ルールを教える。リスクを教える。〜トラックでの高校陸上部の練習に危険を感じた〜

これはいずれ事故に繋がると感じたので当該高校関係者の目に触れたら良いと思いここに書きます。関係すると思われる高校に知り合いの先生などおられたらシェアしてください。

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毎週水曜日の14時から織田フィールドを使って練習しています。平日の午後ということもあり、大学生や高校生が多い日もあります。厳しいコーチが高校生と一緒に走りながら大きな声で指導しているのを背中に感じると私が怒られてるようで背筋が伸びます 笑

普段は、一生懸命練習に打ち込む高校生をみて頑張れ!って思っています。

それが今週は様子が違いました。箱根駅伝にも出ている大学の付属高校など含めて4校くらいが練習にきていましたが、指導者の声は聞こえなかったので、いなかったのか、もしくはコーチでなくて引率の先生だけだったのかもしれません。

織田フィールドの一般開放日は安全面からレーンに関してルールがあり利用者は守らねばなりません。例えば1-3レーンは競歩、長距離で、4-7レーンは短距離、8レーンはジョグです。

それが全く守られずに、2から4レーンに学生がたくさん並んでコースを塞ぎ、順にスタートして流しを行なったり、2レーンを走ってゴールすると1レーンに切り込んで急に止まったりと危険な行動をしていました。ぶつかりそうになった何人かの子どもには注意しましたが、余りにも人数が多いので、指導者に注意しようと思うも複数の高校が練習していて、指導者らしき人も分からず、私もメンバーのサポートをしなければならないので、とにかく高校生がどう動いても衝突しないように注意して走りました。

大勢がスパイク履いてすぐ横の2レーンで流しをして1レーンに切り込んでくるので、かなり危険な状況です。

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今回ではありませんが、たまに大学生が「3-5レーンから出ます!」と言ってスタートしたり、3レーンにマークを置いたりしている時は、多分競技場ルールを把握していないのだと思い、伝えるとすぐに分かりました。となりますが、今回のは織田フィールド特有のルールである短距離は4-7レーンということを知らなかったという以前の話なので、その高校の指導者は何を教えているのだろうと心配になってきました。

トラックではコースに入る時、出る時、レーンチェンジする時、そして止まるなどスピードが変わる時が危ないです。それは道路を走る自動車でも同じです。1レーンを走る私たちを2レーンで走りながら流しで抜いていくのだから目に入っているわけですが、抜いた直後に流しが終わるとそこで1レーンに急に入ってくるのだから避けようがない時もあります。

高校生にもなれば、どんな行動をとれば危ないのか想像出来ると思いますが、出来ていないのです。想像力の乏しい人はもちろんいますが、あれだけ人数がいるのだから、上級生が下級生に注意するとか出来ないのかな。とも思いました。

顧問の先生はその辺りをしっかり教えないと必ず事故が起こります。それは小さな事故かもしれないし重大事故かもしれません。

陸上経験のない顧問しかいない高校もあるでしょうが、技術指導は出来なくても安全面の指導は真剣にしなくては自分自身や学校の責任問題となるばかりではなく、将来ある子どもたちの可能性を奪ってしまうことにも繋がります。

念のために書いておきますが、毎週利用していてこんな風に感じたことはありません。近隣の高校陸上部が使用していると思いますが、指導は行き届いています。今週はいつも練習していない高校がいたのか、もしくはたまたま指導者がいなかったのかはよく分かりません。

ただ、事故ってそんな時に起こるのですよね。

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今回はどこまで注意すれば良いのか迷いがありましたが、練習終えてからも、こんな状況ではあの高校生らは加害者にも被害者にもなると心配になりました。私自身もっと伝え方はあったのではないかと反省しました。

例えば引率の顧問が分からなければ、高校生から聞いたっていい。いないならキャプテンに徹底してもらうよう伝えることだって出来たと。

ただルールを守れと注意するというより、その行動がどんな事故に繋がり、自分たちはどうなってしまうのかのリスクを教えるのは、同じ陸上をしている大人の役目だと思います。

こちらは少し状況が違いますが指導者がいない時に起きた死亡事故です。

東京新聞WEB『安全対応 不十分か ハンマー投げ事故』

陸上トラックを安全に使うための基本的事項を昨年書きましたが、これに逸脱すると事故に直結します。

織田フィールドなど陸上トラックを安全に走るために



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