース前に張りが強いとケッズで指摘されていた内転筋とハムストリングの辺りをカバーするために臀部から貼ったテーピングで引っ張られているのではないかと考え、臀部から足の付け根辺りまでは剥がしました。その後、臀部が引っ張られてる感は和らいできたので正解でした。また1箇所トイレに入りましたが、昨年のこの辺りは大変だったと思い出しました。

走行中のペースも少しづつ落ちてきますが、ここでは粘りません。まだ60km以上あるのです。

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【30-40kmラップ】51’11

結局、フル通過は3時間28分07秒かかりました。自己ベストを出した時は3時間18分台ですから、既に10分近く遅れている。ただ8時間40分くらいは狙えるペースです。ウルトラマラソンに限りませんか、その時の自分に出来ることをするしかないのです。

無理をすれば、その無理によりリタイアするリスクは急増していきます。そのリスクを受け入れて、仮に大失速したり、リタイアしても仕方がないと考えることが出来る場面なら無理したら良いのです。そのリスクを受容出来ないなら無理してはいけません。当然ながら無理をすることは故障リスクも増大します。

今回私はサブ9は絶対にしたいと思っていました。

50km通過は4時間08分46秒でした。

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【40-50kmのラップ】52’08

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今回、序盤から自分のフォームを俯瞰するようにイメージして走りました。体感よりペースが上がっていかない時や、ペースが落ちた時に、どこがおかしいのか見つけながら修正していきました。例えばスタートして5kmくらいから折り返しまでは見通しのよい直線が続きますが、ここで顔が上がっていることに気づきました。見通しのよい場所は要注意です。冒頭の画像は50kmの部に出たウルプロメンバーがスタート後一周した後に撮影していただきましたが、これは修正前です。こんな感じで真っ直ぐ前を見ていたのです。気付いてからは雨が顔にかからないように少し下を見るようにしました。

またペースが落ちてる時は骨盤の動きが小さくなっていたので、膝を1cm前に出すように動きました。

ここまでペース推移の画像をみてもほぼ止まらずに、ほぼコースの高低図並みに推移しています。

ちなみに主催者発表の気温と風速は、スタートの5時から私が50kmに接近した9時までこのように推移しています。多少場所はずれていますが参考です。

5時  14.1℃  風速0m/s(スタート地点 )

6時  12.4℃  風速1.6m/s(30km)

7時  12.9℃  風速1.5m/s(道の駅サロマ)

8時  12.2℃  風速3.7m/s(ネイチャーセンター入口)

9時  12.4℃  風速1.4m/s(60km)

 



SALOMON  SUUNTO 神田店イベント情報

神保町駅や小川町駅から数分の立地にあるSALOMON SUUNTO 神田店は、SALOMONやSUUNTO製品を購入するのであれば品揃えも多く、また経験豊富なスタッフからアドバイスを受けることが出来るオススメの店舗です。

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カラフルなバックパックや、ウェア、シューズを見ているだけでも楽しい気分になってきます。

最近、S-LABのシューズは高価ですが、私の周りで購入するランナーが増えています。デザインも素晴らしい。

SUUNTOの使用方法など詳しく教えていただけます。

画像はロード用のSONIC PRO2ですが、トレイル用のSENSE  PRO MAX  の試し履きもスタートしたとのことです。

店内で履いた時は良いと思っても実際に走ってみると、なんか違うと感じることもあるので、気になる方は貸し出しを受けて皇居など走ってください。

また、サロモンのロードシューズと、トレランシューズは微妙にサイズ感がちがうので、実際に履いてから購入した方が間違いありません。

私はアディダスなど大半のランニングシューズは25.5cmですが、サロモンのシューズの場合はこんな感じです。

SONIC PRO2、S/LAB  SONIC2(ロード用)    25.0cm

S/LAB  SENSE ULTRA  など(トレイル用)   25.5cm

もちろん足幅などによっても変わってきます。

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また、店内に、このようなイベント情報のチラシがありました。店舗スタッフに聞いたところまだ募集中とのことです。

ご興味のある方、お店にお問い合わせください。

また、神田店集合のイベント参加時は、ケッズ炭酸シャワールームが最も近いランステだと思います。

 

