キャタピランを初めて手にしたのは4年くらい前です。
最初に使った時は本当に使いやすいのか半信半疑でした。結び方はホームページ等に紹介されていた普通の靴紐のような結び方をしました。どのくらい締めれば良いか分からず、いろいろ試しましたが、緩いとフィット感が甘く、締めると甲が痛くなったりと馴染めず、しばらくして使わなくなっていました。このような方はウルトラプロジェクトメンバーにも結構いました。
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しばらく時間が経過し、2014年ソウル国際マラソンに参加した時に、ソウル国際カラーのキャタピランをいただき、その時普段履きにしていたトレランシューズのバハダに巻いてみるとなかなか良い感じでした。
最初に使った時にうまくセッティング出来なかったのは、靴紐の感覚でキツく締めていたからのようです。
その後、練習やレースでも使い始めましたが、しっかりフィットさせるには毎回キャタピランを全体的に緩めてからセットしないと、一部はキツく、結構面倒臭かったです。
キャタピランはコブがあることで抜けないようにしているので、抜こうと思うとパチンと外れて痛い思いをしたりもしました。
その過程でいろいろな巻き方を教えてもらって試しましたが、どれもダメでした。
そんな中で箱根駅伝でも活躍した濱矢さんが考案したというHAMAYA巻きを試してみたらこれがハマりました。
濱矢さんは、子どもが簡単に結べて、また締めすぎることで甲などを故障しないように考案したようです。
この巻き方については、以前紹介しましたが、ウルトラプロジェクトメンバーの多くが、この巻き方を気に入り、一人で10本くらいキャタピランを購入したメンバーもいます。
この巻き方をすることでフィット感が悪く、下駄箱で眠っていたシューズを再生することもありました。
キャタピランというと、簡単に楽に履けるというキャッチコピーから、ファンラン向きのようなイメージがありますが、私はロード・トレイル関係なく使っています。
今回紹介する巻き方は、HAMAYA巻きを活用したアレンジバージョンです。
HAMAYA巻きはつま先側のヒモは2コブほど出し、また極力緩く巻いて足首付近だけを少し締めることで甲を痛めずにフォールド感得る巻き方ですが、アレンジバージョン(仮にウルプロ巻きといいます。)はつま先側のヒモを5コブほど出してから巻いていきます。
これはキャタピランを使う前の状態です。この結び方も工場出荷状態とは違います。
つま先側のヒモは5コブほど出します。画像は7コブありますがこれだと上が足りなくなります。余る方なら7コブでも構いません。画像のように小指側に出すようにしてください。
そこから親指側の穴を下から上に通します。そのキャタピランを小指側の穴の上から下へ通してコイルのように巻いてきます。
コイル巻きと言ったほうがイメージしやすいかもしれませんね。
一番上まで巻き終えました。
上の余りはコブ3個なので、これではチップを付けることができませんが、このくらいのセッティングで、私は大会会場に持参します。
横から見るとこのような感じです。
シューズに足を入れたら、HAMAYA巻きは足首側を締めますが、私は全体的にフィット感を高めたいので、履く前にセットした各列の団子を一個づつ詰めてようにしてちょうど良くフィットする位置に合わせていきます。
この時にチップを普通のシューズのようにセットしていると、調整が難しいです。それを改善したのがウルプロ巻きです。
この段階ではチップはまだ付けません。この状態でアップなどしてフィット感を確かめます。
この時注意して欲しいのは、両端のヒモが左右に広がりますので、このように紐に絡めてください。親指側の紐が反対の足首にぶつかったり、何かに引っ掛けたりするので、この状態で走るのであれば、他の紐にすべて織り込んでください。
程よいフィット感が得られた段階で、計測チップを付けます。
計測チップの穴の下から通して上から抜きます。
足首側のキャタピランも同様に、計測チップの下から上に通して、上から抜きます。
そしてその紐を他の紐に編み込んでしまえば外れません。
フィット感が悪いと思えば、計測チップは簡単に外せるので、微調整してまた付けてください。
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計測チップには様々な形状があり、今回のように四角い板に穴が空いているタイプでないのもありますので、その時はどう結ぶか別に紹介します。
今回の巻き方は独立した2本の紐がチップを抑えているので、仮に片方が外れても落ちることはありません。また仮にチップの上に出ている紐の部分が切れたとしても、コブで抑えているのですぐには落ちないでしょう。
ご自宅にキャタピランがあれば是非試してみてください。
この巻き方に限りませんが、レースで使うのであればしっかり練習で試してください。
この週末開催のえちごくびき野100キロマラソンにエントリーしているので、この結び方で走ってきますが、チップ形状はどうなんだろう。。
信越五岳トレイルランニングレースからまだ20日。ほとんど疲労抜きに費やしましたが、これからエントリーする来年のウルトラマラソンなど長いレースは、もう少し間隔を空けようと思います。
今回はどのくらいで走れるかは、走ってみないと分からない状態ですが、一生懸命走りつつ2年に1回の人気レースを楽しんできます。
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