カテゴリー別アーカイブ: トレイルランニング

信越五岳トレイルランニングレース110KM②〜暑さで水切れ、そして睡魔〜

信越五岳トレイルランニングレース110km①〜無事完走〜

信越五岳トレイルランニングレース110KM①〜無事完走〜 から続く

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今回はスタートからフィニッシュまで時系列に書くのではなく、思うがままに書いていきます。

スタートからフィニッシュまで、1箇所でしか水やスポーツドリンクをもらえないハセツネと違って信越五岳トレイルランニングレース(以下 信越五岳)は110kmでも公式エイド9箇所に、私設エイド1箇所の合わせて10箇所で少なくとも水は入手できます。

単純計算だと10kmに1箇所ですが、スタート〜菅川と、バンフ〜熊坂のエイド間は17kmあります。

私はバックパックの胸に差し込む500ccのハードボトル2個と予備のソフトフラスク(中身なし)を持ってスタートしました。予備のソフトフラスクはボトル破損や想定外の暑さの時への備えです。ハードボトルなら破損することは滅多にありませんが、ソフトフラスクやハイドレーションは水漏れリスクがあるので予備は持った方が良いです。

スタート時は、モルテンドリンク320を500ccと、塩分多めのスポーツドリンク500ccを身につけて走りました。

天気予報から暑くレースになることは分かっていて、さらにスタート時間が走りやすい時間帯である5時30分予定が30分遅れたことなどにより、いつもより水分消費は激しくなると考えていました。

しかしスタートから17kmの菅川ウォーターエイドで補充が必要なかったのでスルーしました。斑尾山を登って下ったスタートから22kmのバンフでも、モルテンドリンクは半分以上残っていたので、17km先の熊坂エイドまでは、ここまでと同じ量があれば大丈夫と、モルテンドリンクはそのままに、もう一方のボトルに500cc入れて素早くスタートしました。

ゲレンデ登りや斑尾山登りがある22kmを750ccで足りたのだから、後半は下りの林道区間のある17kmだから750ccで足りると判断したのです。

しかし、袴岳に登る区間から日差しが強くなりグングン気温が上がり、木陰になってる場所はまだしも、そうでない場所は暑い。

水を被りたいところが、足りなくなるので被れない。喉の乾きを潤す欲求のまま水分補給すると胃腸障害を起こすので少しづつ飲むも減っていくのが分かると焦りが出てくる。

下山してからは砂利道の林道なので、通常であればガンガン走れる場所ですが、今回はそのような走りは出来ず、走ったり歩いたりしながら先に進んだ。また暑さから睡魔に襲われ始めたのもこの区間だった。

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このレースの100マイルや、ONTAKE100などのように夜間・深夜スタートのレースでは、スタートしてすぐ眠くなることはあるが、明るい時間にスタートする信越五岳110kmで過去この時間に眠くなったことはなかった。

長時間に及ぶウルトラマラソンやウルトラトレイルではレース前の睡眠は非常に重要な要素です。

今回は、宿泊が妙高エリアになったことは仕方がないと思ってましたが、そこに予期せぬ出来事が重なり、7時間睡眠を確保したいところを4時間少しになってしまいました。

自分自身の不注意でもなく、まさか?の出来事ですが、変えられないことを考えても仕方がないので、受け入れるしかありません。また過去にこれより短い睡眠時間だったことはあるので気にしないことにしました。

そもそも完走も厳しい状況だったので、トラブルを楽しんじゃえって気分でした。

こちらはスタート前の画像ですが、こうして見ると既に眠そうでした。

したがって睡魔が来た時も、なぜ睡魔が?と慌てることもなく、眠くなって当然と焦らず対処を考え実行しました。

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アスリチューンのカフェイン入りや、ガラナエキス由来のCNC(Catalyst Natural Caffeine)は持ってますが、水切れに近い状態で摂取したくないので、熊坂エイドで水を被ることにして、ここは耐えることにしました。

水もラスト2kmくらいで飲みきりましたが、なんとか間に合いました。

熊坂エイドに着くと、水を被ってから水分補給をしてから、酵素サプリメントのCAE(Catalyst Athlete Enzyme)を飲んでからフルーツやトマトを食べて、それからカフェインのCNC(Catalyst Natural Caffeine)を飲みました。

今回は、喉が渇いた状態でエイドについて一気に水分補給をしましたが、以前同じような状況で胃腸障害を起こして気持ち悪くなった経験があったので、消化吸収をよくするために酵素サプリメントを飲みました。

また、カフェインは胃腸を荒らして、気持ち悪くなることもあるので、私は何かを食べてから飲むようにしてます。

この酵素サプリメントCAE(Catalyst Athlete Enzyme)は、それからも定期的に消化吸収がよくなるように摂取しました。胃腸の強さには個人差があり、全く胃腸障害など起こさない人はいますが、私は気温の高いレースではかなりの確率で不調になります。そこで日常生活に加えて、今回レース中にもCAEを使いました。終盤の瑪瑙山周辺で急に気温が下がったことから少し気持ち悪くなりましたが、この寒暖差の激しい21時間以上のレースで終盤まで食欲があったことは収穫でした。

ちなみに笹ヶ峰エイドでは、カレーライスをしっかり食べることができました。

また、今回のように歩く時間が増えると睡魔との戦いになりますが、黒姫まではカフェイン量を調整できるCNCで行きましたが、そこからはアスリチューン・ポケットエナジーのカフェイン入りを飲むことにしました。

ある程度のスピードで走るレースでは、飲みやすいように事前にゼリーを潰しておきますが、今回はゼリー感を楽しみました。睡魔に襲われそうになったら、カフェイン入りのポケットエナジーにして、そうでないときはオレンジ味のポケットエナジーと使い分けました。

