カテゴリー別アーカイブ: 神宮外苑24時間チャレンジ

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその10 〜GPS時計のセッティング 無駄な情報は要らない〜

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその9 〜失速を防いだレース中の補給 後編〜 から続く

神宮外苑24時間走ではスントスパルタンウルトラの画面設定をこのようにしました。

GPSウォッチは様々な情報を入手できます。このスパルタンウルトラにしても非常に多くの情報を前もって選択し画面に表示させることができます。

ただ、私はそのレース中に必要な情報のみ選択するようにしています。その数値を見て何ら活用することができない情報はプラスどころかマイナスに働きかねません。

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今回のメイン画面はこれです。

最高7つの数値を表示できるけど3つの数値を表示しています。

上から、ラップ数、ラップタイム、時刻です。これだけあれば24時間走は十分です。

また、設定はオートラップは外します。というより練習時からオートラップは外した設定を使うのが大半です。(特にインターバル走でオートラップ設定をしているとぐちゃぐちゃになることがあります。)

フルマラソン走る方なら、タイムやペース、距離、心拍数を表示することが多いですが、以下の理由から私は表示してません。

タイム・・・表示しても良いけど時刻の方が分かりやすい。

ペース・・・周回の距離が分かっているからラップタイムが分かればペースは分かる。そもそも1周8分ならキロ6弱で、6分37秒ならキロ5です。ということは7分20秒くらいならキロ5分半前後です。正確なペースを刻む必要もありません。

距離・・・ラップ数が分かれば距離は分かります。これが正式な距離です。またトイレやエイドに入れば距離はずれますのでGPS計測の曖昧な距離は不要です。

心拍数・・・そもそも序盤から心拍数が上がるようなペースでは走りません。

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もう一つ設定しておいたページはこちらです。

先程のページの3項目にプラスして、気温と距離を入れました。

気温に関しては体感ではなく数値の推移で気温が下がってきているなど把握して、ウェアリングなどの参考にしようと思いましたが実際は体感で調整したのであまり見ませんでした。距離は不要でますが、どれほど誤差が出るかのチェックで使いました。

スントスパルタンシリーズのGPS精度は3種類あり毎秒計測のBESTとGOOD、そして60秒ごと計測のOKです。通常はGOODで十分です。今回も1周1324.56mを走ってほぼ同じ数値を示しました。ただ、エイドやトイレに行けば距離はずれるのでどれほど正確であっても24時間走では要りません。またOKモードにすると60秒ごとですから、カーブの多い周回コースだと距離がかなり短くでます。

そのような理由から、最初の3つがあれば十分です。ピッチくらいはあっても良いかもしれませんが、ピッチが落ちてるのを見て戻すことが出来ることが前提です。把握しても変えられないなら数値をみてガッカリしてネガティヴになるだけです。

今回私は序盤の強い風でサングラスの隙間から埃が目に入ったり、コンタクトレンズの長時間装着で目が疲れ、コンタクトが曇るのではなく、眼球自体が曇ってしまい上の大きな文字のラップタイムも読むのがギリギリで、下の文字は全然見えなくなりました。

その意味からも文字が小さくなる多項目表示はやめた方がよいです。

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少し基本的な話ですが、スントスパルタンシリーズはムーブスカウントというページにログインしていろいろトレーニング内容を把握したり、アップデートしたりします。

そのムーブスカウントで、画面に表示したい項目など設定できますが、それを知らずにデフォルトのスポーツモード設定をそのまま使っている方もいますが、トラック練習をする方なら少なくともオートラップは外した方がよいです。

これは簡単にカスタマイズできるので色々試してみてください。

ちなみに私がフルマラソンで使う設定はこのような感じです。

心拍数(もしくは距離)

ラップタイム(この設定項目ではラップ継続時間)

ラップペース(ラップボタンを押してからの平均ペース)

タイム(この設定項目では合計という名称です。なぜ合計かは知りません。)

文字が小さくならないように4つも項目にしています。

オートラップにはしないで手動ラップにしてます。5kmごとに計測するか1kmごとに計測するかは本人次第です。

心拍数は序盤飛ばしすぎないようにあった方が良いと思いますが、普段あまり使ってないなら不要でしょう。距離は通常1kmごと表示なので不要かもしれませんが、レース経験の短い方ならあった方が良いと思います。



自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその9 〜失速を防いだレース中の補給 後編〜

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその8 〜失速を防いだレース中の補給 前編〜 から続く

 

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今回、固形物やジェルが飲めなくなった場合の備えとして、メイバランスやウイダーinゼリーを結構持って行きましたが、メイバランスは序盤に2個使いましたが、ウイダーinゼリーは出番がなくそのまま待ち帰りました。黄色いパックのレモン味のビタミンゼリーは終盤酸っぱいモノが飲みたくなるかと持参して、終盤使いましたが、一口しか飲めませんでした。胃腸が疲れてくると酸っぱさはダメになるようです。

ポケットエナジーオレンジ味の味を調整していく中で、私はもっとオレンジの酸っぱさが欲しいと開発者に伝えましたが、既存のグレープ味と味以外の成分は変えない方針から可能な範囲で味を調整しましたが、もう少し酸味が欲しいと感じていましたが、今回24時間で使ってベストバランスだと感じました。

