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箱根駅伝はホントに日本の陸上を弱くしているのか?後編

 

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大学を卒業して実業団選手としてランニングを続ける選手は一握りで、卒業してランニングは辞める選手も多いでしょうが、市民ランナーとして趣味で走り続ける選手も少なからずいます。この層は練習量が落ちてもハーフ70分前後で走るのです。

ちなみにこれは実業団ハーフのタイム分布です。半分以上の選手が65分くらいで走っていますが参加人数は少ないですよね。


話を少し戻して、1大会で70分カットが541人、65分カットが90人というランナーを創出している理由は、箱根駅伝があるからでしょう。

箱根駅伝がなければ、そもそも学生ハーフに1000人以上がエントリーすることもないでしょう。

学生女子マラソン並みの人数になるかもしれません。

全員がオリンピックや世界陸上を目指すレベルにあるわけないけど、箱根駅伝を走りたいと走ることが好きで得意な子供が中学、高校、大学と陸上を続けるモチベーションになっているのです。

高校野球に甲子園という高校球児共通の夢になるような舞台があり、その後も入団し活躍すれば高収入が得られるプロ野球やメジャーへの夢が広がります。サッカーだって一緒です。

陸上には実業団選手という道はありますが、野球やサッカーに比べると収入面などを含めて夢のある仕事ではないと思います。

それでも、中学や高校で、野球やサッカーを選ばずに陸上を選ぶ才能豊かな選手がいるのは、箱根駅伝を走りたいというモチベーションがあるからでしょう。

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学生ハーフと実業団ハーフの上位30人のタイムは、どちらも64分カットと変わりません。この辺りについては箱根駅伝が悪いというより、実業団選手の最大の目標がニューイヤー駅伝であり、ハーフマラソンより短い区間が多いのも理由のひとつだと思います。

また箱根駅伝で燃え尽きることって悪いことですか?

そもそも大迫選手や設楽選手など箱根のスターは箱根駅伝がゴールでなく、世界で活躍することを目標にしているでしょうが、全ての選手が世界でメダルを狙えることなどあり得ません。

大学を卒業したら生活のために仕事をするのだから、学生時代の思い出として本気で箱根を目指すことは、その後の人生においての宝になると思います。

私はタイトルに『箱根駅伝はホントに日本の陸上を弱くしているのか?』と書いていますが、マラソンや長距離では世界トップと戦えない時代になっていますが、市民レベルでは日本のレベルは層の厚さで考えたら世界最高クラスだと思います。またウルトラマラソンで世界最高レベルなのも、市民トップレベルの分厚いランナー数が影響してます。

10000mやマラソンではスピードが足りないけど、そのペースで長く走れるといった才能を持った選手だっています。

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また、世界陸上でメダルをとり今や世界レベルの競歩にしても、私は箱根駅伝の人気が影響していると思います。

もちろん技術レベルや、競歩に必要な筋力の分析やトレーニングなどが大きいでしょうが、幼少期から将来競歩でオリンピックに出て金メダルをとると夢を語る子供がどれだけいるでしょう?

競歩選手が競歩を始めたキッカケは、もともと10000mなど長距離の選手だったが、監督らに勧められて転向したり、長距離は層が厚くて大会で入賞出来ないから層が薄い競歩を始めたり、故障のリハビリがキッカケだったりと聞いたことがあります。そもそも長距離など陸上をしてなければ、競歩をするキッカケもなかったでしょう。

長くなりましたが、箱根駅伝は、日本の陸上を弱くしているというより、強くしている、厚くしていると私は思います。

マラソンのトップレベルが勝てないのはその他の要素が大半でしょう。

また、大学時代には長い距離を走らずにスピード磨くべきとか、大学時代からマラソンすべきとか様々な意見はあります。もちろんアプローチは様々です。

ただ、そもそも長距離を志す子供が増えなければレベルは上がらないと思います。



箱根駅伝はホントに日本の陸上を弱くしているのか?中編

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キロ4より速く100KM走るランナー 〜6時間40分以内の日本のウルトラランナー一覧〜

100KM8時間以内で走る女性ランナー 〜8時間以内の日本の女性ウルトラランナー一覧〜

24時間走 250KMオーバーの日本のウルトラランナー一覧

少し箱根駅伝から話が逸れるようで、逸れていないのでお付き合いください。

この100kmの記事を作りながらあることを感じました。

それは男子の世界記録は砂田選手の6時間13分台で、近年の世界選手権日本代表に選考される選手(サロマ湖ウルトラ4位)は6時間40分前後です。これは世界記録の107.2%です。

女子の世界記録は安部選手の出した6時間33分台ですからこれに107.2%をかけると、7時間01分台です。まず安部選手の記録がとんでもないのは言うまでもありませんが、男女差が1.1倍あるとしたなら、男子の記録は5時間57分が出てもおかしくないし、実際に出せる選手はいると思います。その話は逸れ過ぎるので今はやめます。