飲みやすさにこだわったアスリチューンオススメです。

トレランレースでの補給量に関しても今回気づきがありましたが、それは別に書きます。

信越五岳トレイルランニングレース110km③ に続く(近日公開予定)



信越五岳トレイルランニングレース110km①〜無事完走〜

2019年9月15日6時00分スタート(選手輸送トラブルにより30分遅延)制限時間22時間の信越五岳トレイルランニングレースを走ってきました。2012年に初めて参加して、2017年の100マイル(台風接近により104km)を含めて5回目の参加になりましたが、いろいろ経験することができました。

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今年は7月中旬のみちのく津軽ジャーニーラン177kmまでは過密スケジュールでウルトラマラソンを走りましたが、それ以降はリカバリー期間として大会も入れず調整してきました。

この大会に向けて、トレラン対応の練習はしてませんが、長時間動くための練習はできていたので、そこそこ走れると思っていましたが、大会直前に不用意な走りから足首を捻り軽い捻挫をしてしまいました。

状況としては、下り基調のトレイルの段差を走り下りる時の接地面が左右に傾斜していたのだと思います。段差で分かりませんでした。さほどスピードは出てないのでその時は痛かったけど、そのあと軽く走れる程度の状態でした。

大会中ならテーピングをしているので、多分問題なかったと思いますが、トレイルを軽く走るメデイア向け試し履き会だったので、緊張感が足りなかったのが原因です。

翌日、予定していたケッズトレーナーでの治療時に、状態を相談すると、少し熱を持っているのでアイシングをして、大会に出るなら無理せず走ってほしいとのこと。私が無理しないのを知っているのでさほど心配はしていませんでしたが、トレーナーの口調や雰囲気で芳しくない状態は分かりました。その後、ウルプロ練習会でトラックを軽く走り、本当に走れるのか確認しました。

(アイシングは、スポーツ用アイスケアセットを使っています。アイシング以外にも色々活用できます。Amazonのリンク貼っていますので詳細はそちらをご覧ください。)

今年の秋冬はウルトラマラソンのエントリーはしないで、フルマラソンで自己ベストを出すために、このレース後は練習していく予定にしていたので、出場するかどうか迷いましたが、宿泊含めて全て済んでいるのでマイルールを決めて走ることにしました。

それは、痛みが出たらリタイアできるポイントまで自力移動できる程度の余裕を残して止めるというシンプルなルールです。

今回走ったランナーの多くはそれぞれ大なり小なりトラブルを抱えていると思います。また万全な状態でも長距離、長時間のレースになればさまざまなトラブルに襲われるので、当然といえば当然の決め事ですが、要は通常時と比較してリタイアするハードルをグッと下げたというコトです。

スタートしたら健康な状態で諦めずにゴールすることを大事にしている私にとってはかなり厳しいハードルのレースになりました。

整地を走るロードのウルトラマラソンでも、歩道の継ぎ目や段差で転倒や脚を捻ることはありますが、今回の110kmはほぼそのリスクをずっと抱えて走り(歩き)続けねばならないのです。

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少し話を戻しますが、私の足首はしっかりしているので捻挫しにくいと自覚したのに、なぜ今回捻ったかを分析しました。

ロードだと接地の直前まで力を緩めて、接地の瞬間に力を入れています。足音が小さいと言われていますが、それは直前まで力が入っていないからだと思います。ただ不整地の場合、自分が想定した位置より早く足が着いてしまうこともあれば、思ったタイミングより遅れて接地することもあります。早く地面についてしまうということは力を入れる直前になり支える筋肉が稼働する前ですから、落下エネルギーを支えきれません。

トレイルをメインに走っているランナーは予想より早めに接地しても足首を捻らないように、力を加えるタイミングを無意識に早めているのか?なんて思いました。

このようなことは頻繁に山に入ってトレイルを走っていれば、身体が反応できるように変化していきますが、2017年の信越五岳を走ってから2年間で練習含めてトレイルに入ったのは今年の阿蘇ラウンドトレイル122km以外にイベントで1、2回あったかどうかというほど山の経験不足が招いたアクシデントでした。

ただし、大会前に捻ってなければ、大会中にもっと大きなトラブルになりリタイアしたかもしれないので良い勉強になったと思ってます。

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話を戻して、今回も完走するという強い気持ちはありましたが、合わせて止め時を見逃さない冷静さをもって、路面状況や身体の状態にいつも以上のセンサーを働かせて走ることにしました。

長時間のレースであれば、何も考えないで無意識に近い状態で走ることありますが、センサーを効かせ続けると非常に疲れます。速いウルトラランナーがトレイルになると非常に疲れると感じるのはこれが大きな理由だと思います。

そんな長時間集中力は保てないので、集中力が保てなくなった時は歩くもしくは止まることにしました。

捻挫する少し前にザックリとこんなレースプランを立てました。自分としては過去何度か走ってきた経験の中で、例年並みの気象状況ならいけるタイムで、内心はもう少し上を考えていました。

週末は信越五岳トレイルランニングレース

ただ、今回の暑さだと、万全な状態でスタートしても、このタイムはよほど頑張って走らないと難しかったと思います。

(こちらにもう1枚追加しました。)

テーピングをいつもの2枚から3枚にして足首を固定してスタートしました。迷いや不安があるからかスタートしてゲレンデを登り始めてすぐに身体の動きが悪く息は乱れてきました。コースには目に見えるアンジュレーション以外にも、草や落ち葉に隠されたアンジュレーションもあり、数kmの間に何度か捻りそうになり、こんなので110km走れるのかと不安になってきました。