また、エイドでお湯はもらえるので、普段家でも飲むことがあるクラムチャウダーと海老のビスタも飲みました。塩分をしっかり感じます。

ドリンクは冷たく胃腸を冷やすので、胃腸が疲れていると感じたら温かいモノが有効です。ふと信越五岳にこれ持っていったら状況が少し変わったと感じました。軽いしエイドにお湯があれば作れます。今後ロングトレイルなど出る時は持参します。

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また、今年はレース中に、マルチビタミン&マルチミネラルを取ることにしました。製品はこちらです。【コンディショニングサプリ】Catalyst Conditioning  レース中に3回ほど5粒づつくらい使いました。

普段の生活なら食事から身体に必要な栄養素をとれば良いと思いますが、レース中にそれは望めません。より過酷なことをして身体に負担をかけている状況だからこそ、身体のコンディションを整えることは大事です。

このマルチビタミンは毎日継続して摂取しています。

またオルガニックジェルも使いましたが、オルガニックドリンクが使える状況なので、オルガニックドリンクを優先しました。ドリンク2.5本、ジェル2個です。昨年もオルガニックドリンク使いましたが、睡魔はあったので、睡魔に関してはカフェインがかなり効いたというよりもっと総合的なことだと思います。何か気付きがあれば書きます。

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また普段からウルトラマラソンでは特に気をつけていることを書きます。

それは補給したら胃を落ち着かせる努力をすることです。ただ食べてすぐに走ると胃が驚くとしつかり休んでいたら距離は伸びません。

そこで私は一回に食べ過ぎないようにするだけではなく、食べたらエイドを出て200mくらいは歩きます。キロ6で走れば1分少しの時間ですが、その2倍のスピードで歩いても2分少々です。調子が悪いと思えばもっと歩きます。例えばエイドで4分休めば距離は伸びません。4分歩けば400mくらい進みます。1回ではないのでかなり大きな差になります。

100kmマラソンでも同様のことはよくします。一歩も歩かずに完走したい。という言葉をよく聞きます。否定はしませんが、エイドのたびにたっぷり休んでから走り出すのと、胃腸の調子をチェックしながらも歩いて先に進む。選択するならどちらが良いでしょう。私は歩きます。

また【一歩も歩かないで完走】は【自分に負けたくない。】という意味で使う方が多いと私は感じます。それなら、【自分に負けて歩かないで完走。】の方が良いと思います。

物理的に歩く選択肢をなくすのではなく、走れるけど、より速くゴールするため、目標達成のために歩く場面は結構あると思います。

以前書いたウルトラマラソンの攻略法に少し書いてますので読んでみてください。

今回書いたことは私の感覚であり誰にも当てはまるものではないと思います。

また今回は荷物が置けていつでもとりだせる特殊なレースです。フルマラソンやウルトラマラソン、トレイルレースだとスペシャルドリンクやドロップバッグはあったとしても基本自分で持たねばなりません。

そうなると、今回書いたものの中には使いにくいモノが出てきます。携行性が重要になってくるのです。

そしてフルマラソンでも、ウルトラマラソンでも、製品を選ぶ際に意識して欲しいのは、飲みやすさです。

フルマラソンではレース中にマルチビタミンまで取る必要はないと思いますが、大半の方はエナジージェルを取ると思います。市販されているエナジージェルはそれぞれ様々な工夫がされており、エネルギー補給だけではなくオマケの機能を追加しているものもあります。アスリチューン・ポケットエナジーにもマグネシウムが入っています。

ただ一番重要なのは確実にエネルギー補給ができる製品かどうかです。飲みやすくてもカロリー数が100kcalを大幅に下回っているものではたくさん飲まねばなりませんし、苦しい場面で飲めない味や食感ではそもそもエネルギーは取れません。

飲むのがストレスになるようなエナジージェルでは補給のタイミングが遅れがちになります。

その点でアスリチューン・ポケットエナジーは多くのランナーに活用されています。グレープ味とオレンジ味どちらが飲みやすいか?と聞かれると新しいこともありますが、オレンジ味が飲みやすいと感じる方が私の周りには多いです。

近々フルマラソンを走る方であれば、下記のアスリチューン特別企画開催中です。

フルマラソン参加ランナー応援企画 〜アスリチューン購入特典スタートします〜

初めて使うなら最低でも味見をしておく。可能であれば練習で使って欲しいのですが、この週末に注文すれば関東近県の方であれば火曜日には届きますので、大田原マラソンやつくばマラソン・大阪マラソンに間に合います。

現在のエナジージェルに全く不満のない方は別にして、レース中にジェルを取らねばガス欠になるけど、飲むのがストレスと感じている方は試してみてください。

10本で送料込2400円が、11本2400円になりますから単価218円程度です。コストパフォーマンスも非常に高いです。

今回大きな落ち込みなく走り自己ベストを更新できたのは、これまで書いてきたランニングフォームやトラブル対応だけではなく、胃腸の調子を整えたことが大きいと思います。走力のあるランナーが大失速する理由の多くは胃腸トラブルです。

 

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその10 〜GPS時計のセッティング 無駄な情報は要らない〜 に続く



自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその8 〜失速を防いだレース中の補給 前編〜

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその7 〜上体の真下で接地する〜  から続く


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今回は、神宮外苑24時間チャレンジの補給について紹介します。