上の記事は先に男子を作ってから女子を作りましたが、当初は男子が6時間40分だから、女子はその1.1倍の7時間20分、もしくはキロ4.5分の7時間30分のどちらかにしようと思ったのですが、7時間30分以内は歴代で4人しかいないのです。(敬称略)

6:33:11 安部 友恵 2000
7:00:28 櫻井 教美 2007
7:11:42 川口 紀子 1996
7:23:56 翔 ひろ子 2007

その結果20人に達した8時間以内にしたのです。

7時間30分を切っている日本人女子選手はもう10年いません。

逆に男子に関しては6時間40分台、6時間50分台まで広げると相当な人数になります。

その理由は簡単です。

エリートランナーの100kmタイムはサロマ湖の場合はだいたいフルマラソンの2.7倍から2.8倍に集まります。なかには2.6倍程度のランナーもいますが、2.7倍で考えると7時間20分で走るには、フルマラソンが2時間43分くらいの力が必要になります。近年上位入賞している選手の大半は2時間50分台ですから、7時間30分を切るのは大変なのです。

逆に男子の参加者にはフルマラソンを2時間30分で走るランナーはたくさんいます。2時間30分のランナーなら2.8倍で走れば7時間です。

ここで思ったのは、私のFacebookの友人には2時間20分台で走る男子市民ランナーはかなりいますが、2時間40分台で走る女子市民ランナーは数えるほどです。さらに2時間50分前半のランナーも少ないです。

そこでマラソンのエリートレースの記録で比較しました。

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直近の福岡国際マラソンと、大阪国際女子マラソンのタイムを分析しました。

出走者の上位25%のランナーは男子は2時間25分から30分までにいます。女子は2時間55分から3時間までにいます。トップがゴールしてから男子は20分ほどで25%のランナーがゴールするけど、女子は35分かかるのです。

また男子は25分ほどで半分のランナーがゴールするけど、女子は45分ほどかるのです。

何を言いたいかというと、優勝や入賞を狙う日本代表クラスのランナーから10分、20分後にゴールする市民ランナーは男子にはたくさんいるけど、女子はその層が薄いのです。言い方を変えると日本代表クラスのランナーが失速してゴールするくらいのタイムで走る市民ランナーは非常に少ないのです。

何故か?

ここでタイトルの話に近づきます。

フルマラソンを2時間25分くらいで走るランナーはだいたいハーフを68-9分で走ると思います。市民レベルでこのタイムはかなり速いです。

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次に、この表を見てください。

日本学生ハーフと、日本学生女子ハーフのタイム分布です。

男子トップは61分台で、女子トップは71分台。どちらも実業団含めてもかなり上位に入る素晴らしいタイムです。

着目して欲しい一つ目は完走者数です。

男子は1000人を超えているのに、女子は73人です。

次にトップから5分以内の区分人数は男子268人に対して、女子は29人です。

また、男子で70分切った選手が541人もいるのです。

何を言いたいか分かると思いますが、上位選手はフルマラソン2時間10分程度で走るレベルだとすると、2時間20分台で走る能力を持った選手が大学生には500人も600人もいるということです。(実際に走れるかどうかは別にしてダニエルズ係数などから考察しました。)

大学を卒業して実業団選手としてランニングを続ける選手は一握りで、卒業してランニングは辞める選手も多いでしょうが、市民ランナーとして趣味で走り続ける選手も少なからずいます。この層は練習量が落ちてもハーフ70分前後で走るのです。



箱根駅伝はホントに日本の陸上を弱くしているのか?前編

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オリンピックや世界陸上で日本代表選手が入賞できないと、箱根駅伝が日本のマラソンを弱くしているという論調が繰り返しされています。

その理由は

箱根駅伝の存在が大き過ぎて燃え尽きてしまうとか、実力以上にスター選手にしてしまうとか、大学時代はもっとスピード強化する必要があるのに、20kmを走れる練習がメインになってしまうとか、様々な視点から書かれています。

そうだろうと思う内容もあれば、それは違うだろうという内容もありますが、今回は私の思うところを数値に基づいて書いてみます。

まず結論を書くと、箱根駅伝は日本の陸上を強くしています。

まず5000mや10000mなどトラック長距離種目や、マラソンでは世界との差がかなり開いています。

これは以前書いた男女のタイム差についての考察 〜男女差は1.1倍〜  で使った数値です。

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この時から男子100mとハーフマラソンの日本記録は更新されましたが、男女差約1.1倍は変わりません。

今回は、男子の世界記録と日本記録を比較してみると
100mは9.58と9.98ですから、104.2%

同様に、10000mは104.6%、ハーフマラソンは103.3%、マラソンは102.8%と長距離に関しては距離が伸びるほどに世界との差は詰まってきます。

ただ最近は諏訪選手の出した日本記録に遠く及ばないタイムなのも現実ですが、2時間8分で世界記録と比較すると104.1%ですから、10000mの差がそのままついていると考えたらシンプルです。

