5/30 ウルプロ午後練〜仲間の気づきにヒントを見出す〜後編

5/30 ウルプロ午後練〜仲間の気づきにヒントを見出す〜前編

 

前編より続く

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Fさん

ウルトラシーズンがひと段落して、少しスピードの余裕度を上げたいので、フォームから見直すため参加しました。
最近の投稿で足を降ろす意識というキーワードを自分なりにも、またご参加の皆さんの動きを見ることにより、引き上げとの違いを知ることが出来ました。歩きの時はKさんに腕振りの左右差を指摘して頂き、改めてアップされたスローの動画を見ると、腕振りのタイミングで左肘が引けていないことに気付きました、これは速い動きではあまり気付きづらいポイントだと思います。走練習は、前半、中盤は上半身の力みに注意し、足を降ろす意識で早いピッチを刻む。後半はしっかり苦しみ心肺に刺激を入れること心掛けました。

また、ガーミンのランニングダイナミクスのデーターを見るとかなり右荷重だったことが分かりました。左肘が引けていない分、右骨盤の動きと連動せず、足の力に頼った走りだったのでは?と分析しています。

Kさん

4月末のチャレンジ富士五湖から1ヶ月ほどたち、身体の疲労は抜けてきた実感があるものの、どうもスピード感のある動きが失われているような気がしていたので、午後練で自分のフォームを客観的に感じる機会を持ちたいと参加しました。

足を上げる意識、下ろす意識の最初の練習では、踏み込む意識を思い出しました。皆さんの動きを見ていて、ピッチが変わったので、踏み込む意識を持つとピッチも上がるのかな、と感じました。

その後のウォーキングでは、思ったよりも速く歩く、ということに苦労しました。Iさんには「上体の軸はぶれずに、下半身を動かせている」といったご指摘を頂きましたが、「その割にはスピードが出ないな」と思っていました。自分のイメージと周囲にみてもらうフィードバックはやはり違うようです。

ウィーキング後にAさんが、「準備体操の骨盤まわしの様に上体を引き上げ、肋骨と骨盤の間にスペースを作ると、骨盤が良く動く」と仰っていました。なるほどと思い、直後の400m×2周をしてみると意識せずに180秒でした。90秒/周なので3’45”/kmで走れています。

今までずっと、腰を高くする、というのがうまくいったり、イマイチな感じだったりして、「腰高くってなんだよー??」と思っていましたが、上体とか胸の位置を高く保つ、ということが意識できるとうまくいきました。今まで腰位置だけでコントロールしようとしていたので、ハマったりダメだったりしたようです。

その後の5分間×3×2セットでは、4’10”ペースで走りきれました。まだまだ余裕があリます。何か掴めたような気がします。

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Kさん

動きづくりで、きょうは早歩き。速く歩くためには、腕を振り、骨盤を積極的に動かさないと速くならない。2人で組んで、前の人の動きを後ろで確認する。

トレランでは走れないパートが多く、歩きが重要なポイントになる。速くはもちろんだが、無為にパワーを使わないことも大事。その点留意しながら、走りのフォームと大きく変わりすぎないように注意した。

まずは400m2周。レース明けから約10日。太ももの奥底に筋肉痛は残るが、筋肉的にはもう大丈夫。しかし、体の内部の疲労をまだ引きずっている感じ。この日は仕事の繁忙疲れも相まって、最初の1周、ゆっくりペースなのに息が上がる。無理はできないと気づく。

走練習では、前を走る2人はラクラク走っている。片や自分は息が荒く、足に力が入ってしまう。腕振り、ヒザ前、足を振り下ろす意識…いつもの点検項目を意識して走ると、苦しさは変わらないが、少しずつ持ち直してくる。特にAさんが早歩き練習でコメントしていた、「骨盤を回す練習の時の回旋の位置がちょうどいい」という少し高い位置をイメージすると、足が回転するようになり、リズムがよくなる。この点、Kさんも効果を感じていると、最後の締めで話していた。

動画を見ると、体感の調子よりもうまく走れていた。金曜はレース明け、ようやくメンテナンスの時間を取れそうなので、体の外側の疲労抜きと内側の調子を取り戻していって、徐々にスピード慣れしていきたい。

心なしか、練習中、練習後のコメントが、いままで以上にみなさん正誤関係なく物おじせずできているように思った。新澤さんもおっしゃっていたが、自分の確認が誰かの気づきになる。ここが午後練の醍醐味。いい関係性。きょうも気づきがいっぱい。ありがとうございました。

 

Kさんの100km超トレイル完走について書いた記事の中にも、午後練について触れています。合わせてお読みください。

ウルプロメンバー体調不良や故障を乗り越えて100km超トレイルレース完走 前編

走練習後はトレーニングとともに、自分自身の身体のチェックとストレッチをしながらリラックスした状態で、全員に練習の振り返りをしてもらいます。この時間を私は大事にしています。

練習後にはアスリチューン・スピードキュアを飲んで素早いリカバリーを狙います。

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ランニング雑誌を読むと、サブ3するには月間◯km以上走らねば出来ない。サブ4するには月間○・・・と書いてあるのを見かけますが、アプローチは様々です。私はこのように月間走行距離に縛られない方が良いと思っています。

自分に足りないものを補っていくための練習を積み上げて行った結果、◯kmになるのは良いのですが、目標達成のためには◯km以上走らねばならないと距離を目標にすると、故障やスランプに陥るケースをよく見かけてきました。

また、その距離を走り切ったのに、目標達成に程遠い結果になった時は、自分の場合はもっとたくさんの距離を走らねばならないのだと、距離に追い詰められていき、徐々に走ることが詰まらなくなってしまうこともあります。

ウルプロには、入会後、明らかに走行距離が減ったのに、自己ベスト更新したメンバーは少なくありません。その理由は自分の目標達成に向けて必要な練習が明確になったからです。

もちろんアプローチは様々で、走った距離は裏切らない。とばかりに練習を積んでタイムを伸ばした友人もいます。

ただ、仕事が多忙でそもそも月間300kmなど走る時間が取れない人は少なくないでしょう。時間は作るもんだ。という方もいますが、家族との時間や、睡眠時間を削ってまで走る時間を作るような状況は長くは続かないでしょう。

そのような多忙な環境の方でも、雑誌などの記事を読んで、自分は◯km以上走る時間がないからサブ3は難しい。と諦めるのではなく、自分が置かれた環境の中でどうしたら効率よく力をつけることができるか試行錯誤していく方が楽しいと思います。

私自身、走行距離を増やすのは最後の手段だと思っています。そこまでに出来ることはまだまだたくさんあります。

走った距離は裏切らないという言葉に裏切られ続けてきた方の練習会へのご参加歓迎しております。

ウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。練習会参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



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