カテゴリー別アーカイブ: エリートレース・日本代表

派遣設定記録と参加標準記録について

ベースボール・マガジン社WEB  『潰滝が世界選手権参加標準突破!』という記事に、大迫選手が世界選手権10000m参加標準記録を逃したと掲載されていたので、Facebookページでシェアしたところ、短時間でリーチ数が伸びました。

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今回さすがベースボール・マガジン社だと思ったのは、アクセスを増やそうと思ったら、タイトルは『潰滝が世界選手権参加標準突破!』ではなく『大迫 世界選手権日本代表逃す!!』だったと思います。

主要新聞社やTVニュースでは、陸上に限らず、知名度のある選手が負けた場合、優勝した選手や勝った選手について書かずに、負けた選手のことを主題にした記事を目にすることが多いです。

私自身勉強不足ですが、今回参加標準記録を2秒95上回る8分29秒05で走った潰滝大記(富士通)選手のことはほとんど知りませんでした。

種目別選考基準には、各種目とも派遣設定記録(SおよびA)と参加標準記録があります。派遣設定記録Sは世界ランク6位相当の記録でメダル獲得が期待できる記録水準です。男子100mの場合は9.89です。また派遣設定記録Aは世界ランク12位相当で8位入賞が期待できる記録水準です。

そして参加標準はIAAFが定めた参加標準記録でこれをクリアしないと原則世界選手権に参加することができません。

男子3000mSCの場合は以下の通りです。

派遣設定記録 8.17.46

参加標準記録 8.32.00

潰滝大記選手はこの参加標準記録を更新したのです。

そして、大迫選手が今回クリアできなかった10000mの派遣設定記録と参加標準記録は以下の通りです。

派遣設定記録 27.28.59

参加標準記録 27.45.00

3000SCと10000mの種目は違いますが、どちらも派遣設定記録は世界選手権で入賞が期待できる記録で、参加標準記録は出場資格を得るための記録です。

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第 16 回世界陸上競技選手権大会(2017/ロンドン) トラック&フィールド種目 日本代表選手選考要項 には日本代表の選考方法や派遣設定記録などが掲載されているので一度読んでください。

各種目の派遣設定記録A(以下 派遣設定)と参加標準記録(以下 参加標準)を見ると種目間の世界との距離が見えてきます。

また( )内は現時点の突破者です。

男子100m

派遣設定 9.98 参加標準 10.12(6人突破)

→日本記録 10.00  を更新すれば派遣設定に近づき入賞が狙えるレベル

男子200m

派遣設定 20.12  参加標準 20.44(2人突破)

→日本記録 20秒03  を更新すれば派遣設定をクリアして入賞が狙えるレベル

男子400m

派遣設定 44.71  参加標準 45.50(1人突破)

→日本記録 44秒78  を更新すれば派遣設定に近づき入賞が狙えるレベル

男子800m

派遣設定 1.43.93 参加標準 1.45.90(なし)

→日本記録 1.45.75 を更新しても参加標準をギリギリクリアするレベル

男子1500m

派遣設定 設定なし 参加標準 3.36.00(なし)

→日本記録 3.37.42 を更新しても参加標準をクリアできない。

男子110mH

派遣設定 13.24 参加標準 49.35(3人突破)

→日本記録 13秒39  を更新すれば派遣設定に近づき入賞が狙えるレベル

男子400mH

派遣設定 48.70  参加標準 49.35(5人突破)

→日本記録 47秒89  を更新すれば派遣設定をクリアして入賞が狙えるレベル

男子3000mSC

派遣設定 8.17.46 参加標準 8.32.00(1人突破)

→日本記録 8.18.93 を更新すれば派遣設定に近づき入賞が狙えるレベル

男子5000m

派遣設定 13.05.95 参加標準 13.22.60(なし)

→日本記録 13.08.40 を更新すれば派遣設定に近づき入賞が狙えるレベル

男子10000m

派遣設定 27.28.59 参加標準 27.45.00(1人突破)

→日本記録 27.29.69 を更新すれば派遣設定に近づき入賞が狙えるレベル

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今回のレースは気温が高く厳しい条件の中開催されましたが、設楽 悠太、服部 勇馬、山本 浩之、市田 孝、鎧坂 哲哉、大石 港与、早川 翼、村山 謙太、上野 裕一郎、横手 健ら強豪選手が28分台、29分台に終わる中で、大迫選手は日本記録更新および派遣設定記録クリアを視野に入れたであろう5000mを13分45秒で通過する積極的なレース展開をするも後半失速し、27分46秒46でフィニッシュしまし、参加標準記録に1秒46届きませんでした。

ただ日本選手権で優勝しても世界選手権を走れないのは少し寂しい。大迫選手が世界の強豪に一歩も引かずにチャレンジする走りをみたかったです。

日本一になったのになぜ日本代表に選出されないか?と疑問を持っている方もいると思うので簡単に触れます。

大迫選手の場合は日本選手権で優勝しているが、上で書いた参加標準記録に届いていなかったため、第 16 回世界陸上競技選手権大会(2017/ロンドン) トラック&フィールド種目 日本代表選手選考要項 【9.選考方法ー(3)第 2 次代表選手発表時の追加】に掲載されている

日本選手権終了時点で、選考基準の優先順位上位の項で 3 名を満たさなかった場合、追加条件を満たす 競技者を、編成方針及び選考基準に則り、代表選手として追加することができる。 ただし、2017 年 6 月 26 日以降の参加標準記録の突破は、指定競技会のみを対象とする。指定競技会は、 強化委員会が別途定める。

この指定競技会が今回の大会です。

そこで参加標準記録を出せば、『日本選手権3位以内+参加標準記録突破』となり選考されますが、1秒46足りなかったのです。

しかし、第16回世界陸上競技選手権大会(2017/ロンドン)カテゴリー・種目別選考基準に記載の第2次代表選手発表を見ると、10000mは、『①日本選手権3位以内+参加標準記録突破』とともに、②強化委員会推薦競技者と言う記載もあります。①は分かりやすいのですが、②に関しても参加標準記録突破は前提だと思います。

