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四万十川ウルトラで川内鮮輝選手が優勝!と、10月21-22日開催のウルトラアカデミーについて 

本日開催された四万十川ウルトラマラソンで、来週末開催のウルトラアカデミー荒川で講師をする川内鮮輝選手が優勝しました。

タイムは6時間42分06秒と今までの自己ベスト7時間15分29秒から大きく更新しました。

大会記録は1999年の第6回大会で内芝修司選手が出した6時間38分01秒です。

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実はサロマ湖ウルトラマラソンよりアップダウンのある四万十川ウルトラマラソンで6時間40分以内の記録が出ていることの認識はなく キロ4より速く100KM走るランナー 〜6時間40分以内の日本のウルトラランナー一覧〜  に掲載漏れをしていたのでは?と思っていましたが、内芝選手は歴代18位にランクされていました。また四万十川歴代2位の記録である6時間41分12秒を1996年に出した近藤公成選手の自己ベストは6時間26分23秒で日本歴代7位にランクされているランナーです。

このレジェンドと言うべき2人のランナーに続く素晴らしいタイムで川内選手は優勝したのです。

近年の優勝タイム(敬称略)

2016年 6時間55分48秒 大林 僚

2015年 6時間52分53秒 原 良和

2014年 6時間43分24秒 原 良和

2013年 6時間48分44秒 原 良和

2012年 6時間45分45秒 原 良和

2011年 6時間47分40秒 原 良和

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20kmごとラップは、1:23:26 - 1:14:31 - 1:18:30 - 1:21:50 - 1:23:47 と非常に安定したペースであり終盤まで崩れずに走りきったことが数値から分かります。

ゴールタイムに占めるラップ推移は20.8% - 18.5% - 19.5 % - 20.4 % - 20.8%ですが序盤の20kmは登り基調で、20-40kmの区間は下り基調であることを考えると体感的にはイーブンペースでしょう。

大会後に川内選手はこのように話しています。

『ある程度納得できる結果を出せて、安心しています。 あと8ヶ月、まだまだやれることがあるので、引き続き力をつけていけるように頑張ります!』

8ヶ月後とはもちろん2018年6月に開催されるIAU世界選手権日本代表選考会であるサロマ湖ウルトラマラソンで日本代表を勝ち取ることです。2016年世界チャンピオンの山内英昭選手(PB 6時間18分22秒)、2017年世界ランキング1位の 板垣辰夫選手(PB 6時間14分18秒)他、世界レベルの選手が集まるサロマ湖ウルトラは熱い戦いになりそうです。

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川内選手が講師をするウルトラアカデミー荒川のタイムスケジュールは以下のとおりです。

10月21日(土)

オレンジキューブ会議室(JR埼京線・戸田公園駅徒歩5分)
①9:30~10:50 『フル/100kmに共通する伸び悩みの根本』(井上真悟)
②11:00~12:20 『フル/100kmで成果を出すためのプランニング』(新澤英典)
③13:00~14:20 『故障なく走り続けるための身体づくり』(小谷修平)
④14:30~15:50 『シューズトラブルと当日準備のQ&A』(北川司)
⑤16:00~18:00 『動きづくりとスピード持久力アップ練習会』 (能城秀雄)
★19:30~21:00 『各講師との夕食懇談会』

10月22日(日)

板橋区立企業活性化センター(JR埼京線・浮間舟渡駅徒歩5分)
⑥9:30~10:50 『フル/100㎞に共通するトレーニング概要』(中台慎二)
⑦11:00~12:20 『後半失速を抑えるための補給学』(サプライズ講師)
⑧13:00~14:20 『フル/100kmで成果を出すための実例トーク』(川内鮮輝)
⑨14:30~18:30 『走力向上15㎞LT走』(井上真悟、新澤英典、小谷修平ふくむ講師陣)
★19:30~21:00 『各講師との夕食懇談会』

川内鮮輝さんは、井上真悟さんとのトークで主に以下について話していただきます。

・フルとウルトラのトレーニングは、相乗効果を出すことが可能か?
・ウルトラで成果を出すために日常生活のなかで意識していることは!?
・故障予防、体調管理のなかで特別意識してケア方法について

先日、二人と打ち合わせをしましたが、川内鮮輝さんの話す内容はすごく納得しました。

川内3兄弟の日常の食事の考え方や大会前のカーボローディングと行った川内家の話はもちろん面白いと感じましたが、それ以上に川内鮮輝さんのモチベーションの高め方や100kmで結果を出すための練習方法など納得の内容でした。

もちろんトップランナーにしか参考にならない話ではなく、フルマラソンや100kmマラソンで自己ベストを目指している全てのランナーの参考になる内容です。

一言だけキーワードをお伝えします。

日常生活と走ることの境目を薄くする

この言葉には多くのことが含まれています。ぜひ川内家の次男ではなく、ウルトラランナー川内鮮輝さんに会いに来てください。

私も2日間フルに会場にいる予定です。

1講義から参加できますので、申込ください。

セミナーの詳細および申込はこちらです。

ウルトラアカデミー荒川 申し込みページ



ハセツネCUP ウルプロメンバー 古橋さんが昨年のタイム半減で2桁順位に。〜濃霧は心の目を信じた〜 後編

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レース後の感想

試したことないことを本番でしてしまった

①やったことないのに、スマッシュウォーターの濃いのをボトル2本に入れてスタートしたところドロドロで気持ち悪いし血液循環の妨げになり、息が上がりやすく、乳酸がたまりやすかった。月夜見で半分真水に変えてから、登りをまともに走れるようになったが、長尾平先からスマッシュウォーターのみになったらまた走れなくなった。下りと平坦を回復にあてて、真水になってからは本来のスタイルで走ることが出来、第2CPから第3CPで大幅にポジションを上げられた(120位→85位)

 