もっと長い100kmマラソンなどウルトラマラソンになると日本人選手が数多くの世界記録を持っています。

100kmはずいぶん前の記録になりますが男女とも世界記録は日本人です。近年でも、100km男子の2016年世界チャンピオンで世界ランキング1位は山内選手で、2017年の現時点の世界ランキング1位は世界歴代2位の記録をサロマ湖ウルトラで出した板垣選手です。

また2017年の24時間走世界選手権で優勝し、2016年、そして2017年(現時点)の世界ランキング1位は石川選手です。さらに女子の24時間走(トラック)の世界記録は工藤選手です。

こちらも合わせてお読みください。

キロ4より速く100KM走るランナー 〜6時間40分以内の日本のウルトラランナー一覧〜

100KM8時間以内で走る女性ランナー 〜8時間以内の日本の女性ウルトラランナー一覧〜

24時間走 250KMオーバーの日本のウルトラランナー一覧

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少し箱根駅伝から話が逸れるようで、逸れていないのでお付き合いください。



男女のタイム差についての考察  〜男女差は1.1倍〜

ランナー同士の会話の中で、「女性のそのタイムは、男性の○時間に相当するよ。」など男性が女性に話しているのをたまに耳にします。実際は性別だけではなく年齢など様々な要素があるのでナンセンスな話ではありますが、少し考察してました。

男女差についても諸説あって、差は15分くらいだ。という人もいれば、30分くらいだ。という人もいます。

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福岡国際マラソンと大阪国際マラソンの資格タイムで考えると35分違います。

福岡国際マラソン    2時間35分以内

(参考)福岡国際マラソンBグループ資格タイム切り上げ   

大阪国際女子マラソン    3時間10分以内
(参考)大阪国際女子マラソン参加資格変更  

また東京マラソンのエリートの基準タイムは、男子2時間21分以内、女子2時間52分以内と31分違います。

いわゆる日本代表選考会を兼ねるエリートレースに出場することを基準に考えるなら、30分違うと考えることは正しいと思います。

ただ大半のランナーには縁のないエリートレースの参加資格タイムを基準に考えて、3時間で走る男性より、3時間29分で走る女性の方が難易度が高いと考えるのはどうかと思います。

そもそもエリートレースの参加資格タイムは、参加が予定される人数により推移しています。参加するランナーが増えれば大会運営上の理由から資格タイムを引き上げます。

フルマラソンを完走した人数を比較すると、男女比は概ね8:2と男子が圧倒的に多いです。

全日本マラソンランキング  2017年集計結果

総完走者数    36万3807人

男子    28万7849人    女子    7万5958人

そして、直近の福岡国際マラソンと大阪国際女子マラソンの出走者数は同じくらいです。

福岡国際マラソン    373人

大阪国際女子マラソン    412人

男性ランナーが福岡国際マラソンの舞台に立てる割合は

373人÷287,849人≒0.13%

周りにたくさんいるから麻痺しちゃっていますが、極めて狭き門です。

女性ランナーが大阪国際女子マラソンの舞台に立てる割合は

412人÷75,958人≒0.54%

こちらもかなり狭き門ですが、男性に比べると4倍広がります。

参加資格には10kmやハーフマラソンなどもあり、また参加資格を持つランナー全員が走ることはないので目安です。

現時点では福岡国際マラソンの舞台に立つことは、大阪国際女子マラソンの舞台に立つことより難易度が高いといえるでしょう。

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両大会参加者のフィニッシュタイムを分析してみました。

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黄色のラインは上位1/4、100位のランナーが属するタイム区分です。

着目していただきたいのは、トップランナーとの差です。

福岡国際マラソンの上位1/4はトップから20分程度の遅れですが、大阪国際女子マラソンは35分程度の遅れになります。何を言いたいかと言うと、男子は日本代表を狙うタイムから20分差くらいの2時間30分前後のランナーはかなりいるけど、女子は2時間40分台のランナーが極めて少ないのです。

この辺りについての考察は別に書きます。

また、この辺りのランナーが少ないことが、100kmでサブ7.5ランナーが10年あらわれていないことにも繋がります。

100KM8時間以内で走る女性ランナー 〜8時間以内の日本の女性ウルトラランナー一覧〜

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タイトルから少し離れたので、私が思う難易度の観点から男女のタイム差を考えると○分という定数ではなくて1割です。

例えば、男子が3時間で走る難易度を女子に当てはめるなら3時間18分です。

大阪国際女子マラソンの資格タイムである3時間10分と同じ難易度の男性のタイムは2時間52分台です。

その根拠にした数値は以下の表です。

mw

これは世界記録と日本記録の男女差を出した表です。(数値の単位は10000mまでは秒で、ハーフマラソンからは分です。)

短距離から長距離まで、世界記録も日本記録も女子の記録は男子の記録の1.1倍なのです。

この記録は才能あるアスリートが本気で練習、努力して達成したいわば人間の限界ですが、その数値が種目問わずほぼ1.1倍というのは面白いと感じました。



ONTAKE100 その7  〜活用したアイテム① ゴミ入れ袋〜

 

昨年おんたけを走ってからこんな記事を書きました。

OSJおんたけウルトラトレイル そのゴミだれが拾うの?

