カテゴリー別アーカイブ: 時事問題

ONTAKE100 その7  〜活用したアイテム① ゴミ入れ袋〜

 

昨年おんたけを走ってからこんな記事を書きました。

OSJおんたけウルトラトレイル そのゴミだれが拾うの?

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一部抜粋すると

サロマ湖ウルトラマラソンにしても、おんたけウルトラにしても、私は調子が悪いながらもそこそこ上位でゴールしています。その私がゴミを目にするということは、私より前の速いランナーが落としている。もしくは捨てているということです。特におんたけウルトラは普段は立ち入りができないところですから、一般トレイルと違い、レース前に登山者や一般ランナーが落としたということは100%ありません。

入賞したい、目標タイムを達成したいと必死で走るのはもちろん素晴らしいことですが、ゴミを落としながら走ったらダメなランナーです。捨てたのなら失格です。

そのゴミ、誰が拾うのですか?

続きは、OSJおんたけウルトラトレイル そのゴミだれが拾うの?をお読みください。

 

今年のサロマ湖は相変わらずでした。ナンバーの入ったスペシャルボトルをワッカに通じる道端に捨ててありゼッケン番号を検索すると面識はないけど、かなり上位に入っていた方だと知り残念な気分になりました。

そのゴミ誰が拾うの? サロマ湖ウルトラ2017年 〜レース翌日ワッカのゴミ拾い〜

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そのサロマ湖から三週間

今年のおんたけはどうだろう?という思いを持ちながらスタートしました。

結論を先に書いてしまうと、

昨年のように私の直前を走っていたウルプロメンバーのOさんのようなランナーが拾ったのかもしれないけど、ほとんどゴミはありませんでした。

もちろんたくさん拾ったという方もいるかもしれませんが、私が見る限り少なく感じたのです。

捨てない、落とさないのは当たり前のことですが、昨年みたいに同じパッケージが数キロごとに落ちてると、これは捨てたんだな。って嫌な気持ちになりましたが、今年はそんな風に感じたことはありませんでした。

睡魔が激しい時は、集中しようとゴミが落ちていないかチェックしながら先に進みましたがありませんでした。

実際ゴミが減ったのなら、参加者の意識が変わった。主催者の気持ちが伝わった。ということですから喜ばしいことです。

昨年は大会直後に主催者からゴミに関しての投稿がありましたが、今年はないところをみると昨年より改善したのかもしれませんね。

ゴミに限らず、ランナー(トレイルランナー)のマナーが悪いなどの言葉はいろいろなところで目にしますが、私はランナーのマナーが悪いのではなく、マナーの悪い人がランニングをしているのだと思ってます。

話が逸れるので戻しますが、ゴミを捨てるのは問題外ですが、うっかり落とすことも準備次第で防ぐことはできます。

またゴミを落とさないでと言うだけでは解決にならないことはあります。うっかり落としている方が落としている認識を持っていないかもしれないからです。。

誰だってうっかりはあるのですから、うっかりしても落とさない準備が大事であり、それを伝えていくことが大事だと思っています。

私以上に工夫している方はたくさんいますが、私が気をつけていることはこんな感じです。

・使用前と使用後のパッケージの保管場所を変える。

・ポケットにゴミをしまうならチャック付きの場所にしまう。

→以前ショートパンツのポケット深くに押し込んでも走っているうちに上がってきてしまうことがありました。大きなパッケージが落ちれば気づくでしょうが、小さなゴミは落としたことにも気づきません。

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私は今回ゴミを落とさないようにこのような準備をしました。

右の腰についてる白いモノはこれです。

レインウェアなどの収納袋です。

これをnakedランニングベルトに複数の安全ピンを使って止めました。

こんな風になります。

そこそこ深く、間口が広いのでゴミを入れやすく、いれた後、コードを絞っておけば中身は落ちません。

そして一杯になったゴミを捨てる際も開口部が広いので簡単に出せます。しかも軽いので揺れも気にならないし、コンビニ袋よりはるかに耐久性があります。洗濯も簡単です。

大半の方はいくつも持っているでしょうから、新たに買う必要もなく使えます。

取り付ける位置ですが以前ザッグに付けたことがありますが、ゴミを入れにくいので今回の位置が私は良いと感じました。また利き腕側が良いと思います。

今回は安全ピン3つで止めましたが、縫い付けても良いかな。と思っています。使わない時はnakedバンドの内側に収納しちゃえば良いのですから。安全ピンでも複数で止めれば滅多なことでは落ちることはないと思いますが、安全ピンが手や足に刺さると痛いですから・・・。

慣れない裁縫をしたらお見せします。

その7で終わるつもりでしたが、来年走られる方に向けてGPSデータなどで実際のコース図との違いなど紹介します。もちろんコースは変わるかもしれませんが・・・。



小さな発信もいずれは大きな広がりになると信じて

今回のIAU24時間走世界選手権について、記事をいくつかアップしたり、他の記事をシェアしたりしましたが、この4投稿だけでもFacebookページで約7万人(70000リーチ)に届き、他の投稿を合わせると8万人に届きました。




元世界王者の井上真悟さんのアップした記事のリーチ数もかなり伸びているとるので、重複はありますが、主要メディアでなくても短期間にこれほど多くの方に知ってもらうことができるのです。
努力を積み上げ、凄いことをした選手のことを多くの方に知ってもらえるよう努力することは、私の仕事の中で大きなウェイトを占めています。

