カテゴリー別アーカイブ: レースマネジメント

サロマ湖ウルトラ天気〜猛暑対応も必要か?〜

6月18日に書いた記事はこちらです。

サロマ湖ウルトラの天気予報

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3日後に迫ったサロマ湖ウルトラマラソンですが、比較的走りやすい天気になると思っていましたが、猛暑になる可能性が出てきました。

前回同様、tenki.jpの天気予報を見ると当日の天気予報はこんな感じです。

スタート周辺

ゴール周辺

これだけみるとちょっと暑いかな。という感じですが、前日が大変なのです。

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スタート周辺

ゴール周辺

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最高気温30℃で、紫外線がきわめて強いとなると体感温度は40℃超えるようなレースになります。

このように天気がかなり変わりやすい地域ですので、さまざまな気象変化に対応できるよう、多少荷物は増えても持っていきましょう。

こちらは、サロマ湖ウルトラセミナーで使用した資料の一部です。完走率はほぼ最高気温に反比例しています。

もし暑いレースになったなら、とにかく日差し対策をして、どうすれば体温を下げることができるかを考え対応してください。水かぶりは非常に有効ですが、水かぶりをすることでシューズ・ソックスが濡れて靴づれしやすくなりますから、その対策も必要になります。

実際、天気はどう変わるか分かりませんし、猛暑になったとしても全てを受け入れるしかありません。できる準備をして、レース当日は楽しみましょう。



サロマ湖ウルトラの天気予報

いよいよサロマ湖ウルトラまで6日になりました。

tenki.jpを毎日チェックしてますが、当日は走りやすい気象条件になりそうです。

*以下の画像はtenki.jpのキャプチャーを加工したものです。

もちろん、まだ6日あるのでどうなるかは分かりません。

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サロマ湖ウルトラは朝5時にスタートし、制限時間13時間なので最終ランナーは18時にゴールします。これだけ長い時間走るレースなので気象変化も大きく上手に対応する必要があります。

先程調べた予報はこちらです。

スタート付近

ゴール付近

スタート時は気温13℃で曇り、風速3m/sなので、止まっていると肌寒いが、走るには心地よい気温だと思います。

日中の最高気温も17℃程度ですから、寒暖差の小さな1日になりそうです。

午後は小雨マークがついていますが、降水確率は50%で降水量は0mmになっているから、気になるような雨にはならない予報です。

さらに昨年はワッカに入ってからの強い風に参加ランナーは苦しめられましたが、今年は大丈夫そうです。

紫外線は曇り予報ですが「強い」となっているので日焼け止めなど準備は必要です。曇りだから大丈夫と対策をしないと日焼けで体力を奪われます。

この予報通りなら、70%以上の完走率にはなりそうです。

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また、前日と翌日の予報はこちらです。

スタート付近

ゴール付近

どちらにズレても、スタート時の気温は大差ありませんが、最高気温は20℃くらいに上がるとともに、紫外線は非常に強い、きわめて強い。などになっています。

20℃はさほど暑くないと思われる方もいるでしょうが、この辺りは日差しが強いと体感温度は10℃程度上がります。水かぶりをしないと厳しい暑さだと思ってください。

強い日差しについては、事前準備をすることでかなり緩和できます。

・汗や水かぶりで落ちない日焼け止めを顔や首筋、腕、脚だけではなく、ウェアで覆われた肩や背中にも塗ってください。オススメはアグレッシブデザインです。私はリップクリームも使います。

・帽子と、首筋を覆うモノ。そしてサングラスを身につける。兵隊さんのようなヒラヒラはかなり快適だと聞いていますが、私は水に濡らすと冷える筒状のスカーフを巻いています。サングラスは視界が気にならない程度に濃いのが良いと思います。理由は暗くて気になるサングラスだと頭に乗せてしまうからです。

そして暑くなってきたと感じたら、我慢しないですぐに首筋などに水をかけた方が良いです。シューズに水がかからないようにしても結構濡れます。シューズ、ソックスが濡れると靴擦れに繋がります。そのために多少濡れても擦れにくいメリノウールソックスを私は履いています。メーカーはアールエルです。

アールエルからは、超ドライの紙糸ソックスも販売されています。

また、レース直前の天気予報もズレることはあるので、できる準備は全てして、レース中は臨機応変に対応するしかありません。

この気象条件だったら自分はどう走るか?

などイメトレしていくと、いろいろ気付きがあります。

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ウルトラマラソンは経験がモノを言う的な言葉をよく耳にしますが、経験は走った数だけではなく、レース前に考え、レース後に対応し、レース後に振り返った数だと思います。

今回初めてウルトラマラソンにチャレンジする方にとっては、未知へのチャレンジですから分からないことだらけでしょう。でも分からないなりに調べて、考えて自分なりの予測を立てることで気づきの量や質は全く変わってきます。

今回の記事はサロマ湖直前対策セミナー参加者向けに追加発信するために作ろうと思いましたが、こちらにアップします。

もし天気予報がまるで変わって非常に暑くなるならその対応策などアップしていきます。基本毎日発信予定です。

多くのランナーが目標達成できることを願っています。



サロマ湖ウルトラは様々な気象条件に対応できる準備が必要です。〜サロマ湖ウルトラ直前セミナー〜

昨日はサロマ湖ウルトラ直前対策を開催し、11名の参加者に2時間30分いろいろとお伝えし、そして考えてもらいました。

早いものでウルトラセミナーは今回で34回目の開催となりました。初期段階では30名近く集めて開催したこともありますが、開催を重ねるごとに参加者全員にしっかりお伝えするには12-15名程度がマックスと感じてきました。そのため最近は12名前後での開催が大半です。

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前回のサロマ湖ウルトラ対策セミナーは参加者の6割以上がsub3というセミナーになり一番速い方と遅い方のフルマラソンのタイムは2倍近いなんてこともありましたが、全ての方に自分がどう走れば良いかをイメージしてもらいました。

今回は3時間前半から4時間を少し超えるくらい、ある程度レベル感の近い参加者によるセミナーとなりました。

過去の全ての参加者分析はしていませんが、イメージとしてはsub3が1割、sub4が7割、それ以上が2割という感じです。フルマラソン完走者のうちsub3は男性で上位3% 、女性で0.3%と言われていますが、ウルトラマラソンを走るランナーに限定するともっと高くなりますから上記イメージは大きくは狂っていないと思います。

今回のセミナーはレース当日までの日程が短いこともあり、どのような練習をしたら良いか?などは触れずに、これから出来る準備やコンディション二ングなどをお伝えしました。

サロマ湖ウルトラマラソンは私が走った2012年から2017年の6年間でも気象コンディションは様々です。

凄く暑く熱中症になる方が出るような年もあれば、昨年のように低体温症が続出するような低温下の風雨が強い年もあります。

走りやすい天気になれば良いのですが、こればかりは天に任せるしかありません。

ただ、準備をすることで、過酷な気象コンディションを緩和することも出来ます。

それはウェアリングだけではありません。目標タイムやペースも変わってきます。

例えば非常に走りやすく完走率の高かった2015年に10時間切ったランナーが、その前年の気温が非常に高くなった中を同じペースで走ったらほぼ潰れるでしょう。

もちろん暑さに強く、少し落ちるくらいで走れるランナーもいますが、大半は非常に暑いレースになれば同じようには走れません。

ではどのくらいタイムは落ちるのか?