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一部抜粋すると

サロマ湖ウルトラマラソンにしても、おんたけウルトラにしても、私は調子が悪いながらもそこそこ上位でゴールしています。その私がゴミを目にするということは、私より前の速いランナーが落としている。もしくは捨てているということです。特におんたけウルトラは普段は立ち入りができないところですから、一般トレイルと違い、レース前に登山者や一般ランナーが落としたということは100%ありません。

入賞したい、目標タイムを達成したいと必死で走るのはもちろん素晴らしいことですが、ゴミを落としながら走ったらダメなランナーです。捨てたのなら失格です。

そのゴミ、誰が拾うのですか?

続きは、OSJおんたけウルトラトレイル そのゴミだれが拾うの?をお読みください。

 

今年のサロマ湖は相変わらずでした。ナンバーの入ったスペシャルボトルをワッカに通じる道端に捨ててありゼッケン番号を検索すると面識はないけど、かなり上位に入っていた方だと知り残念な気分になりました。

そのゴミ誰が拾うの? サロマ湖ウルトラ2017年 〜レース翌日ワッカのゴミ拾い〜

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そのサロマ湖から三週間

今年のおんたけはどうだろう?という思いを持ちながらスタートしました。

結論を先に書いてしまうと、

昨年のように私の直前を走っていたウルプロメンバーのOさんのようなランナーが拾ったのかもしれないけど、ほとんどゴミはありませんでした。

もちろんたくさん拾ったという方もいるかもしれませんが、私が見る限り少なく感じたのです。

捨てない、落とさないのは当たり前のことですが、昨年みたいに同じパッケージが数キロごとに落ちてると、これは捨てたんだな。って嫌な気持ちになりましたが、今年はそんな風に感じたことはありませんでした。

睡魔が激しい時は、集中しようとゴミが落ちていないかチェックしながら先に進みましたがありませんでした。

実際ゴミが減ったのなら、参加者の意識が変わった。主催者の気持ちが伝わった。ということですから喜ばしいことです。

昨年は大会直後に主催者からゴミに関しての投稿がありましたが、今年はないところをみると昨年より改善したのかもしれませんね。

ゴミに限らず、ランナー(トレイルランナー)のマナーが悪いなどの言葉はいろいろなところで目にしますが、私はランナーのマナーが悪いのではなく、マナーの悪い人がランニングをしているのだと思ってます。

話が逸れるので戻しますが、ゴミを捨てるのは問題外ですが、うっかり落とすことも準備次第で防ぐことはできます。

またゴミを落とさないでと言うだけでは解決にならないことはあります。うっかり落としている方が落としている認識を持っていないかもしれないからです。。

誰だってうっかりはあるのですから、うっかりしても落とさない準備が大事であり、それを伝えていくことが大事だと思っています。

私以上に工夫している方はたくさんいますが、私が気をつけていることはこんな感じです。

・使用前と使用後のパッケージの保管場所を変える。

・ポケットにゴミをしまうならチャック付きの場所にしまう。

→以前ショートパンツのポケット深くに押し込んでも走っているうちに上がってきてしまうことがありました。大きなパッケージが落ちれば気づくでしょうが、小さなゴミは落としたことにも気づきません。

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私は今回ゴミを落とさないようにこのような準備をしました。

右の腰についてる白いモノはこれです。

レインウェアなどの収納袋です。

これをnakedランニングベルトに複数の安全ピンを使って止めました。

こんな風になります。

そこそこ深く、間口が広いのでゴミを入れやすく、いれた後、コードを絞っておけば中身は落ちません。

そして一杯になったゴミを捨てる際も開口部が広いので簡単に出せます。しかも軽いので揺れも気にならないし、コンビニ袋よりはるかに耐久性があります。洗濯も簡単です。

大半の方はいくつも持っているでしょうから、新たに買う必要もなく使えます。

取り付ける位置ですが以前ザッグに付けたことがありますが、ゴミを入れにくいので今回の位置が私は良いと感じました。また利き腕側が良いと思います。

今回は安全ピン3つで止めましたが、縫い付けても良いかな。と思っています。使わない時はnakedバンドの内側に収納しちゃえば良いのですから。安全ピンでも複数で止めれば滅多なことでは落ちることはないと思いますが、安全ピンが手や足に刺さると痛いですから・・・。

慣れない裁縫をしたらお見せします。

その7で終わるつもりでしたが、来年走られる方に向けてGPSデータなどで実際のコース図との違いなど紹介します。もちろんコースは変わるかもしれませんが・・・。



小さな発信もいずれは大きな広がりになると信じて

今回のIAU24時間走世界選手権について、記事をいくつかアップしたり、他の記事をシェアしたりしましたが、この4投稿だけでもFacebookページで約7万人(70000リーチ)に届き、他の投稿を合わせると8万人に届きました。




