カテゴリー別アーカイブ: 大会情報

女性の3時間10分以内は0.9% 50代は0.3%

女性のsub3.5は3.1%だが、50代でも2.1%

男性のsub3に続き、女性のsub3.5を調べましたが、今回は現時点の大阪国際女子マラソン参加資格である女性の3時間10分以内について調べてみました。

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大阪国際女子マラソンの参加資格は、公認競技会で出したグロスタイムなので、全日本マラソンランキングで3時間10分以内のランナー全員が参加資格を有しているわけではありません。

また大阪国際女子マラソンには、フルマラソンのタイムでの参加資格はないが、ハーフマラソンなどの資格タイムで参加するランナーもいますし、2018年4月から2019年3月には3時間10分以内を出せなかったが、その前年に出しているランナーもいますので、どの程度のボリューム感かを感じていただければと思います。

最初は、公認大会のみでカウントしようと思いましたが、ランキングされているシーズンベストタイムは非公認大会のものだけど、セカンドベストは公認大会で3時間10分を切っているランナーもいる可能性はあるし、そもそもグロスで切っているかどうかは今回使用した資料からでは分からないからやめました。

まず、年代別に算出してみました。

sub3.5は30代、40代が同じ達成率でしたが、3時間10分以内になると40代になると減少しはじめ、50代以降は一気に減少しています。それでも60代で達成している方がいるのだから素晴らしいことです。

1才ごとに折れ線グラフにしてもデコボコはありますが、ほぼ右下がりになります。

比較として、女性のsub3.5はこのようなグラフになります。

 

これを一つのグラフにまとめるとこのようになります。

比較すると、女性のsub3.5を出すことも容易なことではありませんが、3時間10分以内 となると一気に難易度が高くなります。特に20代ではsub3.5ランナーの半分は3時間10分以内のランナーですが、40才以上になると1/4程度になってしまいます。

平均ペースで4’58/kmと4’30/kmと1kmで28秒も違うのだから、全くスピード感が変わってきます。

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さて、大阪国際女子マラソンの2019年大会エントリー数は481人でした。

私がマラソンを始めた頃の参加資格は3時間15分以内で、そこから3時間13分以内、3時間10分以内と切り上がり、次回はまた切り上がるのではないかと噂されています。

3年ほど前に書いた、大阪国際女子マラソン参加資格変更を読んでいただきたいのですが、エントリー数が500人を超えると次回大会でタイムの切り上げがありました。

記事の一部を抜粋すると

大阪国際女子マラソンは2015年に3時間15分から13分に切り上がり、その2年後の2017年に10分に切り上がりました。

中にはその都度切り上がりに泣いたランナーもいるでしょう。非常なことだと思いますが、切り上げの理由は大会を安全にスムーズに運営するためのキャパシティーが問題ですから止むを得ません。

2017年に切り上がることが決まったばかりですが、2018年以降も切り上げはあると思います。そのヒントになるのは参加人数です。

2016年のエントリー数は564人 2015年のエントリー数は429人、2014年のエントリー数は529人です。

2014年大会で500人を超えたので2分切り上げ、2015年は429人と500人を下回りました。しかし2016年に再び564人と500人を超えたので今回3分の切り上げを図ったのです。

500人を超えたら危ないと思ってください。それもいきなり600人とかになってしまうと5分くらい切り上げする可能性は大きいです。

大会事務局とすると、2016年大会にエントリーした564人の資格タイムをチェックしおそらく400人くらいに減るラインに資格タイムを決めたのでしょう。その上で次々に資格取得者が増えているので2017年のエントリー数は450人くらいになるのでしょう。

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2019年は481人だったから2020年は大丈夫ではないかと安心している方もいますが、全日本マラソンランキングの前回分を調べたところ3時間10分以内は669人と今回のランキングの703人と比較すると+34人(105.1%)となりました。3時間10分以内のタイムを出し、大阪国際女子マラソンの参加資格を有しているランナーの実数を私は調べることはできませんが、この数値を見る限り増えているのでしょう。

単純な計算になりますが481人の105.1%は505人となります。

また東京オリンピックMGCファイナルチャレンジの大会でもあり、参加資格はあるけど例年エントリーしていないランナーが参加することも想定されます。大阪国際女子マラソン主催者は、JAAFのデータベースから有資格者数を調べた上で判断していると思いますが、どのような判断をするのでしょうか?

大阪国際女子マラソン参加ランナーの間では、3時間08分に切り上がるのではないかと噂されています。参考までに今回のデータで3時間08分以内の人数を調べると580人と、前年ランキングの3時間10分以内の669人から86.7%となります。この数値を2019年大阪国際女子マラソンエントリー数の481人にかけると417人となります。

例年、エントリー期限は12月上旬ですので、大会要項が発表され、仮に資格タイムが切り上がったとしても、秋のレースでそのタイムをクリアすれば参加できます。秋のレースのエントリーは既に始まっていますのでエントリー日など確認ください。



第三回 阿蘇ラウンドトレイル ART Aso Round Trail 完走記

阿蘇ラウンドトレイルについて書いた記事をまとめておきます。

大会ページはこちらです。

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阿蘇ラウンドトレイル 走ってきます。

阿蘇ラウンドトレイル①〜素晴らしい景観だった〜

阿蘇ラウンドトレイル②〜公開データと実際のデータ〜

阿蘇ラウンドトレイル③〜100km残して脚が終わっても出来ることはある〜

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阿蘇ラウンドトレイル④〜暑さとの戦いには負けなかった〜

阿蘇ラウンドトレイル⑤〜先々のキツさを想像しないで一歩一歩進んだ〜

阿蘇ラウンドトレイル⑥〜睡魔との戦いにも競り勝った〜

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阿蘇ラウンドトレイル⑦〜2日連続の強い日差し〜

阿蘇ラウンドトレイル⑧〜マーキングテープとコースロスト〜

阿蘇ラウンドトレイル⑨〜フィニッシュ〜

 



身の危険を感じるレベルの寒さだった〜UTMF2019〜

今年のUTMFは4/27 15:00 時点で競技中止が発表された。


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そのことを知ったのは7A山中湖で応援し、9A富士吉田に行く前に、日帰り温泉で仮眠を取っていた時だった。その後9Aで全てのランナーを応援しようと思っていた。

中止という言葉を聞いた時に、脳裏を過ぎったのは、重大事故だった。

慌てて、大会ページを確認すると、「杓子岳付近の降雪・凍結・低温によるリスク増大によりレースを短縮します。次のエイドの指示に従ってください。とあり、事故予防のための中止と知り胸を撫で下ろした。