日本のキー局や新聞社など主要メディアが全く反応もしない中で、英BBCが取り上げたとするニュースを個人ページでシェアした時にこんな言葉を付け加えました。

凄いと感じたことを伝える

涙が溢れる悲しい出来事を伝える

感動したことを文字や映像で伝える

そのようなことを発信することが、本来のマスメディアの役割の一つだと思います。

また、日本人って凄いなーって、元気が出るような発信のニュースって少ない気がします。

 

私の率直な気持ちでした。

オリンピック種目じゃなくても、日本人が世界一になったのです。それも1日で267km走るってランニングしている人でも驚愕の距離を走ったのです。さらに高橋さんと、楢木さんも頑張り団体戦も制したのです。

このことを知ったら、多くの日本人は凄い日本人がいたものだ。私も頑張ろうってポジティブな気持ちになれると思います。

よく、100kmなどウルトラマラソンで日本代表になったり、世界で活躍しても、競技人口が少ないマイナー競技だからとか、実業団トップ選手や、ケニア人選手とかやらないからでしょ。的な言葉をよく聞きますが、どんなマイナー競技であれ日本一、世界一になるのは大変なことです。

当サイトの発信力はまだまだ小さいですが、これからも、トップウルトラランナーやトレイルランナーなどエリート選手の活躍だけではなく、初めて100kmを完走したり、フルマラソンでサブ4したなど努力したランナーのことをお伝えしていきます。

そんな中で今日少し変化の兆しが出てきました。

14時からのウルプロ練習会の準備をしていると、私が個人ページに書いたことが現実になるかなーなんて動きが出てきたのです。その対応や連絡などしてたら昼飯を食べる時間がなくなってしまいましたがワクワク感がありました。実際どうなるのかは分かりませんが、少しづつ山が動いてきたのを感じています。一人では何も変わらないものが、同じ気持ちを持つものが集まれば力になります。その力が集まれば変わることがないと思っていたことが変わってくると思います。

こちらは、石川選手の優勝について書いた記事です。お読みでない方は読んで見てください。

IAU24時間走世界選手権で石川佳彦選手が優勝 さらに男子団体金メダル獲得 〜世界一の意味〜

 

また、24時間走自体に馴染みがない方が大半だと思いますが、昨年12月の神宮外苑24時間チャレンジ開催前に多くの参加ランナーになぜウルトラを始めたのか?などインタビューした記事を掲載しています。合わせてお読みください。

2016神宮外苑24時間チャレンジ参加ランナー紹介

そのゴミ誰が拾うの? サロマ湖ウルトラ2017年 〜レース翌日ワッカのゴミ拾い〜

まず昨年のレース翌日にアップした投稿です。




コメントもたくさん頂きましたが、原文を見たい方はこちらのリンクから飛んでください。

 
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今年はゴミが少ないことを願いつつ、今回初100kmチャレンジ現地セミナー参加の3人(宿で合流のメンバー加えて全員完走)と疲労抜きウォーキングのためにワッカに行きました。ゴミがなければただのウォーキングだし、ゴミが落ちていれば腰を屈めて拾うだけです。

その繰り返しが疲労回復に繋がります。

荷物預け用の袋を片手に持ち進みました。


この先にいきなり大物が落ちていました。

登録選手が使ったスペシャルドリンクボトルです。捨てた方は来年から注意してください。誰かが拾わないと自然公園に放置され続けます。

そもそもゼッケンは名前を簡単な特定できるのによく捨てれる。。というのが率直な感想です。もちろん分からなければ良いというわけではありませんが、これからワッカに入ってくる数千人のランナーにゼッケン○番のランナーはゴミを捨てるランナーだ。と思われてしますのです。

私たちがレース翌日にワッカに入ったときに、捨てっぱなしだったボトルはこれ一つでしたが、レース中にこの時点で私の前にいた登録の部選手は80人くらいですが、私が気づいただけでも20個くらいのボトルは落ちていました。

大会後もしくは、私達が来る前の午前中などに清掃をしたのか、私の目に入ったスペシャルドリンクボトルはたまたま拾われなかったのでしょう。

このボトルの番号だけ表示するのはフェアではありませんから、見えないようにしてます。

大会案内にもゴミ捨て禁止と書いてあります。

ワッカは国定公園ですから、ゴミ捨てはマナー違反ではなく、自然保護法に違反する法律違反です。

確かに79kmで受け取ってしばらく走りながら飲むとボトルを捨てたい箇所に、ゴミ箱はありませんでした。だから捨てて良いかと言えば違います。前のランナーが捨てたから良いわけでもありません。捨てる場所がないなら次のエイドのゴミ箱まで持っていくべきでしょう。

世界記録まで45秒に迫った板垣選手は、少しづつ飲みたいから、ワッカでもボトルを手にして走ったそうです。あの風の中を10km41分で走った選手でも手に持って走れるのです。

ただ、主催者へのお願いとしては、この場所やスペシャルエイドに限らず、エイドから100mくらい先まではゴミ箱の設置を検討して欲しいと思いました。

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その先にもかなり落ちていました。

ジェル、サプリメントのパッケージゴミ、封の切れ端、薬のパッケージ、小さいビニール、イヤホン、テーピング、ゼッケン止め、手袋など、ゴミがズシリと感じるくらい4人で拾いました。