→試したことがないことを本番でいきなりやってしまった典型的な失敗例ですが、原因把握が出来てるから給水地点で、真水をとることで対応できたのです。

②周りのアドバイスを聞かず、行動食はアスリチューンの赤青合わせて7個、黒白合わせて16個でスタートした。赤青は飲みきったが、白黒は7個しか使わなかった。試走もジェルのみでやるべきだった

 

→結果的に赤青7個(約300kcal)、白黒7個(735kcal)を合わせた1035kcal、にスマッシュウォーターなどその他100kcalを含めても1135kcal程度で動き続けたわけです。エネルギー効率がかなりよくなったのでしょう。また中盤まで濃いスマッシュウォーターを飲んだことで気持ち悪くなり、ジェルの補給にも悪影響は出たと思います。また10時間前後を目指していたので、白黒16個は40分に1個とる予定だったのでしょう。KOUMI100マイルに参加したウルプロメンバーも40分に1個とると話していたことからも、ロードレースの感覚(1時間に1個)より多くとるためには飲みやすさは凄く大事だと思います。
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序盤予定より攻めすぎてしまった

③10時間切りたいあまり、下りと平坦も高負荷で前半攻めてしまった。浅間までで、乳酸が溜まりきり、大切な浅間から三頭山の区間で登りが全然走れなかった。

 

→上記①の気持ち悪さとも関係してくるけど、暑い時間帯にペースを上げたことも気持ち悪さに拍車をかけたような思います。ただ、そこを抑えたら浅間から先はもっと走れたかというとそれは分かりません。

濃霧時は心の目で走り続けられた

④大岳山から長尾平まで視界20cmの霧に包まれた時はみんな後ろに回りたがっていましたが、私は先頭に立って走りました。霧対策として準備した黄色フィルターやハンドライトを使わず、ライトの範囲も絞らず、心の目で走り続けました。もちろん見えないけどほぼ暗記してるような区間だったのでその視界でも自信持って進めました。

 

→繰り返し試走に行くなどの努力と、アルプスや奥秩父の練習で濃霧に慣れていたことが大きいでしょう。

頑張りどころのラストに諦めてしまった

⑤日の出山よりだいぶ前で日の出からゴールのベストタイムを計算してしまい、サブ11が絶望的になり、さらに真水が切れてそこから金毘羅尾根前半までトボトボ歩いてしまった。結果は5分オーバーだったので、諦めるべきでは無かった。

 

→これはトレランに限らずよくあることです。そのネガティブな感情になった原因はガス欠かもしれません。金比羅尾根後半からは途中から気を取り直して走ったということですが、なぜ気を取り直すことが出来たかを考えると古橋さん自身のモチベーションが分かると思います。

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最後に

古橋さんは3月入会後、走力を高めていますが、今回のハセツネに関しては走力アップの効果とともに、アルプス登山など山にいる時間を増やしたことによる山での経験や、コース試走を繰り返したことによりコースを熟知したことが大きいです。

今年のチャレンジ富士五湖は自己ベストの11時間24分01秒でしたが、今100kmを走ればかなり速いタイムで走れるスピードと、効率良いフォームが身についています。ロード、トレイル両方とも頑張って欲しいメンバーです。

古橋さんは定期練習会などのスピード練習だけではなく、時間の取れる時は午後練に参加して効率よく走るためのフォーム作りを身につけていきました。午後練は身体を使うだけではなく、それ以上に頭を使います。そして理解したこと、感じたことを他人が理解できる程度の言葉にする努力をしてもらっています。どう伝えるか?を感がることで自分自身の考えや感覚がまとまり定着し再現性が高まります。

ウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。入会や体験参加などお問い合わせはFacebookページのメッセージにてご連絡ください。



ハセツネCUP ウルプロメンバー 古橋さんが昨年のタイム半減で2桁順位に。〜濃霧は心の目を信じた〜 前編

ウルプロメンバー古橋さん 信越五岳100マイルで大成長 もまだ書き終わっていないのに、ハセツネでも素晴らしい走りをしました。

成長は止まりません。

ハセツネCUPの大会ページによると、距離は71.5kmで、累積標高は4800m、制限時間24時間です。実際の距離や累積標高はもう少し短いみたいです。ただ難易度は距離、累積標高そして制限時間で比較することが多いですが、それ以外に足場の悪さや開催時期によっても変わります。また同じコースでも気象条件により大きく変わります。

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その観点で見るとハセツネCUPは厳しいレースです。さらに水やスポーツドリンクを1.5リットルもらえる以外は、スタート地点から自分で持つか、湧き水を飲むしかありません。気温が上がると水切れの恐怖との戦いになります。今年はさらに視界20cmの濃霧が参加者の行く手を遮ったそうです。

そのハセツネCUPで、昨年22時間02分20秒だった古橋さんが、今年は11時間05分02秒とほぼ半分のタイムでフィニッシュしました。

男子総合89位

まず昨年と今年の関門通過タイムを調べて比較してみました。

スタート〜第一関門

5:33:09→3:13:03

第一関門〜第二関門

6:14:22→3:24:52

第二関門〜第三関門

8:19:34→2:48:14

第三関門〜Finish

1:55:15→1:39:07

 

去年は序盤から睡魔に襲われ第1関門から寝はじめ、第2関門から第3関門はかなり寝たようです。古橋さんがレース後に覚えてるだけでも14回寝たそうですが、睡眠時間を差し引いても15時間はかかっているので去年より今年速かったことは間違いありません。

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またハセツネ区間タイム設定で紹介していますが、大半のランナーは、①スタート〜第一関門②第一関門〜第二関門③第二関門〜第三関門〜フィニッシュを3:3:4で走っています。