重大事故は気象コンディションに関わらず発生するが、レース中の吹雪・積雪はそのリスクを恐ろしく引き上げたのだから中止判断は適切だと感じた。

ただ、このレースに向けて準備をし、厳しいコンディションの中、懸命に100マイル先にあるゴールゲートを目指したランナーのことを思うと、この気象変化を恨まずにはいられない。そして、瞬く間にコースを真っ白にしてしまう山の恐ろしさを再認識した。

山岳区間ではない舗装区間に設定された7A山中湖のあるキララで応援している時でさえ、天気はころころ変わった。

メリノウールロングスリーブやダウンジャケットなど5枚重ね着していても身体がブルブル震えを感じたのだから、24時間以上この過酷な状況に耐えギリギリの状態でゴールを目指しているランナーが、その冷えきった身体で、さらに気温が下がる夜間に標高を上げていくのは雪が降らなくても危険だと感じたが、今回はさらに短時間で雪が積もったのだ。

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ウルプロメンバーの一人は、山中湖で身体と気候の回復を待っている間に中止の知らせを聞いたが、「身の危険を感じるレベルの寒さだった。」とレース後のメッセージに書かれていた。

自分だったらどう走るか?どう判断するか?など様々な視点から考える習慣があるが、その判断のためには多くの正確な情報が必要になる。今回適切な中止判断が出来たのは、コースやエイドに配置されたスタッフと本部との連携がしっかり出来ていたのは当然として、様々な悪天候時などリスクが増大した際の様々なシュミレーションがされていたのだろう。

また、必携装備に関して、そこまで必要なのか?それは選手の判断に任せたら良いのではないか?という声をよく聞くが、今回のようなコンディションではさらに+αを準備できたかどうかで明暗が分かれたと思う。

中止理由に上がっていた杓子山の状況に関しては、多くのランナーが欲していたが、急遽スイーパーを務めた石川弘樹さんがランナー目線・主催者目線から詳細なレポートをfacebookページに投稿した。

ぜひ石川さんの投稿を読んでみてください。

15時までに富士吉田エイドを出た選手のみゴールすることを許されたが、その最終ランナーがゴールした頃には青空が広がっていた。

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優勝は前評判通り、グザビエ・テベナールが圧倒的な強さを示して優勝した。

上位選手

男子

  1. グザビエ・テベナール(フランス)19:36:26
  2. リャン・ジン(中国)20:39:38
  3. ローレン・デイビッド・ニューマン(アメリカ) 20:40:14
  4. 小原 将寿 20:59:24
  5. アレクセイ・トルチェンコ(ロシア)21:03:43
  6. カール・ヨハン・ソルマン(スエーデン)22:04:28
  7. 鬼塚 智徳 22:27:44
  8. 土井 陵 22:51:39
  9. 伊藤 健太 22:51:39
  10. 木幡 帝珠 23:08:34

女子

  1. シャン・フージャオ(中国)24:20:00
  2. ルー・クリフトン(オーストラリア)25:50:48
  3. 浅原 かおり 25:55:53
  4. シルベーヌ・キュソ(フランス)26:10:16
  5. マンニ―・チュン(香港)27:14:46

年代別入賞など詳細はこちらをご参照ください。

また、A5勝山(95km)を通過した選手は、自らリタイア申告した選手も含めて、通過したエイドまでのコースの完走者とされた。フィニッシャーズベストと、ITRAポイントが得られるよう申請すると発表されたがその主催者発表はこちらです。

ITRAポイント申請に関しては後日発表されるが、現時点の情報から推測すると以下のようになると思われる。ITRAポイントに関してはDogsorCaravan.comのこちらの記事が分かりやすい。

6ポイント

ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)

MF_FUJIYOSHIDA154k(〜A9 富士吉田154km)

5ポイント

MF_NIJYUMAGARI140k(〜A8二十曲峠140km)

MF_YAMANAKAKO127k(〜A7山中湖127km)

MF_OSHINO114k(〜A6忍野114km)

4ポイント

MF_KATSUYAMA95k(〜A5勝山95km)



24時間走の2倍のレースなど〜2019台北ウルトラマラソン結果〜

2月15−17日に台湾で開催された台北ウルトラマラソンにはアスリチューンサポートランナーの大島選手が12時間走優勝、望月選手は24時間走初挑戦で200kmオーバーし3位に入った他、日本人選手は大きな存在感を示しました。このレースは台湾の選手にとっては2019IAU24時間走世界選手権の代表選考を兼ねているので、日本の神宮外苑24時間チャレンジのような大会です。

またこの大会はアジア唯一の48時間走がある大会です。

日本からも女子の世界歴代2位の記録をもつ稲垣選手、男子の世界歴代5位の大滝選手、世界歴代16位の沖山選手など、日本のウルトラマラソンを切り開いてきた選手が数多く参加されました。

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まず、各種目上位6位に入った日本人選手を紹介します。全て敬称を略させていただきました。

48時間走

男子

2位 梅澤功 336.955km

女子

1位 稲垣寿美恵 365.150km

2位 松本ゆり 345.162km

5位 小池友恵 285.546km

6位 林憲子 257.907km

*稲垣選手は男子を含めて2位、松本選手は3位でした。

24時間走

男子

1位 竹内剛博 242.008km

2位 小野塚稔 233.171km

4位 篠原直秀 225.846km

5位 重見高好 222.663km

女子

2位 廣澤志保 213.457km

3位 望月千幸 203.459km

12時間走以下の種目は複数開催されていますが、日本人選手が参加した種目のみ紹介します。

12時間走(1組目)

女子

5位 米澤佳愛 88.842km

12時間走(2組目)

男子

1位 大島康寿 136.747km

2位 古北隆久 131.105km

女子

1位 能勢結希 113.164km

6時間走

男子

1位 芝野達哉 70.200km

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どの選手も素晴らしい記録ですが、そもそも24時間走はともかく、48時間走の記録のレベル感が分からない方が大半だと思うので2018の年世界ランキングと比較して紹介します。

2018年世界ランキング

順位-記録-氏名-国籍の順です。

48時間走(男子)

1 393.984 Orsvärn, Sten SWE
2 365.726 Takeda, Kenji JPN
3 348.244 Thwaites, Michael AUS
4 347.131 Waszkiewicz, Tomasz POL
5 344.000 Vidal, Jean-Louis FRA
6 343.242 Li, Jung-Fu TPE
7 340.002 Muller, Kevin AUS
8 335.856 Camejo Peralta, Jonathan URU
9 334.549  Umezawa, Isao  JPN
10 333.456 Aalto, Pekka FIN

