昨日は悪天候予報であったので、チャレンジ富士五湖実践セミナーは前日17時に中止を決めました。土曜日は暖かい一日だったのでホント雪なんて降るのか?と思いましたが、道路の定点画像などみると積もっている箇所もあり、厳しい寒さだったようです。
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また、昨日は佐倉健康マラソンや、大島ウルトラマラソン、練馬こぶしハーフマラソン、表参道ウィメンズマラソンなどが厳しいコンディションの中で開催されましたが、走った方の投稿を読むと低体温症になってしまった方もいたようです。このような投稿を読むと2013年のチャレンジ富士五湖を思い出します。
今年のチャレンジ富士五湖がどのような天気になるか分かりませんが、他のウルトラマラソン含めて、どのような装備で走ったら良いのかの目安になるよう当時のブログを参考にして今の考えをまとめてみます。
2013年4月21日
極寒の富士五湖完走しました。。
タイム的には7回目の100キロにして初めて10時間を超えてしまったけど、今日の気象状況とそれに伴う私の体調悪化から考えると満足ではないけど出せる力は出せたと思ってます。。
昨夜からの雪はスタート前には冷たい雨に変わり、路面には残雪と冷たい雪解け水が川になっておりその中を走りました。気温も低く雨も冷たい。そして足元も冷たい水にどっぷり浸かるわけだから全身が冷えました。
普通はスタート時にペースを意識しないで走ると5キロ24分台に落ち着くのですが、今日は26分から27分台だったので寒さから明らかに身体の動きが悪いのを感じました。ただ悪いのに無理にペースアップすると疲労が溜まるのでそのペースで走りました。
しかし指先も悴んで何も掴めない。。ジェルを出すのも大変なんです。時間がたてば少しは暖かくなると期待しましたが結局ゴールするまで暖かくなることはなかった。
ホント酷い痺れでトイレに行ってパンツを下ろすのも大変で、用をたした後に上げるのも大変なんです。そしてショートパンツのフックを押して留める力もなければ、ヒモも結べません。私はエイドのおじさんにしばってもらったけどおじさんも痺れていて結ぶのが大変でした。。
ジェルの封が切れないから歯で開けたらあろうことか差し歯が取れてしまった。
見つからないからそのまま先に進みました。
とにかく寒くて指先などの末端だけではなく、手が痺れてしまいほとんど感覚がない状態でした。手袋だけでも工夫をしたら全く違うレース運びになったと思います。
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仲間の何人かは低体温症になりリタイアしましたが、私はそこまでには至らなかった。ただし冷えはお腹にきて序盤から下痢になりました。スピードを出すとヤバイ状況なので耐えの走りになりました。
30キロ、52キロ、81キロで我慢の限界になりトイレに入りましたが、特に30キロのトイレはめちゃ込みで15分くらいロスしました。。みんな寒さからお腹を壊したみたいです。
81キロではトイレに行ったらサブテンは絶望的だったけど我慢の限界に達したので仕方なく行きました。用を足しながらサブテンが無理になった悔しさを噛みしめました。
過去に100キロまでのロードレースで大に行ったのは合わせて1回だけです。それが3回もあったらタイムになりません。
30キロのトイレに入った時の記憶は今でも覚えています。レース中なのに、思うように進まないじれったさの中で時間だけが経過していく焦土感は悪夢の中の出来事のようでした。
軽い低体温症になりながらも、ラスト20キロを頑張ればサブ10はギリギリ間に合うかもしれないところまでギリギリ粘りましたが、その時にトイレに向かわざるを得なかった敗北感もハッキリ覚えています。
20キロごとラップ1:49:10 (小2)-2:06:07(大1)-2:05:37(大1)-2:01:00-2:23:07(大1)
10:25:01
いつもは72キロのトップに47キロくらいで抜かれるけど、今日は38キロくらいで抜かれた。しかし100キロと112キロのトップとすれ違うとこは、私が40分くらい遅いのにいつもと同じようなとこですれ違いました。それくらい100キロと112キロは過酷でした。
優勝タイムも昨年より40分以上遅かった。
ただこんな体調でタイムでしたが、一瞬たりともリタイアしようって思いは浮かびませんでした。何があっても完走できる自信はあったし、完走するって強い気持ちがありました。
連続記録はいつかは途切れるものだから悔いはありません。
今回が初ウルトラの友達が何人もいましたが嬉しいことにほとんどの方が完走しました。今日ほど過酷なレースは滅多にありません。そのレースを完走したのは凄いことです。自信を持ってください。
レース直後にこのように書いていますが、初100キロからサブ10を続けていて、 さらにコースは違えど6回目まで全て自己ベストで8時間56分まで上がっていた時のレースでしたから、色々なモノがなくなった悔しい気持ちが文面から伝わってきます。
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また、レース翌々日に、私はどのような装備で走ったが、このような装備だったらもっとパフォーマンスを発揮できたかを振り返っています。
雪が降るような寒さのレースではどのような装備で走れば良いのか、参考になると思います。