今回は会場に持参して使ったジェルなどのパッケージは自宅に持ち帰ったので記録に残しておきました。

まず、この大会は1周1324.56mの周回コースで、計測地点先にゼネラルエイドがあり、その裏に選手の荷物スペースがあるのでいろいろ置いておくことができます。

私は食べたくなるであろうものをカートに詰めて会場に向かいました。使わなければ余ったモノが詰まった重たいカートを疲れた身体で家に持ち帰るのは大変ですが、持っていかなくて失敗したと大会中に後悔するよりはずっと良いです。

今回は二週間前から体調を崩していましたが、胃腸の不調はありませんでした。

レース中も胃腸の調子を崩すことなく最後まで何かしら補給ができました。最後の1-2時間は何も出ない嗚咽を繰り返しましたが、それでも液体のモノは受け付けたしラスト2時間で17kmくらい走れているからトラブルと言えるものではありません。

ONTAKEや信越五岳100マイルでは胃腸トラブルに見舞われましたが、もっと長い時間を走る24時間走では過去あまり胃腸をやられた記憶がありません。

アップダウンがあることによる揺れの問題だと思っていましたが、最近はトレランの場合はエネルギー消費に補給の量が追いついていないのではないか?と考えています。そのことはまた別に書きます。

また、過去の神宮外苑で胃腸をやられた記憶がないのは、やられたことがないのではなく、忘れたのかもしれません  笑

今回の補給について細かく書こうとすると中々アップできないので、要点のみ紹介していきます。

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基本的な流れ

水分補給は30分に1回目安で、エネルギー補給は1時間に1回以上をルーティンとして繰り返しました。

ドリンク

ドリンクに関しては、レース前日とスタート前にスマッシュウォーターで、ウォーターローディングしましたが、レース中は基本エイドにある様々な種類のドリンクを飲みました。

冷たいドリンクは、スポーツドリンク、オレンジジュース、りんごジュース、メロンソーダ、コーラ、スプライト、ファンタグレープ、コーヒー牛乳、カフェオーレ、牛乳、他にもありましたが、こんな種類を記憶してます。

温かいドリンクは、コーヒー、お茶などいただきました。

24時間走に限らず耐久系スポーツは、動くことで消費するエネルギーをいかに補給するかの勝負でもあります。

そこでポイントになるのは、ドリンクもエネルギー源として活用することです。水を飲んだらエネルギーは貯まりません。

今回はさほど暑くないけど、1時間に400-500cc飲んだと思います。コーヒー牛乳など合わせればこれでも200kcalくらいになります。

また豆乳を12パックほど持参して10パックくらい飲みました。バナナとコーヒー味はこれ1パックで135kcalとれます。これはハンドリングゾーンで受け取り歩きながら飲みました。

その他飲んだドリンクは、カフェインの入ったオルガニックドリンクです。夜間はこれを少しづつ飲みました。

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ジェル、固形物などドリンク以外

エイドで出していただいたドリンク以外で補給したのは、カレーや、ラーメン、うどん、シチュー丼、なめこ汁、スープなどですが、一度にたくさん食べないようにしました。理由は消化に時間がかかるからです。

またパンや、おにぎり、たらこパスタなど水分のないものは序盤から食べる気がしませんでした。

エイドで出されるモノは食べなければ走れないと義務的に食べるのではなく、美味しそうに感じたり、食べたいと感じたモノを食べるようにしました。

それでも少しづつとればかなりの摂取カロリーになります。また汁はしっかり飲み干します。塩分補給もエネルギー補給同様大事です。

私にはアスリチューン・ポケットエナジーのオレンジ味があるので、極端な話、エイドの固形物が取れなくてもポケットエナジーと、エイドのドリンク、豆乳があれば24時間なら何とかなる。エイドの食事は中盤以降も食べれたらラッキーくらいに考えていました。

アスリチューンのオレンジ味は私が飲みたい味をメーカーに伝え、開発者と一緒に味を調整して製品化したのですから飲みやすくて当たり前です。

ただ、どんなに飲みやすいジェルでも、ずっと取り続けたらあきてきますから、固形物が取れた時間帯のルーティンでは飲んでいません。

また、赤いパッケージのアスリチューン・エナゲインには持久力を増すと言われるイミダペプチドやBCAAなど入っていますが、生姜エキスの効果からか、気温の下がった深夜の時間帯も身体の冷えはさほど感じず、手袋は付けませんでした。

青のパッケージのスピードキュアは本来練習後、レース後のリカバリー用ですが、昨年同様今回も使いました。こちらもイミダペプチドが入っています。

今回、固形物やジェルが飲めなくなった場合の備えとして、メイバランスやウイダーinゼリーを結構持って行きましたが、メイバランスは序盤に2個使いましたが、ウイダーinゼリーは出番がなくそのまま待ち帰りました。黄色いパックのレモン味のビタミンゼリーは終盤酸っぱいモノが飲みたくなるかと持参して、終盤使いましたが、一口しか飲めませんでした。胃腸が疲れてくると酸っぱさはダメになるようです。

