攻略法その9 自己ベスト更新や完走のために大事なこと(中編)

サロマメダル

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ランナーとの会話について

今回私はレース中にたくさんの方とお話ししました。ある程度ペースは速いのでずっと話し続けるような無駄なことはしませんが気分転換なります。同じようなペースで走っている方ならかなり長時間一緒にいるわけですから多少でも話すことで親近感が増して一緒に頑張ろうって気持ちにもなります。

ただ注意しなければならないのは、話すことで仲良くなったとしても相手がペースダウンしたら付き合ってペースダウンしてはダメです。先に行きましょう。自分のペースは決して崩さないことです。

また気が散るほど話しかけてくる人もいます。その場合は冷たいようですが答えるのを止めましょう。自分のリズムが狂ってしまいます。特に優しい女性は男性から話しかけられるとついつい嫌でも答え続けてしまう方がいますが、嫌だったら答えるのを止めましょう。話しかける方も相手が拒んでいると感じれば少し話しすぎたと思って話しかけるのを止めるでしょう。

ウルトラマラソンに限らずリズムは非常に大事です。話すことでリズムがよくなるならずっと話したって良いと思いますが、話をすることで疲労が増したり、ストレスが溜まるならダメです。

またキツイとか苦しいとか、脚が痛いとかネガティブな発言が出てきたら、ファイトとか次のエイドまでもう少しと励まして先に行きましょう。その方は無意識に口走っているかもしれないけど、それをずっと聞いていたら自分の思考もネガティブになってしまいます。またペースが変わらないのなら急に先に行くのもペースを乱すので、エイド休憩の際に休憩を短くしてサッと先に行きましょう。

もちろん、レース前から仲間と今日は一緒に走ろうねと決めていたなら励まし合い、仲間がネガティブになってきたら叱咤激励をして一緒に走りきってください。

また辛そうなランナーを抜くときやすれ違うときにファイトとかナイスランとか声をかけることは、自分の走りにも効果的になることがあります。ずっと叫び続けていると自分の近くのランナーから鬱陶しく思われますが、ポジティブな言葉を口に出すことで自分に対しての応援にもなるのです。自分も辛い時には恥ずかしがらずに試してみてください。自分も相手も元気になれます。

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感謝の気持ちを伝える

感謝の気持ちを持ってというと、そんなことは分かっていると思われる方は多いと思います。ただエイドスタッフや沿道の方に『ありがとう』とか伝えることで相手が気持ちいいだけではなく、自分自身が優しくなれます。

100キロ走るなんて過酷なことをしていて、苦しくてしょうがないのに、ありがとうって言える自分って素敵だな〜なんて思えたりするのです。それもポジティブな方向に進みます。

そして自分が『ありがとう』と伝えれば、きっとその方も私に向かって満面の笑みで『頑張って』と言ってくれます。

力になりますよね。

辛くなったら笑ってみる

苦しくなった時の自分の顔をイメージしてみてください。たぶん歯を食いしばって顔を引きつって走っていると思われた方が多いでしょう。

いつも満面の笑みで走られている方もいますが、満面の笑みで走られている方はだいたい良い走りをしています。良い走りをしているから満面の笑みなのかもしれませんが、ここではどちらが先かは書きません。

ここでお伝えしたいのは辛くなったときに口角を上げて『ニッ』とか『リッ』とか口に出してみてください。

それだけで『せっかくの休日にこんなきついことをやるなんてホント嫌になる。もう絶対に走らない。』とネガティブになりかけていた自分が、『せっかくの休日にこんなきついことをやるなんてホント自分ってアホだよ。でもそんなアホなことをしてる自分ってなんだかいいね』に変わるかもしれません。

ストライドでなくてピッチで

サロマデータ

サロマデータ

サロマデータ

このデータの右から2番目の平均ピッチは平均ストライドの間違いです。私の間違いではくガーミンのページがおかしいようです。また左から3番目が平均ピッチです。これは1分間の接地回数です。

また1枚目はスタート直後の10キロ、2枚目は50キロまでの10キロ、3枚目はゴール手前10キロです。

見てお分かりになるようにピッチ数はほとんど変わりませんが、ストライドは短くなっています。ストライドを伸ばそうとすると脚や膝を高く上げるような走りを意識する人もいますが、それ以上に地面を強く押せばストライドは伸びるのです。 トップランナーがゆったり走っているのに驚くほど速いのは地面を押す力が強いのです。

しかし最初から地面を強く押す(地面を蹴る)ような走りをしていると脚への負担は大きくなり、そのような練習をしていないと中盤以降崩れる可能性が大きいと思います。

私自身終盤までストライドが落ちない走りをしたいと考えていますが、一定落ちるのは仕方がないと思っています。ただピッチ数は絶対に落とさないように走りました。

走り方は様々ですし、狙うタイムによっても一概には言えませんが、フルマラソンを走る時より遅く走るわけですが、ピッチ数を減らしてゆっくり大きなフォームで走るのではなく、ピッチ数は変えずにストライドを小さくして走るのが効率良い走りだと私は思っています。

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