また今回は男子トラックのみ掲載しましたが、女子トラックや、フィールド種目でも参加標準記録突破者はたくさんいます。特に女子長距離の層の厚さには驚きです。

なんと男子は0の5000mの突破者が5人、男子が1人の10000mの突破者が16人もいるのです。

 

 



出来ることはなんでもする。〜雨や汗で落ちなかったアグレッシブデザイン日焼け止め〜


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前話で、石川選手は、『何より走る以外で余計な心配をしないで済むように・・』と話していますが、それは出来る準備はすべてしていくことでもあります。

勢いで走れてしまう距離ではないウルトラマラソンは準備次第で結果はまるで変わります。

それは石川選手や板垣選手のような世界トップランナーだけではなく、完走ギリギリのランナーでも同じです。

準備には練習だけではなく、レースプランを考えたり、補給の準備や、ストレスを極小化するためのアイテムの用意、身体のケアなどたくさんあります。

多忙な中で練習時間を作り出しているランナーは、自信満々で走れるくらい練習が出来てるランナーは少ないと思います。これは仕方がないことです。

ただ、冷たい雨に降られたサロマ湖での雨対策や、大会史上最悪の完走率になった強い日差しに晒された野辺山での暑さ・日差し対策はたいした時間をかけなくても出来ます。

するかしないかなのです。

単なる知識不足もありますが、対策した方が良いとは思いながらも、自分自身への過信や油断が大きなトラブルになることもあります。

女性ランナーは日焼け止めは常識ですが、男性ランナーは面倒だとしない方も多くいます。トップランナーも同様です。またウルトラマラソンに関しては塗っても汗や雨、もしくは水かぶりをしたら落ちてしまうので意味がないと使うのをやめちゃう方もいます。

石川選手が使用している日焼け止めは、汗や雨で落ちにくいアグレッシブデザインのモノです。


アグレッシブデザインは、今年の過酷な野辺山ウルトラを制した望月選手や、やはり日差しの強かった日光ウルトラで優勝した楠瀬選手、そして石川選手をメーカーにサポートアスリートの推薦をしましたが、みな結果に繋げるのだから素晴らしいです。

今月から板垣選手も加わります。

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画像の白いボトルはメーカー推奨のクレンジングオイルです。このクレンジングオイルを使わないと綺麗に落ちないくらいの日焼け止めというわけです。

日焼け止め効果の高い製品は塗りにくいケースがありますが、アグレッシブデザインはサラッとしていてよく伸びるし使いやすい製品です。

さて、石川選手の報告です。

北アイルランドの日の入り時刻は22:00前後。そして、日の出は4時前後。日中の時間帯が長くなる24時間走では日焼け止めは重要だと考えていました。

しかし、スタート直後から雨。せっかく塗り込んだアグレッシブデザインも汗と雨で落ちてしまっていたと思い込んでいました。

夜を挟み、18時間経過からの残り6時間は日差しが強くなり、ジリジリと焼けました。しかし、レース後に肌を見ると焼けていませんでした。

24時間走でもしっかりと肌をカードしてくれるアグレッシブデザインの効果を感じました。

もちろん、その日の日焼けによる火照りもありません。

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私はサポートアスリートや、アグレッシブデザインを使っているウルトラプロジェクトメンバーに、日焼け止めは地肌が出ている場所だけではなく、背中や肩などウェアの下にも塗るように薦めています。

やはりアグレッシブデザインを愛用しているスカイランナーの岩楯さんに教えていただいたのですが、ウェアの下でも肩や背中は日焼けする。日焼けは疲労に繋がるので日焼け止めは効果があるとのこと。それ以来私も大会時にはしっかり塗ります。

みなさんも経験あると思いますが、海水浴などで日焼けした後は、火照りだけではなく、疲労困ぱいになったと思います。またウェアを着ていても生地が薄いと日焼けすることを分かっていると思います。

だから塗るのです。

レース前にたった数分で塗ることができます。それだけでレース中のストレスなダメージを軽減出来るなら塗らない理由が見当たりません。

後悔しないようできる準備は全てしましょう。



24時間走世界一の補給 〜アスリチューンなければウルトラは走れない〜


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石川選手のレース展開につづき、レース中の補給について教えてもらいました。

スタートして2時間で世界選手権のプレッシャーが原因なのか気持ち悪くなったと前話で書きましたが、ウルトラマラソンは補給が生命線です。補給に失敗したらどんな素晴らしいランナーでも本来の走りができません。


補給は基本的に神宮でもサポートしてくれた松島さんに任せていましたが、イメージ的には5kmに1回給水、10~13kmに1回給水にアスリチューンを混ぜる、という繰り返し。(アスリチューンをよく揉んで水に溶かしたらアロエドリンクみたいな感じで美味しいそうです。)
1.6kmに1回JAPANチームのエイドステーションがあったので、それ以外で欲しいものが出てくれば、伝えて、次の周で受けとる、といったイメージでした。

しかし、レース開始から2時間で吐き気の症状が出て、少しは取ると思っていたパンなどの固形物は見ただけで気持ち悪くなる状態。

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そこで役立ったのがアスリチューンでした、

24時間でポケットエナジーを30個、エナゲインを10個を摂取しました。

ポケットエナジーだけは24時間中、ずっと気持ち悪くならず摂取し続けられました。


チョコは気分転換程度に食べましたが、それ以外の固形物は必要ないと感じました。消化の負担もそうですし、何より走る以外で余計な心配をしないで済むように普段から自分に合ったエネルギー源を見つけておく事は重要です。

練習の段階で、朝食なしの朝6時スタート、水とアスリチューンのみで100km走(8時間程度)をこなしてきた事も本番でも生かされました。

また、給水に混ぜたことについては、胃への吸収を考えれば単体で取った方が効率が良いという考えもあるようですが、いずれにせよ、どんな状況でも美味しく飲めるアスリチューンは偉大です。