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその9 〜失速を防いだレース中の補給 後編〜 に続く



自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返り〜正式結果〜

2017年神宮外苑24時間チャレンジの最終結果が日本ウルトラランナー協会のページに発表されました。

第12回 神宮外苑24時間チャレンジ最終結果

上記結果を元に200kmオーバーした選手を抜粋しました。

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最終結果

男子

  1. 高橋 伸幸  252.658 ㎞
  2. 高橋 浩一  243.051 ㎞
  3. 安孫子 亮  240.359 ㎞
  4. 大河原 斉揚 238.272 ㎞
  5. 篠原 直秀  235.706 ㎞
  6. 竹入 英樹  235.274 ㎞
  7. 向江 司   228.379 ㎞
  8. 神宮 浩之  226.565 ㎞
  9. 星川 晶   224.651 ㎞
  10. 木曽 哲男  220.926 ㎞
  11. 吉清 一博  219.066 ㎞
  12. 白倉 嵩大  218.049 ㎞
  13. 小田 克矢  216.858 ㎞
  14. 後藤 大樹  216.701 ㎞
  15. 宝徳 忍   216.661 ㎞
  16. 岩立 幸一  214.716 ㎞
  17. 新澤 英典  214.472 ㎞
  18. 林 達雄   214.469 ㎞
  19. 谷水 強   214.303 ㎞
  20. 林 伸樹   208.124 ㎞
  21. 松井 聡   206.590 ㎞
  22. 山村 浩太郎 206.228 ㎞
  23. 西川 昌志  206.107 ㎞
  24. 大島 康寿  205.615 ㎞
  25. 堀 竜麿   204.794 ㎞
  26. 藤原 一清  203.725 ㎞
  27. 陶山 和彦  203.165 ㎞
  28. 米澤 治文  201.941 ㎞
  29. 高橋 健吾  200.008 ㎞

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女子

  1. 兼松 藍子  225.792 ㎞
  2. 楠瀬 祐子  215.903 ㎞
  3. 青木 奈和子 207.610 ㎞
  4. 小川 久美子 205.161 ㎞
  5. 廣澤 志保  204.298 ㎞
  6. 田子 裕紀子 204.064 ㎞

今回は男女とも200km到達者が過去最高となりました。参加人数は2015年頃から上限値に達しており増えてはいませんし、昨年より気象条件は必ずしも良いわけではなく、また大会開催中に2000人規模のランニングイベントが開催されるなど決して走りやすい環境ではありませんでしたが、参加者レベルが上がってきました。初参加者がいきなり良い結果を出すケースも増えてきており、どのように走れば良いか?どのような準備をしていけばなど、ノウハウが共有されてきたのも影響していると思います。

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歴代ランキング

DUVウルトラマラソン統計に掲載されているデータから必要な数値を調べて、神宮外苑24時間チャレンジの歴代ランキングを作成してみました。そこに今年の結果を組み入れました。男子は250km以上、女子は210km以上で複数回上位にランクされている選手は最上位記録のみ掲載しました。

過去の大会結果概要

過去12回の大会結果を数値化しました。こちらに掲載している完走者数は参加者数ではなく、42.195km以上走った選手のみです。近年特に女子選手の人数が増えてきましたが、今年はレベルも上がり、今年の世界大会を走った日本代表選手が上位に誰もいない中で、6人の選手が200kmを超えました。


(拡大してみてください。)

また、優勝者の年齢区分を掲載しておりますが、幅広い年代の選手が優勝していることが分かります。今でも50才以上に強い選手は男女ともたくさんいますが、世界に目を向けると、私と同じ年の1966年生まれのRuel, Stephane選手(FRA)は、世界選手権5位で260.077 km走り、現時点世界ランキング5位です。私もまだまだ頑張らねばと思いました。

 



人類の限界値水準から24時間走の距離を考える

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神宮外苑の自分の記事を書いていますが、自分のことを書くのは結構疲れるので、コーヒーブレイク的にこんなことを考えてみました。

以前から書きたいと思っていたことなのでグングン書けます。

まず断っておきますが、上記数値は、例えばフルマラソンを2時間29分で走るランナーであれば24時間走で250km走れる。というものではありません。

ただ作っていてかなり意外と近いかも?なんて思いはありましたが。

上記数値はどのようなものかというと、現在の世界記録が人類の限界水準と仮定します。

もちろんフルマラソンは近い将来2時間を切るかもしれませんが、10分も20分も短縮はしないでしょう。

その観点から伝説のウルトラランナーであるYiannis Kouros 選手の303.306kmという24時間走の記録もとんでもない記録です。この記録を破る人類はいるのか?という記録です。

フルマラソンで世界記録を狙うケニア・エチオピア勢が入ったら破れます。というものではないと思います。もちろんもっと走るかもしれませんが、303kmというのは、東京から国道1号線などを西に向かい名古屋近くまでの距離です。それを自分の脚で24時間で走ってしまうのです。

これ以上走れるランナーが現れないとは言いません。それはフルマラソンで2時間を切るランナーが現れるかどうかも同じことです。

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今回はそれぞれの世界記録より10%、20%・・と遅い数値を計算しました。