不整地は気をつけても凹凸に足を取られバランスを崩すのは仕方がないので、ほぼ舗装路に近いくらい整地された緩い登り・下りを走った以外は基本歩くことにしました。

歩き続けてでもゴールする諦めない気持ちは持っていますが、今回は諸事情により予定していた睡眠時間を確保出来なかったこともあり、序盤から睡魔に襲われるタイミングがあり苦戦しました。

ただ、いろいろ乗り越え、万全な状態でも負う程度のダメージの範囲内でゴールしました。

110km走って(歩いて)尻をつく転倒はなく、手をついたのも2回くらいです。そこだけは神経質になるくらい気をつけました。

制限時間は22時間のコースを21時間20分27秒かけましたが、関門時間や制限時間はほとんど気にしませんでした。

レース後のダメージは、筋肉や関節などに関しては、主に尻と太もも周り、そしてバックパックを背負ったことによる背中の張りが中心で、捻挫した箇所は大丈夫でした。ただ強めにテーピングを貼ってもらった箇所の皮膚は痛みましたが、これは仕方がないことです。しかし長時間集中して動き続けたことから全身の疲労は大きいです。

今日はハイアルチリカバリーでウオーキング中心の低酸素トレーニングを予定していましたが昨日のうちにキャンセルしました。今日はやはり予定していたケッズトレーナーで身体の状態確認とケアをしてもらいました。これから少なくとも1週間はリカバリーに徹して、マラソンに向けたトレーニングを開始していきます。

今回の気づきはこれから少しづつ書いていきますが、エイドステーションやコース誘導のボランティアの方々に励ましてもらい大きな力になりました。ありがとうございます。またマーキングだけではなく危険箇所を知らせる案内も非常に多く準備に相当な手間暇をかけたことは伝わってきました。

妙高エリアからスタート地点に向かうバスがどのような事情かは分からないが時間になっても来ないというちょっと驚くような出来事はありましたが、ミスはミスとしてなぜこのようなことが発生したのかを検証して次回に活かせば良いと思います。

信越五岳トレイルランニングレース110km② に続く

信越五岳トレイルランニングレース110KM②〜暑さで水切れ、そして睡魔〜



サロモンSPEEDCROSS 5 メディア体験会

今日は発売したばかりのサロモンのトレイルランニングシューズSPEEDCROSSの第5世代SPEEDCROSS 5を体験できるメディア体験会に参加してきました。

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週末信越五岳トレイルランニングレースですが、考えたら最後トレイルを走ったのは、阿蘇ラウンドトレイルで、その前はたぶん2年前の信越五岳トレイルランニングレース100マイル。昨年長めのウルトラマラソンやジャーニーランに出るためにトレランレースには出なかったこともあり、ほとんど山に入らなくなりました。

大会前にちょっとトレランの感触を思い出したかったので、ちょうど良いタイミングでした。

ただ、昨日は昼間から練習会2回と二人のメンバーとのパーソナルレッスンがあり、自宅に着いたのは深夜だったので、睡眠不足のまま御嶽に向かいましたが行ってよかったです。

自宅から車だと1時間少しですが、電車だと乗り継ぎが多く、2時間30分かかり御嶽駅に着くと私を呼ぶ声が聞こえ、顔を上げると打越さんと吉田香織さんがいました。

集合場所に集まると、DogsorCaravanの岩佐さんや、南井さんと久々にお会いできて、いろいろお話しさせていただきました。

防水タイプもあります。

綺麗な山を歩いたり走ったり。

写真撮影をする打越さんを後ろから撮影しました。

滑りそうな石の上を走っていく吉田香織さん。

気持ち良いトレランでした。

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マイナスイオンがたっぷり降り注いでいました。

スピードクロス3は持っていてロードでは硬いシューズという印象がありましたが、スピードクロス5はロードでも硬くはなく違和感ありません。

フィット感は素晴らしく、また下りでスピードを出しても爪先がシューズに当たることはありませんでした。

今回はアールエル ワイルドペーパーを履きましたが良いマッチングでした。

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走り終えて、シューズを返すと時に撮影しました。

これだけ、ゴツゴツした深いラグだと通常は硬い接地感になりますが、気持ち良い履きごごちでした。

サロモン特有のシューレースは心地よいフィッティングを作り出してくれます。今回は結構強く締めたのに包み込むようなアッパーだからか痛みなどありません。吉田香織さんも同じことことを言っていました。

動物の蹄のような力強さを感じました。

ソールの耐久性も高そうに感じました。

もう少し前に試していたら、信越五岳で使っていたと思います。今日は泥濘んだ場所は走ってませんが、そのような場所で一番威力を発揮するシューズですが、今回のようなコースでもストレスなかったからです。

こちらはニュースリリースの一部です。

今回履いた黒もいいけど、やはり赤がいい!

重量は私の履いた25cmはたぶん300g前後だと思いますが重いとは感じません。

また、ドロップは10mmと私が好きなナイキヴェイパーフライ4%やズームフライSP、アディゼロジャパンブースト3と同じです。

価格は税抜き15,000円です。

試し履きイベントなどあれば、ぜひ試して欲しいシューズです。



週末は信越五岳トレイルランニングレース

この週末に信越五岳トレイルランニングレースを走りますが、この日はいろいろ選択肢がありました。

一つは昨年走った、うつくしま、ふくしま。ジャーニーランです。昨年は250kmコースの前半122kmを走る部門に出て、前半暑さから体調不良になりましたが、後半復活して4位に入ったレースです。

うつくしま、ふくしま。ジャーニーラン122km完走①〜レース結果〜

今年は後半129kmを走る部門が出来たので、その部門や、全コースを走る251kmにも魅力を感じていました。
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もう一つの選択肢は、全日本マスターズ陸上です。春先から気になりマスターズ登録して参加したいと思ってましたが、そのままになっています。