アスリチューンがなければウルトラ走れません。

今後も練習、本番においてアスリチューンでしっかりエネルギー摂取を続け、クオリティの高い走りをしたいです。

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石川選手が報告している

走る以外で余計な心配をしないで済むように
はウルトラマラソンにおいては凄く大事なことです。これは補給に限らずウェアやソックスなども同様です。石川選手はアールエルソックスにこだわっていますが、これは余計な心配をしないようにするためです。私はウルトラセミナーで、ストレスを極小化するという言葉を使っていますが、同じことです。

心配はネガテイブな感情だから、次から次へと不安という風船が膨らんでいきますし、あれこれ考えると脳が無駄なエネルギーを使います。

その意味で、石川選手はアスリチューンを飲み続ければ24時間走り続けることができる。というくらい信頼しているエナジージェルがあることは大きな武器です。

またストレスなく飲めるということはアスリチューンの特徴であり、大きなアドバンテージです。

さらにポケットエナジーには、体脂肪を燃やす効果があると言われている中鎖脂肪酸を配合したり、脚攣りを防ぐためにマグネシウムを配合したりと味だけではなく、いろいろ工夫をしているジェルです。

アスリチューンと一緒に強くなれ。

と1年くらい前にこの画像を作りましたが、サロマ湖ウルトラでの板垣選手の世界記録に迫る驚愕の走りや、サロマ湖で自己ベストを出した翌週の日光ウルトラで優勝した楠瀬選手同様、石川選手もアスリチューンと一緒に強くなっています。

アスリチューンは強くなりたいアスリートを応援してます。



24時間時間とケンカしても絶対勝てない〜IAU24時間走世界選手権優勝の石川選手の走り〜


IAU24時間走世界選手権で優勝した石川佳彦選手の記録については、このような記事でご紹介しました。

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今回は石川選手にインタビューしたことを3回に分けてご紹介します。

まずはレース展開について本人のコメントです。

IAU24時間走世界選手権に向けて、しっかりトレーニングはこなせていました。自信を持って挑んだレースでした。

ただ、2度目の24時間走。前回の神宮から半年以上のブランク、怖さを忘れてしまっている部分があり、慎重に走り始めました。


世界選手権の目標は24時間走の自己記録更新(263.127km)。相手の事をいくら考えても未知数な部分があり過ぎて、疲れるだけなので順位は考えていませんでした。

自己記録を出して265km前後を走れば、おのずと結果は付いてくると信じていました。265kmは、今回のコース、ヴィクトリアパーク1周1.652kmを160周する距離です。

24時間時間とケンカしても絶対勝てないので、周回数とラップだけに集中して、何時間経過などの時間情報も教えないで下さい、とスタッフの方にお願いをしていました。1周8分半~9分で160周余裕を持って刻めるか。24時間走なのではなく、ヴィクトリアパーク1.652kmを160周するレースなんだと自己暗示をかけていました。

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しかし、スタートしてから2時間で気持ち悪さと軽い吐き気のような症状が出てきて、不安になりました。気付かないうちに世界選手権のプレッシャーを感じてしまっていたのかもしれません。

そこからは我慢の走りでした。ラストまで終始余裕を持って走れていた神宮とは対照的な24時間でした。それでも少しずつ順位を上げていき、残り6時間で一桁順位に。残り3時間で2位に。残り1時間半でトップに立ち、逆転優勝することができました。

我慢、我慢の連続の簡単なレースではなかったですが、どんな状況でも一番トレーニングをして、一番準備ができた選手が、最後は勝つんだ、と実感する事ができた24時間でした。

世界一という経験を武器に今後も一番強い自分を目指して走り続けます。

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石川選手のラップなどは後日お知らせします。昨年の神宮外苑の走ると比較する予定です。



サロマ湖ウルトラの補給  〜寒さは体内から温めよう〜

今回のサロマ湖ウルトラは低温&雨&風の低体温症リスクが高まる三拍子が揃ってしまった大会となりました。

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今回の最高気温は14℃ほどであり、過去のデータと重ね合わせてみると80%以上の完走率になってもおかしくない気温ですが、終始、冷たい雨が降る状況で強い風に吹かれたのだから、厳しい状況になりました。

その辺りについては、2017年サロマ湖100KMウルトラ結果に書いたので合わせてお読みください。

今回は補給について紹介します。

レース中の補給というよりレース前からの補給についてポイントを書きます。

前日から当日朝

以前はエネルギーを貯めこまなくてはと、前日は夕飯も無理してたくさん食べて、その後も寝る寸前まで間食をとり、胃腸が疲れた状態で朝起きて寝起きからまた食事をしていました。

結果、朝起きたら下痢になっていたり、スタート前に嘔吐したり、スタート後も胃の働きが悪いなんてことがありました。

ここ数年は、前日も普段と同じくらいしか食べません。そもそも100km走るにはレース前に蓄えてもレース中に補給しないとエネルギーは足りません。であれば、胃腸の状態をよくして、序盤から胃腸がエネルギー摂取をスムーズに出来る状態を作った方が得策です。

また、朝飯に関しても、寝起きには食べないようにしてます。なぜなら普段は寝ている時間に起きることだけでもストレスなのに、そこに食べ物が入って来たら胃はびっくりしちゃいます。

全く食べないわけではなく、少し目がさえてきてから、ゆっくり食べます。量はたくさん食べません。

そこからスタートまでに消化の良いゼリー飲料などでエネルギーを貯めていきました。

また、前日朝から、暑くないことは分かっていましたが、保水効果を狙ってスマッシュウォーターをゆっくり時間をかけて飲んで行きました。途中でトイレに行きたくなったら飲み過ぎですから、飲むのをやめます。朝も飲みました。

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スタート40分前に、アスリチューン・ポケットエナジーを摂取

