カテゴリー別アーカイブ: トレイルランニング

ハセツネ(日本山岳耐久レース)歴代ランキング(男子サブ8 女子サブ10) 2017年10月末現在

2017年大会はスタート時から気温が高く、また濃霧により多くのランナーが苦戦しました。

その中で、二連覇した高村 貴子選手は序盤から積極的な走りにより、女子2人目のサブ9、そして大会記録を破る可能性もあるというニュースが流れました。その素晴らしい走りによりハセツネの難コースを8時間台で走った女性ランナーがいたことを多くのランナーが知ることになりました。

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櫻井 教美選手は大会記録保持者であり、サブ10を5回達成しているハセツネのレジェンド的存在でありますが、 100KM8時間以内で走る女性ランナー 〜8時間以内の日本の女性ウルトラランナー一覧〜 に掲載している通り、100kmマラソン7時間00分28秒の歴代2位の記録保持者です。この歴代2位は日本歴代2位であるばかりではなく、世界歴代2位です。100kmではこの10年間7時間30分を切る女性ランナーがいないことを考えても櫻井選手はずば抜けた選手でした。

その大会記録に注目が集まったこともあり、女子でサブ10しているランナーは何人いるのだろうかと思い、少し調べてみました。男子はサブ8を基準にしました。

数値の前提になる記録は、日本山岳耐久レース・オフィシャルサイトから抽出しました。男子は8時間以内、女子は10時間以内で複数回走った競技者は一番良いタイムでランキングし達成回数を開催年度の横に付記しました。

2002年、2003年、2005年の女子2位以下にも10時間以内の選手がいる可能性がありますが、今回はオフィシャルサイトに掲載されている記録のみでランキングを作りました。

男子【掲載基準:8時間以内】

  1. 7時間   1分13秒 上田 瑠偉      第22回大会 2014年 (3)
  2. 7時間19分13秒 東 徹            第21回大会 2013年 (2)
  3. 7時間22分   2秒 奥山 聡           第22回大会 2014年 (3)
  4. 7時間22分   7秒 Dakota Jones 第20回大会 2012年
  5. 7時間27分51秒 川崎 雄哉      第24回大会 2016年
  6. 7時間28分34秒 奥宮 俊祐      第22回大会 2014年 (4)
  7. 7時間29分   5秒 大杉 哲也      第21回大会 2013年
  8. 7時間31分48秒 後藤 豊       第17回大会 2009年
  9. 7時間36分13秒 小川 壮太      第22回大会 2014年(3)
  10. 7時間39分16秒 山本 健一      第16回大会 2008年
  11. 7時間37分18秒 相馬 剛           第19回大会 2011年 (3)
  12. 7時間40分18秒 近藤 敬仁      第20回大会 2012年 (2)
  13. 7時間41分21秒 小原 将寿      第21回大会 2013年
  14. 7時間42分21秒 沁 在 徳          第17回大会 2009年 (3)
  15. 7時間43分48秒 秋元 祐介      第22回大会 2014年
  16. 7時間44分30秒 小林 慶太      第22回大会 2014年
  17. 7時間44分55.8秒 鏑木 毅       第16回大会 2008年 (2)
  18. 7時間44分55.8秒 横山 峰弘      第16回大会 2008年
  19. 7時間47分15秒 三浦 裕一      第23回大会 2015年
  20. 7時間47分56秒 望月 将悟      第17回大会 2009年
  21. 7時間48分46秒 菊嶋 啓           第24回大会 2016年 (3)
  22. 7時間49分   5秒 Max King      第22回大会 2014年
  23. 7時間50分40秒 山田 琢也      第21回大会 2013年 (2)
  24. 7時間51分27秒 吉原 稔           第25回大会 2017年
  25. 7時間51分57秒 須賀 暁           第22回大会 2014年
  26. 7時間54分19秒 尾崎 友和      第17回大会 2009年

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女子【掲載基準:10時間以内】

  1. 8時間54分07秒 櫻井 教美   第16回大会 2008年(5)
  2. 9時間17分30秒 高村 貴子   第25回大会 2017年(3)
  3. 9時間25分49秒 佐藤 光子   第20回大会 2012年(2)
  4. 9時間26分55秒 大石 由美子  第21回大会 2013年(2)
  5. 9時間28分36秒 北島 良子   第23回大会 2015年(4)
  6. 9時間31分18秒 Amy Sproston 第22回大会 2014年(2)
  7. 9時間34分11秒 福田 由香理  第23回大会 2015年(2)
  8. 9時間37分55秒 間瀬 ちがや  第16回大会 2008年(2)
  9. 9時間45分24秒 野村 泰子   第18回大会 2010年(2)
  10. 9時間50分44秒 大庭 知子   第22回大会 2014年
  11. 9時間50分46秒 Leah Daugherty第21回大会  2013年
  12. 9時間53分16秒 丹羽 薫    第23回大会 2015年
  13. 9時間56分57秒 西田 由香里  第20回大会 2012年
  14. 9時間57分11秒 星野 緑    第16回大会 2008年
  15. 9時間57分22秒 鈴木 博子   第16回大会 2008年
  16. 9時間58分55秒 松井 一葉   第23回大会 2015年
  17. 9時間59分56秒 浅原 かおり  第23回大会 2015年

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このランキングを作る前に下記の通り、100km、24時間走、富士登山競走について調べましたが、作成した理由はオリンピック種目とは桁違いにマスメディアなどへの取り上げが少ないウルトラマラソンやトレイルランニングもここ10年で大きく競技人口は増加しました。そのランナーに過去の礎を作ったレジェンドというべきランナーを知ってほしいと思ったのです。

ハセツネ版を作っていて、100kmなどと大きく違うと感じたことがあります。

以下の4つのランキングにはかなり以前のランナーがランキングされていますが、ハセツネに関しては10年以内の記録なのです。ハセツネで初めて8時間の壁を破ったのは2006年の沁 在 徳選手で、女子ので初めて10時間の壁を破ったのは2002年の櫻井 教美選手ですが、その2人はその後も記録を伸ばしています。

櫻井選手の記録を除けば男女とも近年の記録が上位を占めています。ここがウルトラマラソンや富士登山競走と大きく違う点です。

なぜこんなに違うのか?を考えると、軽くグリップの良いシューズや、効率的にエネルギー補給できるエナジージェルや軽量ザックなどアイテムの進化もありますが、それ以上にトレイルランニングの世界に才能豊かなランナーが相次いで入ってきたことが大きいのでしょう。

