2018年2月25日に開催される東京マラソンは12回目となります。
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参加者は35,500人で、大半は抽選で選ばれたランナーで、そこにチャリティーランナーが4,000人、や各都道府県の選考大会などで上位に入って推薦された1,800人の準エリートランナー。また人数は公表されていませんが、協賛企業等からの推薦を受けたランナーもその中に含まれます。
そして、その中に100人前後のエリート枠で出場する選手がいます。
エリートの募集要項はこちらに掲載されています。ちなみに参加費は一般ランナーと同じ10,800円です。
この資格タイムは当然ながら厳しいです。
まず、マラソンのタイムは
男子 2時間21分以内
女子 2時間52分以内
他のエリートレースの資格タイムと比べても格別に厳しいです。
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男子
福岡国際マラソン
A 2時間27分以内
B 2時間35分以内
*Aは競技場スタートで、スペシャルドリンクが置けます。
びわ湖毎日マラソン
2時間30分以内
女子
大阪国際女子マラソン
3時間10分以内
名古屋ウィメンズマラソン
3時間以内
さいたま国際マラソン
3時間15分以内
男女とも別格の厳しさです。
ちなみに2017年福岡国際マラソンで2時間21分以内で走った選手は30人。2017年大阪国際女子マラソンで2時間52分以内で走った選手は51人です。
男女とも難しいタイムですが、日本記録の何倍か?で比べると男子の方が難しいです。
男子
2時間21分÷2時間6分16秒≒1.116倍
女子
2時間52分÷2時間19分12秒≒1.236倍
ちなみに男子日本記録を1.236倍すると2時間36分くらいになります。これは福岡国際マラソンBグループに近いタイムです。
このように男子エリートで出るためのマラソンの資格タイムはかなり厳しいことは分かりますが、さらに厳しいのがハーフマラソンと10000mです。
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男子
ハーフマラソン 1時間01分以内
10000m 28分以内
特にハーフマラソン1時間01分以内って出す気あるのか?ってタイムです。
日本歴代ランキングを調べると、この参加資格をクリアしている日本人選手はたったの8人です。。
また、10000m28分以内も歴代で66人ですから厳しい資格です。
女子
ハーフマラソン 1時間11分以内
10000m 32分以内
これらはこちらのページを参考にしました。
女子もかなり厳しい記録ですが、ダントツで厳しいのは、男子のハーフマラソンです。
なにせ、大迫傑選手も、神野大地選手も、マラソン日本記録保持者の高岡寿成選手もクリアしてないのです。
なぜ、このような資格タイムを設定しているのか不思議です。
ちなみに福岡国際マラソンAグループは1時間05分以内で、びわ湖毎日マラソンは1時間10分以内ですが、こちらは、箱根駅伝の選手などが初マラソンにチャレンジする際に使われる資格タイムです。
東京マラソンに、マラソン経験のない箱根駅伝選手が出ていますが、おそらく、10000mのタイムか、日本陸上競技連盟推薦でしょう。
東京マラソンについてはこのような記事も書いています。合わせてお読みください。
*東京マラソン参加費は驚くほど安い
*東京マラソンの当選確率を高める方法
(追記)
理由はIAAFゴールドラベルレースの要件??