その中で信越五岳にエントリーしたのは、やはり好きな大会だからです。また5月に開催された阿蘇ラウンドトレイル122kmがあまりにも不甲斐ない大会になってしまったこともあり、その直後にエントリー開始となったこの大会に反射的に申込みしたのも事実です。

上記3大会のどれに出るかかなり迷っていました。

阿蘇ラウンドトレイル①〜素晴らしい景観だった〜

また、その時は考えていませんでしたが、9/15はMGCが開催されます。このレースは見に行きたかったです。

トレイル、ウルトラ、トラック、観戦と贅沢な選択肢がある中で、信越五岳トレイルランニングレースを選んだのだから楽しんできます。

予報だとこの週末も暑くなりそうですが、それを含めて楽しんできます。

過去何回か走ったことがあるレースなので、コースのイメージは浮かびます。

数年前ですが、2012年、2013年に走った時の区間タイムをベースに対策などまとめた記事を書いていました。

信越五岳トレイルランニングレース〜完走対策その1〜

 

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当時とチェックポイントが変わっているので、参考にならない部分もありますが、久々に読み返すと、当時の記憶が蘇ってきました。

また2017年は100マイル(104km短縮)を完走しましたが、この時は序盤から気持ち悪くなりましたが、その時の原因はわかっているので、その辺り準備していきます。

信越五岳は素晴らしいコースなので、楽しく最後まで走れたらタイムなど関係ないのですが、最後まで気持ちよく走るためには、やはりペース設定や補給など準備が必要になります。

ちなみに2013年大会は17時間19分42秒で115位でした。当時はもうちょい走れると感じていました。

当時も山に入る頻度は少なかったですが、今よりは確実に多かったです。ここ2年間は軽登山も含めてほとんど山を走っていないので山力が上がってるわけはありませんが、当時より少し速い16時間台を一つの目安にして走ります。

下記表は実際は縦横にもっと長く、細かくタイムを考えて積み上げた数値です。結果的に16時間台になりました。また積み上げた結果、AD3まではほぼ2013年大会の区間タイムと同じようなタイムになりました。

昨年のリザルトをみて少し驚きました。

私の感覚は17時間だと100位前後でしたが、昨年のリザルトを見ると50位くらいなのです。

こちら比較してみてください。

2018年リザルト

2013年リザルト

2018年はコンディションが悪かったのか?と考えましたが、理由は2017年から100マイルが出来たことで、2016年まで110kmに出ていた強いランナーがかなり100マイルにシフトしたのでしょう。特に2018年は前年が短縮になったことから2年越しの100マイル挑戦のランナーが多かったのかもしれません。

私がタイムスケジュールを作ったのは、補給食や水分がどれくらい必要になるかを把握するためであり、順位などの目標はなく、ケガなくゴールすることが一番の目標です。

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さて、2017年に走った時とエイドステーションが同じであることを想定して、今年はスポーツ麦茶や、スポーツドリンク、コーヒーやスープの粉末を持っていきます。というのも、その時はスポーツドリンクがほとんどなかった記憶があるのです。もしかすると速いランナーが通過した時点で売り切れたのかもしれません。前半は水とメダリストコンクしかありませんでした。メダリストドリンクは好きな味ですが、この時は胃が受け付けませんでした。途中からコーラがあったので、これを飲んでしのぎましたが、脱水気味で塩分を欲していたのでしょう。

今年の阿蘇も前半はやはりスポーツドリンクが売り切れましたが、暑い時には塩分補給がエネルギー補給以上に大事ですから、自分で必要な量を持っていくようにした方がよいと思います。

また初めて走る方も少なくないと思いますが、レース中のハチ被害が結構ある大会です。いつだったかスタートしてゲレンデを登って下って菅川に向かう林道で、周りからアチっ、イタッという声や悲鳴が聞こえたので、一瞬何か分からなかったけど、前後のランナーがハチに刺されたようで、私は慌ててその場を走り抜けました。その先に大勢がポイズンリムーバーで応急手当をしるランナーがいました。また走っていて羽音が追いかけてくることも何度か経験してます。

蜂の巣を駆除したりしているようですが、大勢の足音に驚いた蜂が攻撃してくることはあります。特にコースを外れて走ることは自然保護の観点でもダメですが、自分の身を守るためにもコースを守ってください。

そしてポイズンリムーバーはバックパックの奥にしまうことなく、取り出しやすい箇所に入れて、塗り薬も持参しましょう。



第三回 阿蘇ラウンドトレイル ART Aso Round Trail 完走記

阿蘇ラウンドトレイルについて書いた記事をまとめておきます。

大会ページはこちらです。

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阿蘇ラウンドトレイル 走ってきます。

阿蘇ラウンドトレイル①〜素晴らしい景観だった〜

阿蘇ラウンドトレイル②〜公開データと実際のデータ〜

阿蘇ラウンドトレイル③〜100km残して脚が終わっても出来ることはある〜

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阿蘇ラウンドトレイル④〜暑さとの戦いには負けなかった〜

阿蘇ラウンドトレイル⑤〜先々のキツさを想像しないで一歩一歩進んだ〜

阿蘇ラウンドトレイル⑥〜睡魔との戦いにも競り勝った〜

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阿蘇ラウンドトレイル⑦〜2日連続の強い日差し〜

阿蘇ラウンドトレイル⑧〜マーキングテープとコースロスト〜

阿蘇ラウンドトレイル⑨〜フィニッシュ〜

 



阿蘇ラウンドトレイル⑨〜フィニッシュ〜

阿蘇ラウンドトレイル⑧〜マーキングテープとコースロスト〜

阿蘇ラウンドトレイル⑧〜マーキングテープとコースロスト〜 から続く

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AS7出ノ口で少し休んでから最後のピークを目指して一歩踏み出した。いまはこの辺り。