キロ4より速く100KM走るランナー 〜6時間40分以内の日本のウルトラランナー一覧〜

100KM8時間以内で走る女性ランナー 〜8時間以内の日本の女性ウルトラランナー一覧〜

24時間走 250KMオーバーの日本のウルトラランナー一覧

富士登山競走歴代ランキング(山頂の部) 2017年7月末現在

 



ハセツネCUP ウルプロメンバー 古橋さんが昨年のタイム半減で2桁順位に。〜濃霧は心の目を信じた〜 後編

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レース後の感想

試したことないことを本番でしてしまった

①やったことないのに、スマッシュウォーターの濃いのをボトル2本に入れてスタートしたところドロドロで気持ち悪いし血液循環の妨げになり、息が上がりやすく、乳酸がたまりやすかった。月夜見で半分真水に変えてから、登りをまともに走れるようになったが、長尾平先からスマッシュウォーターのみになったらまた走れなくなった。下りと平坦を回復にあてて、真水になってからは本来のスタイルで走ることが出来、第2CPから第3CPで大幅にポジションを上げられた(120位→85位)

 

→試したことがないことを本番でいきなりやってしまった典型的な失敗例ですが、原因把握が出来てるから給水地点で、真水をとることで対応できたのです。

②周りのアドバイスを聞かず、行動食はアスリチューンの赤青合わせて7個、黒白合わせて16個でスタートした。赤青は飲みきったが、白黒は7個しか使わなかった。試走もジェルのみでやるべきだった

 

→結果的に赤青7個(約300kcal)、白黒7個(735kcal)を合わせた1035kcal、にスマッシュウォーターなどその他100kcalを含めても1135kcal程度で動き続けたわけです。エネルギー効率がかなりよくなったのでしょう。また中盤まで濃いスマッシュウォーターを飲んだことで気持ち悪くなり、ジェルの補給にも悪影響は出たと思います。また10時間前後を目指していたので、白黒16個は40分に1個とる予定だったのでしょう。KOUMI100マイルに参加したウルプロメンバーも40分に1個とると話していたことからも、ロードレースの感覚(1時間に1個)より多くとるためには飲みやすさは凄く大事だと思います。
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序盤予定より攻めすぎてしまった

③10時間切りたいあまり、下りと平坦も高負荷で前半攻めてしまった。浅間までで、乳酸が溜まりきり、大切な浅間から三頭山の区間で登りが全然走れなかった。

 

→上記①の気持ち悪さとも関係してくるけど、暑い時間帯にペースを上げたことも気持ち悪さに拍車をかけたような思います。ただ、そこを抑えたら浅間から先はもっと走れたかというとそれは分かりません。

濃霧時は心の目で走り続けられた

④大岳山から長尾平まで視界20cmの霧に包まれた時はみんな後ろに回りたがっていましたが、私は先頭に立って走りました。霧対策として準備した黄色フィルターやハンドライトを使わず、ライトの範囲も絞らず、心の目で走り続けました。もちろん見えないけどほぼ暗記してるような区間だったのでその視界でも自信持って進めました。

 

→繰り返し試走に行くなどの努力と、アルプスや奥秩父の練習で濃霧に慣れていたことが大きいでしょう。

頑張りどころのラストに諦めてしまった

⑤日の出山よりだいぶ前で日の出からゴールのベストタイムを計算してしまい、サブ11が絶望的になり、さらに真水が切れてそこから金毘羅尾根前半までトボトボ歩いてしまった。結果は5分オーバーだったので、諦めるべきでは無かった。

 

→これはトレランに限らずよくあることです。そのネガティブな感情になった原因はガス欠かもしれません。金比羅尾根後半からは途中から気を取り直して走ったということですが、なぜ気を取り直すことが出来たかを考えると古橋さん自身のモチベーションが分かると思います。

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最後に

古橋さんは3月入会後、走力を高めていますが、今回のハセツネに関しては走力アップの効果とともに、アルプス登山など山にいる時間を増やしたことによる山での経験や、コース試走を繰り返したことによりコースを熟知したことが大きいです。

今年のチャレンジ富士五湖は自己ベストの11時間24分01秒でしたが、今100kmを走ればかなり速いタイムで走れるスピードと、効率良いフォームが身についています。ロード、トレイル両方とも頑張って欲しいメンバーです。

古橋さんは定期練習会などのスピード練習だけではなく、時間の取れる時は午後練に参加して効率よく走るためのフォーム作りを身につけていきました。午後練は身体を使うだけではなく、それ以上に頭を使います。そして理解したこと、感じたことを他人が理解できる程度の言葉にする努力をしてもらっています。どう伝えるか?を感がることで自分自身の考えや感覚がまとまり定着し再現性が高まります。

ウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。入会や体験参加などお問い合わせはFacebookページのメッセージにてご連絡ください。



ハセツネCUP ウルプロメンバー 古橋さんが昨年のタイム半減で2桁順位に。〜濃霧は心の目を信じた〜 前編

ウルプロメンバー古橋さん 信越五岳100マイルで大成長 もまだ書き終わっていないのに、ハセツネでも素晴らしい走りをしました。

成長は止まりません。

ハセツネCUPの大会ページによると、距離は71.5kmで、累積標高は4800m、制限時間24時間です。実際の距離や累積標高はもう少し短いみたいです。ただ難易度は距離、累積標高そして制限時間で比較することが多いですが、それ以外に足場の悪さや開催時期によっても変わります。また同じコースでも気象条件により大きく変わります。

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その観点で見るとハセツネCUPは厳しいレースです。さらに水やスポーツドリンクを1.5リットルもらえる以外は、スタート地点から自分で持つか、湧き水を飲むしかありません。気温が上がると水切れの恐怖との戦いになります。今年はさらに視界20cmの濃霧が参加者の行く手を遮ったそうです。

そのハセツネCUPで、昨年22時間02分20秒だった古橋さんが、今年は11時間05分02秒とほぼ半分のタイムでフィニッシュしました。

男子総合89位

まず昨年と今年の関門通過タイムを調べて比較してみました。

スタート〜第一関門

5:33:09→3:13:03

第一関門〜第二関門

6:14:22→3:24:52

第二関門〜第三関門

8:19:34→2:48:14

第三関門〜Finish

1:55:15→1:39:07

 

去年は序盤から睡魔に襲われ第1関門から寝はじめ、第2関門から第3関門はかなり寝たようです。古橋さんがレース後に覚えてるだけでも14回寝たそうですが、睡眠時間を差し引いても15時間はかかっているので去年より今年速かったことは間違いありません。