結構目についたのは飴玉の包みのビニールです。エイドで配っていたのでしょうか?エイドで飴を配るなら包装されていないのが良いかもしれません。

大半が捨てたのではなく、落としたと思われますが、コース脇の草木の中にもありました。今回のレースだと投げ捨てたのではなく、落としたパッケージが風で飛んで草木に絡まったのかもしれません。

落としたのなら良いのか?というわけではもちろんなくパッケージの切り端などを落とさない工夫はいくらでもできます。

ジェルパッケージへのお手軽な工夫

ワッカだけでなく、そこまでにも捨てたと思われるパッケージゴミが結構ありました。落としたのではなく捨てたと思われると書いたのは、同じ銘柄のジェルゴミが10kmごとに3回くらい落ちてるのを見かけからです。ポケットから10kmごとに均等に落ちたと考えるより、ジェルをとったらその場で捨てた。と考える方が自然です。何回か目についたのは紫のパッケージのメダリストジェルのぶどう味と、残念ながら赤いパッケージのアスリチューンエナゲインです。アスリチューンエナゲインはエナジージェルではないから、もしかすると両方とも同じランナーが使って捨てたのかもしれません。


時間の関係もあり、この辺りで折り返しました。

結果的に昨年となんら変わっていませんでした。

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ゴミは誰かが拾わねばなくなりません。ワッカには鳥や鹿など野生動物もたくさんいます。その動物がゴミを食べ物と間違えて食べてしまうかもしれません。

今年で32回続いた素晴らしいレースをこれからウルトラマラソンにチャレンジするであろう方々に残すためにも、まず、捨てない。落とさない工夫をする。そして、ワッカなどで捨てられたスペシャルドリンクを主催者が回収したのなら、本人に厳重注意すべきだと思います。

また日程に余裕のある方なら、レース翌日に疲労抜きを兼ねてゴミ拾いをするのも良いことだと思います。







ランニングシューズの高反発化について思うこと その4

 

ランニングシューズの高反発化により、履き替えただけでレベルに関わらず速く走れるシューズが登場したと仮定すると素晴らしいことだと思いますが、その一方でデメリットもあるのではないか?という考えが浮かんできました。

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例えば気持ちよく走れる程度の斜度の下り坂を走れば、大半の方は平地では出せないようなスピードで走れます。

それって以前書いた、峠走の下りでのリスク、注意点とその対処法に繋がります。

衝撃は速度と重量により強くなります。ということは履いただけで速く走れるシューズがあるなら、スピードが上がった分だけ衝撃も大きくなり故障リスクが増大すると考えたのです。

上の記事を監修していただいた、ドクターランナーの諏訪さん(整形外科医)に、特定のシューズに対しての見解ではなく一般論として反発力の高いシューズを履くことにより発生することを教えてもらいました。

カーボンのような反発力が高い素材はシューズの屈曲を抑え、作用・反作用の法則からもロスを少なく推進力を生む効果がありますが、素材が硬ければ硬いほど、脚にかかる負担が大きくなります。

特に接地面に近い足部・下腿部のダメージが増えます。

具体的には足底筋、アキレス腱、下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)の炎症や損傷、長期的には中足骨、下腿骨の疲労骨折に繋がる可能性があります。

 

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シューズメーカーも、故障リスクを抑えるための対策を立てるでしょうが、速く走るということは負荷が大きくなるということです。

本来サブ3.5で走れないランナーを、無理矢理サブ3.5で走れるようにするわけですから、衝撃に対する耐性が備わっていなければ、諏訪医師の言う通りランニング障害に繋がるリスクは高まるでしょう。

また、そもそもの話になりますが、今回の「Breaking2」プロジェクトで走ったアスリートは極限まで速く走れるよう努力を重ねた上で、高反発シューズを履きましたが、一般ランナーはシューズに頼らなくても伸びしろはたくさんあると思います。

速くなるための練習

効率的に走るためのランニングフォーム

走れる身体を作るトレーニング

故障しないでベストな状態でスタートするケア

自分の力を発揮するレースマネジメント

その他たくさんあるでしょう。

履くだけで速くなるシューズがあったとして、それで簡単に目標達成してしまったらこれからの取り組みが疎かになるばかりか、そのシューズが使えなくなったら、そのシューズに出会う前より遅くなってしまうようにも感じます。

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また、クッション性が高く、高反発のシューズを履くと、その性能を生かそうと、ストライドを伸ばすよう身体の前に目一杯脚を伸ばすようなフォームになるランナーがいます。

この画像はハセツネで複数回サブ10をしているランナーの接地直前のフォームです。

このランナーにあえてストライドを伸ばすような意識で走ってもらいました。

腕や太ももの角度を見ていただければ、同じような位置になっていますが、ストライドを伸ばそうとすると接地時には完全に上体の前でブレーキがかかるような走りになります。もっと膝がピンと伸びている方はたくさんいます。

クッション性の高いシューズといっても、このようなフォームで大きな負荷を膝などに受け続けたらどうなるでしょう!?