例えば世界記録より2倍遅いペースで走れば、24時間走は151.653kmだし、フルマラソンは4時間05分54秒になります。

もちろん、一方を出す力があるから、もう一方の記録を出す力があるわけでもなく、逆にもっと走れる人もいるはずです。

どれだけ意味のある数値か分かりませんが、例えば180kmの方が200kmに乗せるには、フルマラソンで3時間25分の方が3時間6分に上げるくらい頑張らねばならない。さらに210kmに乗せるのは2時間57分くらいに上げねばならない。というイメージはあながち間違ってはいないと思います。

またサブ3(3時間)は世界記録の68.4%のペースですが、これを24時間走にすると207.461kmです。

たった3時間しか走らないサブ3と、その8倍走る24時間走の比較は出来ないけど、男性でマラソンを3時間で走り、24時間走で207.461kmなら違和感は全くありません。

また240kmという数字は、上記の表で見るとフルマラソンは2時間35分くらいです。ちょうど福岡国際マラソンに参加できるレベルということです。これも違和感は全くありません。

今年の世界チャンピオンの石川さんは270.870kmは世界記録の比較でいうと90%を下回り、フルマラソンとの比較に合わせると2時間17分くらい。ただ石川さんはこれからグイグイ伸びていくから90%を越え、まずは95%を目指して欲しい。本人もそこまではイメージできてると思います。

そのくらいとんでもない世界記録なのです。

なんの意味もない数字ですが、こんな感じでふと思ったことを考えること好きです。

余談ですが、2017年神宮外苑24時間の記録が確定し、私は214.472kmで17位でした。おそらく50歳以上では1位です。(そんな表彰区分はありません。)

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自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその7 〜上体の真下で接地する〜

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその6 〜靴擦れは起きなかった 後編〜  から続く


(記事内の画像はウルプロメンバーや、ランニング仲間が撮影していただきました。ありがとうございます。)

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今回、大きく凹む時間帯がなく、最低でも1時間に6周(約8km)することができました。

1時間に8kmってキロ7.5分だからかなり遅い。って思う方もいると思います。

でも今回スタートした147人のうちで、毎時間6周以上で走りきった選手は10人いるかいないかだと思います。

ちなみに全ての1時間に6周走ると24時間で144周できますので距離はこうなります。

1.32456km×144=190.736km

この距離に到達した選手は男子は34人前後で、女子は10人前後ですから、スタートした選手の3割程度です。

その6までにも書いていますが、大きく凹まないためには、可能な限りトラブルを回避することも重要ですが、当然ながら走り続ける走力は必要になります。

神宮外苑24時間チャレンジにも様々なレベルの選手がエントリーしていますが、少なくとも180kmを超える選手は普段ならキロ6は楽なスピードだと思います。それがレース中盤にキロ6を保てる選手はほんのひと握りになってしまうのです。

私自身中盤は1周8分で走ることを意識しました。キロ6で走れば7’57なのです。このペースを保てばエイドやトイレで多少ロスしても1時間に7周できるのです。

その2で書きましたが、私はスタートから9時間までは7周を保ちましたが、9-10時間の1時間は6周に落ちてしまいました。キロ6も保てなくなってきたのです。

普段走っている時はキロ6を越える方が難しいのですが、越えてしまうのです。

スピードやペースはピッチ×ストライドで決まります。それは短距離も長距離も一緒です。

私はピッチは保っているので、ペースが落ちたのはストライドが短くなったのです。

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ではストライドが短くなる原因は何か?

いろいろありますが、だいたいこんな感じです。

・後傾する

・腰を落とす

・地面を押せない

・目線が上がる

次の1時間からまた7周に盛り返しましたが、その時にこれを意識したのです。

(これは朝方の画像です。)

腰の位置を高くして上体を少し前に持って行き、接地は上体の真下にする。

足が地面につくタイミングで、地面を押すと接地している脚と逆の脚(骨盤)がグイッと前にでる感覚を思い出しました。

その動きを続ける中で、腕振りの角度や振り方も整えていきました。

その結果、同じような負荷で走っても明らかにペースが上がり、ランナーをパスする際のスピード感が変わり気持ちよく走れました。

そのフォームを保ち一定のペースで走りつつ、前のランナーをパスする時に、車のアクセルペダルを踏むがごとく、接地時に地面を少し強く押せば、一気に身体は進みました。

今回もランニングネックレス Kernelを付けていましたが、自分の身体にあるセンサーの感度がよくなったかのように感じ、接地のタイミングが分かりやすいこのアイテムは私の走りをサポートしてくれました。

正確な時間は分かりませんが、朝6時とすれば19時間経過時点のランニングフォームです。脚のバネを使って走ることも、膝をグイッと前に押し出すような走りはできません。

意識し続けたのは、上体の真下で接地することと、付いたら押し出すことだけです。

この画像は分かりやすいと思いますが。接地直前ですがそのような走りになっていることが分かると思います。

24時間経過後には精根尽き果てましたが、翌日から普通に歩行し、水曜日にはジョギングできるようになったのは、身体に極力負荷のかからないフォームで走れたからです。

この接地時の意識はフルマラソンだって大事なことで、ウルトラプロジェクトの午後練ではこの動作を繰り返しています。

また走行中のピッチは最後まで大きく変わっていませんが、これはリズムを腕振りで行なっているからです。接地でピッチのリズムを取るより腕振りでリズムを取る方が楽だと思います。

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また、上体の真下で接地する大事さが分かる方ならランニングネックレス Kernelを私が付けている意味が分かると思います。

