まだフルマラソンシーズン真っ盛りですが、もう野辺山ウルトラの42kmと71kmは定員に達しました。(定員の多い100kmはまだ大丈夫です。)
私は2015年は100kmの部でサブ10しましたが、翌月のサロマ湖ウルトラ前になっても疲労が抜けなかったので、2016年、2017年は71kmの部にエントリーし、2016年は総合7位(50歳以上1位)、2017年は総合9位(50歳以上3位)でした。
来年は入賞目指して準備をしていこうと思っていましたが、まさか11月22日に定員になるとは思いませんでした。
このようにウルトラマラソンにチャレンジするランナーが増えているのを感じます。
ウルトラプロジェクトでも、来年4月のチャレンジ富士五湖で100kmデビューするメンバーがたくさんいますので目標達成できるよう、そのための練習会など対策をしていきます。
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さて、ウルトラマラソンを走りたい方から「100kmにチャレンジしたいけど完走できるでしょうか?」という質問をメッセージでいただくことがあります。
ウルトラプロジェクトメンバーなら、普段からフォームも見ているし、走力も分かるから同じ質問をもらっても、どのくらいのタイムで走れるかとか回答できますが、面識もない方からフルマラソンのタイムは◯時間だけど完走出来ますか?とか、どんな練習したら良いですかなどメッセージをいただいても回答に困ります。
そもそも完走できるかどうかは、走力だけではなく、その日の内的・外的コンディションにもよります。
それに近い話ですが、オーバーストライドを直したい、後傾を直したいといったフォームについての質問もいただきますが、走りを見てもいない方に回答するのは無責任なので、「フォームを見てもいないのに無責任な回答は出来ません。」と答えています。
メッセージを読んで私が感じたオーバーストライドと、質問した方のイメージするオーバーストライドが同じ認識でない可能性はありますし、質問者がイメージしているフォームと実際のフォームが違う可能性もあります。そのようにそもそも認識が違う状況でアドバイスはできません。
今回、ウルプロメンバーからウルトラマラソンにチャレンジしたいが不安だ。と相談を受けました。同様の悩みの方は少なからずいると思うので抜粋して紹介します。
・以前からいつか一度はウルトラマラソンに挑戦してみたいと思ってた。
・今シーズン初めて1シーズンでフルマラソンを3回も走る。
・この流れでそのままウルトラマラソン出たら完走できる可能性があるか?
・ただ体力がないので不安が大きい。
質問をいただいたメンバーはフルマラソンを3時間30分台で走れる走力があり、効率的なフォームで走っているので、十分100km完走する力はあるという内容で回答したところ、3月までフルマラソンを走るので間に合うか不安と感じているようでした。
ウルトラマラソンは距離も長ければ時間も長いのでトラブルはあって当たり前です。だから走力があっても絶対に完走できるなんてことはありません。
私だって絶対はありません。
逆にフルマラソンが5時間台などの方は物理的に関門に間に合わない可能性が高いので厳しいと伝えることはあります。
100kmはフルマラソンの2.37倍の距離があります。例えばフルマラソンが5時間30分の方がそのペースで100km走ると13時間を超えます。サロマ湖の制限時間は13時間ですから、フルマラソンより速いペースで走らねばならないのだから、走力が上がらない限り物理的に困難です。
それに近い例が、今年入会したフルマラソン5時間弱のメンバーが制限時間13時間のサロマ湖にチャレンジすると聞いた時には、ちょっと厳しいかな?と思いましたが、大会まで時間はあったのでパーソナルや練習会を通じて計画的に完走できるレベルまで高めることにしました。
その結果、驚きのタイムで完走しました。
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今回メンバーに伝えたことを要約するとこのような内容です。
「完走する力は十分にある。あとは自分自身やりたいか?やりたくないか?だけです。」
100kmを完走したいと思えば、いま不安に感じていることを一つ一つクリアにしていけば良いのです。分からないことが不安を増長しているのです。
100km走るとはどういうことなのか?どのようなコースをどのくらいのペースで走れば良いのか?どのような準備をしたら良いのか?どのようなトラブルが起こりやすくどのような対処したら良いのか?どのようなシューズ?どのような補給?どのような練習?など疑問を一つ一つつぶしていけば良いのです。
そして100km走ることを自分ごとにして、現在の自分に足りないことを足して行けば良いレースができる可能性が高まっていきます。
来週チャレンジ富士五湖対策セミナーをしますが、エントリーするか迷っている方のご参加もお待ちしております。
そこで現実的に完走が可能かどうかを判断してエントリーするか、しないか決めても良いと思います。(エントリー締め切りには気をつけてください。)
そのメンバーもセミナーに参加します。質疑いれて2時間以上のセミナーですが、話を聞くだけではなくワークショップ形式でいろいろ考え計算してもらいます。
セミナーが終わった時には漠然とした不安ではなく、自分はこれから○をしないと完走できない。という危機感に変わるかもしれませんし、自信が出てくるかもしれません。現状認識をすることがスタートです。
そのため参加者全員が理解するよう30人入れる会場ですが10人強を定員にしてます。
・12/12 定員により締切
・12/14 あと数人入れます。
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(2015年 8時間54分台のゴールシーンです。)
2010年に初挑戦した時の9時間54分台から同じコースで1時間短縮しました。その前年は仕事をやめた直後で、年末からほとんど練習出来ず10時間を少し越えてしまいました。それ以後は野辺山含めて100kmを10回走りましたが全て10時間以内で走ってます。
来年のチャレンジ富士五湖は2015年のコースベスト更新を目指して走ります。
初めて100kmを走る方もチャレンジなら、過去の自分自身を超えるのもチャレンジです。その結果はもちろんのこと過程もすべて楽しみましょう。