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自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返り〜正式結果〜

2017年神宮外苑24時間チャレンジの最終結果が日本ウルトラランナー協会のページに発表されました。

第12回 神宮外苑24時間チャレンジ最終結果

上記結果を元に200kmオーバーした選手を抜粋しました。

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最終結果

男子

  1. 高橋 伸幸  252.658 ㎞
  2. 高橋 浩一  243.051 ㎞
  3. 安孫子 亮  240.359 ㎞
  4. 大河原 斉揚 238.272 ㎞
  5. 篠原 直秀  235.706 ㎞
  6. 竹入 英樹  235.274 ㎞
  7. 向江 司   228.379 ㎞
  8. 神宮 浩之  226.565 ㎞
  9. 星川 晶   224.651 ㎞
  10. 木曽 哲男  220.926 ㎞
  11. 吉清 一博  219.066 ㎞
  12. 白倉 嵩大  218.049 ㎞
  13. 小田 克矢  216.858 ㎞
  14. 後藤 大樹  216.701 ㎞
  15. 宝徳 忍   216.661 ㎞
  16. 岩立 幸一  214.716 ㎞
  17. 新澤 英典  214.472 ㎞
  18. 林 達雄   214.469 ㎞
  19. 谷水 強   214.303 ㎞
  20. 林 伸樹   208.124 ㎞
  21. 松井 聡   206.590 ㎞
  22. 山村 浩太郎 206.228 ㎞
  23. 西川 昌志  206.107 ㎞
  24. 大島 康寿  205.615 ㎞
  25. 堀 竜麿   204.794 ㎞
  26. 藤原 一清  203.725 ㎞
  27. 陶山 和彦  203.165 ㎞
  28. 米澤 治文  201.941 ㎞
  29. 高橋 健吾  200.008 ㎞

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女子

  1. 兼松 藍子  225.792 ㎞
  2. 楠瀬 祐子  215.903 ㎞
  3. 青木 奈和子 207.610 ㎞
  4. 小川 久美子 205.161 ㎞
  5. 廣澤 志保  204.298 ㎞
  6. 田子 裕紀子 204.064 ㎞

今回は男女とも200km到達者が過去最高となりました。参加人数は2015年頃から上限値に達しており増えてはいませんし、昨年より気象条件は必ずしも良いわけではなく、また大会開催中に2000人規模のランニングイベントが開催されるなど決して走りやすい環境ではありませんでしたが、参加者レベルが上がってきました。初参加者がいきなり良い結果を出すケースも増えてきており、どのように走れば良いか?どのような準備をしていけばなど、ノウハウが共有されてきたのも影響していると思います。

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歴代ランキング

DUVウルトラマラソン統計に掲載されているデータから必要な数値を調べて、神宮外苑24時間チャレンジの歴代ランキングを作成してみました。そこに今年の結果を組み入れました。男子は250km以上、女子は210km以上で複数回上位にランクされている選手は最上位記録のみ掲載しました。

過去の大会結果概要

過去12回の大会結果を数値化しました。こちらに掲載している完走者数は参加者数ではなく、42.195km以上走った選手のみです。近年特に女子選手の人数が増えてきましたが、今年はレベルも上がり、今年の世界大会を走った日本代表選手が上位に誰もいない中で、6人の選手が200kmを超えました。


(拡大してみてください。)

また、優勝者の年齢区分を掲載しておりますが、幅広い年代の選手が優勝していることが分かります。今でも50才以上に強い選手は男女ともたくさんいますが、世界に目を向けると、私と同じ年の1966年生まれのRuel, Stephane選手(FRA)は、世界選手権5位で260.077 km走り、現時点世界ランキング5位です。私もまだまだ頑張らねばと思いました。

 



ハセツネ(日本山岳耐久レース)歴代ランキング(男子サブ8 女子サブ10) 2017年10月末現在

2017年大会はスタート時から気温が高く、また濃霧により多くのランナーが苦戦しました。

その中で、二連覇した高村 貴子選手は序盤から積極的な走りにより、女子2人目のサブ9、そして大会記録を破る可能性もあるというニュースが流れました。その素晴らしい走りによりハセツネの難コースを8時間台で走った女性ランナーがいたことを多くのランナーが知ることになりました。