元世界王者の井上真悟さんのアップした記事のリーチ数もかなり伸びているとるので、重複はありますが、主要メディアでなくても短期間にこれほど多くの方に知ってもらうことができるのです。
努力を積み上げ、凄いことをした選手のことを多くの方に知ってもらえるよう努力することは、私の仕事の中で大きなウェイトを占めています。

日本のキー局や新聞社など主要メディアが全く反応もしない中で、英BBCが取り上げたとするニュースを個人ページでシェアした時にこんな言葉を付け加えました。

凄いと感じたことを伝える

涙が溢れる悲しい出来事を伝える

感動したことを文字や映像で伝える

そのようなことを発信することが、本来のマスメディアの役割の一つだと思います。

また、日本人って凄いなーって、元気が出るような発信のニュースって少ない気がします。

 

私の率直な気持ちでした。

オリンピック種目じゃなくても、日本人が世界一になったのです。それも1日で267km走るってランニングしている人でも驚愕の距離を走ったのです。さらに高橋さんと、楢木さんも頑張り団体戦も制したのです。

このことを知ったら、多くの日本人は凄い日本人がいたものだ。私も頑張ろうってポジティブな気持ちになれると思います。

よく、100kmなどウルトラマラソンで日本代表になったり、世界で活躍しても、競技人口が少ないマイナー競技だからとか、実業団トップ選手や、ケニア人選手とかやらないからでしょ。的な言葉をよく聞きますが、どんなマイナー競技であれ日本一、世界一になるのは大変なことです。

当サイトの発信力はまだまだ小さいですが、これからも、トップウルトラランナーやトレイルランナーなどエリート選手の活躍だけではなく、初めて100kmを完走したり、フルマラソンでサブ4したなど努力したランナーのことをお伝えしていきます。

そんな中で今日少し変化の兆しが出てきました。

14時からのウルプロ練習会の準備をしていると、私が個人ページに書いたことが現実になるかなーなんて動きが出てきたのです。その対応や連絡などしてたら昼飯を食べる時間がなくなってしまいましたがワクワク感がありました。実際どうなるのかは分かりませんが、少しづつ山が動いてきたのを感じています。一人では何も変わらないものが、同じ気持ちを持つものが集まれば力になります。その力が集まれば変わることがないと思っていたことが変わってくると思います。

こちらは、石川選手の優勝について書いた記事です。お読みでない方は読んで見てください。

IAU24時間走世界選手権で石川佳彦選手が優勝 さらに男子団体金メダル獲得 〜世界一の意味〜

 

また、24時間走自体に馴染みがない方が大半だと思いますが、昨年12月の神宮外苑24時間チャレンジ開催前に多くの参加ランナーになぜウルトラを始めたのか?などインタビューした記事を掲載しています。合わせてお読みください。

2016神宮外苑24時間チャレンジ参加ランナー紹介

そのゴミ誰が拾うの? サロマ湖ウルトラ2017年 〜レース翌日ワッカのゴミ拾い〜

まず昨年のレース翌日にアップした投稿です。




コメントもたくさん頂きましたが、原文を見たい方はこちらのリンクから飛んでください。

 
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今年はゴミが少ないことを願いつつ、今回初100kmチャレンジ現地セミナー参加の3人(宿で合流のメンバー加えて全員完走)と疲労抜きウォーキングのためにワッカに行きました。ゴミがなければただのウォーキングだし、ゴミが落ちていれば腰を屈めて拾うだけです。

その繰り返しが疲労回復に繋がります。

荷物預け用の袋を片手に持ち進みました。


この先にいきなり大物が落ちていました。

登録選手が使ったスペシャルドリンクボトルです。捨てた方は来年から注意してください。誰かが拾わないと自然公園に放置され続けます。

そもそもゼッケンは名前を簡単な特定できるのによく捨てれる。。というのが率直な感想です。もちろん分からなければ良いというわけではありませんが、これからワッカに入ってくる数千人のランナーにゼッケン○番のランナーはゴミを捨てるランナーだ。と思われてしますのです。

私たちがレース翌日にワッカに入ったときに、捨てっぱなしだったボトルはこれ一つでしたが、レース中にこの時点で私の前にいた登録の部選手は80人くらいですが、私が気づいただけでも20個くらいのボトルは落ちていました。

大会後もしくは、私達が来る前の午前中などに清掃をしたのか、私の目に入ったスペシャルドリンクボトルはたまたま拾われなかったのでしょう。

このボトルの番号だけ表示するのはフェアではありませんから、見えないようにしてます。

大会案内にもゴミ捨て禁止と書いてあります。

ワッカは国定公園ですから、ゴミ捨てはマナー違反ではなく、自然保護法に違反する法律違反です。

確かに79kmで受け取ってしばらく走りながら飲むとボトルを捨てたい箇所に、ゴミ箱はありませんでした。だから捨てて良いかと言えば違います。前のランナーが捨てたから良いわけでもありません。捨てる場所がないなら次のエイドのゴミ箱まで持っていくべきでしょう。