SUUNTO SPARTAN ULTRA で計測したところ、235mでした。徒歩2分程度です。

炭酸シャワーは、『シャンプーや石鹸などでは落としきれなかった汚れをクレンジングをしつつ、肌や毛髪をツヤツヤ元気にしてくれる』と炭酸タブレットを販売している会社(長湯ホットタブ)のページに書かれていました。

肌に関してはその場で違いなどは感じませんが、髪の毛に関しては違いを感じました。試してみてください。

炭酸タブレットがついて、シャワー・ロッカー使用料金は1回500円です。
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キャタピラン ウルプロ巻きのグリップを高める

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サロモンS/LAB SONIC2に“くじりぼう”でキャタピランをセットしました。

で、頭出しを少ししましたが、それは織田フィールドの芝にこんなふうに座ってマッタリしていた時に思いつきました。

それはシューズによっては、もう少しフィット感が欲しいと感じる時に使えるセッティング方法です。

まず、ベーシックなウルプロ巻きについてはこちらをお読みください。

キャタピラン ウルプロ巻きの使用感について

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大半のシューズには付いているけど、あまり使っている人のいないこの穴を使います。


この穴を使った靴ひものセッティングは知っていますが、今回は省略します。

今回どのようなアレンジをしたかというと簡単なことです。


普通のウルプロ巻きはこの時に余った上下のコブ10個くらいある紐を使って計測チップをセットします。練習ならキャタピランに絡めておきます。

今回はその部分を普段使わない穴にこんな風に差し込みました。


そして引き出します。


引き出した紐を反対側の穴に通します。この部分をキツくすると足首が痛くなるので緩めがオススメです。


余った部分を絡めて完成です。

本来セットしない部分ですから、緩めにセットしてもフィット感はだいぶ変わってきます。

もともとウルプロ巻きをしている方は簡単にできるので試してください。

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サロモンS/LAB SONIC2に“くじりぼう”でキャタピランをセットしました。

私がランニングシューズにキャタピランを使用する理由は、簡単に履けて、簡単に脱げるからではありません。

一番の理由は足とシューズのフィット感を高めるためです。キツく締めなくてもフィット感が高まれば、接地時などのブレを抑えることができます。

ブレを抑制できれば、落下エネルギーを効率よく前に進むための推進力に変換できます。

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アディゼロジャパンブースト3には、ずっと使用していますが、野辺山ウルトラでも使用したサロモンS/LAB SONIC2で困ったのは靴紐の穴が小さくて、キャタピランをセット出来なかったのです。

もともとフィット感の素晴らしいシューズなので、付属の靴紐のままでも十分と考えていましたが、やはり試したくなりました。

そこで、穴を拡げるための専用工具を買おうと思いましたが、ふと、祖父や父が使っていて、父の生前に下駄に鼻緒をすげるやり方を教えてもらった際にもらった『くじりぼう』があることを思い出しました。


このように穴に差し込み押し込んで拡げるのです。


私が生まれる前からある道具ですが、不思議なことに最新のサロモンシューズと重ねてもあまり違和感がありません。

少し穴を拡げたらキャタピランは簡単にセット出来ました。


このようにセット出来ました。

立体感が出て個人的には好きです。

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以前書いた記事ですが、巻き方を解説しています。


キャタピラン ウルプロ巻きの使用感について

穴と穴の間にコブ2-3個の比較的タイトにセットすると上下で余った部分を使って計測チップをセットすることもできます。

サロモンS/LAB SONIC2にキャタピランをセットして、火曜日の打越さんと吉田香織のwingle激アツ練と、水曜日のウルトラプロジェクト練習会で使用しましたが、フィット感はかなり良くなりました。

また、今回新たな工夫をしてみましたが、長くなったので別に書きます。

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本来、くじりぼうは、下駄にあけた小さな穴に鼻緒を通してすげるために使います。