それを数値を使用してセミナーでお伝えしました。感覚的に40分、1時間というのではなく、データ分析した中で分かった実際の数値です。

また、今回はサロマ湖を走る上で、天気予報のどの数値を見て準備をして欲しいかを伝えました。

そのスライドの1枚を掲載します。

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湧別町と北見市の2地点の観測データを用いて、10日天気予報の数値を並べてみました。

その流れを見ていくと、今年は暑くなりそうな気がします。

今朝、21日の北見市の最高気温の予報を見たら25℃に上がっていました。まだ予報ですから、どうなるかは分かりませんが、このように天気予報を見ながら、その暑さや寒さの中で100km走ると、どのようなトラブルが想定されるか?そのためにどんな準備をしたらよいか?どう走ったらよいか?など自分ごとにして考えていったら大きな経験値になります。

旅行は計画段階であれこれプランを考え想像するのが面白いと言う方もいますが、長い時間走るウルトラマラソンも同じ要素があります。

この気象条件だと自分は9時間50分狙えると思ったら、翌日には予報が変わって暑くなり、これだと10時間は切れない。。さらに暑くなるとこれは11時間も怪しい。朝から暑いからペース設定を変えねば。など変わっていくと思います。

昨年のような低温下の風雨もそうです。どんなウェアリングにするかなど悩むと思います。防水のレインウエアだと汗冷えは大丈夫か?、撥水ジャケットでいける雨量か?、防水グローブが必要か?、寒いかもしれないけどランパン・ランシャツで行けるか?など判断が必要になってきます。寒い雨の中を走ったことがないと判断は難しいので、普段から経験することをすすめていますが、今となっては経験者に相談するしかありません。

ウルトラマラソンは走力はもちろん大事ですが、それを生かすためにも準備は大事です。

何回もリタイアしているランナーの中には、自分には根性が足りない。と思っている方は少なくないでしょう。

でも、話を聞いてみると、そもそも走力が足りないランナーもいますが、大半は準備不足です。

熱中症や低体温症になりかけたり、ほぼ故障の状態になったら頑張るべきではありません。(頑張ることで周りに大きな迷惑をかけることもあります。)

その前段階の準備が大事なのです。

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今回と同じ内容で、6月19日に開催した場合参加したい方おりますか?

明日12時までに、5人以上集まれば開催します。(最大12名程度)

ご希望者はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

また、大会まで時間がないこのタイミングではもう走力は上がらないとセミナーでもお伝えしていますが、筋力・持久力など体力的な部分では鍛えるより調子を上げることが求められますが、走力は筋力・持久力だけではありません。

効率よく走るランニングフォームも走力を決める重要なポイントです。仮に、かなり効率の悪いランニングフォームの方が、少しでも楽に速く走るためのヒントが掴めればそれは走力アップに繋がります。また終盤フォームが崩れてきたときの対処法など引き出しが増えれば、早め早めの対応ができます。

事例ですが、東京マラソン前日にパーソナルを受けたいという方に、前日で大丈夫ですか?と確認しましたが大丈夫とのことで実施しました。その時いろいろアドバイスはしましたが、すぐに馴染めない動きは忘れてください。東京マラソンが終わってからアドバイスします。この場で馴染む動きで身体がスムーズに動く動きだけを取り入れてください。と伝えました。

その方の場合は腕振りの方法など2点ほどが馴染んだようで、そこを意識して走ったら気持ちよく走れ念願のサブ3.5を達成しました。

ウルトラプロジェクト練習会では、曜日により動画撮影をしたり、フォーム作り、動き作りをする練習としない練習があります。今週だと、明日の午後練と、金曜日、土曜日はそのようなメニューも入っています。体験参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



ウルプロメンバー奥武蔵ウルトラで総合入賞〜チャレンジ富士五湖の悔しさを晴らす〜

チャレンジ富士五湖71kmにチャレンジしたあけみさんは、精進湖1周して野鳥の森エイドに到着した頃は調子が良く入賞できるようなペースで走っていましたが、なぜかそこから逆走し精進湖1周オカワリしてしまいました。その時の記事はこちらです。

チャレンジ富士五湖精進湖二周目を快調に走るあけみさん

71kmのはずが89kmに・・・。〜諦めなかったことで得たこと〜


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その時は相当悔しかったでしょう。

その悔しさを晴らすためにあけみさんは奥武蔵ウルトラマラソンで結果を出そうとチャレンジ富士五湖翌週から毎週のように奥武蔵を走っていました。

その努力が今回の女子総合6位、年代別3位。そして何より凄いと思うのが男性を含めても58位という順位で走りきったことです。

7時間14分05秒というタイムも素晴らしいタイムです。

速報結果を見るとあけみさんより下に、100kmを8時間、9時間で走るランナーが多数います。

前回の記事でも書いていますが、あけみさんは昨年11月にウルプロに入会するまでの最長距離は10km(タイム56分台)でした。その後3月の初フルで3時間21分で走るまでに急成長しましたが、その時よりさらに成長しているということです。

今回、あけみさんに何点か質問をして回答してもらいました。

□レース展開

願望は7時間切りでしたが、今の走力では厳しいと判断し、目標を7時間10分としました。10km毎のラップタイムは、20kmまで50分毎、そこからは55分で刻み、11時30分(スタートから4時間30分)までに県民の森を折り返すという計画を立てました。

20km地点で、Oさん(様々な大会で上位に入っている女性サブ3ランナーです。)と抜きつ抜かれつをしていたため、これはいけるかもと思い、そのままの調子で突き進みました。レース中は、折り返し地点で時間を確認しただけで、ほとんど時計を見ることなく、気持ちの良いペースで走りました。

激坂は後半の下り坂に備えて、無駄に脚や体力を消耗させないように、骨盤動かしながら早歩きをして進みました。下り坂は力を抜き、身体を休息させて、重力に任せて走りました。残りの10kmくらいから脚が動かなくなりそうでしたが、あとは下るだけと思うと、なんとかなると普段のレースより安心感がありました。鎌北湖を過ぎてから、毛呂山総合公園が見えるまでの2kmは特にきつかったですが、最後まで気持ちと、脚を持たせることが出来ました。