世界記録まで45秒に迫った板垣選手は、少しづつ飲みたいから、ワッカでもボトルを手にして走ったそうです。あの風の中を10km41分で走った選手でも手に持って走れるのです。

ただ、主催者へのお願いとしては、この場所やスペシャルエイドに限らず、エイドから100mくらい先まではゴミ箱の設置を検討して欲しいと思いました。

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その先にもかなり落ちていました。

ジェル、サプリメントのパッケージゴミ、封の切れ端、薬のパッケージ、小さいビニール、イヤホン、テーピング、ゼッケン止め、手袋など、ゴミがズシリと感じるくらい4人で拾いました。

結構目についたのは飴玉の包みのビニールです。エイドで配っていたのでしょうか?エイドで飴を配るなら包装されていないのが良いかもしれません。

大半が捨てたのではなく、落としたと思われますが、コース脇の草木の中にもありました。今回のレースだと投げ捨てたのではなく、落としたパッケージが風で飛んで草木に絡まったのかもしれません。

落としたのなら良いのか?というわけではもちろんなくパッケージの切り端などを落とさない工夫はいくらでもできます。

ジェルパッケージへのお手軽な工夫

ワッカだけでなく、そこまでにも捨てたと思われるパッケージゴミが結構ありました。落としたのではなく捨てたと思われると書いたのは、同じ銘柄のジェルゴミが10kmごとに3回くらい落ちてるのを見かけからです。ポケットから10kmごとに均等に落ちたと考えるより、ジェルをとったらその場で捨てた。と考える方が自然です。何回か目についたのは紫のパッケージのメダリストジェルのぶどう味と、残念ながら赤いパッケージのアスリチューンエナゲインです。アスリチューンエナゲインはエナジージェルではないから、もしかすると両方とも同じランナーが使って捨てたのかもしれません。


時間の関係もあり、この辺りで折り返しました。

結果的に昨年となんら変わっていませんでした。

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ゴミは誰かが拾わねばなくなりません。ワッカには鳥や鹿など野生動物もたくさんいます。その動物がゴミを食べ物と間違えて食べてしまうかもしれません。

今年で32回続いた素晴らしいレースをこれからウルトラマラソンにチャレンジするであろう方々に残すためにも、まず、捨てない。落とさない工夫をする。そして、ワッカなどで捨てられたスペシャルドリンクを主催者が回収したのなら、本人に厳重注意すべきだと思います。

また日程に余裕のある方なら、レース翌日に疲労抜きを兼ねてゴミ拾いをするのも良いことだと思います。







ランニングシューズの高反発化について思うこと その4

 

ランニングシューズの高反発化により、履き替えただけでレベルに関わらず速く走れるシューズが登場したと仮定すると素晴らしいことだと思いますが、その一方でデメリットもあるのではないか?という考えが浮かんできました。

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例えば気持ちよく走れる程度の斜度の下り坂を走れば、大半の方は平地では出せないようなスピードで走れます。

それって以前書いた、峠走の下りでのリスク、注意点とその対処法に繋がります。

衝撃は速度と重量により強くなります。ということは履いただけで速く走れるシューズがあるなら、スピードが上がった分だけ衝撃も大きくなり故障リスクが増大すると考えたのです。

上の記事を監修していただいた、ドクターランナーの諏訪さん(整形外科医)に、特定のシューズに対しての見解ではなく一般論として反発力の高いシューズを履くことにより発生することを教えてもらいました。

カーボンのような反発力が高い素材はシューズの屈曲を抑え、作用・反作用の法則からもロスを少なく推進力を生む効果がありますが、素材が硬ければ硬いほど、脚にかかる負担が大きくなります。

特に接地面に近い足部・下腿部のダメージが増えます。

具体的には足底筋、アキレス腱、下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)の炎症や損傷、長期的には中足骨、下腿骨の疲労骨折に繋がる可能性があります。

 

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シューズメーカーも、故障リスクを抑えるための対策を立てるでしょうが、速く走るということは負荷が大きくなるということです。

本来サブ3.5で走れないランナーを、無理矢理サブ3.5で走れるようにするわけですから、衝撃に対する耐性が備わっていなければ、諏訪医師の言う通りランニング障害に繋がるリスクは高まるでしょう。

また、そもそもの話になりますが、今回の「Breaking2」プロジェクトで走ったアスリートは極限まで速く走れるよう努力を重ねた上で、高反発シューズを履きましたが、一般ランナーはシューズに頼らなくても伸びしろはたくさんあると思います。

速くなるための練習

効率的に走るためのランニングフォーム

走れる身体を作るトレーニング

故障しないでベストな状態でスタートするケア

自分の力を発揮するレースマネジメント

その他たくさんあるでしょう。

履くだけで速くなるシューズがあったとして、それで簡単に目標達成してしまったらこれからの取り組みが疎かになるばかりか、そのシューズが使えなくなったら、そのシューズに出会う前より遅くなってしまうようにも感じます。

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また、クッション性が高く、高反発のシューズを履くと、その性能を生かそうと、ストライドを伸ばすよう身体の前に目一杯脚を伸ばすようなフォームになるランナーがいます。

この画像はハセツネで複数回サブ10をしているランナーの接地直前のフォームです。

このランナーにあえてストライドを伸ばすような意識で走ってもらいました。

腕や太ももの角度を見ていただければ、同じような位置になっていますが、ストライドを伸ばそうとすると接地時には完全に上体の前でブレーキがかかるような走りになります。もっと膝がピンと伸びている方はたくさんいます。

クッション性の高いシューズといっても、このようなフォームで大きな負荷を膝などに受け続けたらどうなるでしょう!?