この一本下駄は朴葉下駄ともいいますが、履いて歩くだけでかなり体幹が鍛えられます。

昨年ウルトラプロジェクトメンバーからのリクエストもあり、6足くらい製造してもらいましたが、希望者が入れば作ろうと思います。

歯の高さを無闇に高くする必要もないので、これより少し低くした方が安全面では良いかな。と思います。

履いて走れないこともありませんが、あえて下駄を履いて走る必要もないので、私は走りません。歯も痛みますしね。

私の年代でも子どもの頃に下駄を履いた記憶はありません。私は和装をしないので下駄を履く機会もありませんが、父親が仕上げた柾目の下駄や南部表の雪駄を持っています。履物というより伝統工芸品のような美しさがあります。良い製品を作れる職人がほとんどいなくなっているのは残念ですが、一本歯下駄に興味をもったランナーが、本格的な柾目の下駄に興味をもったらいいな。と思います。







ランニングシューズの高反発化について思うこと その4

 

ランニングシューズの高反発化により、履き替えただけでレベルに関わらず速く走れるシューズが登場したと仮定すると素晴らしいことだと思いますが、その一方でデメリットもあるのではないか?という考えが浮かんできました。

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例えば気持ちよく走れる程度の斜度の下り坂を走れば、大半の方は平地では出せないようなスピードで走れます。

それって以前書いた、峠走の下りでのリスク、注意点とその対処法に繋がります。

衝撃は速度と重量により強くなります。ということは履いただけで速く走れるシューズがあるなら、スピードが上がった分だけ衝撃も大きくなり故障リスクが増大すると考えたのです。

上の記事を監修していただいた、ドクターランナーの諏訪さん(整形外科医)に、特定のシューズに対しての見解ではなく一般論として反発力の高いシューズを履くことにより発生することを教えてもらいました。

カーボンのような反発力が高い素材はシューズの屈曲を抑え、作用・反作用の法則からもロスを少なく推進力を生む効果がありますが、素材が硬ければ硬いほど、脚にかかる負担が大きくなります。

特に接地面に近い足部・下腿部のダメージが増えます。

具体的には足底筋、アキレス腱、下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)の炎症や損傷、長期的には中足骨、下腿骨の疲労骨折に繋がる可能性があります。

 

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シューズメーカーも、故障リスクを抑えるための対策を立てるでしょうが、速く走るということは負荷が大きくなるということです。

本来サブ3.5で走れないランナーを、無理矢理サブ3.5で走れるようにするわけですから、衝撃に対する耐性が備わっていなければ、諏訪医師の言う通りランニング障害に繋がるリスクは高まるでしょう。

また、そもそもの話になりますが、今回の「Breaking2」プロジェクトで走ったアスリートは極限まで速く走れるよう努力を重ねた上で、高反発シューズを履きましたが、一般ランナーはシューズに頼らなくても伸びしろはたくさんあると思います。

速くなるための練習

効率的に走るためのランニングフォーム

走れる身体を作るトレーニング

故障しないでベストな状態でスタートするケア

自分の力を発揮するレースマネジメント

その他たくさんあるでしょう。

履くだけで速くなるシューズがあったとして、それで簡単に目標達成してしまったらこれからの取り組みが疎かになるばかりか、そのシューズが使えなくなったら、そのシューズに出会う前より遅くなってしまうようにも感じます。

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また、クッション性が高く、高反発のシューズを履くと、その性能を生かそうと、ストライドを伸ばすよう身体の前に目一杯脚を伸ばすようなフォームになるランナーがいます。

この画像はハセツネで複数回サブ10をしているランナーの接地直前のフォームです。

このランナーにあえてストライドを伸ばすような意識で走ってもらいました。

腕や太ももの角度を見ていただければ、同じような位置になっていますが、ストライドを伸ばそうとすると接地時には完全に上体の前でブレーキがかかるような走りになります。もっと膝がピンと伸びている方はたくさんいます。

クッション性の高いシューズといっても、このようなフォームで大きな負荷を膝などに受け続けたらどうなるでしょう!?