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□ウルプロシャトルランの効果


奥武蔵練習会の激坂800mアタックの最後時間を区切ってシャトルランを繰り返すことで、自分のペースで登りと下りの身体の使い方や、走り方の感覚を繰り返し練習することが出来ました。また、速い人に着いて行くことで、心肺に負荷をかけたペースを身体に覚え込ませることが出来ました。また、見通しのよいカーブで速い人はどのようなコースどりをしているかも分かりました。

5/27 ウルプロ奥武蔵シャトルラン〜せっかく登った場所を戻る理不尽な練習〜前編

□出来たこと、出来なかったこと

私は、レース中はあまり細かいことを考えられず、どちらかというと無心になってしまうため、試走に何度か来てコースや距離感を身体で覚えました。そのため、本番も見覚えのある風景が目に入ると距離感が分かり、体力を温存する所と、出して良い所などが分かりました。また、道が分かれている場所についても、進むべき方向を覚えていたため、止まったり、ブレーキをかけたりせずに自信を持って進めました。

目標タイムより4分少しオーバーしてしまいました。今回の平均ペースは5’39/kmでしたが、レース展開を工夫することで5:30/kmでは行けそうだと思います。特に後半の激坂で自分の弱さに負けないで、歩く時間をもう少し短縮することができたらタイムを縮められたことが反省点です。

また、折り返し地点までは男女別4位でしたが、その後にエイドに立ち寄った際に抜かれて、現状ではそのランナーに追い付く力が無かったことから走力の差を感じました。

それと、ウルトラセミナーやレース前の練習会で、苦しくなったらエイドにいる人に「ありがとう」と声に出して言うといいよと言われたので、それを実行したり、ウルプロメンバーはもちろん、知らないランナーにも「ファイト」と声をかけ合うことで笑顔になり、元気が出ました。すごく大事なことに気付くことが出来ました。

□補給について

今回は、アスリチューン・エナゲイン(通称 赤)をスタート前にとり、レース中はエナゲインと、アスリチューン・ポケットエナジーオレンジ味(通称 白)を5kmごとに交互にとりました。

その他、顔振峠でCNC3粒、復路の激坂前にオルガニクスを1本飲みました。また、脱水予防に電解質パウダーを往路1本、復路1本飲みました。そして、エイドでは毎回水かお茶を飲みました。ポカリと、コーラは交互に水と一緒に飲みました。固形物はメロン2切れと、スイカ1切れ食べただけです。

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□チャレンジ富士五湖の悔しさを払拭できたか

チャレンジ富士五湖で失敗をしてしまったため、奥武蔵では結果を出したいと思いました。チャレンジ富士五湖では初ウルトラマラソンで脚が残っていなかったため、その後奥武蔵まで、週末はロング走で脚を作る練習をしました。練習の甲斐あって、なんとか脚が持ってくれたため、課題は残るものの、大きな失速をすることなくゴールすることが出来ました。

しかし、今の状態で目標である100kmを走る走力はまだ私には無いことが分かったため、来年の100kmチャレンジに向けて練習を積んでいきたいです。

□最後に

先月開催した都内オーバーナイトランでも100km9時間前後のメンバー含めて一番元気だったのはあけみさんでした。フルマラソンもまだまだ速くなりますが、スタミナが凄いので来年チャレンジ予定の野辺山ウルトラ100kmでサブ10デビュー期待してます。

ウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



トラブルが起きたら、まず受け入れる。〜ウルプロメンバー野辺山ウルトラ完走〜

半月前に開催された野辺山ウルトラマラソンでは、ウルプロメンバーや、ウルトラセミナー参加者が素晴らしい走りをしました。

野辺山ウルトラマラソン〜ウルトラセミナー、ウルプロメンバーの完走率は約90%〜

一人一人にさまざまなドラマがあり、全て紹介したいのですが、読者の方に参考になりそうなエピソードがある方を中心に紹介させていただきます。

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今回紹介するのは今年1月に入会した木村さんです。野辺山ウルトラマラソンに完走したいと調べた結果、ウルトラプロジェクトの存在を知ったトライアスリートです。

(画像は全て木村さんからお借りしました。)

紹介する理由は、そもそも制限時間の厳しい野辺山ウルトラマラソンなのに、寝坊してスタートに遅れるという痛恨のミスをしたのに、落ち着いて危なげなく完走したからです。

私はウルトラマラソンで寝坊をしたことはありませんが、誰にでも起こりうることなので、結構怖いトラブルです。

今回、私はメンバーの通過タイムなど応援ナビで確認していましたが、なぜか木村さんは5時スタートのはずなのに5時15分スタートのメンバーと一緒に走っているから、ウェーブを間違えたのではないか?と心配していましたが、レース後に寝坊と聞いて驚きました 笑

木村さんにその時、どう対処したかを含めていくつか質問をしたので紹介します。

【野辺山ウルトラに出た理由】

「今年、完走率が49%しかなかった日本でも有数の辛さのウルトラマラソンがあるらしいんだけど出てみない?」

昨年末の忘年会での先輩の一言。

これがきっかけでした。

トライアスロンの世界選手権に出場したこともあり、今後の目標を見失っていた時期だったので、頑張る目標が欲しいと思いエントリーを決意しました。

【ウルプロ入会】

野辺山に出場するからには絶対に完走したい。

週に一度以上はしっかりと練習会を開催していて尚且つレベルが高く、目標や手本となる人達がいる所に行ってみよう。

そう思って探しあてたのがウルプロでした。

1月にはじめて参加した皇居練習会では、1番低いクラスのスタートでしたが最下位のゴールで、物凄く火が点きました。

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【完走に向けての練習、計画】

野辺山ウルトラ対策セミナーで、目標タイム設定や、コース状況、坂道対策と暑さ対策など学び、自分自身が完走するイメージをしていきました。

また、週に一度は必ずウルプロの練習に参加して走力アップをはかりました。

ただ、野辺山の一カ月前に開催される宮古島トライアスロンの出場も決まっていたため、スイム、バイク、ランを効率よく練習しなければなりません。そこで、宮古島前は、平日の朝スイム練習を週2回行い、ランはウルプロ練習会以外に、赤坂御所を10kmから15km走り、週末はバイク100km + ランをしました。

宮古島終了後は、1週間30kmから50km走り、GWに最後の練習として、奥武蔵から秩父まで約42km起伏のあるコースを走りました。

【野辺山ウルトラのレース展開】

前半は想定よりもやや早めのペースで走りました。前半のトレイル区間で足が消耗すると思っていましたが、思いのほかダメージは小さく、また下りは気持ちよく走れました。40kmから50kmの10kmを55分で走れるとは思ってもいませんでした。