悲惨な結果が待っているような気がします。

仮に高反発シューズを履く場合でも、上の画像のように上体の真下で接地するような走りが出来ればそのようなリスクは減らせるでしょう。

実際、私が危惧するような、ランニングシューズの高反発化競争→高反発化の歯止めのための数値規制に進むかどうかは分かりません。ただランナーを振り回すような事態にならないで欲しいと思います。

最後に諏訪さんはこう話してくれました。

自分の実力に見合ったギアを身につけることは良いことで、私はフィット感を1番大事にしています。

ランニング障害予防という観点からもギアに頼りすぎるのは良くないと思います。

言葉で表すのは簡単ですがギアに合わせるのではなく、カラダに合ったギアを選択することが大切です。

 

シューズに+α(付加的助力)を求めるのではなく、フィット感などマイナスを減らせるシューズを選んだ方がランニングを長く楽しめると思います。

 





ランニングシューズの高反発化について思うこと その3

 

今でも、反発プレートを使ったシューズはたくさんありますが、あまりにも反発力競争が進めば、反発係数を規制するような動きは出てくると思います。

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この記事を書きながら感じるのは、2008年のゴルフクラブ 高反発ドライバー規制の流れに似ているということです。

これは私が以前使用していたキャロウェイX18というドライバーです。カスタムシャフトにしていたので購入時はこの1本で8万円ほどしました。

私のスイングに相性のよいシャフトにしていたので、気持ちよくスイングができ、自分にピッタリのクラブを手に入れたとしばらく愛用していました。

ランナーのランニングシューズ同様、ゴルフではクラブのマッチングは非常に重要です。タイミングの合わないモノや、軽すぎたり重すぎたりはバランスやスイングを乱します。

もし、ランナーの皆さんが愛用しているシューズが使用禁止になったならどんな気持ちになりますか?

新しいシューズを見つけて買わねばなりませんからショックでしょう。

それは時間的にも金銭的にも大きなエネルギーを必要とします。使用禁止されたシューズとのマッチングが良ければ良いだけ、新しいシューズは見つからないでしょう。

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そんなことが2008年1月1日に周知期間を経てスタートしました。

画像の、RULE AFTER 1-1-08  USGA NON-CONFORMING  がまさしくそのことを示しています。

2008年からは不適合なクラブになったのです。

2008年1月1日から、ゴルフクラブ(ドライバー)ヘッドのスプリング効果(Spring Like Effect=SLE)の性能に関するR&AおよびJGA:(財)日本ゴルフ協会のルールが改正され、反発係数が一定の値を超える“高反発クラブ”は不適合となり、ルール上は使用禁止となりました。

 

当時のゴルファーが最も関心を寄せていた主力製品はドライバーで、多くのゴルファーはその飛距離性能を購入の判断材料にしていました。

そして巻き起こってきたのが、SLEルールです。これは「スプリング効果(Spring‐Like Effect=SLE)」を持ってはならないというゴルフ規則に数値的基準を設けたもので、クラブフェースの反発係数が、0.830以内でなくてはならないというルールです。

このルールは、テクノロジーの進化により飛距離が飛躍的に伸びたことにより、ミドルホールのドライバーショットがグリーン付近まで届いてしまうようになり、ゴルフというスポーツの質を変えてしまう可能性のある重要な問題として設けられたのです。

確かに短いパー4で1オンしたり、パー5の2打目をショートアイアンやウェッジでグリーンを狙えるというのではゴルフの質が変わります。第1打の届くあたりにバンカーや池などを設けても軽々越えたら意味がないですから。。

この規制は本来は公式競技については禁止というもので、仲間同士のプレイや、会社のコンペなどでの使用を禁止するものではありませんが、当時はこんな風潮でした。(最近はだいぶ変わってきたようです。)

2015年に日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)のオフィシャルサイトに掲載された記事です。

弱者ゴルファーを疎外する高反発ルールへの大反論

当時のことを抜粋して紹介します。

高反発ドライバーは2008年からR&AやUSGAの方針で使用禁止になった。飛びすぎて、ゴルフの伝統や精神を損ねるというのがその理由だったが、これに日本のJGA(日本ゴルフ協会)もすぐさま追従し「違反クラブを使用してのゴルフはゴルフにあらず」と頑なな姿勢を押し付けた。プロやトップアマはそれでも何の支障もないが、ゴルフをレジャーとして楽しむエンジョイゴルファーや、歳を取って力の衰えたシニアゴルファーは飛ばす喜びを奪われた形になり、「面白くない」からとゴルフを止める人たちも続出した。