大会ページ掲載のAS7(出ノ口)は標高700m辺りを記しているが、実際は600mほどで、また登り返しの距離は2kmほどだったので、矢印の辺りだった。

 

大会の高低図だとAS7からピークまでは400mくらいだが、実際は500m少し登ることになる。

AS7前後はこんな感じの舗装路で日差しを遮る木々がないので非常に暑かった。

また先が見えるだけに結構キツい。ここからフィニッシュにかけて見通しの良い箇所が多く、肉眼で見えるギリギリのところに、ランナーが見えると、あそこまで行くのか。。と精神的にキツくなった。

舗装路からトレイルに入ると前話で書いたマーキングテープの分かりにくいところがあるが、森林の中であれば日差しを遮ってくれるが、大半はこのような場所で遮るものはない。

この画像では分からないが、遠くの道に豆粒ほどのランナーが登っているのが見えていた。

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そしてピークと思われる最後の急登は、足首の可動域が狭い私が踵をつけて登るとふくらはぎへの負担が大きいので、50mほど踵を付かずに一気に走って登ったが、歩くより楽だった。

登り切るとスタッフがいて、ピークだと教えてくれたので、ここから一気に下るのか?と聞くとまだ下りは先とのこと。

ここから下りに入るまでは長く、何度も登り返しがあり、かなり時間を要した。

高低図を見ても、SUUNTO9のデータを見ても尖ったピークになっているのが不思議だ。

下りに入ると800mほど一気に下るので、脚が完全に終わっていたらかなりキツイが、今回はAS6でのセルフマッサージによりある程度戻っていたのでなんとかなると思っていた。

ようやく本格的な下りに入ると、最初は多少スリッピーな路面になったがズルズル滑り落ちるほどではない。それよりこの辺りもマーキングテープが見つけられず、路面のランナーが滑った跡を頼りに進む。

制限時間に余裕があると言っても、激しくロストしたら間に合わなくなる。

後方からランナーの足音が聞こえるとホッとした。

終盤はこのような景色を見ながら遥か遠くに見える麓を目指す。

AS7の関門まで関門閉鎖時間ギリギリと思って、下り傾斜で痛みを無視して走ったことから、ここからフィニッシュまでの下りは前腿が痛かった。

1分1秒を削らねばならない展開でもないので、景色を見ながら、そしてここまでの道のりを思い出しながら、ダメージが大きくならないように早歩きで下った。この下りにも高低図に現れない登り返しがあったが、もう気にならない。

草原の中に道はあるが、時折、岩場などあるので、ここまできたらとにかく安全・確実にゴールすることだけを考えた。

最後の200mほどは走ってゴール。

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特に大きな感動はなかったが、 スタートから20kmくらいで思うように走れなくなりながらも、よくここまで辿り着いた。という大きな安堵感はあった。

そして厳しい状態に陥った中でどうすればゴールできるかを常に考え、刻々と変わる状況に応じて前に進み続けたことは経験にもなった。

しかし、序盤のいくつかのトラブルはそもそもの準備不足が原因。十分に試してないアイテムを使うなどロードではやらない。そこは反省だが、逆にこのようなことをすると、どのような結果になるかがよく分かった。

また、通常はエイドでの滞在時間は極めて短く、手早く水を補給したら、先に進むが、今回はゆっくりさせていただいた。エイドスタッフの親切さにも何度も救われた。

走っている時、そしてゴール後は、もう阿蘇はいいかな。って思ったが、今は、しっかり準備をして自分自身納得できる走りをしたい。と気持ちは変わってきている。

これが今回走ってきたルートだが、フィニッシュ地点からスタート地点に戻ればほぼ100マイルになるように見える。実際は地権者からの同意などさまざまな課題があるだろうが、グルリ1周を期待してます。



阿蘇ラウンドトレイル⑧〜マーキングテープとコースロスト〜

阿蘇ラウンドトレイル⑦〜2日連続の強い日差し〜

阿蘇ラウンドトレイル⑦〜2日連続の強い日差し〜 から続く

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前話で最終エイドに到着したことまで書き、今回で最後まで書こうと思ったが、大事なことを忘れていた。それは先頭集団を走る選手だけではなく、多くの選手が経験したコースロストについてだ。

私は2回ロストしたが、両方合わせても20分ほどのロスで正しいコースに戻れた。

まず、初日のまだ明るい時間帯にロストしたのはこの赤で囲んだところ。

ルートは上から下に向かう。

マーキングテープを見落として道なりに進んだと思うが、だんだんコースが獣道のようになりおかしいと思い始めたら、後ろからついてきた選手がロストだと声をあげた。私もその方も進む方向は間違っていないが、入る箇所を間違えて平行に進んだのだと思い、あたりを少しウロついたが、間違えたコースを戻ることで復帰出来た。

やはり、迷った時は、来た道を戻るのが鉄則かつ最短ルートだ。

また、SUUNTO9にルートをインポートしていたので、間違えたと思ったらすぐに確認すべきだった。

二箇所目は、WS2を出た直後

エイドステーションを出て舗装路が二股に分かれる箇所で、右に下る方に何組かのランナーが向かっているのでマーキングを確認しないで下っていくと、マーキングが全くないことで気づき、みんなで登り返した。

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どちらも時間的なロスが小さいだけではなく、危険な箇所に迷い込むことがなかったから良かったけど、夜間にトレイル区間でロストしたら滑落リスクなどが高まるため非常に危険だ。