また、暑さが増す中、10kmをいかに集中して刻んでいくかを意識して、エイドでは絶対に長居しないで走りました。

そしてセミナーで学んだように、65kmからの斜度が急になる上り坂はほぼ歩きました。走る力は残っていましたが、走りたい気持ちを必死に我慢して頑張るところはここでないと言い聞かせました。

70kmから80kmは80分掛けて登りましたが、時計とにらめっこしながら、下りは気持ちよく走ってやる!との思いを馳せました。

下り切り、平坦な道を走ればラスト10kmでした。

最後の10kmは早く終わって楽になりたい気持ちと、もう終わってしまうという気持ちが入り混じりながらのランとなりました。

長い長い最後の登り坂を上がりゴールして時計を見ると、12時間14分と2年前のサロマ湖ウルトラのタイムを更新する自己ベストでした。

今までのウルトラマラソンはゴールの瞬間、感極まって泣いたりしていたのですが、あまりのコースの厳しさに妙に冷静になってしまい今回は涙も出ませんでした。

ゴールした時の気持ちは、完走出来てホッとしている気持ちが9割で、もっと出来たかもと思う気持ちが1割でした。

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【スタート前の大失態】

5時のスタートから逆算し普段ではあり得ない時間に起きるため、よく眠れるように飲んだ安定剤が効き過ぎて、4時50分に友人の電話で飛び起きました。

3時に起きて、ゆっくり朝食を取り、朝風呂で気持ちを整える…という全てのプランが崩れました。

急いでホテルを出て会場まで5分、5時スタートは無理なので、5時15分スタートの人たちと一緒にスタートするべく気持ちを切り替えました。

朝ごはんは食べる時間がなかったので、モルテンを急いで水に溶かして、車の中とスタート前にゆっくり飲みました。

会場に到着したのは5時8分。

仲間と少し話しをして、準備体操をしたらあっという間のスタート。

筆者注)

画像を見るとまだ起きていません。。木村さんは朝飯も食べずにモルテンドリンクだけでスタートし、ドロップバッグにもモルテンドリンクを置き、飲んだらガス欠にならず気持ちよく走れたと話しています。

結果論ですが、朝食を食べすぎに胃腸に負担をかけずにスタートしたことがプラスに働いた可能性はあります。

モルテンドリンクは500ccで320kcalも摂取できます。また使用したことのあるウルプロメンバーに話を聞くと、吸収がかなりよく飲みやすいと話しています。

【想定外のことが起こった時は】

木村さんを取り上げた理由は、今回の寝坊だけではありません。寝坊は本人の責任ですが、1ヶ月前の宮古島トライアスロンでは本人の責任ではないトラブルに巻き込まれたのです。

苦手種目で課題のスイム3kmを珍しく58分台でスイムUPし、これは過去最高のスタートだ!と意気込んでいたら、スイムのあとにバイクで使う服や靴などを入れておく袋が、自分のゼッケン番号のラックに…ない。

確実に、朝かけたはずの袋が、そこにないのです。

ボランティアの方々に訴えるも状況がよくわかっておらずウェットスーツを下だけ履いた半裸の状態であちこち探しまわる羽目に。

選手の方から、全く違う100番台のところにかけてありましたよ、と見つかった時には、すでに30分が経過していました。

バイクスタート時は、正直、完全にやる気を失っていましたが、沿道の声援に励まされ、起きた事を引きずっていても仕方がない。と気持ちを切り替えて、応援にも笑顔で応えていると自分の中のプラスの感情が高まり、宮古島の人の温かさに触れ、とても清々しい気持ちでレースを楽しむ事が出来ました。

トラブルが起きたらまず、

起きた事を受け入れる。

気持ちを切り替える。

ゴールまでを逆算して考える。

今何をすべきなのかを瞬時に判断する。

そして、

レースに出ている事に感謝しながら走る。

非日常を思いっきり楽しむ!

これが、二度のトラブルから僕が学んだことです。

この完走記が、これからウルトラにチャレンジする方にとって少しでも参考になれば幸いです。

最後に

ウルトラマラソンは距離も長ければ、時間も長いので予期せぬトラブルが次から次へと襲ってきます。そのトラブルにやる気を失ったりネガティブな感情になってしまうと負のスパイラルに巻き込まれます。木村さんの素晴らしいのは、トラブル発生時に気持ちを切り替えることが出来たことです。

あと大事なことが記事に書かれています。

それは、友人の電話で飛び起きてから18分という極めて短時間で着替えてスタート地点についていますが、それは寝る前にしっかり準備をしていたからこそ出来たのです。前日に準備をしておくことで忘れ物のリスクも減少します。

仮に起きてから準備をしたなら、スタート制限時間の5時30分に間に合わなかったかもしれません。寝坊が失敗ですが、前日の準備がスタートできないという最悪の自体を防いだのです。

ウルトラセミナーは不定期開催ですが、現在募集中のセミナーはこちらです。

6/11 第34回ウルトラセミナー 〜サロマ湖ウルトラ直前対策セミナー〜

また、ウルトラプロジェクト練習会の開催日程はこちらです。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



6/11 第34回ウルトラセミナー 〜サロマ湖ウルトラ直前対策セミナー〜

今回開催のウルトラセミナーは直前対策セミナーということで、大会に向けた練習方法などは除外し、大会までにできる準備などを中心にお伝えいたします。

野辺山ウルトラマラソンの直前に開催したウルトラセミナーの参加者のうち100kmの部は10人全員が完走しました。

野辺山ウルトラマラソン〜ウルトラセミナー、ウルプロメンバーの完走率は約90%〜

 


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2016年、2017年とサロマ湖ウルトラ対策のウルトラセミナーを何回か開催していますが、セミナー参加者の完走率は非常に高く、サブ10、サブ9など目標達成した方もたくさんいます。初100kmサブ10の参加者も多数います。

サロマ湖ウルトラマラソン完走率 なんと91.3%(ウルトラセミナー参加者)

走力のあるランナーが何度もチャレンジして跳ね返されてきたサブ9を達成したランナーもいます。

ウルトラセミナー参加者がサロマ湖でサブ9達成

サロマ湖ウルトラ対策セミナーでは、ウルトラマラソン全般のレース対策と、サロマ湖ウルトラ固有のレース対策の他、補給計画、ペース設定などレースマネジメント全般、そして目標達成のための練習メニューなど、サロマ湖ウルトラマラソンで目標達成するために必要なことを漠然とではなく、自分ごとにしていただくようなセミナーにします。

また私は6年連続で走っているので、暑いサロマ湖も、極寒もサロマ湖経験しましたが、ウルトラセミナーは、私が走って得た経験だけではなく、様々な観点から客観的な分析を行い、参加者の目標達成に繋がるセミナーにしようと毎回ブラッシュアップしています。