悲惨な結果が待っているような気がします。

仮に高反発シューズを履く場合でも、上の画像のように上体の真下で接地するような走りが出来ればそのようなリスクは減らせるでしょう。

実際、私が危惧するような、ランニングシューズの高反発化競争→高反発化の歯止めのための数値規制に進むかどうかは分かりません。ただランナーを振り回すような事態にならないで欲しいと思います。

最後に諏訪さんはこう話してくれました。

自分の実力に見合ったギアを身につけることは良いことで、私はフィット感を1番大事にしています。

ランニング障害予防という観点からもギアに頼りすぎるのは良くないと思います。

言葉で表すのは簡単ですがギアに合わせるのではなく、カラダに合ったギアを選択することが大切です。

 

シューズに+α(付加的助力)を求めるのではなく、フィット感などマイナスを減らせるシューズを選んだ方がランニングを長く楽しめると思います。

 





ランニングシューズの高反発化について思うこと その3

 

今でも、反発プレートを使ったシューズはたくさんありますが、あまりにも反発力競争が進めば、反発係数を規制するような動きは出てくると思います。

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この記事を書きながら感じるのは、2008年のゴルフクラブ 高反発ドライバー規制の流れに似ているということです。

これは私が以前使用していたキャロウェイX18というドライバーです。カスタムシャフトにしていたので購入時はこの1本で8万円ほどしました。

私のスイングに相性のよいシャフトにしていたので、気持ちよくスイングができ、自分にピッタリのクラブを手に入れたとしばらく愛用していました。

ランナーのランニングシューズ同様、ゴルフではクラブのマッチングは非常に重要です。タイミングの合わないモノや、軽すぎたり重すぎたりはバランスやスイングを乱します。

もし、ランナーの皆さんが愛用しているシューズが使用禁止になったならどんな気持ちになりますか?

新しいシューズを見つけて買わねばなりませんからショックでしょう。

それは時間的にも金銭的にも大きなエネルギーを必要とします。使用禁止されたシューズとのマッチングが良ければ良いだけ、新しいシューズは見つからないでしょう。

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そんなことが2008年1月1日に周知期間を経てスタートしました。

画像の、RULE AFTER 1-1-08  USGA NON-CONFORMING  がまさしくそのことを示しています。

2008年からは不適合なクラブになったのです。

2008年1月1日から、ゴルフクラブ(ドライバー)ヘッドのスプリング効果(Spring Like Effect=SLE)の性能に関するR&AおよびJGA:(財)日本ゴルフ協会のルールが改正され、反発係数が一定の値を超える“高反発クラブ”は不適合となり、ルール上は使用禁止となりました。

 

当時のゴルファーが最も関心を寄せていた主力製品はドライバーで、多くのゴルファーはその飛距離性能を購入の判断材料にしていました。

そして巻き起こってきたのが、SLEルールです。これは「スプリング効果(Spring‐Like Effect=SLE)」を持ってはならないというゴルフ規則に数値的基準を設けたもので、クラブフェースの反発係数が、0.830以内でなくてはならないというルールです。

このルールは、テクノロジーの進化により飛距離が飛躍的に伸びたことにより、ミドルホールのドライバーショットがグリーン付近まで届いてしまうようになり、ゴルフというスポーツの質を変えてしまう可能性のある重要な問題として設けられたのです。

確かに短いパー4で1オンしたり、パー5の2打目をショートアイアンやウェッジでグリーンを狙えるというのではゴルフの質が変わります。第1打の届くあたりにバンカーや池などを設けても軽々越えたら意味がないですから。。

この規制は本来は公式競技については禁止というもので、仲間同士のプレイや、会社のコンペなどでの使用を禁止するものではありませんが、当時はこんな風潮でした。(最近はだいぶ変わってきたようです。)

2015年に日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)のオフィシャルサイトに掲載された記事です。

弱者ゴルファーを疎外する高反発ルールへの大反論

当時のことを抜粋して紹介します。

高反発ドライバーは2008年からR&AやUSGAの方針で使用禁止になった。飛びすぎて、ゴルフの伝統や精神を損ねるというのがその理由だったが、これに日本のJGA(日本ゴルフ協会)もすぐさま追従し「違反クラブを使用してのゴルフはゴルフにあらず」と頑なな姿勢を押し付けた。プロやトップアマはそれでも何の支障もないが、ゴルフをレジャーとして楽しむエンジョイゴルファーや、歳を取って力の衰えたシニアゴルファーは飛ばす喜びを奪われた形になり、「面白くない」からとゴルフを止める人たちも続出した。

 