この2回目のロストで慎重になり、前のランナーをあてにするのではなく、自分自身でマーキングテープを探しながら先に進んだ。

しかし、マーキングテープを探しても発見できない箇所が頻繁にあり、その時はSUUNTO9で方向を確認するだけではなく、路面状況をチェックしながら進んだ。

コーステープは約150mおきに設置し、分かりづらい箇所や分岐には複数設置してると大会案内に書かれているが、終盤に行くほど分かりにくくなった。

大会前に熊本県のランナーからマーキングが少なく間違えやすいから気をつけてとアドバイスをいただいていたが、特に最終エイドを出て林道からトレイルに入る箇所は分かりにくかった。

この箇所ではハーフの部のランナーが大勢ロストしたようだ。

私がインポートした地図データは昨年大会のデータであり、終盤のコースが変わっており参考に出来ないので、マーキングを見つけられない時は、路面をチェックして足跡を頼りに進んだ。

私が通過する前にはたくさんのランナーが通過しているので、路面状況である程度分かったが、先に通過したミドルのトップ集団は足跡もなく、夜間だとちょっと分からないと感じた。

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今回、このマーキング以外に、木に赤だかピンクのテープが巻きつけたのがあったが、この道であっているのだろうか?と思い始めた時にこのマーキングテープを見つけるとホッとした。

私は今までUTMF、信越五岳(短縮100マイル含む)、ONTAKE、上州武尊、ハセツネなど走ったが、今回の阿蘇が一番分かりにくかった。

しかし、それは地図をしっかり見て進みなさい。という主催者からのメッセージなのかもしれない。

こちらは以前書いた記事だがSUUNTO9のナビゲーションは大きな武器になった。

うつくしま、ふくしま。ジャーニーラン122KM完走④〜 SUUNTO9のルート機能の精度とバッテリー稼働時間〜

 

阿蘇ラウンドトレイル⑨ に続く

阿蘇ラウンドトレイル⑨〜フィニッシュ〜



阿蘇ラウンドトレイル⑦〜2日連続の強い日差し〜

阿蘇ラウンドトレイル⑥〜睡魔との戦いにも競り勝った〜

阿蘇ラウンドトレイル⑥〜睡魔との戦いにも競り勝った〜 から続く

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小刻みなジャブのようなアップダウンの後に、長く神経を擦り減らす急坂を下りきって辿り着いたAS6 アスペクタはここで、フィニッシュまでに、いわゆるラスボスが二つ待ち構えている。

この区間は16.1kmで、1,098m登って、918m下る。

アスペクタをスタートしてしばらく経つと24時間が経過した。長い上り坂を一歩一歩進んでいると再び日差しが強くなってきた。

ドロップバッグ地点で半袖Tシャツを脱いで、ファイントラックのアンダーシャツと、長袖Tシャツを着たので、日差しが出ると暑い。

再び日中を走ることになると思わず、長袖を着たのはミスだが仕方がない。まずアンダーシャツは熱がこもるので早々に脱いで、長袖の袖を捲ったりもしたが、捲った箇所が暑いのでそのままにした。日差しを遮ってくれると思えばいい。

水を被ってウェアを濡らせば身体を冷やせるが、ピークまでにどれだけ飲み水が必要になるか分からないので、安易に被り水には使えない。

景色はどこに行っても素晴らしい。見渡しの良い場所に出ると少し立ち止まって画像を撮った。

実はアスペクタをスタートしてから暑さ以外に、身体に変化が生じていた。

それはネガティブなことではなくポジティブなこと。歓迎すべきこと。

レース序盤からエイドごとに強く張ってしまった前腿を中心にセルフマッサージをしていたが、アスペクタでは行ったマッサージがツボにハマったのか奇跡的に脚の状態が良くなってきたのだ。

ただ一時的なモノかもしれないので、無理してスピードを上げることなく余裕度が高まったくらいに思うことにした。

この区間は標高500mから一気に1,100mまで600m登るが、予想より余裕をもって登りきれた。この辺りでは同じような位置のランナーと話をしながら登ったので気持ちが紛れたのかもしれない。

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SUUNTO9が示す標高を見ながら登り、ピークに辿り着いた時には、これであとは下って、登って、下ればお終いだと思った。

次のエイドまでの関門時間も頭に入っていたが、あと下るだけだから全く問題がないと思い、もう完走した気分になりかけていた。

しかし、この時大きな勘違いをしていた。それも2つも・・・。

一つ目はピークに達したらあとは尾根を走ったら一気に下るのみ。と思っていたが、この尾根の小刻みなアップダウンが非常に厳しく中々標高を下げることができなかったこと。

もう一つは、AS7出の口は下りきった場所にあると思い込んでいたが、高低図をよく見ると下りきってから300mほど登った箇所にある。一気下りで脚に大きな負担をかけてからの300mの登りはどのくらい時間がかかるのか考えるとさほど余裕はない。

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そして、下り傾斜に入ると脚に負担がかかるのでゆっくり下りていたが、下りぱなしと思っていたら中々キツイ登り返しが現れた。

この高低図を見ると2つの険しい登り返しがあるのは分かるが、実際持っていた紙はこの画像より小さいのでほとんど分からないような登り返しだった。

何とかクリアすると、先にまたキツそうな登りが見えてきたので、まさかこれも登るのか?と先を見るとランナーが登っているのが見えた。これを見た瞬間にこれはのんびりなんてしていられない。下りきってからの登りも厳しいコースかもしれない。ここまできて関門アウトにはなりたくないとスイッチが入り、そこから痛みを気にせず一気にペースアップした。激痛が走ると思いきやアドレナリンが出ているのか、さほど痛みを感じない。

歩いていると中々標高は落ちないが、走ると一気に標高は落ちる。おそらく底と思われる450m付近について時計を見ると関門までかなり余裕があった。誘導スタッフに残り距離を聞くと、1.8kmとのこと。高低図を見ると下りきってから3kmほどあったので、間違いではないかと思い聞き返すと1.8kmで間違いないようだ。

