2月4日に開催された別府大分毎日マラソンでウルプロメンバーの苅谷高宏さんがsub3(2時間55分11秒)達成しました。
ウルトラプロジェクト入会後にsub3ランナーになったのは苅谷さんで4人目です。
sub3に限らず目標に向けて頑張ってきたメンバーの頑張りは嬉しいですが、苅谷さんの場合はいろいろ乗り越えてきたのを分かっているのでひときわ嬉しいです。
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レース展開など紹介する前にその乗り越えてきたことなどを文章にします。
苅谷さんが入会したのは昨年1月で、その時の自己ベストは3時間41分38秒でした。
入会申込書の目標タイム欄には、2017年東京マラソンで3時間20分以内、2017年内に3時間15分以内、そして4月のチャレンジ富士五湖118km完走、そして100kmマラソンでサブ11と記されていました。
苅谷さんが初めて練習会に参加した時に、身体能力の高さと身体の強さ、そして気持ちの強さを感じましたが、かなり頑固な性格に感じたので、これが災いしないといいなと思っていました。
入会後、負荷の高いグループに積極的にチャレンジし、力を付けて東京マラソンは3時間19分台で目標達成。初ウルトラのチャレンジ富士五湖118km、野辺山ウルトラ100kmと完走し、6月のサロマ湖ウルトラでは9時間19分23秒と目標を次から次へとクリアしていきました。ここまでは順調そのものでした。
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その直後に恐れていたことが起こりました。
なんとサロマ湖ウルトラの翌週に開催された日光ウルトラ100kmにエントリーしていたのです。それを私が知ったのはレース当日にアップしたこのFacebook投稿でした。
サロマ湖後にスネを痛めていたのを知っていたので、エントリーしていると知ってたら絶対止めましたし、自分の身体の強さを過信していると思いました。無理はしないと書いていますが走る前から痛いのになぜ出るのか?そもそも出たいレースを全てエントリーしたら故障するのは目に見えています。ここまで順調に来ていたし秋以降にさらなる飛躍ができると思っていたので非常に残念でした。もちろんどのレースに出るかは自分が決めることですが、もったいないと感じたのです。
今回苅谷さんに改めてその時の正直な気持ちを思い出してもらいました。
そして故障です・・・。
本人も書いていますが、これはチャレンジではなく身体の破壊行為だと思いました。自分の身体は他のランナーより強靭だ、故障しにくいと思っている方ほど危ないと私は思っています。
ただ故障しちゃったものは仕方がないので、この経験を生かして欲しい。そしてさらに無理して悪化させないでまずは治して欲しいと思い、何度か状況確認のやり取りをしましたが、その中で苅谷さんから頂いたメッセージを紹介します。
サロマ→日光と連続に出たことは全く後悔していないですし、むしろ良い経験になったと思っています。走れない環境になることで走る楽しさや喜び、体調の変化、新澤さんのように周りの人の心配など、普段の中では気がつけないことに気がつく毎日になっています。この期間中に、MRIをとって、疲労骨折ではなかったです。コンパートメント症候群というのが病名のようです。後、先週、ケッズの院長にはシンスプリントの初期症状は出ているとも言われました。この間までは日常生活の中でもスネが痛みを感じていましたが、超音波治療やロキソニンを飲むなどしているので、日常生活では問題なくなりました。後は、この3連休中に少し走ってみて、スネの様子を見てみようと思っています。まだ完調とは言えませんが、70〜80%ぐらいは治ってきている感覚です。明日も、ケッズに行って、ケアをしてもらえばもう少し良くなる気がしています。来週の練習会には行けたら良いなぁと考えているところです。
故障したことでいろいろ気づくことができたようです。また私の記憶ですが、苅谷さんはもともとスポーツマッサージなどには行かず、セルフケアもほとんどしていなかったようですが、身体の状況をしっかり把握しケアしていくことの重要性にも気づきました。
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故障後の気持ちについても改めて思い出してもらいました。
ウルプロメンバー苅谷さん別大でSUB3達成!!②〜故障からのフォーム改善が一歩目だった 後編 に続きます。