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またハセツネ区間タイム設定で紹介していますが、大半のランナーは、①スタート〜第一関門②第一関門〜第二関門③第二関門〜第三関門〜フィニッシュを3:3:4で走っています。

今年の11時間05分のタイムで計算すると、29.0% : 30.8% : 40.2%とほぼ3:3:4となっています。

走られた方、自分のタイムでも計算してみてください。大きくずれている箇所があるなら、そこに伸び代があると思います。
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古橋さんの振り返り

3年前、ランもしたことないのにひとりぼっちでトレラン初めて、東京でこんなに大きな大会があると知り、翌年なんとか出走権取って、いくら試走繰り返しても西原峠から先に進めなかった。そんな自分が5時間くらいで西原峠にいるのが不思議でした。描いていた作戦から程遠く、後悔も多いですが、それも含めて実力なので次に活かしたいです。例年はサブ10しても100位きれなので、猛暑と濃霧の悪コンディションに救われて順位だけは思ったより良かったです。

レース後の感想

試したことないことを本番でしてしまった



ウルプロメンバー青木奈和子さん 斑尾フォレストトレイル50kmで2位

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2017年10月1日に開催された、Madarao Forest Trails 50km 斑尾高原トレイルランニングレース2017は、信越五岳トレイルランニングレース110km(52kmに短縮)に続き、福島舞さんが優勝しましたが、福島舞さんに続いてフィニッシュゲートに駆け込んだのはウルトラプロジェクトメンバーの青木奈和子さんです。

青木さんは、9月初旬に開催された平塚12時間走で大会記録で優勝するなど成長著しいメンバーです。

 

ウルプロメンバー  平塚12時間走124.56KM(大会記録)で優勝  〜効率的なフォームに変わってきた〜

6月に入会した時から身体能力が高いことは一目で分かりましたが、非常にロスが大きいフォームで、このフォームのままでは大きく伸びないと思い、入会初日から本人に自分がどう走っていて、それを変えていく必要性と、どう走れば効率よく走れるのかを理解してもらいました。

努力家で負けず嫌いの青木さんは、苦手な練習も一生懸命したことからグングン伸びてきました。坂道ダッシュで張り合う古橋さんは信越五岳100マイルを14時間台で走るなど同じく成長中

ウルプロメンバー古橋さん 信越五岳100マイルで大成長

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青木さんは、この大会に昨年も出ていてコース短縮(47.2km)の距離を5時間54分45秒で走り6位に入っていたので、今年はさらに上を目指せると思っていました。

もともと下りは速いけど上りが苦手でしたが、奥武蔵練習会で頑張ったり、田子の浦から富士山に登ったり、そして入会時から嫌いな体幹部を中心とする筋トレを継続してやってきた(はず)ことからフォームが安定してきました。最初の頃はレッグレイズが2回くらいしかできなかったのですから・・・。

2016年大会の上位選手とタイムを大会ページで調べたところ以下の通りでした。(敬称略)

1 上野 朋子 5:29:07

2  中島 陽子 5:37:52

3  木村 真由美 5:40:40

4  澤田 由紀子 5:42:06

5  成田 志保 5:43:00

6 青木 奈和子 5:54:45

2017年大会の結果は以下のとおりです。(敬称略)

1 福島 舞  5:21:34

2 青木 奈和子 5:36:34(ウルトラプロジェクト)

3 中島 陽子  5:57:15

4 西内 宮佳江   5:58:43

5 三浦 佐知子 6:09:59

6 松村 博子 6:14:14

7 竹内 美香 6:26:30(ウルトラプロジェクト)

8 毛利 さつき 6:26:31

9 成田 志保 6:37:01

10 長坂 知子  6:39:40

昨年より距離が2.8km長いことで、昨年2位、5位の選手は20分以上タイムを落としている中で、青木さんは18分短縮して6位から2位にジャンプアップしました。

積極的なレース展開で、優勝した福島舞さんの前に出たこともあるのは素晴らしいです。

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青木さんのFacebookにはこのような投稿がありました。

50km 5時間36分!去年よりコースが延びても18分短縮できました!
スピード練を、おえおえしながら頑張った成果!!最高の天気と極上トレイルにヨダレ垂らす勢いで走って来ました!ボランティア・スタッフの方々の応援が暖かいとっても素敵なレース!!皆さん優しいし、盛り上げ上手で本当に楽しかったです!!!秋大満喫斑尾トレイルさいこーー!!

 

レース直後に青木さんに2位に入ったとメッセージが入ったので、帰り道にでも教えてと何点か質問したら、表彰式前の時間を使って答えてくれました。

気象コンディション

気温は去年より低かったです。そのため、暑すぎず寒すぎずで走りやすかったです!

レース展開

前半はスピード勝負で10km地点を50分に通過するくらいのペースで走りました。舞さんは30km地点で一度抜いたのですが、そのあと登りで離されて見えなくなりました。

補給について

アスリチューン・ポケットエナジーのオレンジ味5個と、マグオンのアップル味1個と、塩タブレット6個使いました。

ポケットエナジーオレンジ味は、平塚12時間走でも使っています。

身体の動きは去年と比べてどうだったか?

スピードを上げても耐えられる体になったと思います。上りも走れると思えることが去年よりも多かったため、動きやすかったです。

 

ウルトラプロジェクトは大会で優勝したり入賞するレベルのメンバーだけではなく、サブ4や、サブ3.5、サブ3、100km完走、砂漠レースやトレラン、トライアスロンなど、目標は様々です。速いか遅いかだけでランナーを判断する方ではなく、メンバーそれぞれが異なった練習環境の中で、それぞれの価値観や目標に向けて頑張っていることを尊重できる方お待ちしております。

入会した方の目標達成や課題解決など一緒に考えていきたいと思います。

ウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。入会や体験参加などお問い合わせはFacebookページのメッセージにてお願いします。



ウルプロメンバー古橋さん  信越五岳100マイルで大成長

今年ウルトラプロジェクトに入会した古橋さんが、9月に開催された信越五岳トレイルランニングレースの100マイルで本人も驚きの走りをしました。

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台風接近による影響で102kmに短縮されましたが、110kmから100マイル用に追加された部分はかなり厳しいと参加した多くのランナーが話す中で、想定を上回る14時間34分37秒で36番目にフィニッシュしました。男子総合は34位です。(出走者数  443人)