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今回のセミナーも過去のセミナーより良い内容にしていきます。

過去のウルトラセミナーに参加した方の結果に関しては、昨年までの分は、こちらに掲載しています。

ウルトラマラソンは距離も時間も長いので、どんなに練習し、準備をしても体調不良でリタイアすることはあります。それはベテランも同様です。

その中で初ウルトラの参加者が多い、ウルトラセミナー参加者がこのような成果を出してる理由は、参加者自身がどのような準備をしてどのように走れば良いのかを自分ごとにできるようなセミナーにしているからです。

また、ウルトラセミナーでは根性論、精神論的な話はほとんどしません。また私の経験に頼るのではなく、可能な限り数値化してお伝えし、参加者に一緒に考えてもらいます。

100kmマラソンを完走するのは簡単ではないと思いますが、何が難しいのか?どうしたら良いのか?を一つ一つのクリアしていけば目標達成に近づきます。

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◻︎日時

2018年6月11日(月)19:00〜21:00  その後30分ほど質問タイムあり

◻︎場所

カフェ Vita@stile (東京都中央区月島1−14−7 旭倉庫内)

◻︎対象者

・サロマ湖ウルトラにエントリーした方

・他のウルトラマラソンにエントリーした方

・ウルトラマラソンに関心のある方

◻︎セミナーの内容

・サロマ湖ウルトラマラソンのコース概要

・目標タイム設定(気象条件による見極め方)

・ペース設定について

・レースまでにして欲しい準備

・サロマ湖ウルトラマラソン特有の対策

・サロマ湖ウルトラマラソンにおすすめのアイテム

・ウルトラマラソンの補給計画について

・よくあるトラブルとその対応

セミナーの進め方は、現在の走力に応じて目標タイムを考えていただき、レース前〜スタートライン〜ゴールまで、イメージを持ってもらえるようワークショップ形式で開催します。

◻︎参加費

・一般価格:3,500円

・リピーター価格:3,000円(過去ウルトラセミナーに参加した方)

・ウルトラプロジェクト会員価格(レギュラー会員:2,000円、ビジター会員:1チケット+1,000円)

*当日ウルトラプロジェクトに入会された方は、会員価格となります。

◻︎セミナー参加者特典

その1 サンプル提供

アスリチューン エナゲイン  1個

アスリチューン    ポケットエナジー(オレンジ味) 1個

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スマッシュウォーター   1包(500〜1000cc用)

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凌駕  SHOT-ONE  2包(2回分)

*まだ発売前のスマッシュウォーターの携帯用製品です。

その2 会場限定価格商品販売

アスリチューン、スマッシュウオーター、オルガニックジェル、カーネルなどウルトラマラソンで武器になるサプリメントやアイテムを会場限定価格で販売します。

◻︎募集人数

12名程度 希望者が多ければ追加開催します。

◻︎その他

・参加費には1ドリンク(生ビール・コーヒー・ソフトドリンクなど)が含まれています。

・セミナー終了後、質問などお受けいたします。

◻︎申込方法

Facebookページのメッセージにてお問い合わせください。またセミナー会費の支払いをもって申込完了となります。支払後のキャンセルはできませんが、次回以降のウルトラセミナーへの振り替えや今回の資料やサンプルの送付は可能です。

またウルトラプロジェクト会員規約および個人情報保護方針に同意の上ご参加ください。

◻︎前回サロマ湖ウルトラセミナー参加者の感想

参加者の感想の一部です。

・初ウルトラ 男性(sub2.5ランナー)
今日は本当にありがとうございました。すべて眼から鱗でした。
今日教えて頂いたことを試してみて、本番での可能性を上げたいと思っています。まずは、お恥ずかしながら走りながらジェルを取る練習からになりそうです。いろいろ試してみてまた質問させて下さい。
・初ウルトラ 男性(sub3ランナー)
大変密度の濃い講義で色々な気づきがありました。友人に勧められて参加して良かったです。今後ともよろしくお願いします。
・100km sub8.5 男性(sub3ランナー)
貴重なデータ&資料までくださりありがとうございます。
ウルトラマラソンの詳細な戦略や、具体的なレース戦術を書いた書籍は世の中にあまりないので(一般論の本は多数あり)とても参考になりました。またサロマ湖のセミナーなのに他のウルトラマラソンにも適用できるような内容にアレンジしてもらっていて助かりました。セミナー2時間半は結構長いと思ってましたが、
時間内に収まりきらないくらいの内容でした。
今日はとても有意義な会をありがとうございます。
・初ウルトラ 女性(sub4.5ランナー)
現実的なタイムがわかり時間内完走にあたって、これからの2ヶ月間でしっかりとした練習が必要だと感じました。 練習会の体験にも日程調整して参加したいと考えております。 その際に改めてご連絡させてください! どうぞよろしくお願いいたします。

 



野辺山ウルトラマラソン〜ウルトラセミナー、ウルプロメンバーの完走率は約90%〜

今年の野辺山ウルトラは暑くはないが紫外線は強烈!?

昨日開催の野辺山ウルトラマラソン前には、参加ランナーに向けて参考になりそうなことをいくつか情報発信しましたが、完走率50%未満に落ち込んだ昨年とは打って変わって気象条件に恵まれたレースになりました。

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完走率は近日こちらの大会ページで発表されますが、比較的高いと思います。

しかし、1月に2回、レース直前の先週開催した野辺山対策セミナー参加者と、ウルトラプロジェクトメンバーの完走率が異常に高い!と調べたら9割近い完走率でした。

こちらは一覧です。時間のある時にフルマラソンのタイムや目標タイムとの比較しようと思います。

100kmは28人が走り25人完走。

71kmは4人が走り3人完走。

42kmは2人とも完走。1人はコースベストで総合5位入賞です。

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ウルトラセミナーにはサブ2.5、サブ3など速いランナーも参加しますが、参加前に書いていただく申込書のフルマラソンのタイムなど見ると、結構完走厳しいかな。と思うランナーも参加しますので、マラソンの走力的には、2000人以上が参加した出走者のバラツキとさほど変わらないと思います。

そのような中で、今回の完走率が驚異的な数字だということはお分かりいただけると思います。

ではなぜセミナー参加者がこれほどの完走率になったかと言えば、1月のセミナー参加者には、現在の走力では完走はかなり厳しいと漠然とではなく、数値でしめして準備するモチベーションを高めてもらいました。もちろん練習メニューなどもお伝えしました。