悲惨な結果が待っているような気がします。

仮に高反発シューズを履く場合でも、上の画像のように上体の真下で接地するような走りが出来ればそのようなリスクは減らせるでしょう。

実際、私が危惧するような、ランニングシューズの高反発化競争→高反発化の歯止めのための数値規制に進むかどうかは分かりません。ただランナーを振り回すような事態にならないで欲しいと思います。

最後に諏訪さんはこう話してくれました。

自分の実力に見合ったギアを身につけることは良いことで、私はフィット感を1番大事にしています。

ランニング障害予防という観点からもギアに頼りすぎるのは良くないと思います。

言葉で表すのは簡単ですがギアに合わせるのではなく、カラダに合ったギアを選択することが大切です。

 

シューズに+α(付加的助力)を求めるのではなく、フィット感などマイナスを減らせるシューズを選んだ方がランニングを長く楽しめると思います。

 





ランニングシューズの高反発化について思うこと その3

 

今でも、反発プレートを使ったシューズはたくさんありますが、あまりにも反発力競争が進めば、反発係数を規制するような動きは出てくると思います。

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この記事を書きながら感じるのは、2008年のゴルフクラブ 高反発ドライバー規制の流れに似ているということです。

これは私が以前使用していたキャロウェイX18というドライバーです。カスタムシャフトにしていたので購入時はこの1本で8万円ほどしました。

私のスイングに相性のよいシャフトにしていたので、気持ちよくスイングができ、自分にピッタリのクラブを手に入れたとしばらく愛用していました。

ランナーのランニングシューズ同様、ゴルフではクラブのマッチングは非常に重要です。タイミングの合わないモノや、軽すぎたり重すぎたりはバランスやスイングを乱します。

もし、ランナーの皆さんが愛用しているシューズが使用禁止になったならどんな気持ちになりますか?

新しいシューズを見つけて買わねばなりませんからショックでしょう。

それは時間的にも金銭的にも大きなエネルギーを必要とします。使用禁止されたシューズとのマッチングが良ければ良いだけ、新しいシューズは見つからないでしょう。

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そんなことが2008年1月1日に周知期間を経てスタートしました。

画像の、RULE AFTER 1-1-08  USGA NON-CONFORMING  がまさしくそのことを示しています。

2008年からは不適合なクラブになったのです。

2008年1月1日から、ゴルフクラブ(ドライバー)ヘッドのスプリング効果(Spring Like Effect=SLE)の性能に関するR&AおよびJGA:(財)日本ゴルフ協会のルールが改正され、反発係数が一定の値を超える“高反発クラブ”は不適合となり、ルール上は使用禁止となりました。

 

当時のゴルファーが最も関心を寄せていた主力製品はドライバーで、多くのゴルファーはその飛距離性能を購入の判断材料にしていました。

そして巻き起こってきたのが、SLEルールです。これは「スプリング効果(Spring‐Like Effect=SLE)」を持ってはならないというゴルフ規則に数値的基準を設けたもので、クラブフェースの反発係数が、0.830以内でなくてはならないというルールです。

このルールは、テクノロジーの進化により飛距離が飛躍的に伸びたことにより、ミドルホールのドライバーショットがグリーン付近まで届いてしまうようになり、ゴルフというスポーツの質を変えてしまう可能性のある重要な問題として設けられたのです。

確かに短いパー4で1オンしたり、パー5の2打目をショートアイアンやウェッジでグリーンを狙えるというのではゴルフの質が変わります。第1打の届くあたりにバンカーや池などを設けても軽々越えたら意味がないですから。。

この規制は本来は公式競技については禁止というもので、仲間同士のプレイや、会社のコンペなどでの使用を禁止するものではありませんが、当時はこんな風潮でした。(最近はだいぶ変わってきたようです。)

2015年に日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)のオフィシャルサイトに掲載された記事です。

弱者ゴルファーを疎外する高反発ルールへの大反論

当時のことを抜粋して紹介します。

高反発ドライバーは2008年からR&AやUSGAの方針で使用禁止になった。飛びすぎて、ゴルフの伝統や精神を損ねるというのがその理由だったが、これに日本のJGA(日本ゴルフ協会)もすぐさま追従し「違反クラブを使用してのゴルフはゴルフにあらず」と頑なな姿勢を押し付けた。プロやトップアマはそれでも何の支障もないが、ゴルフをレジャーとして楽しむエンジョイゴルファーや、歳を取って力の衰えたシニアゴルファーは飛ばす喜びを奪われた形になり、「面白くない」からとゴルフを止める人たちも続出した。

 

私自身、公式競技に出ないアマチュアゴルファーでしたが、画像のクラブを使っていると、上司から『高反発(違反)クラブを使っていると、得意先とラウンドする時に、相手を不愉快にさせたり、信用を失うから使わない方が良い。』と言われました。また仲間とのラウンドでもナイスショットしてオーバードライブすると、『高反発だからよく飛ぶね。』と嫌味を言われたりしましたから、早々に買い替えました。

決して安くないクラブが、実質使えないクラブになってしまったのです。

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何を言いたいかというと、ランニングシューズも同様だということです。

今は数値的規制はされていませんが、これから先も規制がないかと言えば分かりません。その2で書いたようなメーカー間の競争が続き、科学的にも速く走ることができるランニングシューズが生まれてきたら、いずれは規制されると考えた方が自然でしょう。

もし、速く走れる高反発シューズを履き、フルマラソンを3時間30分で走れていたランナーが、高反発シューズを履けなくなったことで3時間45分くらいでしか走れなくなったら少なからず走ることが詰まらなくなってしまうでしょう。

また、シューズにより、その特性を生かす走り方は違います。接地時の反発のタイミングも違います。もし、その高反発シューズの特性を最大限生かせるようなランニングフォームがあるとして、そのような走り方に変わっていたとしたら、さらに大変な気がします。

さらに・・・





ランニングシューズの高反発化について思うこと   その2

 

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今回の2時間00分25秒にしても、今回のプロジェクトで、シューズだけを変更し、アスリートは従来から履き慣れたNIKEのシューズで走ったとしたらどんな結果になったでしょう?