今年の11時間05分のタイムで計算すると、29.0% : 30.8% : 40.2%とほぼ3:3:4となっています。

走られた方、自分のタイムでも計算してみてください。大きくずれている箇所があるなら、そこに伸び代があると思います。
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古橋さんの振り返り

3年前、ランもしたことないのにひとりぼっちでトレラン初めて、東京でこんなに大きな大会があると知り、翌年なんとか出走権取って、いくら試走繰り返しても西原峠から先に進めなかった。そんな自分が5時間くらいで西原峠にいるのが不思議でした。描いていた作戦から程遠く、後悔も多いですが、それも含めて実力なので次に活かしたいです。例年はサブ10しても100位きれなので、猛暑と濃霧の悪コンディションに救われて順位だけは思ったより良かったです。

レース後の感想

試したことないことを本番でしてしまった



10/6 チャレンジsub3.5練習会 800m×6本 〜なぜ雨の中走るか〜

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その後、雨が徐々に降ってきて段々強くなってきました。ちょっと雨が冷たいなーと感じましたけど、天気予報通りですが、メンバーは天気予報見て準備はしているのかな?と思いました。

私は主催者だから参加者がいる限りは練習会はしますが、参加するメンバーは体調などに合わせて無理はして欲しくありません。

私が練習会を中止にするかどうかの判断は、大会が中止にするかどうかと同じ安全面で考えています。

雷、台風、降雪などは中止しますが、暑いとか寒いとか雨は中止にしません。

私自身、この雨どうしようと考える時はありますが、雨だろうが練習会を楽しみにしてるメンバーがいる限り少数でもその場を作るのが役目だと思っています。

逆に参加者にはそれぞれ事情があります。風邪気味だったり、レース前で身体を濡らしたくない。雨対策をしてこなかった。疲れているからちょうど良かった。雨なら溜まってる仕事をしてしまいたい。など。

メンバーは雨で参加できないことを申し訳なく思っている方がいますが、自分のことは自分が一番分かっているのだから、自分の判断を大事にしてほしいし、止める判断は間違っていないと思ってます。

今回、私が主催者でなく、個人練習をする予定だったなら99%走っていません。理由は私の場合は違う日に練習時間を作りだせるし、雨の中のレースもたくさん経験しているから無理に雨の中走る必要もありません。

ただ、仕事が多忙で練習時間を作るのが大変だった損保会社勤務の頃の私ならこの雨の中走っています。理由は平日1回練習時間を作るのが大変で、その練習会のためにスケジュール調整したのだから走りたいです。その日は仕事して翌日走るなんて簡単にシフトできません。その頃練習会に参加していたとして雨で中止と言われたらガッカリです。

そんな気持ちのメンバーもいると思います。

雨の日に練習する意味を聞かれたとしたら、「あなたはエントリーしている大会の日が雨だったら走るの止めるのですか?」と質問すると思います。

台風は別にして雨天決行される大会が大半です。

大会が雨でもDNSしないなら、雨の中を走ることで経験値があがります。

帽子は必要か?

手袋はどんなのが必要か?

ウェアはどうなる?

素肌が痛いがなんとかならないか?

ソックスが濡れるとどうなるか?

水溜りはどう走ればよいか?

これは一例で走ることで感じることはさまざまです。

もちろん風邪引いたら元も子もないので、体調が悪い時や、最低限の雨対策もしてない時、レース直前などはやめた方がいいし、気分が乗らない時もやめた方が良いです。

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さて、メニューは800m×6本レペテーションを6分回しでする予定でしたが、身体が冷えてる中で速いペースは故障リスクが高く、リカバリーが長いと身体が冷えるので、ペースを落として全員で走り、またリカバリー時間を短くしました。5分20秒回しです。途中からラスト1周フリーにしました。私は設定からあげません。4’40/km以上にならないように気をつけました。

週末の6時間走を走ったばかりのメンバーは2周目からペースアップして大半を3’24で走っていましたが、これは1’50+1’34ということですから2周目はキロ4切っています。

7本目は私は上げませんが、大半のメンバーは少しペースアップして終了しました。

3’40(4’35/km)

3’42(4’37/km)

3’41(4’36/km)

3’38(4’32/km)

3’40(4’35/km)

3’43(4’38/km)

一旦集合写真を撮って終了して、遅れて参加したメンバーのためにもう1本しました。

最後は少しペースを上げて走りました。

3’22(4’12/km)

みんなずぶ濡れになりましたが、雨の中を走るとどうなるかをいろいろ感じ取ったようです。

メンバーはレインウエアを着用していますが、これでも冷えているのです。

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練習前にとったアスリチューン・エナゲイン(赤)はイミダペプチド、BCAAなどに加えて生姜エキスも入っています。

練習後には素早いリカバリーを目指してアスリチューン・スピードキュアを飲みました。

余談ですが、今回1レーンの半分くらいは水溜りになっていましたが、3レーン辺りはほとんどなかったので、2セット目からはスタート地点を20mほど前に出して3レーンを走りました。

レーンの幅は1m22なので、3レーンは1レーンより2m44外になります。

外周は直径×3.14ですから、1周あたり2m44×2×3.14≒15.3m広がります。

2周ですから30mくらい前進しないといけないわけですが、1レーンを走っていても外側に広がることはあるので20m前にだしました。

私はTシャツと短パンの上に、チャンピオンシステムの撥水ジャケットと、サロモンのS/LABハイブリッドパンツを重ねました。完全なレインウェアもありますが、あまり動きにくいのは嫌なので、軽量な組み合わせにしました。大会の種類にもよりますが、フルマラソンならTシャツと短パンで走りますが、ウルトラマラソンだったら、このような組み合わせは十分あります。

サロモンのS/LABハイブリッドパンツを初めて履きましたが、履いていないかのように軽量で驚きました。丸めると小さくなるのでこれからの涼しい時期には活用する機会が増えそうです。

