チャレンジ富士五湖71kmにチャレンジしたあけみさんは、精進湖1周して野鳥の森エイドに到着した頃は調子が良く入賞できるようなペースで走っていましたが、なぜかそこから逆走し精進湖1周オカワリしてしまいました。その時の記事はこちらです。
チャレンジ富士五湖精進湖二周目を快調に走るあけみさん
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その時は相当悔しかったでしょう。
その悔しさを晴らすためにあけみさんは奥武蔵ウルトラマラソンで結果を出そうとチャレンジ富士五湖翌週から毎週のように奥武蔵を走っていました。
その努力が今回の女子総合6位、年代別3位。そして何より凄いと思うのが男性を含めても58位という順位で走りきったことです。
7時間14分05秒というタイムも素晴らしいタイムです。
速報結果を見るとあけみさんより下に、100kmを8時間、9時間で走るランナーが多数います。
前回の記事でも書いていますが、あけみさんは昨年11月にウルプロに入会するまでの最長距離は10km(タイム56分台)でした。その後3月の初フルで3時間21分で走るまでに急成長しましたが、その時よりさらに成長しているということです。
今回、あけみさんに何点か質問をして回答してもらいました。
□レース展開
願望は7時間切りでしたが、今の走力では厳しいと判断し、目標を7時間10分としました。10km毎のラップタイムは、20kmまで50分毎、そこからは55分で刻み、11時30分(スタートから4時間30分)までに県民の森を折り返すという計画を立てました。
20km地点で、Oさん(様々な大会で上位に入っている女性サブ3ランナーです。)と抜きつ抜かれつをしていたため、これはいけるかもと思い、そのままの調子で突き進みました。レース中は、折り返し地点で時間を確認しただけで、ほとんど時計を見ることなく、気持ちの良いペースで走りました。
激坂は後半の下り坂に備えて、無駄に脚や体力を消耗させないように、骨盤動かしながら早歩きをして進みました。下り坂は力を抜き、身体を休息させて、重力に任せて走りました。残りの10kmくらいから脚が動かなくなりそうでしたが、あとは下るだけと思うと、なんとかなると普段のレースより安心感がありました。鎌北湖を過ぎてから、毛呂山総合公園が見えるまでの2kmは特にきつかったですが、最後まで気持ちと、脚を持たせることが出来ました。
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□ウルプロシャトルランの効果
奥武蔵練習会の激坂800mアタックの最後時間を区切ってシャトルランを繰り返すことで、自分のペースで登りと下りの身体の使い方や、走り方の感覚を繰り返し練習することが出来ました。また、速い人に着いて行くことで、心肺に負荷をかけたペースを身体に覚え込ませることが出来ました。また、見通しのよいカーブで速い人はどのようなコースどりをしているかも分かりました。
□出来たこと、出来なかったこと
私は、レース中はあまり細かいことを考えられず、どちらかというと無心になってしまうため、試走に何度か来てコースや距離感を身体で覚えました。そのため、本番も見覚えのある風景が目に入ると距離感が分かり、体力を温存する所と、出して良い所などが分かりました。また、道が分かれている場所についても、進むべき方向を覚えていたため、止まったり、ブレーキをかけたりせずに自信を持って進めました。
目標タイムより4分少しオーバーしてしまいました。今回の平均ペースは5’39/kmでしたが、レース展開を工夫することで5:30/kmでは行けそうだと思います。特に後半の激坂で自分の弱さに負けないで、歩く時間をもう少し短縮することができたらタイムを縮められたことが反省点です。
また、折り返し地点までは男女別4位でしたが、その後にエイドに立ち寄った際に抜かれて、現状ではそのランナーに追い付く力が無かったことから走力の差を感じました。
それと、ウルトラセミナーやレース前の練習会で、苦しくなったらエイドにいる人に「ありがとう」と声に出して言うといいよと言われたので、それを実行したり、ウルプロメンバーはもちろん、知らないランナーにも「ファイト」と声をかけ合うことで笑顔になり、元気が出ました。すごく大事なことに気付くことが出来ました。
□補給について
今回は、アスリチューン・エナゲイン(通称 赤)をスタート前にとり、レース中はエナゲインと、アスリチューン・ポケットエナジーオレンジ味(通称 白)を5kmごとに交互にとりました。
その他、顔振峠でCNC3粒、復路の激坂前にオルガニクスを1本飲みました。また、脱水予防に電解質パウダーを往路1本、復路1本飲みました。そして、エイドでは毎回水かお茶を飲みました。ポカリと、コーラは交互に水と一緒に飲みました。固形物はメロン2切れと、スイカ1切れ食べただけです。
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□チャレンジ富士五湖の悔しさを払拭できたか
チャレンジ富士五湖で失敗をしてしまったため、奥武蔵では結果を出したいと思いました。チャレンジ富士五湖では初ウルトラマラソンで脚が残っていなかったため、その後奥武蔵まで、週末はロング走で脚を作る練習をしました。練習の甲斐あって、なんとか脚が持ってくれたため、課題は残るものの、大きな失速をすることなくゴールすることが出来ました。
しかし、今の状態で目標である100kmを走る走力はまだ私には無いことが分かったため、来年の100kmチャレンジに向けて練習を積んでいきたいです。
□最後に
先月開催した都内オーバーナイトランでも100km9時間前後のメンバー含めて一番元気だったのはあけみさんでした。フルマラソンもまだまだ速くなりますが、スタミナが凄いので来年チャレンジ予定の野辺山ウルトラ100kmでサブ10デビュー期待してます。
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