20分前にアスリチューン・エナゲインを摂取しました。

そこまではいつもと同じですが、今回は冷たい雨に身体を冷やされるのが分かっているから衣類などで雨対策をするだけではなく、いつもより補給を多めにしました。

ようは体内にエネルギー源になるエナジージェルをガンガン補給したのです。

ポケットエナジーには、体脂肪を燃やす効果のある中鎖脂肪酸が配合され、エナゲインには身体を温める効果のある生姜エキスなどが配合されています。

今回は粉末のアミノ酸サプリメントを含めて5kmに1個以上何かを摂取しました。

寒いのと前日のウォーターローディングの効果で、水分補給は普段より少なくすみました。特に45km辺りのコースからかなり引っ込んでるエイドはパスするなど普段では考えられない水分補給ですみました。

エイドでの固形物補給はほとんどしないで、70km過ぎにソーメンとお汁粉を少し食べた他は、非常に冷たい風に吹かれたワッカでエネルギーを貯めようと俵むすび1個を食べただけです。

54kmのドロップバックに、レトルトのコーンスープをおき、一気に飲み干した他、ウィダーの新しいカフェインなども配合されたゼリー飲料を歩きながら飲みましたが、これは私には合わずに吐いてしまいました。

今回、ポケットエナジーは合計10個くらい。エナゲインも7つくらいとりましたが、それ以外にオルガニックジェルも5つとりました。



オルガニックジェル
はエネルギー量は少ないので、8kmごとにポケットエナジーをとり、その間にエナゲインかオルガニックジェルをとるという感じでした。

オルガニックジェルにはカフェインが入っていますが、配合量は少なく、胃への負担が小さいと私は感じています。ただオルガニックジェルは後半からとるようにしました。

79kmスペシャルドリンクには、オルガニックドリンクをおき半分飲んで残りは捨てました。もったいないと全部飲み干すことで、もったいないレースになることもあります。

アスリチューンはいつも通り安定の効果を私は感じましたが、オルガニックジェルはいつもより効果を感じました。

特に身体が冷えていく時に飲んだところ、かなり早いタイミングで身体が温かくなるのを感じました。

オルガニックジェルの販売に携わっている小谷さんいわく、マカを配合しているからと話していましたが、身体が温かくなり意識が冴え、ヤル気が出てきました。アスリチューン・ポケットエナジーやエナゲインとの相性は抜群に良いので、試してみてください。

また、身体が冷えてきたと感じたらエイドで温かいお茶など飲みましたが、多少温くても効果ありました。

エナジージェルなどしっかりとることは、エネルギーを燃やしやすくし身体の内側から温める他、ガス欠防止になります。ガス欠になると思考力が低下して、冷静な判断が出来なくなり、本来ならレインウェアをドロップバックで取り出して着る場面でも、面倒になりやめちゃうなどしてしまいます。

レース中にいろいろ面倒になったり、言い訳を考えはじめたりするのもガス欠のサインのことが多いです。

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フィニッシュ後は、アスリチューン・スピードキュアをすぐ飲み、しばらくしてもう1つ飲みました。素早い補給はリカバリーを早めます。また大会会場の無料チケットを使い炭水化物やタンパク質が豊富な食事をしました。内臓疲労が激しいのでアルコールは少し時間を置いてからが良いと思います。

ポケットエナジー・エナゲイン・スマッシュウオーター・オルガニックジェルの4種類のサプリメントにプラスして、今回は使わなかった、スマッシュウォーターの携行型サプリメントのSHOT-ONE(未発売)を加えた5種類のサンプル提供と、特別価格での購入ができる、ウルトラセミナーは7月も開催します。

現在の予定

7/11    ウルトラランナー向けおんたけウルトラ対策セミナー

また、7月中下旬   ウルトラマラソンの失敗の根本原因を掴むためのセミナーを開催します。

例えば低体温症の症状が出たことが直接的なリタイアの原因だったとしても、なぜ低体温症になったのかを考えると原因はいろいろあります。またその原因にもまた別の原因があったりします。

一例ですが、

リタイアの直接原因→低体温症

低体温症の原因→雨具など対策不備

なぜ対策不備だったか?→準備不足、情報不足、過信

もしくは、準備をしたが、ドロップバックで着用しなかったなんて方もいます。

その理由は、ガス欠で冷静な判断が出来なかったかもしれません。

通常通り補給をしていればガス欠は疑いませんが、寒さからいつもよりエネルギー消費が激しいケースもあります。

そんなことを掘り起こすことで、本当の意味での経験になり、次に生かすことが出来ます。

これはセミナーだけではなく、個別レッスンでも可能です。ラップを見たりレース展開を聞いたり、その時の気持ちを聞いたら原因はいろいろ見えてきます。本人が気づいていないことも、話をしていく中で浮かび上がってきます。個別レッスンは夜間や土日は日程が限られますが、平日昼間なら比較的可能です。

ウルプロメンバー優先にしますが、空きがある日時ならメンバー以外の方も可能です。費用はパーソナルレッスンと同じです。



板垣辰矢(アスリチューンサポートランナー)100km世界記録まであと45秒に迫る


サロマ湖100kmウルトラマラソン二連覇の板垣辰矢選手

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1998年に砂田選手がサロマ湖100kmウルトラマラソンで出した6時間13分33秒の世界記録は長らく破られず、近年の国内大会では、そのタイムにチャレンジする選手もいない状況がしばらく続きました。

まず、今回のサロマ湖ウルトラまでの100kmロードレース歴代ランキングを紹介します。

  1. 6:13:33    Takahiro Sunad
  2. 6:16:41    Jean-Paul Praet
  3. 6:18:09    Valmir Nunes
  4. 6:18:22    Yamauchi Hideaki 
  5. 6:18:24    Mario Ardemagni
  6. 6:18:26    Larkin  Vasiliy
  7. 6:19:20    Way  Steven
  8. 6:20:44    Aleksey Volgin
  9. 6:20:59    Aleksandr Masarygin
  10. 6:22:08    Yasafumi Mikami

なんと、砂田選手だけではなく、上位10位に日本人選手が3人入ってます。

4位の山内選手は昨年のIAU100km世界選手権で優勝した時に出したタイムです。昨年の山内選手の走りにも驚きましたが、この頃から世界記録更新は可能だと考えるランナーが現れてきました。

