昨日は錦糸町のハイアルチリカバリーで低酸素トレーニングをしてきました。
<スポンサーリンク>
低酸素トレーニングをする上で一番大事なことは、安全に行うことです。薄い酸素の中で走るわけですから身体に負荷はかかります。
そのためトレーニング前に血中酸素濃度SPO2や血圧、脈拍など測ってから行い、トレーニング中もSPO2を測定し、下がりすぎていたらしばらく歩いてリカバリーするなどして、無理な負荷はかけないようにしてます。
通常は5分間に1回SPO2を測りますが、空いてる時はスタッフにお願いして、その間も何回か測ってもらっています。その理由は自分の体感と実際の数値を一致させるためです。例えば◯より下がると少しキツくなると思ったら、その時の数値を測って脳にインプットするのです。
また、測定後20秒、30秒後にまた測定して、どれくらいの時間で戻るのか?もチェックしてます。
私は下がっても戻りやすくなってきました。
通常の設定は2200m前後の酸素濃度ですが、最近は3000mを下回らない酸素濃度で設定してもらっていますが、だいぶ慣れてきました。
<スポンサーリンク>
昨日はあることを試しました。
以前JAAFのコーチング研修で競歩の陸連強化コーチと日本代表選手から競歩の動きについてアドバイスいただき、いろいろ参考になることはありました。ただ骨盤を前後だけではなく上下に動かすのは現在では主流だという説明があり、その練習方法や動きを実演してくれましたが、イメージが掴めませんでした。
そもそも私は競歩選手でもなければ競歩の指導者でもありません。その私がこの研修に参加した理由は競歩の動きをランニングフォームに落とし込み効率よく走る動きに繋げたいと思ったからです。
また、その研修から数ヶ月経って今回試した理由は、ウルトラセミナーに参加していただいた、あるランナーと先週月曜日に打ち合わせをした際、いろいろ話が盛り上がり、その方が意識している動きを口頭で教えてもらう中で、競歩研修での話が結びついたのです。
私よりフルマラソンで30分以上速い方が意識的に取り入れでいる動きですから、私も模索してみようと思ったのです。
まず普通に骨盤を前後に動かしてウォーキングをしてアップをしました。時速7kmくらいには簡単に上がります。そこで骨盤を上下にも動かし八の字を描くようにしました。
少し状態に力が入っています。またちょっとカッコ悪いですが、骨盤はスムーズに動きました。
動画だとよく分かります。
ちょっとかっこ悪い動きですが、昨日ハイアルチリカバリーで試したことです。3ヶ月ほど前にJAAFコーチングセミナーで、競歩の日本代表コーチと選手から競歩について理論と実技を教えてもらいました。それまでは競歩の際の骨盤は前後に動かすものと思ってましたが、それでは高校生の県大会でも上位に入れない。今は前後に動かしながらも上下に動かす。と話していましたが、うまく消化出来ませんでした。その後織田フィールドで女性の競歩選手ですごく速い方がいたので、見ると骨盤は上下にも動いていて少しイメージが出来ました。私は競歩に出るつもりはなく、ランニングの動きに繋げたいだけですが、トレッドミルでその動きを意識すると普段は時速7-8kmなのが時速10kmを超えました。ベント二ーなど競歩のルール通りの動きにする意識はありません。またスピードを出そうと上体は力んでいますが、下半身は柔らかく骨盤を左右だけではなく上下にも動かすことが出来ました。この動きをする中で、走りへのヒントもいろいろと見つかってきました。しかし、キロ6切ってあるけるなんて不思議です。https://fun-run.tokyo/blog/2018/06/13/%E8%87%AA%E8%B5%B0%E5%BC%8F%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%81%A7%E5%8B%95%E3%81%8D%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%80%9C%E6%A8%99%E9%AB%983400m%E7%9B%B8%E5%BD%93%E3%81%AE%E4%BD%8E/↑こちらもご参照ください。
ランニングポータルサイト ウルトラランナーへの道さんの投稿 2018年6月12日火曜日
私は競歩をするわけではないので、ベントニーなどルールに基づいた動きにとらわれる必要はなく、効率よく走るためのランニングフォームに繋がればよいのです。
ちなみにこの動きをしたところ、簡単に時速10kmを超えました。歩きでキロ6切るなんてちょっと驚きです。
骨盤を上下することで接地した足に全体重が乗り、しっかり押せるから、逆の脚がスッと前に出るのでしょう。
トレーニングを終えてから、知り合いの競歩コーチに動画を送ってみてもらい、その辺りを質問すると、このようなアドバイスをしていただきました。
『競歩の場合は左右の腰に体重が乗ります。乗った時点でもう接地した瞬間から押し終わっています。よく短距離の選手は競歩から走りのダッシュを入れています。走りも歩きも押す瞬間が大事だと思います。』
競歩の骨盤を上下に動かす理由はやはり押す動作のためでした。
<スポンサーリンク>
このアドバイスをいただく前ですが、トレーニング中にウォーキングからランに移行しましたが、その時も骨盤の動きは前後だけではなく上下にも意識してみました。私は器用ではないので、頭で理解しないと中々身体はついてこないのですが、いつもよりフォームが安定したように感じました。
カットしたキャプチャーを貼り付けます。
動画はこちらです。
先程の競歩の動きを頭に残したまま走ってみました。骨盤を前後に動かすだけではなく、上下の動きも少し加えました。スピードは書きませんが、見た目よりかなり上がっています。3400mの低酸素化ですが、先週よりイメージ通りに動けるようになってきました。少し分かってきましたが、イメージを言語化するにはまだ時間がかかりそうです。とりあえずサロマが終わるまではこれ以上深く考えずに、今無意識に近い状態でも効率的に動けるフォームで走ります。先程のウォーキングの動画をみてアドバイスをいただいた競歩コーチの城田さんありがとうございます。https://fun-run.tokyo/blog/2018/06/13/%E8%87%AA%E8%B5%B0%E5%BC%8F%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%81%A7%E5%8B%95%E3%81%8D%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%80%9C%E6%A8%99%E9%AB%983400m%E7%9B%B8%E5%BD%93%E3%81%AE%E4%BD%8E/↑こちらもご参照ください。
ランニングポータルサイト ウルトラランナーへの道さんの投稿 2018年6月12日火曜日
動画を見ると比較的ゆっくりに見えますが、結構スピードは上がっています。でもいつもより楽に身体が動きました。
まだ、どう動いたのかを言語化出来ない程度ですが、言語化できるよう試行錯誤してみます。
ただ、サロマ湖が近いので、それが終わるまではこの動作は意識しないで現時点身体に馴染んでいる動きで走ります。
サロマのゼッケンは登録の部で83番目です。少なくともこの番号に負けないよう頑張ってきます。
ハイアルチリカバリーには私の記事を読んでたくさんの方が来ていただいてるとスタッフから教えていただきました。
低酸素トレーニングはまだまだ研究成果や実証データの少ない分野ですが、友人のドクターランナーにも相談しつついろいろ模索していきます。
まだ、ハイアルチリカバリーに行かれたことがない方は、自走式トレッドミルもフォーム作りには効率的ですので是非試してみてください。
詳細はこちらにお問い合わせください。
こちらには話題のモルテンドリンクも販売しております。