多忙な中、私のセミナーに参加していただくのですから、このままでは完走が厳しいと思う方にも、走る前から諦めるのではなく、どうすれば完走できるのかを一生懸命考えて実行して欲しいのです。やるべきことが明確になればあとはやるかやらないかです。今回このタイムで走れたのは素晴らしいと思う方も何人かいますが、1月のセミナーからしっかり練習など準備をしたのでしょう。
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また直前セミナーは大会6日前ですから走力アップは出来ない時期の開催です。このセミナー参加者のうち100kmは全員完走で、全種目は12人中11人完走で完走率91.7%です。また野辺山100kmサブ10ランナーが2人誕生しました。

なぜこれほど高いかと言えば、直前でもできる準備はたくさんあるということです。

走力のあるランナーだって体調不良やトラブルで思うような走りができないリスクは常にあります。ウルトラマラソンの経験豊富な普通であれば完走できるランナーが100人今回の野辺山100kmを走ったとして全員完走など多分できません。私は過去100kmマラソンは全て完走していますが絶対に完走できるなんてことはありません。

レース前から体調不良になることもあるし、レース中に突発的出来事があるかもしれません。ただその完走できないリスクをレース前の準備やレース中の対応で減らすことはできます。

実行できないことを伝えるようなセミナーではなく、できることだけを2時間以上に渡って伝えるセミナーにしたのです。具体的には初めて野辺山ウルトラを走る方でもどのようなコースで、どのように走れば良いのかをレース前日からイメージできるようにしたのです。

またウルトラセミナーに参加する方の多くは、初めてウルトラマラソンを走る方や、過去思うような走りが出来なかったなど経験の短い方です。ウルトラマラソンは過去の経験が結果を左右すると言われていますが、ウルトラマラソン経験の少ないセミナー参加者の完走率が全体の完走率よりかなり高いのです。

最近思うのは100km前後のウルトラマラソンは特殊なことではないということです。ウルトラは特殊な競技だと思うあまりにある意味非常識な準備をして体調を崩したりします。その辺りを数値を含めて説明しているのがウルトラセミナーです。私に経験則だけではなく基本数値に基づいた事実を元に構成しています。

参加者の声は別に紹介しますが、出来る準備をしっかりしてスタートラインに並んだセミナー参加者やウルプロメンバーは素晴らしいと思います。

また、思い通りのレースができた方も、できなかった方も可能な限り早くしてほしいことは、出来たこと、出来なかったこと、こうすれば良かったと思うこと。などより具体的に振り返ってほしいのです。それをすることで経験値は積み上がります。

完走できた!良かったです。

完走できなかった。。悔しい。でも次回は頑張ります。

では経験値は積み上がりません。

ウルプロメンバーが伸びているのは、このような経験値の積み上げができているからです。

振り返れば、何が自分には足りないかなど分かります。それが分かれば、その足りないことを積み上げる練習をやるかやらないかです。

今回42kmの部を走りコースベストで総合5位入賞したウルプロメンバーは自分自身の弱点を理解し、その足りない部分を高めていく練習をすることで、今年に入って1500mからフルマラソンまでPBを出し、今回の総合入賞など非常に伸びています。

ウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。参加希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

また、既に何回か開催したサロマ湖ウルトラマラソンに向けたセミナーを追加開催しようと思います。こちらについてもメッセージにてお問い合わせください。



川の道フットレース254KM⑤〜中間点を超えて〜

川の道フットレース254KM④〜間違えたら間違えた場所まで戻る〜

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□CP18〜CP19(旧三箇小学校)133.4km

区間距離 :45.2km

区間タイム:7時間45分

平均ペース:ave.10’17/km

この区間は飯山駅を出てしばらくは、ロストに気をつけねばならない箇所はありますが、少し走ると、そこからは千曲川から信濃川になる地点(119.8km)を含めて延々と川沿いを走りますので、道迷いの心配はさほどない区間になります。

地図を見ながら記憶を辿ると、この区間の最初は調子よく走ったり、脚を温存する意味で早歩きをしたりしていました。

飯山市街地を抜けると、真っ暗な寂しい道が続きます。コンビニも途中から20km以上ありません。

少し眠くなってきたので、コンビニでレッドブルを買って飲みました。その際、胃を保護するためにチーズも一緒に食べるようにしました。チーズはカロリーも取れるし今回はもう2箇所くらいで買いました。オルガニックジェルなども持ってきましたが、ドリンクが買える場所であればドリンクの方がコストパフォーマンスは高いので利用します。

途中に長いトンネルが2箇所ありましたが、深夜のトンネルってなんだか怖いです。歩道は車道とは完全にセパレートされているので安全面の心配はありませんが、後ろから息遣い激しく追ってくるランナーの足音と吐息が聞こえたので、追いつかれないように走りました。足音はトンネル抜ける少し手前までは結構近くに感じていましたが、トンネルを抜けて振り返るとライトは見えません。しばらくして振り返るもライトは見えません。。

トンネルは音が反響するからだいぶ遠くのランナーが発した音なのでしょうが、あまり気分の良い感じはしませんでした。トンネルの中では振り返ってはいけないような・・・。

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この区間に入ってしばらくした辺りで、514kmの方から「ハーフで現在5、6番手だから頑張って。」と言われましたが、前にはもっといるはずだけど、いつのまにか抜いたのかな?など思いながら速報画面をチェックすると先頭は既にCP19に入っていました。

その後CP19まで、254kmの選手には2人抜かれただけですが、到着は13位でしたから、声をかけていただいた方は勘違いしていたようです。

そこまでは順位など意識しないで走っていたのが、急に気になりはじめ速報画面を何度も見てしまいました。

CP19では2時間以上の休憩が義務付けられているので、どのように過ごすかなども考えていました。当初は最低2時間は寝て補給や準備など合わせて3時間くらい滞在することを予定していましたが、上位が狙えるのであればここを2時間で出れば先行者に追いつけるなどと言う考えも浮かんできました。

結局、CP19まで5km以上ある箇所で6人以上が到着した速報画面を見て、順位は気にしないで休憩は予定通り取ることにしましたが、脚を後半に残そうと走れる場所も早歩きにしていたので、休憩後の後半戦は先行者を結構抜けるかな。なんてことも考えていました。

CP19に向かって左折する箇所は少し分かりにくいと聞いていましたが、案内のライトなどがあり大丈夫でした。

スタート前には深夜3時くらいには到着できると思っていましたが、徐々に夜が明けはじめてきました。途中でチェックした天気予報では明るくなる前に雨に降られそうと思ってましたが、その前にCP19に到着しました。

到着は4時56分と2時間遅れでした。

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ここで少しウェアリングなど書きます。

Tシャツと短パンでスタートして、途中でアームカバーと撥水加工の薄いパーカーを着用しただけでここまでは問題ありませんでした。

ザッグは5リットル程度の小さいモノを使っていたので、スタート時にライト2個とそれぞれのバッテリー、薄いレインパンツ、ファイントラックのインナーシャツ、メリノウールグローブ、レイングローブ、救急セット、サプリメントなど必要と思われるものをザッグとnakedランニングバンドに収納していました。