そして今回のレース前から、世界記録更新を狙うと公言していた板垣選手が圧巻の走りをしました。

まず、ランナーズアップデートに掲載されたラップは以下の通りです。

  • 10km 37:27
  • 20km 36:02
  • 30km 36:09
  • 40km 35:29
  • 50km 35:43
  • 60km 37:16
  • 70km 36:59
  • 80km 39:23
  • 90km 41:04
  • Finish 38:46

6時間14分18秒

なんと、フルマラソン通過は2時間32分54秒(ave.3’37/km)で、50km通過は3時間00分50秒でした。

フィニッシュタイムは6時間14分18秒と世界記録に45秒届きませんでしたが、80kmから90km手前のワッカでの強い向かい風でのペースダウンが非常に惜しいタイムでした。また昨年からワッカの折り返しに完成したそびえ立つような巨大な橋を往復するコースへの変更が個人的には残念です。

ただ、このタイムは世界歴代2位の素晴らしいタイムであり、また板垣選手が最近伸び盛りであることから、今後世界記録を狙う場面は訪れると思います。

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今回は、板垣選手にこの記録についてと、レース中の補給について質問し回答をいただきました。

【レース展開】

今回は以前お話しした通り、世界記録狙いで走りました。世界選手権の代表選考ではないので潰れてもしょうがないという感じです。

砂田さんのスプリットタイムを手の甲に書いて、常に自分のタイムと見比べながら走ってました。

入りの10kmまでは自分が先頭を走り5m後ろに中村選手(スズキ浜松AC)という展開でした。トラックでもフルでも実績のある実業団選手なので真っ向勝負はしたくないとは思ってました。

10kmが37’27(ロス4秒含む)で記録を狙うには遅いのでペースを上げたらそこから一人旅になりました。

20〜30kmが向かい風でしたが、すれ違うランナーの声援もあって、36’09と上がりすぎましたが、意識しすぎると世界選手権の時のようになるのであまり気にしませんでした。

32〜67kmくらいまでは追い風を利用して10kmを36分前後で稼ぎにいきました。

そして、80kmまでは設定タイムより2分速く、まだ多少余裕があったので世界記録いけると思ったのですが、ワッカの風が予想以上に強くて、40分の設定が41分かかった上に、力を使い果たしてしまいました。ラスト38分切りならいけると思ったのですが、そこまで上げきる余力は残っていませんでした。

レースが終わって、世界記録が出せなかった悔しさはありますが、持てる力は出し切れましたし、達成感もあります。

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【最近タイムが伸びた要因】

また板垣選手は、昨年12月のホノルルマラソンで入賞したり、ハーフマラソンなどで自己ベストを出すなど伸びていますがその要因について質問しました。

タイムが伸びた要因は意識の問題だと思います。去年の世界選手権で山内選手が6:18’22で優勝しました。それまでは6時間30分を切れば日本一、世界で銅という感じでしたが、6時間20分を切らないと世界どころか日本でも勝てなくなりました。そこで、目標をより高く設定したことで記録が伸びてきました。

 

板垣辰矢選手  川内優輝選手の大会記録を破って千歳JAL国際マラソン優勝

【レース中の補給について】

レース中の補給がアスリチューンを軸にして、スペシャルドリンクや主催者が用意したBCAAドリンクやゼリー飲料などを摂取しました。

スタート1時間前 アスリチューン・エナゲイン

15km アスリチューン・ポケットエナジー

30km アスリチューン・ポケットエナジー

40km アスリチューン・エナゲイン

55km アスリチューン・ポケットエナジー

73km アスリチューン・ポケットエナジー

また、50kmまではエイドでもスピードを落とさずドリンクを受け取っていたのですが、50kmくらいから手の痺れを感じ、脱水の危険があったので、エイドでペースを落としてしっかり水分を取るように心掛けました。79kmのスペシャルは一口ずつこまめにと心掛けて97kmくらいまで手元に持ってました。また、持参した塩分のタブレットやエイドのバナナで糖質不足、塩分不足も防ぎました。

 
今回、自己ベストを30分更新し4位入賞した楠瀬選手や、前年の世界ランキング1位で、今年のIAU24時間走世界選手権を走る石川選手など多くのウルトラランナーやトレイルランナーの活躍の影にアスリチューンがあります。今回初めて100kmを完走したウルトラプロジェクトメンバーや、ウルトラセミナー参加者など多くのランナーが愛用するアスリチューンを一度試してみてください。

アスリチューンについてはこちらをご参照ください。







世界との差 〜そのペースでどこまでいけるか?への挑戦〜

日本陸上競技選手戦10000Mには箱根駅伝選手ズラリ 〜世界記録と1周23M差の現実〜 を書いていていろいろ感じることがありました。

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今回の参加資格タイムで27分台は以下の7人です。

  1. 22 設楽 悠太  27:48.35
  2. 24 大石 港与 27:48.56
  3. 18 大迫 傑 27:50.27
  4. 23 市田 孝 27:53.59
  5. 19 大六野 秀畝 27:54.75
  6. 20 鎧坂 哲哉 27:57.63
  7. 21 浅岡 満憲 27:59.72

そして、世界記録は2005年にエチオピアのK. BEKELEが出した26:17.53です。

このタイムはトラック一周を平均63秒で走り、今回出場選手で一番速いタイムの設楽悠太選手は66.7秒です。

400mを63秒で走るには1秒で6.35m進みますが、設楽選手のタイムとの差は3.7秒ですから、1周で23mの大差がつくので、レース終盤に入る前に周回遅れにされてしまいます。

ここまでは、日本陸上競技選手戦10000Mには箱根駅伝選手ズラリ 〜世界記録と1周23M差の現実〜  で書きました。

そこで市民ランナーに置き換えた例など紹介しました。

この差は埋められない。と結論だけ書いても仕方がないので、また違った目線から考えてみます。

私がよく考えるのが、そのペースでどこまで行けるか?です。

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マラソンの世界記録は2時間02分57秒の半分は1時間01分28秒ですが、日本のハーフマラソン歴代記録でこのタイムをクリアしている選手は23人います。