今回手袋はしませんでしたが、今回のような雨なら防水グローブが欲しいところです。

また帽子を忘れたのでフードを被って走りましたが、雨の日は帽子はあった方が良いですね。普段帽子をかぶる習慣がないので忘れがちです。

シューズはHOKAチャレンジャーATR3を履きましたが、従来失敗したと感じているシューズと比べると感触は嫌ではありません。やはりアウトソールがこのくらい硬い方が私は履きやすいです。



2018年びわ湖毎日マラソンの関門タイム切り上げについて

参加資格がマラソン2時間30分以内、ハーフマラソン1時間10分以内など、市民ランナーにとってスタートラインに立つことが非常に厳しいびわ湖毎日マラソン2018年大会の大会要項が発表されました。

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私には全く縁のない大会ですが、今回発表された大会要項を見ると、参加資格は変わっていないのに、市民エリートランナーから困惑の声が上がっている理由はわかります。

その困惑の原因は最初の関門である15kmの打ち切りタイムが52分から51分に1分短縮されたのです。

ちなみにイーブンペースでフルマラソンを2時間30分で走るには3’33/kmです。このペースだと15km通過タイムは53分15秒です。昨年までの52分も厳しいと言われていましたが、さらに厳しくなったのです。

びわ湖毎日マラソンは東京オリンピックの選考レースですが、選考に絡むような選手には全く無関係な話ですが、市民エリートランナーには重大な変更です。

15km51分で走るには3’24/kmです。そのペースでハーフマラソンを走ると71分43秒であり、フルマラソン2時間30分ギリギリのランナーのハーフベストはだいたいこのくらいのタイムです。

フルマラソンなのに、ハーフマラソン自己ベストを出すようなペースで15kmまで走れば後半保たないけど、走らねば関門アウトなのです。

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資格タイムは変わっていませんが、完走を考えると実質3分くらい資格タイムが変わったくらいのインパクトのように感じます。

ダニエルズ係数で計算するとこうなります。

2時間30分のランナーは15km全力で走ると49分47秒

2時間27分のランナーは同様に48分46秒です。

15kmを全力で走って1分縮めるにはフルマラソンで3分縮めねばならないのです。実際はそれ以降の関門時間は変わっていないのでフルマラソンで3分は言い過ぎかもしれませんが、2時間30分のランナーが全力で15km走った時より1分しか余裕がないのは相当厳しいように感じます。

参考までにそれ以降の関門時間と、前の関門を通過してからの5kmペースを計算してみました。

15㎞地点 51分(3’24/km)

20㎞地点 1時間10分(直前5kmラップ 19分 3’48/km)

25㎞地点 1時間28分(直前5kmラップ 18分 3’36/km)

30㎞地点 1時間48分(直前5kmラップ 20分 4’00/km)

35㎞地点 2時間09分(直前5kmラップ 21分 4’12/km)

40㎞地点 2時間30分(直前5kmラップ 21分 4’12/km)

 

*15kmが厳しいのは当然として、20kmをギリギリ通過だと、25kmまでペースアップする必要があるので実質は15kmからの10kmを37分(3’42/kmペース)で走る必要があります。完走だけであればその後はキロ4に落ちてもゴールできます。

市民アスリートレベルではびわ湖で自己ベストを狙うのは困難という話をよく聞きますが、完走するためにはハーフマラソン自己ベストを出すような走りをしてから、キロ4で粘るような走りをせざるをえないからです。

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このように書いて3’33/kmとか3’24/kmペースで走る続けるイメージが分かりにくいと思いますので、少し例え話にします。

私が一番イメージしやすいのは、1000mインターバルを7本するとして、3’33/kmであればできますが、3’24/kmだと相当厳しいです。この9秒はとてつもなく大きいです。

例えばギリギリsub3.5のランナーのハーフマラソンのタイムは概ね1時間41分前後(4’48/kmペース)ですが、そのハーフマラソン自己ベストペースで15kmまで走ってからの27.195kmはとてつもなく厳しいと思いますが、そのようなレースなのです。

ただ友人は厳しければ厳しいだけびわ湖完走の価値は高くなると、ポジティブに考えている方が少なからずいます。さすがに市民ランナーでサブ2.5している方々の気持ちは強いです。

オリンピック日本代表を目指す実業団選手などはもちろん凄いのですが、フルタイムの仕事をしながらサブ2.5を出してびわ湖を走る市民アスリートは凄いと思います。アスリチューン・サポートランナーにも複数のびわ湖ランナーがいますが応援してます。

 



ウルプロメンバー ヒロセさん 第6回coedo kawagoe6時間走で2位  前編 〜レース展開など〜

9月30日に開催された第6回coedo kawagoe6時間走でウルトラプロジェクトメンバーのヒロセさんが、初めて時間走に挑戦し初めてフルマラソンの距離を超えて2位となりました。

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ヒロセさんは、まだサブ4していないランナーですが、ウルトラプロジェクト入会後、スピード練習や奥武蔵練習会など頑張り力がついて来たので、今シーズンサブ3.5を目指しています。チャレンジsub3.5チャレンジメンバーの一人です。

ヒロセさんの体験記とともに、6時間走でどのくらいの距離を走れるかの目安など、仲間の記録や私の感覚などお伝えします。

今回の記録    45周    48.83km    5:54:36

まず、ヒロセさんはレース後にこのように投稿していました。

【はじめての時間走】

coedo kawagoe 6時間走に(24時間部門に出る方の応援を兼ねて)参加してきました。

ひろせ、初めての時間走です。
30km〜40kmのペース走をしよう!と思って走り出しましたが、実際は6時間走であるということが頭から離れなかったためか、お日様が出ていて暑かったからか、練習不足か(この説は濃厚である)、2時間過ぎたら猛烈に疲れてしまい、序盤は調子が良かったものの、ペースはガタガタに落ちて行きました。。もうそれペース走じゃないじゃん…。

応援がてらの参加のはずが、たかだか6時間のわたしが先に疲れてしまい、しょげていたら「辛い時は休憩したらええんやで(要約)」というアドバイスをもらったので、1周ごとにエイドでジュースを飲んだり、てくてく歩いたり、完全に立ち止まって談笑するなどしました。

そのあと元気になったので、ちょっとだけ走ったところ、うっかり表彰され賞品までいただきました。棚ぼたも良いところ。ヘッドライトー!!これでいつでも暗いところを走れるぞ〜!いぇーい!!

