その6
トレーニング画像
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解説例
再び皇居に戻ります。
この画像を見ると、いろいろ感じることができると思います。
危険と思われる箇所・・・門の右側に注意
画像には、ランナー、歩行者、自転車が写っていますが、まず注意しなければならないのは、門の右側から出てくる自転車や歩行者です。
画像に写っている黒いTシャツや、紺のTシャツをきたランナーは、もし反対側から自転車や、歩行者、もしくは逆走してくるランナーがいたとしたら避けることができないかもしれません。
自転車に乗った大人の方や、女性ランナーは見通しが悪い右側ギリギリを走るのは危ないと判断し、左側から大回りしているので、反対側から歩行者や自転車がいたとしても難なく避けることは可能です。
門の右側ギリギリを走れば最短距離かもしれませんが、そこを危険と思わずに走るランナーは、危険を感じ取る感覚をもう少しつけないと、いずれ大きな事故に巻き込まれるかもしれません。
反対側からくる歩行者の立場に立てば、最短距離を歩いてくるのは自然だと思います。もちろんランナーが次から次へと走ってくるのだから、危険と思いながら歩いてくる歩行者は気をつけるから正面衝突はしないかもしれません。ただその歩行者はどう感じるでしょうか?多分『影になっている箇所も確認しないで突っ込んでくるランナーは本当に危ない。』と思うでしょう。
また、自転車の立場に立てばどうでしょうか?
日本の交通ルールは左側通行です。
車やバイク、自転車を運転する人は、意識しなくても左側を通行します。画像に写っている自転車も門の右側ギリギリは見えなくて危ないと考えたのではなく、無意識に左側を通っているのかもしれません。
そうなれば、反対側から向かってくる自転車はこの画像から見て右側を走ってくると考えたほうが自然です。
黒いTシャツのランナーの走りを見ると、多分キロ5分くらいでしょう。これは時速12キロですから、1秒間に3.3m進みます。反対側からくる自転車も同じスピードなら、1秒間に6.6m接近します。この角度で入ったとすると反対側からくる自転車に気づいた時はぶつかった時かもしれません。
皇居ルールを無視したランナーもいるかもしれません。ランナーではなく、急いで小走りになった歩行者がいるかもしれません。
どちらが悪いという話ではなく、事故を起こしたら怪我をして走れなくなるかもしれないし、賠償義務を負うかもしれません。
その他、桜田門周辺は週末になると多くの観光客で賑わいますので注意が必要ですが、この箇所は特に門の右側を走ると非常に危険と思ってください。左側を通る限りさほど危なくはありません。
皇居に限らず、このようなブラインドになっている箇所では、自分にとって最悪の状況を考えて走ってください。