もしかしたらサブ2出来たかもしれませんし、それは分かりませんから、ここでは、トップアスリートにも、市民ランナーにも非常に効果のある構造だとして話を進めます。

その前提で危惧すべきことがあります。

それは各メーカーの高反発化競争です。

今回発売するNIKE製品が注目を浴びて売れれば、他のメーカーも黙っているはずはなく、もっと高反発で速く走れるシューズを市場に出していくでしょう。

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そこで、ルールはどうなっているか?を見てみます。

シューズの反発力に関しての規則は、日本陸上競技連盟競技規則/第二部 競技会一般規則 第143条 にこのように定められています。これは国際陸連規則に準拠した内容です。抜粋します。

競技用靴

2. 競技者は、裸足でも、また片足あるいは両足に靴を履いて競技をしてもよい。競技の時靴を履く目的は、足の保護安定とグランドをしっかり踏みつけるためである。しかしながら、そのような靴は、使用者に不正な利益を与えるようないかなる技術的結合も含めて、競技者に不正な付加的助力を与えるものであってはならない。足の甲の上の部分を絞める構造の靴は使ってもよい。

〔国際〕 全てのタイプの競技用靴は、IAAF によって承認されたものでなければならない。

靴底と踵

5. 靴底または踵には、うね、ぎざぎざ、突起物などがあってもよいが、これらは、靴底本体と同一もしくは類似の材料で作られている場合に限る。
走高跳と走幅跳における靴底の厚さは 13 mm以内、走高跳の踵 は 19 mm以内でなければならない。その他の種目における靴底と踵はどのような厚さでもさしつかえない。

〔注意〕 靴底と踵の厚さは、靴の内部にある靴底の最上部と靴の外部にある靴底の最下部で計測され、これには前述の構造、または取り外し可能な中敷も含まれる。

競技用靴への仕掛け

6. 競技者は、靴の内側、外側を問わず、靴底の規定の厚さを増すような効果があったり、前項で述べたタイプの靴からは得られない利益を与えたりするような仕掛けをしてはならない。

 

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結局は、『競技者に不正な付加的助力を与えるものであってはならない』とは何か?  に行きつくと思います。

普通に考えれば、素足で走る以上に反発するシューズは付加的助力だと言えるでしょう。ただそこに不正なと書かれている理由は、『足の保護安定とグランドをしっかり踏みつけるため』に設計された結果、一定の反発は仕方がないということでしょう。

逆に足の保護安定やグラウンドをしっかり踏みつけるために必要な機能を超えた反発力をうむ構造は認めない。と読み取れます。

『全てのタイプの競技用靴は、IAAF によって承認されたものでなければならない。』とありますが、これだけ発売しているランニングシューズに対して一点一点申請の受付をして、検査をして承認をしているとは思えませんが実際はどうなのかは私は知りません。

また、この規則からすると、アウトかセーフかは最終的にIAAFが判断するのでしょう。

今でも、反発プレートを使ったシューズはたくさんありますが、あまりにも反発力競争が進めば、反発係数を規制するような動きは出てくると思います。

この記事を書きながら感じるのは、2008年のゴルフクラブ 高反発ドライバー規制です。





ランニングシューズの高反発化について思うこと   その1

2017年5月6日にF1イタリアグランプリの会場として使われてきたモンツァ・サーキットで、2時間の壁を破るためのプロジェクト「Breaking2」が行われエリウド・キプチョゲが2時間00分25秒と、2時間切りにあと一歩と迫り、2014年にベルリンマラソンでデニス・キメットが出した世界記録 2時間2分57秒を超えた。ただし国際陸連ルールに適合していないから非公認世界最高記録だとするニュースが飛び交いました。

 

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このプロジェクトについて、フラットな目線で書かれていると感じるのはWIREDのこちらの記事です。

 

先に書いておきますが、この「Breaking2」プロジェクトは人間の可能性を知るための素晴らしい試みであり、否定的な考えは1%もありません。その上でこの記録を非公認とは付けたとしても世界最高記録と報道されるのには違和感を感じました。

そもそも世界最高記録より約3分速いタイムに焦点を当てたプロジェクトであり、世界最高記録を狙ったものではなく、人間はどこまで速く走れるのだろうか?という問いに対しての答えをだすための試みです。

そのために、

・最高のランナー

・最高の気象コンディション

・最高のペース配分

・最高の補給

・最高のアイテム

を揃えて人間の限界に挑んだのです。その中でランナーが受ける風の抵抗を抑え込むために常時6人のペースメーカーが自転車競技のようなフォーメーションを組んで走り、通常のレースではスペシャルドリンクを取るために、コース脇に寄るので距離のロスは出るし、ペースも落ちるが、今回はそのロスをなくすために、サポートが走りながら渡すシステムをとったのです。