しっかりした上下のレインスーツやダウンベスト、保温性のある長袖シャツ、タイツ、厚手のグローブなどはCP19に送ったバッグにはいれておきました。これらは天気予報などから判断しました。

仮に予報が外れて雨に降られ続ける状況になったとしたら、途中のコンビニで雨合羽買えば良いと思っていました。

アイテムをどれだけ持つかは走力にもよりますが、余りに大きな荷物になると、その荷物を背負うことが負担になるので、その判断は大事です。もちろんトレイルランであればその際の基準をより安全サイドに振るべきでしょうが、今回は途中である程度の調達も可能です。

何を持ち、何を持たないかを判断するのもレースマネジメントであり、そこからレースは始まっています。

ここまではロストなどはありましたが、比較的順調にレースは進みました。
川の道フットレース254KM⑥〜今回の失敗は経験値アップに繋げる〜 に続く

川の道フットレース254KM⑥〜今回の失敗は経験値アップに繋げる〜



チャレンジ富士五湖で2年続けてアスリチューンサポートランナー3人が優勝 その3〜118KM女子優勝 楠瀬祐子選手〜

チャレンジ富士五湖で2年続けてアスリチューンサポートランナー3人が優勝 その2〜100KM男子優勝 板垣辰矢選手〜

118km男子優勝の石川選手、100km男子優勝の板垣選手に続き紹介するのは、118km女子優勝の楠瀬祐子選手です。

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楠瀬選手は118km三連覇ですが、その前年の100km優勝を加えると四連覇です。

  • 2015年 100km    9:04:01 優勝
  • 2016年 118km 10:27:10 優勝
  • 2017年 118km 10:56:33 優勝
  • 2018年 118km 10:32:30 優勝

その楠瀬選手にレース展開など教えてもらいました。

レース展開

(首もとにはKernelが装着されています。)

今回は個人優勝だけでなく、チーム戦での優勝も大きな目標としていたので、足を引っ張らないよう、男子も合わせて15位以内を目標としていました。

スタート時は寒く、ダウンを着ていたほど。

でも暑くなることがわかっていたので、涼しいうちに距離を稼ぎたい!とかなり速めのペースで入ってしまいました。

25㎞手前からお腹が痛くなり、合計7回もトイレに行き、常にお腹が気になるレースでした。

チャレンジ富士五湖は初ウルトラでボロボロになりながら完走して以来毎年出ており、今年で7回目。

71㎞、100㎞と合流するまでは、ほぼひとり旅でしたが、あの年はここでこんなことがあったな…と思い返しながら走っていたので、あっという間でした。

80㎞くらいまでは…。

118㎞の部しか回らない5湖目の本栖湖辺りから、暑さによる喉の渇きのせいかフラフラ。集中力も欠け始めました。

でも、本栖湖を回り、往路の118㎞の方とすれ違ったり、71㎞、100㎞と合流してからは、すれ違いの方々と声を掛け合い、気分が乗り始めて、また走れるようになりました。

ラスト10㎞くらいから、またキツさが戻ってきてフラフラしながら走りました。

この辺りは、周りの人もみんなキツそうでした。

ラストの上り坂はさらにヘロヘロ。

足踏みのようではありましたが、何とか走り続けました。

ゴールしたら倒れるのでは?と思うほど途中フラフラだったはずなのに、元気いっぱいゴールしました!

*画像は楠瀬選手よりお借りいたしました。
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アスリチューン

スタート30分前に1包。

レース中は50㎞から15〜20㎞ごとに取りました。

アスリチューンはそこまで甘ったるくないので、いつもなら水が無くても飲めるのですが、今回は暑さで喉がカラカラで、飲みたいタイミングではなかなか取れませんでした。

途中フラフラで食べ物を受け付けなくなりましたが、一口だけでも…とアスリチューンを口にするだけでも元気になれたので、決めた所で少しでも取るようにしました。

もともとジェルは大の苦手ですが、アスリチューンのオレンジ味はみかんゼリーみたいな味で大好きです。(グレープよりさらに飲みやすい!)

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アグレッシブデザイン

日に直接当たらない背中なども含めて、入念に塗りたくりました。

脚にテーピングをしていましたが、ゴール後に剥がしたら、10時間半も外にいたのに跡が全くついていなかったので、ビックリしました。

周りの方が暑い暑い、猛暑だ!と言うほど、暑さを感じなかったのは、紫外線がしっかりカットされていたからなのかもしれません。

*レースと関係ありませんが、先日グアムに行った際、海などで遊び倒し、直射日光の下で1時間もお昼寝してしまった日もあったのに、アグレッシブデザインを塗っていたおかげでそれほど日焼けせず、会社でも「全然焼けてないじゃないか!」と言われました。本当に強力!

 

楠瀬選手は、今年に入ってフルマラソンの自己ベストを2時間49分台まで伸ばしました。走力を上げ調子の良い状態でウルトラマラソンシーズンに突入したこともあり、これから続くウルトラマラソンでの活躍も期待されます。

また過酷なレースになればなるほど、それまでに積み重ねてきた練習とともに、ストレスを減らすための準備が求めらます。強い選手はできる準備は全てやっています。

 



なんとかサブ10〜チャレンジ富士五湖〜

昨日のチャレンジ富士五湖には私の把握しているだけで、31人のウルプロメンバーが走り23人が完走(完走率74.2%)しました。ちなみに全体の完走率が63.16%です。100kmに出たメンバーが多いですが、自己ベストを2時間以上短縮したメンバー含めて少なくとも4人は自己ベストですし入賞したメンバーもいます。初ウルトラのメンバーも多くみんな頑張りました。

そんなメンバーから、「ウルプロ頑張れ〜!」と応援の方々や一緒に走ってるランナーからたくさんの応援を貰えたのがすごく力になった。という話を聞きました。

私自身もたくさんお声いただきありがとうございました。

ちょっと潰れかけた状態でぶっきらぼうだったこともありますが、しっかり力になりました。

ありがとうございました!!