予定していたよりも多めに走ってしまったので、しっかりケアして疲れを残さないように気をつけます。

計測がリストバンドでちょっと厄介でしたが、おいしいエイドと広々したコースで楽しい大会でした。
来年もしまたやるならもっとしっかり走れるようにしたいです。

最後に、走ってる間中くらい励ましてくれたウルプロのHさんとKさん、本当にありがとうございました。

(追記)なんと1周の距離が実際はもっと短かったとかで、記録が大幅に少なくなってしまうというオチがあり、いよいよ人に言えない2位になりました。

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本人は人に言えない2位なんて書いてますが、ゴールがなく周回する時間走は難しく、実力のあるランナーでも結果を出せないことがあります。男子の優勝記録を見ても66kmほどであり暑さが厳しいなかでの48.83kmでの2位はよく頑張りました。

レース後にいくつか質問しました。

◆レース前に考えていたこと

来月のフルマラソンに向けて、(止まらずに)長い距離を走る練習、ジェルの補給の練習という位置付けでした。

30kmのペース走はやっていましたが、30km以降どれぐらい辛いかも確認できたら良いなと思っていました。

 

新澤より

今回レースに関して相談を受けた際、目標はフルマラソンだから、順位や距離など狙うのではなく、30kmのペース走的に走りその時の疲労度を確認することだけ伝えました。ですから2位には私も驚きました。

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◆レース展開

今シーズン中のサブ3.5を目指しているので、5分/kmを目安に走り始めました。補給がマイカップ制なので多少遅れはありましたが、30kmまでは順調なペースで走ることができました。(途中までは1位だったようです)

補給はスタート前にアスリチューンのエナゲインとポケットエナジー、15km、25kmでポケットエナジーを摂りました。(後半はエイドでいろいろ食べました)

6時間走に対しては、今の自分にとって完全なオーバーペースだったこと、また、あと半分も時間があると気づき、気持ちが萎えてしまったことで、3時間も経たないうちに猛烈に疲れてしまいました。
しばらくだらだらしましたが、リレーで参加していたチームメイトに励まされ、エイドで美味しいものを食べさせてもらったら気持ちが復活したので、途中で歩きも混ぜましたが、また走り始めることができました。

疲れてくると効率の悪いフォームになりがちなので、骨盤と膝と前傾を意識しました。

ほんの少しの意識ですが、進みが全然違いました。
休みすぎて1位には10km以上も引き離され、3位には詰められてしまいましたが、ギリギリ逃げ切って2位に入賞しました。

 

新澤より

30kmまで予定通り走り、その後は無理してないのだから最高の展開です。私がその場にいたらそのようにアドバイスしています。6時間走として、今ある力で可能な限り距離を伸ばすならペースはかなり変わってきます。その点は後で書きます。

またヒロセさんが感じたまだ半分以上もあると思った瞬間に感じた疲労感は時間走に出た方なら分かるでしょう。100km8時間のランナーが24時間走を走れば、100kmレースならゴールしている8時間経過時点はまだ1/3なのです。この気持ちの萎えを感じて一気に潰れていくのです。6時間台で走るランナーならなおさらです。

それを経験できたのも、来年以降ウルトラやる上で良かったと思います。



クリールシューズトライアル シューズ20足試し履きして感じたこと まとめ

 

試し履きした時は金額はチェックしないで履きましたが、一番高いモデルはリーボックと、試していないレイドライドでした。

しかし全体的に金額が高い中でメレルは安いですね。

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4足試したOnに関しては一番安いモデルが一番気にいりましたが、実は一番ベーシックなモデルが一番軽くて、トライアスロンのオリンピック選手も履いてると説明していただきました。

高いレーシングモデルとの違いは反発性などでしょうが、一番ベーシックなモデルが一番軽いというのは驚きました。しかもクッション性なども良いのです。

高いシューズ=高性能

安いシューズ=廉価版で低機能

という固定観念はなくして、また上級者モデルとか、初心者モデルとかの固定観念も捨てて、さらにメーカーのブランドイメージを一旦横においた上で、履いてみて気持ち良い走りができるシューズを選ぶのが良いと感じました。

加えて、その6までに書いていますが、ロードも履けるというトレランシューズが、ロード専用モデルより、速く気持ちよく走れたなども同様です。

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決して安くはないランニングシューズ

買ってから後悔するより、ショップで行なっている貸し出しを利用したり、クリールシューズトライアルのように一度にたくさんのメーカー、たくさんのシューズを用意してくれるイベントに参加すると、思いもしないぴったり合うシューズに出会えるかもしれませんね。

アシックスやアディダス、ナイキなどマーケットシェアの大きなシューズの出展はありませんでしたが、これらのシューズはアンテナショップで借りる機会もあります。

普段履く機会がないメーカーや、知らないメーカーのシューズに足を入れる瞬間のワクワク感。

これは良いかもと思った瞬間の高揚感。

これはダメだと感じた時のがっかり感など味わってください。

購入した後のがっかり感は精神的ショックが大きいし、どうすればよくなるかなど無駄な足掻きをしたくなるけど、シューズトライアルなら客観的にダメならダメと、違うシューズにすぐに気持ちを切り替えできます。