このようにタイムロスに繋がる事象をまさしく1秒づつ削りとっていく地道な作業を詰めていったのです。

仮に世界最高記録を狙うプロジェクトであればこの辺りについてもルールに沿って進めなければなりませんが、そのようなプロジェクトを組まなくても2時間02分57秒の世界最高記録が破られる日はそう遠くないと思います。

もし2時間02分57秒を日本人選手が破ったなら驚愕の出来事ですが、エリウド・キプチョゲらが出したなら驚愕の出来事とは誰も思わないでしょう。

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そのプロジェクト後に予約がスタートした一般ランナー向けのランニングシューズが凄い人気を集めていますが、サブ2を狙うトップランナーと同じくらいサブ3、サブ4など狙う市民ランナーの気持ちは熱いということです。

予約完売らしいですが、シューズ詳細はこちらです。

こちらにはこのような内容のPRがされています。

・ナイキズーム ヴェイパーフライ4%はメンズ28cmで189gですから、私が履く25.5cmなら170-180g程度でしょうからかなり軽量です。

・ZoomXミッドソールが、クッション二ングの効いた抜群に軽い履き心地を提供し、NIKE史上最高のエネルギーリターン率を実現

・フルレングスのカーボンファイバープレートが、足を前に押し出す感覚を提供。

ようは、『非常に軽いけど、抜群のクッション性があり、エネルギーリターンが高く、そのリターンを前方に進む推進力を備えている。』ということです。

多くのランナーがこのシューズを予約した理由は分かります。私自身、今書いていて履きたくなります。

予約をしたランナーは、私が感じたように最先端の技術を試してみたいという気持ちと、今より速く走れそうだと感じたことでしょう。

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しかし、実際どれほど速く走れるシューズかは分かりません。

今回の2時間00分25秒にしても、今回のプロジェクトで、シューズだけを変更し、アスリートは従来から履き慣れたNIKEのシューズで走ったとしたらどんな結果になったでしょう?

もしかしたらサブ2出来たかもしれませんし、それは分かりませんから、ここでは、トップアスリートにも、市民ランナーにも非常に効果のある構造だとして話を進めます。

その前提で危惧すべきことがあります。

それは・・・





2005年以前の世界記録白紙化提案について感じたこと

 

5月5日 AFPは2005年以前に樹立された陸上競技の世界記録を抹消するという提案についてこのように報じています。全文は上のリンクをお読みください。
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IAAFの最高責任者オリビエ・ガーズ氏は、女子マラソンの世界記録保持者であるポーラ・ラドクリフ氏の批判に対し、「これに関して何がひきょうなのか分かりません。いくつかの記録について疑いがあるというのは、われわれにとって悲しい現実です。ひきょうという言葉は、われわれの案に対して非常に激しい言葉だと思います」と述べた。

 

2003年に女子マラソンの世界記録(2時間15分25秒)を樹立したラドクリフ氏は、欧州陸上競技連盟のこの提案に対して「ひきょう」で「私の名声や尊厳を損なうものです」と厳しい批判の声を上げていた。

 

とありますが、私は当然だと思います。

欧州陸上競技連盟のこの提案は、相次ぐドーピング発覚により世界記録が抹消されている事態が背景にあるのは分かりますが、アスリートにとって自身の記録は血と汗の結晶であり財産です。

不正をした記録なら抹消すべきでしょうが、不正でない記録を一律抹消するというのはかなり乱暴です。

和訳すると、ひきょうという言葉になるのでしょうが、日本人からすると少し違う言葉の方がピンとくるような気がします。

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今回は世界記録について議論がなされていますが、これが施行されたらしい日本記録にも影響が出るかもしれません。

2005年以前に出された日本記録はたくさんありますが、これらが全て日本記録でなくなったならどうでしょう。

例えばこのような記録が2005年以前の日本記録です。

男子

100m 伊東浩司 10秒00 1998年

200m 末續慎吾 20秒03 2003年

400m 高野 進 44秒78 1991年

1500m  小林史和 3分37秒42 2004年

110mハードル  谷川聡  13秒39  2004年

400mハードル 為末大 47秒89 2001年

3000mSC 岩水嘉孝 8分18秒93 2003年

マラソン 高岡寿成 2時間06分16秒 2002年

フィールド競技に至っては、ハンマー投げの室伏選手の記録や、棒高跳、走幅跳、三段跳、円盤投、やり投は2005年以前でそれ以降の記録は走高跳と砲丸投くらいです。

女子も福士選手の5000mや、野口選手のマラソンを含めて非常に多くの日本記録は2005年以前です。

これらを白紙化するって議論が出たらどうでしょう?

世界記録が白紙化されるのに日本記録は白紙化しないというのはおかしな話です。

また、砂田さんの100km世界記録だって2005年以前です。

延々と作り上げてきた歴史をオールクリアにする提案だと私は思います。

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もう少し身近な話に置き換えると、こんな例えはいかがでしょう。

資産家・富裕層には脱税した人、不正した人が多いと、ある国家が国民の資産について、2005年以前に蓄えた資産を一律没収する。

と決めたらどうでしょう??