私自身、公式競技に出ないアマチュアゴルファーでしたが、画像のクラブを使っていると、上司から『高反発(違反)クラブを使っていると、得意先とラウンドする時に、相手を不愉快にさせたり、信用を失うから使わない方が良い。』と言われました。また仲間とのラウンドでもナイスショットしてオーバードライブすると、『高反発だからよく飛ぶね。』と嫌味を言われたりしましたから、早々に買い替えました。

決して安くないクラブが、実質使えないクラブになってしまったのです。

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何を言いたいかというと、ランニングシューズも同様だということです。

今は数値的規制はされていませんが、これから先も規制がないかと言えば分かりません。その2で書いたようなメーカー間の競争が続き、科学的にも速く走ることができるランニングシューズが生まれてきたら、いずれは規制されると考えた方が自然でしょう。

もし、速く走れる高反発シューズを履き、フルマラソンを3時間30分で走れていたランナーが、高反発シューズを履けなくなったことで3時間45分くらいでしか走れなくなったら少なからず走ることが詰まらなくなってしまうでしょう。

また、シューズにより、その特性を生かす走り方は違います。接地時の反発のタイミングも違います。もし、その高反発シューズの特性を最大限生かせるようなランニングフォームがあるとして、そのような走り方に変わっていたとしたら、さらに大変な気がします。

さらに・・・





ランニングシューズの高反発化について思うこと   その2

 

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今回の2時間00分25秒にしても、今回のプロジェクトで、シューズだけを変更し、アスリートは従来から履き慣れたNIKEのシューズで走ったとしたらどんな結果になったでしょう?

もしかしたらサブ2出来たかもしれませんし、それは分かりませんから、ここでは、トップアスリートにも、市民ランナーにも非常に効果のある構造だとして話を進めます。

その前提で危惧すべきことがあります。

それは各メーカーの高反発化競争です。

今回発売するNIKE製品が注目を浴びて売れれば、他のメーカーも黙っているはずはなく、もっと高反発で速く走れるシューズを市場に出していくでしょう。

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そこで、ルールはどうなっているか?を見てみます。

シューズの反発力に関しての規則は、日本陸上競技連盟競技規則/第二部 競技会一般規則 第143条 にこのように定められています。これは国際陸連規則に準拠した内容です。抜粋します。

競技用靴

2. 競技者は、裸足でも、また片足あるいは両足に靴を履いて競技をしてもよい。競技の時靴を履く目的は、足の保護安定とグランドをしっかり踏みつけるためである。しかしながら、そのような靴は、使用者に不正な利益を与えるようないかなる技術的結合も含めて、競技者に不正な付加的助力を与えるものであってはならない。足の甲の上の部分を絞める構造の靴は使ってもよい。

〔国際〕 全てのタイプの競技用靴は、IAAF によって承認されたものでなければならない。

靴底と踵

5. 靴底または踵には、うね、ぎざぎざ、突起物などがあってもよいが、これらは、靴底本体と同一もしくは類似の材料で作られている場合に限る。
走高跳と走幅跳における靴底の厚さは 13 mm以内、走高跳の踵 は 19 mm以内でなければならない。その他の種目における靴底と踵はどのような厚さでもさしつかえない。

〔注意〕 靴底と踵の厚さは、靴の内部にある靴底の最上部と靴の外部にある靴底の最下部で計測され、これには前述の構造、または取り外し可能な中敷も含まれる。

競技用靴への仕掛け

6. 競技者は、靴の内側、外側を問わず、靴底の規定の厚さを増すような効果があったり、前項で述べたタイプの靴からは得られない利益を与えたりするような仕掛けをしてはならない。

 

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結局は、『競技者に不正な付加的助力を与えるものであってはならない』とは何か?  に行きつくと思います。

普通に考えれば、素足で走る以上に反発するシューズは付加的助力だと言えるでしょう。ただそこに不正なと書かれている理由は、『足の保護安定とグランドをしっかり踏みつけるため』に設計された結果、一定の反発は仕方がないということでしょう。

逆に足の保護安定やグラウンドをしっかり踏みつけるために必要な機能を超えた反発力をうむ構造は認めない。と読み取れます。

『全てのタイプの競技用靴は、IAAF によって承認されたものでなければならない。』とありますが、これだけ発売しているランニングシューズに対して一点一点申請の受付をして、検査をして承認をしているとは思えませんが実際はどうなのかは私は知りません。