ランニング雑誌はシューズメーカーが広告主であることも多く辛辣なことは中々書けない事情だけではなく、ランナーの好みも千差万別です。他人の判断材料が自分にもあうとは言えません。

私はいろいろ書いていますが正反対に感じる方もいるでしょう。それは足型や走り方など違うので当然のことです。

だからこそ、シューズトライアルのような機会を利用して、自分自身がシューズ評論家になって自分自身が気に入ったシューズを見つけてみてください。走ってホールドが悪いとか、足が痛い、接地の固い感触、柔らかい感触などが嫌いだ。とか感じたら、合わないと判断しても良いでしょう。シューズの種類はたくさんあります。サイズだって長さと幅の組み合わせを考えたら無数にあります。

ショップ店員が、大人の事情で売りたいシューズをすすめてきた時に、それをそのまま買ってなんだか合わないな。。と思うより、自分自身で納得行くまで履いて、出展者に質問して、また履いてを繰り返すうちに、欲しいシューズが絞れてきます。

次はいつかは分かりませんが、また行きたいです。

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この記事をFacebookの個人ページにアップした時に添えた言葉です。

正しいか正しくないかは分かりませんが、私はこのように今回のクリールシューズトライアルで実感および再認識しました。

・高いシューズが良いシューズではない
・安いシューズが低機能なシューズでもない
・上級モデルよりベーシックモデルが軽いこともある
・マイナーブランドにも良いシューズはある
・イメージはブランドやメディアが作り上げたもの
・イメージ通りのシューズは意外と少ない
・メーカーやモデルによりサイズ感は違う
・ロード、トレイルというジャンルに囚われない
・合わないシューズを深追いしない
・ホールドが良いと速く走れるわけではない
・ホールドが悪いのは速く走れない
・靴紐のセッティングで履き心地は変わる
・ショップ定員の大人の事情より自分の足事情
・シューズ・インソール・ソックスのマッチング重視
・他人の評価より自分の感覚
・私の記事より自分の感覚

シューズトライアルにいって遮二無二に試したことで感じたことです。

これってシューズだけではなく、サプリメントや練習方法だって同じだと思います。もちろんアドバイスやウエブサイト、雑誌なに書かれていることを参考にすることは大事ですが、その際も鵜呑みにするのではなく、なぜそうアドバイスするのか、書いてあるのかを考えてみてください。素晴らしいアドバイスであっても、自分自身で消化できなければデメリットになりかねません。



ウルプロメンバー青木奈和子さん 斑尾フォレストトレイル50kmで2位

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2017年10月1日に開催された、Madarao Forest Trails 50km 斑尾高原トレイルランニングレース2017は、信越五岳トレイルランニングレース110km(52kmに短縮)に続き、福島舞さんが優勝しましたが、福島舞さんに続いてフィニッシュゲートに駆け込んだのはウルトラプロジェクトメンバーの青木奈和子さんです。

青木さんは、9月初旬に開催された平塚12時間走で大会記録で優勝するなど成長著しいメンバーです。

 

ウルプロメンバー  平塚12時間走124.56KM(大会記録)で優勝  〜効率的なフォームに変わってきた〜

6月に入会した時から身体能力が高いことは一目で分かりましたが、非常にロスが大きいフォームで、このフォームのままでは大きく伸びないと思い、入会初日から本人に自分がどう走っていて、それを変えていく必要性と、どう走れば効率よく走れるのかを理解してもらいました。

努力家で負けず嫌いの青木さんは、苦手な練習も一生懸命したことからグングン伸びてきました。坂道ダッシュで張り合う古橋さんは信越五岳100マイルを14時間台で走るなど同じく成長中

ウルプロメンバー古橋さん 信越五岳100マイルで大成長

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青木さんは、この大会に昨年も出ていてコース短縮(47.2km)の距離を5時間54分45秒で走り6位に入っていたので、今年はさらに上を目指せると思っていました。

もともと下りは速いけど上りが苦手でしたが、奥武蔵練習会で頑張ったり、田子の浦から富士山に登ったり、そして入会時から嫌いな体幹部を中心とする筋トレを継続してやってきた(はず)ことからフォームが安定してきました。最初の頃はレッグレイズが2回くらいしかできなかったのですから・・・。

2016年大会の上位選手とタイムを大会ページで調べたところ以下の通りでした。(敬称略)

1 上野 朋子 5:29:07

2  中島 陽子 5:37:52

3  木村 真由美 5:40:40

4  澤田 由紀子 5:42:06

5  成田 志保 5:43:00

6 青木 奈和子 5:54:45

2017年大会の結果は以下のとおりです。(敬称略)

1 福島 舞  5:21:34

2 青木 奈和子 5:36:34(ウルトラプロジェクト)

3 中島 陽子  5:57:15

4 西内 宮佳江   5:58:43

5 三浦 佐知子 6:09:59

6 松村 博子 6:14:14

7 竹内 美香 6:26:30(ウルトラプロジェクト)

8 毛利 さつき 6:26:31

9 成田 志保 6:37:01

10 長坂 知子  6:39:40

昨年より距離が2.8km長いことで、昨年2位、5位の選手は20分以上タイムを落としている中で、青木さんは18分短縮して6位から2位にジャンプアップしました。

積極的なレース展開で、優勝した福島舞さんの前に出たこともあるのは素晴らしいです。

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青木さんのFacebookにはこのような投稿がありました。

50km 5時間36分!去年よりコースが延びても18分短縮できました!
スピード練を、おえおえしながら頑張った成果!!最高の天気と極上トレイルにヨダレ垂らす勢いで走って来ました!ボランティア・スタッフの方々の応援が暖かいとっても素敵なレース!!皆さん優しいし、盛り上げ上手で本当に楽しかったです!!!秋大満喫斑尾トレイルさいこーー!!