かなりの暴挙だと思います。

トップアスリートとして全てを注ぎ込んできた選手にとっては、そのくらいの重みのあることだと私は感じます。

この世界記録白紙案は8月に開催されるIAAFの理事会に提出される予定で、最終決定が下される時期は未定となっています。





大阪マラソン 市民アスリート枠 エントリーは久々の酷さでした。

以前大阪マラソン市民アスリート枠について記事を書きました。

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年齢・性別ごとに基準タイムを設定し、それをクリアしているランナーのみ、抽選前に先着2000人がエントリー出来るというシステムです。

日本で、このように年齢や性別ごとの基準タイムを設定している都市型マラソンは大阪マラソンだけであり、素晴らしい取り組みだと紹介しました。

私は第一回大会を走ってからエントリーもしていませんでしたが、今回エントリーを試みました。

しかし、最近ではあり得ないくらい脆弱なエントリーシステムで呆れました。

大阪マラソンはランネットなどのエントリーサイトは使わずに独自サービスを使っていますが、想定が甘すぎたのか、アクセス集中に全く対応できていなかったのです。

数年前までのランネットでは同じようなことは何度もありましたが、サーバーを強化したため最近では、このようなサーバーダウンのようなことが発生することも忘れていました。

今回、先着2000人ですから、ランネットなどのシステムで行ったなら10分ほどで終了すると思います。

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スタートは正午でしたが、いきなりアクセス集中により繋がりません。と表示がされましたが、最初は仕方がないと思いつつ、何回更新しても全く変わらない。


13時になれば昼休みも終わりアクセスは減るかと思いきやまだ繋がらない。

システムダウンかと思い、エントリーセンターに問い合わせると、少しづつ繋がってはいるがまだ定員にはなっていないとのこと。

たった2000人の枠が1時間経っても処理出来てない状況に呆れながらも、エントリーはどうでもよくなってきました。ただ、どのくらい繋がらないのか状況を見極めたくなってきました。メンバーからエントリー出来たと連絡がきたので、システムダウンではないことは分かりました。


13時33分

さっきとは少し画面が変わるも繋がらない。


14時15分

ようやくエントリー画面についたと思ったら締め切りでした・・。

2000人のエントリーに2時間15分かかるというあり得ない状況になりました。

単純計算で10分に148人の処理です・・・。

どれだけの方がエントリーを試みたかは分かりませんが、その少なからぬ方の貴重な時間が無駄になるだけではなく、過大なストレスを与え続けたのです。

エントリー出来る人数より、エントリーしたい人数が多いのだから、全員がエントリー出来ないのは当たり前として、10分ほどで締め切りになったのなら、時間を有効に使えるわけです。

私のクラブには、システム系の仕事をしているメンバーがたくさんいますが、『負荷の見積もりが甘すぎる』『最初の画面がポップアップで立ち上がるなど仕様もすごく悪い。』などグループページにコメントが書かれていました。

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独自システムが悪いわけではありませんが、サーバー増強など対応ができないのであれば、アクセスが集中しない方法でエントリーを行うべきです。

方法はいくらでもあります。

市民アスリート枠を作った目的を考えれば、先着順にするのではなく、基準タイムをクリアしているランナーが一定期間にエントリーし、2000人を超えたら『基準タイム  −  選手のタイム』で計算し、基準タイムに余裕のあるランナー順に並べて上位2000人を選べば良いと思います。

これならアクセスは集中しない。また未入金者が多くても、順次繰り下げればよいし、エントリー時に決済登録を条件にして、即時決済しても良いでしょう。

今回は、せっかくのよい取り組みが、台無しになり、少なからぬランナーが大阪マラソンに対して不満を持つ結果となりました。

エントリー出来たメンバーも不満爆発でしたから。。

聞けるなら、システム担当者はどのくらいのアクセスが集中すると見積もっていたのか知りたいです。そして実際にどれだけのアクセスが集中したのか知りたいです。なぜならこの手の話は危機管理、安全管理とも繋がっているからです。

こんなことがあると、ランネットは頑張っていると感じます。

せっかくの取り組みなので、来年以降市民アスリート枠をなくして抽選とチャリティーにするのではなく、対策を考えて欲しいです。



山は登ったら下りる必要がある・・しかも寒い。〜山道最速王決定戦 2017@箱根ターンパイク〜

開催前からFacebookで神野選手や鏑木選手が走るということで話題を集めていた、『山道最速王決定戦 2017@箱根ターンパイク』にはウルトラプロジェクトメンバーも何人か参加しました。

私自身興味ある大会でした。

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が、大会について、Facebookにはいろいろネガティヴな感想が書かれていました。

(画像はランネットのキャプチャー画像です。)

ランネットの大会レポ

を読むと、一部の方が思ったのではなく、多くの方が不満を感じているのが分かります。リンク先の口コミを読んでみてください。ちょっと怖くなります。


コースは箱根ターンパイクを駆け上るコースで、頑張れば走れるから苦しい大会です。

距離が13.6kmで、累積標高が981mD+ですから、山北駅から万葉公園までより傾斜は厳しいと思いましたが、山北駅から万葉公園までのコースは、前半6キロくらいは緩い登りで、そこから徐々にキツくなり、地蔵堂から一気にキツくなりますが、そこと比較すると、平均的に走れる傾斜が続くようです。下記はメンバーの計測データです。