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櫻井 教美選手は大会記録保持者であり、サブ10を5回達成しているハセツネのレジェンド的存在でありますが、 100KM8時間以内で走る女性ランナー 〜8時間以内の日本の女性ウルトラランナー一覧〜 に掲載している通り、100kmマラソン7時間00分28秒の歴代2位の記録保持者です。この歴代2位は日本歴代2位であるばかりではなく、世界歴代2位です。100kmではこの10年間7時間30分を切る女性ランナーがいないことを考えても櫻井選手はずば抜けた選手でした。

その大会記録に注目が集まったこともあり、女子でサブ10しているランナーは何人いるのだろうかと思い、少し調べてみました。男子はサブ8を基準にしました。

数値の前提になる記録は、日本山岳耐久レース・オフィシャルサイトから抽出しました。男子は8時間以内、女子は10時間以内で複数回走った競技者は一番良いタイムでランキングし達成回数を開催年度の横に付記しました。

2002年、2003年、2005年の女子2位以下にも10時間以内の選手がいる可能性がありますが、今回はオフィシャルサイトに掲載されている記録のみでランキングを作りました。

男子【掲載基準:8時間以内】

  1. 7時間   1分13秒 上田 瑠偉      第22回大会 2014年 (3)
  2. 7時間19分13秒 東 徹            第21回大会 2013年 (2)
  3. 7時間22分   2秒 奥山 聡           第22回大会 2014年 (3)
  4. 7時間22分   7秒 Dakota Jones 第20回大会 2012年
  5. 7時間27分51秒 川崎 雄哉      第24回大会 2016年
  6. 7時間28分34秒 奥宮 俊祐      第22回大会 2014年 (4)
  7. 7時間29分   5秒 大杉 哲也      第21回大会 2013年
  8. 7時間31分48秒 後藤 豊       第17回大会 2009年
  9. 7時間36分13秒 小川 壮太      第22回大会 2014年(3)
  10. 7時間39分16秒 山本 健一      第16回大会 2008年
  11. 7時間37分18秒 相馬 剛           第19回大会 2011年 (3)
  12. 7時間40分18秒 近藤 敬仁      第20回大会 2012年 (2)
  13. 7時間41分21秒 小原 将寿      第21回大会 2013年
  14. 7時間42分21秒 沁 在 徳          第17回大会 2009年 (3)
  15. 7時間43分48秒 秋元 祐介      第22回大会 2014年
  16. 7時間44分30秒 小林 慶太      第22回大会 2014年
  17. 7時間44分55.8秒 鏑木 毅       第16回大会 2008年 (2)
  18. 7時間44分55.8秒 横山 峰弘      第16回大会 2008年
  19. 7時間47分15秒 三浦 裕一      第23回大会 2015年
  20. 7時間47分56秒 望月 将悟      第17回大会 2009年
  21. 7時間48分46秒 菊嶋 啓           第24回大会 2016年 (3)
  22. 7時間49分   5秒 Max King      第22回大会 2014年
  23. 7時間50分40秒 山田 琢也      第21回大会 2013年 (2)
  24. 7時間51分27秒 吉原 稔           第25回大会 2017年
  25. 7時間51分57秒 須賀 暁           第22回大会 2014年
  26. 7時間54分19秒 尾崎 友和      第17回大会 2009年

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女子【掲載基準:10時間以内】

  1. 8時間54分07秒 櫻井 教美   第16回大会 2008年(5)
  2. 9時間17分30秒 高村 貴子   第25回大会 2017年(3)
  3. 9時間25分49秒 佐藤 光子   第20回大会 2012年(2)
  4. 9時間26分55秒 大石 由美子  第21回大会 2013年(2)
  5. 9時間28分36秒 北島 良子   第23回大会 2015年(4)
  6. 9時間31分18秒 Amy Sproston 第22回大会 2014年(2)
  7. 9時間34分11秒 福田 由香理  第23回大会 2015年(2)
  8. 9時間37分55秒 間瀬 ちがや  第16回大会 2008年(2)
  9. 9時間45分24秒 野村 泰子   第18回大会 2010年(2)
  10. 9時間50分44秒 大庭 知子   第22回大会 2014年
  11. 9時間50分46秒 Leah Daugherty第21回大会  2013年
  12. 9時間53分16秒 丹羽 薫    第23回大会 2015年
  13. 9時間56分57秒 西田 由香里  第20回大会 2012年
  14. 9時間57分11秒 星野 緑    第16回大会 2008年
  15. 9時間57分22秒 鈴木 博子   第16回大会 2008年
  16. 9時間58分55秒 松井 一葉   第23回大会 2015年
  17. 9時間59分56秒 浅原 かおり  第23回大会 2015年