(これは私ではなく楠瀬さんです。)

練習会で希望者には貸し出していますが、使った多くのメンバーが購入しています。今回女子2位の楠瀬さんも使用していますし、今回は出ていませんが、世界選手権優勝の石川さんなど多くのウルトラランナーが使用しています。トップを目指す選手は余計なものなど付けたくないでしょう。

これはウルプロメンバーが20時間経過時点で撮影していただいた画像ですが、神宮外苑らしい画像で気に入っています。足は見えませんが上体の真下で付いているのは分かりますし、肩に力が入っていないし、腰も落ちていない。自分でみてもリラックスしたフォームで走れていると思います。

終盤は目標である210kmを超えることだけを考えていましたが、もしこの人に勝ちたいとか負けたくないとかあれば、もっとキツかったでしょうが頑張れたと思います。ただ今回は眼球が曇ってしまったために速報ボードの小さい数値なんて全く見えませんでした。。この画像は私がメガネをしている貴重な?画像です。

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその8 〜失速を防いだレース中の補給①〜 に続く



自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその6 〜靴擦れは起きなかった 後編〜

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその5 〜靴擦れは起きなかった 前編〜 から続く

なぜこれを選んだというと、多分2010年の初チャレンジで履いていたし、私の足型にあっているシューズです。適度に履き込んではいますが、長い距離で履いていないからソールも24時間で使えるレベル。

ただ一番の理由は、履くことを決めているアールエルのメリノウールソックスとのマッチングです。

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ソックス

今回履いたソックスはアールエルのメリノウールソックスです。もともと履いているソックスですが、214km走って洗濯した後に生地の確認をしたらまだ履けます。

これは足底部と踵部ですが生地も薄くなっていません。昔に比べて耐久性は徐々に向上しているように感じます。

レース前に足指の間だけではなく、全体的にスレ防止クリームをしっかり塗ってからソックスを履きましたが、ソックスが足にフィットするよう皺が寄らないよう気をつけています。

これは非常に大事です。初めてメリノウールソックスを履いたのは2012年のサロマ湖ですが50km手前でシューズに小石が入ったかのような違和感を感じましたが、これは生地にわずかな弛みがありかすかに皺が寄った状態になり、その皺により足底の肌を傷つけたのです。この時は痛みを我慢して走りきり初めてサブ9を達成しましたが、ゴール後にソックスを脱ぐのが怖かったのをよく覚えています。

さらにシューズの履き方も大事です。特に踵の位置が合わないで適当に履くとトラブルになります。

トラブルの芽を摘み取る

また序盤に左親指と人差し指あたりにスレを感じたので、ソックスを脱ぎスレ防止クリームを両足全体に塗り込みました。このスレはバンドエイドを貼っていたことが原因です。バンドエイドを貼ることで通気性も悪くなりますし、良くないのは分かっていますが、途中で剥がれかけの爪が暴れると嫌だと思ったので想定内です。

ただ、このような対処をすることで、今回は昨年のように急に血豆が潰れて激痛が走ることもなく、先ほどの足の画像のような状態で24時間を終えました。

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レース後のソールです。

少し拡大します。

母指球あたりの溝はほぼなくなっています。しっかり接地できていたことが分かります。以前は24時間走では踵の外側のみ削れていましたがだいぶ変わってきました。

もちろん踵側も削れています。

いつもは右側の方が削れますが、今回は左側が削れているには理由があります。それは歩道が水はけを良くするために左を右より高くしているのです。両足をべったりつけて左右均等に立った時に分かるか分からないかの傾斜ですが、161周もするのですから差は出てきます。

また350m付近の歩道左側には補修跡が盛り上がっていて、多くの方がガリっとやったり、もしかしたら転倒した方もいるかもしれませんが、私はその膨らみを知っているのですが、何回かガリっとしました。結構内側なので、そこでガリっと擦るのは左側です。あそこは夜間は特に見えないので、パイロンを置くか、もしくは夜行塗料を塗るか反射テープをレース中だけでも貼るかなどしないと危ないと毎年思っています。

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走られた方はソールを確認してみると、色々気づきがあるかもしれません。

また、ランニングフォームによっても靴擦れは起こりますので、その辺りも気をつけましたが、そこは別に書きます。

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその7 〜上体の真下で接地する〜 に続く



神宮外苑24時間チャレンジの歴代大会記録など

神宮外苑24時間チャレンジを走った翌日に、こんな資料を作ってみました。

項目は、完走者数、優勝記録、優勝者年代、200km以上のランナー数と割合です。

出典はDUVウルトラマラソン統計の数値を使用しています。

手作業なので多少誤りがあるかもしれませんが大きくは間違ってはいないと思います。

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大会がスタートした2006年は12月開催ですが、この時私は30代で10kmレースを走ったばかりの頃です。

ちょっと完走者数が少ないのと記録が全員160km以上なので、もしかすると160km以上のランナーのみ掲載しているのかもしれません。

ここでいう完走者数とは、42.195km以上走った選手です。

初めて走ったのは2010年ですが、この年は9月上旬なので非常に暑くて熱中症になりかけたのを思い出します。この時の優勝者は古北さん。

優勝者を見ると、男子に関しては最近はM23(23〜34才)が多いですね。

こちらの考察については追記します。

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自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその5 〜靴擦れは起きなかった 前編〜