 

レース直後に青木さんに2位に入ったとメッセージが入ったので、帰り道にでも教えてと何点か質問したら、表彰式前の時間を使って答えてくれました。

気象コンディション

気温は去年より低かったです。そのため、暑すぎず寒すぎずで走りやすかったです!

レース展開

前半はスピード勝負で10km地点を50分に通過するくらいのペースで走りました。舞さんは30km地点で一度抜いたのですが、そのあと登りで離されて見えなくなりました。

補給について

アスリチューン・ポケットエナジーのオレンジ味5個と、マグオンのアップル味1個と、塩タブレット6個使いました。

ポケットエナジーオレンジ味は、平塚12時間走でも使っています。

身体の動きは去年と比べてどうだったか?

スピードを上げても耐えられる体になったと思います。上りも走れると思えることが去年よりも多かったため、動きやすかったです。

 

ウルトラプロジェクトは大会で優勝したり入賞するレベルのメンバーだけではなく、サブ4や、サブ3.5、サブ3、100km完走、砂漠レースやトレラン、トライアスロンなど、目標は様々です。速いか遅いかだけでランナーを判断する方ではなく、メンバーそれぞれが異なった練習環境の中で、それぞれの価値観や目標に向けて頑張っていることを尊重できる方お待ちしております。

入会した方の目標達成や課題解決など一緒に考えていきたいと思います。

ウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。入会や体験参加などお問い合わせはFacebookページのメッセージにてお願いします。



ウルプロメンバー古橋さん  信越五岳100マイルで大成長

今年ウルトラプロジェクトに入会した古橋さんが、9月に開催された信越五岳トレイルランニングレースの100マイルで本人も驚きの走りをしました。

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台風接近による影響で102kmに短縮されましたが、110kmから100マイル用に追加された部分はかなり厳しいと参加した多くのランナーが話す中で、想定を上回る14時間34分37秒で36番目にフィニッシュしました。男子総合は34位です。(出走者数  443人)

古橋さんは信越五岳は3回目ですが、過去2回の記録を見たら、強いトレイルランナーが集まった100マイルで上位10%以内に入ったことに驚くでしょう。

2014年    瑪瑙山でリタイヤ

2015年    20時間45分(22時間制限)380位

この2レースがたまたま不調だったと考える方もいますが、入会時の走力を考えるとさほど驚くほどではありません。ちなみにハーフマラソンは1時間52分で、フルマラソンは4時間24分でした。また申込書の目標タイム欄には以下のように書かれていました。

(いつか)フル3:20、ウルトラ10:30

その古橋さんは午後練を中心に参加して効率よく走るためのフォームを作り上げていき、定期練習会や織田練習会などに参加して力をつけてきたメンバーです。

今年3月の古河はなももマラソンでは自己ベストを47分更新する3時間37分44秒で走りましたが、この走力では、今回の102kmを14時間34分では走れません。3月からも急激に力がつけてきたのです。

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その古橋さんが、急成長した理由などを何話かに分けて紹介していきます。

まず、2015年は110km20時間台だったのが、今回はさらに難易度の高い102kmで14時間台で走るなど、自分自身何が一番変わったと思うか?質問しました。

急激に伸びた自己分析

急峻を楽に速く登れるようになったのと、ベースの走力が大幅向上していたので、無理せず良いペースで進み続けることができたのが大きかった。

夏の北・南アルプスなどで行程やコンディションが壮絶な山行を一人で繰り返していたので、環境が整ったオフィシャルな大会はペーサーの尽力も手伝って精神的にとても楽でした。

また、その山行や彩の国、分水嶺トレイルで胃腸や眠気トラブルを散々経験しましたが、その振り返りできちんと言葉に残して対策を検討していたので今回は大きな問題にはならなかった。

これら全てがあってこその結果ですが、やはり急峻を速いペースで走れるようになった走力アップが大きいと感じています。

まとめると

・登山練習による経験値と体力の向上

・スピード練習による走力向上

・トラブルなどの振り返り

振り返りはウルプロ午後練でもしてもらっていますが非常に大事なことです。

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■登山練習はどのような内容と強度であり、どのような目的をもって行ったか?

ある山岳縦走レースの選考条件クリアのため、高強度の山岳訓練を積み重ね、北南アルプスの2500m~3000mの高山地域を中心に、この夏だけで距離300km超、 累積標高30000m超を縦走しました。訓練の中で心肺能力がネックになっていることがわかり、下山後の練習でも低酸素トレーニングや、スピード練習でも必ず心肺を追い込める強度の設定を選択しました。

■ウルトラプロジェクトのスピード練習ではどのような意識で練習を取り組んでいますか?

常に限界近い強度で追い込んでいるため、筋力と心肺能力の向上につながっています。もう駄目だと思ってから、今が最後だと思ってあきらめず、リミットを超えられるように意識しています。

■午後練に参加して何が変わりましたか?

自分のフォームやランニングに対する考え方を振り返る良い機会になっています。最近特に大きな気付きは腕振りです。また腰の位置、肩甲骨、骨盤の動きや顎の上がり具合なども意識するようになりました。それらにより今まで出せなかったスピードで走れるようになりました。

 

第二話ではレースを振り返ってもらいました。



ウルプロメンバー 植村雄一郎さん サブ3達成  目標達成に大事なこと⑦〜故障を乗り越えてPBをだした妻から学んだこと〜

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・練習する時と休む時のメリハリをつける

知り合いのランナーには、365日のうち360日走っているランナーや、毎日ハーフマラソン以上走っているランナーもいます。そこまで走らないにしても、休むことを怖がっているランニング依存性のようなランナーはたくさんいます。

