いまさら感ある内容だと思われる方もいるでしょうが、私は10日ほど前に友人と話していて知りました。
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UTMFの公式ページに掲載されてる日本国内におけるITRA認定レース一覧 ※2017年10月15日現在 を見るとOSJ ONTAKE100kmのポイントはこのように決まったようです。
開催年 距 離 累積標高 ポイント
2016年 99.8km 4,850m 5ポイント
2017年 96.9km 2,210m 4ポイント
ITRAポイントは距離と累積標高により決まります。
計算式は、距離(km)+累積標高(m)/100m
その数値によりITRAポイントは以下のように決まります。
25〜39 → 1
40〜64 → 2
65〜89 → 3
90〜139 → 4
140〜189 → 5
190〜 → 6
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そのポイントの獲得によりUTMFやUTMBの出場資格が決められています。
この計算式によると2016年、2017年のONTAKE100kmはこのようにITRAポイントが計算されました。
2016年 99.8+4850/100=148.3 →5ポイント
2017年 96.9+2210/100=119.0 →4ポイント
もちろんコース変更やコース短縮があれば、距離や累積標高が変わるのは当たり前ですが、私の記憶の範囲では2016年と2017年ではコースは変わっていません。(もしかすると多少変わっている部分はあるかもしれません。)
コースが変わってなくても、計測し直しで距離がこの程度変わってもおかしくありませんが、累積標高がなぜこんなに変わるのか非常に疑問です。
なんと2640mも上りがなくなってしまったのです。。
富士登山競走の累積標高は約3000mですから、スタートからゴール直前の八合五勺までの上りがなくなったのと同じです。
実際、昨年初めて走った感覚でも4,850mもあるはずがないと感じていましたが、今年スントスパルタンウルトラでの計測値はこちらです。
ラスト3km手前でバッテリーが切れたので、距離はほぼ100km、累積標高は2450mくらいだと感じていました。このGPSはウルトラマラソンなどでもかなり正確に記録します。
今年のITRAポイントの数値は感覚的にも少し厳しめと感じますが、そもそも2016年の数値がおかしすぎるのです。
そもそもONTAKE100kmの累積標高は3000mと記憶してますし、「おんたけウルトラ 累積標高」で検索すると、様々なブログなど出てきますが、「大会案内では累積標高3,000m、私のエプソンでは3,000mとちょっとでした。」など出てきます。私が2年前にまとめたトレイルレース一覧でも3000mと書いています。当時は大会ページにそのように表記されていた記憶がありますが、先ほど見たら過去の大会含めて累積標高は書かれていません。
3000mが4850mになったのも謎ですが、それが半分以下になったのも謎です。
参加者の中には、UTMFやUTMBに出場するためのITRAポイント獲得を目的にしている方もいます。
私は走れるトレイルと思ってエントリーしました。(実際走れませんでしたが。。)
また結果的にUTMB参加のための15ポイントに達したら良いとも思っていました。
ちなみに
2016年
ONTAKE100km 5ポイント
信越五岳110km(コース短縮) 4ポイント
2017年
ONTAKE100km 4ポイント
信越五岳100マイル(コース短縮)5ポイント
信越五岳100マイルはコース短縮になりましたが、スントスパルタンウルトラでも累積標高は4000mをはるかに超えたため5ポイントは確信し、2年間のONTAKE100kmの5ポイントと合わせてUTMB参加資格の15ポイントを獲得したと思っていました。
UTMBにエントリーするかどうかは別にして、エントリーできる資格を得ているのと得ていないのは大きな違いですから多少ガッカリ感はありますが、そもそも2016年のONTAKE100kmは4ポイントのままで良いのか?という気持ちもあります。
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ITRAポイントがどのような審査をしてポイント付与しているのか詳しくは知りませんし、2016年と2017年のITRAポイントはどう決まったのかは知る由もありませんが、トレランレースによくある誤差とはいえないレベルですから驚きました。
UTMBの舞台に立ち完走することが大きな目標だと話すトレイルランナーは数多くいます。
しかしその参加のために、規定の期間内にITRAポイントを3レースで15ポイント獲得する必要があります。
15ポイントの組み合わせとしては、6-5-4、6−6−3、5-5-5がありますが、国内で6ポイントはUTMFなど複数の100マイルレースと上州武尊など数が少なく、天候不順により2016年のUTMFは距離短縮(2ポイント)になり、2017年は開催なしになりました。本年から開催された信越五岳100マイルも天候不順により距離短縮(5ポイント)となり、6ポイントを取るのは厳しい中で、5ポイントレースを3回完走してUTMBエントリーに必要なポイントを得たいとONTAKE100kmを走ったランナーにとっては、4ポイントになったことは非常に残念なことだと思います。
トレイルの距離や累積標高は参考程度と思っていますが、UTMBやUTMFに参加するランナーにとってはしっかりした運用をしてもらわないと困ります。
追記)
距離や累積標高を精査しポイントを決める方法として、大会主催者は実際に走った複数のランナーのログデータをITRAに送り、そこでなんらかの方法によりチェック、分析をしてポイントを通知するようです。そうなるとGPSはメーカーにより精度は様々であり個体差も多少あるので、ITRAが認定したSUUNTOやガーミンの機種を指定して提出させるなど対策を立てないと同じことが起こりそうです。