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このランキングを作る前に下記の通り、100km、24時間走、富士登山競走について調べましたが、作成した理由はオリンピック種目とは桁違いにマスメディアなどへの取り上げが少ないウルトラマラソンやトレイルランニングもここ10年で大きく競技人口は増加しました。そのランナーに過去の礎を作ったレジェンドというべきランナーを知ってほしいと思ったのです。

ハセツネ版を作っていて、100kmなどと大きく違うと感じたことがあります。

以下の4つのランキングにはかなり以前のランナーがランキングされていますが、ハセツネに関しては10年以内の記録なのです。ハセツネで初めて8時間の壁を破ったのは2006年の沁 在 徳選手で、女子ので初めて10時間の壁を破ったのは2002年の櫻井 教美選手ですが、その2人はその後も記録を伸ばしています。

櫻井選手の記録を除けば男女とも近年の記録が上位を占めています。ここがウルトラマラソンや富士登山競走と大きく違う点です。

なぜこんなに違うのか?を考えると、軽くグリップの良いシューズや、効率的にエネルギー補給できるエナジージェルや軽量ザックなどアイテムの進化もありますが、それ以上にトレイルランニングの世界に才能豊かなランナーが相次いで入ってきたことが大きいのでしょう。

キロ4より速く100KM走るランナー 〜6時間40分以内の日本のウルトラランナー一覧〜

100KM8時間以内で走る女性ランナー 〜8時間以内の日本の女性ウルトラランナー一覧〜

24時間走 250KMオーバーの日本のウルトラランナー一覧

富士登山競走歴代ランキング(山頂の部) 2017年7月末現在

 



100km8時間以内で走る女性ランナー 〜8時間以内の日本の女性ウルトラランナー一覧〜

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先日、男女問わず6時間40分以内で走るランナーについて以下のように投稿しました。

キロ4より速く100KM走るランナー 〜6時間40分以内の日本のウルトラランナー一覧〜

続いて、女性ランナーについて100kmの日本歴代ランキングをまとめてみました。

男子同様20人程度にしようと調べたところ、8時間以内で走ったランナーが22人いたのと、男子同様、世界選手権の日本代表に選出されるタイムの目安が近年は8時間のためこの基準で一覧表を作成しました。

8時間以内というタイムはかなり速く、平均4’48/km(5km24分)で走り続けることで達成できるペースです。参考までに女性でサブ8を達成するランナーのフルマラソンタイムは2時間55分前後です。

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今回の集計も前回までと同様、100kmマラソンの公認記録についてDUVウルトラマラソン統計(通称 DUVサイト)の歴代ランキングと年度別ランキングに掲載されている公認記録のみ掲載させていただきました。

ウルトラマラソンをしている方は、DUVサイトで自分の記録を調べてみてください。サロマ湖など走った方であれば、自分は世界ランキング何位なのか分かりモチベーションが高まります。

ちなみに私は2015年は386位で、今年は現時点369位です。また2016年の24時間走では175位でした。

*以下出典はDUVウルトラマラソン統計(通称 DUVサイト)やサロマ湖100kmウルトラマラソン公式ページです。

歴代順位-記録-名前-開催年-(8時間以内の回数)敬称略

  1. 6:33:11 安部 友恵 2000
  2. 7:00:28 櫻井 教美 2007(5)
  3. 7:11:42 川口 紀子 1996
  4. 7:23:56 翔 ひろ子 2007(7)
  5. 7:30:23 堀田 麻樹子 2002(3)
  6. 7:33:36 片山 志保 2012(4)
  7. 7:36:39 望月 千幸 2015(4)
  8. 7:37:21 加納 由理 2017
  9. 7:38:03 関谷彰子  2002(3)
  10. 7:39:51 松本 久昌 2016(2)
  11. 7:42:48 藤澤 舞 2012(8)
  12. 7:46:04 兼松 藍子 2017(3)
  13. 7:47:38 太田 美紀子 2016(5)
  14. 7:48:05 工藤真美  2012(2)
  15. 7:48:08 松下 栄美 2006(3)
  16. 7:49:53 井筒一穂 2004(3)
  17. 7:54:08 落合 尚美 2011
  18. 7:54:24 小田 有希子 2012
  19. 7:55:02 野口寛子  2000
  20. 7:57:19 伊藤 夕子 2012(2)
  21. 7:58:08 山澤洋子 2008
  22. 7:59:14 太田尚子 2008