  1. 佐藤敦之(中国電力)1.00.25
  2. 高橋健一(富士通)1.00.30
  3. 菊地賢人(コニカミノルタ)1.00.32
  4. 村山謙太(駒澤大学)1.00.50
  5. 宮脇千博(トヨタ自動車)1.00.53
  6. 茂木圭次郎(旭化成)1.00.54
  7. 宇賀地強(コニカミノルタ)1.00.58
  8. 小林雅幸(三井海上)1.01.04
  9. 神野大地(コニカミノルタ)1.01.04
  10. 高岡寿成(カネボウ)1.01.07

以下

永田宏一郎、設楽啓太、大迫傑、木原真佐人、丸山文裕、坪田智夫、星創太、設楽悠太、中谷圭佑、深津卓也、服部翔大、工藤有生、森勇気

現実的にはハーフマラソンのタイムの2倍でマラソンを走ることはできませんが、少なくとも中間点までは現在の世界記録ペースで走れる選手が過去を含めて23人いたということです。またこの23人の中にはまだまだ伸び盛りの選手も含まれています。

これらの選手はマラソン世界記録ペースで中間点までは走る力はあり、ランキング上位選手は23km、24km、25km・・・ともっと先までいけたはずです。

このような観点で10000mの世界記録ペースに日本人選手はどこまでついて行くことが出来るかを見てみるとマラソンよりかなり厳しい結果になります。

世界記録、26:17.53の半分は13:08.76ですが、これをクリアしているのは、5000m日本記録保持者の大迫傑選手(13.08.40)ただ1人なのです。

歴代5位までは以下の通りです。

②鎧坂哲哉(旭化成)13.12.63

③松宮隆行(コニカミノルタ)13.13.20

④高岡寿成(鐘紡)13.13.40

⑤佐藤悠基(日清食品グループ)13.13.60

ダントツのスピードを持つ大迫選手でも半分までしかついていけませんが、今回、日本選手権に出る選手が何mまでなら400m63秒ペースで走れるか?は興味あります。

このペースで1500mを走ると3分56秒ですから、10000m出場選手は全員クリアしているでしょう。となるとついていけるのは1500m以上5000m未満となります。

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実業団チームが最も力を入れているのはニューイヤー駅伝です。ニューイヤー駅伝は7区間・100kmでハーフマラソンの距離を超えてるのは4区の1区間だけで、これを除いた平均距離は約13kmです。

箱根駅伝の1区間はだいたいハーフマラソンの距離であることから考えると、ニューイヤー駅伝はその6割程度の距離になります。(なぜか距離が短くなるのです。。)

そのニューイヤー駅伝で勝つため、マラソンの練習より5000mや10000mのスピードアップが優先されていると聞きますが、世界レベルでは5000mや10000mはかなり差を付けられています。

逆に日本の大学生のハーフマラソンのレベルはかなり高いと感じました。これは箱根駅伝の効果でしょう。大学生でハーフマラソンを60分台、61分台で走った選手は歴代20人います。また、今年の日本学生ハーフマラソンでも8位までが61分台、62分台です。

ダニエルズ係数の観点で見ると、ハーフマラソンを62分で走ればマラソンを2時間9分台で走れます。

大学を卒業して、実質プロランナーとして走る実業団選手も多いですが、2時間10分を切る選手は非常に少なく、また5000m、10000mでも世界レベルと差が開いているのは残念です。

それを、考えると以前書いた、瀬古利彦が衝撃提言「箱根駅伝に42.195KM区間導入を」について に話が繋がります。

少し話が逸れましたが、高い目標に届きたいなら、そのペースでどこまでいけるか?への挑戦も必要と思います。これは市民レベルでも同じです。

とにかく今日のレースで少しでも世界との差を詰めたいという気迫のある走りを期待してます。







日本陸上競技選手戦10000mには箱根駅伝選手ズラリ 〜世界記録と1周23m差の現実〜 

日本陸上競技連盟公式サイトに掲載されていますが、本日から日曜日にかけて大阪・ヤンマースタジアム長居で日本陸上競技選手戦大会が開催されます。

本日は100m予選・準決勝など大半は最終決戦ではありませんが、男女10000mは予選なしの決勝です。

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注目の男子10000m決勝は20:00スタートです。箱根駅伝で活躍した選手が多いので、コアな陸上ファンではなくても馴染みのある名前がたくさんあると思います。

女子10000mなどその他の種目を見ても知ってる名前はチラホラなことを考えると、箱根駅伝の影響の大きさを改めて感じます。

スタートリストを持ちタイム順に並べてみました。

  1. 22 設楽 悠太  27:48.35
  2. 24 大石 港与 27:48.56
  3. 18 大迫 傑 27:50.27
  4. 23 市田 孝 27:53.59
  5. 19 大六野 秀畝 27:54.75
  6. 20 鎧坂 哲哉 27:57.63
  7. 21 浅岡 満憲 27:59.72
  8. 17 横手 健 28:04.51
  9. 16 上野 裕一郎 28:07.23
  10. 15 佐藤 悠基 28:09.01
  11. 9 服部 勇馬 28:09.74
  12. 10 猪浦 舜 28:10.62
  13. 14 星 創太 28:12.70
  14. 13 早川 翼 28:13.97
  15. 11 松本 稜 28:15.42
  16. 12 寺内 將人 28:15.56
  17. 8 村山 謙太 28:16.87
  18. 3 神野 大地 28:17.54
  19. 7 小椋 裕介 28:18.48
  20. 5 茂木 圭次郎 28:25.52
  21. 6 一色 恭志 28:36.51
  22. 4 佐藤 達也 28:38.38
  23. 2 青木 優 28:44.95
  24. 1 鬼塚 翔太 28:55.26

ホント箱根駅伝をエースとして走った選手がズラリ名を連ねています。

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このタイムは生涯ベストタイムではなく、2016 年 1 月 1 日~2017 年 5 月 28日に記録したタイムです。

男子10000mの参加資格を調べました。

・前回大会 男子10000m優勝者

・参加標準記録 A (28分20秒)を突破した競技者

・第 100 回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走上位者(詳細省略)