古橋さんは信越五岳は3回目ですが、過去2回の記録を見たら、強いトレイルランナーが集まった100マイルで上位10%以内に入ったことに驚くでしょう。

2014年    瑪瑙山でリタイヤ

2015年    20時間45分(22時間制限)380位

この2レースがたまたま不調だったと考える方もいますが、入会時の走力を考えるとさほど驚くほどではありません。ちなみにハーフマラソンは1時間52分で、フルマラソンは4時間24分でした。また申込書の目標タイム欄には以下のように書かれていました。

(いつか)フル3:20、ウルトラ10:30

その古橋さんは午後練を中心に参加して効率よく走るためのフォームを作り上げていき、定期練習会や織田練習会などに参加して力をつけてきたメンバーです。

今年3月の古河はなももマラソンでは自己ベストを47分更新する3時間37分44秒で走りましたが、この走力では、今回の102kmを14時間34分では走れません。3月からも急激に力がつけてきたのです。

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その古橋さんが、急成長した理由などを何話かに分けて紹介していきます。

まず、2015年は110km20時間台だったのが、今回はさらに難易度の高い102kmで14時間台で走るなど、自分自身何が一番変わったと思うか?質問しました。

急激に伸びた自己分析

急峻を楽に速く登れるようになったのと、ベースの走力が大幅向上していたので、無理せず良いペースで進み続けることができたのが大きかった。

夏の北・南アルプスなどで行程やコンディションが壮絶な山行を一人で繰り返していたので、環境が整ったオフィシャルな大会はペーサーの尽力も手伝って精神的にとても楽でした。

また、その山行や彩の国、分水嶺トレイルで胃腸や眠気トラブルを散々経験しましたが、その振り返りできちんと言葉に残して対策を検討していたので今回は大きな問題にはならなかった。

これら全てがあってこその結果ですが、やはり急峻を速いペースで走れるようになった走力アップが大きいと感じています。

まとめると

・登山練習による経験値と体力の向上

・スピード練習による走力向上

・トラブルなどの振り返り

振り返りはウルプロ午後練でもしてもらっていますが非常に大事なことです。

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■登山練習はどのような内容と強度であり、どのような目的をもって行ったか?

ある山岳縦走レースの選考条件クリアのため、高強度の山岳訓練を積み重ね、北南アルプスの2500m~3000mの高山地域を中心に、この夏だけで距離300km超、 累積標高30000m超を縦走しました。訓練の中で心肺能力がネックになっていることがわかり、下山後の練習でも低酸素トレーニングや、スピード練習でも必ず心肺を追い込める強度の設定を選択しました。

■ウルトラプロジェクトのスピード練習ではどのような意識で練習を取り組んでいますか?

常に限界近い強度で追い込んでいるため、筋力と心肺能力の向上につながっています。もう駄目だと思ってから、今が最後だと思ってあきらめず、リミットを超えられるように意識しています。

■午後練に参加して何が変わりましたか?

自分のフォームやランニングに対する考え方を振り返る良い機会になっています。最近特に大きな気付きは腕振りです。また腰の位置、肩甲骨、骨盤の動きや顎の上がり具合なども意識するようになりました。それらにより今まで出せなかったスピードで走れるようになりました。

 

第二話ではレースを振り返ってもらいました。



Suunto  Spartanシリーズのバッテリーが大幅改善〜140時間稼働も〜

Suunto  のFacebookページに気になる情報を発見しました。

新商品も気になりますがもっと気になることです。

(画像はSuuntoのページより)
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Spartanシリーズの全モデルを対象に、睡眠分析機能、ルートナビゲーションの改善、日の出/日の入り時刻表示、スキー向け機能を導入するためのソフトウェアアップデートが提供されます。

 

睡眠分析機能は今月発売したトレーナーについていますがまだ使っていないし、ルートナビゲーション自体もほとんど使っていない。スキーなんて20年以上やってない。

たいしたアップデートではないな。と文章を流し読みしていくと、サラっと大変なことが書いてありました。

バッテリーが改善され、長時間のバッテリー駆動が可能なSpartanウオッチはアウトドアアドベンチャーに最適なアウトドアウォッチです。主力モデルであるSuunto Spartan Ultraでは、最大35時間というバッテリー持続により正確なGPSトラッキング(GPS補正レート1秒、パワーセーブオプション)を提供。また、GPS補正レートを1分に調整してGPSトラッキングを使用する場合、省電力オプションでバッテリーは最大140時間の持続し、長時間のハイキングを楽しむことができます。

 

左がウルトラで、右がトレーナーです。

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従来ウルトラのバッテリー稼働時間はこんな感じでした。ただ設定を意識してもここまでは持ちません。

BEST(GPS補正レート1秒)

18時間

GOOD(GPS補正レート1秒パワーセーブ)

26時間

OK(GPS補正レートを1分)

65時間

 

ちなみにガーミン ForAthlete 935は

スントでいうBESTかGOODのGPS補正レート1秒だと最大21時間で、OK相当のUltraTrakモードは最大44時間ですから、1秒補正なら同じくらいで1分補正ならスパルタンウルトラが1.5倍長く使えるけど、ほぼ同程度でした。

それがスパルタンウルトラ比較でこう変わるのです。

BEST    18時間→変わらずか?

GOOD    26時間→35時間

OK    65時間→140時間

GOODモードは毎秒補正ですから、かなり精度が高いのでBESTにする必要性をさほど感じませんが、これで35時間も魅力ですが、OKモードなら140時間と驚愕の長時間稼働です。精度は落ちますが川の道や萩往還、津軽など走るランナー、そして山を縦走するような登山者にも最適です。

しかし、ハードを変えずにこんなに変わるのはおどろきですが、費用が発生しないで素晴らしい機器に変わるのはユーザーにとって歓迎すべきことでしょう。

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また、Spartan Ultraと同様に、Spartanファミリーの全ウオッチでバッテリー持続時間が延びています:

• Spartan Sport

GPS補正レート1秒、パワーセーブ  25時間

GPS補正レート1分    80時間
• Spartan Sport Wrist HR

GPS補正レート1秒、パワーセーブ 20時間

GPS補正レート1分 40時間
• Spartan Trainer Wrist HR

GPS補正レート1秒、パワーセーブ 16時間

GPS補正レート1分 30時間

 

Spartan Ultraは少し金額が高いので、躊躇する方が多いと思いますが、Trainerはその1/3の3万円台です。毎秒補正で16時間持つので100kmレースでも使えるのは魅力です。