男子を含めて11位にランクされた安部友恵選手の6:33:11は世界最高記録で群を抜いていますが、櫻井教美選手の7:00:28も世界歴代2位の素晴らしい記録です。

また7時間30分以内の記録を持つランナーは過去4人のみであり、2007年を最後に10年間現れていません。

ただ男子も昨年から急激にタイムが伸びたように、女子もきっかけ一つでタイムはまた伸びて行くでしょう。

最近でも上位に入っている片山選手、望月選手、加納選手、松本選手、藤澤選手、兼松選手、太田選手、そして新たにウルトラマラソンにチャレンジするランナーが一気にサブ7.5を切るレベルで競い合う時代がくると思います。

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11番目にランクされている藤澤選手は私が調べた公認大会だけでも8時間以内を8回達成していますが、ベストタイムが7時間42分であることを考えると極めて安定したランナーです。

また、14位にランクされている工藤選手は日本で唯一24時間走で250kmを超えている女子ランナーで、男子含め歴代15位で世界最高記録(24時間走トラック)保持者です。

24時間走 250KMオーバーの日本のウルトラランナー一覧

近年は、ウルトラマラソンを走るランナーが増えてきました。また今年のサロマ湖で板垣選手が世界記録に迫る走りをしたことや、24時間走世界選手権で石川選手が優勝したことからマスメディアに取り上げられる機会も増えてきました。そのような時だからこそ、その礎を作ったランナーのことをもっと知って欲しいと思います。

ちょうどこのような記事を書いていたところ、某主要メディアからある選手のことを紹介してほしいとの連絡が入りました。本人に連絡をとり繋ぎましたが、ウルトラマラソンが徐々に認知されているのを感じます。

世界で戦いたい。日本代表になりたい。という夢はオリンピック種目を目指すアスリートだけのものではなく、ウルトラマラソンやトレイルランニングで頂点を目指すアスリートにとっても同じです。

そのような夢に向かって一生懸命頑張っているアスリートのことを多くの方々に知ってもらうことも、一つの応援の方法だと思っています。

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話は変わって、昨日投稿したキロ4より速く100KM走るランナー 〜6時間40分以内の日本のウルトラランナー一覧〜をFacebookページに掲載したところ、ベストタイムが6:36:34の小島成久選手からこのようなコメントをいただきました。

「ウルトラやってフルが遅くなるは間違い。遅くなる練習しかしなくなるから(遅くなる)ボクらは100kmの直前のトラックレースでもガンガン走ってましたし、短い距離でも自己ベスト出せるくらいの練習をしていた。要はウルトラに対する考え方と練習のやり方次第。」

小島成久選手は1991年から2000年にかけて8回100kmを完走し全て6時間台という伝説のランナーですから嬉しかったです。

そして小島選手も、ウルトラマラソン走るとフルマラソンが遅くなる??は間違っていると話しているのです。

小島選手が最後に6時間台で走った2000年のサロマ湖は男子3位総合4位でしたが、その時は女子の安部選手が男性含めて総合2位に入りました。そしてその時に初めて100kmにチャレンジし7時間15分で6位に入ったのが能城選手で、能城選手はその翌年2001年に初めて6時間台で走り、今年2017年にも6時間台で走ったのです。

小島選手も能城選手も長い間、第一線での活躍は凄いことだと思います。

さて、10月21−22日開催のウルトラアカデミー荒川には、その能城選手や2010年IAU100km世界選手権で優勝した中台選手、今年の東京柴又100kなどで優勝した川内鮮輝選手などフルマラソンも速いランナーが講師として、フルマラソンとウルトラマラソン両方で速くなる方法についてセミナーを開催します。
 

【タイムテーブル】

10月21日(土) オレンジキューブ会議室(JR埼京線・戸田公園駅徒歩5分)

