【サポートランナー報告】牛田美樹選手 北丹沢2位&世界選手権に向けての抱負
"牛田美樹選手の連戦を支えるアスリチューン"で紹介しましたが、今度は北丹沢12時間山岳耐久レース で2位入賞を果たしました。
そのレース展開とともに、来週開催のスカイランニング世界選手権に向けての抱負を語ってもらいました。
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北丹沢12時間山岳耐久レース
44.24km 累積標高 3,800m
4時間28分37秒 総合2位
レース前
3週間後のスカイランニング世界選手権に向けた最後の実戦練習の位置付けで走ってきました。
今回は本選とほぼ同じ距離と累積標高のレースでしっかり追い込むことと、怪我だけは絶対にしないことを意識して臨みました。当日入りということで朝3時起きでの2時間半の運転はさすがに疲れましたが、なんとかスタートに間に合い、ほぼノーアップでスタートラインに並びました。
レース展開
序盤はスローな展開で逆に助かりましたが、登りでは終始脚が重く、川崎選手のスピードに全く着いていくことができませんでした。逆に下りはいつもよりリズムよく走ることができ、登りでの差を下りで取り返すことができました。
第二関門手前でトップに立ち、そのままいけるかなと思いましたが、姫次までの標高差800mの登りで脚が思うように動かず、終わってみればトップと5分差。登りでの力の差を感じました。
後半に課題が残るレースではありましたが、現状の力は出せたと思います。何より怪我なくしっかり追い込めたのでよかったです。まずは、しっかり疲労を抜いて、あとは富士山で高度順化して本番に臨みたいと思います。
補給について
補給はアスリチューンとエイドのバナナを摂取しました。スタート30分前にエナゲイン、1時間、2時間半、3時間半にポケットエナジーを摂取。バナナは第1関門(1:55)で。レース後にスピードキュアを摂取。
牛田選手はレース中にポケットエナジーを3個摂取しましたが、スタート2時間弱でバナナを食べているので、ほぼ1時間ごとの補給になっています。マラソンなどの場合は10キロごとなど距離を目安に補給を考える方が多いですが、アップダウンの大きなトレイルの場合は時間を摂取のタイミングにするのが間違いないと思います。集中しているのでつい補給を忘れがちになりますが、時計は高度確認のためにも頻繁に目にするので、1時間ごとなど決めておき、機械的に摂取をすればハンガーノックを予防できます。注意して欲しいのはトップ選手の数量を真似してはいけません。また身体の大きさや体質にもよりますが、1時間に1個を目安に自分のあうタイミングを見つけていけばよいでしょう。
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世界選手権に向けての抱負
日本代表としての自覚を忘れず、最後まで諦めない自分らしい走りがしたいです。
自分が出来る限りの走りをすることは、代表としての責任であると思いますし、また日頃応援してくださっている方々への感謝の気持ちを伝えることにもなる、と考えています。
牛田選手の3月以降の大会結果
3/27 仙人ヶ丘トレイルラン 優勝(大会新)
4/ 3 ハセツネ30K 失格(トップゴールも必携品違反)
4/19 奥武蔵もろやまトレイル 優勝
5/ 3 上田バーチカルレース 6位
5 /8 成木の森トレイル 優勝
5/22 経ヶ岳バーチカルリミット 3位
5/29 奥久慈トレイルレース 2位
6/12 菅平スカイライントレイル 3位
7/ 7 北丹沢12時間山岳耐久レース 2位
連戦を支えるアスリチューン
牛田選手は、アスリチューンについて、『他のジェルにはない飲みやすさとおいしさで、自分との相性は抜群です。練習でもレースでも常に手放せないアイテムです。』と語っています。疲労が溜まっていると感じた時にはスピードキュアを使用し回復のための努力をしています。
トレイルレース、スカイレースの選手層は厚く、トップ選手であってもコンディションを整えることができなければ上位に入ることは困難です。また、過酷なレース展開になればなるほど補給が勝負の鍵を握ります。疲労困憊の状況でも飲めるエナジージェルがなければ戦うことはできません。
『飲みやすい』というのは大きな武器です。牛田選手はその大きな武器を昨年から手に入れ頑張っています。
アスリチューンとともに強くなれ!!