以前、スントスパルタンシリーズのレース中のバッテリー切れを防ぐ簡単な方法  という記事を書きましたが、Spartan Ultraを使う限りはその対策も不要かもしれません。

また私は10年近くガーミンユーザーで、スントを使い始めてまだ半年足らずですが、ウルトラプロジェクトメンバーにどちらが良いのですかと聞かれると、操作性など慣れの問題もあるけど、フルマラソンの練習などでランニングダイナミクスなどを活用したいのであれば、ガーミン・フォーアスリート935が良い。トレイルなどアップダウンのある場所も走る方であればスント・スパルタン・ウルトラが良いとしつつも、デザインを含めて愛着のモテる方を選んだら良いと話していました。

しかし今回のアップデート通りのバッテリー稼働時間を保てるのであれば、ウルトラマラソンを走るランナーならスント・スパルタン・ウルトラを薦めます。設定により稼働時間は大きく変わりますが、私の過去の経験からメーカー公表数値の半分くらいしか持たずレース中にバッテリー切れを起こしたこと度々ですが、仮に半分だとしても、スパルタン・ウルトラのGOODモード(毎秒計測パワーセーブ)は17.5時間使えるのです。実際スパルタンシリーズを使っていて、バックライト常時オンにしていても半分くらいは使えているので、ボタンを押した時のみバックライトを明るくするなら7-8割は安心して使えるでしょう。そうすると24時間以上です。

アップデートは10月17日予定です。



アスリチューンサポートランナー 吉野大和選手  上州武尊sky view trail 30k 優勝


アスリチューンサポートランナーの吉野大和選手が上州武尊sky view trail 30kで優勝しました。

おめでとうございます。

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吉野選手のレース直後のFacebookへの投稿です。

なんとか優勝することができました。

エントリー前は話すら上がっていませんでしたがエントリーリストを見てみたら話を合わせたかの様に激坂メンバー(練習仲間)の名前が。。

激坂効果もあり普段練習している仲間が表彰台に上がる姿は自分のことの様に嬉しかったです。

そして自分自身もいい刺激をもらえました。

120kに出場されている方々、スイーパーの方々は今も走り続けているとのことで怪我なく無事に!

健闘を祈ります!

自分もいつかは長い方にも挑戦してみます。

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レース前に考えていたコースレイアウト

コース全体を通して、下り基調であり自分の苦手とするコースレイアウトだなと感じました。さらにほとんど走れるコースだと聞いていたのでさらに苦手意識が強くなるばかりでした。

レースプラン

レースプランとしては前回優勝者や30キロといえども強い選手がいたので付いて行くことも考えましたが、コースの中間点までに登りが3回に分けてあり、そこで後続との差を開いてそのままゴールといったプランも考えていました。

レース展開

実際のレース展開はスタート直後から一人旅になってしまったため、どのぐらいのペースなのか、後続との差はどのぐらいなのかを常に気にしながら走っていました。

途中何回かロストしましたが後続に追いつかれる事なく無事にゴールできました。

アスリチューンの摂取タイミング

スタート前はいつも通りエナゲインを飲みました。そして今回30キロ以上のレースは初だったのでエネルギー切れが不安でアスリチューンのポケットエナジーを3つ持ちましたが、20キロ地点で新発売されたポケットエナジーオレンジ味1つを飲んだだけで最後まで快調に走ることができました。グレープ味が甘くて苦手な方も柑橘系の爽やかな味わいはオススメです。

アスリチューンを1年以上使い続けてきてようやく自分の体に合った使い方ができるようになってきました。

優勝の感想

どんな大会でも優勝できたことは素直に嬉しいですがそれ以上に普段一緒に練習している仲間が表彰されている姿を見ることができたのがとても嬉しかったです。

今後の目標

今後の目標は来月の尾瀬岩鞍バーティカルキロメーターです。

来年度のユース世界選手権の選考レースなので代表の座を何としてでも手に入れます。

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吉野選手を優勝に導いたアスリチューンは、スカイランナー、トレイルランナーだけではなく、ウルトラマラソンランナーやスピードランナーにも愛用されています。

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また、川口駅近くのルナークスランニングカンパニーなど1個から購入できる店舗も増えています。

エナジージェルはまずいけどガス欠にならないように仕方なく飲んでいるという方、ぜひポケットエナジーオレンジ味を試してみてください。おやつレベルは言い過ぎではないと話している方もいます。

(画像提供)吉野大和さんから提供いただきました。



トレイルランニングで怖いもの〜リスクマネジメントの観点から考察〜

2016年9月8日に公開した記事を少しアップデートします。

私は年間を通して山に入る時間は短いこともあり、大きな事故に遭ってはいませんが、ひやりとしたり、起こり得る事故を想像すると怖くなることがあります。

まだ、トレラン経験がほとんどない時に走った第一回UTMFの前はいろいろ考えてしまいました。

第一回UTMFの参加資格は現在のようなポイント制度ではなく、100kmレースを1回完走か、50kmレースを2回完走でした。

当時の私はボロボロになって完走したハセツネがトレイルの最長距離で、それも1回だけだったので非常に興味がありながらも参加資格がないと思いつつ、参加資格をじっくり読んでみるとトレイルレースとは書いていないのです。もちろん主催者はトレイルレースを考えていたと思われますが、主催者に確認すると同様の質問が相次いでいたようで、『書いてある通りです。』と即答でした。チャレンジ富士五湖や野辺山ウルトラのようなロードの  100km完走でも良かったのです。

今思うとそのようにトレラン経験の浅いランナーがUTMF史上最凶に厳しかったと5回全ての走ったランナーが話す天子山塊を含む100マイルを走ることは無謀だったと思います。

レースを振り返ると今でもゾッとくることが多々ありますし、レース前に天子山塊を試走した友人の感想を聞くとヤバイなーと感じました。

距離的には100マイルを超える距離を走った経験がありましたが、その時は自分にできることを愚直に行うしかないと、リスクを極少化することを優先してレースを進めたことで怪我なく完走することができました。