非常に日差しが強くなってきたが、残り距離が見えてきたので、残った水を頭からかけて冷やしながらAS7を目指し到着した。標高を確認すると600mほどだったので、エイドステーションの位置が変更になったのかもしれない。

ようやく最終エイドまで来た。

フィニッシュまで残り8.4km

阿蘇ラウンドトレイル⑧ に続く

阿蘇ラウンドトレイル⑧〜マーキングテープとコースロスト〜



阿蘇ラウンドトレイル⑥〜睡魔との戦いにも競り勝った〜

阿蘇ラウンドトレイル⑤〜先々のキツさを想像しないで一歩一歩進んだ〜

阿蘇ラウンドトレイル⑤〜先々のキツさを想像しないで一歩一歩進んだ〜 から続く

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トレランレースの夜間パートで危惧することはいろいろあるが、ほぼ確実に訪れるのが「睡魔」だ。

「痛み」や「苦しみ」はある程度の我慢はできても激しい「睡魔」はヤル気なども全て奪いとってしまう。

朝7時スタートのため3時に起きた。スタート地点の近くやバス乗り場の近くならもう少し寝ていられるが、そこまで2kmほどの温泉街に宿泊したため仕方がない。

仮に1時間余計に眠ることが出来たとしても大半のランナーは睡魔に襲われる。

今回は睡魔への対策として、アスリチューン・ポケットエナジーカフェイン入り(試作品)を用意する以外に、CNC(Catalyst Natural Caffeine)をゼッケン裏に貼り付けた。また前日購入したカフェイン入りフリスクもバックに忍ばせた。

前話で書いたが、暗闇は睡魔を誘うので、明るいライトを準備してAS4をスタートした。

次のWS2の高森峠に到着したのはスタートから16時間後の23時すぎ(起床後20時間)。ここまではまだ平気だったが、この辺りから徐々に眠くなった。

内臓の調子も酷くないというギリギリの状態なので、カフェインの刺激が強すぎると一気に気持ち悪くなる。過去に何度も経験しているから危ないのは分かる。

急な上り坂を歩いて登っていると、呼吸が乱れ、心拍数がかなり上がっていると感じるほどキツイが、SUUNTO9を見ると120と決してキツくなるような数値ではなかった。ガス欠の症状を疑いエネルギー補給を兼ねてアスリチューンのカフェイン入りを飲むと、しばらくして呼吸の乱れは落ち着いた。

急登の途中やピークに大の字で眠る選手が増えてきた。大の字に寝たい気持ちは分かるが、体調が悪く倒れているのか分からず大丈夫だろうかと不安になった。せめて体育座りで休んで欲しいと、他のランナーに意識をまわす余裕はあった。

アスリチューンのカフェイン入りには、コーヒー由来のカフェイン50mg含まれているから私にはしっかり効いた。もっとカフェイン量が多いエナジージェルもあるがちょっと怖い。

後半パート用に、このアスリチューンを6、7個用意していたから飲み続ければ睡魔を追い払うことは出来るが、今回は内臓の調子が万全ではないので、カフェイン過多で内臓の調子を崩さないように可能な限り使用を抑えることにした。かなり眠くなった時以外はカフェインなしのアスリチューンを飲んだ。

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また、CNC(Catalyst Natural Caffeine)を使ってカフェイン量の調整をした。これは1粒13.9mg前後のカフェインが入っているから、眠くなった時にはカフェインなしのアスリチューンと一緒に2粒飲んだ。カフェイン量を半分程度に抑えたわけだ。

またカフェインだけを飲むことは極力避け、エネルギー補給した後に飲むようにした。

それでも何度も睡魔は襲ってきた。走れていればここまで眠くならないが、今回は歩き続けているのだから仕方がない。

自分のほっぺを叩いたり、近くを通るランナーと話したりして睡魔を誤魔化していた。

AS6のアスペクタに向かう急なガレた下りは緊張感から睡魔は吹き飛んだが、その反動から舗装路に出た時には何回も意識が飛んでいた。

こんなフラフラした状態では危険をともなうので、カフェインをとろうと思ったが、AS6で少し寝ることにした。

アスペクタはこの矢印の辺りで、ここからまだ2つのピークが待ち構えている。

アスペクタのエイドステーションで補給してから、身体を冷やさないようにレインジャケットを着てバックパックを枕にして短時間寝た。

スマホのアラームを5分後にセットして目を瞑るとすぐに夢の世界に入り、いろいろ夢をみて目が覚めてスマホを見るとアラームがなる直前だった。そこでもう3分後にアラームをセットし直して眠ると、またアラームがなる直前に目が覚めた。合わせて8分だがかなりスッキリした。トイレに行き顔を洗い、エイドの固形物とスープを飲んでから、CNC(Catalyst Natural Caffeine)を飲んでからAS7出ノ口を目指す。

神宮外苑24時間走でもこのように数分寝ることはあるが、それまで意識が飛ぶような睡魔がかなりおさまるので試してほしい。

その際、注意して欲しいのは、身体の活動低下により汗冷えするので暖かくすることと、アラームをしっかりかけること。

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今回、胃腸障害を防ぐために、カフェインの使用量を抑えたため、レースを通して使ったのは、アスリチューン試作品2個と、CNCを6粒ほどだ。フリスクは1粒舐めたが胃腸をおかしくしそうでやめた。またエイドステーションで2回ほどコーラ300ccをソフトフラスクに入れてもらった。これらを合わせてもカフェインの摂取量としては多くはないが、アスリチューンやCNCの覚醒感に助けられた。