 

梅澤功選手の336.955kmは2018年の世界ランク8位相当です。

48時間走(女子)

1 401.000 Bereznowska, Patrycja POL
2 361.934 Inagaki, Sumie  JPN  
3  353.054 Huang, Hsiao-Chun TPE
4  335.741 Rex, Stine  DEN
5  322.011 Williamson, Kerrie  AUS
6 304.500 Roches, Yolande  FRA
7 304.246 Symons, Cheryl  AUS
8 303.360 Hayashi, Noriko   JPN 
9 302.172  Koike, Tomoe  JPN  
10 295.640 Dadomo Manfredi, Carla Antonella  URU

 

稲垣寿美恵選手の365.150kmは2018年世界ランク2位に相当し、前年の自身の記録を上回りました。また松本ゆり選手の345.162kmは世界ランク4位相当です。

24時間走(男子)

1 273.674 Penalba Lopez, Ivan ESP
2 268.783  Takahashi, Nobuyuki    JPN 
3 265.419 Radzikowski, Andrzej POL
4 263.540 Ruel, Stephane FRA
5  260.991 Sorokin, Aleksandr LTU
6  260.043  Inoue, Shingo  JPN  
7  260.016 Weber, Felix GER
8 259.201 Leblond, Olivier USA
9 257.745 de las Heras Monforte, Nicolas  ESP
10 255.279  Odani, Shuhei  JPN 

 

竹内剛博選手の242.008kmは2018年世界ランク48位相当で、小野塚稔選手の233.171kmは67位相当です。

24時間走(女子)

1 262.192 Herron, Camille  USA
2 243.355 Bereznowska, Patrycja  POL
3  241.921 Rex, Stine  DEN
4 240.697 Pazda-Pozorska, Malgorzata  POL
5 236.401 Biegasiewicz, Monika POL
6 236.364 Alvarado, Megan USA
7 232.930 Tomaseviciene, Viktorija LTU
8 232.702 Libuda, Anke GER
9 229.981 Gubareva, Nadezhda RUS
10 228.848 Fatton, Julia GER

 

廣澤志保選手の213.457kmは2018年世界ランク32位相当で、望月千幸選手の203.459kmは61位相当です。

12時間走(男子)

1 154.182 Bodis, Tamas HUN
2 151.974 Penalba Lopez, Ivan ESP
3 147.640 Maggiola, Enrico ITA
・・・ ・・・ ・・・
10 139.760 Piotrowski, Andrzej  POL

 

大島康寿選手の136.747kmは2018年世界ランク16位相当です。

12時間走(女子)

1 140.323 Bereznowska, Patrycja POL
2  137.003 Nagy, Katalin USA
3  134.710 Orlic, Antonija CRO
・・・ ・・・ ・・・
10 126.820 Tomaseviciene, Viktorija LTU

 

能勢結希選手の113.164kmは2018年世界ランク53位相当です。

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私自身、24時間走を6回走っていますが、とにかく時間が長いです。100kmレースであれば概ね9時間でレースは終わりますが、それからまだ15時間もあるのです。。身体がキツイのは当然ですが精神的にも過酷な競技です。

当たり前ですが、48時間走はその2倍あるのです。24時間走ったあと、さらに24時間走るのだから想像したくありません。

この大会で48時間走や24時間走で200km以上走った翌週に開催された小江戸大江戸204kmを完走した選手も複数いますが、心身ともに強靭なのでしょう。

また今回50人の日本選手団代表として大会情報の提供や大会中のサポートなどを通して選手を支えた高津氏によると、この大会は世界選手権と同じように記録より順位(メダルの色)が大事な大会だという意識を持って多くの選手が走ったようです。

参加した選手は口々に良い大会だと話していますが、種目は別にして私も参加してみたい大会です。

周回コースは嫌いだという方は多いですが、周回は周回の楽しみ方があります。この大会は6時間走、12時間走、24時間走、48時間走と様々な種目があり、スケジュール的に被っていなければ2種目以上出ることもできるようです。台湾観光をがてらレースを楽しむのもオススメです。

高津氏から大会を目指す方へ「日本と同じ気温であっても湿度が高く脱水になりやすいので、その準備や対処をしてください。」とアドバイスをいただきました。

(記事中の画像は高津氏からお借りしました。)



青梅マラソン応援〜ゼッケン番号はどのように決まっている?〜続編

青梅マラソン応援〜ゼッケン番号はどのように決まっている?〜

こちらの記事をFacebookに投稿したところ、私と同じように疑問に感じていた方が多かったようで、投稿から9時間ほどで多くの方からページへのアクセスをいただきました。

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4,300リーチはさほど多くのないのですが、エンゲージメント率48.8%(2,100÷4,300)はかなり高いです。

エンゲージメント率が高いということは関心の高い投稿だということです。

さて、記事を読んだウルプロの女性メンバーからこのようなメッセージをいただきました。

(サブ3.5のメンバー 今回のゼッケン番号 20080番台)

青梅マラソンのゼッケンですが、おっしゃっる通り去年の順位が反映されてると思います。私は去年8*位で、今年は2008*でしたし、同じようなタイムでゴールしたメンバーも近い番号でした。今回はタイムを狙える状態ではなかったので、バカスカ抜かれましたが、その中でも400番台の選手が多かったです。逆に200番台は殆どいなかったです。

(サブ3.5まであと少しのメンバー 今回のゼッケン 20100番台)

私のゼッケン番号は2010*でしたが、昨年総合12*位でした。また昨年私より速かったウルプロメンバー何人かはひとつ前のブロックにいました。速い順とは理解してましたが、大阪国際に出ているメンバーが後方スタートだったので疑問符が浮かびました。記事を読んで、後方から速いランナーがガンガンくる理由がわかりました。

(サブ3のメンバー 今回のゼッケン番号 20400番台)

確かに合理的だと思いますが、せめて2年分くらいは考慮してもらえると嬉しいです。私も一昨年は年代別入賞して、東京マラソンの準エリートを頂きました。青梅マラソンにエントリーできなかったり、どうしても出られなかったり、色々あるでしょうし。

 

大会によっては申告タイム順に整列しますが、残念ながら、前に並びたいがために明らかに出せないタイムを申告するランナーも少なくありません。

その点を考えると青梅マラソンが行なっている昨年のタイムで決めるのは合理的だと思います。ただ人気大会なのでエントリーが難しく走れないケースもあるので、昨年のタイムだけではなく、違う要素も盛り込んだら、青梅マラソンが目指している安全面はより向上すると思います。