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその4 〜レース展開とトラブル対応②〜 から続く

(画像はウルプロメンバーや、ランニング仲間が撮影していただきました。ありがとうございます。)

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その4までで、レース結果や展開を書きました。ここからはウルトラランナーでなくても知りたいと思う内容を書いていきます。

靴擦れは起きなかった

ハーフマラソンやフルマラソンでも靴擦れが発生すると厳しい状況になりますが、距離や時間が圧倒的に長いウルトラマラソンではさらに厳しくなることは容易に想像できると思います。

なぜ靴擦れが起こるのかが分からねば対処のしようもありませんが、多くのウルトラランナーは経験的に準備すべきことと、してはいけないことは分かっています。それでも靴擦れは起こります。

レース後の足

これはレース後の私の足です。

左親指のバンドエイドは、ONTAKE100と信越五岳100マイルで新陳代謝が行われた爪が完全に剥がれないのでバンドエイドで巻きました。巻いた箇所とあたる人差し指との間がレース中少し気になりました。

また他の爪に関しては右小指は今回のダメージですが、他は前の2レースが原因です。

着目して欲しいのは、足の指の間や裏に血豆や靴擦れはできませんでした。今回、最後まで気力を失わなかったのは、靴擦れなど発生しなかったことが大きいと思ってます。

なぜなら

痛いとその箇所を庇う→走り方・フォームが崩れる→違う部位も痛くなる→走れなくなる

一歩足をつくだけで激痛が走るような状況でもを走ってしますような、強い精神力を持ったウルトラランナーはいますが、私はそんな強いランナーではないので、準備をして可能な限り早い段階で対処しています。

シューズ

今回は前日までどのシューズを履くか迷いました。その理由として早期に決められなかったこともありますが、2週間前からの体調不調でほとんど走ることもできなかったからです。

その中で選択肢に入っていたのはこれらのシューズです。

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SALOMON  S/LAB  SENSE ULTRA

トレランシューズだけど、ONTAKEや信越五岳100マイルで抜群のフィット感があったSALOMON  S/LAB  SENSE ULTRAも考えましたが、舗装路を長く走った経験がないことからやめました。

アディゼロボストンブースト

昨年前半12時間走ったアディゼロボストンブーストは、小指外に大きな血豆を作ったからダメ。

HOKA チャレンジャーATR3

HOKA チャレンジャーATR3は練習で使いましたが、クリフトンよりは接地感が良いけど、私には少し重い。

アディゼロジャパンブースト3

一昨年と昨年後半12時間で使い、100kmでは何回も履いてるアディゼロジャパンブーストが最有力でしたが、シューズを見たら結構ソールが減っていました。

キャタピランとの相性がよいのも気に入っていますが、会場に持っていき、いつでも使えるようにしていました。昨年のようなトラブルがおきた時にハサミでカットして穴をあけて使う場合でも、これだけ履いていればもったいなくありません。

HOKA トレーサー2


今回ダークフォース的に候補に上がったのが、HOKA トレーサー2です。私には踵が浅いなど何回もダメ出ししていますが、踵の深さを出そうとインソールを外して履いたら凄く良い感じでした。そもそもクッション性の高いシューズだからインソール要らないかも?なんて思いました。ただSALOMONの薄いインソールを入れたらフィット感が上がりました。

これはよいかもと思いましたが、それに気づいたのが前日夜で  笑   さすがにそんな博打はしません。ただ会場まで履いていきました。

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アディゼロジャパン1(復刻版)

結局、選んだのはアディゼロジャパンの復刻版です。

これはレース後の画像です。

なぜこれを選んだというと、多分2010年の初チャレンジで履いていたし、私の足型にあっているシューズです。適度に履き込んではいますが、長い距離で履いていないからソールも24時間で使えるレベル。

ただ一番の理由は、履くことを決めているアールエルのメリノウールソックスとのマッチングです。

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその6 〜靴擦れは起きなかった 後編〜 に続く



自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその4 〜レース展開とトラブル対応②〜

自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその3 〜レース展開とトラブル対応①〜 から続く

寒くなる前にあと2つトラブルがあったことを、仲間からいただいた画像で思いだしました。

(画像はウルプロメンバーや、ランニング仲間が撮影していただきました。ありがとうございます。)

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これはお腹を抑えていますが、内臓なのか腹筋なのか少し痛みが出てきたのでセルフマッサージで乗り切りました。この画像は内科医のドクターランナーが撮影したのもなんだか不思議です。

また風が強くサングラスの隙間からも埃がコンタクトを付けた目に入り結構厳しかったです。目薬などさしてゴマしていましたが、夜間メガネに変えようと思ったら道が普段より暗く感じてそのままコンタクトで走っていたら、コンタクトが目から出た汚れで曇ってきたので、一度トイレで外して流さないよう慎重に外し洗うも、そもそも眼球に膜が出来てしまっていて曇りが取れませんでした。

特に片目はほとんど見えない状態で、距離感が掴みにくくなりつつも、いつも練習で走っているコースだから凹凸も把握してるし周りのランナーや歩行者に注意して走りました。

明るくなり始めると、スントの時計の文字も霞んで見えないので、メガネにするも見えないままでした。目の膜については2年前にも経験しているので自宅で眠れば治ると思っていましたが、ボンヤリしか見えないから無駄な神経を使いました。

