ウルプロメンバー苅谷さん別大でSUB3達成!!①〜故障からのフォーム改善が一歩目だった前編〜 から続く
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故障後の気持ちについても改めて思い出してもらいました。
実際、故障が治り練習会に復帰してからも、調子よく走れたと思うと、痛みが出て走れなくなるを繰り返す状態が続いていました。
走力面では一進一退の状態ですが、メンタル面を含めたら一歩進んで二歩下がる状態だったと思います。
故障する前から苅谷さんのフォームはストライドが大きく特に脛に負担がかかるフォームでしたが、記録も順調に伸びているわけだし、苅谷さんが走りやすいフォームですから、この段階ではあまりアドバイスしませんでした。
苅谷さん自身もそれは望んでいなかったと思います。ただ故障してからは、そのフォームでは再び故障するのが目に浮かぶので、負担の少ない走りをアドバイスするも、その時は苅谷さんの耳にはやはり届きませんでした。
ただ苅谷さんは人の話は全く聞かないという頑固さではなく、自分自身が納得すれば取り入れる柔軟性は持っているので、私の伝え方が足りなかったのだと思っています。
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当時苅谷さんが感じていた正直な気持ちを教えてもらいました。
練習しないと速くなれないし、練習したら痛みが強くなるなど、悩んでる苅谷さんと織田フィールドでたまたま2人になった際にストライドを小さくするようアドバイスをするのではなく、ピッチを上げるようアドバイスしました。そしたら本人が驚くほど楽に走れ、スネへの負担が小さいのを体感したようです。ただこんな力の抜けたフォームでスピードが出るのか半信半疑の苅谷さんにトラックをそのフォームで走ってもらったところ本人の体感以上のペースで走れました。
その後、午後練に参加し、フォーム改善に取り組むようになりました。その過程についてはこちらでも紹介しています。
その後、脚の状態は私もケッズトレーナーの担当者や、苅谷さん自身が驚くくらい急激に良くなってきました。これならつくばマラソンで3時間10分は切れるのではないかと思ったところ、本人からつくばマラソンを走るのはやめますと連絡がありました。日光ウルトラに強行出場した苅谷さんが、今は無理をしないでしっかり治すと決めたのです。
そして年始にエントリーしていた二日間で200km以上走る大会にも出ないことを決めるなど、別大マラソンに向けて準備をしていったのです。
足立フレンドリーで1時間28分台のPBを出した時点でも急激に伸びていましたが、その3週間後のハイテクハーフでは1時間24分台とまたジャンプしました。この時点でsub3いける!と本人も感じたでしょう。
それまで3時間19分台のランナーがsub3を狙うというと、まずは3時間1桁出そうよ。と普通は思いますが、苅谷さんの場合はつくばマラソン時点でその力はありました。そこからの伸びを考えたら十分届くと思いました。
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なぜこれだけ一気に伸びたか?というとシンプルです。
フォーム改善前
練習する→走力アップ→しかし痛みが出る→走れない→太りやすい→走力ダウン→モチベーションダウン
という負のスパイラルを持ち前の気持ちの強さで持ちこたえていました。
フォーム改善後
練習する→走力アップ→痛みが出ない→気持ち良い→走るのが楽しい→練習する→体重が落ちる→さらに楽に走れる→タイムが伸びる→モチベーションアップ
というように変わったのです。
ウルプロメンバー苅谷さん別大でSUB3達成!!③〜別大に向けての調整〜 に続く
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