今考えてもこの時の経験は大きいです。

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タイトルに戻ります。

私が怖いものを箇条書きにしてみます。

・熊、猪

・マムシなど毒蛇

・スズメバチ、ジバチなど

・ダニ、ヒル、ブヨ

・落雷、豪雨など悪天候

・道迷い、ケガ等による遭難

・滑落、転倒

・噴火、地震、土石流、土砂崩れ

その他にもあるでしょう。

山に限りませんが、リスクに対応するために一番大事なことは、リスクを知ることです。

知らなければ対応のしようもありません。

またリスクがあることを漠然と知っているだけでは回避出来ません。

リスクマネジメントの分野では初歩的な話ですが、上記のように箇条書きしたことは、リスクの洗い出しといいます。

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洗い出しをしたら、次にリスクを分類します。

大事なことは、

頻度(frequency)と

損害(damage)の見積もりです。

FD分析(解析)と言われます。

危険を完全に取り除くことは出来ません。

トレイルランニングを例にとると、どんなに経験豊富で並外れた体力があり、リスク管理がしっかりできたトレイルランナーだって完全に事故を防ぐことは出来ません。

ただ事故にあう確率を減らすことは出来ますし、事故にあった時の損害を小さくすることも可能です。

それがリスクマネジメントの大事なことです。

今回は簡単に書きますが、考えられるリスクをそれぞれFD分析して視覚で把握出来るようにするのが、リスクマッピングです。

前の仕事ではよく作りました。

縦軸、横軸をそれぞれ頻度と損害にして、それぞれのリスクをマッピングしていのです。

その上で対策を考えます。

対策は大きく分けると

軽減、回避、転嫁、受容  です。

例えば道迷いなどで遭難する可能性があるなら、そもそも山に入らないのが一番安全確実です。これは回避です。

でも山に入りたいなら、道迷いをしないように地図読みの練習をしなければなりません。またベテランと一緒に入るのもリスクを減らす一つの方法です。これは軽減です。ただ遭難の確率は残ります。

転嫁は事故が起こった時に、損失を可能な限り小さくすることです。保険などで対応することが多いです。遭難の例で考えるなら、遭難に備えて保険に入るとか、事前に遭難した時の対応を考えておくなどです。また入山届けが必要な山であれば提出は当然だし、家族にルートなど知らせておくことも遭難時に発見しやすくなります。Facebookなどに行程をアップするのも良いことですね。

受容はその通りの意味です。

例えば活火山は日本にはたくさんあります。警戒宣言が出ずに噴火に巻き込まれることもあります。噴火する可能性はあるけど、それは1時間後なのか50年後なのか分からない。ヘルメットなどは持ちリスクの軽減には気をつけるけど、近くで噴火したら逃げようがない。そのようなことは日常生活でも多分にあります。

このあたりのことを書き始めると本1冊くらいの量になってしまうので、深入りはやめます。

今回書きたかったのは、トレイルランニングをするときに、どんな危険があるかを把握して、それらにあわない準備をする。万が一あってしまったら、被害を最小限に留めるための対策を考えておきましょうということです。

大会の必携品にはこれらの考えがはいっています。

話を少し進めます。

私自身、小さなケガもしたくないけど、特に死亡など重大事故は絶対に避けたい。

でも、滅多にないことを恐れていては何も出来ません。

そんな観点からちょっとデータを比べてみてください。

日本における死亡者数です。

今年は既に4人が死亡していますが、毎年全国で1名くらいです。襲われた件数は100件前後です。

マムシ

年間3000人が被害にあい、10人が死亡しているといわれてます。

マムシの生態 ナマ情報

10年以上前のデータですが、日本での落雷による年平均被害者数は20人で、死亡者数は13.8人とのこと。

ハチ

年間20人前後の死亡者が出ているようです。

ハチ刺されと死亡事故

マダニ

最近危ない話を聞きますが、こんなにも感染例が増えているのですね。

ダニ感染症で死亡例 国内感染53人 21人が死亡

滑落やケガ、道迷いによる遭難はもちろん怖いけど、私が山に入る時に一番怖いのは、熊、スズメバチ、落雷です。

ただこうして数値を見ると、熊による死亡事故は思ったより少ないのですね。

雷も怖いけど、山だと避難する場所もないケースが多いから、防ぐには落雷の多い時期には近付かない。そして落雷の多い時間帯になる前に下山する行程を組むくらいしかありません。

マムシも怖いけど、トレイルランニング中に噛まれたって話も私は聞いたことありません。怖そうなのは藪漕ぎですが、そのようなレースは少ないでしょう。

マダ二も走っていれば大丈夫な気もしますが別に調べてみます。

こうしてみると、トレイルランニングで1番怖いのは、スズメバチや地蜂だと思います。

なぜなら、

・熊は基本的に人間を恐れて逃げるけど、スズメバチは襲ってくる。

・実際にたくさんのラン仲間が刺されるなど身近で被害が発生している。

・年間20人くらいの死亡事故が発生している。

これってFD分析で考えると、頻度も高くて、損害も大きいということです。

大会開催中に襲われたという話も結構聞きます。スズメバチだけではなく、地蜂被害も多いですね。

絶対に刺されないようにすることは出来なくても予防はできます。

例えば服装です。

先日集団で襲われ救急車で運ばれた仲間に聞いたら、黒いウェアを着ていた方はそこを刺され、黒いウェアを着てない方は、黒髪の頭部を刺されたとのこと。

ハチは黒い部分を目掛けて頭や眼を狙ってくると言われてます。

もし、一緒の仲間は黄色や白のウェアを着ているのに、自分だけ黒のウェアを着ていたなら、真っ先に襲われるのは自分です。

ウェアだけではなく、黒い髪の毛を隠すように白や黄色など明るい色の布で頭を覆った方が安全です。

と以前書いていましたが、蜂刺されにあった方にアンケートに答えていただいたらそうでもないようです。

ランナーの蜂刺されに関する調査アンケート結果

トレイルレースでは、事前にコースをチェックして、スズメバチの巣があれば撤去などするでしょうが、ジバチの巣は地面にあったりするので分からないケースが多々あります。試走を少人数で走る時には大丈夫でも、大会開催中にたくさんのランナーが走る振動や音に興奮して襲ってくることは度々あります。

もしかすると、前のランナーを抜こうとコース脇にあるジバチの巣を踏んでしまったランナーがいるのかもしれません。

検索すればいろいろ出てきますが、ハチが襲ってくる状態ならますは逃げるしかないでしょう。

そして、刺された箇所の周囲を強くつまみ毒を出すか、吸い出す必要がありますが吸い出した毒は飲み込まないようにしましょう。ポイズンリバーで吸い出すのが安全だと思います。

そして、水で洗ってから抗ヒスタミン軟膏やステロイド剤などを塗布すると良いようです。

また、手足を刺されたなら、胴体に近い方にテーピングを巻くと毒が回りにくいようです。

トレイルランニングをするなら、ポイズンリバーだけではなく、これらの薬も必携ですね。

また、頭に刺されると刺された場所が分かりにくいので、そもそも刺されないように覆った良いと思います。

さらに眼を狙われるなんて考えただけで怖いので、夜間でもクリアレンズなどのサングラスをかけた方が良いです。

熊多発地帯を通過するトレランレースは怖いですが、熊鈴つけて鉢合わせしないようにしてもあってしまうことはあるでしょう。

ハチに関しても、気をつけても刺されることはあるでしょう。

雷だって一緒です。

山に入る以上は絶対に安全なことはありませんが、リスクを減らすことは出来ます。

50%の確率で蜂に刺されるのと、10%の確率で刺されるのだったらどちらが良いですか?