今回時間に余裕があれば、もう少し寝ても良いと思ったが、あまりゆっくりしてると関門通過が危なくなる。

アスペクタ到着はスタートから22時間41分の日曜日の朝5時41分。レース前のざっくりした甘い見込みの予定ではもうフィニッシュ地点直前にいるはずだった。。

ただ、WS2の高森峠を出る時にフィニッシュするまでに、AS5の清水峠、AS6のアスペクタ、AS7の出ノ口、そしてフィニッシュ地点まで厳しい区間が続くことから、ゴールできないのではないかという不安はあった。そこで諦めず、ガッカリせず、次のエイドを目指したことから、その半分のアスペクタまで辿り着くことができた。

脚も厳しい状態は続いているが、エイドごとに携行したマッサージオイルを使ってセルフマッサージをしたので歩くのであれば支障ないレベルを保っていた。

明るくなってきたことから、これ以降睡魔に襲われることはなかった。

さあ、あとは大きく登って、大きく下れば最終エイドだ。ようやく完走できるかもしれないと先が見えてきた。

阿蘇ラウンドトレイル⑦ に続く

阿蘇ラウンドトレイル⑦〜2日連続の強い日差し〜



阿蘇ラウンドトレイル⑤〜先々のキツさを想像しないで一歩一歩進んだ〜

阿蘇ラウンドトレイル④〜暑さとの戦いには負けなかった〜

阿蘇ラウンドトレイル④〜暑さとの戦いには負けなかった〜 から続く

夜間はかなりの冷え込みが予想されたが、結果的にそれほど気温は下がらなかった。

AS4 高森町町民体育館はミドルのスタート地点であり、またドロップバッグを受け取れるエイドステーションだ。

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距離は半分を超えているが、高低図を見るとよく分かるけどノコギリの刃のようなアップダウンが続いてから大きく下り、登り、下り、登り、下り、と厳しいコースが待ち構えている。しかも夜間トレイルになる。

また、ここからは蛭が結構いるらしい。。

暑さからは解放されるが、細々と延命させている脚でこれまで以上に厳しくなる地形を安全に進むことが出来るのか考えると不安しかない。

そこで、私は先々のことを考えたり、次のエイドステーションより先の高低図は見ずに、とにかく次のエイドステーションに辿り着くことだけを考えた。

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ドロップバッグを受け取り、シューズを履き替え、Tシャツを脱ぎ、ファイントラックのインナーと長袖Tシャツを着た。そして濡れた帽子を脱いでネックウォーマーを頭に巻いてヘッドライトを装着。また腰にもライトを巻いて、1000ルーメンのハンドライトはnakedランニングバンドに入れた。足下を明るく照らすことは夜間トレイルにおいての安全対策として非常に有効だ。また睡魔予防にも繋がる。

日中ほど水分は要らなくなるので軽量化のためにハイドレーションは外してソフトフラスク2個と予備1個で後半は走る。

夜間どれだけ冷えるか分からないので、メリノウールのシャツを持つか迷ったが、これはやめて軽いレインパンツをバックパックにしまった。またホッカイロを2個しのばせた。

アスリチューンも少し多めに入れたので、バックパックからライトなどを取り出したが、AS4に入る時と総重量はさほど変わらない。

セルフマッサージをしたり、蛭対策としてシューズやソックスに塩を塗ったり、スープを飲んだりしてるとあっという間に時間は経過する。

でも今回は焦らない。

完走するためにじっくり行く。

まずは次のエイドにどう辿り着くかだけ考えながら進む。

そして、次のエイドまでをさらに細分化し、次のピークまであと何メートル登るのかを考え、SUUNTO9の高度計の数値がピークに近づいていくのを楽しみながら登った。

しかし、ピークまであと100mという箇所から頑張って登り、残り40m、30m・・・と減っていき、もう一息と思うと、下りになり再びピークまで100m地点になるなどの偽ピークが後半は非常に多い。それは掲載した高低図の小さなギザギザにもあらわれないような箇所にもあるので来年参加する方は、そのようなコース設計だと思ってガッカリしないで欲しい。

また、階段も多かったが、中には徐々に傾斜がきつくなり、最後はハシゴのように両手を使わないと登れないような階段もあった。下を見ても暗くてよく分からなかったが、明るかったら足が竦むレベルだったと思う。

普段は出来るだけ止まらないようにしているが、どうにもキツくて止まりたくなったり、木の切り株に腰を下ろしたくなった時は、短時間休むことにした。キツくても我慢して動き続けるとその反動から全く動けなくなることもあるから時間を考えながらも過度にストレスを感じないように進んだ。

路面状況に関しては、今回は大会前にもさほど雨が降っていないが、それでも非常にスリッピーな箇所もあった。もしレース数日前にそれなりの雨が降っていたら難易度は一気に上がるだろう。

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峠を登りきると街の灯りが綺麗に見える箇所もあった。

また、前後にランナーがいない時に、ライトの光を両手でふさぐと真っ暗闇になる。視界が奪われると聴覚などが研ぎ澄まされてくる。無数の動物や虫の存在を感じる。

私がオーバーナイト区間のあるトレランではよくこのようなことをするが、一人で山に入るスキルや経験はなくとも大会だったら出来る非日常だ。

そのように過度にレースのことばかりを考えないようにした。なぜなら肉体的に厳しい時に、残り距離や時間など考えはじめると精神的にもキツくなるからだ。

今回、ゴールできないかもしれないと考えたことはあるが、自らやめようとも思わなかった。順調ではなく考えていたレース展開とはだいぶ変わってしまったが、そのようなレースだからこそ完走することに意味がある。

そして、ゴールしたいと続けることに意味がある。

阿蘇ラウンドトレイル⑥ に続く

 

阿蘇ラウンドトレイル⑥〜睡魔との戦いにも競り勝った〜