11/15 午後練でのメンバーの気づき 〜ピッチを上げてみた〜後編

11/15  午後練でのメンバーの気づき  〜ピッチを上げてみた〜 前編 から続く

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■練習会での気づき

新澤さんから「もう少しピッチを早くしてみよう。今のピッチが170なら、次から180を意識して走ってみよう」とアドバイス。

その場でテンポというアプリで180のリズムでジョグをした後、5分間走でピッチ180を意識して走る。走っている途中、新澤さんが実際のピッチ180の音を聞かせてくれたのが良かったです(大体、180より遅くなっていました)。

練習会後、新澤さんが撮影された動画を観てみると、当初の上に飛び跳ねるフォームではなく、上下動の少ない省エネのフォームで走ることができていました。

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■今後の対策

・【これまでのフォームのイメージ】20cm上げて、自転車をこぐように身体の前で力強く着地させる
・【これからのフォームのイメージ】10cmあげて、あげた足を地面と平行にスライドさせて、身体の真下で着地する(以前に足を上げるのではなく、膝を前に出すという言葉が腑に落ちました)
・テンポというアプリの音を聞きながら、ピッチ180の身体に刻む
・頭や上半身が上下動し出したら、走りがストライドになって来ている証拠なので、意識をピッチに向ける
・フォームの格好良さは一度横に置いておいて、いかにエコで走るか考えて走る(マラソンはエンデュランススポーツ)

■注意

・再来週がつくばマラソンなので、フォーム改善について過剰に意識しすぎない

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■補足

Kさんは今年初めてウルトラマラソンにチャレンジし、チャレンジ富士五湖118km完走・野辺山ウルトラ100km完走・サロマ湖ウルトラマラソン サブ10と急成長したメンバーの一人です。大きなストライドのフォームを模索しているのは分かっていましたし、それでうまく走れているうちは余計なことは言わないようにしています。本人が走りやすく、効率良いと感じているフォームであるならそれが一番です。

今回Kさんにアドバイスしたのは、本人が故障に悩み模索していたからです。Kさんの故障は接地時の衝撃が主原因です。一生懸命練習しても故障を繰り返しては走ることがつまらなくなってしまいます。Kさん自身、藁をも掴む気持ちで平日昼間に開催される午後練に参加したのだから何か掴んで欲しいと思い改めて動きを確認し、Kさんにはどう話したら伝わるかと模索しました。

上に跳ばないで。とか、オーバーストライド直して。とか否定形のアドバイスをされると素直に受け入れられないケースもあるし、そもそもなぜ上に跳んではいけないのか?ストライドが大きいのはいけないのか?を本人が納得しなければ変わりません。

そして、Kさんとの会話の中で、そもそもKさんは上に跳ぶイメージや、ストライドを大きくしようという意識を持っていたのを確認できたので、これを否定することはKさんにしてみると自分の考えを否定されるようなものです。

そこで私はKさんに動画を見てもらい、『この走りはちょっと勿体ない。』『脚への衝撃大きそうだな。』と感じてもらってから、このように伝えました。

『ピッチを少し上げて見ましょう。Kさんは普段どのくらいのピッチで走っていますか?』

なぜピッチを上げようと伝えたかというと、ピッチを早くすることで、上に跳んでる時間がなくなるのです。Kさんが良いと思っている上に跳ぶ。ストライドを伸ばす。ことを否定しないようにしました。

Kさんは、自分のピッチを把握していなかったので、アプリを使って現在のピッチを確認したところ、だいたい170くらいでした。そこで180のリズムに合わせて音の聞こえる範囲で走ってもらいました。そしてKさんに走りやすいか聞いたところ、『凄く楽に走れる。こんな楽で良いのか?』と驚いていました。

その後トラックを走ってもらい、そのフォームを動画で撮影し、本人に見てもらいました。

Kさんの場合はピッチを上げることで、上体の真下で無理なく接地をすることができるので、地面を押しやすくなります。その結果ストライドも小さくなりません。ストライドが大きいとスピードが速い時は上体は容易に間に合いますが、スピードが落ちてくると接地時に上体が間に合わなくなり、ブレーキがかかるような接地になります。

Kさんは夜の5km変化走×2本にも参加しましたが、スマフォアプリのリズムに合わせて走ったところ脚への負担が小さかったと話しています。大会10日前ではありましたが、現在のままでは痛みに不安を抱えて思うような走りができないばかりか、大会でまた痛めかねない状況だったので、どうすれば楽に走れるか、負担がかからないか、痛みが出ないかを意識して走って欲しいと思います。

ウルトラプロジェクト練習会では、毎回アスリチューンを2個提供しています。提供理由は可能な限り良い状態で練習して欲しいことと、練習後に素早いリカバリーをして欲しいという願いから協賛メーカーである株式会社隼(ハヤト)のサポートを受けています。

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