また、刺されて毒が全身にたくさん回ってしまって苦しむのと、迅速に応急処置をして早くよくなるのどちらが良いですか?

リスクマネジメントとはそういうものです。

 

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前回はここで終わっていますが、追加したいのは、蜂や熊や落雷などは外的な危険要素ですが、自らの注意で防ぐことができる転倒などはダメージの大きさも頻度も本人の注意次第です。

トレイルを走るランナーは経験豊富な上級者でも足首を捻挫しないよう足にテーピングを貼って固定して捻挫リスクを小さくします。また転倒したら大怪我をする岩場などは決して無理しないと自分を抑えるだけでも重大事故のリスクは減少します。

また、初心者ランナーには、明るいうちに下山する予定だからライトは必要ないと持たない方もいるでしょうが、万が一途中で怪我をして、下山に時間がかかればすぐに暗くなります。暗くなれば滑落や道迷いなどのリスクは増大します。

またライトも持たない方が簡易テントやサバイバルブランケットなど持っていくはずがありませんが、暗闇で動けなくなり体温が急激に奪われたら重大事故に繋がります。ライトさえ持っていれば無事下山できたのに、命を落とすことになるかもしれません。

自分に都合の良いように考えずに、都合の悪いことが発生してもなんとかなるよう備えておくことがリスクマネジメントです。

トレイルランがメインでなくマラソンのトレーニングの一環として山に入る方もいますが、今回書いたようなリスクがあるだけではなく、山のルールやマナーを知らずに入ると登山者や他のトレイルランナーを危険な目に合わせたり、不快な思いをさせることに繋がります。

山を走りたいと思ったら、まずは経験豊富な方に連れて行ってもらってください。

初心者同士で山に入るなど里山であっても危険だと思ってください。



SALOMON S/LAB SENSE ULTRAの使用感と耐久性について


土曜日から日曜日にかけて開催された信越五岳トレイルランニングは、昨年までの110kmに新たに100mileが追加されました。

生憎の台風縦断により110kmは52km、100mileは102kmに距離短縮により開催されました。

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昨年はレース前日まで地元の方も驚くような激しい豪雨だったため、土壌の排水能力を大幅に超えかなりスリッピーなトレイルを走ることになりました。

その記憶からONTAKE100の頃から信越五岳はSALOMON  S/LAB  SENSE ULTRAを考えていましたが、同じS/LABシリーズのSENSE6 SGと迷い、さらに台風接近情報により以前買ったスピードクロス3まで会場に持って行き、路面を見て決めることにしました。

会場につきトレイルの状態をチェックすると昨年とは違いさほどスリッピーな状態になりそうもないので、予定通りSALOMON S/LAB SENSE ULTRAで走ることにしました。

レース自体はまだ脚が元気な序盤から胃腸障害を起こし、前を行くランナーを徐々に抜いていこうと考えていたバンフ〜赤池間で考えていたレース展開は崩壊したので、走れた区間は序盤と、アパリゾート妙高から10kmほど、あとは所々ですが、シューズに関しては過去履いたトレランシューズでは最高でした。

【フィット感】


まず足へのフィット感が素晴らしく靴擦れなど起こりませんでした。コース上には所々雨水か湧水をたっぷり含んだドロドロの箇所がありましたが、避けようがないのでそのまま通過しましたが、水が入りにくいアッパー素材なのと、アールエルの五本指メリノウールソックスを履いていたことから、足の皮膚が濡れて冷たいという感覚はレース中ありませんでした。

足指や足裏の皮膚を痛めるとレース中に辛いだけではなく、痛みをかばうことから身体のあちこちが痛くなり回復に時間がかかりますか、今日身体で痛いのは尻と太もも周りですから、普通に歩けます。

【グリップ】


大して走ってないのもありますが、バランスを崩し手をついたのは斑尾山下りの木の根に引っかかったのを含めて数回でウェアはあまり汚れませんでした。スリッピーな箇所もありましたが安心して下ることが出来ました。グリップはソールだけで決まるわけではなく、上で書いたフィット感が良いことも理由です。

トレイルの下りが得意ではないレベルの私でも安心して走れるシューズです。

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【保護性能】


ワラーチで指などを露出して走ってる方を見ると、私には怖くて出来ないなーと思いますが、今回も木の根や岩に足を引き上げる際につま先を何回かぶつけました。もちろん痛いのだけど、画像のようにトゥーガードがしっかりしてるから数分我慢すれば忘れる痛みですみました。そのような保護性能のしっかりしたトレランシューズは他メーカーにもサロモンにもありますが、このシューズの良いところは、保護性能が高いのに軽くてアッパーも硬くないのです。

【耐久性】


SALOMONシューズの中でもS/LABシリーズは性能は良いけど耐久性が弱いと言われていますが、このシューズに関してはそんなことはないと思います。

このシューズでガレガレの林道を100km走るONTAKE100に続き、今回102kmを走りましたが画像のとおりさほど痛んでる様子はありません。

レース終盤は雨が降ったりゲレンデの濡れた草の中を走ったので多少泥は落ちていましたが、こんな感じでした。


今朝洗ったら上記画像のようにかなり綺麗になりました。

アウトソールに関しては左足の外側が摩耗していますが、その他の部分はまだまだ残っています。


アッパーの痛みもほとんどなく、かなり耐久性が高いことが100kmを2回走って確認出来ました。

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【オススメするランナー】

本来S/LAB シリーズはエリートランナー向けのシューズですが、このSENSE ULTRAはソールの厚みもそこそこあり接地感はさほど硬くはなく、走力の高いランナーでなくても使えます。足入れしてフィット感が素晴らしいと感じた方は買って間違いないと思います。ネックは価格が23,760円と少し高い点と、人気モデルなので品薄な点です。

