自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその8 〜失速を防いだレース中の補給 前編〜 から続く
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今回、固形物やジェルが飲めなくなった場合の備えとして、メイバランスやウイダーinゼリーを結構持って行きましたが、メイバランスは序盤に2個使いましたが、ウイダーinゼリーは出番がなくそのまま待ち帰りました。黄色いパックのレモン味のビタミンゼリーは終盤酸っぱいモノが飲みたくなるかと持参して、終盤使いましたが、一口しか飲めませんでした。胃腸が疲れてくると酸っぱさはダメになるようです。
ポケットエナジーオレンジ味の味を調整していく中で、私はもっとオレンジの酸っぱさが欲しいと開発者に伝えましたが、既存のグレープ味と味以外の成分は変えない方針から可能な範囲で味を調整しましたが、もう少し酸味が欲しいと感じていましたが、今回24時間で使ってベストバランスだと感じました。
また、エイドでお湯はもらえるので、普段家でも飲むことがあるクラムチャウダーと海老のビスタも飲みました。塩分をしっかり感じます。
ドリンクは冷たく胃腸を冷やすので、胃腸が疲れていると感じたら温かいモノが有効です。ふと信越五岳にこれ持っていったら状況が少し変わったと感じました。軽いしエイドにお湯があれば作れます。今後ロングトレイルなど出る時は持参します。
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また、今年はレース中に、マルチビタミン&マルチミネラルを取ることにしました。製品はこちらです。【コンディショニングサプリ】Catalyst Conditioning レース中に3回ほど5粒づつくらい使いました。
普段の生活なら食事から身体に必要な栄養素をとれば良いと思いますが、レース中にそれは望めません。より過酷なことをして身体に負担をかけている状況だからこそ、身体のコンディションを整えることは大事です。
このマルチビタミンは毎日継続して摂取しています。
またオルガニックジェルも使いましたが、オルガニックドリンクが使える状況なので、オルガニックドリンクを優先しました。ドリンク2.5本、ジェル2個です。昨年もオルガニックドリンク使いましたが、睡魔はあったので、睡魔に関してはカフェインがかなり効いたというよりもっと総合的なことだと思います。何か気付きがあれば書きます。
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また普段からウルトラマラソンでは特に気をつけていることを書きます。
それは補給したら胃を落ち着かせる努力をすることです。ただ食べてすぐに走ると胃が驚くとしつかり休んでいたら距離は伸びません。
そこで私は一回に食べ過ぎないようにするだけではなく、食べたらエイドを出て200mくらいは歩きます。キロ6で走れば1分少しの時間ですが、その2倍のスピードで歩いても2分少々です。調子が悪いと思えばもっと歩きます。例えばエイドで4分休めば距離は伸びません。4分歩けば400mくらい進みます。1回ではないのでかなり大きな差になります。
100kmマラソンでも同様のことはよくします。一歩も歩かずに完走したい。という言葉をよく聞きます。否定はしませんが、エイドのたびにたっぷり休んでから走り出すのと、胃腸の調子をチェックしながらも歩いて先に進む。選択するならどちらが良いでしょう。私は歩きます。
また【一歩も歩かないで完走】は【自分に負けたくない。】という意味で使う方が多いと私は感じます。それなら、【自分に負けて歩かないで完走。】の方が良いと思います。
物理的に歩く選択肢をなくすのではなく、走れるけど、より速くゴールするため、目標達成のために歩く場面は結構あると思います。
以前書いたウルトラマラソンの攻略法に少し書いてますので読んでみてください。
今回書いたことは私の感覚であり誰にも当てはまるものではないと思います。
また今回は荷物が置けていつでもとりだせる特殊なレースです。フルマラソンやウルトラマラソン、トレイルレースだとスペシャルドリンクやドロップバッグはあったとしても基本自分で持たねばなりません。
そうなると、今回書いたものの中には使いにくいモノが出てきます。携行性が重要になってくるのです。
そしてフルマラソンでも、ウルトラマラソンでも、製品を選ぶ際に意識して欲しいのは、飲みやすさです。
フルマラソンではレース中にマルチビタミンまで取る必要はないと思いますが、大半の方はエナジージェルを取ると思います。市販されているエナジージェルはそれぞれ様々な工夫がされており、エネルギー補給だけではなくオマケの機能を追加しているものもあります。アスリチューン・ポケットエナジーにもマグネシウムが入っています。
ただ一番重要なのは確実にエネルギー補給ができる製品かどうかです。飲みやすくてもカロリー数が100kcalを大幅に下回っているものではたくさん飲まねばなりませんし、苦しい場面で飲めない味や食感ではそもそもエネルギーは取れません。
飲むのがストレスになるようなエナジージェルでは補給のタイミングが遅れがちになります。
その点でアスリチューン・ポケットエナジーは多くのランナーに活用されています。グレープ味とオレンジ味どちらが飲みやすいか?と聞かれると新しいこともありますが、オレンジ味が飲みやすいと感じる方が私の周りには多いです。
現在のエナジージェルに全く不満のない方は別にして、レース中にジェルを取らねばガス欠になるけど、飲むのがストレスと感じている方は試してみてください。
今回大きな落ち込みなく走り自己ベストを更新できたのは、これまで書いてきたランニングフォームやトラブル対応だけではなく、胃腸の調子を整えたことが大きいと思います。走力のあるランナーが大失速する理由の多くは胃腸トラブルです。
自己記録更新 2017年神宮外苑24時間チャレンジ振り返りその10 〜GPS時計のセッティング 無駄な情報は要らない〜 に続く