2014年大田原マラソンのスタート前の画像です。ヘチャポンさんこと飯田さんに撮影していただいたものです。
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参加人数が少ないエリートレースは競技場スタートが大半ですが、参加人数が数千人規模の大会でも競技場スタートのレースはあります。
大田原マラソン以外にも防府マラソンがすぐに浮かびます。
競技場スタートの大会のスタートはかなり怖いです。例えば画像の右側(インコース)のランナーは最初のコーナーもインコースを走っていきますが、左側(アウトコース)に並んだランナーも最初のコーナーでは、多少なりともインコース側に寄るランナーが多いです。
その結果、ランナーが交錯する危険性が増します。仮に最前列に一番速いランナーが並び、その後もタイム順に整列しても、外側から自分の前にランナーがかぶせてきたら、衝突防止のためにスピードを緩めます。そうすると後ろのランナーとの衝突リスクも高まります。
実際はタイム順整列ではないので、そのリスクは非常に大きいです。
この時も、私の数m前方でランナーが転倒し避けるのが大変でした。何人かは巻き込まれていました。
優勝争いをするなど最初からスタートダッシュをしたいランナーは別にして、スタートで大事なことは安全に巡航スピードで走れる箇所まで接触リスクを出来るだけ避けることです。
その点を考えると、比較的前に整列するのであれば、外側に整列して大回りして行けば、多少距離は伸びたとしても安全にスタートできるでしょう。(エリートレースは、ゼッケン番号順整列ですから、並ぶ位置は選択できません。)
前方に整列しない場合もコーナーがキツイ競技場スタートの場合は外側の方がスムーズに走れます。
また、今回は簡単に触れるだけにしますが、数千人規模以上のマラソン大会はスタートブロックが割り当てられていると思います。少なくとも決まってない大会を私は知りません。スタートブロックは資格タイムや申告タイムにより決まりますが、申告タイムの場合は少しでも前から走りたいと100%出せないタイムを申告する方が残念ながら少なからずいます。
もちろん、ベストタイム4時間の方でも練習を積み急成長して3時間切りが狙えるなら2時間59分と申告しても良いでしょう。ただ申告タイムを速くしてAブロックスタートになり、さらにその前方に並ぶなら、少なくともスタート時はそのタイムを狙うのに妥当なペースで走って欲しいものです。
ほぼ最前列からスタートして、いきなりキロ5より遅く走るランナーを見たことありますが、かなり危険です。
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今回お伝えしたい位置は、前後の位置ではなく、左右の位置についてです。
競技場スタートではなく、道路からスタートするマラソン大会の時に、あなたが整列するのは、右側?左側?それとも真ん中ですか?
私は2011年開催の第一回大阪マラソンでサブ3を狙って夢破れましたが、それ以降無意識に整列位置を考えていたようです。
今回、フルマラソンレースマネジメントセミナーの資料を作っている中で無意識に行動していたことを、言葉にしていきましたが、スタート位置も気をつけていたことを自覚しました。
大阪マラソンで何が起こったかというと、私はAブロックスタートでしたが、整列時には前方に多くのランナーがいました。私は右側に並んだ記憶があります。
当時大人気の橋下府知事がスターターで、いろいろ話をしてからスタートになりました。
その後、予想外のことが起こりました。橋下府知事とハイタッチしようと、中央に並んだランナーを含めてランナーが右へ右へと寄ってきて前に進めないのです。(記憶が不鮮明で府知事が左側にいたなら左へ左へです。)
その時はサブ3狙っていたので、走れない状況に焦り、たぶん心拍数を上げてしまったように思います。
答えを書く前に分かってしまったと思いますが、私が無意識に整列しているのは、右側、左側と決まった側ではなく、タレントやスポーツ選手などがスターターや挨拶をするなら、その位置と離れた側です。
ハイタッチをしなくても、タレントを見ようとスピードを落としたり・画像を撮ったりするランナーも入るので、離れた方が安全です。
危うい場所には寄らないってことです。
大事なことは、ランナーがどのように走るかを想像することです。そのような観点で想像するとランナーの導線が見えてきます。
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