で今年の野辺山ウルトラは過酷だったと書きましたが、特に女子100kmの完走率は40.2%(出走者数 326人 完走者数131人)と5人中3人はゴールできていないという状況でした。
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その中で、100kmウルトラマラソンに初挑戦するためにウルトラセミナーに参加いただいたSさんは、12時間台の好タイムで完走しましたので、どのような準備をしたのかなど質問しました。野辺山ウルトラにチャレンジしようと思っている方だけではなく、初めてウルトラマラソンにチャレンジする方も参考にしてください。
まずSさんは圧倒的な走力を持つランナーではありません。1月に開催した野辺山対策セミナー参加時のフルマラソンベストタイムは2014年11月 湘南国際マラソンの4:00:30(ネットタイム)でした。
なぜ野辺山にエントリーしたのか?
→ 歩いても構わないと考えることは、ウルトラマラソンに関しては大事なことです。歩いた方が結果的に速くゴールできることもあります。
レース前にどのような準備をしましたか?
→ 一回で60km程度を走る練習も良いのですが、Sさんのように2日に分けて行う練習も効果あります。
どのくらいのタイムで走れると思いましたか?
→ Sさんはセミナー後のいわきサンシャインマラソンを3時間45分で走ったので、その約3.4倍の12時間40分を目標タイムに設定しました。結果は12時間31分13秒と目標タイムより10分近く速く走りきりました。またレース前に設定した区間タイムとほぼ同じペースでゴールしました。
気温が高くなることへの対策はしましたか?
→ 事前に相当暑くなることを想定して準備をしていたことも今回の結果に繋がりました。
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どのようなレース展開でしたか?
スタート〜42kmは、景色を眺めながら、先々の道のりを想像しながらアップダウンを進みました。意外とあっという間でした。
42km〜71kmは、山から里へ移動して、聞いていた通りの暑さを実感しました。すれ違い区間が長く感じられ、エイドが待ち遠しく、この距離は頭に入れておけばよかったと思います。
71km〜フィニッシュは、ドロップバッグに入れておいたレッドブルが効き、馬越峠をがんばれたと思います。話に聞いてはいましたが、フィニッシュ会場近くの音を聞いてからが長く感じられ、この区間は下見しておいてもよかったと思いました。
レース中に意識したこと
→序盤は標高が高いことから心拍数は上がります。ここで無理をすると後半にダメージが残るので正解です。また疲れてきたらフォームを意識するなどセミナーで伝えたことを行ってくれました。
どこで完走出来ると思いましたか?その時の気持ちは
その他野辺山を完走して大事だと思ったこと
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大会中に使用したサプリメントなど
(スタート前)
・アミノバイタル パーフェクトエネルギー×1
・カツサプ×1
・ウィンゾーン エナジーエナジー×1
(レース中)
・塩熱サプリ
・アミノバイタル ゴールド
・オルガニックジェル
オルガニックジェルの味は好きです。今回はカフェインに期待して摂り、効果があったと思います。
エナジージェルは、前半ノンカフェインで、後半はカフェイン入りをとりました。私はある程度の量を持つとなると、ウエストポーチよりもザックの方が安定するので、ザックを持つか、ジェルの携行量を減らしてウエアのポケットで済ませるかの二択でしたが、暑さ対策もあり、ザックは持たず、ジェルは保険としてポケットに2つだけ持ちました。また後半使用したカフェイン入りジェルはいつもショッツを使っています。効果は感じています。マグオンのカフェイン量だと効かなかったので、ショッツのカフェイン量を1つの目安にしています。
(その他)
ウルトラセミナーの感想とウルトラマラソンについて
セミナーでは目標タイムの計算方法など客観的な情報がとても参考になりました。実体験をもとにした感覚的なアドバイスで、レースをよくイメージできて、ますます楽しみになりました。レースを走ってみて、ウルトラマラソンの楽しさを実感! いろいろなレースを走ってみたくなりました。