また、この規則からすると、アウトかセーフかは最終的にIAAFが判断するのでしょう。

今でも、反発プレートを使ったシューズはたくさんありますが、あまりにも反発力競争が進めば、反発係数を規制するような動きは出てくると思います。

この記事を書きながら感じるのは、2008年のゴルフクラブ 高反発ドライバー規制です。





ランニングシューズの高反発化について思うこと   その1

2017年5月6日にF1イタリアグランプリの会場として使われてきたモンツァ・サーキットで、2時間の壁を破るためのプロジェクト「Breaking2」が行われエリウド・キプチョゲが2時間00分25秒と、2時間切りにあと一歩と迫り、2014年にベルリンマラソンでデニス・キメットが出した世界記録 2時間2分57秒を超えた。ただし国際陸連ルールに適合していないから非公認世界最高記録だとするニュースが飛び交いました。

 

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このプロジェクトについて、フラットな目線で書かれていると感じるのはWIREDのこちらの記事です。

 

先に書いておきますが、この「Breaking2」プロジェクトは人間の可能性を知るための素晴らしい試みであり、否定的な考えは1%もありません。その上でこの記録を非公認とは付けたとしても世界最高記録と報道されるのには違和感を感じました。

そもそも世界最高記録より約3分速いタイムに焦点を当てたプロジェクトであり、世界最高記録を狙ったものではなく、人間はどこまで速く走れるのだろうか?という問いに対しての答えをだすための試みです。

そのために、

・最高のランナー

・最高の気象コンディション

・最高のペース配分

・最高の補給

・最高のアイテム

を揃えて人間の限界に挑んだのです。その中でランナーが受ける風の抵抗を抑え込むために常時6人のペースメーカーが自転車競技のようなフォーメーションを組んで走り、通常のレースではスペシャルドリンクを取るために、コース脇に寄るので距離のロスは出るし、ペースも落ちるが、今回はそのロスをなくすために、サポートが走りながら渡すシステムをとったのです。

このようにタイムロスに繋がる事象をまさしく1秒づつ削りとっていく地道な作業を詰めていったのです。

仮に世界最高記録を狙うプロジェクトであればこの辺りについてもルールに沿って進めなければなりませんが、そのようなプロジェクトを組まなくても2時間02分57秒の世界最高記録が破られる日はそう遠くないと思います。

もし2時間02分57秒を日本人選手が破ったなら驚愕の出来事ですが、エリウド・キプチョゲらが出したなら驚愕の出来事とは誰も思わないでしょう。

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そのプロジェクト後に予約がスタートした一般ランナー向けのランニングシューズが凄い人気を集めていますが、サブ2を狙うトップランナーと同じくらいサブ3、サブ4など狙う市民ランナーの気持ちは熱いということです。

予約完売らしいですが、シューズ詳細はこちらです。

こちらにはこのような内容のPRがされています。

・ナイキズーム ヴェイパーフライ4%はメンズ28cmで189gですから、私が履く25.5cmなら170-180g程度でしょうからかなり軽量です。

・ZoomXミッドソールが、クッション二ングの効いた抜群に軽い履き心地を提供し、NIKE史上最高のエネルギーリターン率を実現

・フルレングスのカーボンファイバープレートが、足を前に押し出す感覚を提供。

ようは、『非常に軽いけど、抜群のクッション性があり、エネルギーリターンが高く、そのリターンを前方に進む推進力を備えている。』ということです。

多くのランナーがこのシューズを予約した理由は分かります。私自身、今書いていて履きたくなります。

予約をしたランナーは、私が感じたように最先端の技術を試してみたいという気持ちと、今より速く走れそうだと感じたことでしょう。

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しかし、実際どれほど速く走れるシューズかは分かりません。

今回の2時間00分25秒にしても、今回のプロジェクトで、シューズだけを変更し、アスリートは従来から履き慣れたNIKEのシューズで走ったとしたらどんな結果になったでしょう?

もしかしたらサブ2出来たかもしれませんし、それは分かりませんから、ここでは、トップアスリートにも、市民ランナーにも非常に効果のある構造だとして話を進めます。

その前提で危惧すべきことがあります。

それは・・・