休むことで、疲労が抜ける、筋肉が超回復して更に強度の高い練習ができます。勇気を持って休むことが重要だと思います。

・調子の悪い時は無理をせずに休む

人間なので、常に調子が良いわけではなく決めた練習メニューをこなせない日もあり、気持ちが乗らず走りたくない時もあります。そんな時は無理せず休めば良いと思ってます。実際、練習場所まで行ったのに、気分が乗らなくて帰ったこともあります。ただ雨を理由に走るのやめたことはありません。

 

(補足)植村さん自身、そして奥さんが故障という経験をしたことからリカバリーの大事さに気づいてもらいましたが、ウルトラマラソンを走るランナーは疲労を溜めた状態でさらに負荷をかけるということで身体の耐性を高めることをしますが、基本はポイント練習は疲労が抜けて調子が良い状態で臨んだ方が良いです。疲労が抜けていない状態でポイント練習をしても思うように走れず心身ともにストレスが溜まります。疲労回復の時間には個人差がありますので、ポイント練習が週3回できる方もいますが、一般的にはスピード系のポイント練習は週1回、持久系のポイント練習も週1回の方が多いと思います。

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・事前準備の徹底

何度かマラソンを走っていると、スタートの待ち時間からゴールまで起こりうることの予想がついてきますが、その予想にしたがいできる限り準備をするようにしてます。

例えば、2月の別府大分毎日マラソンで緊張のあまり、食事が喉を通らずガス欠で25km以降大失速してしまいましたが、今回の北海道マラソンは、別府大分毎日マラソン同様緊張していましたが、朝ごはんも無理矢理たくさん食べて、スタート前もエナジージェルを2つ流し込みました。

その結果、念のためレース中に補給はしましたが、補給なしでもゴールまで走れたのではないかというくらいエネルギーを蓄えることができました。

スタート前に可能な限り不安を消すことがメンタル面にもフィジカル面にも重要だとこの1年で学びました。

 

(補足)レース当日や直前に急に力がつくなんてことはありません。したがってレースが近づいてきたら、いかにその時点で持っている力を発揮するために準備を整えるか考えてください。植村さんが書いているように補給計画であったり、暑い時期であれば日差し対策や脱水対策など様々な準備により結果はまるで変わってきます。(+)を目指すのではなく、(ー)を小さくしていきましょう。

当面の目標と、そのために必要なこと。

目標はマラソンを何時間以内に走るとかではなく、凄いと思ってもらえるランナーになることです。私には尊敬しているランナーが何人かいます。

私が尊敬しているランナーは年齢に限界を感じておらず、向上心があり、自ら率先して他人のサポートをしています。気づいたらたくさんの人たちが、その人の周りに集まっています。人間としても、ランナーとしてもお手本のような人です。

自分の色を出しながら、そんな人たちに少しでも近づけるようなランニングライフを送っていきたいです。

凄いと思ってもらえるランナーになるには、マラソンタイムも速くなくてはならないです。私の年齢でサブスリーくらいのタイムだと、少し頑張ってるくらいの市民ランナーとしか認識されませんので更にタイムを向上させて、まだ参加できない大会の参加資格を得ることが当面の目標です。

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故障を乗り越えてPBをだした妻から学んだこと

私の妻もランニングをしており、始めた時期も私と同じでランニング歴は1年5ヶ月です。初マラソンの横浜マラソンのタイムは4時間40分で、昨年の北海道マラソンも4時間40分でのフィニッシュでした。

それから3ヶ月後に1時間以上タイムを向上させて3時間37分で走りました。それ以降も二人でインターバルやペース走をしたり、一人で30km走をして力をつけていきました。

調整も順調で勝負レースの名古屋ウィメンズマラソンではかなのタイムが狙えるレベルに達していましたが、本番2週間前に疲労骨折してしまいました。頑張っていたし、調整も順調だっただけに相当無念だったと思います。疲労骨折から2ヶ月以上ランニングはできず、練習再開後は以前のようには走れません。見ている私も悔しいですが、本人が1番悔しかったと思います。

そんな中で復帰レースが夏に開催される北海道マラソンに決まりました。暑いのが苦手なので、去年走った際にはもう出たくないと言っていた大会を敢えて復帰レースに選んだのです。北海道マラソンに出ると決めてからは、怪我の再発には細心の注意を払い無理せずにゆっくりと本人なりに調整をしてきました。

私から見ると、もう少し頑張れるんじゃないかと思いましたが、マイペースで調整を重ねていました。


もともと暑いのが苦手なので、北海道マラソンは去年よりも早くゴールできたらいいと2人で話していたので、3時間32分05秒とPBを大幅に更新してフィニッシュしたので、私も本人も周りもビックリしていました。

(ロスタイム)0:50

24:34 - 23:21 - 24:05 - 24:07

25:03 - 25:33 - 26:55 - 26:50 - 11:37

ハーフ通過 1:42:31

妻も私と一緒にボストンマラソンを走りたかったので、参加資格を大幅にクリアできたことを喜んでいます。

怪我をして2ヶ月も走れず、復帰後も思うように走れない中、コツコツ努力を重ね、結果を出し、本当によく頑張ったと思います。

もし私が怪我をして、同じ状況なら腐っていたと思いますが、その時自分の出来ることをしっかりしていけば、結果に繋がることを妻が教えてくれました。

私のランニングライフはまだ1年5ヶ月であり、これからいろんな挫折を経験すると思いますが、そんな時はそのことを思い出し、出来ることから1つ1つ課題をクリアしていこうと思います。これからも、楽しく妻とのランニングライフを送っていきます。

 

二人は10月にシカゴマラソン、来年4月にボストンマラソンなど一緒に走ります。夫婦で同じ趣味や価値観を持って頑張れるのは素晴らしいことですね。この1年半は嬉しいこと、辛いこと、様々なことがあったと思いますが、それらの経験を生かして頑張ってください。

ウルトラプロジェクト練習会日程や入会方法についてはこちらをご参照ください。