①9:30~10:50 『フル/100kmに共通する伸び悩みの根本』(井上真悟)
②11:00~12:20 『フル/100kmで成果を出すためのプランニング』(新澤英典)
③13:00~14:20 『故障なく走り続けるための身体づくり』(小谷修平)
④14:30~15:50 『フル/100kmで成果を出すための実例トーク』(川内鮮輝)
⑤16:00~18:00 『動きづくりとスピード持久力アップ練習会』 (能城秀雄)

★19:30~21:00 『各講師との夕食懇談会』 ※食事代のみで参加できます

10月22日(日) 板橋区立企業活性化センター(JR埼京線・浮間舟渡駅徒歩5分)

⑥9:30~10:50 『フル/100㎞に共通するトレーニング概要』(中台慎二)
⑦11:00~12:20 『後半失速を抑えるための補給学』(サプライズ講師)
⑧13:00~14:20 『シューズトラブルと当日準備のQ&A』(北川司)
⑨14:30~18:30 『走力向上15㎞LT走』(井上真悟、新澤英典、小谷修平ふくむ講師陣)

申し込みはこちらです。

 

自分とはレベルが違いすぎるから、話を聞いても分からないとか思わないでください。講師はそれぞれのランニングクラブでコーチなどしていますので、様々なレベルのランナーと接しているので、悩みなども知っているし、問題解決もしています。またセミナー後に希望者は講師との食事会にも参加できますので、セミナーで聞けなかった話など質問することもできます。

今回も、全ての参加者に理解して欲しいとの思いから、比較的小さな会議室で行いますので、興味のある方は早めに申し込みください。



キロ4より速く100km走るランナー 〜6時間40分以内の日本のウルトラランナー一覧〜

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サロマ湖100kmウルトラマラソンの参加定員は3,550人と決して少なくはありませんが、それがエントリー開始とともに30分も経たずに定員になるほど100kmを中心としたウルトラマラソンの人気は高まっています。

ウルトラマラソンはゆっくり長く走るイメージが定着しています。実際、制限時間内の完走を目指すランナーの大半は歩きを交えてゆっくり走りますが、トップランナーは驚くようなスピードで100kmを駆け抜けます。

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日本のウルトラマラソンは世界的にもレベルが高く、今回紹介する100kmマラソンの世界記録は男女とも日本人が保持しています。今年のサロマ湖ウルトラでは板垣選手が歴代2位の好タイムを出し優勝(2017年世界ランキング1位)し、昨年のIAU世界選手権では山内選手が優勝(2016年世界ランキング1位)しました。

これら最近の活躍は様々なウェブページやSNSに掲載されているので、活躍した選手の知名度は高まっていますが、富士登山競走の佐々木和子選手のように、SNSなどがまだ普及していない時代に活躍したレジェンドがウルトラマラソンの世界にも多数存在しています。

ウルトラマラソンと言っても様々な距離がありますが、まず最初に24時間走について調べてみました。

24時間走 250KMオーバーの日本のウルトラランナー一覧

今回は、100kmマラソンの公認記録についてDUVウルトラマラソン統計(通称 DUVサイト)の歴代ランキングと年度別ランキングに掲載されている公認記録のみ掲載させていただきました。

ウルトラマラソンをしている方は、DUVサイトで自分の記録を調べてみてください。サロマ湖など走った方であれば、自分は世界ランキング何位なのか分かりモチベーションが高まります。

今回は、6時間40分以内にしたのは、近年の日本代表選考レースであるサロマ湖ウルトラで4位以内に入り、代表に選出される目安が6時間40分以内であるからです。また6時間40分で走るためには平均4’00/kmペースです。

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*以下出典はDUVウルトラマラソン統計(通称 DUVサイト)やサロマ湖100kmウルトラマラソン公式ページです。

歴代順位-記録-名前-開催年-(6時間40分以内の回数)敬称略

  1. 6:13:33 砂田 貴裕 1998(3)
  2. 6:14:18 板垣 辰夫 2017(2)
  3. 6:18:22 山内  英昭 2016(2)
  4. 6:22:08 三上 靖文 1999(6)
  5. 6:23:00 佐々 勤 2004
  6. 6:23:21 渡邊 真一 2007(2)
  7. 6:26:23 近藤 公成 1995(2)
  8. 6:29:52 中村 泰之 2017
  9. 6:30:21 中西 健二 2007(2)
  10. 6:31:06 長谷川 清勝 2011
  11. 6:33:11 安部 友恵 2000
  12. 6:33:30 原 良和 2012(2)
  13. 6:33:38 仲川 栄二 1994
  14. 6:33:52 風見 尚 2017
  15. 6:35:49 能城 秀雄 2012(6)
  16. 6:36:34 小島 成久 1992(3)
  17. 6:36:39 永田 務 2015
  18. 6:37:15 内芝 修司 2000(2)
  19. 6:38:06 小林 義明 2003
  20. 6:39:13 吉原 稔 2017