これは結局対処出来ませんでしたが、仕方がないと気にしないで走りました。

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どのくらい見えなかったというと、スントスパルタンウルトラのこの文字がほとんど認識出来なかったのです。

このラップタイムが辛うじて見える程度で、

こちらのサイズになると全く見えませんでした。

またトラブルではありませんが、かなり神経を使ったのが、コース内の広場で2000人参加の大規模なイベントが開催されることになり、0mの噴水広場からコースを横切ることは、大会数日前にアナウンスがありました。

主催者は万全の誘導などして、24時間ランナーの進路を遮らないようにするとのことでしたが、中には誘導無視して突っ切る参加者もいて、何回か私にぶつかってきたし、急ブレーキかけざるを得ないこともありました。24時間走は極力神経を使わずに淡々と走りたいのですが、そこを抜ける時は毎回最大限の注意を払い疲れました。私よりスピード出ている上位選手はさらに疲れたでしょう。

その頃から疲れが出てきて、少しづつペースは落ち始め、気持ちもネガティブになっていくのを感じます。

最初1時間に8周だったのが、7周に落ちるまでは想定内でしたが、10時間行かないうちに6周に落ちてしまいました。

これはマズイ。このままではいけないと思いました。

そして、自分がいまどのようなフォームで走っているかを俯瞰して、どう動けば効率よく推進力を得られるかを考え、普段ウルプロ練習会でメンバーに伝えていることを実践していきました。

そして、この状況下でグィッと推進力をうむ走り方を見つけることが出来ました。これは別に書きます。

昨年はスタートして数時間で股擦れがおき、12時間でいきなり足小指横に出来ていた血豆が潰れ、夜は睡魔に悩まされました。

今回は睡魔も回避出来たし、足への肉刺などもなく、大きなトラブルになることを回避できたことが結果に結びついた理由です。

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ただ、ラスト3時間くらいは、気温の寒暖差などから流石に胃がおかしくなり、吐くものは出ないけど、気持ち悪くて嗚咽が止まらない時間帯もありました。

走ると嗚咽が出て道端に蹲りたくなる。歩けば大丈夫だけど、それでは自己ベストに届かない。ここは踏ん張りどころだし、ここまで頑張って自己ベスト目前で諦めたら自分自身が後悔するのは目に見えてるので、ここからはより強い気持ちを持ち周回を重ねました。

ネガティブになったり、200km超えたら良いとか考えたら絶対に弱い自分に負けるのは分かっているから絶対に210kmを超える。

そのために、その時、自分に出来ることを冷静に考えおこないました。

(これはメガネでないからコンタクトを外す前です。)

この時点で3時間に16周すれば210kmは超えるし、それまでも1時間に6周していたから、なんとか1周10分で周回するように、気持ち悪くなったら歩きをいれ、走れるときは走りました。歩く時は早歩きにすれば1325mの半分近く歩いても何とか10分で回れました。

そして21-22時間の1時間も6周したので、あと2時間で10周。歩きの時間が長くなってもギリギリ届きそうになりましたが、何が起こるか分からないので、22-23時間の1時間も6周目指しました。ラストはスパートして間に合わせるとか先々の自分に借金を背負わせるのではなく、ラスト1時間をストレスなく歩いても届くよう粘って6周しました。ラスト1時間は計算間違ってたら絶対後悔すると思い行けるだけ行くとほぼ7周しました。

終盤は、自分の身体と残った体力、そして残り時間と、目標周回までの必要周回を考えて、絶対に達成するために自分に出来ることとして歩きも組み入れました。歩いてるのをみて応援の方、選手から、最後だから頑張って!と声をかけてくれても、自分の目標を確実に達成するために身体と対話しながら歩くべきところは歩きました。

ラスト10分、20分スパートする方が多いのですが、今回はかなりの弱視状態に陥っていたので、スピード出すのは危ないからやめようと思っていましたが、転倒リスクがない程度まで上げてタイムアップしました。

今回、エイドより内側にいた時間は脚のマッサージなどした合わせて10分くらい。そしてトイレで10分ロスしましたが、その他の23時間40分はコース及びエイド・ハンドラーゾーンにいました。

ゴール後は珍しくグッタリして帰宅するのも大変な状態でしたが、そのくらい出し切った感あるレースになりました。

これはいわゆるピッチ数です。これは1分間に片足を付いた回数なので、一般的なピッチ数はこの2倍です。

上の数値は90-93くらいなので、前半も後半も変わらずピッチは180-186くらいで走ってます。また下に伸びてる線はエイドでストップしたり、歩いた回数です。序盤からかなり歩いているのが分かると思います。これはエイドで給水、給食をしたら100mから200mは歩くようにしだためです。理由は胃に負担をかけたくないからです。またエイドでゆっくり立ち止まりたくないからです。

私は

歩いたら負け。

ではなく

進むことを諦めたら負け。

と思ってます。

また、根性がないことは分かっているでの、根性をあてにせずに目標達成するために何をすべきかを考え走っています。今回終盤に少しは根性でましたが、それが210kmからの上乗せになりました。