富士登山競走を走った方は、『このコースの10kmまでは中ノ茶屋~馬返しくらいの傾斜の登りが延々と続いた』と話してました。

参加者は6000人募集でしたが、1500人程のエントリーだったようです。

と言うことは、運営者が考えていたキャパシティの25%しか集まっていないことになります。当然ながら余裕を持った運営ができると思うのですが、そうではなかったようです。

ランネットの口コミで、45.6点はかなり低いです。(先ほど見たらもっと低い点数になっていました。)

ちなみに、不平不満が相次いだ2016さいたま国際マラソンは55.7点です。

さいたま国際マラソンで改善をして欲しいことでも紹介しましたが、55.7点はかなり改善点のある大会です。それより10点以上低いのですから、ランナーの不満は大きいです。

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今回はランナーから絶大な人気を誇る、神野選手と鏑木選手が後方から参加者を抜いていくので、トップランナーのスピードが体感できたとポジティブな感想が多い中で、この点数になってしまったのです。

その不満は、『書き切れないほどある』と口コミに投稿されていましたが、私が危ない。と思った点について書きます。

このコースはスタートとゴールが違うワンウェイコースです。

スタートして、981m登ったらそこがゴールです。

当たり前の話ですが、山に登ったら、下りなければ家に帰れません。

参加案内には、スタート前からゴールまでの導線は書かれていますが、下山の説明が書かれてないことに参加したメンバーは多少不安を感じていたようです。

その不安は現実になってしまったようです。

そして、その不安は不満に変わりました。

メンバーはこう語っていました。

ターンパイクの上り坂を上がったのは良いですが、下りのオペレーションが崩壊しています。ピストンバスは数台のようで、どんな見積もりだったのか大きな疑問です。更にはバスが動いていないと思ったら、ドライバーの休憩とのこと。現場が凍りつきました。今は天気が良いから何とかなっていますが、天気が悪いケースは想定に入っていたのでしょうか。行列に並び始めて1時間経過していますが、後、1時間でもバスに乗れないような状態・・。

 

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かなり待ってようやくバスに乗れた後も、まだたくさんのランナーが震えながらバスを待っていたようです。

ターンパイクは一週間前には積雪により滑り止めを付けないと通行できない規制がされるほど気温が冷え込む場所です。

昨日は幸い天気は良かったので大きな事故もなかったようですが、雨が降ったり風が強かったら低体温症のリスクは非常に高くなったでしょう。

バス以外にも不満はたくさんあったようですが、口コミを見るとバス6台をピストン輸送させていたようですが、バス1台50人として1ピストンで300人。1500人下ろすには5ピストン必要です。

13.6kmの往復なら27.2kmです。どのくらいのスピードで走るのかは分かりませんが、乗車、下車の時間も考えると1ピストンで40分はかかるのではないでしょうか?そうなると最初の輸送を除いた残り4回で160分かかります。ざっくりした計算でも2時間40分です。

口コミを見るとこんなコメントもありました。

帰りのバスは6台なら6台がバス乗り場に待機していてしかるべきだと思いますが、1500人が整列している所にバスが、1台ずつ来ると言うお粗末な状態でした。私は、1500人の真ん中より前でしたが、バスに乗るまで1時間45分待たされました。・・中略・・なお、バスは、40分間隔で回していました。

 

(*上で1ピストン40分と書きましたが、実際そのくらいだったようです。)

もし、定員の6000人集まったらバスは24台にしたのでしょうが、寒い中で2時間以上待たされるのは相当危険です。

もし運営経費の関係からバスの台数を増やせないのなら、スタート地点より1000m近く標高が高くなることから非常に気温が低くなるので防寒対策を強く勧めたり、バスは乗るまでに2時間程度待つ場合があるなどの注意喚起は絶対に必要です。

ちなみに100m高度が上がると0.6℃気温は下がり、風速1m増すと体感温度は1℃下がり、衣類や身体が濡れているとさらに体感温度は下がると言われてます。

となると昨日は暖かい日だったので、スタート地点の早川付近の気温が12時で15℃程度あったとして、ゴール地点は標高が1000m高いのだから計算上 6℃下がり計算上9℃になります。(15時、16時になれば気温はさらに下がります。)時間経過による気温低下はなかったとしても、風速10mの風が吹いていれば体感温度は-1℃です。さらに汗や雨で濡れていたら・・・。

今回、保温用のブランケットなどがどのくらい用意されていたのか気になります。

スキー場などの不整地を走るバーチカルレースでは、ゴール地点が山の頂上の場合が多いので、防寒対策はしっかり呼びかけています。

山の気象変化を理解している方が多いバーチカルレースでもそのようなことは徹底しています。今回のレースにもトレランを楽しんでいるランナーもいるでしょうが、大半はトレイルを走らないロードランナーでしょう。

であれば、より一層の注意喚起をするべきです。

しかし、6000人集まって開催され、中止にならない程度の悪天候で、雨に濡れ、風に体温を奪われた数千人単位のランナーが低体温症になったとしたら、どう救助するのか想像出来ません。

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この大会のようなエンターテイメント性の高いレースが、これからも増えて欲しいと思いますが、参加者を危険に晒さないことを重点課題にした運営は必要不可欠だと思います。

もし来年も開催されるのであれば、ゴール後の動線を見直してランナーの安全に配慮し、「快適で楽しいレースだった」と参加者が話すような大会になって欲しいと思います。