DUVサイトによると、6時間40分以内で走った日本の選手は20人(内 女子選手1人)です。最近活躍中の選手とともにウルトラマラソンのレジェンドというべきウルトラランナーが名を連なっています。まさしく歴史を作ってきた選手です。

トップの砂田選手の6時間13分13秒はロード世界記録です。参考までに100km世界記録にはロードとトラックがあり、トラックの世界記録は1978年にイギリスのDon Ritchie選手が出した6時間10分20秒であることはあまり知られていません。

また11位にランクされている安部選手は女子の世界記録ですが、女子選手で6時間台で走った選手は世界で安部選手ただ一人です。世界歴代2位は櫻井教美選手の7時間00分28秒です。

砂田選手や、2番目、3番目にランクされている、板垣選手、山内選手のことはウルトラマラソンをしているランナーであれば名前は聞いたことがあると思いますが、4番目にランクされている三上選手の記録を見ると驚きです。タイムも速いけど、6回も6時間40分以内で走り、サロマ湖ウルトラマラソンでも5回優勝しています。

そして15番目にランクされている能城選手も6回 6時間40分以内で走り、サロマ湖ウルトラマラソンでも3回優勝しています。

近年は、ウルトラマラソンを走るランナーが増えてきました。また今年のサロマ湖で板垣選手が世界記録に迫る走りをしたことや、24時間走世界選手権で石川選手が優勝したことからマスメディアに取り上げられる機会も増えてきました。そのような時だからこそ、その礎を作ったランナーのことをもっと知って欲しいと思います。

能城選手は、今年のサロマ湖ウルトラマラソンは6時間52分08秒で走り8位でしたが、2001年に初めて6時間台を出してからこれほど長期に渡って6時間台で出しているランナーは世界でもほとんどいないと思われます。日本を代表するウルトラマラソンのレジェンドの一人です。

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また能城選手はウルトラマラソンを始めてから十数年経った2014年に2時間24分46秒と初めてフルマラソンで2時間25分を切りました。よくウルトラを走るとフルが遅くなるという方はいますが、私が知る限りでも、能城選手以外に、上記一覧表掲載の砂田選手、板垣選手、山内選手、永田選手は、ウルトラを走ってからフルマラソンの自己ベストを出しています。

ウルトラマラソン走るとフルマラソンが遅くなる??

マラソン走ると5000mや10000mが遅くなる・・・という話も聞きますが、このように何かをすると何かが遅くなるとネガティブに捉えるのではなく、どうすれば相乗効果が出せるかと、考えて練習を組み立てるならいろいろ気づきはあると思います。

もちろん、記録が順調に伸びている時にあえてアプローチを変える必要はないと思いますが、記録が停滞している時に同じようなアプローチで練習しても結果は変わらないことが多いでしょう。

先日、マラソンを速くなるためにバーチカルレースにチャレンジする効果を元上武大学コーチでスカイランナーの星野さんから教えていただきましたが、ウルトラマラソンを走ることも、フルマラソンを速くなるためのアプローチの一つです。

10月21−22日開催のウルトラアカデミー荒川には、上記の能城選手や2010年IAU100km世界選手権で優勝した中台選手、今年の東京柴又100kなどで優勝した川内鮮輝選手などフルマラソンも速いランナーが講師として、フルマラソンとウルトラマラソン両方で速くなる方法についてセミナーを開催します。

 

【タイムテーブル】

10月21日(土) オレンジキューブ会議室(JR埼京線・戸田公園駅徒歩5分)

①9:30~10:50 『フル/100kmに共通する伸び悩みの根本』(井上真悟)
②11:00~12:20 『フル/100kmで成果を出すためのプランニング』(新澤英典)
③13:00~14:20 『故障なく走り続けるための身体づくり』(小谷修平)
④14:30~15:50 『フル/100kmで成果を出すための実例トーク』(川内鮮輝)
⑤16:00~18:00 『動きづくりとスピード持久力アップ練習会』 (能城秀雄)