 

私自身、公式競技に出ないアマチュアゴルファーでしたが、画像のクラブを使っていると、上司から『高反発(違反)クラブを使っていると、得意先とラウンドする時に、相手を不愉快にさせたり、信用を失うから使わない方が良い。』と言われました。また仲間とのラウンドでもナイスショットしてオーバードライブすると、『高反発だからよく飛ぶね。』と嫌味を言われたりしましたから、早々に買い替えました。

決して安くないクラブが、実質使えないクラブになってしまったのです。

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何を言いたいかというと、ランニングシューズも同様だということです。

今は数値的規制はされていませんが、これから先も規制がないかと言えば分かりません。その2で書いたようなメーカー間の競争が続き、科学的にも速く走ることができるランニングシューズが生まれてきたら、いずれは規制されると考えた方が自然でしょう。

もし、速く走れる高反発シューズを履き、フルマラソンを3時間30分で走れていたランナーが、高反発シューズを履けなくなったことで3時間45分くらいでしか走れなくなったら少なからず走ることが詰まらなくなってしまうでしょう。

また、シューズにより、その特性を生かす走り方は違います。接地時の反発のタイミングも違います。もし、その高反発シューズの特性を最大限生かせるようなランニングフォームがあるとして、そのような走り方に変わっていたとしたら、さらに大変な気がします。

さらに・・・





ランニングシューズの高反発化について思うこと   その2

 

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今回の2時間00分25秒にしても、今回のプロジェクトで、シューズだけを変更し、アスリートは従来から履き慣れたNIKEのシューズで走ったとしたらどんな結果になったでしょう?

もしかしたらサブ2出来たかもしれませんし、それは分かりませんから、ここでは、トップアスリートにも、市民ランナーにも非常に効果のある構造だとして話を進めます。

その前提で危惧すべきことがあります。

それは各メーカーの高反発化競争です。

今回発売するNIKE製品が注目を浴びて売れれば、他のメーカーも黙っているはずはなく、もっと高反発で速く走れるシューズを市場に出していくでしょう。

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そこで、ルールはどうなっているか?を見てみます。

シューズの反発力に関しての規則は、日本陸上競技連盟競技規則/第二部 競技会一般規則 第143条 にこのように定められています。これは国際陸連規則に準拠した内容です。抜粋します。

競技用靴

2. 競技者は、裸足でも、また片足あるいは両足に靴を履いて競技をしてもよい。競技の時靴を履く目的は、足の保護安定とグランドをしっかり踏みつけるためである。しかしながら、そのような靴は、使用者に不正な利益を与えるようないかなる技術的結合も含めて、競技者に不正な付加的助力を与えるものであってはならない。足の甲の上の部分を絞める構造の靴は使ってもよい。

〔国際〕 全てのタイプの競技用靴は、IAAF によって承認されたものでなければならない。

靴底と踵

5. 靴底または踵には、うね、ぎざぎざ、突起物などがあってもよいが、これらは、靴底本体と同一もしくは類似の材料で作られている場合に限る。
走高跳と走幅跳における靴底の厚さは 13 mm以内、走高跳の踵 は 19 mm以内でなければならない。その他の種目における靴底と踵はどのような厚さでもさしつかえない。

〔注意〕 靴底と踵の厚さは、靴の内部にある靴底の最上部と靴の外部にある靴底の最下部で計測され、これには前述の構造、または取り外し可能な中敷も含まれる。

競技用靴への仕掛け

6. 競技者は、靴の内側、外側を問わず、靴底の規定の厚さを増すような効果があったり、前項で述べたタイプの靴からは得られない利益を与えたりするような仕掛けをしてはならない。

 

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結局は、『競技者に不正な付加的助力を与えるものであってはならない』とは何か?  に行きつくと思います。

普通に考えれば、素足で走る以上に反発するシューズは付加的助力だと言えるでしょう。ただそこに不正なと書かれている理由は、『足の保護安定とグランドをしっかり踏みつけるため』に設計された結果、一定の反発は仕方がないということでしょう。

逆に足の保護安定やグラウンドをしっかり踏みつけるために必要な機能を超えた反発力をうむ構造は認めない。と読み取れます。

『全てのタイプの競技用靴は、IAAF によって承認されたものでなければならない。』とありますが、これだけ発売しているランニングシューズに対して一点一点申請の受付をして、検査をして承認をしているとは思えませんが実際はどうなのかは私は知りません。

また、この規則からすると、アウトかセーフかは最終的にIAAFが判断するのでしょう。

今でも、反発プレートを使ったシューズはたくさんありますが、あまりにも反発力競争が進めば、反発係数を規制するような動きは出てくると思います。

この記事を書きながら感じるのは、2008年のゴルフクラブ 高反発ドライバー規制です。