・地域選手権上位者で参加標準記録 B(28分45秒)を満たした競技者など

・日本陸連などが推薦する競技者等
大半の出場選手は参加標準記録Aを突破した選手です。

ただこうしてみると27分台が7人しかいないのに驚きました。もっといると思っていました。

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世界記録は2005年にエチオピアのK. BEKELEが出した26:17.53で、アジア記録は2003年にカタールのA. H. ABDULLAHが出した26.38.76です。また日本記録は2015年に村山絋太選手が出した27:29.69です。

K. BEKELEの出した26:17.53はもう12年間破られていないタイムですが、このタイムはトラック一周を63秒で走ります。今回出場選手で一番速いタイムの27:48.35は一周66.7秒です。

400mを63秒で走るには1秒で6.35m進みます。設楽選手のタイムとの差は3.7秒ですから、1周で23m差がつくのです。一番速い選手でも10000m走る間に1周半差つくのです。

違う見方をします。

世界記録と今回のトップのタイム差は約1分31秒です。これを市民ランナーレベルに置き換えると、38分29秒と40分のランナーの違いではないのです。40分のランナーが38分29秒になるのもかなりハードルは高いですが。。。

パーセントに置き換えると93.34%なので、40分のランナーから見ると37分20秒になるのです。

10000m(10km)40分のランナーと、37分20秒秒のランナーはまるで別格です。10km40分のランナーはフルマラソンだと3時間5分から10分くらいが多いですが、37分20秒のランナーはだいたい2時50分から55分くらいでしょう。

本大会は世界陸上代表選考会であることもあり、また大きなタイトルですから、タイムより勝負にこだわり、スローペースで走り、ラスト1周、2周のスプリント勝負になることが多いですが、せっかくこれだけの選手が揃うのだから、日本記録を積極的に狙うようなレースを個人的には期待してます。

実業団選手は、タイムより順位、そして世界陸上やオリンピック出場でボーナスなど処遇が決まると聞いているので中々積極的なレースをするのは難しい環境にあると思いますから、大迫選手や持ちタイムは一番遅いけど東海大の鬼塚選手に積極的なレースを期待してます。

 







アスリチューン&アグレッシブデザインサポートランナー 望月千幸選手  野辺山ウルトラを制す!

サロマ湖100kmウルトラマラソンで2回優勝の望月選手が初の野辺山ウルトラマラソンで優勝しました。その望月選手にレース展開やサポートを受けているアスリチューンやアグレッシブデザインの使用感について話していただきました。

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【レース前の状況】

初めて星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラ100㎞に出場しました。実はこの大会を走る前にゴールデンウィーク中(5月4〜5日)に長崎県で行われた橘湾岸マラニックL  173㎞を20時間45分で走りました。

普通に考えて、1ヶ月にこんなレースを入れるのはどうかしていると自覚していますが、標高が高い場所でのウルトラマラソンは初めてだったのとIAU100km世界選手権を一緒に出場したメンバーが出るという事もあったので迷わずエントリーし、出走しました。

*42㎞の部(高田 由基) →42km三連覇

*42㎞の部(太田 美紀子)→42km2位

*100㎞の部(山内 英昭)→100km優勝

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【レース展開】

前半50㎞

今回のレースは高地であること、最高気温が27℃ということ、71㎞過ぎてからの馬越峠(5㎞)がめちゃくちゃきつい‼という情報を事前に聞いていたので、ペースよりいかに我慢しコースや苦しく、きついと思う状況を楽しむ事ができるかだよな〜と思っていました。

早朝5時、100㎞①(100㎞②は 5:20)、71㎞、42㎞の部のランナーが一斉スタート。私は高田選手(42㎞の部)と前の方に並びいいスタートができました。前半の林道(砂利)まではなだらかなアップダウンが続くコースで他の選手と談笑しながら走りました。エイドもだいたい5㎞毎にあり林道に入る前にエイドによって水分をしっかり取り林道へ入りました。

ここから林道コースが終わるまで15㎞。ロードのアップダウンと違い砂利コースでこの先長い事もありスピードを上げたり足をくじったりしないように淡々と走っていたら前方に太田選手の姿が見えました。

上りでかなり息が上がっているのが私の耳にも入ってくるくらいだから、少しずつ標高も上がっているいるんだと感じました。途中、上りで追いつきましたが下りで太田選手の姿は見えなくなりました。砂利のコースが終わり頂上まで上って来た時は標高1908mで、息が苦しいというよりは『さっきの砂利のコースは凄かったな〜』という感じでした。そこから少し下ると100㎞の第1関門(23㎞)に到着。


そして第2関門(42㎞)へ向かって上って来た分、下りもあり第2関門は42㎞の部のゴール地点でもあって走り終えた太田選手が待っていてくれました。エイドで水分をとり太田選手に何番だったか聞くと『2位だったよ〜』と結果を聞いて次の第3関門(50㎞)へ走り出しました。


この地点でかなり暑くなってきたので次のエイドで水をかぶるようにしました。50㎞までも少しアップダウンがありながら100㎞の半分!フラットのコースなら前半の50㎞はアップ、後半の50㎞で勝負にでますが、さすがに今日は勝負に出てしまったらゴールまで辿り着けないと判断しジワジワと力を発揮していく事にしました。

後半50㎞

70㎞過ぎから難所の馬越峠が待ち受けているので、馬越峠を登りきるまでは体力温存と自分に言い聞かせ、下りがあろうがペースは抑えめにして走りました。

60kmくらいにシャワーミストがあるエイドステーションで水をかぶらずシャワーミストで体を濡らしました。『気を抜くな!ここからだかな!!』と応援して頂いた地元の方にここからのコースなど聞き少し談笑しながら難所である馬越峠へ向かいました。