★19:30~21:00 『各講師との夕食懇談会』 ※食事代のみで参加できます

10月22日(日) 板橋区立企業活性化センター(JR埼京線・浮間舟渡駅徒歩5分)

⑥9:30~10:50 『フル/100㎞に共通するトレーニング概要』(中台慎二)
⑦11:00~12:20 『後半失速を抑えるための補給学』(サプライズ講師)
⑧13:00~14:20 『シューズトラブルと当日準備のQ&A』(北川司)
⑨14:30~18:30 『走力向上15㎞LT走』(井上真悟、新澤英典、小谷修平ふくむ講師陣)

申し込みはこちらです。

自分とはレベルが違いすぎるから、話を聞いても分からないとか思わないでください。講師はそれぞれのランニングクラブでコーチなどしていますので、様々なレベルのランナーと接しているので、悩みなども知っているし、問題解決もしています。またセミナー後に希望者は講師との食事会にも参加できますので、セミナーで聞けなかった話など質問することもできます。

今回も、全ての参加者に理解して欲しいとの思いから、比較的小さな会議室で行いますので、興味のある方は早めに申し込みください。



富士登山競走歴代ランキング(山頂の部) 2017年7月末現在

 

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富士登山競走 山頂の部 歴代ランキング

こちらに掲載の記録は、富士登山競走大会ページ等から抽出しました。また第62回大会以前の記録は優勝者のみ掲載させていますが、資料をいただければ掲載させていただきます。

*太字は本年上位入賞選手

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男子【掲載基準:2時間50分以内】

  1. 2時間27分41秒 宮原 徹    第64回大会
  2. 2時間31分34秒 五郎谷 俊   第70回大会
  3. 2時間33分59秒 J.Wyatt         第65回大会
  4. 2時間36分23秒 芹沢 雄二   第43回大会
  5. 2時間37分30秒 K・マルティン   第50回大会
  6. 2時間40分36秒 ウルスデルスパーカー  第48回大会
  7. 2時間41分11秒 加藤 聡    第64回大会
  8. 2時間42分55秒 後藤 豊    第60回大会
  9. 2時間44分23秒 武井 農    第19回大会
  10. 2時間45分25秒 山田 秀明   第36回大会
  11. 2時間45分54秒 W.Mark      第57回大会
  12. 2時間45分56秒 松本 翔    第68回大会
  13. 2時間47分45秒 松本 大    第67回大会
  14. 2時間47分00秒 奈良野 勇   第22回大会
  15. 2時間47分04秒 横山 忠男   第61回大会
  16. 2時間47分18秒 大久保 初男  第32回大会
  17. 2時間47分54秒 小林 修    第54回大会
  18. 2時間47分57秒 鏑木 毅    第56回大会
  19. 2時間48分19秒 佐々木 一成  第40回大会
  20. 2時間48分20秒 千野 香    第38回大会
  21. 2時間48分26秒 近藤 敬仁   第64回大会
  22. 2時間48分43秒 江本 英卓   第70回大会
  23. 2時間49分31秒 菊嶋 啓    第68回大会

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女子【掲載基準:3時間30分以内】

  1. 2時間51分36秒 佐々木 和子* 第39回大会
  2. 3時間01分17秒 吉住 友里   第70回大会
  3. 3時間05分16秒 星野 芳美   第54回大会
  4. 3時間06分02秒 野尻 あずさ  第57回大会
  5. 3時間07分51秒 小川 ミーナ  第65回大会
  6. 3時間11分44秒 C.Charlotte  第67回大会
  7. 3時間12分21秒 神原 百合   第61回大会
  8. 3時間18分58秒 L.カロリナ  第50回大会
  9. 3時間22分26秒 落合 尚美   第64回大会
  10. 3時間22分29秒 萩原 真紀   第68回大会
  11. 3時間22分47秒 DaughertyLeah  第66回大会
  12. 3時間26分02秒 B.ステインマン    第51回大会
  13. 3時間27分11秒 吉田 千夏   第64回大会
  14. 3時間28分08秒 大庭 知子   第68回大会
  15. 3時間28分25秒 佐藤 雪野   第48回大会
  16. 3時間29分10秒 青木 富美子  第43回大会
  17. 3時間29分51秒 酒井 勇美子  第44回大会

*佐々木選手の旧姓は中島

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