フルマラソンなら、その大会だけではなく、他の大会のタイムを申告できますが、30kmレースは少ないのでそこが主催者として難しいところでしょう。

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ただ、フルマラソンのタイムを換算して並べ直す作業はさほど時間のかかるコトではありません。

青梅マラソンのタイムでフルマラソンのタイムを予測

こちらは以前書いた記事ですが、かなり近似値になると思います。

この要素を取り入れれば、フルマラソンで2時間30分を切るランナーの前に、4時間を超えるランナーが来ることはなくなります。

これは速いランナーだけに良いことではありません。例えばキロ6で走るランナーにとって後方から身体が接触するくらいの間隔でキロ3分少々の速いペースでガンガン抜かれたら怖いし、自分のペースも分からなくなってきます。オーバーペースになれば途中からグダグダになってしまうかもしれません。適正な位置からスタートした方がペースは守りやすいので、タイム的にも良くなるし、気持ちよく走れると思います。

青梅マラソンのコースは狭いことから、自分の走力より遅い位置に配置されてしまうと、スタートロスが大きいだけではなく、スタート後にランナーを抜いても抜いても自分の適正ペースで走るのは難しくなります。

極論になりますが、速いランナーから遅いランナーへ綺麗に並べたなら、スタートの号砲と同時に自分より前にいるランナーは自分より速いランナーだから、少しづつ前のランナーとの間隔は広がっていきますから混雑など発生しません。

整列時には先頭から最後尾まで1kmくらいの長さになり、両車線を使ってびっしりランナーがいたとしても、最後尾がスタートラインをまたぐ20分後には先頭は6km以上先に進んでいます。

四角形の面積で考えると、幅が片側車線になり半分になったとしても、長さは6倍以上になっているのだから、面積は3倍以上になります。それ以降も徐々に面積は広くなり人口密度は徐々に減っていきます。

しかし、実際は終始混雑の中で自分のペースで走ることが出来なかったと話す方は少なくありません。

その理由をイメージするために、極端な例えになりますが、キロ6分で走るランナー集団が、彼ら彼女らより速いランナーの前からスタートしてコース幅一杯に横になり壁のように走っていたなら、その後ろを走る、キロ4分、キロ5分のランナーはキロ6分でしか走れません。

そこで無理してでも抜かなくてはと、接触するくらいの間隔で前に出ると、キロ6分のランナーは驚き、ペースは落ちます。前のランナーがブレーキをかけると、後ろはブレーキをかけねばならないから次から次へとブレーキをかけます。高速道路で事故発生でもないのに止まるような渋滞になる原因は、不必要なブレーキだったり、急加速急減速を繰り返す自動車のせいだと聞いたことがあります。

もし、キロ6分のランナーが、最初からキロ6分の位置で走っていればこのようなことは発生しにくくなります。

また、キロ6分のランナーが後ろに迷惑をかけないように、スタート直後キロ5分で走ったとすると、登り傾斜になった頃には疲労困憊になりキロ7分まで落ちるかもしれません。前を走るランナーのペースが徐々に落ちてくると、後ろのランナーのペースも落ちやすくなります。これも高速道路のブレーキの例と同じことになります。

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話を戻して、どうすれば良いかは主催者が考えることですが、私が主催者サイドであるならば、このようにします。

①前年の記録(もしくは前々年の記録)

②フルマラソンのタイムを1.42で割ったタイム

③ハーフマラソンのタイムを1.48倍

*ハーフマラソンに関しては、2.1倍するとフルマラソンのタイムに近くなりますから、2.1倍した上で1.42で割ると1.48倍になります。

倍率など仮の数値で計算していますが、主催者が妥当性があると思う係数を使えばよいのです。

また②③は、①を前年の記録にするなら合わせて過去1年間にする。①が前々年までOKなら同様に過去2年間にする。

①②③の一番良いタイムをそのランナーのタイムにして、それを並べるだけですから、さほど作業量は増えないと思います。

記録証提出に関しては、フルマラソンサブ3.5レベル以内のタイムを申告をしたランナーだけで良いでしょう。

合わせて取り入れたら良いと思うことは、つくばマラソンのようなウェーブスタートです。

青梅マラソンは号砲から最後尾ランナーがスタートラインを跨ぐまで20分間かかっているのだから、大きく4つのグループに分かれて、11時30分、11時35分、11時40分、11時45分にそれぞれスタートすれば、交通規制の影響はないし、グロスタイムにこだわるランナーにとっても無理に速いタイムを申告する必要もなくなります。

1ブロック3,000人程度ならスタートにさほど時間はかかりませんし、前がふさがっていないのだからスムーズにスタートできます。

また、交通規制が10分余計に取れるなら6つのブロックに分ければ良いでしょう。

前のブロックがスタートしたら、次のブロックのランナーは5分間かけてジリジリとスタートラインについてからスタートする。

前からキロ5分未満、5分半未満、6分未満、6分以上といった感じでなれば、スタート後に前のブロックのランナーには本来追いつかないわけなので混雑は緩和するし、無理な追い抜きなども減少します。

試行錯誤を繰り返すことで、事故発生を防止してきた素晴らしい大会だからこそ、リスクの芽は早め早めに摘み取り改善策を検討して欲しいです。主催者にとっても安全な運営は最重要テーマですが、ランナーにとっても安全にストレスなく走れることは大事なことです。



青梅マラソン応援〜ゼッケン番号はどのように決まっている?〜

今年も昨年同様、10kmにエントリーしようと思っていましたが、クリック競争に負けてしまいました。

今年は応援です。

少し日差しが強いけど、応援や警備など含めて素晴らしい大会だと毎回思ってます。

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上位選手は圧倒的にヴェイパーフライ4%着用率が高かったです。

話題のシューズのスペックや感想〜sub2やヴェイパーフライ4%など〜

女子総合優勝の吉田香織さん(アールエル)は大きなフォームでグイグイ走っていました。

おめでとうございます。

この先頭集団が過ぎてから最後のランナーがスタートラインを越えるまで20分間近くかかってましたが、その時先頭のランナーは、6km以上先に行ってるのだから凄い大会です。

また、スタート地点の応援も途切れることなく、参加者はみんな楽しそうでした。過去に10km、30km合わせて中止になった年を除いてほぼ走っている大好きな大会なので、来年はまた出ようと思いました。