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私のタイムは9時間52分29秒と自己ベストから86分遅れ、コースベストから58分遅れのタイムでしたが、よくサブ10できたと自分自身では納得しています。

ランナーズアップデートのタイムなどを見ながら少しレース展開を紹介します。

スタートは例年寒いのですが、今年はさほど寒さを感じませんでした。日差しが出てきてからの暑さが容易に想像できるので、フルマラソン通過3時間27、28分を目処に序盤はペースを落とし過ぎないように走ることにしましたが、スタート直後から身体の動きが悪く、楽に走れるはずのキロ5ペースが意識しないと出せないペースでした。

山中湖の周りを走る頃から胃のムカつきや脚の張りが出てきて、まだ暑くなる前なのになぜ?キロ5で20kmなのになぜ?と自分の不調さ加減に少しネガティブになりそうでした。

まだまだ先は長いので、できる対応をしつつペースを無理に保たずに頑張らなくても走れるペースに落ち着かせました。

当初予定では平地は4’48/kmくらいで走るつもりでしたが、平地でもキロ5を少し超えてしまいます。

いろいろ試すも、胃のムカつきは一向に解消せず、第二関門手前の路肩で急激に込み上げてきたので、後続に迷惑にならないよう端により吐きました。吐いたことで楽になるかと思いきや、一向に楽にならず、まだ60km以上あり、さらにこれから本格的に暑くなることを考えると不安になってきました。

フルマラソン通過タイムはだいたい3時間42分くらい。レース前に考えていたタイムより15分くらい遅いが仕方がない。またこの段階でこれほど余裕がなくなったのも記憶がありません。

これは河口湖大橋手前ですが、動画を見ると身体にパワーがなく、脚の踏ん張りが効いてないのが分かります。

下り基調の40kmから50kmは例年比較的タイムは良いのですが、今回は55’37もかかってます。そのため50km通過は4時間26分43秒と苦しみました。

ただ、この時点ではサブ9は無理でも、後半キロ6に落ちても9時間30分では走れると思っていましたが、ここから10kmが今回の試練の区間になりました。30分前にスタートした118kmを走るウルプロメンバーにここで追いつき頑張ってるなーと思い声をかけて抜きました。

30分前にスタートしたメンバーを抜いたわけですからスピード差はあるはずですが、少し走ると抜かれて、しばらく抜いたり抜かれたりが続きました。この辺りでは他のランナーにも結構抜かれるくらいペースが落ちたのです。56kmのドロップバック受け取りもありますが、この10kmはなんと68分もかかりました。

このままのペースではもちろんサブ10できません。

スントスパルタンウルトラで気温をチェックしながら走り20℃を超えてから水かぶりをしていき、アグレッシブデザイン日焼け止めをしっかり塗ったのでさほど暑さは感じませんでしたが、とにかく走れない。

弱い自分も出てきますが、とにかくサブ10はしようと気持ちを切り替えました。

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まずはリズムを作るために良いピッチで私を抜いてくランナーの後ろでしばらく走ってリズムを取り戻したり、後傾しているのではないか?といつも練習会でしてる動作をしてみたり、もう出来ることは全てしました。

その甲斐あって、6’15/kmとか示していた1kmごとlapペースが30秒くらい上がりました。

もうこの辺りはラストの坂を頑張らないとサブ10できないというギリギリの状況にならないように、90km通過8時間40分を目処に10km60分を大きく超えないよう淡々と走りました。

朝9時前から水かぶりをしていますが、当初はシューズにかからないように気を付けていましたが、徐々にシューズが濡れてきました。かぶり始めてからは全てのエイドで何杯もかぶっているのだから仕方がありませんが、途中からシューズ内に水が溜まったようで走るたびに音がするようになってしまいました。ズームフライは水捌け悪いです。アールエルメリノウールを履いていましたが、さすがにシューズの中に水が溜まっている状態では多少擦れてきます。

自宅でインソールを外すとこのようにタップリ水を含み、またシューズ内のインソールと接する生地にもタップリ水が溜まっていました。

もう終盤なので多少の靴擦れは仕方がありませんが、これが前半ならもっと厳しいレースになったでしょう。

これは河口湖に戻ってきた時の画像ですが、80kmを7時間37分で通過し、90kmまでの10kmをそこまでと同じペースで走れば10時間は切れると走っていた時のものです。

60km過ぎまでは最悪の体調でしたが、この頃には徐々に復活してきていました。

ウルトラセミナーでもウルトラマラソンには復活があると話していますが、復活するための第一歩は何が悪くてダメになったのかを冷静に把握して原因を取り除いていくことです。

また、その時の自分に出来る目標を設定することです。大きくタイムを崩していった30から60kmの状況なら60km以降ウォーキングになってもおかしくありませんが、その時の私は10時間は切ろうと考え、まずは10km60分に戻そうとその時出来る走りをしたのです。水かぶりをするためのロスにより61分になっていますが、これがその時私に出来た精一杯の走りでした。

90km通過時点のタイムでサブ10は見えたので、そこからは無理をせず確実にサブ10できる走りにしました。

それまで綱渡りのようなギリギリの状態で走っているわけですから、ちょっとしたことで走れなくなれば、ほぼ手中に入れたサブ10が逃げてしまいます。

例えば、ガス欠、脱水、躓きによる転倒などだけではなく、それ以前から少し痛みが出てきていた足底の靴擦れが悪化したら走るどころか、歩くことも厳しくなってきます。

河口湖から大通りに出た辺りで10年来のランニング仲間のTさんに追いつきました。同じくらいのタイムで走るのでよく大会で会います。

Tさんも調子が悪く厳しそうでしたので、一緒に話しながら進みました。ここからは全部走ろうとはしないで、走ったり歩いたり会話ができるレベルで時間をチェックしながら先に進みました。

1分、2分縮めるために無理をして10分、20分タイムを失うことがないように二人の経験を生かして先に進みました。

近況報告などしながら走るとキツイはずの時間が楽しい時間に変わりました。

気持ち的にも全く走れなくなりつつあったというTさんも余裕が出てきたようですが、メンタルの重要性を目の当たりにしました。

登り基調のラスト10kmはかなりノンビリ行きましたし、長い信号にも捕まりましたが、73分台ですからそんな遅くはありません。

こんなキツイレースは久々でしたが、いろいろ掴むことはありました。また序盤の不調の原因のいくつかは分かっていますが、それらの気付きは別に書こうと思います。

川の道フットレースまで時間がないので、足底の靴擦れがレース中も気になりましたが、メリノウールソックスが守ってくれたので、さほど悪い状態ではありません。

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ゴール後は手早くシャワーを浴びてから夕方まで応援しました。

またウルプロメンバーだけではなく、競技場に入ってくるランナーを見ていると目頭が熱くなってきます。

一人一人にさまざまなドラマがあったのでしょう。

競技ですからタイムとか順位は大事なことです。

ただ、もうやめたいという気持ちに打ち勝ったからゴールに辿り着いたのです。不条理な出来事にこれでもかっていうくらい襲われた方もいるでしょう。でもやめなかったのです。

ウルトラマラソンっていいね! がその場には満ち溢れていました。

たくさんの大会スタッフの方々や応援の方ありがとうございました。