【サポートランナー報告】小川 久男 OSJおんたけウルトラトレイル 100マイル 完走報告

トレイルランナー

アスリチューン・サポートランナーの小川久男選手から、7月18-19日に開催されたOSJおんたけウルトラトレイル100マイルで完走したと報告がありました。


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使用したレース

大会名:OSJおんたけウルトラトレイル 100マイル

開催日:2015 年7月18-19日

コース:距離約155km 累積標高(±)6,400m

詳細は OSJおんたけウルトラトレイル 大会ホームページ をご参照ください。


*OSJおんたけウルトラトレイル 100マイルは過去の同大会100kmを14時間以内に完走した選手のみ参加できるエリートカテゴリーです。そのため100km(累積標高 3,000m)の制限時間が20時間に対し、100マイル(累積標高 6,400m)の制限時間は24時間と非常に厳しいタイム設定となっています。


(参考)私が厳しいと思う国内トレイルレース10


小川選手の成績

タイム:20時間31分24秒

順 位:11位(年代別順位 4位)

レース前の状況

トレイルランナー

レース数日前に小川選手とお会いした際に、おんたけの目標タイムは20時間。そしてレース中はエナゲイン(通称 赤)ポケットエナジー(通称 黒)を1時間に1個交互にとるので合計20個使うと話していた。

また今年は鏑木さんが指導するチーム100マイルで練習する以外にも、可能な限り山に入って一から叩き直したので、後は走るだけと語っていた。

レース前の練習は台風の影響もあり、通勤ランと昼休みランは水曜日までで、木・金曜日は疲労を抜くようにストレッチや、上半身の筋トレだけしてコンディションを整えて100マイルレースに挑んだ。

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レース経過

トレイルランナー

小川選手より

『OSJのエイドは最低限の補給食があるだけなので、エイドに頼る事ができず、必要な補給食は自分で用意しなければなりません。そこで僕はエナゲイン(通称 赤)ポケットエナジー(通称 黒)を5個ずつ持って、途中にあるエイドのデポジットにも同じく5個ずつ預けました。他は飴やキャラメルのみ。

序盤は上りでへこたれそうな時に、ポケットエナジーを中心に摂取してました。エナゲインは少し塩っ気があるので眠気覚ましに摂取してました。

スタートから52kmの第一関門が序盤の重要区間です。スタート直後のロード区間は飛ばし過ぎず、緩め過ぎず、淡々と走りました。林道に入ると、これでもか!というぐらいアップダウンが繰り返されますが、足腰のダメージを最小限に抑えながら走りました。


第一関門から第二関門までのループ(100マイル参加者のみ走行)は、140名ぐらいの出走者しかいないので、コースを進むにつれ、前後に誰も居なくなり、単調な上り林道では睡魔との戦いでした。

暗闇と降雨のなか立ち止まる事もできず、フラフラしながら進みました。

何か対策は無いかと、大声を張り上げたり、エナゲインを摂取したり、飴やキャラメルで口を動かしたりと必死で睡魔と戦いました。

トレッキングポールを使ったのはこの辺りからです。フラフラの身体を支えるかのように使いました。


第二関門の72kmを通過後は、100kmの選手と合流。寂しかったループ区間から解放されました。友人にも会い、お互い激励しあいながら。眠気も少し紛れました。

この第三関門までの区間が睡魔との戦い一番辛かったです。冷たい雨で寒さもこたえましたが、生姜エキスが入ったエナゲインなどを補給できたことから何とか耐えることができました。いつもなら僕よりずっと速い選手が近くにいて、低体温症になってDNFだったとか本当厳しいレースでした。

三浦ダム付近の景色に癒やされた感じもあり、数少ない景色を楽しみました。


第三関門103kmからデポジットのある第四関門118kmまでは、今までの区間に比べて15kmと短い事もあり、距離をカウントダウンするように進みました。途中で100km出走していた仲間と運良く合流できました。

トレイルランナー

実は睡魔からコース脇で居眠りしてた所を発見され、起こしてもらいました。そして一緒に行こうといわれ、近況報告など色々な話をしながら、ペースをサポートしてもらい第四関門まで行きました。大阪の姉さんとの会話は面白くてほんと救われました。


第四関門からゴールまでは43kmと、フルマラソンとほぼ同じ距離です。

ボロボロの身体でフルマラソン??って弱気になりそうでしたが、関門で11位と聞いて目指せトップ10!とモチベーションが再び高まりました。

残りはガツンと上って、ガツンと下る単純なコースだけど既に足は終わり気味だったので厳しかったです。125km辺りのループ走行中に、至近距離ではないけど熊を見て大きな刺激が入りました。

ループが終わった154kmからゴールまでの7kmは、100km選手のボリュームゾーンで、お互い讃え合うように併走したり、ぶち抜いたりゴールまで一歩一歩噛み締めるかのように走りました。

トータル距離はおそらく161kmです。

雄叫びをあげてのゴールでした。

仲間が待っててくれて本当嬉しかった。感動しました。

トレイルランナー

総合11位 40歳代4位 20時間31分24秒

欲張り過ぎた目標(総合10位 年代別3位 サブ20)にそれぞれ一歩届かずでした。あんな林道大嫌い!と言い放っても、また来年エントリーしちゃうと思います。

レース中のアスリチューンの使用タイミング

トレイルランナー

スタート前にエナゲイン(通称 赤)と、ポケットエナジー(通称 黒)を飲み、レース中は1時間ごとに交互に1個づつ摂り疲労とダメージを最小限に抑えました。

サプリメント

サプリメント

アスリチューンはガツンとした甘味がない事で、内臓疲労の激しい身体にもスムーズに吸収される感じです。僕にはこの位ソフトな感じが合っているようです。他のジェルやバーなどでは、飲み込み難かったり、咽せたりします。そして摂取後に喉が乾いたり。

今回20個用意したジェルをほとんど飲み干しましたが、気持ち悪くなることはありませんでした。

僕がアスリチューンをすすめた数名の仲間もレース後に、「今までに無い良いモノ!!」って、大絶賛してくれました。

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