ただ、2年前に感じたことが、また起きていたので今回はちょっと考えてみました。こちらは2年前の記事です。

青梅マラソン   素晴らしかったからこそ気になりました。  

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青梅マラソンのスタートは2年前に書いたとおり、特に前の方は、ゼッケン番号順に細かくブロック分けされているので、整列終了時間ギリギリに並んでもさほど整列位置は変わらないのでじっくりウオーミングアップできます。

今回、スタート前に、スタートラインから後方に向かい歩きながら並んでいるランナーに声をかけて行きましたが、女性の整列する右側の最前列は招待選手やサブ3ランナーで、そこからサブ3.5、サブ4と徐々に遅いランナーになって行きますが、途中で突然サブ3ランナーが何人か固まっているところがあったのです。

女性の大会結果が分かりやすいので掲載します。

女子は20000台からゼッケンが始まりますが、結果を見ると上位は優勝した吉田香織さんが20025で、続いて、20015、20011、20007、20005、20006、20001と招待選手など有力選手続きますが、総合10番台あたりから20350以降の選手が目立ってきます。

大会ページの結果をキャプチャーします。

40歳未満

40歳代

50歳代

ゼッケン下3桁で見ると100番から350番くらいまでのランナーがほとんどいないのです。

そして350番からまた上位に入るランナーが一気に増えてきます。私が知る限りでもサブ3ランナーが結構います。

ただ、上位入賞したゼッケン番号が300番台後半のランナーが主催者サイドに聞いたところタイム順になっていると言われたようです。

これはなぜなんだろう?と2年前にも疑問を感じていたので、いくつか仮説を立てて、参加したランナーに聞いてみました。

まず最初に、大会エントリーがローソンとスポーツエントリーに分かれているので、そのデータをマッチングする際に、予想タイムの順番にならなかったのではないか?と思いましたが、そうでもないようでした。

ただ、その話を聞く中でウルプロメンバーから、昨年出たランナーと、出てないランナーの違いではないですか?と言われたので、350番以降のゼッケンで上位に入っているランナーを調べたところ昨年は走っていないか、DNFしていました。

前年の結果はこちら

おそらく陸連登録選手に関しては、このような順になっているのでしょう。

招待選手など

昨年のタイム順

昨年タイムのない選手は申告タイム順

したがって、一昨年に総合入賞した選手であっても、昨年出ていないと、昨年制限時間ギリギリでゴールした選手より後ろになります。

その境目が300番台後半にあるのです。

昨年走っているかどうかを基準にしているのは合理的だと思います。

ただその上で書きますが、平均キロ4分少々で走る女子選手の前に平均キロ6分で走る選手がいるのは危険だと思います。男子は検証してませんが同様でしょう。

せめて、サブ3レベルもしくは大阪国際女子マラソン参加資格の3時間10分以内の女子選手は、昨年走っていないとしても、前からスタートできるようにした方が、よりスムーズに流れると思います。男子もタイムは別にして同様です。

また、一昨年に総合入賞している選手も前方からスタート出来てませんから、2年前のタイムも考慮されていません。

過去スタートでの事故がないと、スタート会場でアナウンスされていましたが、素晴らしいことだと思います。そのために様々な工夫や試行錯誤をしてきていると思いますので、今後、これらの点についても検討し改善していったら良いと思います。

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30キロの部だけで1万3178人(完走者数1万2277人)が走る大きな大会ですから、私が書いたことは極めて狭い範囲の話ですが、何人かの女性ランナーから今回のゼッケンについて疑問や不満を口にしていました。また、私が2017年に30kmの部で走った時、スタート後にキロ6で走るランナーがたくさん壁になっていたことがあり、このランナーは申告タイムを相当速く書いたのだろうと思っていましたが、そうではなかったようです。

自分より明らかに速いランナーが自分よりゼッケン番号が遅いと、自分が実力以上のタイムで申告したように思われそうで気になっている方もいると思います。私がその立場だったらちょっと嫌です。

ゼッケン番号やスタートブロックは主催者が安全面を考慮して考えることですが、参加選手からみて分かりやすい方がベターだと思います。

また、今回の話とは少し違うのですが、安全面で大事なことなので書いておきますが、20kmあたりの下りを気持ちよくスピードに乗っている走っていると、自分の右前(センターライン側)を走っていたランナーが、私設エイドに友人を見つけたのか、まったく後方確認もせずに急に進路変更して衝突しそうになったようです。急ブレーキかけて接触は避けたようですが下りでスピードに乗っているので非常に危険だったと話しています。『危ねえー』って声を発するも何も言わずにそのまま行ってしまったようですから、脚に負担がかかりリズムを崩しただけではなく、嫌な気持ちにさせてしまったのです。

私自身、エイドステーションに近い場所だと、センターライン側を走るランナーが左に寄ってくるのを想定できるので、急に動かれたとしても対処できるのですが、全く予期せぬ場所で急に自分の前を横切られたら驚きます。

今後、東京マラソンなど、大規模な都市型マラソンが続くので、注意喚起の意味で掲載しました。

もしレース中に、応援してくれる方のところに向かう時には後方のランナーのリズムを崩すことがないようにしましょう。

 

またゼッケン番号や整列順に関して、「だったらどうしたら良いの?」という観点から続編を書きました。

青梅マラソン応援〜ゼッケン番号はどのように決まっている?〜続編



サロマ湖ウルトラマラソン エントリーに思うこと

昨日はサロマ湖ウルトラマラソンのエントリー開始日で、私自身かなり緊張する時間です。

私は30分前からパソコンやスマホで繋がりを確認したり、注意事項のチェック漏れがないかなど確認しながら20時を待ちました。

運良く5分でエントリーは完了しましたが、今年は待機画面からエントリーボタンのある画面に変わってボタンを押すと、また待機画面になるなど繰り返し、まさかエントリー出来ないのでは?と焦ってきました。

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例年はエントリーボタンのある画面から、待機画面に戻る経験はありませんでしたが、今年はアクセスが多かったのでしょう。

以前はこのようなことは当たり前でしたが、最近はだいぶ改善されたと感じているので、今回は意外でした。

ただ、10分でエントリー人数に達しようと、40分で達しようと、募集人数より申込者が多いのだから、当然ながら全員は走ることはできません。

私自身、絶対に外せない大会ですから出来る準備をしてエントリーに備えましたが、運悪くエントリーできないことだってあります。今回も運が良かったと思っています。

10回完走したサロマンブルーかつ3回連続完走しているランナーや、昨年上位者には優先エントリー権がありますが、その他のランナーはこのクリック競争に勝たねばスタートラインにつけません。