馬越峠までの約10㎞は日陰がほぼなく登り基調のアップダウンが続き第4関門(71㎞の部ゴール地点)に到着。

ここで3連覇をかけて走っている能勢選手のお友達が待っていて応援いただきました。そしてコース最大の難所と言われる馬越峠へ向かいました。この峠は79kmまで続くクネクネ曲がった長いゆるやかな坂でしたが、ここまで走った疲労で歩くような速さになりました。途中6回くらい歩きましたが、馬越峠にさしかかる時に同じくらいの位置を走っていた男子選手に励まされ何とか馬越峠頂上まで辿り着きました。頂上のエイドステーションで後ろを振り向きましたが女子選手は誰もいなくて、かなり開いたと確信しました。

馬越峠は79㎞地点で少し下ればもう80㎞。足は前太ももが筋肉痛の状態でしたがラスト20㎞は下りでペースを上げ、上りは遅くても良いからなるべく歩かない。それでも歩きたいと思ったら歩く。と今の体と対話しながら進みました。だんだん距離も減り、残り15㎞、10㎞、5㎞、3㎞、2㎞とゴールが近づいてくる度にボランティアスタッフさんにたくさん応援して頂き1㎞きった時には走り終えた選手の方が応援してくれて長く苦しく、でもそれが楽しく面白いと思う自分がいると思いながら9時間35分46秒の1位でゴールテープをきることができました。

今回、今までに経験した事がない高地でのウルトラマラソンを走れて本当に良かったと思います。世界選手権メンバーも、それぞれ優勝、準優勝する事ができたので尚更、嬉しさが倍増しました。また機会があれば参加したいと思った大会でもあり地元の方の温かい声援やエイドステーションの充実さを感じた大会でした。

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【今回使用したアイテム】

アグレッシブデザイン

*顔だけに使用したため、顔以外は日焼けして痛い。

→肌が出ている首、肩、腕や脚だけではなく、背中や肩など日差しを受けやすい箇所はウェアの下にも塗れば疲労度は全く違います。

アスリチューン

*エナゲイン(通称    赤)→スタート30分前

*ポケットエナジー(通称    黒)→20㎞、60㎞で使用

*スピードキュア(通称    青)→レース直後に使用

その他 補給について

エイドステーションでは、暑かったので、コーラ、三ツ矢サイダー、VAAM、水などほとんどの水分を取りました。そして、時々、梅干やバナナ、オレンジ、塩を食べたり舐めたりしました。また塩熱サプリを1個使用、VESPA HYPERを1個使用しました。

Salomon soft flask 150ml

次のエイドまでの繋ぎの水分をいれて少量づつ飲みました。

【サロマ湖に向けて】

今年のサロマ湖は昨年に比べて暑くなるのではないかと思ってます。気温が上がっても落ち着いてレースを上手に組み立てて行けるようにしたいと思います。

そして今年は世界選手権がないのですが、来年に向けて良いステップになるようにしたいと思います。







2020年東京オリンピック 男子マラソン代表選考方法 続編

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マラソン日本代表3人の選考方法

1人目

「マラソングランドチャンピオン(MGC)レース」優勝者

2人目

「マラソングランドチャンピオン(MGC)レース」で2、3位のうち「MGCレース派遣設定記録」(男子2時間5分30秒、女子2時間21分00秒)を満たした上位者。ただし両方満たしていなければ2位の選手。

3人目

「MGCファイナルチャレンジ」として開催される男女それぞれ3大会において派遣設定記録(2019年5月に発表予定)を突破した記録最上位の選手が内定。派遣設定記録突破者がいない場合は「マラソングランドチャンピオン(MGC)レース」の2位または3位の選手

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個人的にはもう少しシンプルに、「マラソングランドチャンピオン(MGC)レース」の1位と2位。「MGCファイナルチャレンジ」の最速タイム者で良いと思いますし、多くの方がこのように決まると思っているのではないでしょうか?

ちょっと複雑な気がしますので、例を挙げて説明します。

例えば「マラソングランドチャンピオン(MGC)レース」前に「MGCレース派遣設定記録」の2時間5分30秒を切った選手がいたとします。仮にA選手とします。

MGCレースではB選手が先頭を走り、C選手が2番目を走っていたとします。

その時、C選手はB選手に追いかけて優勝を狙うか、2位をキープする走りをするかは3位の選手次第になります。

例えば3位の選手がA選手なら、優勝しないと日本代表になれませんからB選手に追いつかねばなりません。でもA選手が3位に遠く及ばない位置にいたなら確実に2位を守ってゴールすれば良いのです。

仮にA選手が3位でゴールしたなら、MGCレースで日本代表内定は優勝したB選手と、3位に入ったA選手となります。2位のC選手は直接対決でA選手に勝ったのに代表内定できません。

次に敗者復活戦というべき位置付けで開催される「MGCファイナルチャレンジ」3レースで最速タイムを出した選手が、派遣設定記録(2019年5月に発表予定)をクリアしない場合は、MGCレースで2位に入ったC選手が代表内定となります。

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強化委員会の意図は、おそらく2時間5分30秒を切る世界基準の選手が登場したにも関わらず、MGCレースで敗れ、東京オリンピック日本代表になれない事態を回避したいがために、選考ルールでしょうが、4位以下ではダメなわけです。

2時間5分30秒を切った選手が現れて、ピンポイントの3位になる確率はどのくらいあるでしょう??極めて低いと思います。その極めて低い確率のためにそのようなルールを作る必要があったのか?は少し疑問です。

仮に2時間5分30秒を切った選手を選考したいのであれば、2時間5分30秒以内の最上位記録を持つ選手は内定にする。もしくはMGCレースで2位に入れなかった場合には、その選手のタイムと、「MGCファイナルチャレンジ」3大会の最上位記録の選手と比較して速い選手を選べば良いと思います。そうすればMGCファイナルチャレンジでは最後の日本代表の座を獲得しようと、2時間5分30秒以内の最速タイムを狙ったハイスピードレースが展開されます。もちろんその2時間5分30秒以内のタイムを出した選手も最後の座を高みの見物をして逃したら大変とエントリーするかもしれません。ワクワクすると思いませんか?

ただ、今回のように選考の余地がない選考ルールが決まったことで、日本代表を目指す選手は準備をしていくでしょう。楽しみです。