【サイズ感】

サイズ感はランニングシューズと同じで良いと思います。ロードモデルのS/LAB  SONIC  PROや、SONIC PRO2、そして男女別ラインナップのトレランシューズの場合だと、半サイズ下でないと大きいと感じましたが、このモデルはアディゼロシリーズと同じサイズである25.5cmを履いています。もちろん足の形は人それぞれですからショップで履いてから購入してください。

しかし、このシューズを履いてるランナーは男女問わずONTAKEにも信越五岳にもかなりいました。それだけ多くのランナーの支持を集めたバランスの良いシューズです。

ウルトラプロジェクトメンバーにも、私が知る限りで4人くらいから買ったという話を聞きました。

ショップで足入れするチャンスがあれば試してみてください。ただ欲しくなっても知りません。。



スントスパルタンシリーズのレース中のバッテリー切れを防ぐ簡単な方法

ウルトラマラソンやトレイルレースに出た方なら、レース中にGPSウォッチのバッテリーが切れた時の残念な気持ちは分かると思います。

ログが残らないのも残念ですが、レース終盤にペースやタイムなど分からなくなりリズムが狂ってしまった経験のある方も少なからずいるでしょう。

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私が今まで薦めていたのは、『バッテリーが切れそうになったらGPSを切って、時計機能だけを残しましょう。』でした。

時計機能があれば、タイムは分かるし、だいたいのペースだって分かります。

でも、バッテリーが切れた時に毎回思うのは、バッグライトをもう少し落とせば良かったとか、GPS感度を落とせば良かったとか、バッテリーを長持ちさせる方法です。

ただバッテリー稼働時間を考えると十分に持つはずの時はそんなことも考えません。

これは7月のONTAKE100を走った時のGPSデータです。


実はフィニッシュ3kmくらいでバッテリーが落ちました。


この時はスントスパルタンウルトラのバッテリーを過信して、バッグライト常時ONにしたりかなりバッテリー消費の激しい設定にしていて、直前で切れてしまったのです。

ガーミンやエプソンなどの機能は分からないのですが、スントスパルタンにはこんな悔しい気持ちを回避できる方法があることを最近知りました。

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左はウルトラで、右は最近発売したトレーナーです。

信越五岳トレイルランニングレース100mile(102kmに短縮)には、左のウルトラを使いましたが、以下のように最後まで記録を残してくれました。

コースに色がついていますが、これはペースです。オレンジ色は走っているスピードで、緑は歩いているスピードで、黄色はその中間です。

見ていただければ一目瞭然ですが、30kmあたりで胃腸障害を起こしてから走れなくなりましたが、ペーサーアシスタントポイントで、たまたまドロップバッグに入っていたきな粉豆乳を飲み、オルガニックドリンクを飲み、エイドにあった素麺を食べて少し復活したことで気持ちよくキロ5くらいで10kmくらい走りました。その後はフラスクに入れたスポーツドリンクや、スポーツドリンクの味が少し残った水が気持ち悪く飲めなくなり、このまま走ったらゴール出来ないと歩きに切り替えました。

この画面からそんなことが分かります。

今回はそれだけ歩いたわけですから、当初予定していたタイムより相当遅くなりました。バッテリーが切れてもおかしくない状況でした。

スントスパルタンシリーズはGPSモードを3つから選択出来ます。

BESTとGOODとOKです。

BESTとGOODは1秒間隔で計測し、違いは精度ですがGOODでもかなり正確です。OKは1分間隔の計測だからランニングにはちょっと使いにくいです。

今回は26時間稼働のGOODにしましたが、途中登りがキツイと高度を確認し、次のエイドが待ち遠しくなると距離を確認するなど、バッグライトを使い過ぎて残り25kmくらいのところで、バッテリー残が少ないとアラームが出ました。

以前はバッテリー残アラームなしで、いきなり切れていた記憶があるからアップデートしたのかもしれません。

その時、私はGPSを切って時計機能にしたのではなく、真ん中のボタンを長押ししました。


長押しするとオプション画面になります。


下にスクロールするとこのような表示になります。


先ほど気付きましたが、GLONASSを切ってませんでした。バッテリー稼働時間を伸ばすにはしてはいけない設定です。

このGPS精度に合わせてボタンを押すと選択画面になります。


今回は良い=GOODモードから、OKモードに切り替えました。

OKモードは60時間稼働の長時間モードです。バッテリー残量アラームが出た時の残量は20%です。

60時間の20%は12時間です。

実際そんなに保つかは分かりませんが半分でも6時間です。

当然ながらGPS計測は1秒間隔から1分間隔になるのだから、九十九折のゲレンデなどは実際の距離より短く出ますが、フィニッシュ時の距離はほぼ100kmですからたいした誤差ではありません。

もちろん走っていたらもっと誤差が出ていたと思いますが、歩きメインの今回の後半なら支障なしでした。

これは高低図ですが、高度はOKモードにしてもかなり正確で、大会ページの高低図を眺めながら、次の最高点まであと100mと思えばほぼ正確に到達しました。

ちなみに100mileになって追加されたコースで予想以上にキツかったのは20-30kmの赤池エイドに行くまでの小刻みなアップダウンです。高低図ではこの区間はフラットに近いと思っていたのと、胃腸障害をおこした当たりですから厳しかったです。

この高低図を見ると長かったレースを思い出します。

またこちらは温度の推移です。

中盤からグイグイ上がっていきましたが、かなり暑くなってきました。終盤一気に下がったのは雨が降ってきて一気に寒くなりました。

そんなこともこのグラフを見ると思い出します。

タイムやペースなどを見るだけではなく、こんな数値を眺めるのも楽しいです。

ただ途中で計測が終わっているとそんな気にもなりません。バッテリーは最後まで保つことがかなり大事です。

スントスパルタンシリーズお使いの方は試してみてください。

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あと、噂程度に聞いて欲しいのですが、いつになるか分かりませんがアップデートで、バッテリー消費が改善されるようです。今でもスパルタンのバッテリー稼働時間は長いですが、それが伸びるのは大歓迎です。もちろんGPS本体機器を変えるわけではなく、ソフトウェアを変えるだけなので、現在使用中のユーザーもアップデートすればバッテリー稼働時間が伸びるという夢のような話です。

本当なの?って私も噂を耳にした時に思いましたが、iphoneだってアップデートで新しい機能が追加されたりしていますから、機器の効率を改善するアップデートをしたらバッテリー消費がよくなるのは難しい話ではありませんね。

期待してます。

あと最近ルートマップを作る方法がようやく分かってきたので後日お知らせします。

かなり簡単です。