この点に関しては、以前からサロマ湖ウルトラマラソンであれば良いのですが、その大会名の後に、兼世界選手権代表選考会という単語が続く年はダメだと思っています。

現在の仕組みだとマラソンのトップランナーがサロマで世界記録を狙おうと思ったら、まずはこのエントリーをクリアしないとスタートラインにつけません。

現に、日本代表の有力候補になるであろうランナーがエントリー出来ない自体も度々発生しています。今年も私が知る限りで日本代表経験者がエントリー出来ませんでした。

速けりゃいいのか?という議論ではなく、例えば100kmの定員3,550人の別枠で男女合わせて100人ほどエリート枠を作れば私のような一般市民ランナーの出場枠を奪うこともありません。

参加標準記録は何人分の枠を用意するかで、変わってきますが、例えば男子なら100km 7時間30分以内やマラソン2時間30分以内といったレベルの基準なら100人に収まると思います。

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また、今回エントリーできなかった方も、まだ出場するチャンスはゼロではありません。

ほとんど出てこないと思いますが、ゆずれーるです。

昨年も参加できなくなったメンバーがゆずれーるに出しましたが、その権利を譲られた方は、諦めていたサロマ湖出場の希望が叶ったのです。

このように出られなくなった方の貴重な出走権を無駄にしない仕組みは良いと思っています。ちょっと気付いたことがありますが、それは機会があれば紹介します。

さて、大会まであと5ヶ月ほどですが、フルマラソンシーズン真っ盛りの今は、まずフルマラソンで良いタイムを出せるよう頑張りましょう。それがサロマにも繋がります。

昨年サロマ湖ウルトラに関して書いた記事の一覧です。それ以前の年にもたくさん書いていますので、私のサイト内検索で知りたい情報を検索してみてください。

第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン関連記事一覧

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IAAF国際陸連2018年世界ランキングから見た日本人選手の実力

2017年にマラソンでサブ10は149人 〜日本はケニア・エチオピアに続き3位〜

男子マラソンの世界の流れや実情を知るために昨年、国際陸連公式ページ掲載の数値を使用して上記の記事を作成しました。

このような記事は継続性が大事なので、同じような視点から2018年版を作成しました。

かなり手作業になりましたが、自分自身意外だと思う発見がいくつかありました。結構漠然とイメージしていることって多いと感じました。

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まず、いくつか質問をするので、記事を読む前に少し考えて見てください。

質問1

世界記録を出した選手の国籍と名前、おおよそのタイムを知っていますか?

質問2

2018年男子マラソン世界ランキングTOP10にもっとも多くの選手を出している国はどこですか?

質問3

2時間10分を切るランナーをサブ10ランナーと言いますが、2018年に世界で達成したランナーはどのくらいいて、そのうち日本人はどのくらいいると思いますか?

質問4

昨年大迫選手が日本記録を出しましたが、このタイムは2018年世界ランキング何位くらいだと思いますか?

質問5

TOP100の選手のうち国別占有率を比較すると日本は何位になると思いますか?

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個別に回答は書きませんが、表を2つ作ったので見てください。手集計なので多少誤りがあるかもしれません。また元データに集計上の誤りがあるかもしれません。例えば148位、149位の選手は同一選手のような気がしますが、元データをそのまま使用しています。

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2018年の記録をみると、ケニアのキプチョゲの2時間01分39秒はダントツですが、2位は2時間04分で大迫選手の記録と2分以内なのです。

TOP100で比較すると過半数はケニア人選手ですが、意外だったのはTOP10中8人はエチオピア選手なのです。13位までにエチオピア選手が10人名を連ねています。

日本も頑張っていて、世界でsub10(2時間10分切)をしている選手の10%は日本人選手です。

また、最初の表の右側の数値の意味は、オリンピックや世界陸上は各国3名を上限にしていますが、各国3名を上限にして世界ランキングを作ると大迫選手は10位、設楽選手は12位、井上選手は14位に相当するタイムだということです。

まだまだ世界との差は大きいという人はいますが、漠然と世界との差は大きいというより、このような統計値を見て考えると見え方は変わってくるような気がします。



箱根駅伝6区山下りでもNIKEシューズ躍進

今年の箱根駅伝はナイキヴェイパーフライ4%が席巻しましたが、5区、6区の山区間は少ないのだろうと思っていました。

昨年このような記事を書きました。

箱根駅伝でヴェイパーフライは強烈な結果を残したのか?

その記事の中で藤原商会さんが調べたシューズ一覧のリンクを紹介しました。

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その一覧表によると2018年箱根駅伝の6区のシューズメーカーはこんな感じでした。

アシックス 8人

ミズノ 5人

ナイキ(ヴェイパーフライ4%) 4人

ナイキ(ストリークなど薄いソール) 2人

アディダス 1人

ニューバランス 1人

アシックスとミズノの国産2メーカーを合わせると13人で61.9%を占有していました。

今年はナイキが多いと感じて、スロー再生して調べてみました。

解像度がさほど高くないテレビなので、少し分かりにくいのはありましたが、23人のシューズ内訳はこのような感じでした。

ナイキ(ヴェイパーフライ4%) 7人

ナイキ(ズームフライかヴェイパーフライか不明) 3人

アシックス 4人

ミズノ 4人

ニューバランス 3人

アディダス  2人

ヴェイパーフライかどうか不明なシューズもいわゆる厚底でしたが、ナイキは10人と昨年の6人から一気にジャンプアップです。

またニューバランスも昨年の1人から3人に増加

アディダスは1人から2人に増加

結果、海外メーカーが8人から15人に増えました。

その分国内メーカーは13人から8人に減少しました。

アシックス 8人→4人

ミズノ 5人→4人

今年は出場校が2チーム増えてる中で、国内メーカーが5人減らしてるのはかなり切実なことだと思います。(東海大は4月以降ウエアもミズノからナイキに変わるという報道がありました。)

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6区の下り区間はキツイカーブもあり、年によっては凍結により滑りやすい路面もあるので、厚底でグリップの良くないヴェイパーフライ4%を履くリスクは結構高いと思いますが、履いた選手はそれ以上のメリットを感じたのでしょう。

まず自動車で下りのカーブを走る時に、車高の高いミニバンより、地面に張り付くようなスポーツカーの方が安全にハイスピードで曲がれます。ランニングシューズでも同じことが言えて重心が高いと不安定になります。ヴェイパーフライ4%はミッドソールが柔らかいので沈み込みも大きくキロ3分よりはるかに速いスピードでカーブを曲がるのはかなり怖いと思います。ちょっとしたズレで足首の捻挫リスクは増大します。

