午後練の話に入る前に、以前スピードはピッチ×ストライドで決まるという記事を書きました。
速く走るために考えて欲しいこと 〜スピードはピッチ×ストライドで決まる〜
こちらも合わせて読んで欲しいのですが、100mなどの短距離も100kmなどウルトラマラソンも同じです。
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ストライドを伸ばすために何をしたら良いか?
そして、その二つのコーディネーションが大事になってきます。
例えばフルマラソン3時間30分の方を例にします。
ピッチが180なら、フルマラソンを37800歩で走ります。するとストライドは111.6cmです。
計算式は
1分間に180歩ですから3時間30分走れば、
180歩×210分=37800歩
フルマラソンを3時間30分で走る1キロあたりのペースは4.977/km(約4’58/km)です。
1分間に180歩ですから、4.977分なら896歩
1キロを896歩ですから1歩は111.6cmです。
この方が、ストライドを変えずにピッチを183に上げれば、約1.6%速くなり3時間26分台になります。
また、ピッチは変えずにストライドを111.6cmを114cmにしたら、3時間25分台になります。
両方変えれたら、3時間22分台になります。
少しの意識で大きく変わるということです。
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ここまで書いて何だか長くなりそうな予感がします。。
ウルプロ練習会の午後練や動き作りに特化した先週の週末練習会でメンバーにしてもらった、太ももや膝を上げるのではなく、膝を前に出すイメージで走ってもらうと、劇的に走りやすくなり、今まで分からなかった接地で地面を押す感覚が掴めたり、軽い力でスピードが出たと話すメンバーがいる一方で、『意識すると走りがバタバタし逆に後傾になった感じでした。』と話すメンバーもいました。
私の記事を読んでやってみたけど、同じように上手く動けなかった方も少なからずいると思います。
なぜ大半のメンバーはスムーズに移行出来たか?
それは、今まで反復して、接地時に地面を押すフォームを身につけるための練習をしてきたからです。
その動きがある程度出来るようになったタイミングで、次のステップに入ったと考えるとわかりやすいでしょう。
身体の真下で接地できるようなった段階で、膝を前に出すイメージにしたからスムーズに移行できたのです。また練習会や自宅で体幹部や尻、太ももなどを鍛えてきたので、軸足でしっかり支えられるようになったのも影響しているでしょう。
ただ、膝を前に出すイメージで走れば、後傾しにくいと思うので、そう答えたメンバーの走りは次回みてみたいと思います。
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また、何人かのメンバーから、膝を前に出すと小さい力でスピードが上がるのは良いけど、心拍数が上がり過ぎてしまい、スピードコントロールがしにくいと質問があったので、今回はそのコントロールについて練習しました。
少し長くなったので、続きを書いたら下記にリンクを貼り付けます。