また、今回は穏やかな天気で路面凍結はなかったと思いますが、このようなグリップの弱そうなソールですから下りでカーブのあるコースではかなり神経を使います。

そのようなリスクがあってもヴェイパーフライ4%(ズームフライ)を使った選手は、脚にかかる衝撃を抑えることを重視したのでしょう。スピードに関わらず下りを走ると衝撃は大きくなりますが、物凄いスピードで駆け下りる6区の選手の脚は走り終わったあとはぼろぼろになると言われてます。ヴェイパーフライ4%を履いたことがある方なら分かると思いますが、ヴェイパーフライ4%から他のシューズに履き替えた瞬間に凄く硬く感じてしまうほど衝撃吸収と反発力があります。

現場で見てませんが、選手も指導者もヴェイパーフライ4%を6区で履くリスクを分かった上で、コーナーではスピードを落として足首を捻るリスクを小さくするなどして、足を温存して走ったのではないでしょうか。

傾斜が緩くなりキツくなるラスト3kmあたりでテレビ解説者が、この辺りをこんな余裕ある表情で走っている選手は初めてみました。と東洋大か東海大の選手を見て話していましたが、序盤からハイペースながら終盤まで脚を残すことができたのもこのシューズを履くメリットなのでしょう。

NIKEのオフィシャルLINEにこのような投稿がありました。(こちらはそのキャプチャーです。)

全区間合計すると230人中95人ですから41.3%です。この中には5区を中心にヴェイパーフライ4%ではないシューズも含まれていますが、大半は昨年9月以降に販売されたヴェイパーフライ4%フライニットでした。

この鮮やかなカラーがテレビ画面に何度も写っていました。

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ただ、6区の区間賞(区間新記録)はアディダスを履いた青山学院大の小野田選手です。

青山学院大は東海大に3分41秒差の総合2位と連覇は終わりましたが、やはり強かったです。復路は区間1位が3人、区間2位が2人です。

3区で1位に立つも、4区、5区とも区間賞から3分以上遅れたため、往路優勝の東洋大に5分30秒差でスタートするという厳しい状況でしたが、復路で東洋大を抜き、2分13秒差をつけているのです。今回は東海大が凄かっただけです。

今年の好記録連発にはヴェイパーフライ4%効果が大きいと言われていますが、アディダスを履いた青山学院大選手が区間賞を3人(うち2人は区間新記録)とっている(4人中1人はナイキ)ことを考えると、それだけではなく気象条件にも恵まれ、何より選手が頑張ったのでしょう。

今年の東海大の総合タイム10時間52分09秒は大会記録です。

コースの一部が変わったことで変更前のタイムは参考記録になりましたが、2015年神野選手らが走った青山学院大の10時間49分27秒や、2012年設楽兄弟や柏原選手が走った東洋大の10時間51分36秒に匹敵するタイムです。今年はエース關選手が故障明けで参加しなかったことを考えるとほんと層が厚く来年も楽しみです。

また、今では11時間を切らないと優勝は中々厳しくなっていますが、初めて11時間を切ったのは1994年の山梨学院大の10時間59分13秒で25年前のことです。当時はステファン・マヤカ選手や尾形選手らを擁して区間賞4人、2位5人、3位1人でした。2位早稲田大は1区から渡辺康幸(区間新)-花田勝彦(区間3位)-小林雅幸(区間4位)-武井隆次(区間1位)らと続くも凄いメンバーで、タイムは11時間03分42秒でした。今回の東海大のタイムは当時としては驚異的なタイムであった山梨学院大のタイムを7分以上更新しているのです。7分というとキロ3分で走る箱根駅伝では2.3kmの差になります。

ランニングシューズは進化していますが、それを履く選手が努力して結果に結びつけたのはいうまでもありません。

また、ある大学は前日カーボローディングおよび当日スタート前にモルテンドリンクを使っていると関係者から聞きましたが、その大学だけではなく、使っている選手は少なくないと思います。

そのモルテンドリンクのプレゼント企画は1月7日までです。

モルテンドリンクを300名に合計900袋プレゼント〜ケッズトレーナー創業25周年記念企画〜

 



楠瀬祐子 神宮外苑24時間チャレンジ優勝〜キツイ時間帯をどう乗り切ったか?〜

神宮外苑24時間チャレンジから1ヶ月が経過しました。レース中やレース後には24時間走はもういいかな。と思ったことのある参加選手は少なくないでしょう。私自身も24時間走はもういいかな。と走った直後はそのように思います。

でも、そのキツかった記憶も徐々に薄れてきて、来年はどのように走ろうかなんて気持ちになっていくのです。

ウルトラマラソンの人気上昇にともないエントリーが難しくなっている大会もありますが、レース直後に来年のエントリーが始まったならクリック競争にはならないような気がします。

苦しくても最終的に完走できたレースなら、苦しい、キツイ、耐え難い記憶が徐々に薄れ、達成感や、充実感などの記憶が残るから、またエントリーしちゃうのでしょう。

だからそのレースや距離を嫌いにならないためには、しっかり準備をして、またキツイ時間帯をいかに耐え、乗り越えることが大事です。

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今回紹介する神宮外苑の優勝者 楠瀬祐子さんに一番聞きたかったのは、キツイ時間帯をどう耐えたのかです。

■キツイ時間帯には、どんなことを考え耐えましたか?

感情を爆発させていました。

「つらいー!」「苦しいー!」「痛いー!」「もういやだー!」

マイナスな言葉を発するのは、気持ちが内向きになるので良くないという意見も聞きますが、私の場合、思いっきり声に出し、大泣きしたりすることで発散でき、何を言っても突き進むしか道は無いんだから〜、と前を向くことができます。

そして、後ろ向きな言葉を発した後は切り替えて、「やめるわけないじゃん!」「絶対世界に行く!」と、これまた大声で言ってました。

24時間走は苦手で、どうしても冷静さを欠いて感情的になってしまうので、コントロールできるようになりたいと思っています。

ランニングネックレスKernelを使用しています。)

24時間走は深夜も走るので、単調になると睡魔に襲われどうしようもなくなるので、楠瀬さんのように声を出して発散していくのも一つのレースマネジメントだと思ってます。

またネガティブな言葉を発し続けると負のスパイラルに巻き込まれますが、ネガティブな言葉を発した直後にポジティブな言葉を発することで気持ちをポジティブな方向に向かわせているのが楠瀬さんのコメントから分かります。

逆にポジティブな言葉で気持ちを奮い立たせた直後に、ネガティブな言葉を発したら、気持ちは上げた分以上に落ちるような気がします。

ネガティブな言葉→ポジティブな言葉  ⭕️

ポジティブな言葉→ネガティブな言葉  ❌

また、今回苦しい時間帯に耐えることが出来たのは絶対に達成したい明確な目標があったからです。明確な目標は時間が長くなればなるほど大事になってきます。

そのあたりについて聞きました。

目標について

今回、優勝は特に考えておらず、世界選手権に向けたポイント獲得と自分の目標距離を追って走りました。

後半まで2番手を走っていましたが、それほど差は開いていなかったため、このままトラブルなく走り切れれば、2番でも累計ポイントでは世界に行ける。だから大丈夫と気持ちに余裕がありました。

今回は強い選手が欠場、体調不良、故障からの復帰と言うことで、私はたまたま優勝できただけです。

この3選手や世界の強豪選手と比べたら私はまだまだ力不足なので、優勝して嬉しいという思いはあまりなく、目標距離に到達できず、もっと頑張らなきゃと言う思いの方が強く感じました。

また、後半までトップを走っていた土居綾さんの走りを間近で見ていて、ここまで強くなっていただなんて!と焦りとともに、私も強くならなきゃと感じました。

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準備が大事だと書きましたが、それは目標達成に向けた継続的な練習をするのは当然ですが、レース中の補給計画や、気象変化へ対応することも大事な要素です。特に今回は序盤は日差しが強く、途中から雨が降ったり急激に冷え込み選手を苦しませました。

この点についてはこう答えてくれました。

補給

アスリチューン・ポケットエナジーが握られています。)

スタートから8時間くらいまで、ハンドラーが仕事の都合で来れず、一人で走っていたため、アスリチューン・ポケットエナジーをポケットにいっぱい入れて、1時間〜1時間半に1度取っていました。

それ以降は、ハンドラーにモルテンドリンクを出してもらって飲んでいたので、アスリチューンは力が入らなくなった時に摂取していました。

日差し対策

暑さ対策には日焼け止めは必須ですが、レース中に塗り直す余裕はありません。24時間の間で2回、日差しの強い日中があり、今回は夜に雨が降る(暑かったので上着着ずに半袖で走ってました)と言う環境の中でアグレッシブデザインの落ちない日焼け止めは強い味方でした。

また、最近のレースで帽子をかぶらず暑さにやられたことが多かったので、頭を守るには帽子が必須と感じました。

 

夜はかなり冷えたと多くの選手が話す中で楠瀬さんは暑かったと話しているのには驚きました。これは一定のペースで止まらずに走れていたからです。それは大きなトラブルを起こさないようしっかり準備できていたからです。

楠瀬さんに自分自身の強みを聞きました。

私の強み

いっぱいあります!

強靭な肉体と健康な身体。

前向きで苦しさもすぐ忘れられる単細胞な脳みそ。

練習の継続は強さにつながります。走れない日が長く続くほどの故障はほとんどしたことがありません。健康な身体に産み育ててくれた両親には、本当に感謝しています。

加圧トレーニングでの肉体強化や、定期的に堀口クリニックで検査とアドバイスを受けていることも、今の健康な私を作り上げる上での必要な要素になっています。

また、苦しさをすぐに忘れられるからこそ、苦しいウルトラマラソンという競技内で、辛さに負けずに頑張り続けられると思うので、前向きで楽観的な性格も強みだと思っています

 

最初に私が書いた苦しいことはすぐに忘れることができる。これはウルトラマラソンを走り続けるためには大事な要素だと思います。苦しんでもまたエントリーするランナーはこの要素が強いのだと思います。

また、楠瀬さんも自身のブログで振り返りをしていますが、その時の記憶と記録にしっかり残しておくことはとても大事なことです。苦しさと一緒に大事な気づきも忘れてしまっては同じ失敗を繰り返します。

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神宮外苑24時間走の女子選手の結果はこちらです。

  1. 楠瀬祐子 221.993km
  2. 松本ゆり 217.974km
  3. 土居 綾 216.528km

また、JUA 日本ウルトラランナーズ協会の公式ページに掲載されていますが、2018年12月3日現在の、2019 IAU 24時間走世界選手権代表選考ポイント獲得状況は以下の通りです。抜粋して掲載します。

【男子】

  1. 96 pt (36 + 60) 高橋 伸幸(東京陸協)
  2. 57 pt (16 + 41) 井上 真悟(東京陸協)
  3. 55 pt (30 + 25) 石川 佳彦(日亜化学)
  4. 30 pt (21 + 9) 楢木 十士郎(糟屋郡陸協)
  5. 21 pt (7 + 14) 安孫子 亮(SONY Atsugi RC)
  6. 19 pt (0 + 19) 高橋 健吾(東京陸協)

【女子】

  1. 55 pt (24 + 31) 松本 ゆり(クラブR2東日本)
  2. 55 pt (15 + 40) 楠瀬 祐子(東京陸協)
  3. 39 pt (27 + 12) 兼松 藍子(TEAM R x L)
  4. 29 pt (18 + 11) 青谷 瑞紀(24時間走チームJAPAN)
  5. 25 pt(0 + 25) 土居 綾(東京陸協)
  6. 9 pt (9 + 0) 青木 奈和子(埼玉陸協)

まだ正式決定されていませんが基本的に男女各4名が選考されるが、記録によっては少なくなることも、最大6名になりこともあると要項には書かれていましたが、要項の補足事項に以下の一文があります。

2018年の選考指定競技会において男子250km、女子230km以上の記録を出しながら総合ポイントで4名の基本代表枠に入らなかった場合は追加選出の検討を行うが、必ずしも選出を前提とすることは意味しない。

2018年の神宮外苑24時間チャレンジで男子250km以上、女子230km以上の記録を出したけど、4人目までに入れなかった選手は+2名づつ追加するかもしれない。でもこれはあてにしないでください。ということです。

これは5-6名になる場合の説明ですが、要項だけでは分からないのが3名になる場合です。もしかすると2017年代表選考には、男子はS標準(240km) 女子はB標準(200km)突破が前提でしたが、2019年代表選考もこの基準は最低条件なのだと思います。

その要項から判断すると、今回は基本代表枠の男女4名づつが順当に選出されるでしょう。

そうなると、2018年12月に開催され男女とも個人・団体とも優勝したIAU24時間走アジア・オセアニア選手権の代表メンバーに、神宮2位で元世界選手権優勝者の井上真悟選手と、楠瀬祐子選手が加わることになります。

正式に発表されましたら、また紹介させていただきます。

(画像提供:楠瀬祐子さん)